JPH07290962A - 開閉扉 - Google Patents
開閉扉Info
- Publication number
- JPH07290962A JPH07290962A JP6091996A JP9199694A JPH07290962A JP H07290962 A JPH07290962 A JP H07290962A JP 6091996 A JP6091996 A JP 6091996A JP 9199694 A JP9199694 A JP 9199694A JP H07290962 A JPH07290962 A JP H07290962A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- hinge
- opening
- weight
- detecting means
- Prior art date
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- Pending
Links
- 230000005484 gravity Effects 0.000 claims abstract description 14
- 238000013459 approach Methods 0.000 claims description 4
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 10
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 7
- 230000012447 hatching Effects 0.000 description 3
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 2
- 230000001174 ascending effect Effects 0.000 description 1
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05Y—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
- E05Y2900/00—Application of doors, windows, wings or fittings thereof
- E05Y2900/50—Application of doors, windows, wings or fittings thereof for vehicles
- E05Y2900/53—Type of wing
- E05Y2900/546—Tailboards, tailgates or sideboards opening upwards
Landscapes
- Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 広い温度範囲で、扉を開くとき、あるいは閉
じるときに重くならないようにする。 【構成】 上部に取付けられたヒンジの軸まわりに回動
して開閉する扉本体の重量を支持するダンパ手段を備
え、扉本体にその重心位置を変更できる可動おもりを取
付け、電動手段によりこの可動おもりを開扉状態でその
重心位置がヒンジに近づき、閉扉状態でその重心位置が
ヒンジから遠ざかるように移動させる。 【効果】 温度が高くなったときに扉が重くならないよ
うにすることができ、温度が低くなってもダンパ手段に
より扉を支持することができるので、ダンパ手段を小型
にするとともに、配置スペースを小さくすることが可能
となり、さらに積荷空間の自由度を大きくすることがで
きる。
じるときに重くならないようにする。 【構成】 上部に取付けられたヒンジの軸まわりに回動
して開閉する扉本体の重量を支持するダンパ手段を備
え、扉本体にその重心位置を変更できる可動おもりを取
付け、電動手段によりこの可動おもりを開扉状態でその
重心位置がヒンジに近づき、閉扉状態でその重心位置が
ヒンジから遠ざかるように移動させる。 【効果】 温度が高くなったときに扉が重くならないよ
うにすることができ、温度が低くなってもダンパ手段に
より扉を支持することができるので、ダンパ手段を小型
にするとともに、配置スペースを小さくすることが可能
となり、さらに積荷空間の自由度を大きくすることがで
きる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の上下開閉扉と
して利用する。本発明は、自動車の後部に取付けられる
扉に利用するに適する。本発明は、トランクあるいは荷
物室の荷物を積み下ろしするための開閉扉として利用す
るに適する。
して利用する。本発明は、自動車の後部に取付けられる
扉に利用するに適する。本発明は、トランクあるいは荷
物室の荷物を積み下ろしするための開閉扉として利用す
るに適する。
【0002】
【従来の技術】ワンボックス・カーその他自動車の後部
車体上部に取付けられたヒンジの軸まわりに回動し手操
作により上下に開閉される扉には、扉本体を支持する腕
木が設けられ、その腕木にはダンパ手段が組み込まれて
いる。ダンパ手段はうずまきバネによっても実現できる
が、多くは気体または液体を充填したシリンダ構造のも
のが利用されている。
車体上部に取付けられたヒンジの軸まわりに回動し手操
作により上下に開閉される扉には、扉本体を支持する腕
木が設けられ、その腕木にはダンパ手段が組み込まれて
いる。ダンパ手段はうずまきバネによっても実現できる
が、多くは気体または液体を充填したシリンダ構造のも
のが利用されている。
【0003】この構造では、扉が全開状態になったとき
にそのばね力により扉の重量を支持して、人が手を離し
ても扉が降りてくることがないような構造になってい
る。すなわち、人が扉を開くときには扉本体を途中まで
手で持ち上げると、ダンパ手段のばね力が作用して自動
的に扉が全開位置に達する。また、扉を閉じるときには
そのダンパ手段のばね力に抗して扉を引下げ全閉ロック
位置まで押しつける。
にそのばね力により扉の重量を支持して、人が手を離し
ても扉が降りてくることがないような構造になってい
る。すなわち、人が扉を開くときには扉本体を途中まで
手で持ち上げると、ダンパ手段のばね力が作用して自動
的に扉が全開位置に達する。また、扉を閉じるときには
そのダンパ手段のばね力に抗して扉を引下げ全閉ロック
位置まで押しつける。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記構造は便利な構造
であり広く用いられているが、ダンパ手段とくに流体ダ
ンパはその温度によりそのばね力が変わる欠点がある。
一般にダンパ手段は温度が低くなるとばね力が弱くな
る。したがって、温度のきわめて低い状態でも扉本体の
重量を十分に支えることができるように設計される。そ
うすると、温度が高いときにはばね力が強くなっている
ので、扉を閉じようとするときに大きい力が要ることに
なり、利用者にとっては扉が重くて閉まりにくいという
ことになる。
であり広く用いられているが、ダンパ手段とくに流体ダ
ンパはその温度によりそのばね力が変わる欠点がある。
一般にダンパ手段は温度が低くなるとばね力が弱くな
る。したがって、温度のきわめて低い状態でも扉本体の
重量を十分に支えることができるように設計される。そ
うすると、温度が高いときにはばね力が強くなっている
ので、扉を閉じようとするときに大きい力が要ることに
なり、利用者にとっては扉が重くて閉まりにくいという
ことになる。
【0005】設計ではこの調和をとるようにばね力が設
定されるが、使用温度範囲を−30℃から+40℃まで
とると、その全温度範囲で上記の動作を有効に作用させ
ることは困難になる。従来技術では広い温度範囲で特性
を満足させるためには、流体ダンパそのものを大型のも
のにして温度が低い状態でも大きいばね力が得られるよ
うな設計が採られている。したがって、ダンパ手段のた
めに大きい配置スペースを必要とすることになり、積荷
空間に制約を与えることになる。
定されるが、使用温度範囲を−30℃から+40℃まで
とると、その全温度範囲で上記の動作を有効に作用させ
ることは困難になる。従来技術では広い温度範囲で特性
を満足させるためには、流体ダンパそのものを大型のも
のにして温度が低い状態でも大きいばね力が得られるよ
うな設計が採られている。したがって、ダンパ手段のた
めに大きい配置スペースを必要とすることになり、積荷
空間に制約を与えることになる。
【0006】本発明はこのような背景に行われたもので
あって、温度が高いときにも扉が重くなることがなく、
温度が低いときにもダンパ手段により扉を支えることが
できるような開閉扉を提供することを目的とする。本発
明は、広い温度範囲で扉が全開時にダンパ手段により支
えられ、閉じるときに重くなることがない開閉扉を提供
することを目的とする。本発明はダンパ手段を小型にし
配置スペースを小さくし積荷空間の自由度を大きくする
ことを目的とする。
あって、温度が高いときにも扉が重くなることがなく、
温度が低いときにもダンパ手段により扉を支えることが
できるような開閉扉を提供することを目的とする。本発
明は、広い温度範囲で扉が全開時にダンパ手段により支
えられ、閉じるときに重くなることがない開閉扉を提供
することを目的とする。本発明はダンパ手段を小型にし
配置スペースを小さくし積荷空間の自由度を大きくする
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、自動車の後部
に取付けられ、温度変化に影響されることなく小さな力
で開閉することができる扉に関するもので、上部に取付
けられたヒンジの軸まわりに回動して開閉する扉本体
と、全開時にその扉本体の重量を支持するダンパ手段と
を備えた開閉扉において、前記扉本体にその重心位置を
変更できる可動おもりが取付けられ、開扉状態でその重
心位置が前記ヒンジに近づき閉扉状態でその重心位置が
前記ヒンジから遠ざかるように前記可動おもりを移動さ
せる電動手段を備えたことを特徴とする。
に取付けられ、温度変化に影響されることなく小さな力
で開閉することができる扉に関するもので、上部に取付
けられたヒンジの軸まわりに回動して開閉する扉本体
と、全開時にその扉本体の重量を支持するダンパ手段と
を備えた開閉扉において、前記扉本体にその重心位置を
変更できる可動おもりが取付けられ、開扉状態でその重
心位置が前記ヒンジに近づき閉扉状態でその重心位置が
前記ヒンジから遠ざかるように前記可動おもりを移動さ
せる電動手段を備えたことを特徴とする。
【0008】前記電動手段は、前記おもりを駆動する電
動機と、扉が全開状態にあることを検出する第一検出手
段と、扉が全閉状態にあることを検出する第二検出手段
と、この第一検出手段が全開状態から非全開状態に移行
したときに前記おもりを前記ヒンジから遠い方向に移動
させ前記第二検出手段が全閉状態から非全閉状態に移行
したときに前記おもりを前記ヒンジに近い方向に移動さ
せるように前記電動機に供給する電流を制御する制御手
段とを含むことが望ましく、前記第一検出手段および前
記第二検出手段はそれぞれ開閉スイッチを用いることが
できる。
動機と、扉が全開状態にあることを検出する第一検出手
段と、扉が全閉状態にあることを検出する第二検出手段
と、この第一検出手段が全開状態から非全開状態に移行
したときに前記おもりを前記ヒンジから遠い方向に移動
させ前記第二検出手段が全閉状態から非全閉状態に移行
したときに前記おもりを前記ヒンジに近い方向に移動さ
せるように前記電動機に供給する電流を制御する制御手
段とを含むことが望ましく、前記第一検出手段および前
記第二検出手段はそれぞれ開閉スイッチを用いることが
できる。
【0009】
【作用】扉が全開状態から非全開状態に移行したときに
は、可動おもりがヒンジから遠い方向に移動するように
電動機を駆動する。この可動おもりの移動によってヒン
ジとの扉重心との距離が大きくなり、扉を閉じるに要す
る力を小さくする。また、扉が全閉状態から非全閉状態
に移行したときには、可動おもりがヒンジに近い方向に
移動するように電動機を駆動する。可動おもりがヒンジ
側に近づくに伴って扉を開けるに要する力を小さくす
る。
は、可動おもりがヒンジから遠い方向に移動するように
電動機を駆動する。この可動おもりの移動によってヒン
ジとの扉重心との距離が大きくなり、扉を閉じるに要す
る力を小さくする。また、扉が全閉状態から非全閉状態
に移行したときには、可動おもりがヒンジに近い方向に
移動するように電動機を駆動する。可動おもりがヒンジ
側に近づくに伴って扉を開けるに要する力を小さくす
る。
【0010】これにより、広い温度範囲で、扉を開く操
作、あるいは扉を閉める操作を小さな力で行うことがで
き、したがって大きなダンパ手段が不要となり、配置ス
ペースを小さくして積荷空間の自由度を大きくすること
ができる。
作、あるいは扉を閉める操作を小さな力で行うことがで
き、したがって大きなダンパ手段が不要となり、配置ス
ペースを小さくして積荷空間の自由度を大きくすること
ができる。
【0011】
【実施例】次に、本発明実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は本発明実施例の回路構成を示す図、図2は本
発明実施例の構成を示す側面図、図3は本発明実施例の
構成を示す一部破断背面図、図4は本発明実施例におけ
る可動おもりおよび電動手段の構成を示す斜視図であ
る。
る。図1は本発明実施例の回路構成を示す図、図2は本
発明実施例の構成を示す側面図、図3は本発明実施例の
構成を示す一部破断背面図、図4は本発明実施例におけ
る可動おもりおよび電動手段の構成を示す斜視図であ
る。
【0012】本発明実施例は、上部に取付けられたヒン
ジ1の軸まわりに回動して開閉する扉本体2と、全開時
にその扉本体2の重量を支持するダンパ手段3とを備
え、さらに、本発明の特徴として、扉本体2にその重心
位置を変更できる可動おもり4が取付けられ、開扉状態
でその重心位置がヒンジ1に近づき、閉扉状態でその重
心位置がヒンジ1から遠ざかるように可動おもり4を移
動させる電動手段5を備える。
ジ1の軸まわりに回動して開閉する扉本体2と、全開時
にその扉本体2の重量を支持するダンパ手段3とを備
え、さらに、本発明の特徴として、扉本体2にその重心
位置を変更できる可動おもり4が取付けられ、開扉状態
でその重心位置がヒンジ1に近づき、閉扉状態でその重
心位置がヒンジ1から遠ざかるように可動おもり4を移
動させる電動手段5を備える。
【0013】電動手段5は、可動おもり4を駆動する電
動機6と、扉本体2が全開状態にあることを検出する第
一検出手段7と、扉本体2が全閉状態にあることを検出
する第二検出手段8と、この第一検出手段7が全開状態
から非全開状態に移行したときに可動おもり4をヒンジ
1から遠い方向に移動させ、第二検出手段8が全閉状態
から非全閉状態に移行したときに可動おもり4をヒンジ
1に近い方向に移動させるように電動機6に供給する電
流を制御する制御手段9とを含む。この制御手段9には
メモリ10が接続される。
動機6と、扉本体2が全開状態にあることを検出する第
一検出手段7と、扉本体2が全閉状態にあることを検出
する第二検出手段8と、この第一検出手段7が全開状態
から非全開状態に移行したときに可動おもり4をヒンジ
1から遠い方向に移動させ、第二検出手段8が全閉状態
から非全閉状態に移行したときに可動おもり4をヒンジ
1に近い方向に移動させるように電動機6に供給する電
流を制御する制御手段9とを含む。この制御手段9には
メモリ10が接続される。
【0014】第一検出手段7および第二検出手段8はそ
れぞれ開閉スイッチにより構成される。また、電動機6
には、図4に示すように、可動おもり4およびガイドプ
レート11が固定され、その回転軸にはピニオン12が
直結される。ガイドプレート11は2本のガイドレール
13に上下に摺動自在に係合され、ピニオン12は一方
のガイドレール13に沿って配置されたラック14に噛
合され、電動機6の正転または逆転により上昇または下
降動作を行う。
れぞれ開閉スイッチにより構成される。また、電動機6
には、図4に示すように、可動おもり4およびガイドプ
レート11が固定され、その回転軸にはピニオン12が
直結される。ガイドプレート11は2本のガイドレール
13に上下に摺動自在に係合され、ピニオン12は一方
のガイドレール13に沿って配置されたラック14に噛
合され、電動機6の正転または逆転により上昇または下
降動作を行う。
【0015】さらに、ガイドレール13の上端部には電
動機6が上昇端に達したときに電流の供給を遮断する第
一リミットスイッチ15が設けられ、その下端部には電
動機6が下降端に達したときに電流の供給を遮断する第
二リミットスイッチ16が設けられる。
動機6が上昇端に達したときに電流の供給を遮断する第
一リミットスイッチ15が設けられ、その下端部には電
動機6が下降端に達したときに電流の供給を遮断する第
二リミットスイッチ16が設けられる。
【0016】次に、このように構成された本発明実施例
の動作について説明する。図5は本発明実施例における
制御手段の制御動作の流れを示す流れ図、図6(a)は
本発明実施例における可動おもりが上昇端に達したとき
の状態を示す図、(b)は可動おもりが下降端に達した
ときの状態を示す図、図7は扉開閉に要する操作力を示
す図である。
の動作について説明する。図5は本発明実施例における
制御手段の制御動作の流れを示す流れ図、図6(a)は
本発明実施例における可動おもりが上昇端に達したとき
の状態を示す図、(b)は可動おもりが下降端に達した
ときの状態を示す図、図7は扉開閉に要する操作力を示
す図である。
【0017】扉本体2が全開状態から閉じる方向に移動
すると、開閉スイッチで構成された第一検出手段7がO
FF状態となって全開状態から非全開状態になったこと
を検出し、その検出出力が制御手段9に出力される。こ
のとき可動おもり4は図6(a)に示すように上昇端に
あり、ヒンジ1の中心P0 に対し扉本体2の重心位置P
1 は短い距離L1 にある。
すると、開閉スイッチで構成された第一検出手段7がO
FF状態となって全開状態から非全開状態になったこと
を検出し、その検出出力が制御手段9に出力される。こ
のとき可動おもり4は図6(a)に示すように上昇端に
あり、ヒンジ1の中心P0 に対し扉本体2の重心位置P
1 は短い距離L1 にある。
【0018】第一検出手段7からの検出出力を受けた制
御手段9は、電動機6に負電流を供給し可動おもり4を
下降させる方向に駆動する。電動機6の駆動に伴って、
図4に示すように、その回転軸に直結されラック14に
噛合されているピニオン12が回転し、電動機6および
この電動機6に取付けられている可動おもり4を下降さ
せる。この下降動作は電動機6に固定されたガイドプレ
ート11が係合しているガイドレール13に沿って行わ
れ、電動機6が第二リミットスイッチ16に当接したと
きに電流の供給が遮断され下降動作は停止される。
御手段9は、電動機6に負電流を供給し可動おもり4を
下降させる方向に駆動する。電動機6の駆動に伴って、
図4に示すように、その回転軸に直結されラック14に
噛合されているピニオン12が回転し、電動機6および
この電動機6に取付けられている可動おもり4を下降さ
せる。この下降動作は電動機6に固定されたガイドプレ
ート11が係合しているガイドレール13に沿って行わ
れ、電動機6が第二リミットスイッチ16に当接したと
きに電流の供給が遮断され下降動作は停止される。
【0019】このように、扉本体2を閉じようとしたと
きに、可動おもり4が図6(b)に示すように下降端に
移動するので、ヒンジ1の中心と扉本体2の重心位置P
2 との距離L2 が長くなる。そのために、扉本体2を引
き下ろすために要する力は、図7に示すように、従来は
a1 の位置に達するまで大きな力(破線ハッチング部
分)を加えなければならなかったものが、a2 の距離
(a1 >a2 )までに小さな力(実線ハッチング部分)
を加えるだけで扉本体2を全閉状態にすることができ
る。可動おもり4が下降端に達する前に扉本体2が強制
的に閉じられても遅れた状態で同様の動作が行われる。
きに、可動おもり4が図6(b)に示すように下降端に
移動するので、ヒンジ1の中心と扉本体2の重心位置P
2 との距離L2 が長くなる。そのために、扉本体2を引
き下ろすために要する力は、図7に示すように、従来は
a1 の位置に達するまで大きな力(破線ハッチング部
分)を加えなければならなかったものが、a2 の距離
(a1 >a2 )までに小さな力(実線ハッチング部分)
を加えるだけで扉本体2を全閉状態にすることができ
る。可動おもり4が下降端に達する前に扉本体2が強制
的に閉じられても遅れた状態で同様の動作が行われる。
【0020】扉本体2が全閉状態になると、開閉スイッ
チで構成された第二検出手段8がOFF状態となって全
閉状態を検出し、その検出出力が制御手段9に出力され
る。制御手段9は電動機6に正電流を供給し可動おもり
4を上昇させる。この上昇動作は電動機6の回転方向が
異なるだけで、下降動作と同様にピニオン12がラック
14上を回転し、ガイドプレート11がガイドレール1
3に沿って移動することによって行われる。電動機6が
可動おもりを上昇端まで上昇させると、第一リミットス
イッチ15に当接して電流供給回路がOFF状態となり
電動機6の駆動が停止される。このとき第二検出手段8
はOFF状態となる。
チで構成された第二検出手段8がOFF状態となって全
閉状態を検出し、その検出出力が制御手段9に出力され
る。制御手段9は電動機6に正電流を供給し可動おもり
4を上昇させる。この上昇動作は電動機6の回転方向が
異なるだけで、下降動作と同様にピニオン12がラック
14上を回転し、ガイドプレート11がガイドレール1
3に沿って移動することによって行われる。電動機6が
可動おもりを上昇端まで上昇させると、第一リミットス
イッチ15に当接して電流供給回路がOFF状態となり
電動機6の駆動が停止される。このとき第二検出手段8
はOFF状態となる。
【0021】扉本体2が開扉動作により全閉状態から非
全閉状態に移行すると、第二検出手段8がON状態とな
りその検出出力が制御手段9に出力され、さらに、扉本
体2が全開状態になったときに、第一検出手段7がON
状態となってその検出出力が制御手段9に出力される。
この開扉動作が行われているときは、すでに可動おもり
4が上昇端にあるので、制御手段9による制御動作は行
われないが、可動おもり4が図6(a)に示すように上
昇端にあることから、ヒンジ1と扉本体2の重心位置P
1 と距離L1 が短くなっているために、開扉に要する人
為的に必要とする力は図7に示すように、従来はb1 の
距離に達するまでに大きな力(破線ハッチング部分)を
加えなければならなかったものが、b2 の距離(b1 >
b2 )までに小さな力(実線ハッチング部分)を加える
だけで扉本体2を全開状態にすることができる。
全閉状態に移行すると、第二検出手段8がON状態とな
りその検出出力が制御手段9に出力され、さらに、扉本
体2が全開状態になったときに、第一検出手段7がON
状態となってその検出出力が制御手段9に出力される。
この開扉動作が行われているときは、すでに可動おもり
4が上昇端にあるので、制御手段9による制御動作は行
われないが、可動おもり4が図6(a)に示すように上
昇端にあることから、ヒンジ1と扉本体2の重心位置P
1 と距離L1 が短くなっているために、開扉に要する人
為的に必要とする力は図7に示すように、従来はb1 の
距離に達するまでに大きな力(破線ハッチング部分)を
加えなければならなかったものが、b2 の距離(b1 >
b2 )までに小さな力(実線ハッチング部分)を加える
だけで扉本体2を全開状態にすることができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、広
い温度範囲で、扉を開くとき、あるいは閉じるときに重
くならないようにすることができ、これによりダンパ手
段を小型にするとともに、配置スペースを小さくするこ
とが可能となり、積荷空間の自由度を大きくすることが
できる効果がある。
い温度範囲で、扉を開くとき、あるいは閉じるときに重
くならないようにすることができ、これによりダンパ手
段を小型にするとともに、配置スペースを小さくするこ
とが可能となり、積荷空間の自由度を大きくすることが
できる効果がある。
【図1】本発明実施例の回路構成を示す図。
【図2】本発明実施例の構成を示す側面図。
【図3】本発明実施例の構成を示す背面図。
【図4】本発明実施例における可動おもりおよび電動手
段の構成を示す斜視図。
段の構成を示す斜視図。
【図5】本発明実施例における制御手段の制御動作の流
れを示す流れ図。
れを示す流れ図。
【図6】(a)は本発明実施例における可動おもりが上
昇端に達したときの状態を示す図、(b)は可動おもり
が下降端に達したときの状態を示す図。
昇端に達したときの状態を示す図、(b)は可動おもり
が下降端に達したときの状態を示す図。
【図7】扉開閉に要する操作力を示す図。
1 ヒンジ 2 扉本体 3 ダンパ手段 4 可動おもり 5 電動手段 6 電動機 7 第一検出手段 8 第二検出手段 9 制御手段 10 メモリ 11 ガイドプレート 12 ピニオン 13 ガイドレール 14 ラック 15 第一リミットスイッチ 16 第二リミットスイッチ
Claims (3)
- 【請求項1】 上部に取付けられたヒンジの軸まわりに
回動して開閉する扉本体と、全開時にその扉本体の重量
を支持するダンパ手段とを備えた開閉扉において、 前記扉本体にその重心位置を変更できる可動おもりが取
付けられ、開扉状態でその重心位置が前記ヒンジに近づ
き閉扉状態でその重心位置が前記ヒンジから遠ざかるよ
うに前記可動おもりを移動させる電動手段を備えたこと
を特徴とする開閉扉。 - 【請求項2】 前記電動手段は、前記おもりを駆動する
電動機と、扉が全開状態にあることを検出する第一検出
手段と、扉が全閉状態にあることを検出する第二検出手
段と、この第一検出手段が全開状態から非全開状態に移
行したときに前記おもりを前記ヒンジから遠い方向に移
動させ前記第二検出手段が全閉状態から非全閉状態に移
行したときに前記おもりを前記ヒンジに近い方向に移動
させるように前記電動機に供給する電流を制御する制御
手段とを含む請求項1記載の開閉扉。 - 【請求項3】 前記第一検出手段および前記第二検出手
段はそれぞれ開閉スイッチである請求項2記載の開閉
扉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6091996A JPH07290962A (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 開閉扉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6091996A JPH07290962A (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 開閉扉 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07290962A true JPH07290962A (ja) | 1995-11-07 |
Family
ID=14042048
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6091996A Pending JPH07290962A (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 開閉扉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07290962A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102007049492A1 (de) * | 2007-10-16 | 2009-04-23 | Volkswagen Ag | Klappenartiges Bauteil für ein Fahrzeug, insbesondere eine Kraftfahrzeug-Heckklappe |
KR101338622B1 (ko) * | 2009-01-23 | 2013-12-06 | 브로제 파초이크타일레 게엠바하 운트 콤파니 케이지, 할스타드 | 자동차의 변위 요소의 전동 변위를 위한 드라이브 조립체 |
-
1994
- 1994-04-28 JP JP6091996A patent/JPH07290962A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102007049492A1 (de) * | 2007-10-16 | 2009-04-23 | Volkswagen Ag | Klappenartiges Bauteil für ein Fahrzeug, insbesondere eine Kraftfahrzeug-Heckklappe |
DE102007049492B4 (de) | 2007-10-16 | 2018-05-30 | Volkswagen Ag | Klappenartiges Bauteil für ein Fahrzeug, insbesondere eine Kraftfahrzeug-Heckklappe |
KR101338622B1 (ko) * | 2009-01-23 | 2013-12-06 | 브로제 파초이크타일레 게엠바하 운트 콤파니 케이지, 할스타드 | 자동차의 변위 요소의 전동 변위를 위한 드라이브 조립체 |
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