JPH072907U - 送り装置 - Google Patents

送り装置

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JPH072907U
JPH072907U JP3963393U JP3963393U JPH072907U JP H072907 U JPH072907 U JP H072907U JP 3963393 U JP3963393 U JP 3963393U JP 3963393 U JP3963393 U JP 3963393U JP H072907 U JPH072907 U JP H072907U
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JP
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nut
slider
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screw
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JP3963393U
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English (en)
Inventor
芳暢 千葉
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Tokyo Seimitsu Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Seimitsu Co Ltd
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Publication date
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  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品加工精度や摩耗により送りネジと送
りナットとの間にネジの遊びが発生しても、送りのバッ
クラッシュの小さい送り装置を安価に提供する。 【構成】 スライドベース11と、スライドベース
11に沿って移動可能なスライダ12と、送りネジ14
と、送りナット15と、継手20とを備え、送りネジ1
4を回転させることによってスライダ12を移動させる
送り装置において、送りネジ14に予圧ナット16を取
付けるとともに予圧ナット16と送りナット15との間
に圧縮バネ17を嵌装し、予圧ナット16に回り止めア
ーム24を取付けて揺動量をスライドベース11の上面
11bとの隙間25で調整する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は送り装置に係わり、特に表面粗さ測定機および輪郭形状測定機(以下 、まとめて「表面粗さ形状測定機」という。)での使用に適した送り装置に関す る。
【0002】
【従来の技術】
表面粗さ形状測定機では、被測定物(以下、「ワーク」という。)の表面に触 針を接触させた上で触針を移動してワーク表面の変化を検出する。図4は一般的 な表面粗さ測定機の構成を、図5は一般的な表面輪郭形状測定機の構成を表す図 である。 図4において、40はワーク、44は検出手段、45は検出手段に取付けられ た触針、43は検出手段44の送り装置、42は送り装置43を支持するコラム 、41は測定機のベースであり、送り装置43に支持された検出手段44の触針 45がワーク40の表面に沿って移動する。触針45がワーク40の表面に沿っ て移動したときの接触位置の変化が表面粗さを表わす。 また、図5においても同様に、50はワーク、54は検出手段、55は検出手 段に取付けられた触針、53は検出手段54の送り装置、52は送り装置53を 支持するコラム、51は測定機のベースであり、送り装置53に支持された検出 手段54の触針55がワーク50の表面に沿って移動する。触針55がワーク5 0の表面に沿って移動したときの接触位置の変化が輪郭形状を表わす。
【0003】 図6は送り装置43または53の従来のものの内部の詳細図である。図7は図 6の4−4断面図であり、中心線5−5に対し左右はほぼ同一である。ただし、 駆動モータや減速装置等は省略している。 63は検出手段44または54を支持する移動ブロックであり、スライダ62 に固定されスライダ62とともに移動する。スライダ62はスライドベース61 の摺動面61aを図6の左右方向(図7の前後方向)に摺動可能になっている (ガイド機構の詳細は省略)。スライダ62には継手66の両端がブロック67 ,67を介して図6の手前と奥側の2個所で固定されており、継手66の中央付 近は送りナット65に回止めアーム68によって固定されている。
【0004】 また、送りナット65は送りネジ64に取付けられるとともに回止めアーム6 8によって揺動が規制されているため、送りネジ64の回転によって図6の左右 方向(図7の前後方向)に移動する。なお、送りナット65の揺動量は回止めア ーム68とスライドベース61の上面61bとの隙間69を調整ネジ68aおよ び68bを用いて調整することにより行なうが、スライドベース61の上面61 bはスライダ62用の摺動面61aと同程度の精度に加工されており隙間69を 小さくすることが容易であるため、送りナット65の揺動量は使用上無視できる 程度に小さくすることができる。
【0005】 このように構成された送り装置を組み込んだ表面粗さ形状測定機でワーク40 または50の表面粗さ形状を測定する場合、送りネジ64を回転すると送りナッ ト65が移動し継手66を介してスライダ62が移動する。その結果、移動ブロ ック63が移動し検出手段44または54が移動してワーク40または50の表 面粗さ形状を測定する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、送りネジ64と送りナット65とでネジピッチ等に違いがある と送りネジ64と送りナット65との間に遊びが出来、送りにバックラッシュが 発生する。送りにバックラッシュがあると、送り方向によって触針45または5 5の位置に差が生じるため正確な粗さ形状の測定ができない。そのため、送りネ ジ64と送りナット65のネジピッチ等を組合わせ毎に正確に合わせる必要があ る。 従って、部品加工の価格が上がるともに、送りネジと送りナットの摩耗等によ り正確な送りを長期間維持することが難しいという問題がある。
【0006】 また、送りネジと送りナットとの間の遊びを除く方法として予圧ナットを組み 合わせる方法が従来から採用されている。図8と図9に2つの例を示した。 図8の方法は、送りナット72と予圧ナット73にスペーサ74を入れ、送り ネジ71と送りナット72および予圧ナット73との間の遊びが無くなるように スペーサ74の厚さを決める。これにより、図8では送りネジ71と送りナット 72が75と76の2点で接し遊びが無くなっている。 図9の方法は、送りナット82と予圧ナット83の間に圧縮バネ等の弾性部材 84を入れるとともに予圧ナット83が揺動しないように回止め85を設ける。 図9では送りネジ81と送りナット82および予圧ナット83が86と87の2 点で接し遊びが無くなっている。
【0007】 しかしながら、図8の方法は送りネジのネジピッチの変動を吸収できないため ボールネジのようにネジとナットの間にあるボールの弾性変形で吸収できる場合 にしか採用できないという問題がある。また、図9の方法は回止め85と係合す る溝88との間の隙間89を小さくするのは通常の加工では困難であるとともに 組立後に隙間89を調整することもできないため、バックラッシュを小さくでき ないという問題がある。
【0008】 本考案はこのような事情に鑑みてなされたもので、部品加工精度や摩耗により 送りネジと送りナットとの間のネジの遊びが発生しても、送りのバックラッシュ の小さい送り装置を安価に提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前記目的を達成するために、スライドベースと、スライドベースに 沿って移動可能なスライダと、送りネジと、送りネジに揺動しないように取付け られ送りネジの回転に応じて移動する送りナットと、送りナットの動きをスライ ダに伝える継手とを備え、前記送りネジを回転させることによって前記スライダ を移動させる送り装置において、前記送りネジに取付けられた予圧ナットと、予 圧ナットの揺動を規制するとともにその揺動量を前記スライドベースの上面との 隙間で調整する回止めアームと、予圧ナットと前記送りナットの間に設けられた 圧縮バネとを備えたことを特徴とする。
【0010】
【作用】
本考案によれば、送りネジに予圧ナットを設け送りナットとの間に圧縮バネを 設けた。さらに予圧ナットが揺動しないように回止めアームを設けるとともに予 圧ナットの揺動量を小さく調整できるようにした。従って、部品加工精度や摩耗 により送りネジと送りナットとの間のネジピッチに変動があっても、送りのバッ クラッシュの小さい送り装置を安価に提供することができる。
【0011】
【実施例】
以下添付図面に従って本考案に係る送り装置について詳述する。図1には送り 装置内部の詳細図である。図2は図1の断面図で中心線3−3の左側は送りナッ ト部分(図1の1−1断面)が、右側は予圧ナット部分(図1の2−2断面)が 示されている。また、図3には送りナットと予圧ナット部分の拡大図が示されて いる。
【0012】 図1と図2において、13は検出手段(図4の44または図5の54)を支持 する移動ブロックであり、スライダ12に固定されスライダ12とともに移動す る。スライダ12はスライドベース11の摺動面11aを図1の左右方向(図2 の前後方向)に摺動可能になっている(ガイド機構の詳細は省略)。スライダ1 2には継手20の両端がブロック21,21を介して図1の手前と奥側の2個所 で固定されており、継手20の中央付近は送りナット15に回止めアーム22に よって固定されている。
【0013】 また、送りナット15は送りネジ14に取付けられるとともに回止めアーム2 2によって揺動が規制されているため、送りネジ14の回転によって図1の左右 方向(図2の前後方向)に移動する。なお、送りナット15の揺動量は回止めア ーム22とスライドベース11の上面11bとの隙間23を調整ネジ22aおよ び22bを用いて調整することにより行なうが、スライドベース11の上面11 bはスライダ12用の摺動面11aと同程度の精度に加工されており隙間23を 小さくすることが容易であるため、送りナット15の揺動量は使用上無視できる 程度に小さくすることができる。
【0014】 さらに、送りネジ14には予圧ナット16が取付けられていて、予圧ナット1 6と送りナット15との間には圧縮バネ17が嵌装されている。予圧ナット16 は回止めアーム24によって揺動が規制されていてその揺動量はスライドベース 11の上面11bとの隙間25を調整ネジ24aおよび24bを用いて調整する が、送りナット15の場合と同様に、隙間25を小さくすることが容易であるた め、予圧ナット16の揺動量は使用上無視できる程度に小さくすることができる 。
【0015】 なお、本実施例では送りナットと予圧ナットとの間に圧縮バネを嵌装したが、 これに限らず、送りナットと予圧ナットとの間隔を広げる力を発生するものであ ればゴム等の弾性体でもよいし、また、送りナットと予圧ナットを引張りバネ等 で互いに引き合うようにしてもよい。
【考案の効果】
以上説明したように本考案に係る送り装置によれば、送りネジに予圧ナットを 設け送りナットとの間に圧縮バネを設けた。さらに予圧ナットが揺動しないよう に回止めを設けるとともに、予圧ナットの揺動量をスライドベースの上面との隙 間で調整することによって小さくできるようにした。従って、部品加工精度や摩 耗により送りネジと送りナットとの間にネジの遊びが発生しても、送りのバック ラッシュの小さい送り装置を安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る送り装置内部の詳細図
【図2】図1における送りナットと予圧ナット部分の断
面図
【図3】図1における送りナットと予圧ナット部分の拡
大図
【図4】一般的な表面粗さ測定機の全体図
【図5】一般的な輪郭形状測定機の全体図
【図6】従来の送り装置内部の詳細図
【図7】図6における送りナット部分の断面図
【図8】従来のスペーサによるバックラッシュ除去方法
【図9】従来の弾性部材によるバックラッシュ除去方法
【符号の説明】
11 スライドベース 12 スライダ 13 移動ブロック 14 送りネジ 15 送りナット 16 与圧ナット 17 圧縮バネ 20 継手 21,24 回り止めアーム 11a,11b スライドベース上面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スライドベース(11)と、スライ
    ドベース(11)に沿って移動可能なスライダ(12)
    と、送りネジ(14)と、送りネジ(14)の回転に応
    じて移動する送りナット(15)と、送りナット(1
    5)の動きをスライダ(12)に伝える継手(20)と
    を備え、送りネジ(14)を回転させることによってス
    ライダ(12)を移動させる送り装置において、 送りネジ(14)に取付けられた予圧ナット(16)
    と、 予圧ナット(16)の揺動を規制するとともにその揺動
    量をスライドベース(11)の上面との隙間で調整する
    回り止めアーム(24)と、 予圧ナット(16)と送りナット(15)の間に設けら
    れた圧縮バネ(17)と、 を備えたことを特徴とする送り装置。
JP3963393U 1993-06-15 1993-06-15 送り装置 Pending JPH072907U (ja)

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JP3963393U JPH072907U (ja) 1993-06-15 1993-06-15 送り装置

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JP3963393U JPH072907U (ja) 1993-06-15 1993-06-15 送り装置

Publications (1)

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JPH072907U true JPH072907U (ja) 1995-01-17

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ID=12558503

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JP3963393U Pending JPH072907U (ja) 1993-06-15 1993-06-15 送り装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2004109223A1 (ja) * 2003-06-09 2004-12-16 Mitutoyo Corporation 測定器
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