JPH07290590A - フランジ付き樹脂ライニング曲管の製造方法 - Google Patents
フランジ付き樹脂ライニング曲管の製造方法Info
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- JPH07290590A JPH07290590A JP8854694A JP8854694A JPH07290590A JP H07290590 A JPH07290590 A JP H07290590A JP 8854694 A JP8854694 A JP 8854694A JP 8854694 A JP8854694 A JP 8854694A JP H07290590 A JPH07290590 A JP H07290590A
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- resin
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/14—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
- B29C45/14598—Coating tubular articles
- B29C45/14622—Lining the inner or outer surface of tubular articles
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】金属曲管の内面から管端フランジ面にかけての
樹脂ライニングを射出成形により簡易に行うことがで
き、しかも配管後に温度変動があってもライニング層の
剥離やコーナー部の破損等を生じにくいフランジ付き内
面樹脂ライニング曲管の製造方法を提供することを目的
とする。 【構成】内部ロッド型を一端部の曲管部と他端部の直管
部または別の曲管部との継ぎ目部分で端面を密着させる
ように内部ロッド型を金属管の両端部から金属管内に挿
入し、かつ、両フランジにフランジ型を装着すること
で、金属管の内面から管端フランジ面にかけての樹脂ラ
イニング層形成用キャビティを形成するとともに、曲管
部に挿入される内部ロッド型の軸を曲管部の管軸の曲率
半径と同じ曲率半径で湾曲させた。
樹脂ライニングを射出成形により簡易に行うことがで
き、しかも配管後に温度変動があってもライニング層の
剥離やコーナー部の破損等を生じにくいフランジ付き内
面樹脂ライニング曲管の製造方法を提供することを目的
とする。 【構成】内部ロッド型を一端部の曲管部と他端部の直管
部または別の曲管部との継ぎ目部分で端面を密着させる
ように内部ロッド型を金属管の両端部から金属管内に挿
入し、かつ、両フランジにフランジ型を装着すること
で、金属管の内面から管端フランジ面にかけての樹脂ラ
イニング層形成用キャビティを形成するとともに、曲管
部に挿入される内部ロッド型の軸を曲管部の管軸の曲率
半径と同じ曲率半径で湾曲させた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、管端にフランジを有す
るエルボ等の金属製曲管の内面から管端フランジ面にか
けて樹脂をライニングしてフランジ付き樹脂ライニング
曲管を製造する方法に関する。
るエルボ等の金属製曲管の内面から管端フランジ面にか
けて樹脂をライニングしてフランジ付き樹脂ライニング
曲管を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、フランジ付き内面樹脂ライニン
グ管(管継手も含む)においては、金属管の腐食防止等
の観点から、その内面から管端フランジ面にかけて樹脂
が途切れることなく存在するようにライニング層を形成
する必要があり、また配管後は温度変化等によりライニ
ング層が剥離したり亀裂を生じたりしないことが求めら
れる。
グ管(管継手も含む)においては、金属管の腐食防止等
の観点から、その内面から管端フランジ面にかけて樹脂
が途切れることなく存在するようにライニング層を形成
する必要があり、また配管後は温度変化等によりライニ
ング層が剥離したり亀裂を生じたりしないことが求めら
れる。
【0003】この種のフランジ付きライニング管の製造
方法としては、従来、例えば次のようなものが知られて
いる。一つは、特開昭49−99370号公報に示され
ているものである。これは、フランジ付き鋼管内に樹脂
管を挿入してその端部を鋼管から所定量だけ突出させ、
加熱した状態でその樹脂管の突出部にコーン型の治具を
回転させながら突入させて樹脂管端面をラッパ状に成形
した後、そのラッパ状に形成された鍔返し部分を押さえ
板により再加熱しつつ鋼管フランジ部に密着させるもの
である。
方法としては、従来、例えば次のようなものが知られて
いる。一つは、特開昭49−99370号公報に示され
ているものである。これは、フランジ付き鋼管内に樹脂
管を挿入してその端部を鋼管から所定量だけ突出させ、
加熱した状態でその樹脂管の突出部にコーン型の治具を
回転させながら突入させて樹脂管端面をラッパ状に成形
した後、そのラッパ状に形成された鍔返し部分を押さえ
板により再加熱しつつ鋼管フランジ部に密着させるもの
である。
【0004】また、他の一つは、特開昭54−2938
2号公報に示されているものである。これは、フランジ
付き鋼管内に樹脂管を挿入しその端部を鋼管から所定量
だけ突出させ、その状態で樹脂管内に加熱液体を通して
軟化させた後、その加熱液体を加圧して樹脂管の端部を
鋼管フランジ面の外径以上の径まで膨張成形することに
より、鋼管フランジ部に樹脂フランジ部を密着させるも
のである。
2号公報に示されているものである。これは、フランジ
付き鋼管内に樹脂管を挿入しその端部を鋼管から所定量
だけ突出させ、その状態で樹脂管内に加熱液体を通して
軟化させた後、その加熱液体を加圧して樹脂管の端部を
鋼管フランジ面の外径以上の径まで膨張成形することに
より、鋼管フランジ部に樹脂フランジ部を密着させるも
のである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記特開昭4
9−99370号公報や特開昭54−29382号公報
に記載の方法では、熱加工によりフランジ部に密着した
樹脂部を製作する際に残留応力が発生することが避けら
れないため、配管後に温度変動による熱膨張や収縮を繰
り返しているうちに残留応力による影響で樹脂部が剥離
したりするおそれがある。また、樹脂フランジ部の成形
および仕上げ工程に時間がかかるという問題もある。
9−99370号公報や特開昭54−29382号公報
に記載の方法では、熱加工によりフランジ部に密着した
樹脂部を製作する際に残留応力が発生することが避けら
れないため、配管後に温度変動による熱膨張や収縮を繰
り返しているうちに残留応力による影響で樹脂部が剥離
したりするおそれがある。また、樹脂フランジ部の成形
および仕上げ工程に時間がかかるという問題もある。
【0006】しかも、エルボ等の曲管の場合、予め金属
曲管の管軸の曲率半径と同じ曲率半径の管軸を持つ合成
樹脂管を金属曲管に挿入するか、樹脂管を容易に曲がる
まで軟化させたのち、金属曲管に挿入してのち、上記方
法で拡径して管端を鍔返しするようにしているが、作業
性の点で非常に悪いとともに、特に残留応力による影響
がでやすい言う問題がある。
曲管の管軸の曲率半径と同じ曲率半径の管軸を持つ合成
樹脂管を金属曲管に挿入するか、樹脂管を容易に曲がる
まで軟化させたのち、金属曲管に挿入してのち、上記方
法で拡径して管端を鍔返しするようにしているが、作業
性の点で非常に悪いとともに、特に残留応力による影響
がでやすい言う問題がある。
【0007】本発明は、このような問題を解消するもの
で、金属曲管の内面から管端フランジ面にかけての樹脂
ライニングを射出成形により簡易に行うことができ、し
かも配管後に温度変動があってもライニング層の剥離や
コーナー部の破損等を生じにくいフランジ付き内面樹脂
ライニング曲管の製造方法を提供することを目的とす
る。
で、金属曲管の内面から管端フランジ面にかけての樹脂
ライニングを射出成形により簡易に行うことができ、し
かも配管後に温度変動があってもライニング層の剥離や
コーナー部の破損等を生じにくいフランジ付き内面樹脂
ライニング曲管の製造方法を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるフランジ
付き内面樹脂ライニング曲管の製造方法は、以上のよう
な目的を達成するために、一端部が一定の曲率で湾曲す
る曲管部になっていて、この一端部に連続する他端部が
直管部または一定の曲率で湾曲する別の曲管部になって
おり、かつ、両端にフランジが形成された金属管の、そ
の内面から前記フランジ面にかけて樹脂ライニング層を
形成するフランジ付き樹脂ライニング曲管の製造方法に
おいて、内部ロッド型を一端部の曲管部と他端部の直管
部または別の曲管部との継ぎ目部分で端面を密着させる
ように内部ロッド型を金属管の両端部から金属管内に挿
入し、かつ、両フランジにフランジ型を装着すること
で、金属管の内面から管端フランジ面にかけての樹脂ラ
イニング層形成用キャビティを形成するとともに、曲管
部に挿入される内部ロッド型の軸を曲管部の管軸の曲率
半径と同じ曲率半径で湾曲させた。
付き内面樹脂ライニング曲管の製造方法は、以上のよう
な目的を達成するために、一端部が一定の曲率で湾曲す
る曲管部になっていて、この一端部に連続する他端部が
直管部または一定の曲率で湾曲する別の曲管部になって
おり、かつ、両端にフランジが形成された金属管の、そ
の内面から前記フランジ面にかけて樹脂ライニング層を
形成するフランジ付き樹脂ライニング曲管の製造方法に
おいて、内部ロッド型を一端部の曲管部と他端部の直管
部または別の曲管部との継ぎ目部分で端面を密着させる
ように内部ロッド型を金属管の両端部から金属管内に挿
入し、かつ、両フランジにフランジ型を装着すること
で、金属管の内面から管端フランジ面にかけての樹脂ラ
イニング層形成用キャビティを形成するとともに、曲管
部に挿入される内部ロッド型の軸を曲管部の管軸の曲率
半径と同じ曲率半径で湾曲させた。
【0009】上記構成において、金属管としては、通常
は鋼管を用いるが、鋳物管やステンレス鋼管等の他の金
属製の管を使用してもよい。曲管としては、エルボ以外
に、一方に曲管部、この曲管部に連続して直管部が形成
された、所謂キセル管等も含まれる。ライニング素材の
樹脂としては、例えば塩化ビニル樹脂、塩素化塩化ビニ
ル樹脂、ポリエチレン、ポリブデン、ポリフッ化ビニリ
デン(PVDF)、ポリフェニレンサルファイド(PP
S)等の射出成形可能な樹脂であればよい。
は鋼管を用いるが、鋳物管やステンレス鋼管等の他の金
属製の管を使用してもよい。曲管としては、エルボ以外
に、一方に曲管部、この曲管部に連続して直管部が形成
された、所謂キセル管等も含まれる。ライニング素材の
樹脂としては、例えば塩化ビニル樹脂、塩素化塩化ビニ
ル樹脂、ポリエチレン、ポリブデン、ポリフッ化ビニリ
デン(PVDF)、ポリフェニレンサルファイド(PP
S)等の射出成形可能な樹脂であればよい。
【0010】また、金属管の内面から管端フランジ面に
かけて樹脂をライニングするに当たり、通常は接着剤を
使用するが、本発明は、そのような接着剤を使用しない
ルーズライニングにも適用可能である。接着剤を使用す
る場合は、通常ホットメルト系接着剤を用いるが、ゴム
系などの溶剤系接着剤も使用可能である。なお、ゲート
は、どこに設けても構わないが、樹脂の流れを考慮する
と、管の中央部分に設けることが好ましい。また、スプ
ルおよびランナは、特に限定されないが、直管部を備え
た曲管の場合、通常は、直管部側の内部ロッド型に設け
られる。
かけて樹脂をライニングするに当たり、通常は接着剤を
使用するが、本発明は、そのような接着剤を使用しない
ルーズライニングにも適用可能である。接着剤を使用す
る場合は、通常ホットメルト系接着剤を用いるが、ゴム
系などの溶剤系接着剤も使用可能である。なお、ゲート
は、どこに設けても構わないが、樹脂の流れを考慮する
と、管の中央部分に設けることが好ましい。また、スプ
ルおよびランナは、特に限定されないが、直管部を備え
た曲管の場合、通常は、直管部側の内部ロッド型に設け
られる。
【0011】フランジ型と内部ロッド型とは、別体にな
っていることが好ましいが、一体化されていても構わな
い。
っていることが好ましいが、一体化されていても構わな
い。
【0012】
【作用】上記構成によれば、金属管を一方の成形型とし
て使用し、他方の成形型として、曲管部には、曲管部の
管軸と同じ曲率半径の軸を有する内部ロッド型を挿入
し、両端から挿入された内部ロッド型を一端部の曲管部
と他端部の直管部または別の曲管部との継ぎ目部分で端
面同士を密着させる。さらに、フランジ型を金属管のフ
ランジに装着することで、金属管内面から管端ブランジ
面にかけての樹脂ライニング層形成用キャビティを形成
する。そして、このキャビティに溶融樹脂を射出してキ
ャビティ内に充填し、金属管内面から管端フランジ面に
かけて樹脂ライニング層を形成する。
て使用し、他方の成形型として、曲管部には、曲管部の
管軸と同じ曲率半径の軸を有する内部ロッド型を挿入
し、両端から挿入された内部ロッド型を一端部の曲管部
と他端部の直管部または別の曲管部との継ぎ目部分で端
面同士を密着させる。さらに、フランジ型を金属管のフ
ランジに装着することで、金属管内面から管端ブランジ
面にかけての樹脂ライニング層形成用キャビティを形成
する。そして、このキャビティに溶融樹脂を射出してキ
ャビティ内に充填し、金属管内面から管端フランジ面に
かけて樹脂ライニング層を形成する。
【0013】つぎに、溶融樹脂を冷却固化したのち、型
を取り外せば、金属管内面から管端フランジ面にかけて
樹脂ライニング層が形成されたフランジ付き樹脂ライニ
ング曲管を得ることができるのであるが、曲管部に挿入
された内部ロッド型が曲管部の管軸の曲率半径と同じ曲
率半径の軸を有しているので、曲率半径の中心を中心と
して、内部ロッド型あるいは金属管側を回転させれば、
スムーズに型を取り外すことができる。
を取り外せば、金属管内面から管端フランジ面にかけて
樹脂ライニング層が形成されたフランジ付き樹脂ライニ
ング曲管を得ることができるのであるが、曲管部に挿入
された内部ロッド型が曲管部の管軸の曲率半径と同じ曲
率半径の軸を有しているので、曲率半径の中心を中心と
して、内部ロッド型あるいは金属管側を回転させれば、
スムーズに型を取り外すことができる。
【0014】
【実施例】以下に、本発明を、その実施例をあらわす図
面を参照しつつ詳しく説明する。図1〜図3は本発明に
かかるフランジ付き樹脂ライニング曲管の製造方法の第
1実施例を製造工程順にあらわしている。図1に示すよ
うに、金属管1は、一側に曲管部11、他側に直管部1
2を有し、両端にフランジ13,13が設けられてい
る。
面を参照しつつ詳しく説明する。図1〜図3は本発明に
かかるフランジ付き樹脂ライニング曲管の製造方法の第
1実施例を製造工程順にあらわしている。図1に示すよ
うに、金属管1は、一側に曲管部11、他側に直管部1
2を有し、両端にフランジ13,13が設けられてい
る。
【0015】また、この金属管1の各部の寸法は、呼び
径が100A、I1 寸法が300mm、I2 寸法が156
mm、曲管部11の管軸11aの曲率半径Rが152mmで
あった。図1〜3に示すように曲管部側の内部ロッド型
(以下、「曲型」と記す)2は、図1に示すように中心
軸21の曲率半径rが曲率半径Rと同じ152mmであっ
て、図2に示すように曲管部11に挿入されると、曲管
部11との間に4mmの曲管部用キャビティ51を形成す
るようになっている。
径が100A、I1 寸法が300mm、I2 寸法が156
mm、曲管部11の管軸11aの曲率半径Rが152mmで
あった。図1〜3に示すように曲管部側の内部ロッド型
(以下、「曲型」と記す)2は、図1に示すように中心
軸21の曲率半径rが曲率半径Rと同じ152mmであっ
て、図2に示すように曲管部11に挿入されると、曲管
部11との間に4mmの曲管部用キャビティ51を形成す
るようになっている。
【0016】図1〜3に示すように直管部側の内部ロッ
ド型(以下、「直型」と記す)3は、内部にスプル31
およびランナ32が形成されていて、図1,2に示すよ
うに直管部12に挿入されると、直管部12との間に4
mmの直管部用キャビティ52を形成するようになってい
る。フランジ型41,42はボルト(図示せず)を介し
てフランジ13に固定されるとともに、フランジ面13
a,13aとの間にフランジ面用キャビティ53,54
をそれぞれ形成するようになっている。
ド型(以下、「直型」と記す)3は、内部にスプル31
およびランナ32が形成されていて、図1,2に示すよ
うに直管部12に挿入されると、直管部12との間に4
mmの直管部用キャビティ52を形成するようになってい
る。フランジ型41,42はボルト(図示せず)を介し
てフランジ13に固定されるとともに、フランジ面13
a,13aとの間にフランジ面用キャビティ53,54
をそれぞれ形成するようになっている。
【0017】この実施例の製造方法を詳しく説明する
と、まず、金属管1を一方の成形型として、曲型2,直
型3および両フランジ型41,42を他方の成形型とし
て図1および図2に示すように組み合わせることで、曲
管部用キャビティ51、直管部用キャビティ52および
フランジ面用キャビティ53,54からなるキャビティ
5が金属管1の内面1aからフランジ面13aにかけて
形成する。
と、まず、金属管1を一方の成形型として、曲型2,直
型3および両フランジ型41,42を他方の成形型とし
て図1および図2に示すように組み合わせることで、曲
管部用キャビティ51、直管部用キャビティ52および
フランジ面用キャビティ53,54からなるキャビティ
5が金属管1の内面1aからフランジ面13aにかけて
形成する。
【0018】そして、図3に示すように、スプル31お
よびランナ32を介して樹脂6を射出してキャビティ5
内に充填する。つぎに、溶融樹脂をキャビティ5内で冷
却固化したのち、型外しを行ったのち、さらにゲートカ
ット等の仕上げ加工を施して図4に示す金属管1の内面
1aからフランジ面13aにかけて樹脂ライニング層1
4が形成されたフランジ付き樹脂ライニング曲管Aを得
ることができる。
よびランナ32を介して樹脂6を射出してキャビティ5
内に充填する。つぎに、溶融樹脂をキャビティ5内で冷
却固化したのち、型外しを行ったのち、さらにゲートカ
ット等の仕上げ加工を施して図4に示す金属管1の内面
1aからフランジ面13aにかけて樹脂ライニング層1
4が形成されたフランジ付き樹脂ライニング曲管Aを得
ることができる。
【0019】すなわち、この製造方法によれば、射出成
形による1工程で樹脂ライニング層14を形成すること
ができ、しかも、曲型2の軸21が曲管部11の管軸1
1aの曲率半径Rと同じ曲率半径になるように曲げられ
ているので、この曲率半径Rの中心Oを中心として、曲
型2あるいは金属管1側を回転させれば、スムーズに取
り外すことができるため、製造作業性がよい。
形による1工程で樹脂ライニング層14を形成すること
ができ、しかも、曲型2の軸21が曲管部11の管軸1
1aの曲率半径Rと同じ曲率半径になるように曲げられ
ているので、この曲率半径Rの中心Oを中心として、曲
型2あるいは金属管1側を回転させれば、スムーズに取
り外すことができるため、製造作業性がよい。
【0020】しかも、樹脂ライニング層14が全て射出
成形によって形成できるので、応力ひずみが発生せず、
得られたフランジ付き樹脂ライニング曲管Aは、長期間
使用しても樹脂ライニング層14の剥離や破損などの問
題がない。図5は本発明にかかるフランジ付き樹脂ライ
ニング曲管の製造方法の第2実施例をあらわしている。
成形によって形成できるので、応力ひずみが発生せず、
得られたフランジ付き樹脂ライニング曲管Aは、長期間
使用しても樹脂ライニング層14の剥離や破損などの問
題がない。図5は本発明にかかるフランジ付き樹脂ライ
ニング曲管の製造方法の第2実施例をあらわしている。
【0021】図5に示すように、この実施例では、金属
管1′が一端から他端まで一定の曲率で曲げられてい
て、管軸11a′中心の曲率半径Rが152mm、I寸法
が156mmとなっている。そして、金属管1′の一端か
ら第1曲型2′を挿入し、他端からスプル型33と一体
化された第2曲型34を挿入するとともに、フランジ型
41,42をフランジ13,13に取り付けることでキ
ャビティ5′が第1曲型2′、スプル型33、第2曲型
34およびフランジ型41,42と金属管1′との間に
形成されるようになっている。
管1′が一端から他端まで一定の曲率で曲げられてい
て、管軸11a′中心の曲率半径Rが152mm、I寸法
が156mmとなっている。そして、金属管1′の一端か
ら第1曲型2′を挿入し、他端からスプル型33と一体
化された第2曲型34を挿入するとともに、フランジ型
41,42をフランジ13,13に取り付けることでキ
ャビティ5′が第1曲型2′、スプル型33、第2曲型
34およびフランジ型41,42と金属管1′との間に
形成されるようになっている。
【0022】しかも、第1曲型2′および第2曲型34
は、金属管1′の管軸中心の曲率半径と同じ曲率半径の
軸を有している。そして、スプル型33はスプル33a
を第2曲型34はランナ34aをそれぞれ備えていると
ともに、スプル型33と第2曲型34とは、ボルト(図
示せず)を介して一体化されている。
は、金属管1′の管軸中心の曲率半径と同じ曲率半径の
軸を有している。そして、スプル型33はスプル33a
を第2曲型34はランナ34aをそれぞれ備えていると
ともに、スプル型33と第2曲型34とは、ボルト(図
示せず)を介して一体化されている。
【0023】したがって、この実施例の製造方法は、ス
プル33aおよびランナ34aを介してキャビティ5′
内に溶融樹脂を充填し、キャビティ5′内に充填された
溶融樹脂を冷却固化させたのち、型外しをすることで樹
脂ライニング層が形成された曲管を得ることができるの
であるが、この実施例の場合、第1曲型2′および第2
曲型34が金属管1′の管軸中心の曲率半径と同じ曲率
半径の軸を有しているので、金属管1′の曲率半径の中
心軸を中心にして第1曲型2′および第2曲型34の挿
入口方向へ引き抜けば容易に取り外しすることができ
る。
プル33aおよびランナ34aを介してキャビティ5′
内に溶融樹脂を充填し、キャビティ5′内に充填された
溶融樹脂を冷却固化させたのち、型外しをすることで樹
脂ライニング層が形成された曲管を得ることができるの
であるが、この実施例の場合、第1曲型2′および第2
曲型34が金属管1′の管軸中心の曲率半径と同じ曲率
半径の軸を有しているので、金属管1′の曲率半径の中
心軸を中心にして第1曲型2′および第2曲型34の挿
入口方向へ引き抜けば容易に取り外しすることができ
る。
【0024】図6は、本発明にかかるフランジ付き樹脂
ライニング曲管の製造方法の第3実施例をあらわしてい
る。図6に示すように、この実施例では、曲型2″が第
2実施例の第1曲型2′と第2曲型34とを合わせた大
きさになっていて、この曲型2″を金属管1′の一端か
ら他端まで挿入するとともに、他端側からスプル31お
よびランナ32を有する直型3′をその端面が曲型2″
の端面に密着するように配置し、スプル31およびラン
ナ32を介して溶融樹脂を5′に充填するようにした以
外は、第2実施例と同様になっている。
ライニング曲管の製造方法の第3実施例をあらわしてい
る。図6に示すように、この実施例では、曲型2″が第
2実施例の第1曲型2′と第2曲型34とを合わせた大
きさになっていて、この曲型2″を金属管1′の一端か
ら他端まで挿入するとともに、他端側からスプル31お
よびランナ32を有する直型3′をその端面が曲型2″
の端面に密着するように配置し、スプル31およびラン
ナ32を介して溶融樹脂を5′に充填するようにした以
外は、第2実施例と同様になっている。
【0025】本発明にかかるフランジ付き樹脂ライニン
グ曲管の製造方法は、上記実施例に限定されない。たと
えば、上記第2実施例、第3実施例では、金属管が両端
とも同じ曲率、すなわち、金属管全体が一定の曲率で湾
曲していたが、一端と他端で曲率を変化させても構わな
い。
グ曲管の製造方法は、上記実施例に限定されない。たと
えば、上記第2実施例、第3実施例では、金属管が両端
とも同じ曲率、すなわち、金属管全体が一定の曲率で湾
曲していたが、一端と他端で曲率を変化させても構わな
い。
【0026】
【発明の効果】本発明にかかるフランジ付き樹脂ライニ
ング曲管の製造方法は、以上のように構成されているの
で、射出成形の1工程で樹脂ライニング層を形成するこ
とができ、しかも、曲型2の軸21が曲管部11の管軸
11aの曲率半径Rと同じ曲率半径になるように曲げら
れているので、この曲率半径Rの中心Oを中心として、
曲型2あるいは金属管1側を回転させれば、スムーズに
取り外すことができるため、製造作業性がよい。
ング曲管の製造方法は、以上のように構成されているの
で、射出成形の1工程で樹脂ライニング層を形成するこ
とができ、しかも、曲型2の軸21が曲管部11の管軸
11aの曲率半径Rと同じ曲率半径になるように曲げら
れているので、この曲率半径Rの中心Oを中心として、
曲型2あるいは金属管1側を回転させれば、スムーズに
取り外すことができるため、製造作業性がよい。
【0027】また、樹脂ライニング層に応力ひずみが発
生せず、得られたフランジ付き樹脂ライニング曲管は、
長期間使用しても樹脂ライニング層の剥離や破損などの
問題がない耐久性に優れたものとなる。
生せず、得られたフランジ付き樹脂ライニング曲管は、
長期間使用しても樹脂ライニング層の剥離や破損などの
問題がない耐久性に優れたものとなる。
【図1】本発明にかかるフランジ付き樹脂ライニング曲
管の製造方法の第1実施例をあらわし、その曲型セット
前の状態をあらわす断面図である。
管の製造方法の第1実施例をあらわし、その曲型セット
前の状態をあらわす断面図である。
【図2】本発明にかかるフランジ付き樹脂ライニング曲
管の製造方法の第1実施例をあらわし、その曲型セット
後の状態をあらわす断面図である。
管の製造方法の第1実施例をあらわし、その曲型セット
後の状態をあらわす断面図である。
【図3】本発明にかかるフランジ付き樹脂ライニング曲
管の製造方法の第1実施例をあらわし、溶融樹脂をキャ
ビティ内に射出した状態をあらわす断面図である。
管の製造方法の第1実施例をあらわし、溶融樹脂をキャ
ビティ内に射出した状態をあらわす断面図である。
【図4】第1実施例で得られたフランジ付き樹脂ライニ
ング曲管をあらわす断面図である。
ング曲管をあらわす断面図である。
【図5】本発明にかかるフランジ付き樹脂ライニング曲
管の製造方法の第2実施例をあらわし、溶融樹脂をキャ
ビティ内に射出した状態をあらわす断面図である。
管の製造方法の第2実施例をあらわし、溶融樹脂をキャ
ビティ内に射出した状態をあらわす断面図である。
【図6】本発明にかかるフランジ付き樹脂ライニング曲
管の製造方法の第3実施例をあらわし、溶融樹脂をキャ
ビティ内に射出した状態をあらわす断面図である。
管の製造方法の第3実施例をあらわし、溶融樹脂をキャ
ビティ内に射出した状態をあらわす断面図である。
1 金属管 1′ 金属管 2 曲型(内部ロッド型) 2′ 第1曲型(内部ロッド型) 2″ 曲型(内部ロッド型) 3 直型(内部ロッド型) 3′ 直型(内部ロッド型) 5 キャビティ 5′ キャビティ 11 曲管部 11a 管軸 12 直管部 13 フランジ 14 樹脂ライニング層 13a フランジ面 21 中心軸(曲型2の軸) 33 スプル型(内部ロッド型) 34 第2曲型(内部ロッド型) 41 フランジ型 42 フランジ型 A フランジ付き樹脂ライニング曲管 R 曲率半径(曲管部の曲率半径) r 曲率半径(曲型の曲率半径)
Claims (1)
- 【請求項1】一端部が一定の曲率で湾曲する曲管部にな
っていて、この一端部に連続する他端部が直管部または
一定の曲率で湾曲する別の曲管部になっており、かつ、
両端にフランジが形成された金属管の、その内面から前
記フランジ面にかけて樹脂ライニング層を形成するフラ
ンジ付き樹脂ライニング曲管の製造方法において、内部
ロッド型を一端部の曲管部と他端部の直管部または別の
曲管部との継ぎ目部分で端面を密着させるように内部ロ
ッド型を金属管の両端部から金属管内に挿入し、かつ、
両フランジにフランジ型を装着することで、金属管の内
面から管端フランジ面にかけての樹脂ライニング層形成
用キャビティを形成するとともに、曲管部に挿入される
内部ロッド型の軸を曲管部の管軸の曲率半径と同じ曲率
半径で湾曲させたことを特徴とするフランジ付き樹脂ラ
イニング曲管の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8854694A JPH07290590A (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | フランジ付き樹脂ライニング曲管の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8854694A JPH07290590A (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | フランジ付き樹脂ライニング曲管の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07290590A true JPH07290590A (ja) | 1995-11-07 |
Family
ID=13945860
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8854694A Pending JPH07290590A (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | フランジ付き樹脂ライニング曲管の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07290590A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111750194A (zh) * | 2020-07-07 | 2020-10-09 | 山东东宏管业股份有限公司 | 一种铁质三通内衬耐磨层加工模具、加工装置及方法 |
CN112549449A (zh) * | 2020-12-10 | 2021-03-26 | 临海伟星新型建材有限公司 | 一种注塑管件产品的模具结构 |
-
1994
- 1994-04-26 JP JP8854694A patent/JPH07290590A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111750194A (zh) * | 2020-07-07 | 2020-10-09 | 山东东宏管业股份有限公司 | 一种铁质三通内衬耐磨层加工模具、加工装置及方法 |
CN112549449A (zh) * | 2020-12-10 | 2021-03-26 | 临海伟星新型建材有限公司 | 一种注塑管件产品的模具结构 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040310 |