JPH07290296A - プレス機械のブレーキ異常検出装置 - Google Patents

プレス機械のブレーキ異常検出装置

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JPH07290296A
JPH07290296A JP11180694A JP11180694A JPH07290296A JP H07290296 A JPH07290296 A JP H07290296A JP 11180694 A JP11180694 A JP 11180694A JP 11180694 A JP11180694 A JP 11180694A JP H07290296 A JPH07290296 A JP H07290296A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クラッチ・ブレーキを有するクランク式機械
プレスの、ブレーキ異常を早期に検出し、オーバランに
よる危険を防止する。 【構成】 プレス1のクランクのメインシャフト5にエ
ンコーダ40を装着する。エンコーダ40のビット変化
でプレス速度と減速時間を常時測定し、クラッチ・ブレ
ーキ装置20と異常信号発信器47とに信号を発信する
CPU44を設け、予め定めたブレーキ異常を検出する
ための減速時間設定値を格納したROM46と、RAM
45とを接続する。CPU44は測定した減速時間の測
定値と減速時間設定値とを比較し、測定値が設定値を超
えた場合には異常信号を発生する。そのため、プレス停
止前にブレーキ異常を検出でき、安全である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレス機械のブレーキ
異常検出装置に係わり、特に、クラッチ・ブレーキを備
えたクランク式プレス機械の、ブレーキ性能劣化にとも
なう異常の検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5はクランク式の一種であるエキセン
トリックドラム式機械プレスの側面断面図であり、プレ
ス1のフレーム2にはクラッチ・ブレーキ(以下C/B
という)装置20が装着されている。C/B装置20の
一端にはフライホイール21が装着されており、メイン
モータ3によりベルト4を介して駆動され、他端にはピ
ニオン22が装着されていてメインシャフト5に固着さ
れたメインギヤ6に噛合している。メインギヤ6と一体
構成されたエキセンドラム7と、プランジャ8とはコン
ロッド9を介して連結しており、メインモータ3により
エキセンドラム7が駆動、回転されるとプランジャ8が
上下運動し、スライド10を上下に運動させてボルスタ
11との間に付設した図示しない金型により板材の切
断、折り曲げ、あるいは成形等のプレス作業を行う。
【0003】図6はC/B装置20の側面断面図であ
る。ケース23の一端にはフライホイール21を装着し
たシャフト24が軸着されており、シャフト24にはピ
ストン25が内設されていて回路26から供給される空
気圧により移動するようになっている。また、ケース2
3の他端にはピニオン22を有するピニオンシャフト2
7が軸着され、シャフト27とシャフト24とはクチッ
チライニング30を介して係合し、シャフト27とケー
ス23とはブレーキライニング31を介して係合してい
る。クチッチディスク32およびブレーキディスク33
はボルト34により結合され、ブレーキディスク33は
ばね35により常にブレーキライニング31に圧接する
ように付勢されていてブレーキON、クラッチOFFの
状態にある。クラッチディスク32およびブレーキディ
スク33はピストン25とベアリング36を介して連結
している。図示しないエア切換弁に図示しない制御装置
からプレス停止信号が入力されると、ピストン25は空
気圧により左方向にクラッチライニング30とクラッチ
ディスク32との隙間sだけ移動し、ブレーキOFF、
クラッチONとなる。
【0004】図7はクランクの作動状況を示す図であ
り、A点は上死点、B点は下死点で、クランクは矢印方
向に回転する。クランクはA点付近で停止して材料の出
し入れ等の作業を行い、B点付近でプレス作業を行う。
いま、C点においてプレス停止信号を入力するとC/B
装置20のクラッチはOFFし、ブレーキはONとなっ
てスライド10はクランク上死点A付近で停止する。
【0005】プレス停止信号入力からプレス停止までの
状況をグラフで表すと図8のようになる。図8の縦軸は
プレス速度、横軸は時間であり、プレス速度がS1 のと
き、0点でプレス停止信号を入力するとブレーキ応答時
間T1 を経たのちクランクは減速を開始し、時間T2
経た後にプレスは停止する。すなわち、プレス停止時間
はT1 +T2 となる。ブレーキ応答時間T1 はプレス停
止信号入力後ピストン25に加えられていた空気圧が解
除され、ピストン25が移動してクラッチがOFFとな
り、ばね35の力によりブレーキディスク33がsだけ
移動してブレーキライニング31に当接するまでの時間
である。
【0006】プレス速度が高速のS3 の場合にはブレー
キのすべりが大きくなるため、プレス停止時間はT1
6 となる。すなわち、プレス停止信号入力からプレス
停止までのすべり角(クランク回転角)は大きくなるた
め、図7のD点でプレス停止信号の入力を行って上死点
A付近で停止するようにする。
【0007】上述のように、クラッチ・ブレーキを有す
るクランク式機械プレスにおいては、クランク下死点前
の位置でプレス仕事を行い、クランク上死点付近でブレ
ーキによりクランク回転を停止するようになっている。
この上死点付近でのクランク回転停止位置は、ブレーキ
ライニングの磨耗等によるブレーキ機能低下により、図
8の点線(Y)に示すようにずれる場合(オーバラン)
がある。
【0008】オーバランすると作業者にとって危険であ
り、特に温度上昇、あるいは異物噛み混みなどによりブ
レーキライニングが偏磨耗し、急激にブレーキ性能が劣
化した場合には危険度が大きい。また、周辺機器である
フィーダやロボット等との関連に支障を来すことがあ
る。
【0009】その対策として、特開平03−5100号
公報、あるいは実開昭56−95499号公報が提案さ
れている。
【0010】特開平03−5100号公報は、プレス停
止操作後のスライド惰走距離に対応するクランク回転角
度を検出し、正常なスライド惰走距離に対応するクラン
ク回転角を超えた場合、異常信号を出力することにより
ブレーキの異常を検出するものである。
【0011】実開昭56−95499号公報は、プレス
のブレーキ異常によりスライドが上死点付近のブレーキ
異常検出クランクストローク角以外の位置で停止する
と、ブレーキ異常を検出してスライドの再起動を防止す
るものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
特開平03−5100号公報方法においては、プレスの
スライド惰走距離に対応するクランク回転角度が設定値
を超えた場合に異常信号を出力するようにしているた
め、プレスが停止するまで異常の判定ができず、判断が
遅れて危険を伴うという問題がある。
【0013】実開昭56−95499号公報方法におい
ては、プレスのスライドがオーバランカムを超えた時、
オーバラン(ブレーキ異常)として検出するようにして
いるため、プレスが停止する上死点過ぎまで異常の判定
ができず、特開平03−5100号公報の方法と同様に
判断が遅れて危険を伴うという問題がある。また、特開
平03−5100号公報、実開昭56−95499号公
報の方法はともに寸動作業時にはブレーキ異常を発見す
ることは不可能である。
【0014】本発明は上記の問題点に着目してなされた
もので、プレス機械のブレーキ異常検出装置に係わり、
特には、オーバランを事前に判定することができ、寸動
作業時にもブレーキ異常の発見が可能な、安全性の高い
プレス機械のブレーキ異常検出装置を提供することを目
的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的達成のため、
本発明に係るプレス機械のブレーキ異常検出装置の第1
の発明においては、クランク式機械プレスにおいて、ク
ランク角度を常時検出するエンコーダと、プレス停止信
号入力後、前記エンコーダのビット変化によりプレス稼
働速度に対応する減速時間検出レベルでの減速時間を常
時測定する手段と、各プレス稼働速度に対する減速検出
レベルでの減速時間設定値を記憶する手段と、前記減速
時間の測定値と前記減速時間設定値とを常時比較する手
段と、前記減速時間の測定値が前記減速時間設定値を超
えた場合に異常信号を発生する手段とを有することを特
徴としている。
【0016】第2の発明においては、クランク式機械プ
レスにおいて、クランク角度を常時検出するエンコーダ
と、プレス停止信号入力後、前記エンコーダのビット変
化によりプレス稼働速度に対応するプレス停止までのク
ランクのすべり角、または停止時間を常時測定する手段
と、各プレス稼働速度に対するすべり角の限界値、また
は停止時間の限界値を記憶する手段と、前記すべり角の
測定値とすべり角の限界値、または前記停止時間の測定
値と停止時間の限界値とを常時比較する手段と、前記す
べり角の測定値がすべり角の限界値を超えた場合、また
は前記停止時間の測定値が停止時間の限界値を超えた場
合に異常信号を発生する手段とを有することを特徴とし
ている。
【0017】第2の発明を主体とする第3の発明におい
ては、前記すべり角の測定値とすべり角の限界値とを比
較した値、または前記停止時間の測定値と停止時間の限
界値とを比較した値により、プレス停止信号を入力する
クランク角度を補正する手段を有することを特徴として
いる。
【0018】
【作用】上記構成によれば、プレス機械に、クランク角
度を常時検出するエンコーダと、プレス停止信号入力後
プレスの稼働速度に対応する減速時間検出レベルでの減
速時間(予め定められたプレス速度に到達するまでの時
間)を常時測定する手段と、各プレス速度に対する減速
時間検出レベルでの減速時間設定値を記憶する手段と、
減速時間の測定値と減速時間設定値とを常時比較する手
段と、減速時間が減速時間設定値を超えた場合に異常信
号を発生する手段とを備えている。そのため、減速時間
検出レベルをプレス停止前に設定し、そのレベルでの減
速時間を設定することによりプレス稼働中に減速時間を
測定してブレーキ異常を判定することができる。したが
って、プレスが停止する前に、プレス減速過程で異常信
号を発生することができ、オーバランを防止できる。ま
た、減速時間設定値をプレス速度の低速から高速まで設
定することにより寸動時のブレーキ異常の検出も可能と
なる。
【0019】また、クランク角度を常時検出するエンコ
ーダと、プレス停止信号入力後すべり角、または停止時
間を常時測定する手段と、各プレス速度に対するすべり
角の限界値、または停止時間の限界値を記憶する手段
と、すべり角、または停止時間の測定値と、すべり角、
または停止時間の限界値とを常時比較する手段と、すべ
り角、または停止時間の測定値と、すべり角または停止
時間の限界値とを比較した値によりプレス停止信号を入
力するクランク角度を補正する手段と、すべり角、また
は停止時間がその限界値を超えた場合に異常信号を発生
する手段とを備えている。そのため、プレス稼働中にす
べり角、または停止時間を測定することによりプレス停
止前にブレーキ異常を検出して異常信号を発生すること
ができ、オーバランを防止できる。
【0020】
【実施例】以下に本発明に係るプレス機械のブレーキ異
常検出装置の実施例について、図面を参照して説明す
る。
【0021】プレス本体、およびC/B装置の構造、機
能は従来のものと同一なので説明は省略し、異なる部分
のみ説明する。なお、従来と同一部品には同一符号を付
している。図1はブレーキ異常検出装置の操作系統図で
あり、プレス1のメインシャフト5にはクランク回転角
検出用のエンコーダ40が装着されている。エアタンク
42(図示しない工場のエア源に接続)と接続している
電磁エア切換弁41は、図6に示すC/B装置20の回
路26と、回路43により接続している。CPU44は
エンコーダ40に接続しており、ビット信号を受けて所
要の演算をし、電磁エア切換弁41、および異常信号発
信器47に制御信号を発信する。また、CPU44は演
算した結果を格納するRAM45、および予め定めた値
を記憶するROM46と接続している。
【0022】つぎに本発明の第1実施例の作用について
説明する。電磁エア切換弁41がCPU44からプレス
作動開始信号を入力してイ位置に切り換わると、C/B
装置20はクラッチON、ブレーキOFFとなってプレ
ス1は作動開始する。電磁エア切換弁41がCPU44
からプレス停止信号を入力してロ位置に切り換わると、
C/B装置20はクラッチOFF、ブレーキONとなっ
てプレス1は停止する。エンコーダ40はこの間、常
時、信号をCPU44に送り、CPU44はプレス速度
と減速時間とを演算し結果をRAM45に格納する。
【0023】つぎにプレス速度と減速時間との関係につ
いて説明する。図2はプレス停止信号入力からプレス停
止までのプレス速度と時間との関係を示すグラフで、縦
軸はプレス速度であり、横軸は時間である。プレス速度
1 のとき0点においてプレス停止信号を入力すると曲
線aに示すように、ブレーキ応答時間T1 後にプレス速
度は減速を始め、その後時間T2 後にプレスは停止す
る。ブレーキが磨耗等により性能劣化してくると細線に
示すような曲線bとなり、プレス停止時間はT4 となっ
てオーバランとなる。プレス停止時間T2 は減速時間検
出レベルS2 (S1 ×X%、ただしX<1)における減
速時間T3 を測定することにより予測が可能である。同
様に、プレス停止時間T4 も減速時間検出レベルS2
おける減速時間T5 を測定することにより予測が可能と
なる。したがって、オーバラン直前の破線で示す曲線c
の減速時間検出レベルにおける減速時間Tn を設定する
ことにより、プレス停止前にブレーキ異常(オーバラン
の危険)を検出することが可能となる。プレス速度が高
速のS3 の場合には曲線dのようになるが、この場合も
同様にして減速時間検出レベルS4 (S3 ×X%)にお
ける減速時間T7 を測定することによりプレス停止時間
6 を予測することができる。
【0024】プレス速度、および減速時間はエンコーダ
40のビット変化により測定する。プレス停止信号入力
後プレス停止に至るエンコーダ40のビット変化を図示
すると図3のようになる。すなわち、CPU44はL部
において各ビットの時間TMによりプレス速度の演算を
行う。0点においてプレス停止信号を入力して電磁エア
切換弁41を切り換え、クラッチOFF、ブレーキON
するとT1 時間後のM点においてブレーキがONして減
速開始する。時間T1 はブレーキ応答時間であり、その
間はプレス速度は変化しない。その後プレス停止時間で
あるT2 後のN点においてプレスは停止する。そして前
述のように、その途中の減速時間検出レベルにおける減
速時間T3 を測定することによりプレス停止時間T2
予測することができる。
【0025】前述の減速時間Tn の設定方法をグラフに
示すと図4のようになる。グラフの縦軸は減速時間検出
レベルにおける減速時間であり、横軸はプレス速度であ
る。実線eはブレーキ正常時を示し、細線fはブレーキ
劣化時、すなわちオーバランする場合を示す。オーバラ
ンを未然に防止するための減速時間の設定値T1 +Tn
は破線gに示す位置に設定する。
【0026】前記の減速時間の設定値T1 +Tn を図1
に示すROM46に格納し、CPU44はRAM45に
格納した減速時間の測定値と減速時間の設定値T1 +T
n とを比較する。減速時間の測定値が減速時間の設定値
1 +Tn を超えた場合にはCPU44はこれを判断
し、異常発信器47に信号を発信して異常出力を発生さ
せる。これによりプレス停止前にブレーキの異常を検出
することができるとともに、減速時間設定値はプレス速
度の低速から高速まで設定されているため、寸動作業時
においてもブレーキ異常を検出することができる。異常
出力はアラーム等に使用する。これにより、作業者は早
期にブレーキの性能劣化を知ることができ、オーバラン
による危険の発生や、予想外のプレス停止等の不具合を
防止できる。異常出力はセカンドブレーキ等の作動に使
用してもよい。
【0027】つぎに第2実施例の作用について説明す
る。CPU44はエンコーダ40のビット変化によりプ
レス速度に対応したプレス停止までのすべり角(クラン
クの回転角)、または停止時間(プレス停止までの時
間)を常時演算する。そして、そのすべり角、または停
止時間によってプレス停止位置が上死点付近となるよう
にプレス停止信号の入力位置を補正する。すなわち、図
7に示すようにプレス速度が遅い場合にはすべり角、ま
たは停止時間は小さいため、プレス停止信号入力位置を
C点のように遅くする。プレス速度が速い場合にはすべ
り角、および停止時間は大きいため、プレス停止信号入
力位置をD点のように早くする。ブレーキ性能が劣化し
てくるとすべり角、または停止時間は大きくなってく
る。そのためブレーキ停止信号入力位置を早くする。
【0028】しかしながら、プレス停止信号入力位置を
早める場合、その位置には限界がある。すなわち、すべ
り角の限界値、または停止時間の限界値が設けられてい
る。CPU44はすべり角、または停止時間の測定値
と、すべり角、または停止時間の限界値とを比較し、測
定値が限界値を超えた場合には異常発信器47に信号を
発信して異常出力を発生させる。すなわち、プレス停止
信号入力時に異常を検出することとなる。これにより作
業者はプレス停止前にブレーキの異常を知ることがで
き、オーバランによる危険の発生を予防できる。
【0029】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は、減速時
間検出レベルをプレス停止前に設定し、オーバラン直前
の減速時間設定値を予め記憶することにより、プレス停
止前にブレーキ異常を検出することが可能となり、オー
バランにより発生する危険を防止することができる。ま
た、減速時間設定値をプレス速度の低速から高速まで設
定することにより寸動作業時のブレーキ異常も検出が可
能である。また、ブレーキ異常によりすべり角の限界
値、または停止時間の限界値を超え、オーバランするこ
とをプレス停止前に検出することが可能となり、危険を
防止することができる。さらに、エンコーダによりクラ
ンク角度を常時検出していることにより、クラツチ・ブ
レーキの劣化の経年変化のみならず、急激な劣化、即
ち、異物噛み混み、潤滑油の劣化あるいは不足等による
破壊、破損等の異常も検出できるという優れた効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブレーキ異常検出装置の操作系統図で
ある。
【図2】本発明のブレーキ異常検出装置を備えたプレス
のプレス速度と減速時間との関係を示すグラフである。
【図3】エンコーダビットからプレス速度を算出する方
法の説明図である。
【図4】プレスの減速時間設定値の説明用のグラフであ
る。
【図5】エキセントリックドラム式機械プレスの側面断
面図である。
【図6】機械プレスのクチッチ・ブレーキ装置の断面図
である。
【図7】クランクの作動説明図である。
【図8】従来のプレスのプレス速度と減速時間との関係
を示すグラフである。
【符号の説明】
1‥‥プレス、5‥‥メインシャフト、20‥‥クラッ
チ・ブレーキ装置、40‥‥エンコーダ、41‥‥電磁
エア切換弁、44‥‥CPU、45‥‥RAM、46‥
‥ROM、47‥‥異常信号発信器。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランク式機械プレスにおいて、クラン
    ク角度を常時検出するエンコーダと、プレス停止信号入
    力後、前記エンコーダのビット変化によりプレス稼働速
    度に対応する減速時間検出レベルでの減速時間を常時測
    定する手段と、各プレス稼働速度に対する減速時間検出
    レベルでの減速時間設定値を記憶する手段と、前記減速
    時間の測定値と前記減速時間設定値とを常時比較する手
    段と、前記減速時間の測定値が前記減速時間設定値を超
    えた場合に異常信号を発生する手段とを有することを特
    徴とするプレス機械の異常検出装置。
  2. 【請求項2】 クランク式機械プレスにおいて、クラン
    ク角度を常時検出するエンコーダと、プレス停止信号入
    力後、前記エンコーダのビット変化によりプレス稼働速
    度に対応するプレス停止までのクランクのすべり角、ま
    たは停止時間を常時測定する手段と、各プレス稼働速度
    に対する前記すべり角の限界値、または停止時間の限界
    値を記憶する手段と、前記すべり角の測定値とすべり角
    の限界値、または前記停止時間の測定値と停止時間の限
    界値とを常時比較する手段と、前記すべり角の測定値が
    すべり角の限界値を超えた場合、または前記停止時間の
    測定値が停止時間の限界値を超えた場合に異常信号を発
    生する手段とを有することを特徴とするプレス機械の異
    常検出装置。
  3. 【請求項3】 前記すべり角の測定値とすべり角の限界
    値とを比較した値、あるいは前記停止時間の測定値と停
    止時間の限界値とを比較した値により、プレス停止信号
    を入力するクランク角度を補正する手段を有することを
    特徴とする請求項2のプレス機械の異常検出装置。
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