JPH0728976B2 - ミシンの釜速度調整装置 - Google Patents

ミシンの釜速度調整装置

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JPH0728976B2
JPH0728976B2 JP25017589A JP25017589A JPH0728976B2 JP H0728976 B2 JPH0728976 B2 JP H0728976B2 JP 25017589 A JP25017589 A JP 25017589A JP 25017589 A JP25017589 A JP 25017589A JP H0728976 B2 JPH0728976 B2 JP H0728976B2
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JP
Japan
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gear
needle
sun gear
needle bar
sewing machine
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JP25017589A
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JPH03111083A (ja
Inventor
高行 相川
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ジューキ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、簡単な機構のミシンの釜速度調整装置に関す
る。
[従来技術] 従来、揺動台に針棒を装着し、針棒の上下動とともに揺
動台の針振りにより千鳥状に縫製する千鳥縫いミシンが
知られている。この従来の千鳥縫いミシンでは、針棒と
釜の位相を常に一定にし、釜の剣先が上糸をすくうタイ
ミングを常に一定とするように、釜を針振り方向に移動
させるミシンが提案されている(実開昭63−123283号公
報参照)。
[発明が解決しようとする課題] ところで、このように構成されたミシンにおいては、第
3図に示すように、針板1の上に設けられた布2に突き
刺された針3は点線の位置4まで押し込まれた後、針3
が引き抜かれるときに針穴3′を通る上糸を釜の剣先5
ですくうようにしている。ここで、針板1の針通し穴の
ほぼ中間の位置で針3bが突き刺された場合では、剣先5b
が針穴3′から最適距離d2の位置で上糸をすくうため、
上糸を確実にすくうことができる。しかしながら、この
ミシンにおいては、針棒と釜の位相が常に一定している
ので、釜の進行方向に対して早い位置で針3aが突き刺さ
れた場合には、剣先5aは針3aの針穴3′よりかなり上の
方の位置、つまり針穴3′から距離d1の位置で上糸をす
くうため、剣先5aが上糸をすくうことができず、目飛び
などの縫製不良が生じることがあった。また、針3cの場
合には、針穴3′と剣先5cが上糸をすくう位置の間の距
離d3は非常に小さいため、剣先5cが上糸をすくうことが
できず、目飛びなどの縫製不良が生じることがあった。
本発明は、針棒と、針棒と同期して回転する釜との位相
を針振り量によって調整し、釜の剣先が上糸をすくうタ
イミングを常に一定にすることにより、美しい縫い目を
形成するミシンの釜速度調整装置を提供することを目的
とするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、上記目的を達成するために、主軸の回転によ
って針棒を上下動するとともに、針棒揺動台を揺動する
ことにより前記針棒を針振り運動をして千鳥縫いを形成
するミシンにおいて、前記主軸の回転とともに回転さ
れ、かつ内周にギアが形成された第1の太陽歯車と、釜
に連結される回転軸に固着され、かつ前記第1の太陽歯
車の歯の数の1/2の歯の数を外周に持つ第2の太陽歯車
と、前記第2の太陽歯車の回転軸に一端が遊嵌されたギ
アホルダの他端に回動可能に装着され、かつ前記第1、
第2の太陽歯車と係合される遊星歯車と、前記針棒揺動
台の針振り運動を前記ギアホルダに伝達するレバー機構
とを有するものである。
[作用] 本発明によれば、主軸の回転に同期して第1の太陽歯車
が回転し、この回転を遊星歯車を介して第1の太陽歯車
の2倍の速度で回転する第2の太陽歯車に伝達する。こ
の構成において、遊星歯車の位置が変更されなければ、
第1の太陽歯車の回転速度に対して、第2の太陽歯車は
2倍の回転速度を保って回転する。ここで、針棒の揺動
台の揺動運動に同期してレバー機構によってギアホルダ
を移動し、遊星歯車の位置が変更されると、即ち、遊星
歯車が太陽歯車の回転方向に移動されると、その遊星歯
車が移動された分だけ第2の太陽歯車に回転が伝達され
ないので、第2の太陽歯車の速度の位相が遅れ、また、
遊星歯車が太陽歯車の回転方向と逆方向に移動される
と、遊星歯車が移動された分だけ、第2の太陽歯車の回
転が増え、第2の太陽歯車の回転の位相が速くなる。従
って、揺動台の針振りに同期して第2の太陽歯車の回転
速度の位相を変化することにより、釜の回転速度の位相
が変化し、針が針板の針通し穴のいずれの位置を通って
も、釜の剣先が上糸をすくうタイミングが一定となり、
美しい縫い目を形成することができる。
[実施例] 第1図を参照すると、本発明の1実施例の釜速度調整装
置では、主軸6の一方の端部近傍にはずみ車7が固着さ
れ、また、主軸6の他端に釣合錘8及び針棒クランク9
が固着され、針棒クランク9は針棒10に針棒抱き11によ
って連結され、さらに、針12が固着された針棒10は針棒
揺動台13に上下動できるように装着されている。また、
主軸6に傘歯車14が固着され、この傘歯車14に傘歯車15
が噛み合わされ、この傘歯車15の縦軸16に第1の太陽歯
車17が固着されている。また、第1の太陽歯車17の内側
に設けたギアに遊星歯車18が噛み合わされ、この遊星歯
車18は第1の太陽歯車17の内側に装着された第2の太陽
歯車19の外周に設けたギアと噛み合わされている。な
お、第1の太陽歯車17の歯の数に対して、第2の太陽歯
車19の歯の数は半分になるように構成されている。この
第2の太陽歯車19の縦軸20の他端に傘歯車21が固着さ
れ、この傘歯車21に傘歯車22が噛み合わされ、傘歯車22
の回転軸23の先端に傘24が固着されている。また、第2
の太陽歯車19の縦軸20にギアホルダ25の一端が回動可能
に保持され、このギアホルダ25の他端に遊星歯車18が回
動可能に装着されている。このギアホルダ25にリンク26
の一端が回動可能に装着され、リンク26の他端は回動軸
27で回動可能に支持された回動リンク28の一端に連結さ
れ、さらに、回動リンク28の他端に直立部に設けた摺動
軸29は針棒揺動台12に設けた二叉部30に摺動自在に装着
されている。
このように構成された本実施例の釜速度調整装置では、
遊星歯車18が位置を変更しないときには、主軸6の回転
は第1の太陽歯車17に伝達され、遊星歯車18を介して第
2の太陽歯車19が2倍の速度で回転する。ここで、遊星
歯車18が第1、第2の太陽歯車17、19の回転方向と同じ
方向に移動すると、遊星歯車18が移動した分だけ第2の
太陽歯車19の回転が第1の太陽歯車17の回転より遅くな
り、釜24の回転に負の位相差を生じる。また、遊星歯車
18が第1、第2の太陽歯車17、19の回転方向と反対方向
に移動されると、その移動した分だけ第2の太陽歯車19
を速く回転し、第1の太陽歯車17の回転より速くなって
釜24の正の位相差を生じる。従って、針揺動台13の揺動
によってギアホルダ25を移動することにより、第2図に
示すように、針板1上の布2を針12がいずれの位置で突
き刺しても、釜24の剣先24′は針12の針穴12′から距離
dの位置で上糸をすくうため、目飛びなどの縫製不良が
生じることはない。
[発明の効果] 本発明は、以上のように構成されているので、針棒の揺
動に対して、同期して釜の速度の位相差が変更され、従
って、針が上糸をすくう位置が針穴から常に一定の距離
となり、釜の剣先で常に上糸をすくうことができ、目飛
びなどの縫製不良を生じないという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1実施例のミシンの釜速度調整装置の
斜視図、第2図は第1の装置における針と剣先の関係を
示した図、第3図は従来の装置における針と剣先の関係
を示した図である。 6…主軸、7…はずみ車、8…釣合錘、9…針棒クラン
ク、10…針棒、11…針棒抱き、12…針、13…針棒揺動
台、14、15…傘歯車、16…縦軸、17…第1の太陽歯車、
18…遊星歯車、19…第2の太陽歯車、20…縦軸、21、22
…傘歯車、23…回転軸、24…釜、25…ギアホルダ、26…
リンク、27…回動軸、28…回動リンク、29…摺動軸、30
…二叉部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主軸の回転によって針棒を上下動するとと
    もに、針棒揺動台を揺動することにより前記針棒を針振
    り運動して千鳥縫いを形成するミシンにおいて、前記主
    軸の回転とともに回転され、かつ内周にギアが形成され
    た第1の太陽歯車と、釜に連結される回転軸に固着さ
    れ、かつ前記第1の太陽歯車の歯の数の1/2の歯の数を
    外周に持つ第2の太陽歯車と、前記第2の太陽歯車の回
    転軸に一端が遊嵌されたギアホルダの他端に回動可能に
    装着され、かつ前記第1、第2の太陽歯車と係合される
    遊星歯車と、前記針棒揺動台の針振り運動を前記ギアホ
    ルダに伝達するレバー機構とを有することを特徴とする
    ミシンの釜速度調整装置。
JP25017589A 1989-09-26 1989-09-26 ミシンの釜速度調整装置 Expired - Lifetime JPH0728976B2 (ja)

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JPH03111083A JPH03111083A (ja) 1991-05-10
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