JPH07289653A - 超高層建造物の防災構造 - Google Patents
超高層建造物の防災構造Info
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- JPH07289653A JPH07289653A JP6090217A JP9021794A JPH07289653A JP H07289653 A JPH07289653 A JP H07289653A JP 6090217 A JP6090217 A JP 6090217A JP 9021794 A JP9021794 A JP 9021794A JP H07289653 A JPH07289653 A JP H07289653A
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Abstract
な避難動線を確保すると共に非常時のライフラインシス
テムの信頼性を確保可能なことを目的とする。 【構成】4棟の塔状建築物1が相互に所定間隔をあけた
状態で立設している。メガユニットMが防災上の基本単
位となって、該高層建造物が上下方向に区画されてい
る。スカイロビー5間は、避難フロア7又は連絡避難路
9によって相互に連絡されている。各塔状建築物1と吹
き抜け空間2の境界部分に、4つのインフラ領域10が
確保され、そのインフラ領域10に、エレベータシャフ
トやインフラ縦幹線が集中配置されている。インフラ領
域10にうち、各メガユニットMのローカル領域10b
には、それぞれ避難階段付室及び避難階段が配設されて
いる。
Description
おける火災の際の防災構造に係り、特に、火災発生時に
おける安全且つ確実な避難動線の確保、及び非常時のラ
イフラインの確保等に特徴がある超高層建造物の防災構
造に関するものである。
物内における所定の室内等で火災が発生すると、その火
災発生を煙探知器等の火災感知器により感知され、その
警報が防災センターへ通報される。そして、火災と断定
されると、自動若しくは手動によって、スプリング等の
消火設備が作動して初期消火を開始すると共に、排煙設
備が作動して火災により発生した煙やガス等を強制的に
排気する。
例えば、火災発生時にいた部屋から内廊下を通って避難
階段付室に行き、さらに、避難階段によって下階へと降
りて地上階に移動し、地上階から高層建造物の外に避難
する。また、途中階に上記避難階段付室に連絡する外気
に通じた避難回廊を設けたり、避難階段に避難出来なか
った場合のために避難バルコニーを設け、タラップで下
階への避難を可能としている。
する建物に沿って主幹線が立ち上がり、各室に分岐して
配設されている。
ような従来の避難構造では、避難階を唯一,地上階とし
ているため、高層階にいるほど避難に時間が掛かる。こ
のため、地上階までの避難が困難となる。また、避難階
段でのみの下方への移動であるため、避難の際に避難階
段に避難者が殺到し非常時の群衆心理からパニックを生
じて二次災害を生む恐れがある。
火災発生階よりも上階にいる人は、下方への移動が不能
となることがあり、この場合には、屋上階など上方に避
難せざるを得ない恐れもある。また、従来のライフライ
ンは対象とする建物に沿って配設されているので、当該
建物で火災等が発生した場合に、該火災によって停止す
る恐れがある。この場合に、該ライフラインが二重幹線
化を図っていても、やはり、対象とする建物に沿って配
設されていることから火災時の信頼性は余り向上しな
い。
著となる。本発明は、上記のような問題点に着目してな
されたもので、超高層建造物であっても、火災時の安全
・確実な避難動線を確保すると共に、非常時のライフラ
インシステムの信頼性を確保可能な超高層建造物の防災
構造を提供することを目的としている。
に、本発明のうち請求項1に記載された超高層建造物の
防災構造は、垂直に伸展構築されて上下に複数階層の居
室空間を形成する塔状建築物が、互いに所定の間隔を開
けて複数,建てられ、また、その複数の塔状建築物間を
水平方向で連絡する連絡路やスカイ広場が、上下方向に
所定間隔をあけて複数,配設されて構成される超高層建
造物において、上記超高層建造物を、防災上,所定階層
単位に上下方向に区画し、各区画の最下層を構成して水
平方向で対置する各塔状建築物の階間を連絡するように
それぞれスカイ広場からなる避難床を架設すると共に、
各塔状建築物間における水平に対置する任意の階間がそ
れぞれ連絡路からなる連絡避難路で連絡され、また、各
区画内に対して、それぞれ個別に上下の階層を接続する
避難階段付室及びその室内に配設される避難階段を設け
たことを特徴としている。
に、上記各塔状建築物の各階に対して、それぞれの階の
外周部を巡るように回廊状の外周廊下を設けると共に、
その外周廊下をそれぞれ避難階段付室に接続したことを
特徴とするとよい。また、請求項3に記載されているよ
うに、上記各区画単位に、該区画内の階層間をそれぞれ
上下に連絡する非常用ローカルエレベータを設けたこと
を特徴とするとよい。
防災時の避難経路に適宜,インディケータを設置したこ
とを特徴とするとよい。また、請求項5に記載されてい
るように、地上側のアクセスフロアの階層部分にメイン
防災センターを設けると共に各区画単位にサブ防災セン
ターを設け、各サブ防災センターを対応する区画内の非
常時の管理活動拠点とすると共に、超高層建造物全体の
防災関係の情報処理をメイン防災センターで集中管理さ
せることを特徴とする。
上記防災センターと各インディケータとを接続し、該防
災センタから各インディケータへ非常時の情報を、適
宜,供給し、該非常時の情報を各インディケータで表示
若しくは通報可能としたことを特徴とする。また、請求
項7に記載されているように、上記各サブ防災センター
を、避難フロアの下部に設けたことを特徴とするとよ
い。
電気・情報等のライフラインの幹線を、上記複数の塔状
建築物のうちの2以上の棟に沿って個々に立ち上げ、さ
らに、該ライフラインを上記各幹線からおのおの分岐さ
せて上記連絡避難路若しくは避難床を介してループ状に
各区画内に配設したことを特徴とするとよい。
に区画されるため、防災上,各区画単位に閉じた空間が
形成され、一つの区画内で発生した火災が他の区画に移
ることが防止可能となる。また、対象とする超高層建造
物における個々の塔状建築物は独立して立設されている
ため、一つの塔状建築物で火災が発生しても他の塔状建
築物が延焼することが防止される。
れ、個々の区画が防災上独立した形態となる。さらに、
地上階と同様な機能を有する避難フロアが各区画単位に
確保されるため、地上階に避難する代わりに対応する区
画の避難フロアへ避難階段等を介して一時避難すること
が可能となる。また、上記のように各塔状建築物は独立
して設置されているため、一つの棟で火災が発生した場
合に、避難フロア若しくは連絡避難路を介して隣接する
別の棟に水平に避難することが可能となる。そして、火
災が発生していない棟のエレベータ等によって地上階に
避難する。
される避難階段は、区画毎に個別に設けることで、高層
建造物であっても煙突効果が抑えられる共に、他の区画
での火災による煙等が、他の区画の避難階段付室に侵入
することが最小限に抑えられる。なお、各避難階段付室
内は加圧しておくことで、火災が発生した区画の避難階
段付室内への火災時の煙等が入り込むことを低減させて
もよい。
を設けることで、居室から避難階段に避難する際に、従
来の内廊下を利用した避難経路の他、外周廊下による避
難が可能となり、少なくとも2方向の避難路が確保され
る。また、請求項3に記載したように、ローカル非常エ
レベータを設置することで火災時における高齢者や障害
者等の避難フロア等への避難が容易になる。
ベータを利用することで、消火・救援活動のために地上
階から火災が発生している区画内への移動、さらには、
非常用ローカルエレベータによる火災階への移動が迅速
に可能となる。また、請求項4に記載のように、適宜,
インディケータを設けておくことで、避難者は、火災時
の災害状況や避難経路が明瞭となる。
ることで、メイン防災センターで建物全体を監視する。
また、サブ防災センターで上記メイン防災センターと防
災情報を交換しつつ、対応する区画の防災管理、消防隊
の駆け付け拠点、消火・救済活動の拠点として機能す
る。これによって、建物全体は、従来のようにメイン防
災センターで防災情報の管理が実施されると共に、防災
上区画されて独立した区画単位にきめ細かい防災活動が
可能となる。従って、超高層建造物であっても各区画を
独立した建物のようにして防災活動及び防災管理が可能
となる。
防災センターから非常時の情報を各インディケータに供
給し、各インディケータで非常時の情報を表示若しくは
通報することで、避難者は適切な避難経路が把握可能と
なると共に災害情報を迅速に知ることが可能となる。ま
た、請求項7に記載されているように、サブ防災センタ
ーを、避難フロアの下部に設けると、サブ防災センター
は、各塔状建築物内に設ける必要がなく、ある塔状建築
物内で火災が発生しても、その火災の影響を受けること
なくなり、消火・吸収の活動拠点及び防災管理の拠点が
確保される。
電気・情報等のライフラインの幹線を、上記複数の塔状
建築物のうちの2以上の棟で個別に立ち上げ、その各幹
線からおのおの上記連絡避難路若しくは避難床を介して
ブランチループで各区画内に供給するように配置する
と、各塔状建築物は独立しているため、一つの棟に沿っ
て立ち上がるライフラインが火災等の災害で停止して
も、他の棟を立ち上がるライフラインは正常であるた
め、ライフラインは確保される。このように、非常用電
源等のライフラインを多重化すると共に、独立した塔状
建築物に沿って個々に立ち上げることで、ライフライン
の信頼性が向上する。
本実施例の超高層建造物は、図1から図4に示すよう
に、4棟の塔状建築物1が、横断面で正方形の各角部に
位置するように配置されている。即ち、横断面十字形状
の吹き抜け空間2を取り囲むように相互に所定間隔をあ
けた状態で各塔状建築物1が立設している。
m等からなるキューブ状のキューブユニットUを基本単
位とした内部空間を構成しつつ上方に延びている。各キ
ューブユニットUは、図5に示すように、例えば9層に
分割されていて、最上層が機械室などの設備を展開した
設備展開スペース4(キューブユニットUの節目部分)
を構成し、それ以外の階層が居室空間3を構成してい
る。また、1層目のフロアは居室空間3であると共にス
カイロビー5を構成している。
され且つその外周部を巡るように回廊状に形成された外
周廊下6が設けられている。その外周廊下6に、種々の
草木が配設されて緑化領域が形成されている。また、そ
の外周廊下6は、対応する階の居室空間3と連絡してい
ると共に後述する避難階段付室に接続されている。各階
の居室空間3は、使用用途によって適宜,区画されて居
室や内廊下等が形成されている。
で対置する他の棟1のキューブユニットUと共に相互に
一ユニット群を構成し、該一ユニット群及びそのユニッ
ト群に取り囲まれた十字形状の吹き抜け空間2が、3層
分積層して、さらなる一単位としてのメガユニットMを
構成している。本実施例の高層建造物では、そのメガユ
ニットMが防災上の基本単位となって、該高層建造物が
上下方向に区画されている。
のうち、最下層のユニット群のスカイロビー5間は、図
2及び図5に示すように、それぞれ人工地盤を構成して
日常の交流広場を兼ねる避難フロア7によって相互に連
絡されている。そして、各避難フロア7によって、当該
メガユニットMと下側で隣接するメガユニットMとの間
が仕切られてメガユニットM間の節目が構成され、もっ
て、防災上の区画単位である各メガユニットMがそれぞ
れ機能上及び防災上,独立した構造となっている。
れぞれ対応するメガユニットMの災害時の拠点となる、
サブ防災センター8が設けられている。また、上記メガ
ユニットMを構成するユニット群のうち、2層,3層目
のキューブユニットUの水平方向で対置するスカイロビ
ー5間は、図3及び図5に示すように、回廊状態に配設
された連絡避難路9によって相互に連絡されている。こ
れによって、その水平に対置する各棟1のスカイロビー
5の間を、日常及び非常の際に、人等が水平に移動可能
となっている。
水平方向で対置するフロアの位置関係は、図4に示すよ
うな位置関係にある。また、本実施例では、スカイロビ
ー5間を連絡避難路9で連絡させた一例を示している
が、スカイロビー5を構成しない各階間のフロア間も連
絡避難路9で連絡させておいてもよい。
も使用されるので、必ずしも水平に配設させる必要はな
く、エスカレータ等を配して棟1間を斜めに連絡するよ
うに構成させてもよい。また、各棟1は上記避難フロア
7や連絡避難路9でのみ連結されているわけではなく、
梁やブレース等の構造材によっても相互に連結されてい
る。
抜け空間2の境界部分に、各塔状建築物1に沿って上下
に延びる4つのインフラ領域10が確保され、そのイン
フラ領域10に、後述するようなエレベータシャフトや
上下水道,エネルギー供給、通信等のライフラインを構
成するインフラ縦幹線が集中配置されている。この各イ
ンフラ領域10は、吹き抜け空間2側の横断面L字形状
のメイン領域10aと居室空間3側のローカル領域10
bに分けられている。上記メイン領域10aは、当該超
高層建造物の1階から最上階まで原則的に吹き抜け状態
となっていて、このメイン領域10aに、後述するセミ
シャトルエレベータや急行エレベータのエレベータシャ
フトが配設されると共に、メインの上記上下水道等のイ
ンフラ縦幹線が配置される。
ニットM単位に防災上,上下が画成されていて、後述す
るように、対象とする各メガユニットM内で使用される
ローカルエレベータのエレベータシャフトや、上記メイ
ンのインフラ縦幹線から分岐したインフラ縦幹線がそれ
ぞれ個別に配設される。そして、上記メガユニットMと
地上のアクセスフロア11(メインエントランス)と
が、図5及び図6に示すように、それぞれ上記インフラ
領域10のメイン領域10a側に配置されたエレベータ
シャフトを介して、それぞれ個別のセミシャトルエレベ
ータ12で連結されている。その各セミシャトルエレベ
ータ12は、対応するメガユニットM内の避難フロア7
及びスカイロビー5に停止するように構成されている。
ータケージ13には、それぞれ単体のエレベータケージ
を上下に結合したような2階建て構造のダブルデッキが
採用されている。これによって、各セミシャトルエレベ
ータ12のエレベータケージ13は、上側のエレベータ
ケージ13a部分が対応するメガユニットMの所定のス
カイロビー5に停止して乗り降りすると同時に、下側の
エレベータケージ13b部分が上記避難フロア7及びス
カイロビー5の下側で隣接するフロアに停止して乗り降
り可能となる。
避難フロア7及びその避難フロア7に連結するスカイロ
ビー5に上側のエレベータケージ13a部分が停止した
際には、下側のエレベータケージ13b部分は、下側で
隣接するメガユニットM側のフロアに停止する。このた
め、この下側のエレベータケージ13部分に乗ること
で、隣接する下側のメガユニットMのフロアから当該セ
ミシャトルエレベータ12が対象とするメガユニットM
内へ移動可能となる。
ていると共に各メガユニットMを構成する階層が大きい
ことに鑑み、このようにセミシャトルエレベータ12の
エレベータケージ13にダブルデッキを採用すること
で、大量輸送が図れる上、メガユニットM間及び各キュ
ーブユニットU間の最下階と最上階の両方からアクセス
が可能となり起動力を高めている。
最上階のフロアに下側のエレベータケージ13b部分が
停止した際には、上側のエレベータケージ13a部分
は、上側で隣接するメガユニットM側のフロアに停止す
る。このため、この上側のエレベータケージ13a部分
に乗ることで、隣接する上側のメガユニットMのフロア
から当該セミシャトルエレベータ12が対象とするメガ
ユニットM内へ移動可能となる。
ズに行うために、アクセスフロア11及びそれぞれの避
難フロア7を連結する急行エレベータ14が、インフラ
領域10内に設置されている。この急行エレベータ14
のエレベータケージ13も、上記セミシャトルエレベー
タ12と同様な2階建て構造のダブルデッキが採用され
ていて、上側エレベータケージ部分と下側エレベータケ
ージ部分とで、上下に隣接するメガユニットMを跨がる
ように停止して、大量輸送を図ると共に、隣接する両メ
ガユニットMに同時にアクセス可能として起動力を高め
ている。
流通も考慮して、メガユニットM毎に区切られた各階止
まりのローカルエレベータが上記インフラ領域10の各
ローカル領域10b内にそれぞれ配設されている。な
お、各キューブユニットU内部は、それぞれ自由な空間
作りが可能なので、各キューブユニットU内には、階
段,エスカレータ,一般の移動用のローカルエレベータ
等が自由に組み合わせされて設置されている。これよっ
て、上記セミシャトルエレベータ12を降りた後のキュ
ーブユニットU内の垂直移動を可能としている。特に、
エスカレータは、待ち時間がなく、単位時間内の輸送人
数が多い上、エレベータのような密室空間からいきなり
自分の家やオフィスの前に着く無機的な感覚を払拭し
て、道筋に人と人との出会いを生み、より人間的な生活
を実現することが可能となる。
ータ12のシャフトは外気に開放しているので、高さ方
向に生じる圧力差がなくなり、火災時の際等における高
層建築での欠点である煙突効果が解消されている。ま
た、階段室をメガユニットM毎に乗り換える形態に配置
することにより階段室内の煙突効果を最小限にすること
が可能となる。
ニットMのローカル領域10bには、図7に示すよう
に、それぞれ避難階段付室15が上下に延びるように配
設されていて、該避難階段付室15は、非常口を介して
対応する区画内の各階と連絡可能となっている。その避
難階段付室15内には避難階段16が配設されている。
同様に、各メガユニットMのローカル領域10bには、
それぞれ上下に延びる避難用エレベータシャフト17が
配設されていて、その避難用エレベータシャフト17内
には、避難用ローカルエレベータが配設されている。
17及び避難階段付室15には、図7に示すように、加
圧ファン18が接続され、該加圧ファン18により上記
避難用エレベータシャフト17及び避難階段付室15内
は加圧されている。また、居室空間3にはそれぞれ排煙
ファン19が接続されていて、該排煙ファン19により
居室内の排煙を実施可能としている。
リンクラーや煙探知器が適宜,配設されている。煙探知
器は対応するサブ防災センター8に接続されて、火災発
生の生むを各サブ防災センター8に供給可能となってい
る。また、電気、給水、熱供給等のライフラインの主幹
線21は、図7に示すように、対角に配設された二棟
1,1に沿って配置された各インフラ領域10内を垂直
に延びるように配設されている。その主幹線21は、そ
れぞれ、各スカロビーの高さでローカル領域10b側に
分岐すると共に、避難フロア7や連絡避難路9の下部を
介してループ状のライン22に沿って配置されて、他の
棟1に延びて各棟1のローカル領域10bに配置されて
いる。さらに、各区画内のローカル領域10b内を延び
ながら各階で分岐して配されている。
二重幹線方式を採用すると共に、独立した棟1を介して
個々に立ち上げられることで、システムの信頼性を向上
させている。また、各階の居室空間3内の内廊下や外周
廊下6、スカイロビー5等には、適宜、電光掲示板やス
ピーカ等からなるインディケータ25が設置されてい
る。各インディケータ25は、対応するサブ防災センタ
ー8に接続されていて、対応するサブ防災センター8か
らの情報を伝達されて該情報を掲示若しくは通報可能と
なっている。
下階)はメガユニットM毎に設置されて、各サブ防災セ
ンター8によって、防災区画の基本単位を構成する該メ
ガユニットM毎にきめ細かく防災管理を行うことを可能
としていると共に、対応するメガユニットMで火災が発
生した際の消火・救助活動の拠点となっている。また、
各サブ防災センター8は、地上階に設けられたメイン防
災センター26に接続されていて、該メイン防災センタ
ー26へ防災情報を伝達し、該メイン防災センター26
との連携により、総合的な防災性能を向上させている。
造物内における所定の室内等で火災が発生すると、その
火災発生が煙探知器等の火災感知器により感知され、そ
の警報がサブ防災センター8へ通報される。そして、火
災と断定されると、自動若しくは手動によって、スプリ
ング等の消火設備が作動して初期消火を開始すると共
に、排煙設備が作動して火災により発生した煙を強制的
に排気する。
図8に示すように、例えば、火災発生時にいた部屋から
火災状況に合わせて居室空間3内の内廊下若しくは外周
廊下6を通って避難階段付室15に行き、さらに、避難
階段16によって対応するメガユニットM最下階のスカ
イロビー5の階へ降り、そのスカイロビー5を通って対
応する避難フロア7へ一時的に避難する。このとき、避
難フロア7に上方を保護するような避難施設を設けてお
けば、急いで,地上階まで退避する必要はない。
は、避難動線の一例である。そして、随時,火災の発生
していない棟1に移動して、通常のセミシャトルエレベ
ータ12によって地上階に移動する。または、火災発生
時にいた部屋から内廊下若しくは外周廊下6を通って避
難階段付室15に行き、さらに、避難階段16を昇り降
りして最寄りのスカイロビー5に移動する。そして、該
スカイロビー5から回廊状の連絡避難路9を通って別棟
1に適宜,避難する。
避難階段16にて移動が困難なので、非常用ローカルエ
レベータを使用して所定のスカイロビー5に移動する。
また、サブ防災センター8では、メイン防災センター2
6と防災情報を交換しつつ、適宜、火災情報及び最適な
避難経路をインディケータ25を介して表示,または、
通報して、避難者を安全,迅速,且つ確実に避難誘導さ
せる。
高層位置にいた避難者であっても、地上階まで直接,避
難する必要がなく、最高26階だけ降りるだけで避難フ
ロア7に避難することができ、また、最高8階だけ移動
することにより連絡避難路9を介して火災の発生してい
ない他の棟1に水平方向に避難することができる。即
ち、構造物が100階以上の高層であっても、27階建
てまたは9階建ての建物と同等な避難時間や避難動線で
避難することが可能となる。
への移動が不能であっても、外周廊下6を通って移動す
ることが可能となり、また、外周廊下6は回廊状に設け
られているので、2方向に避難方向が確保されて、一方
の方向が火災で通行不能となっても他方向の避難方向を
介して避難階段付室15に移動することが可能となる。
ャフト17は加圧供給されているので、火や煙の侵入が
防止される。また、消防隊は、火災が発生していない棟
1のセミエレベータによって、地上階から火災発生のメ
ガユニットM内に移動し、当該メガユニットMに設けら
れたサブ防災センター8を拠点として消火活動,及び救
助活動が実施できる。さらに、火災発生フロアまでは、
避難フロア7から避難用ローカルエレベータで移動した
り、他の棟1から連絡用避難路を介して最寄りのスカイ
ロビー5に移動することで容易に移動することができ
る。このため、地上階から梯子が届かないような高層位
置であっても消火・救助活動が実施可能となる。
は、消防隊の動線の一例である。このとき、サブ防災セ
ンター8は、塔状建築物1内に設けず、避難フロア7の
下部に設けることで塔状建築物1内で発生した火災から
保護されている。このため、確実に、消火活動,及び救
助活動の拠点及び防災管理の拠点が確保できる。また、
ライフラインが2重幹線化しているので、火災の発生し
た棟1に沿って立ち上がっているライフラインが停止し
ても、火災が発生していない棟1側のライフラインによ
って非常電源等が確保されて、ライフラインの信頼性が
向上する。
災センター8では、火災情報以外の日常災害,防犯,地
震,事故等の情報やITVによる監視を集中して行った
り、住宅内の就寝者に対する覚醒システムを設置し、逃
げ遅れ者の防止を図っている。また、上記実施例では、
ライフラインを2重幹線としているが、3重若しくは4
重幹線化に構成してもよい。
単位を、防災上の基本単位としているが、キューブユニ
ットUを防災上の基本ユニットとしてもよい。
層建造物の防災構造では、一つの区画内で発生した火災
が他の区画に移ることが防止可能となる。また、火災時
の地上階に避難する代わりに対応する区画の避難フロア
へ避難階段等を介して一時避難することが可能となる。
いるため、一つの棟で火災が発生した場合に、避難フロ
ア若しくは連絡避難路を介して隣接する別の棟に水平に
避難することが可能となる。このため、各区画内の避難
フロア若しくは連絡避難路のある階まで移動すればよい
ので、建造物が高層となっても、火災時の迅速且つ安全
な避難動線が確保される。
その室内に配設される避難階段を設けることで、高層な
建物となっても該避難階段付室の煙突効果を抑えられ
る。また、請求項2に記載したように外周廊下を設ける
ことで、居室から避難階段に避難する際に、従来の内廊
下を利用した避難経路の他、外周廊下による避難が可能
となり、少なくとも2方向の避難路が確保されて、避難
階段等への移動がより確実に実施可能となる。
ル非常エレベータを設置することで火災時における高齢
者や障害者等の避難フロア等への避難が容易になる。な
お、火災が発生していない他の棟のエレベータを利用す
ることで、消火・救援活動のために地上階から火災が発
生している区画内への移動、さらには、非常用ローカル
エレベータによる火災階への移動が迅速に可能となる。
ンディケータを設けておくことで、火災時の火災状況や
避難経路が明瞭となる。また、請求項5に記載されてい
るようにすることで、区画単位にきめ細かい防災活動が
可能となる。従って、超高層建造物であっても各区画を
独立した建物のようにして防災活動が可能となる。
ることで、避難者は適切な避難経路が把握可能となると
共に火災情報を迅速に知ることが可能となる。また、請
求項7に記載されているようにすることで、塔状建築物
内で火災が発生しても、その火災の影響を受けることな
く、消火・吸収の活動拠点が確実に確保される。
ることで、ライフライン供給の信頼性が向上し、一つの
棟に沿って立ち上がるライフラインが火災等の災害で停
止しても、他の棟を立ち上がるライフラインは正常であ
るため、非常時であっても非常用電源等が確保される。
す正面図である。
難フロアを有する階を示す概略平面構成図である。
絡避難路の配置状態を示す概略平面構成図である。
室空間3及び吹き抜け空間2を示す概略平面構成図であ
る。
ューブユニットU,及びキューブユニットU群を複数積
層したメガユニットM等を示す概略構成図である。
略エレベータ系統図である。
イフラインを示す概略構成図である。
難経路等を示す概略図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 垂直に伸展構築されて上下に複数階層の
居室空間を形成する塔状建築物が、互いに所定の間隔を
開けて複数,建てられ、また、その複数の塔状建築物間
を水平方向で連絡する連絡路やスカイ広場が、上下方向
に所定間隔をあけて複数,配設されて構成される超高層
建造物において、 上記超高層建造物を、防災上,所定階層単位に上下方向
に区画し、各区画の最下層を構成して水平方向で対置す
る各塔状建築物の階間を連絡するようにそれぞれスカイ
広場からなる避難床を架設すると共に、各塔状建築物間
における水平に対置する任意の階間がそれぞれ連絡路か
らなる連絡避難路で連絡され、また、各区画内に対し
て、それぞれ個別に上下の階層を接続する避難階段付室
及びその室内に配設される避難階段を設けたことを特徴
とする超高層建造物の防災構造。 - 【請求項2】 上記各塔状建築物の各階に対して、それ
ぞれの階の外周部を巡るように回廊状の外周廊下を設け
ると共に、その外周廊下をそれぞれ避難階段付室に接続
したことを特徴とする請求項1に記載された超高層建造
物の防災構造。 - 【請求項3】 上記各区画単位に、該区画内の階層間を
それぞれ上下に連絡する非常用ローカルエレベータを設
けたことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれか
に記載された超高層建造物の防災構造。 - 【請求項4】 防災時の避難経路に適宜,インディケー
タを設置したことを特徴とする請求項1から請求項3の
いずれかに記載された超高層建造物の防災構造。 - 【請求項5】 地上側のアクセスフロアの階層部分にメ
イン防災センターを設けると共に各区画単位にサブ防災
センターを設け、各サブ防災センターを対応する区画内
の非常時の管理活動拠点とすると共に、超高層建造物全
体の防災関係の情報処理をメイン防災センターで集中管
理させることを特徴とする請求項1から請求項4のいず
れかに記載された超高層建造物の防災構造。 - 【請求項6】 上記防災センターと各インディケータと
を接続し、該防災センタから各インディケータへ非常時
の情報を、適宜,供給し、該非常時の情報を各インディ
ケータで表示若しくは通報可能としたことを特徴とする
請求項5に記載された超高層建造物の防災構造。 - 【請求項7】 上記各サブ防災センターを、避難フロア
の下部に設けたことを特徴とする請求項5または請求項
6に記載された超高層建造物の防災構造。 - 【請求項8】 電気・情報等のライフラインの幹線を、
上記複数の塔状建築物のうちの2以上の棟に沿って個々
に立ち上げ、さらに、該ライフラインを上記各幹線から
おのおの分岐させて上記連絡避難路若しくは避難床を介
してループ状に各区画内に配設したことを特徴とする請
求項1から請求項7のいずれかに記載された超高層建造
物の防災構造。
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- 1994-04-27 JP JP09021794A patent/JP3545039B2/ja not_active Expired - Fee Related
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