JPH05311896A - 超々高層建築物の構造 - Google Patents

超々高層建築物の構造

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Publication number
JPH05311896A
JPH05311896A JP14861092A JP14861092A JPH05311896A JP H05311896 A JPH05311896 A JP H05311896A JP 14861092 A JP14861092 A JP 14861092A JP 14861092 A JP14861092 A JP 14861092A JP H05311896 A JPH05311896 A JP H05311896A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
units
ultra
main
unit
rise building
Prior art date
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Pending
Application number
JP14861092A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroki Sugiyama
寛紀 杉山
Takao Kitagishi
貴雄 北岸
Masaharu Shibazaki
正晴 柴崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Construction Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Construction Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Construction Co Ltd filed Critical Mitsui Construction Co Ltd
Priority to JP14861092A priority Critical patent/JPH05311896A/ja
Publication of JPH05311896A publication Critical patent/JPH05311896A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】合理的な構造方式の超々高層建築物の構造を提
供すること。 【構成】平面的には、十字形のスリット2を隔して直方
体形状のユニット3が4ユニット配置され、各ユニット
3の中央部には、高さ方向に連続する主柱4が貫通配置
され、この4本の各主柱4が前記各ユニット3の上面で
井桁状に大梁5で連結接合されてなり、立面的には、前
記各ユニット3が前記大梁5を介して順次積層されてな
ることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超々高層建築物の構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現代の都市は、急速に発展した都市の様
々な機能が高密度に、かつ無秩序に混在している状態に
あり、これが原因で種々の問題が生じている。そこで、
これらの問題を解決するために、1つの建物に大部分の
都市型機能を集約させ、秩序ある都市を再開発せんとし
て、超々高層建築物が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この超々高層建築物で
は、長期間に亙る施工等を考慮して合理的な構造方式が
要望されている。本発明は、かかる従来の課題を解決し
うる超々高層建築物の構造を提供することを目的とする
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る超々高層建築物の構造においては、平
面的には、十字形のスリットを隔して直方体形状のユニ
ットが4ユニット配置され、各ユニットの中央部には、
高さ方向に連続する主柱が貫通配置され、この4本の各
主柱が前記各ユニットの上面で井桁状に大梁で連結接合
されてなり、立面的には、前記各ユニットが前記大梁を
介して順次積層されてなることを特徴とする。
【0005】なお、前記主柱は、立体トラス形式の円形
中空主柱に形成し、この主柱の中空部にメインエレベタ
−や、物流手段を配置し、また、前記大梁は中空角形梁
に形成し、この大梁の中空部に搬送手段を配置した構成
とするのが望ましい。
【0006】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図面により説
明する。図1乃至図3は本発明の一実施例を示すもので
あり、図中1は本実施例に係る超々高層建築物である。
【0007】超々高層建築物1は、図2に示すように平
面的には、十字形のスリット2を隔して立方体形状のユ
ニット3が4ユニット、相互に対称に配置され、各ユニ
ット3の中央部には、高さ方向に連続する主柱4が各々
貫通して配置されている。この4本の各主柱4は、各ユ
ニット3の上面位置に井桁状に配設された大梁5と連結
接合されている。また、図1に示すように立面的には、
前記各ユニット3が前記大梁5を介して順次積層されて
超々高層建築物1を形成している。
【0008】前記主柱4は、図3に示すように立体トラ
ス形式の円形中空柱であり、この主柱4の中空部6内に
図示しないメインエレベタ−や、物流手段等が配置され
ていて、上下のユニット間の連絡を可能にしている。ま
た、前記大梁5は、中空角形梁であり、この大梁5の中
空部内に図示しない搬送手段が配置されるようになって
いる。なお、主柱4及び大梁5は、強度100Kg/mm2
上の高張力鋼もしくは軽量高強度の新材料などを使用す
る。
【0009】また、各ユニット3には、図3に示すよう
に主柱4の他に適宜本数(本実施例では2本)の補助柱
7が配置されている。また、各ユニット3相互は、スリ
ット2の位置で水平方向に連絡ブリッジ8で連結されて
おり、人の移動や物流がユニット3相互で可能となって
いる。さらに、各ユニット3には、所定本数(本実施例
では5本)の多機能シャフト9が配置されており、この
多機能シャフト9内に設備配管類や防災用の装備が設置
しうるようになっている。また、各ユニット3は、全て
最上部まで積層する構成とすることもできるが、図1に
示すように上層部でその一部を主柱4と大梁5だけの架
構とすることもできる。
【0010】本実施例の超々高層建築物1の規模は、地
下20階、地上220階、高さ約1300mであり、こ
の超々高層建築物1をいわゆるマザ−タワ−として都市
機能の中枢を集約し、その他の施設との連絡は、地下に
作られる連絡網によって行われる。このように、空中と
地下を有効利用することにより、地上部分には自然と一
体となった住環境を形成することができるようになって
いる。
【0011】また、超々高層建築物1の下層3分の1
は、ヘッドオフィス、コンピュ−タ−センタ−、フレッ
クスファクトリ−等の産業中枢施設が配置され、中層部
にはエネルギ−センタ−、研究所、発電プラント等の施
設が配置され、さらに、上層には、観測所、通信施設の
他、エアバス、VTOL(垂直離発着機)のためのエア
ステ−ションや、宿泊施設等が配備されるようになって
いる。
【0012】上記各ユニット3は、1辺が100m規模
の立方体であり、主柱4は、外径25m、内径15m、
大梁5は、梁せい20m,梁幅25m、補助柱7と多機
能シャフト9の外径は10mに設定されている。
【0013】上述した如く構成された本実施例において
は、各ユニット3を基本として、平面的に4個のユニッ
トを、4本の主柱4と井桁状の大梁5とで支持して、高
さ方向に積層してゆくものであり、極めて合理的な構造
方式となっている。また、各ユニット3はスリット2を
介して配置されており、この十字形のスリット2は、超
々高層建築物1に対して支配的な外力となる風圧力を低
減する上で有効な手段となる。
【0014】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、建物の規模やユニット3の大きさ、配置個
数等も設計条件に応じて適宜最適規模に設定できる等、
本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形例が可能
なことは言うまでもない。
【0015】
【発明の効果】本発明は上述した如く構成されており、
各ユニットを、主柱と井桁状の大梁とで支持して、高さ
方向に積層してゆくものであり、極めて合理的な構造方
式となっており、十字形のスリットが、支配的な外力と
なる風圧力を低減する上で有効な手段となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る超々高層建築物を示す
説明図である。
【図2】図1の横断面図である。
【図3】ユニットの構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1 超々高層建築物 2 スリット 3 ユニット 4 主柱 5 大梁 6 中空部 7 補助柱 8 連絡ブリッジ 9 多機能シャフト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平面的には、十字形のスリットを隔して直
    方体形状のユニットが4ユニット配置され、各ユニット
    の中央部には、高さ方向に連続する主柱が貫通配置さ
    れ、この4本の各主柱が前記各ユニットの上面で井桁状
    に大梁で連結接合されてなり、立面的には、前記各ユニ
    ットが前記大梁を介して順次積層されてなることを特徴
    とする超々高層建築物の構造。
  2. 【請求項2】前記主柱が、立体トラス形式の円形中空主
    柱であり、この主柱の中空部にメインエレベタ−や、物
    流手段が配置されている請求項1記載の超々高層建築物
    の構造。
  3. 【請求項3】前記大梁が、中空角形梁であり、この大梁
    の中空部に搬送手段が配置されている請求項1記載の超
    々高層建築物の構造。
JP14861092A 1992-05-15 1992-05-15 超々高層建築物の構造 Pending JPH05311896A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07289653A (ja) * 1994-04-27 1995-11-07 Taisei Corp 超高層建造物の防災構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07289653A (ja) * 1994-04-27 1995-11-07 Taisei Corp 超高層建造物の防災構造

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