JPH1025816A - スーパーストラクチャー構造における建物の構築工法 - Google Patents

スーパーストラクチャー構造における建物の構築工法

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JPH1025816A
JPH1025816A JP18198596A JP18198596A JPH1025816A JP H1025816 A JPH1025816 A JP H1025816A JP 18198596 A JP18198596 A JP 18198596A JP 18198596 A JP18198596 A JP 18198596A JP H1025816 A JPH1025816 A JP H1025816A
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雅己 山下
Akio Iwamoto
昭男 岩本
Toshiyuki Nametake
俊行 行武
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物の構築の最終工程において大型クレーン
を使用しなくても構築できるスーパーストラクチャー構
造における建物の構築工法を提供することである。 【解決手段】 大型柱に大型梁を架設して構築するスー
パーストラクチャー構造における建物の構築工法におい
て、大型柱2を建て込んで最上階の屋上床6を先行して
構築した後、下階から上階にかけて順に各階を構築する
ことである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスーパーストラクチ
ャー構造における建物の構築工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、オフィスビルのインテリジェント
化に対するニーズから柱のない天井高の高いフレキシブ
ルな空間が要求されてきている。このような要求を満た
すものとして大型柱と大型梁とによって構成されるスー
パーストラクチャー構造の建物が構築されるようになっ
てきた。このスーパーストラクチャー構造の建物は下階
から一層づつ施工する積層工法によって構築し、最後に
一番重い最上階の大型梁を施工している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のような構築工法
は、建物がほとんど完成したときに一番重い最上階の大
型梁を施工するため極めて大きなクレーンが必要とな
り、建方コストが高くなるという問題があった。
【0004】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、建物の構築の最終工程にお
いて大型クレーンを使用しなくても構築できるスーパー
ストラクチャー構造における建物の構築工法を提供する
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めの手段は、大型柱に大型梁を架設して構築するスーパ
ーストラクチャー構造における建物の構築工法におい
て、大型柱を建て込んで最上階の屋上床を先行して構築
した後、下階から上階にかけて順に各階を構築すること
である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、スーパーストラクチャー構
造における建物の構築工法の実施の形態の一例を図面に
基づいて詳細に説明する。図1はスーパーストラクチャ
ー構造の建物の斜視図、図2は同建物をほぼ中央部で縦
方向に切断した断面図である。
【0007】図1のスーパーストラクチャー構造の建物
1は、3.2m角に配置された4本の柱2からなる組柱
3が4本立設され、この頂部間にトラス梁4が架設され
て構成されている。この4本の組柱3で囲まれた内側に
は各階の床スラブ5が形成されて階高の高い無柱空間が
形成されるとともに、最上階には本設の屋根12とした
屋上床6が形成されている。
【0008】このようなスーパーストラクチャー構造の
建物1の構築は、まず先組ヤードにおいて組柱ユニット
7を地組する。そして、この組柱ユニット7を移動式ク
レーンで建て込んで4本の組柱3を最上階の高さまで建
ち上げる。なお、この組柱3は先組ヤードにおいて地組
みした後に、建て込むようにしてもよい。
【0009】次に、前記と同様に先組ヤードにおいて地
組した大型のトラス梁4を、移動式クレーンで吊り上げ
て4本の組柱3の頂部間に架設する。そしてトラス梁4
間に鉄骨梁8を架設し、その上にPC床板9を敷込んで
スラブ配筋10をした後、トッピングコンクリート11
を先行打設するとともに防水処理を施して本設の屋根1
2を構築する。したがって組柱3で囲まれた内側に全天
候作業領域13が形成されるので天候に左右されずに各
種作業が行える。
【0010】次に、図3に示すように、前記屋上床6の
内側、即ち天井面に縦横格子状の走行レール14を敷設
し、これに複数の全方位クレーン15を走行自在に吊り
下げ、これによって各階の構築を下から順に行う。
【0011】この全方位クレーン15は、図4に示すよ
うに前記走行レール14に回転可能な走行タイヤ16を
介して吊り下げらたリングレール17と、該リングレー
ル17に走行タイヤ18を介して吊り下げられたホイス
ト用走行レール19とから構成され、該ホイスト走行レ
ール19には複数のホイスト20が走行自在に吊り下げ
られている。
【0012】前記走行レール14における縦側レール1
4aと横側レール14bとの交差部には、図5に示すよ
うに全方位クレーン15の走行方向を転換する方向転換
装置21が設けられ、これらのうちの4個に、図6に示
すリングレール17の走行タイヤ16が同時に載ること
によって走行方向の転換が可能となる。
【0013】方向転換装置21は、適宜間隔をもって対
向した縦側レール14aと横側レール14bの端部上面
に設けた受板22と、該受板22の中心に設けた支持軸
23と、該支持軸23に設けた十字状の方向転換レール
24とから構成されている。また、前記4枚の方向転換
レール24と支持軸23とは上部のみで接合され、それ
以外の中央部と下部とは切除されてリングレール17の
走行タイヤ16が前後左右の両方向に往来できる通過領
域25を確保している。
【0014】前記リングレール17の走行タイヤ16は
モータ16aの駆動で回転するものであり、回転テーブ
ル26に対向して立設された取付板27に位置をずらし
て配置されて方向転換レール24から脱輪しないように
なっている。また走行タイヤ16は回転テーブル26が
駆動モータ28で回転することにより回転するととも
に、その回転によって方向転換レール24を回転させ
る。
【0015】この方向転換レール24の回転によってリ
ングレール17の走行方向の転換がされるが、その方法
を図8に基づいて説明する。同図の(1)〜(3)は、
リングレール17の走行方向を横側レール14bから縦
側レール14aに転換させる場合について示したもので
あり、横側レール14bを走行しているリングレール1
7を、走行タイヤ16が図5に示すように方向転換装置
21の方向転換レール24に載ったときに、作業者の有
線又は無線信号によって止める。この停止位置は図8の
(1)に示すように、センサー(図示せず)によって設
定される。
【0016】次に、同図の(2)に示すように、前記作
業者からの有線又は無線信号によって回転テーブル26
を回転させると、走行タイヤ16が回転するので方向転
換レール24も同時に回転する。この方向転換レール2
4は、同図の(3)に示すような位置で、センサー(図
示せず)によって回転が停止されることにより、走行タ
イヤ16の走行方向を転換させる。
【0017】このように走行タイヤ16の走行方向が横
側レール14bから縦側レール14aに転換されても、
方向転換装置21においては方向転換レール24によっ
て横側レール14bへの走行が確保されているため、他
のリングレールも走行可能となっている。
【0018】このように全方位クレーン15は走行クレ
ーン14を縦横自由に走行できるため、下階から上階に
かけての各階の構築が容易に行える。そして、図9に示
すように、所定階数の床スラブ5を構築した後、さらに
上階の床スラブ5を構築するために全方位クレーン15
で組柱3間に鉄骨梁8を架設する。
【0019】次に、図10に示すように、前記既設の床
スラブ5の外側面に全方位クレーン15でカーテンウォ
ールマリオン30を取り付けるとともに、鉄骨梁8の架
設を完了させる。
【0020】そして、図11〜図14に示すように、前
記鉄骨梁8上にPC床板9を敷込んでスラブ配筋10を
行った後にトッピングコンクリート11を打設すること
により、さらに上階の床スラブ5を構築し、その上に先
行揚重されたALC板、軽量形鋼、カーテンウォール等
の仕上材29を配置する。
【0021】このように下階から上階にかけて構築され
た床スラブ5は高所作業車が走る安全な作業床となり、
この作業床を利用して耐火被覆施工ロボット等で耐火被
覆を施すとともに、カーテンウォールマリオン30にカ
ーテンウォール31を取り付ける(図2参照)。
【0022】このようにカーテンウォール31を取り付
けて所定階の外装施工が完了したら、耐火被覆工事、天
井裏設備配管、LSG壁下地、ボード貼、システム天井
施工、天井機器取付工事、二重床工事、防煙垂壁工事、
内装最終仕上工事等の内装工事を行う。そして、各階ご
とに上記の作業を繰り返して行うことにより、屋上床6
を本設の屋根12とした全天候作業環境においてスーパ
ーストラクチャー構造の建物1の構築を行う。
【0023】
【発明の効果】建物の構築の初期の段階で移動式クレー
ンを利用して重量の重い最上階の大型梁の施工ができる
ので建方コストが低減できる。
【0024】建物の構築の初期の段階で重量の重い最上
階の大型梁を施工することにより、該大型梁の吊り上げ
が建物内でできるのでクレーンを小さくすることができ
る。
【0025】先行して構築した最上階の屋上床が本設の
屋根となるので、全天候の環境において天候に左右され
ずに施工作業ができる。
【0026】下階から上階にかけての各階の構築を、屋
上床の天井面に設けた全方位型クレーンで行うことによ
り効率の良い作業ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スーパーストラクチャー構造の建物の斜視図で
ある。
【図2】スーパーストラクチャー構造の建物の断面図で
ある。
【図3】走行レールに全方位クレーンを取り付けた平面
図である。
【図4】走行レールに全方位クレーンを取り付けた断面
図である。
【図5】走行レールに全方位クレーンを取り付けた平面
図である。
【図6】全方位クレーンの平面図である。
【図7】方向転換装置にリングレールの走行タイヤが取
り付いた断面図である。
【図8】(1)〜(3)は方向転換装置の作動を示す平
面図である。
【図9】スーパーストラクチャー構造における建物の構
築工法において鉄骨梁を組み付ける斜視図である。
【図10】スーパーストラクチャー構造における建物の
構築工法においてカーテンウォールマリオンを取り付け
る斜視図である。
【図11】スーパーストラクチャー構造における建物の
構築工法においてPC床板を設置する斜視図である。
【図12】スーパーストラクチャー構造における建物の
構築工法においてPC床板上の床配筋をする斜視図であ
る。
【図13】スーパーストラクチャー構造における建物の
構築工法においてPC床板上にトッピングコンクリート
を打設する斜視図である。
【図14】スーパーストラクチャー構造における建物の
構築工法において床スラブ上に仕上材を先行揚重する斜
視図である。
【符号の説明】
1 スーパーストラクチャー構造における建物 2 柱 3 組柱 4 トラス梁 5 床スラブ 6 屋上床 7 組柱ユニット 8 鉄骨梁 9 PC床板 14 全方位クレーン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大型柱に大型梁を架設して構築するスー
    パーストラクチャー構造における建物の構築工法におい
    て、大型柱を建て込んで最上階の屋上床を先行して構築
    した後、下階から上階にかけて各階を順に構築していく
    ことを特徴とするスーパーストラクチャー構造における
    建物の構築工法。
  2. 【請求項2】 前記下階から上階にかけての各階の構築
    は、屋上床の梁に設けた全方位型クレーンで行うことを
    特徴とする請求項1に記載のスーパーストラクチャー構
    造における建物の構築工法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103669574A (zh) * 2013-12-16 2014-03-26 张跃 建筑框架系统及其组装方法
CN103711323A (zh) * 2014-01-22 2014-04-09 芜湖天航科技(集团)股份有限公司 利用移动式管桁架平台安装屋面反吊顶板施工方法

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