JPH07289597A - 寝たきり患者の骨粗鬆症治療装置 - Google Patents

寝たきり患者の骨粗鬆症治療装置

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JPH07289597A
JPH07289597A JP6121676A JP12167694A JPH07289597A JP H07289597 A JPH07289597 A JP H07289597A JP 6121676 A JP6121676 A JP 6121676A JP 12167694 A JP12167694 A JP 12167694A JP H07289597 A JPH07289597 A JP H07289597A
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bed
patient
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JP6121676A
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Kiyotoshi Oshiro
清利 大城
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 寝たきり老人や寝たきり病弱者(以下患者)
は自力で運動ができないために運動不足から骨が萎縮
し、骨粗鬆症をおこす問題があった。本発明は、患者が
ベッドで寝ているだけで、患者が自力で自然の運動をし
たのと同じような骨に対する負荷を自然の運動にかえて
機械力によって与え、骨粗鬆症を防止する、寝たきり患
者の骨粗鬆症治療装置の提供を目的とする。 【構成】 前側が高く傾斜した台枠1の上部に台枠に平
行に滑動自在のベッド2を設け、駆動モーター7に連な
る早戻り機構によってベッド2を前方にゆっくりと引き
上げた後、急に後方に降下させて足当板6を緩衝材4を
介して停止板5に衝突させ、患者の足裏から全身の骨に
負荷を与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】高齢化社会を迎えて寝たきり老人
(特に女性)の骨粗鬆症患者の多発が社会的な問題とな
っている。本発明は、寝たきり患者が本発明のベッドに
寝たままで、健常者が自然の歩行、ジョギング、縄跳び
などで得られるのと同じような骨に対する負荷を、自然
の運動にかえて機械力で与えて骨を強化し、骨萎縮すな
わち骨粗鬆症を防止する寝たきり患者の骨粗鬆症治療装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、骨萎縮を防止し骨を強化するには
食物カルシウムの摂取、活性ビタミンDの補給、
適度の運動によって骨に負荷を与える事とされている。
そのため、食物カルシウムの摂取、活性ビタミンの補給
に加えて歩行、ジョギング、ゲートボール等の一般的な
運動をするか、家事などでこまめに動き回る事が良いと
されている。(例えば、医学博士藤田拓男著「骨粗鬆
症」、発行所(株)主婦の友社。医学博士江澤郁子・林
泰史編著「骨粗鬆症」、発行所社団法人農山漁村文化
協会参照)。また適度のジャンプは骨を強くするとの報
告がある、(英ノッティンガム大学、米クレイトン大学
1993年12月21日の琉球新報参照) また、本発明特許出願人が出願した「出願番号 特願平
6−61043」骨粗鬆症治療装置(以下前発明と称
する)は本発明と同様に骨粗鬆症を防止するものである
が、前発明は骨粗鬆症患者であっても、少なくとも踏台
上に立てる程度に、まだ体力的に余裕がある患者を対象
としたものであり、本発明のように寝たきり患者を対象
にしたものではない。前発明は踏台上に立って治療する
ものであり、本発明はベッドに寝たまま治療するなど、
本発明と前発明とは目的、手段、構成が異なる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】骨を強化するために食
物カルシウムの摂取、活性ビタミンDの補給は、寝たき
り患者でも経口投与によって簡単に出来るが、歩行、ジ
ョギング等の自分の足を使う運動は、患者自身が行なう
のは困難であった。寝たきり老人、あるいは老人でなく
とも寝たきりの病弱者(以下まとめて寝たきり患者、あ
るいは単に患者という)は自力で運動することができ
ず、運動不足が原因で骨を形成するのに十分な刺激を骨
に与えることができず骨が萎縮し、骨粗鬆症をおこす問
題があった。
【0004】適度の運動をすることによって、骨に重
力、圧力、衝撃などの負荷を与えて骨量の減少すなわち
骨萎縮を防ぎ、さらには骨量の増加すなわち骨を強化で
きることが学問的に証明されている。しかも足骨から脛
骨、大腿骨、脊柱にかけて体の縦方向への刺激、すなわ
ち歩行、ジョギング、縄跳びなどによって骨軸方向に加
わる負荷が骨形成に有効とされる。(前出の文献参照)
【0005】歩行、ジョギング、縄跳びなどの運動は、
縄跳びを例に取れば、運動者がいったん浮き上った後、
爪先から先に着地する。着地に際して骨や関節の構造、
運動者の姿勢などがクッションとなり、着地の衝撃力を
吸収、分散して、足骨から脛骨、大腿骨、脊柱にかけ
て、逐次、それぞれの骨を骨軸方向に適度に圧縮するよ
うな力に変化する。この力が骨に加わる負荷である。運
動者の体全体が降下による移動運動をした後、爪先から
先に着地することが骨に加わる負荷として有効である。
反面、患者の体を固定して静止したまま足裏から打撃を
与えると、力は足裏の一点に集中し、足裏の打撃点が破
壊されるだけで力は有効に働かず、骨を強化する負荷と
はならない。
【0006】本発明は、寝たきり患者など自力で十分な
運動が出来ない人でも受動的にベッドに寝ているだけ
で、患者が自力で自然の運動をしたのと同じような骨に
対する負荷を機械力によって与え、骨萎縮を防止し骨を
強化する、寝たきり患者の骨粗鬆症治療装置の提供を目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に下記のごとき手段を講ずる。本発明の寝たきり患者の
骨粗鬆症治療装置においては、前側を高くして傾斜した
台枠の上部に前記台枠に平行に、かつ前後に滑動自在の
平板のベッドを設ける。台枠の後端には停止枠の下端が
L字状に固着すると共に、停止枠の内側には緩衝材を取
付けた停止板を固定し、また、ベッドの後端には足当板
の下端がL字状に固着して成る。駆動モーターによって
作動する早戻り機構は揺動挺および連杆を介してベッド
の底部に連なり、ベッドを前方向にゆっくりと引き上げ
た後、重力と引きバネによって急に後方向に降下させ
る。足当板は降下して緩衝材を介して停止板に衝突す
る。
【0008】早戻り機構は油圧シリンダーから成り、次
のようになっている。まず、油圧ポンプは駆動モーター
に連なり、油圧パイプを通して油圧シリンダー内に油を
送り込み、油圧シリンダーのピストンを押し上げる。4
6を枢軸として前後に揺動自在に取付けた揺動挺を前記
油圧シリンダーによって前後に揺動し、さらに、揺動挺
の先端とベッドの底部は連杆によって連結し、ピストン
の動きに連動してベッドを引き上げる。また、油圧ポン
プの吐出口と油圧シリンダーの油流入口とは油圧パイプ
で連結され、吐出口と油流入口との間に枝管を設け、枝
管はさらに、制御弁を介してオイルタンクに連なる。ま
た、油圧シリンダーの油流出口は電磁弁を介して太いパ
イプでオイルタンクに連なる。さらに、電磁弁が開いて
ベッドが降下し、ベッドの停止位置で電磁弁が閉機能に
作動するようにスイッチを設け、前記停止位置とベッド
の引き上げ可能な最高位置との間の任意の位置で電磁弁
が開機能に作動するようにスイッチを設ける。任意の位
置が高ければ降下距離は大きくでき、任意の位置が低け
れば降下距離を小さくできる。
【0009】また、早戻り機構として空気圧シリンダー
から成り、次のようになっている。空気圧縮機はパイプ
を通して空気圧シリンダー内に高圧空気を送り込み、空
気圧シリンダーのピストンを押し上げる。47を枢軸と
して前後に揺動自在に取付けた揺動挺を前記空気圧シリ
ンダーによって前後に揺動し、さらに、揺動挺の先端と
ベッドの底部は連杆によって連結し、ピストンの動きに
連動してベッドを引き上げる。また、空気圧縮機の吐出
口と空気圧シリンダーの空気流入口とは制御弁を介して
パイプで連結され、また、空気圧シリンダーの空気流出
口には電磁弁を設ける。さらに、電磁弁が開いてベッド
が降下し、ベッドが停止する手前で電磁弁が閉機能に作
動するようにスイッチを設け、前記停止位置とベッドの
引き上げ可能な最高位置との間の任意の位置で電磁弁が
開機能に作動するようにスイッチを設ける。
【0010】また、早戻り機構として他にクランクを用
い、次のようになっている。減速機および変速機を介し
て駆動モーターに連なるクランクはゆっくり回転し、ク
ランクの先端と揺動挺とは連杆をもって連結し、揺動挺
は48を枢軸として前後に揺動する。揺動挺の先端とベ
ッドの底部は連杆によって連結する。また、クランクと
減速機との間に電磁クラッチを介在させる。また、降下
したベッドの停止位置で電磁クラッチが閉機能に作動す
るようにスイッチを設け、さらに、前記停止位置とベッ
ドの引き上げ可能な最高位置との間の任意の位置で電磁
クラッチが開機能に作動するようにスイッチを設ける。
【0011】また、早戻り機構として他にカムを用い、
次のようになっている。減速機および変速機を介して駆
動モーターに連なるカムはゆっくり回転して揺動挺の転
子に接し、揺動挺は49を枢軸として前後に揺動する。
揺動挺の先端とベッドの底部は連杆によって連結し、カ
ムの動きに連動してベッドを引き上げる。
【0012】また、早戻り機構によって揺動する揺動挺
とベッド底部とは連杆によって直接連結する他、連杆と
ベツド底部の間に摺動片を介在させ、連杆によって摺動
片を動かし、次いで間接的にベッドを連動させる方法で
ある。まず、台枠に平行に摺動自在に設けた摺動片と揺
動挺とを連杆によって連結し、摺動片に設けた突子によ
ってベッド底部に設けた止子を前方に押し上げ、連動し
てベッドを引き上げるようにする。
【0013】また、骨に与える負荷の大きさは各人の健
康状態に合わせるように調節可能にしてある。負荷の大
きさは足当板が停止板に衝突する際の衝撃力の大きさに
よって定まり、また衝撃力の大きさは足当板が停止板に
衝突する降下距離を変えることによって調節する。その
ため、第一の手段として、ベッドの停止位置を一定とし
て、早戻り機構によって引き上げるベッドの高さの位置
を変える事により、降下距離を変える方法をとった。ま
た、第二の手段として、ベッドの引き上げ高さを一定と
して、停止板を前後に移動して停止位置を変える事によ
り、降下距離を変える方法をとった。さらに、第一、第
二の手段を組み合わせる方法もある。
【0014】また、負荷の大きさを変化するためには、
前記降下距離を変化させる事の他にベッドを後部に引付
ける引きバネの強さを調節する。引きバネの強さは重力
の分力によってベッドが降下する初速度を補う程度であ
る。
【0015】また、前脚の下部に設けたネジ棒状のジャ
ッキによって台枠の前部を持ち上げ、ベッドの傾斜角度
を調節する。
【0016】また、ベッドは平板である他に、仰向けに
寝た患者の背中に合わせてベッド上面をやや凹んで形成
すると共にベッド表面を平滑にする。さらに、ベッド上
の患者が背中をやや丸め、頭を持ち上げて楽な姿勢にな
るようにベッドの上半身部分をやや跳ね上げて下半身部
分と一体的に形成する方法と、下半身部分と上半身部分
とを別々にし、上半身部分を跳ね上げ可能とする方法を
取った。
【0017】また、患者の姿勢を安定させるのと、足裏
を足当板に強く押し当てるために、ベッドの両脇に手で
握れるように着脱自在に把手を取付ける。
【0018】また、足当板が停止板に衝突する際には、
大きな力が後脚に集中的に働く。この力を後脚が有効に
支えるために後脚を後方向に傾ける。
【0019】
【作用】上記のように構成されているので、患者はま
ず、ベッドに仰向けに楽な姿勢で横たわり、両手で把手
を握り引付け、足裏を足当板に強く押付け密着させる。
次に、駆動モーターで作動する早戻り機構によってベッ
ドを前方向にゆっくりと引き上げた後、任意の高さから
急に後方向に降下させる。降下によって足当板は緩衝材
を介して停止板と衝突し、衝撃力は緩衝材によって吸
収、分散され、自然の歩行、ジョギングなどによって骨
に加えられると同じような骨の強化に対して有効な負荷
に変化し、足当板に押付けられた踵に伝わる。さらに、
踵を通して足骨から脛骨、大腿骨、脊柱にかけて全体の
骨に負荷を与える。
【0020】また、足当板が停止板に衝突する回数は、
早戻り機構が油圧シリンダー並びに空気圧シリンダーの
場合は制御弁によって調節し、カムおよびクランクの場
合は変速機によって回転速度を変える事により調節す
る。衝突の際の衝撃力は引きバネの強さ、緩衝材の材質
および厚さ、ベッドの降下距離、ベッドの傾斜角度によ
って調節できるが、この内、引きバネの強さ、緩衝材の
材質および厚さは一定とし、もっぱら微調節のできる降
下距離、傾斜角度によって調節する。
【0021】また、降下距離の変化は、早戻り機構が油
圧シリンダーと電磁弁、空気圧シリンダーと電磁弁並び
にクランクと電磁クラッチの場合は、引き上げられたベ
ッドが任意の位置で降下を開始するようにスイッチの作
動位置を変えて行ない、カムの場合は停止枠に取付けた
ネジ棒のハンドルを回して、停止板を前後に移動させて
行なう。また、ベッドの傾斜角度は前脚に設けたネジ棒
状のジャッキの長さを調節して行なう。
【0022】また、患者はベッドの凹に体を入れること
により衝突時の体の横揺れを防ぎ、姿勢を真っすぐに安
定させる。またベッドの上半身部分がやや跳ね上がって
いるので患者は背中をやや丸め頭を持ち上げて衝撃力が
頭に響かないようにする事ができる。また両手で把手を
握り引付ける事により両足を足当板に押し当てる事がで
き、足当板に伝わる力を有効にに伝える事ができる。こ
のようにして自力で歩行やジョギングなどの運動ができ
ない寝たきり患者でも、楽な姿勢で本発明のベッドに横
たわるだけで、患者が自力で自然な運動をしたのと同じ
ような負荷を骨に与えることができる。
【0023】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1において、台枠1、下部台枠1a、前脚50および
後脚45は一体として頑丈に構成されており、台枠1は
前側が高く上がった状態で15°程度に傾斜している。
台枠1の後端には停止枠3の下端がL字状に頑丈に固着
されている。停止枠3の内側には厚さ10cmのスポン
ジゴムからなる緩衝材4を貼着した停止板5を4本のネ
ジ棒51で前後に移動可能に支持する。停止板5は足当
板6の衝突に耐えるように厚手の材木で頑丈にしてあ
る。左右の台枠1の上面に重ねて凹形状のガイドレール
52を設ける。ベッド2の後端には足当板6の下端がL
字状に固着して成り、ベッド2の底部には前記ガイドレ
ール52にはまり合うように前後左右に複数個の滑車5
3が取付けてある。滑車53をガイドレール52に乗せ
ると、ベッド2は台枠1に平行に前後に滑動自在とな
る。ベッド2は巾65cm、長さ180cm、厚さ4c
mの平板で、できるだけ軽くするのが好ましく、実施例
においては外皮をFRPで薄く形成し内部に発砲樹脂を
充填し、かつ上面を平滑処理した。ベッド2は重力の分
力で降下するが、降下を助けるためベッドの底部を引き
バネ54で後方に引く。バネの強さは台枠1の傾斜角度
が小さい時に、ベッド2が降下する初速度を補う程度で
ある。
【0024】緩衝材4は柔らかめのものを厚くするのが
好ましく、本実施例において10cm厚のスポンジゴム
としたが、緩衝材にはスポンジゴム以外にもバネ、空気
入りボール、緩衝材にかわる緩衝機構として空気圧シリ
ンダー等も含まれる。実施例において緩衝材4は停止板
5の内側に貼着したが、足当板6の裏側に貼着すること
も含まれる。
【0025】図2は油圧シリンダーと電磁弁による早戻
り機構の実施例である。下部台枠1aに軸受けを取付
け、揺動挺の下端の46を枢軸として揺動自在に軸支
し、揺動挺10の先端とベッド2の底部は連杆11によ
って連結する。油圧シリンダー9の底部は55を支軸と
して揺動自在に台枠1に取付け、油圧シリンダー9と揺
動挺10とをピストンロッド56によって連結する。駆
動モーターで作動する油圧ポンプ8はギアポンプよりな
り、オイルタンク17より油を吸い上げ一定速度で吐出
する。油圧ポンプの吐出口12は油圧シリンダーの油流
入口13と油圧パイプ14で連結され、油圧パイブより
枝管15を設け、枝管は制御弁16を介してオイルタン
ク17に連なる。制御弁16はシリンダーに入る油量を
調節し、制御弁16を絞るとシリンダーに入る油量を多
くし、ピストン57を早く押し上げて衝突回数を多く
し、逆に開きめにするとシリンダーに入る油量を少なく
し、ピストン57をゆっくりと押し上げて衝突回数を少
なくする。衝突回数は毎分5〜30回程度である。ま
た、油圧シリンダーの油流出口18は太いパイプ19で
オイルタンクに連なり、その間に太いパイプ19に見合
った大きさの電磁弁20を設ける。電磁弁20が開くと
シリンダー内の圧力が一気にゼロとなり、ピストン57
が下がりベッド2が降下する。図9に示すように、イは
ベッドの停止位置であると共にピストン作動の始点でも
ある。また、ピストンが押し上げられ、ストロークの上
端に来たときはベッドの引き上げ可能な最高位置ロであ
る。ベッドが停止位置に降下して来ると同時に電磁弁2
0は自動的に閉機能となり、シリンダー内に油圧がかか
りピストン57がゆっくりと押し上げられ、ベッド2の
停止位置イと最高位置ロとの間の任意のハの位置に来る
と、電磁弁20は自動的に開機能となりシリンダー内の
油圧は一気にゼロとなり、ベッド2は降下する。ベッド
がイの位置で停止すると電磁弁20が閉じ、ピストンが
再び作動する。図9のベッドの位置イ、ロ、ハは図2の
揺動挺の作動位置イa、ロa、ハa、後記する図4の揺
動挺の作動位置イb、ロb、ハb、図5の揺動挺の作動
位置イc、ロc、ハc、図6の揺動挺の作動位置イd、
ロd、にそれぞれ対応する。
【0026】図3は図2の油圧シリンダーのスイッチ機
構の実施例である。台枠1の上面にスイッチ58が取付
けられ、相対するベッド2の底部にはスイッチ当59
と、取付け位置が前後に移動可能にスイッチ当60が調
節ネジで取付けられる。図3(a)に示すように、ベッ
ド2が降下してベッドが停止すると同時にスイッチ当5
9によってスイッチ58が後方に倒され、電磁弁20は
閉機能となり、シリンダー内に油圧がかかりピストンが
押し上げられ、同時にベッド2が引き上げられる。図3
(b)に示すように、ベッド2が引き上げられ、任意の
ハの位置に来るとスイッチ58はスイッチ当60によっ
て前方に戻され、電磁弁20は開機能となり、シリンダ
ー内の油圧は一気にゼロとなり、ピストン57は下がり
ベッド2は降下する。スイッチ当60の位置を後方に移
動するとベッドの引き上げ高さを高く、前方に移動する
と低く調節できる。
【0027】図4は空気圧シリンダー22と電磁弁30
による早戻り機構の他の実施例である。図2の油圧シリ
ンダーと図4の空気圧シリンダーとは作動原理は似てい
るが構成および効果が異なる。下部台枠1aに軸受けを
取付け、揺動挺23の下端の47を枢軸として揺動自在
に軸支し、揺動挺23の先端とベッドの底部は連杆24
によって連結する。空気圧シリンダーの底部は61を支
軸として揺動自在に台枠1に取付け、空気圧シリンダー
22と揺動挺23とをピストンロッド62によって連結
する。空気圧縮機の吐出口25は空気圧シリンダー22
の空気流入口26とは制御弁27を介してパイプ28で
連結される。制御弁27を開きめにするとシリンダーに
入る空気量を多くし、ピストン63を早く押し上げて衝
突回数を多くし、逆に絞るとシリンダーに入る空気量を
少なくし、ピストン63をゆっくりと押し上げて衝突回
数を少なくする。衝突回数は毎分5〜30回程度であ
る。また、空気圧シリンダーの空気流出口29には電磁
弁30を設ける。電磁弁30が開くとシリンダー内の圧
力が一気にゼロとなり、ピストンが下がりベッドが降下
する。また、ピストン63が押し上げられ、ストローク
の上端に来たときはベッドの引き上げ可能な最高位置ロ
である。ベッドが停止する手前で電磁弁30は自動的に
閉機能となり、シリンダー内の残留空気がクツションと
なった後、足当板6は緩衝材4を介して停止板5に軟着
する。ベッド2が停止した後、空気圧によってピストン
63がゆっくりと押し上げられ、ベッドの停止位置イと
最高位置ロとの間の任意のハの位置に来ると、電磁弁3
0は自動的に開機能となりシリンダー内の油圧は一気に
ゼロとなり、ベッドは降下する。本実施例の電磁弁30
のスイッチ機構は基本的に図3の油圧シリンダーのスイ
ッチ機構と同じであるが、油圧シリンダーではベッドが
停止すると同時にスイッチが閉機能になるのに対し、空
気圧シリンダーでは停止する手前で閉機能となる。
【0028】図5はクランク31と電磁クラッチ34に
よる早戻り機構の他の実施例である。下部台枠1aに軸
受を設け、揺動挺32の下端の48を枢軸として揺動自
在に軸支し、揺動挺32の先端とベッドの底部は連杆3
3によって連結する。減速機および変速機を介して駆動
モーターに連なるクランク31は連杆65を介して揺動
挺の連結点66に連なる。また、クランク31とプーリ
ーa67は同回転軸上に固定され、プーリーa67とプ
ーリーb68、プーリーc69とプーリーd70はベル
トで連結され、さらに、プーリーb68とプーリーc6
9は電磁クラッチ34を介して同回転軸上に互いに回転
自在に取付けられる。プーリーc69はゆっくりと回転
を続けており、電磁クラッチ34が閉機能の場合は、ク
ランク31はプーリーc69に連動して矢印方向に回転
する。電磁クラッチ34が開機能の場合は、クランク3
1はプーリーc69の束縛から自由となり、クランク3
1はベッド2に引きずられて反対方向に戻り、ベッド2
は降下する。ベッド2がイの停止位置に降下してくると
同時に電磁クラッチ34は自動的に閉機能となり、クラ
ンク31がゆっくりと回転する。ベッド2が前記停止位
置と前記最高位置との間の任意のハの位置に来ると電磁
クラッチ34は自動的に開機能となりクランク31は回
転自在となり、ベッド2は降下する。本実施例の電磁ク
ラッチのスイッチ機構は基本的に図3の油圧シリンダー
のスイッチ機構と同じである。
【0029】図6はカム35による早戻り機構の他の実
施例である。下部台枠に軸受けを設け、揺動挺の下端の
49を枢軸として揺動自在に軸支する。揺動挺36の中
間部には転子72を設け、揺動挺36の先端とベッドの
底部は連杆37によって連結する。カム35は変速機お
よび減速機を介して駆動モーターに連なる。カム35は
転子72に接触し、ゆっくりと回転して揺動挺36を前
方向に動かし、これに連動してベッド2を前方向に引き
上げる。転子72がカム35の凹部に落込むと揺動挺3
6はベッドに引きずられ後方に動き、ベッドは急に降下
する。
【0030】図7は早戻り機構によって揺動する揺動挺
と、揺動挺によってベッドを連動させる他の実施例であ
る。摺動片38を台枠1に平行に摺動自在に設け、前記
摺動片38の底部と揺動挺とを連杆39によって連結す
る。摺動片38は揺動挺の動きにつれて前後に摺動す
る。摺動片の上面に突子40を設け、相対するベッドの
底部には突子40に対応する止子41を設ける。摺動片
38が前方に動くと、突子40は止子41を前方に押し
上げ、連動してベッドが引き上げられる。また、図8は
ピストンロッドを直接ベッド底部に連結する実施例を示
す。図2の油圧シリンダー並びに図4の空気圧シリンダ
ーの実施例において、ピストンロッドはベッド2の底部
あるいは摺動片38の底部に揺動挺および連杆を介して
連結されているが、図8に示すように、油圧または空気
圧シリンダー82のピストンロッド83の先端を揺動挺
および連杆を介さず、ベッド2あるいは摺動片38と直
接連結することも請求項に含まれる。
【0031】図9は図1の停止枠3および停止板5の実
施例の拡大図である。頑丈に作られた停止枠3の上下左
右に計4箇所ナットを固着し、ナットにネジ棒51をネ
ジ込み、ネジ棒51の先端の凸部を停止板5の凹部に外
れないように枢着すると共に、ネジ棒51の他端にはハ
ンドル73を取付ける。ハンドル73を回して停止板5
の停止位置を前後に調節する。また、停止板5の下面は
安定のため台枠上面と摺動自在とする。図9中、イはベ
ッドの停止位置、ロは早戻り機構によってベッドが引き
上げ可能な最高位置、ハはベッドを降下させる任意の位
置を示す。
【0032】図10はジャッキ42の実施例の説明図で
ある。前脚50を中空とし、その下部に図のようにナッ
ト74を固着し、前脚50程度の長いネジ棒状のジャッ
キ42をねじ込む。さらにジャッキ42の接地部分には
振動防止のため大きめのゴム片75を取付ける。
【0033】図11はベッドの他の実施例のA−A断面
図である。ベッドの上面は患者43の背中に合うように
やや凹んで形成されており、ベッドの外皮はFRPを使
用し、内部は発砲樹脂が充填されて軽く、患者43の体
重に耐えるように強固につくられている。表面は平滑処
理がなされ滑らかである。
【0034】図12はベッドの他の実施例である。患者
がやや背中を丸め、頭を持ち上げた楽な姿勢でベッドに
仰向けに横たわれるように、上半身部分をやや跳ね上げ
て下半身部分と一体的に形成した。また、図13はベッ
ドの他の実施例である。図に示すようにベッド枠76に
固定された下半身のベッド部77と、支軸78を中心に
前端部が回動自在に上下する上半身のベッド部79をベ
ッドジャッキ80によって跳ね上げ自在とした。
【0035】図14に示すように、ベッド2の両脇に両
手で握れるように、把手44の位置にネジ孔を設け、把
手44の先端の凸形状のネジ部分を着脱自在に取付け
る。ネジ孔は患者の身長差に合うように縦に数個つけ
る。
【0036】図9の実施例に示すように、後脚45は斜
め後方に向けて台枠1と一体的に頑丈につくられてい
る。接地部分には振動防止のため大きめのゴム片81を
取付ける。
【0037】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、寝たきり患者など自力で運動ができない人
でも、ベッドに横たわりベッドを駆動モーターで動かす
だけで歩行、ジョギング等の自然の運動をしているのと
同じような力が足裏から加わり、足骨、脛骨、大腿骨、
脊柱をはじめ肋骨、腕骨等全身の骨に、骨を形成するの
に必要な負荷を与え骨を強化する。本発明は駆動モータ
ーによって作動するので、患者の体力の消耗が少なく、
体力の弱い患者でも長続き使用できる。
【0038】現在、日本では閉経後の女性を中心に50
0万人から1000万人が骨粗鬆症患者と推定されてお
り、その数は今後増加すると見られている。寝たきり老
人は約70万人おり、その内約20%の14万人は骨粗
鬆症による骨折が原因と見られる。骨を強化することに
より、骨粗鬆症による骨折を防ぎ、結果として寝たきり
老人を少なくすることが出来る。
【0039】早戻り機構が油圧シリンダーと電磁弁並び
に空気圧シリンダーと電磁弁である場合、ベッドの停止
位置を一定とし、ベッドの引き上げ高さを変える事によ
りベッドの降下距離を調節する。さらに、制御弁によっ
てピストンの押し上げ速度を変える事により、衝突回数
を調節できる。負荷の大きさは、自然での非常にゆっく
りした歩行からジョギングあるいは縄跳びによって得ら
れる範囲程度の負荷に変化できる。症状が軽く体力のあ
る人には大きくし、体力の弱い人には小さくする。降下
距離はおおよそ3〜30cm程度である。
【0040】また、早戻り機構がクランクと電磁クラッ
チである場合、ベッドの停止位置を一定とし、ベッドの
引き上げ高さを変える事によりベッドの降下距離を調節
する。さらに、変速機によってクランクの回転速度を変
える事により衝突回数を調節できる。
【0041】また、早戻り機構がカムである場合、ベッ
ドの引き上げ高さは一定であるので、停止板の停止位置
を変える事によりベッドの降下距離を調節し、骨に与え
る負荷の大きさを患者の体力や症状に合わせて自由に調
節出来る。またカムの回転速度を変えることにより、足
当板が停止板に衝突する回数を患者の体力や症状に合わ
せて自由に調節できる。衝突回数は体力のある人には多
くし、体力の弱い人にはゆっくりする。
【0042】また、ベッドを摺動片によって間接的に動
かす場合は、ベッドと連杆とは直接ネジ等で連結されて
なく、ベッドは持ち上げるだけで取り外し自在となって
いるので、患者に合わせた数種類のベッドを簡単に取り
替える事ができる。
【0043】また、前脚に設けてあるジャッキによって
ベッドの傾斜角度を変える事によりベッドの降下速度を
変えて、骨に与える負荷の大きさを調節できる。また、
ベッドの傾斜角度を大きくする程、足裏を足当板に押付
ける力を大きくでき、衝突時の負荷を有効に伝える事が
できる。足当板に押付ける力は大きい方が良いが、傾斜
角度を大きくすると患者の姿勢が不安定になるので、お
おむね、5〜25°程度が良い。
【0044】寝たきり患者は体力の弱い者が多いので、
衝突時に体がぐらつき、体がベッドの中心線からずれる
ことがある。ずれると足裏から負荷を有効に吸収できな
い。ベッド上面の凹は、患者の姿勢をベッドの中心線に
安定させると共に、楽な姿勢で長時間使用できる。使用
時間は一日1〜2回、1回おおよそ10分〜30分程度
である。ベッドの上面が平滑であるため、停止板に衝突
してベッドの移動が停止しても、なお、患者の体は慣性
力でベッド表面をいくらか滑って移動し、足裏が足当板
に十分に押付けられ、負荷を足裏に有効に伝える事がで
きる。
【0045】ベッドの上半身部分を跳ね上げる事によ
り、患者は背中をやや丸め、頭を持ち上げる姿勢をとる
ことで、衝突を大きくしても頭へのひびきを小さくでき
る。
【0046】ベッドの両脇の把手を両手で引き付けるこ
とにより、患者は姿勢を安定させると共に足を足当板に
押付ける事ができる。
【0047】ベッドの後脚を斜め後に傾けて台枠に取付
ける事により、衝突時における衝撃力を後脚の軸方向に
有効に吸収し、また、台枠に伝わる力も台枠の縦方向に
働くので装置の振動を小さくできる。
【0048】文中での語句を説明する。前とはベッドの
頭方向を示し、後とはベッドの足方向、上とは天の方
向、下とは地の方向を示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】寝たきり患者の骨粗鬆症治療装置の正面図であ
る。
【図2】油圧シリンダーによる早戻り機構の説明図であ
る。
【図3】(a)、(b)スイッチ機構の作動説明図であ
る。
【図4】空気圧シリンダーによる早戻り機構の説明図で
ある。
【図5】クランクによる早戻り機構の説明図である。
【図6】カムによる早戻り機構の説明図である。
【図7】摺動片によってベッドを連動させる説明図であ
る。
【図8】ピストンロッドを直接ベッド底部に連結する実
施例である。
【図9】停止枠、停止板の拡大図およびベッドの位置説
明図である。
【図10】前脚のジャッキの拡大説明図である。
【図11】ベッドの他の実施例のA−A断面図である。
【図12】ベッドの他の実施例の正面図である。
【図13】ベッドの他の実施例の正面図である。
【図14】使用状態を示すベッド部分の斜視図である。
【符号の説明】
1 台枠 2 ベッド 3 停止枠 4 緩衝材 5 停止板 6 足当板 8 油圧ポンプ 9 油圧シリンダー 16 制御弁 20 電磁弁 21 空気圧縮機 22 空気圧シリンダー 27 制御弁 30 電磁弁 31 クランク 34 電磁クラッチ 35 カム 38 摺動片 40 突子 41 止子 44 把手 58 スイッチ 59 スイッチ当 60 スイッチ当 76 ベッド枠 79 上半身のベッド部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前側が高く傾斜した台枠(1)の上部に
    台枠(1)に平行に滑動自在のベッド(2)を設け、台
    枠(1)の後端には停止枠(3)の下端がL宇状に固着
    されると共に停止枠(3)の内側には緩衝材(4)を取
    付けた停止板(5)を固定し、また、ベッド(2)の後
    端には足当板(6)の下端がL字状に固着され、駆動モ
    ーター(7)に連なる早戻り機構の動きに連動してベッ
    ド(2)を前方向にゆっくりと引き上げた後、ベッド
    (2)を後方向に急に降下させて、足当板(6)を緩衝
    材(4)を介して停止板(5)に衝突させることを特徴
    とする寝たきり患者の骨粗鬆症治療装置。
  2. 【請求項2】 駆動モーターに連なる油圧ポンプ(8)
    によって作動する油圧シリンダー(9)と、油圧シリン
    ダー(9)の動きに連動してベッド2が引き上げられ、
    また、油圧ポンプの吐出口(12)は油圧シリンダーの
    油流入口(13)に油圧パイプ(14)で連なり、さら
    に、油圧パイプより枝管(15)を設け、枝管(15)
    は制御弁(16)を介してオイルタンク(17)に連な
    る。また、油圧シリンダー(9)の油流出口(18)は
    太いパイプ(19)で電磁弁(20)を介してオイルタ
    ンク(17)に連なる。また、降下したベッド(2)の
    停止位置で電磁弁(20)が閉機能に作動するようにス
    イッチを設け、前記停止位置とベッドの引き上げ可能な
    最高位置との間の任意の位置で電磁弁(20)が開機能
    に作動するようにスイッチを設けることを特徴とする請
    求項1記載の早戻り機構。
  3. 【請求項3】 駆動モーターに連なる空気圧縮機(2
    1)によって作動する空気圧シリンダー(22)と、空
    気圧シリンダー(22)の動きに連動してベッドが引き
    上げられ、また、空気圧縮機の吐出口(25)と空気圧
    シリンダーの空気流入口(26)とは制御弁(27)を
    介してパイプ(28)で連なり、また、空気圧シリンダ
    ー(22)の空気流出口(29)には電磁弁(30)が
    設けられる。また、降下したベッドが停止する手前で電
    磁弁(30)が閉機能に作動するようにスイッチを設
    け、前記停止位置とベッドの引き上げ可能な最高位置と
    の間の任意の位置で電磁弁(30)が開機能に作動する
    ようにスイッチを設けることを特徴とする請求項1記載
    の早戻り機構。
  4. 【請求項4】 減速機および変速機を介して駆動モータ
    ーに連なるクランク(31)と、クランク(31)によ
    って揺動する揺動挺(32)と、揺動挺(32)とベッ
    ドの底部が連杆(33)によって連結され、さらに、ク
    ランク(31)と駆動モーターとの間に電磁クラッチ
    (34)を介在させる。また、降下したベッドの停止位
    置で電磁クラッチ(34)が閉機能に作動するようにス
    イッチを設け、さらに、前記停止位置とベッドの引き上
    げ可能な最高位置との間の任意の位置で電磁クラッチ
    (34)が開機能に作動するようにスイッチを設けるこ
    とを特徴とする請求項1記載の早戻り機構。
  5. 【請求項5】 減速機および変速機を介して駆動モータ
    ーに連なるカム(35)と、カム(35)によって揺動
    する揺動挺(36)と、揺動挺(36)とベッドの底部
    が連杆(37)によって連結されることを特徴とする請
    求項1記載の早戻り機構。
  6. 【請求項6】 早戻り機構によって揺動する揺動挺と、
    台枠に平行に摺動自在に設けた摺動片(38)と前記揺
    動挺とを連杆(39)によって連結し、摺動片(38)
    に設けた突子(40)によってベッド底部に設けた止子
    (41)を前方に押し上げ、連動してベッド(2)を引
    き上げるようにして成ることを特徴とする請求項1記載
    の寝たきり患者の骨粗鬆症治療装置。
  7. 【請求項7】 早戻り機構によって前方向に引き上げる
    ベッド(2)の引き上げ高さを変える事により、停止板
    (5)に衝突する足当板(6)の降下距離を調節可能と
    することを特徴とする請求項1記載の寝たきり患者の骨
    粗鬆症治療装置。
  8. 【請求項8】 停止板(5)を前後に移動してその停止
    位置を変える事により、停止板(5)に衝突する足当板
    (6)の降下距離を調節可能とすることを特徴とする請
    求項1記載の寝たきり患者の骨粗鬆症治療装置。
  9. 【請求項9】 傾斜した台枠(1)の傾斜角度をジャッ
    キ(42)によって調節可能とすることを特徴とする請
    求項1記載の寝たきり患者の骨粗鬆症治療装置。
  10. 【請求項10】 仰向けに寝た患者(43)の背中に合
    うように、図14のA−A断面のベッド上面がやや凹ん
    で形成され、かつ表面が平滑であることを特徴とする請
    求項1記載のベッド。
  11. 【請求項11】 仰向けに寝た患者(43)の上半身部
    がやや持ち上がるように、ベッドの上半身部分をやや跳
    ね上げて成ることを特徴とする請求項1記載のベッド。
  12. 【請求項12】 ベッド(2)の両脇に着脱自在に把手
    (44)を設けることを特徴とする請求項1記載のベッ
    ド。
  13. 【請求項13】 台枠(1)の後脚(45)が後方向に
    斜めに傾いて成ることを特徴とする請求項1記載の寝た
    きり患者の骨粗鬆症治療装置。
JP6121676A 1994-04-22 1994-04-22 寝たきり患者の骨粗鬆症治療装置 Pending JPH07289597A (ja)

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