JPH0728943U - 粘着テープ - Google Patents

粘着テープ

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JPH0728943U
JPH0728943U JP5955293U JP5955293U JPH0728943U JP H0728943 U JPH0728943 U JP H0728943U JP 5955293 U JP5955293 U JP 5955293U JP 5955293 U JP5955293 U JP 5955293U JP H0728943 U JPH0728943 U JP H0728943U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
foamed sheet
adhesive tape
thickness
release paper
peeled
Prior art date
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Pending
Application number
JP5955293U
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English (en)
Inventor
健治 篤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP5955293U priority Critical patent/JPH0728943U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 剥離紙を剥がす手間を必要とせず、剥がされ
た剥離紙が散乱することもない粘着テープ、及び被着体
から剥がしても発泡シートが破れることのない粘着テー
プを提供することを目的とする。 【構成】 架橋された独立気泡の低密度ポリエチレンか
らなる発泡シート1(発泡倍率15倍、厚み1.5m
m)の一面に厚み60μmの2軸延伸ポリプロピレンフ
イルム(OPPフイルム)2が熱融着により積層されて
なる。発泡シート1面には剥離層4が15g/m2 で形
成され、上記OPPフイルム面にはアクリル系粘着剤層
3が厚み50μmで設けられてなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、基材として発泡シートと合成樹脂フイルムとの積層体を使用し、断 熱性、クッション性を有するとともに、被着体に貼り付けた後、これを剥がした とき発泡シートが破れて被着体に残ることのない粘着テープに関する。
【0002】
【従来の技術】
ポリエチレン樹脂等の発泡シートの一面に粘着剤層が設けられた粘着テープは 建築物や冷暖房設備の断熱材、目地材、また、クッション材等として広く使われ ている。 このような粘着テープは粘着剤層面に剥離紙を貼り合わせた長尺ものをロール 状に巻回した状態で製品とされ、ロール状のものから展開する際に剥離紙を剥が しながら使用される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の発泡シートにおいては、発泡シート表面に直接粘着剤層が設けられ ており、この粘着テープを被着体に貼り付け、使用後に剥がすと発泡シートの強 度が低いので破れて被着体に残されるという問題がある。 発泡シート表面に粘着剤層が、さらに該粘着剤層面に剥離紙が仮着された上記 従来の粘着テープは、使用する際に剥離紙を剥がす手間を必要とし、作業用手袋 を着用している場合にはこれを脱がなければ剥がすことが困難である。 又、剥がした剥離紙は作業場に散乱し、作業の妨げになるばかりでなく、人が 滑る危険もある。更に剥離紙の廃棄処理が必要である。
【0004】 本考案は上記従来の問題点を解消し、剥離紙を剥がす手間を必要とせず、剥が された剥離紙が散乱することもない粘着テープ、及び被着体から剥がしても発泡 シートが破れることのない粘着テープを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案粘着テープは、ポリオレフィン系樹脂からなる発泡シートの片面に合成 樹脂フイルムが積層されてなる積層体の合成樹脂フイルム面に粘着剤層が設けら れ、上記発泡シート面に剥離層が設けられてなることを特徴とするものである。
【0006】 ポリオレフィン系樹脂発泡シートの材料としては、ポリプロピレン、ポリエチ レン、エチレン酢酸ビニル共重合体等の樹脂、及びこれら2種以上の混合物から なるものが代表的である。又、上記発泡シートは架橋されたものが強度が大であ り、気泡が細かくて均一であるので好ましい。 上記発泡シートの厚みは柔軟性、クッション性、断熱性等の面から0.5〜3 mmの範囲が好ましい。
【0007】 合成樹脂フイルムとしてはポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、 ポリアミド等が挙げられ、延伸されたものが強度が大であるので好ましい。 上記合成樹脂フイルムの厚みは柔軟性、強度、加工性等の面から10〜80μ mの範囲が好ましい。
【0008】 上記ポリオレフィン系樹脂発泡シートと合成樹脂フイルムとの積層手段は特に 限定されず、熱融着可能な組合せならば熱融着で積層すればよく、溶融樹脂を介 して押出しラミネートによる方法、又、接着剤により接着積層されたものでもよ い。
【0009】 上記発泡シートと合成樹脂フイルムとの積層体の合成樹脂フイルム面に設けら れる粘着剤層は、アクリル系、ゴム系等のポリマーをベースとする溶剤系、エマ ルジョン系のもの、又、ホットメルト系のものでもよく、一般に粘着テープとし て使われているものが使用できる。
【0010】 又、発泡シート面に設けられる剥離層は、シリコーン、長鎖アルキル基含有ポ リマー、ポリエチレンイミン、アルキド樹脂、シェラック、フッ素化合物等が挙 げられるが、粘着テープ用として適度な剥離性と重ね貼り性があり、キュアが不 要である等の点から長鎖アルキルアクリレート共重合体、長鎖アルキルアクリル アマイド共重合体等の長鎖アルキル基含有ポリマー等の離型剤からなるものが好 ましく、剥離層の厚みは0.3〜5μm程度とするのが好ましい。
【0011】 上記離型剤の塗布にはキスロールコーターを用いるのが好ましい。この理由は 、キスロールコーターを用いると発泡シートはキスロールのグラビアロール上面 に沿って送られながら離型剤が塗布されるので、2個のロール間で挟圧されず、 発泡シートの発泡構造が潰されないため、その厚みが変化しないからである。 しかし、発泡シート表面は細かい凹凸があり、平滑ではないから塗布ロールに 対して或る程度押さえることにより発泡シートの表面をなじませる必要がある。 このために塗布ロールの接線に対して約5〜10°の角度で発泡シートの送り込 みと送り出しを行うことが好ましい。
【0012】
【作用】
本考案粘着テープは、発泡シートと合成樹脂フイルムとの積層体の合成樹脂フ イルム面に粘着剤層が、他の面に剥離層が設けられているので剥離紙を必要とせ ずにロール状に巻回されたものから容易に展開することができ、使用の際に剥離 紙を剥がす手間が不要であり、剥がされた剥離紙の廃棄処理も不要である。 又、本考案粘着テープは合成樹脂フイルムを持って被着体から剥離すれば、発 泡シートが破れることなく、発泡シートを被着体に残さずに剥離することができ る。
【0013】
【実施例】
次に、本考案の実施例を図面を参照して説明する。 (実施例1) 図1は本考案粘着テープの実施例を示す断面図であり、架橋された独立気泡の 低密度ポリエチレンからなる発泡シート1(発泡倍率15倍、厚み1.5mm) の一面に厚み60μmの2軸延伸ポリプロピレンフイルム(OPPフイルム)2 (東洋紡社製 商品名:OPP#60)が熱融着により積層されてなる。
【0014】 発泡シート1面には剥離層4が15g/m2 で形成され、上記OPPフイルム 2面にはアクリル系粘着剤層3(綜研化学社製 商品名:SKダイン−1717 )が厚み50μmで設けられてなる。 上記粘着テープは粘着剤層3を内側にしてロール状に巻回されており、この粘 着テープは幅50mm、長さ50mである。
【0015】 尚、上記剥離層4はポリエチレンイミン誘導体(日本触媒化学社製 商品名: PR−20)をトルエンに溶解した3%溶液がグラビアロールを用いたキスロー ルコーターにより発泡シート面に塗布・乾燥されて形成されたものである。
【0016】 (比較例1) 剥離層が設けられていない他は実施例と同様の粘着テープを用いた。
【0017】 (比較例2) OPPフイルムを積層せず、発泡シートに直接粘着剤層が設けられた以外は実 施例と同様の粘着テープを用いた。
【0018】 (比較例3) グラビアロールとバックアップロールとの隙間を1mmとし、この間に発泡シ ートを通過させながら離型剤を塗布した以外は実施例と同様の粘着テープを用い た。
【0019】 上記実施例と比較例のそれぞれの粘着テープにつき、ロール状からの展開性、 被着体ステンレス板に貼り付けた後、これを剥がしたときの発泡シートの破れの 発生、及び発泡シートの厚みと伸びの変化を調べた。その結果を表1に示す。
【0020】
【表1】
【0021】 表1から明らかなように、実施例のものは展開性がよく、発泡シートの破れや 厚み、伸びの変化もない実用的にすぐれたものである。しかし、比較例のものは ロール状のものから展開できないか、発泡シートの破れ、又は厚みと伸びの減少 が発生し実用には適さないことが判る。
【0022】
【考案の効果】
本考案粘着テープは以上の構成であり、発泡シートに積層された合成樹脂フイ ルムを持って被着体から剥離すれば、発泡シートが破れることなく、発泡シート を被着体に残さずに剥離することができる。又、剥離紙を必要とせずにロール状 に巻回されたものから容易に展開することができるので、使用の際に剥離紙を剥 がす手間が不要であり、剥がされた剥離紙の廃棄処理も不要である。
【0023】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案粘着テープの実施例を示す断面図。
【符号の説明】
1:発泡シート 2:OPPフイルム 3:粘着剤層 4:剥離層

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリオレフィン系樹脂からなる発泡シー
    トの片面に合成樹脂フイルムが積層されてなる積層体の
    合成樹脂フイルム面に粘着剤層が設けられ、上記発泡シ
    ート面に剥離層が設けられてなることを特徴とする粘着
    テープ。
JP5955293U 1993-11-05 1993-11-05 粘着テープ Pending JPH0728943U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5955293U JPH0728943U (ja) 1993-11-05 1993-11-05 粘着テープ

Applications Claiming Priority (1)

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JP5955293U JPH0728943U (ja) 1993-11-05 1993-11-05 粘着テープ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0728943U true JPH0728943U (ja) 1995-05-30

Family

ID=13116536

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JP5955293U Pending JPH0728943U (ja) 1993-11-05 1993-11-05 粘着テープ

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