JPH07288774A - ディジタル画像信号の記録再生方法及び装置 - Google Patents

ディジタル画像信号の記録再生方法及び装置

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JPH07288774A
JPH07288774A JP7756494A JP7756494A JPH07288774A JP H07288774 A JPH07288774 A JP H07288774A JP 7756494 A JP7756494 A JP 7756494A JP 7756494 A JP7756494 A JP 7756494A JP H07288774 A JPH07288774 A JP H07288774A
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speed
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JP7756494A
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Akira Nagashima
彰 永島
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高能率符号化により圧縮されたディジタル画
像信号を記録再生するディジタルVTRにおいて、低速
倍速数で顕著に現れる画質の劣化を低減でき、安定して
見やすい特殊再生画像を得ること。 【構成】 回転ドラムヘヅドとしてシングルアジマス対
向ヘッドを用いた場合には、倍速再生する場合等に必要
な特殊再生用データを、隣接する奇数本(例えば3本)
のトラックを1つの組としてそのトラック数単位で連続
的に記録領域を設定するようにする。具体的には、各組
の中央のトラックに1箇所、その両側の各トラックに2
箇所、の高速倍速数用データエリア30,30,31,
32,32を設定するとともに、各組の中央のトラック
に1箇所の低速倍速数用データエリア33,34を設定
して記録し、再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高能率符号化により圧
縮されたディジタル画像信号を記録再生するためのディ
ジタル画像信号の記録再生方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像のディジタル記録が検討され
実用化されている。
【0003】ディジタル記録において、画像をそのまま
ディジタル化しただけでは、情報量が多すぎて、その信
号を記録再生するには、ランニングコストが多くかか
る。この間題を解決するために国際標準方式MPEG
(Motion Picture Expert Group)に見られるような、
相関性を利用した高能率符号化が行われる。
【0004】しかしながら、この高能率符号化で情報量
を削減されたディジタル画像データを回転ドラムヘッド
を備えたヘリカルスキャン形の磁気記録再生装置(VT
R)で磁気テープに記録し、記録時と異なる速度で磁気
テープを走行させながら再生を行ういわゆる特殊再生を
した場合、テープ送りスピードを変化させるので再生ヘ
ッドが複数のトラックを横切って走行することになり、
画像データは断続的に得られることになる。これは、デ
ータの連続性が欠如することを意味しており、そのた
め、画像データの相関性を利用した高能率符号化を行っ
てテープ上に記録した場合、特殊再生時、データの可変
速再生は極めて困難になる。
【0005】このような欠点を克服するために、特殊再
生を行うある倍速数を限定し、特殊再生時に再生ヘッド
によって、再生可能なトラック位置に、特殊再生用のデ
ータを配置するという方法が公知技術として知られてい
る。
【0006】図10(a)に従来の民生用ディジタルV
TRのテープフォーマットを示す。磁気テープ1の上に
は、図11に示す回転ドラムヘッドを用いることによっ
て、デー夕を斜めのトラック2として記録再生するよう
になっている。トラック2は隣合うトラック同士が逆ア
ジマス角となるように記録されている。各トラック2
は、図10(b)に示すように画像データ領域と音声デ
ータ領域を備えている。1フレームの時間に相当する1
/30秒当たりに、10トラックを使用している。
【0007】図11に、回転ドラムヘッドの構成を示
す。回転ドラム3上に+アジマスヘッド4と180゜反
対方向に逆アジマスの−アジマスヘッド5を装着してい
る。
【0008】図12に、MPEGにおける1GOPの画
面構成を示す。1GOP(MPEGにおけるGroup of p
icture)を9枚のフレームで構成している。これらフレ
ームのうちのIフレームは、フレーム内符号化(以下、
フレーム内圧縮ともいう)のみのデータで構成されてお
り、フレームPはフレーム内圧縮と前Iフレームからの
フレーム間予測符号化(以下、フレーム間圧縮ともい
う)のデータまたはフレーム内圧縮と前Pフレームから
のフレーム間圧縮のデータで構成されており、フレーム
Bはフレーム内圧縮と前Iフレームまたは前Pフレー
ム、後Iフレームまたは後Pフレームからのフレーム間
圧縮のデータで構成されている。
【0009】図13(a)に、トラックパターンと+5
(−3)、+9(−7)、+17(−15)倍速再生時
のヘッドの軌跡の関係を示す。なお、+は記録時と同じ
方向にテープを走行させた場合を示し、−は記録時と逆
方向にテープを走行させた場合を示し、数字は倍速数で
ある。実際には、トラックパターンは斜めトラックであ
るが、簡単のために以下の説明図ではトラックパターン
をテープに対して直交する状態に記載している。図13
(b)に図13(a)の各倍速時において再生される画
像データの再生エンベロープを示す。図13(b)のエ
ンベロープは図13(a)のそれぞれの倍速時において
+アジマスを持った再生ヘッドによるエンベロープであ
る。
【0010】図13(a),(b)に示すように、上記
の全ての倍速数に対して共通に、画像データがトラック
2の両端A,Bと中央Cにおいて再生可能であることが
分かる。
【0011】従って、従来、特殊再生を行う方法とし
て、磁気テープ上に特殊再生用データエリアを設ける場
合には、図13に示すようにトラック2の両端A,Bと
中央Cに設けている。1トラック内の3つの特殊再生用
データエリアA,B,Cには、図15に示すようにIフ
レームの上1/4に当たるフレームのDCT(離散コサ
イン変換)係数の低周波成分(直流及び低周波分)で作
成された特殊再生データを記録していく。1GOPは、
9×10=90トラックに相当するので、図14に示す
ように最大倍速数を17倍速とすると、最大倍速数17
では一回のヘッドトレースで17トラックをトレースす
ることなり、1GOP分トレースするには、90÷17
=約5回ヘッドトレースする必要がある。従って、最初
の17トラックには、各トラック2のA,B,Cの部分
には1トラックにつきIフレームの上1/4のさらに1
/5のデータを記録し、この1/5と同じデータを各ト
ラック2に17トラックに亘って記録していく。そし
て、次の17トラックにはIフレームの上1/4のさら
に次の1/5のデータを記録し、この1/5と同じデー
タを各トラック2にその17トラックに亘って記録して
いく。同様にして、1GOPに相当する5回目の17ト
ラックには、Iフレームの上1/4の最後の1/5のデ
ータを記録し、この1/5と同じデータを各トラック2
にその17トラックに亘って記録していく。このよう
に、最大倍速数の17倍速において再生ヘッドが横切る
トラック数17の数だけ連続して同じデータが記録さ
れ、17トラックずつ約5回データを更新して記録する
ことにより、最初の1GOPで、Iフレームの上1/4
のデータが記録される。そして、次の1GOPで、Iフ
レームの次の1/4のデータが記録される。このよう
に、1GOPごとにIフレームの1/4ずつを更新して
記録して行く。従って、再生時は、+5(−3)、+9
(−7)、+17(−15)倍速のどの倍速数時におい
ても、1GOPごとにIフレームの1/4ずつを更新し
て行く特殊再生が実現できる。
【0012】ところで、以上述べてきたような高能率符
号化を施された画像データを記録再生するVTRにおい
て、特殊再生を行うために、低速倍速数であっても高速
倍速数であっても再生ヘッドがトレース可能な限られた
エリアを使用し、なおかつどの倍速数でも同じ特殊再生
用のデータを使用するため、低速倍速数では、高速倍速
数では目立たなかった画質の劣化が非常に顕著に現れる
という間題があった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来のデ
ィジタルVTRでは、どの倍速数でも同じエリアに記録
された同じ特殊再生用のデータを使用するため、高速倍
速数では目立たなかった画質の劣化が低速倍速数では非
常に顕著に現れるという間題があった。
【0014】そこで、本発明は上記の間題に鑑み、高能
率符号化により圧縮されたディジタル画像信号を記録再
生するディジタルVTRにおいて、低速倍速数で頭著に
現れる画質の劣化を低減でき、安定して見やすい特殊再
生画像を得ることができるディジタル画像信号の記録再
生方法及び装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
高能率符号化により圧縮されたディジタル画像信号を回
転ドラムヘッドを用いて所定速度で走行する帯状記録媒
体に走行方向に対して斜めに順次トラックを形成するよ
うに記録するディジタル画像信号の記録方法において、
前記高能率符号化ディジタル信号から該信号を復号する
際に重要なデータを導出し、前記トラックに、隣接する
a本(aは1以外の奇数)のトラックを1つの組として
そのトラック数単位で連続的に記録領域を設定し、前記
記録領域に前記復号する際の重要データを記録するよう
にしたことを特徴とする。
【0016】請求項2記載の発明は、高能率符号化によ
り圧縮されたディジタル画像信号を回転ドラムヘッドを
用いて所定速度で走行する帯状記録媒体に走行方向に対
して斜めに順次トラックを形成するように記録し、再生
するディジタル画像信号の記録再生方法において、前記
再生時の前記帯状記録媒体の走行速度を、記録時と同方
向または逆方向に記録時より速い速度に設定可能とし、
前記高能率符号化ディジタル信号から該信号を復号する
際に重要なデータを前記各再生速度毎に導出し、前記ト
ラックに、隣接するa本(aは1以外の奇数)のトラッ
クを1つの組として、そのトラック数単位で連続的に、
該中央のトラックに1箇所、該中央のトラックの両側に
並んで配置される(a−1)本のトラックにそれぞれ2
箇所、前記速い速度での倍速再生時に前記回転ドラムヘ
ッドがトレース可能な位置に高速倍速用記録領域を設定
するとともに、前記中央のトラックの前記遅い速度での
倍速再生時に前記回転ドラムヘッドがトレース可能な位
置に低速倍速用記録領域を設定し、前記各記録領域に前
記再生速度毎のデータを記録するようにしたことを特徴
とする。
【0017】請求項3記載の発明は、請求項2記載のデ
ィジタル画像信号の記録再生方法において、前記の正逆
低速倍速再生時においては、前記隣接するa本のトラッ
クの中央のトラックに配置している低速倍速数用の重要
データだけでなく、高速倍速数用の重要データも用いて
再生するようにしたことを特徴とする。
【0018】請求項4記載の発明は、請求項2記載のデ
ィジタル画像信号の記録再生方法において、前記高速倍
速数用の重要データとして、画面を複数に分割して、そ
の分割した部分のデータを前記隣接するa本のトラック
の(2a−1)個の高速倍速数用データ配置エリアの1
つに記録し、またそのデータと同一のデータを残りの
(2a−2)個のエリアに記録するようにしたことを特
徴とする。
【0019】請求項5記載の発明は、請求項2記載のデ
ィジタル画像信号の記録再生方法において、前記低速倍
速数用の重要データとして、画面を複数に分割して、そ
の分割した部分のデータを、高速倍速数用のデータより
も多い情報量で、前記隣接するa本のトラック内の中央
トラックにある低速倍速数用データ配置エリアに記録す
るようにしたことを特徴とする。
【0020】請求項6記載の発明は、請求項2記載のデ
ィジタル画像信号の記録再生方法において、前記低速倍
速数用の重要データとして、画面を複数に分割して、そ
の分割した部分のデータを、高速倍速数用のデータより
も広い画像範囲で、前記隣接するa本のトラック内の中
央トラックにある低速倍速数用データ配置エリアに記録
するようにしたことを特徴とする。
【0021】請求項7記載の発明は、請求項2記載のデ
ィジタル画像信号の記録再生方法において、前記低速倍
速数用の重要データとして、画面を複数に分割して、そ
の分割した部分のデータを、高速倍速数用のデータより
も多い情報量でかつ高速倍速数用のデータよりも広い画
像範囲で、前記隣接するa本のトラック内の中央トラッ
クにある低速倍速数用データ配置エリアに記録するよう
にしたことを特徴とする。
【0022】請求項8記載の発明は、高能率符号化によ
り圧縮されたディジタル画像信号を回転ドラムヘッドを
用いて所定速度で走行する帯状記録媒体に走行方向に対
して斜めに順次トラックを形成するように記録し、前記
帯状記録媒体を記録時の速度より速い所定の複数の速度
で走行させながらディジタル画像信号を再生することが
可能なディジタル画像信号の記録再生装置において、前
記ディジタル画像信号から該信号を復号する際に重要と
なるデータを前記再生速度毎に作成するものであって、
低い速度での倍速再生用の重要データとして、画面を複
数に分割し、その分割した部分のデータを、速い速度で
の倍速再生用のデータよりも多い情報量でかつ速い速度
での倍速再生用のデータよりも広い画像範囲で導出する
データ作成手段と、該導出された各データをそれぞれ記
憶する第1のメモリ手段と、前記ディジタル画像信号の
データレートを、これより大きい所定のデータレートに
変換する第1のデータレート変換手段と、この第1のデ
ータレート変換手段からのデータと前記第1のメモリ手
段からの複数のデータとを時系列的に選択配置し、所定
のテープフォーマットに対応したデータ列を形成して出
力する記録系選択手段と、この記録系選択手段からのデ
ータ列を前記回転ドラムヘッドで記録する記録手段と、
前記帯状記録媒体を制御信号に応じた速度で走行させな
がら前記回転ドラムヘッドにより前記データ列を再生す
る再生手段と、特殊再生時か否かを示す制御信号に応じ
て、この再生手段から前記復号する際に重要となるデー
タ又は通常再生データを選択して出力する再生系選択手
段と、倍速再生時に前記再生系選択手段から出力される
前記復号される際に重要となるデータをフレーム構成単
位分またはフィールド構成単位分記憶した後、高速倍速
再生時は高速倍速数用データを読み出し、低速倍速再生
時は高速倍速数用データと低速倍速数用データを読み出
す第2のメモリ手段と、通常再生時に前記再生系選択手
段から出力される通常再生データを前記元のデータレー
トに変換して出力する第2のデータレート変換手段とを
具備したことを特徴とする。
【0023】
【作用】請求項1記載の発明によれば、回転ドラムヘッ
ドとしてシングルアジマス対向ヘッドを用いた場合に
は、倍速再生する場合等に重要なデータを、隣接する奇
数本のトラックを1つの組としてそのトラック数単位で
連続的に記録領域を設定して記録することにより、倍速
再生時に必要なデータを確実に拾って再生することが可
能となる。
【0024】請求項2記載の発明によれば、隣接する奇
数本のトラックのうちの中央のトラックに1箇所、前記
奇数本のトラックのうちのそれ以外のトラックにそれぞ
れ2箇所、高速倍速数用データを記録するので、高速側
に倍速数を可変した場合でも確実に高速倍速数用データ
を再生ヘヅドでトレースすることが可能であり、また低
速倍速数用データを、隣接する奇数本のトラックのうち
の中央のトラックに配置する(同じトラックに複数箇所
配置してもよい)ので、その奇数本のトラック数と同等
数の倍速数を最低倍速数に設定すれば、その低速倍速再
生においては確実に低速倍速数用データを再生すること
ができる。
【0025】請求項3記載の発明によれば、低速倍速再
生においては、倍速再生に最も必要な高速倍速数用デー
タ(例えばDCT変換データの直流成分)とともに、低
速倍速数用のデータ(例えばDCT変換データの交流成
分)も同時に再生することが可能となる。
【0026】請求項4記載の発明によれば、隣接する奇
数本のトラックのそれぞれに配置した高速倍速数用デー
タ配置エリアの全てに同じデータを記録するので、高速
倍速数を変えた場合でも、常に高速倍速数用データを再
生することができる。
【0027】請求項5記載の発明によれば、低速倍速数
用データ配置エリアに、高速倍速数用データよりも多い
情報量(例えばDCT変換の係数を高速倍速数用データ
よりも多く係数をとる)で記録するので、低速倍速再生
時には、高速倍速数時に再生される画像よりも精細な画
像を再生することができる。
【0028】請求項6記載の発明によれば、低速倍速数
用データ配置エリアに、高速倍速数用データよりも広い
画像範囲(例えば画面分割した各部分のデータの大部分
のデータを入れる)で記録するので、低速倍速再生時に
は、高速倍速数時に再生される画像よりも画面の更新範
囲を広げて再生することができる。
【0029】請求項7記載の発明によれば、低速倍速数
用データ配置エリアに、高速倍速数用データよりも多い
情報量でかつ広い画像範囲で記録するので、低速倍速再
生時には、高速倍速数時に再生される画像よりも精細な
画像でかつ画面の更新範囲を広げて再生することができ
る。
【0030】請求項8記載の発明によれば、伝送されて
くるディジタル画像信号のデータレートに比べて記録再
生用装置で扱うデータレートの方が大きいことを利用
し、前記ディジタル画像信号を記録再生用装置のデータ
レートに変換した際に生ずる空き領域に複数の倍速数に
対応した複数の特殊再生用データ(高速倍速数用データ
と低速倍速数用データ)を時系列的に配し、所定のフオ
ーマットにしてテープ上に記録しようとするものであ
る。
【0031】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
1〜図5で本発明の一実施例のディジタル画像信号の記
録再生方法を説明する前に、図8及び図9を参照して本
実施例の原理について説明する。なお、本実施例では、
高能率符号化として国際標準方式MPEGを使用してい
る。
【0032】図8は本発明実施例において用いられるフ
レームの構成を示している。図8に示すように、1GO
P(MPEGにおけるGroup of picture)がIフレーム
1枚、Pフレーム2枚、Bフレーム6枚の計9枚で構成
されている。本発明実施例のVTRに用いられる回転ド
ラムヘッドの構成は図11に示すように、回転ドラム3
の上にシングルアジマス対向ヘッド4,5を備えてい
る。テープの巻き付け角を180゜としている。
【0033】図9(a)に、本発明実施例で用いられる
VTRのテープフォーマットを示す。
【0034】磁気テープ11の上には、図11に示す回
転ドラムヘッドを用いることによって、データを斜めの
トラック12として記録再生するようになっている。ま
た、図9(a)から分かるように1フレーム時間に相当
する1/30秒当たり10トラックを使用し、シングル
アジマス対向ヘッド(図11)を用いて隣合うトラック
を逆アジマス角で記録している。各トラック12は、図
9(b)に示すように画像データ領域と音声データ領域
を備えている。
【0035】図1(a)は、本発明の一実施例のディジ
タル画像信号の記録再生方法を説明するためのテープフ
ォーマットである。
【0036】図1(a)に示すテープフォーマットは、
本発明に係る特殊再生用データの記録エリアを付加した
テープフォーマットと、このテープフォーマットに対し
て、+3(−1),+9(−7),+15(−13)倍
速のときの再生ヘッドの軌跡を示している。各倍速数に
おける再生ヘッドの軌跡は、図11に示したシングルア
ジマス対向ヘッドを構成する(+),(−)の2つのア
ジマスヘッド4,5のいずれかの中心の軌跡を示してい
る。符号35に、記録トラックのアジマス角を示す。ま
た、36に特殊再生時における再生ヘッドのアジマス角
を(+),(−)にて示す。ここでは、最低の低速倍速
数である+3倍速の繰り返し周期に相当するトラック
数、即ち3トラックを1組としてある。従って、1GO
Pのフレーム時間に対応する90トラックでは、30組
できることになる。
【0037】図1(b)に、+3(−1),+9(−
7),+15(−13)倍速のときの再生ヘッドの再生
信号エンベロープを示す。図1(b)において、+9
(−7),15(−13)倍速のときの再生可能である
共通の部分(領域)30,31,32に高速倍速数用の
特殊再生用データエリアを設け、+3(−1)倍速のと
きの再生可能な部分(領域)33,34に低速倍速数用
の特殊再生用データエリアを設ける。なお、+3(−
1)倍速のときは、高速倍速数用の特殊再生用データエ
リアのうちの部分31についても低速倍速数用の特殊再
生用データエリア33,34と同時に再生可能となって
いる。図1(a)に示すように、3トラックを1組とす
る各組毎に、+3(−1)倍速用データ記録領域33,
34、+9(−7)倍速用及び+15(−13)倍速用
のデータ記録領域30,30,31,32,32が3ト
ラックに亘って記録されている。
【0038】図1(a)よりテープフォーマットの特殊
再生データの領域が3トラック周期になっており、特殊
再生の倍速数が正方向では3の倍数(+3,+9,+1
5)、逆方向ではその正方向の倍速数から2倍速引いた
倍速数(−1,−7,−13)をとっている。
【0039】図2に、図1の詳細なテープフォーマット
を示す。また、図3に、1GOPのIフレームの画面を
水平方向に5分割、垂直方向に9分割の計45分割した
図を示す。この45分割した1つを1セグメントとす
る。図3中の番号はセグメントの番号を示す。
【0040】図2の符号30aには、高速倍速数用デー
タ記録エリアで、図3の1セグメントの画像データの直
流(DC)成分のみのデータを高速倍速数用データとし
て固定長化して記録する。また、残りの高速倍速数用デ
ータ記録エリアである30b31,32a,32bに
は、32aと同じ1セグメントの画像データの直流(D
C)成分のみの高速倍速数用データを記録する。1GO
Pでは、3トラックの組が30組あるので、各組ごとに
1セグメントの画像データの直流(DC)成分のみのデ
ータを記録していくと、Iフレームを45分割した45
セグメント分のデータのうちの30セグメント分のデー
タが、1GOPに対応する90トラックに記録され、残
りの15セグメント分のデータは記録されないことなる
が、このように記録できないデータが総セグメント数の
1/3あっても高速倍速再生する場合には視覚上、特に
支障とならない。
【0041】図2の符号33,34は低速倍速数用デー
タ記録エリアで、1GOPのフレーム時間に対応する9
0トラックに記録できなかった15セグメント分の画像
データの直流(DC)成分と、45セグメント全てのセ
グメントにおいての直流(DC)成分に付随する交流
(AC)係数の低周波より取り出した2係数分のデータ
とを、30組に分けた1つを低速倍速数用データとして
固定長化して記録する。図4に、磁気テープの高速倍速
数用データエリアに記録されるセグメントを示す。図4
に示すように、1GOP(=90トラック)につき、隣
接する3トラックを1組とした場合の各組を、60,6
1,62,……,64とし、次の1GOPにつき、3ト
ラックを1組とする各組を、65,66,……としたと
き、組60の高速倍速数用データ記録エリアにGOP1
のIフレームのセグメント番号0の部分の高速倍速数用
データを記録し、同様に組61にはセグメント番号1、
組62にはセグメント番号2、組63にはセグメント番
号3、……、組64にはセグメント番号29というよう
に、連続する3トラックの高速倍速数用データ記録エリ
アに順次セグメント番号0〜29までの部分の高速倍速
数用データを記録する。そして、次のGOP2の高速倍
速数用データ記録エリアの組65には、GOP2のIフ
レームのセグメント番号30の部分の高速倍速数用デー
タ、組66にはセグメント番号31の部分の高速倍速数
用データというように、次のフレームの高速倍速数用デ
ータ記録エリアには、前フレームの最後の部分の高速倍
速数用データ記録エリアに記録されている高速倍速数用
データのセグメント番号の次のセグメント番号の部分の
高速倍速数用データから記録を始める。このように、初
期値を設定していくと、低速倍速数時及び高速倍速数時
の特殊再生時の画面の更新が効率よくされていく。
【0042】図5に、それぞれの倍速数においての画面
の更新の様子を示す。
【0043】図5において、(a)は+3(−1)倍速
再生時の画面の更新の様子を示している。図1(a)又
は図2に示すように、+3(−1)倍速時の再生ヘッド
のトレースを見ると、隣接する3トラックごとに区切ら
れる組の中央のトラックの高速倍速数用データエリア3
1及び低速倍速数用データエリア33,34をトレース
しており、GOP1に相当する最初の90トラックを再
生したときには、エリア31に記録されているDCT変
換の直流(DC)成分データを30回即ち30セグメン
ト分再生するのみならず、エリア33,34に記録され
ている残りの15セグメント分の直流(DC)成分デー
タ及び全セグメント(45セグメント)に存在する交流
(AC)成分データを再生するので、+3(−1)倍速
時には、1GOPに相当する90トラックを再生するご
とに、1GOPのIフレームの全データが更新されてい
く。このように、+3(−1)倍速再生時のように低速
倍速数時には、GOP1,GOP2,GOP3,……の
各Iフレームの全データが更新されてゆくので、後述の
+9(−7),+15(−13)倍速再生時のように高
速倍速数時に比べて、更新範囲が広いとともにDCT変
換の直流(DC)成分データのみならず交流(AC)成
分データをも再生して再生画像の解像度(精細度)を上
げることができる。
【0044】図5(b)は+9(−7)倍速再生時の画
面の更新の様子を示している。このときは、図1(a)
又は図2に示すように、+9(−7)倍速時の再生ヘッ
ドのトレスを見ると、隣接する3トラックごとに区切ら
れる組の3つの組の1組目の右トラックの高速倍速数用
データエリア30bと2組目の中央のトラックの高速倍
速数用データエリア31と3組目の左トラックの高速倍
速数用データエリア32aをトレースしており、GOP
1に相当する最初の90トラックを再生したときには、
エリア30b,31,32aにそれぞれ記録されている
DCT変換の直流(DC)成分データを30回即ち30
セグメント分再生するので、+9(−7)倍速時には、
1GOPに相当する90トラックを再生するごとに、1
GOPのIフレームの30セグメント分のデータが更新
されていく。このように、+9(−7)倍速再生時に
は、GOP1,GOP2,GOP3,……の各Iフレー
ムの30セグメント分のデータが更新されてゆく。この
とき、最初の再生フレームとしては、Iフレームのセグ
メント番号0〜29までの部分の高速倍速数用データが
再生される。次に更新される再生フレームの高速倍速数
用データとしては、前フレームの最後の部分の高速倍速
数用データのセグメント番号29の次のセグメント番号
30〜44,0〜1 4の部分の高速倍速数用データが
再生される。さらに、次に更新される再生フレームの高
速倍速数用データとしては、前フレームの最後の部分の
高速倍速数用データのセグメント番号14の次のセグメ
ント番号1544の部分の高速倍速数用データが再生さ
れる。このように、+9(−7)倍速再生時には、GO
P1,GOP2,GOP3,……の各Iフレームの2/
3のデータが更新されてゆく。
【0045】図5(c)は+15(−13)倍速再生時
の画面の更新の様子を示している。このときは、図1
(a)又は図2に示すように、+15(−13)倍速時
の再生ヘッドのトレースを見ると、隣接する3トラック
ごとに区切られる組の5つの組の2組目の左トラックの
高速倍速数用データエリア30aと3組目の中央のトラ
ックの高速倍速数用データエリア31と4組目の右トラ
ックの高速倍速数用データエリア32bをトレースして
おり、GOP1に相当する最初の90トラックを再生し
たときには、エリア30a,31,32bにそれぞれ記
録されているDCT変換の直流(DC)成分データを1
8回即ち18セグメント分再生するので、+15(−1
3)倍速時には、1GOPに相当する90トラックを再
生するごとに、1GOPのIフレームの18セグメント
分のデータが更新されていく。このように、+15(−
13)倍速再生時には、GOP1,GOP2,GOP
3,……の各Iフレームの18セグメント分のデータが
更新されてゆく。このとき、最初の再生フレームとして
は、Iフレームのセグメント番号1〜3,6〜8,11
〜13,16〜1 8,21〜23,26〜28までの
部分の高速倍速数用データが再生される。次に更新され
る再生フレームの高速倍速数用データとしては、前フレ
ムのセグメント部分に続くように、次のセグメント番号
31〜33,36〜38,41〜43,1〜3,6〜
8,11〜13の部分の高速倍速数用データが再生され
る。さらに、次に更新される再生フレームの高速倍速数
用データとしては、フレームのセグメント部分に続くよ
うに、次のセグメント番号16〜18,21〜23,2
6〜28,31〜33,36〜38,41〜43の部分
の高速倍速数用データが再生される。このように、+1
5(−13)倍速再生時には、GOP1,GOP2,G
OP3,……の各Iフレームの2/5のデータが更新さ
れてゆく。
【0046】このように、高速倍速数時になるほど更新
される画面の範囲は狭くなるが、高速再生であるので、
これによって視覚的に特に画質が劣化して見えたりする
ことい。
【0047】次に、上記原理を実現するディジタルVT
Rの構成を説明する。
【0048】図6は本発明の一実施例のディジタルVT
Rの構成を示すブロック図である。図6において、レシ
ーバ80は、伝送されて来るデータをアンテナまたはケ
ーブルより受け取り、MPEGのビットストリームだけ
を取り出して出力する。即ち、レシーバ80からは、フ
レーム内圧縮やフレーム間圧縮が施された画面データ
(1GOPのフレームデータ)をDCT変換の後に可変
長符号化したデータが出力される。データレート変換回
路81は、レシーバ80からの出力のMPEGのビット
ストリームのデータレート(例えば19.3Mbps)
を記録再生用装置87のデータレート(例えば24.9
Mbps)に変換するが、その変換されたデータの出力
タイミングはメモリ84から出力されるデータと同期を
とって行われる。即ち、データレート変換回路81から
は、記録再生用装置87のテープフォーマットのデータ
レートに変換したデータが出力されるが、そのレート変
換されたデータには後述のメモリ84からのデータを収
容するに足る空き領域が形成される。簡易デコーダ82
はMPEGのビットストリームからIフレームの画面だ
けを取り出し、その取り出したIフレームの画像データ
に対して可変長符号復号化を行って出力する。特殊再生
用データ作成回路83は、簡易デコーダ82より出力さ
れたデータから画像データの直流(DC)成分と交流
(AC)係数の低周波分より2係数分を取り出して固定
長化し、直流成分のみのデータを30セグメント分集め
て、セグメントごとにセグメントの番号を付加して高速
倍速数用データとし、残りの15セグメントの直流(D
C)成分と45セグメントに付加する交流(AC)係数
を集めて、セグメントごとにセグメントの番号を付加し
て低速倍速数用データとして、それぞれのデータをメモ
リ84に記憶させ、記録系セレクタ85に記録再生用装
置87のテープフォーマットに従って順次読み出され
る。記録系セレクタ85は、データレート変換回路81
から出力されたデータとメモリ84から出力されたデー
タを選択して、インターフェース回路(I/F)86に
出力することにより、記録再生用装置87のテープフォ
ーマット通りのデータストリームを形成している。イン
ターフェース回路86では、記録系セレクタ85より出
力されたデータに対して、エラー訂正符号のパリティ、
同期信号、識別(ID)信号を付加して記録再生用装置
87に出力する。記録再生用装置87は、シングルアジ
マス対向ヘッドを搭載した回転ドラムヘッド(図11参
照)により、1フレーム時間(1/30秒)当たり10
トラックを用いて記録し、再生する装置である。インタ
ーフェース回路90は、記録再生用装置87からの再生
データよりエラー訂正を行ってデータを出力する。再生
系セレクタ91は、特殊再生時かどうかの外部制御信号
によりデータ出力先を切り替えるもので、通常再生の場
合にはデータレート変換回路92へ、特殊再生の場合は
メモリ93ヘ出力される。データレート変換回路92で
は、記録再生用装置87からの通常再生データをデコー
ダ95が必要とするデータレート(例えば19.3Mb
ps)に変換して出力する。メモリ93では、再生系セ
レクタ91から出力される特殊再生用データを正しい画
面となるよう1GOP分記憶する。1GOP分の特殊再
生用データが記憶され次第、正逆高速再生時はセグメン
ト順に高速倍速数用デー夕が読み出され、正逆低速倍速
数時は高速倍速数用データと低速倍速数用データ内にあ
る直流(DC)成分に、低速倍速数用データ内にある交
流(AC)係数をセグメントの番号を参照して付加した
上で、セグメントの番号順に読み出される簡易エンコー
ダ94では、メモリ93から読み出されたデータを可変
長符号化してIフレームのデータとデコーダ95が認識
できるMPEGのビットストリームに変換してデコーダ
95へ出力する。デコーダ95は、MPEGのビットス
トリムをデコードしてD/A変換することによってアナ
ログ映像信号、音声信号を出力する。
【0049】以上述べた実施例では、回転ドラムヘッド
としてシングルアジマス対向ヘッドを用いかつテープ巻
き付け角を180゜とした場合に、隣接する3つのトラ
ックを1組として、+3(−1),+9(−7),+1
5(−13)倍速再生する例を説明したが、本発明では
同様なヘッド構成を使用し、例えば図7に示すように隣
接する5つのトラックを1組とし、そのトラック数単位
で連続的に記録領域を設定し、隣接する5本のトラック
における、正逆高速倍速再生時に前記回転ドラムヘッド
がヘッドトレース可能な、中央のトラックに1箇所、該
中央のトラックの両側2本ずつに並んで配置される4本
のトラックの上下に2箇所、高速倍速数用の特殊再生用
データエリアを配置する一方、前記隣接する5本のトラ
ックにおける、正逆低速倍速再生時に前記回転ドラムヘ
ッドがヘッドトレース可能な、中央のトラック位置に、
低速倍速数用の特殊再生用データエリアを配置するよう
にして+5(−3),+15(−13)等の倍速再生を
行うように構成してもよい。
【0050】従って、本発明は、高能率符号化により圧
縮されたディジタル画像信号を回転ドラムヘッドを用い
て所定速度で走行する帯状記録媒体に走行方向に対して
斜めに順次トラックを形成して記録し、再生するディジ
タル画像信号の記録再生方法において、前記高能率符号
化ディジタル信号から特殊再生用データを導出し、前記
トラックに、隣接するa本(aは1以外の奇数)のトラ
ックを1つの組としてそのトラック数単位で連続的に記
録領域を設定し、隣接するa本のトラックにおける、正
逆高速倍速再生時に回転ドラムヘッドがヘヅドトレース
可能な、中央のトラックに1箇所、該中央のトラックの
両側同数に並んで配置される(a−1)本のトラックに
それぞれ2箇所、高速倍速数用の特殊再生用データを配
置する一方、前記隣接するa本のトラックにおける、正
逆低速倍速再生時に前記回転ドラムヘッドがヘッドトレ
ース可能な、中央のトラック位置に、低速倍速数用の特
殊再生用データを配置する場合に適用することができ
る。
【0051】また、以上の実施例では、高能率符号化デ
ィジタル信号から特殊再生用データを導出し、これをト
ラックの特定箇所に記録する場合について説明したが、
本発明は特殊再生用データに限定されず、高能率符号化
ディジタル信号から該信号を復号する際に重要なデータ
を導出し、これをトラックの特定箇所に記録する場合に
ついて応用することができる。
【0052】以上の実施例では、GOPをフレーム単位
で構成したがMPEGの規格ではフイールド単位で構成
することも可能であり、その場合Iフレーム、Pフレー
ム、BフレームはそれぞれIフィールド、Pフィール
ド、Bフィールドとなる。
【0053】尚、本発明は以上述べた実施例に限定され
るものではなく、例えば、GOPの構成、セグメントの
構成、1フレーム時間当たりのトラック数、高速倍速数
用データの内容、低速倍速数用データの内容、特殊再生
の倍速数は、適宜設定することができる。
【0054】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、低速
倍速数用データと高速倍速数用データの記録エリアをそ
れぞれの特殊再生時において、ヘッドがトレースできる
ような効率のよい配置をし、なおかつそれぞれの倍速数
時に再生される情報量の違いを利用して、高速倍速数時
に比べて低速倍速数時の再生画がより精細な画像又はよ
り広範囲な更新画像又はその両方を兼ね備えた特殊再生
時の再生画が得られるために倍速数に応じた安定した見
やすい特殊再生が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のディジタル画像信号の記録
再生方法を説明するためのテープフォーマット及び+3
(−1),+9(−7),+15(−13)倍速のとき
の再生ヘッドの再生エンベロープを示す図。
【図2】図1の詳細なテープフォーマットを示す図。
【図3】本発明実施例に用いられる1GOPのIフレー
ムの画面を、水平方向に5分割、垂直方向に9分割の計
45分割した図。
【図4】磁気テープの高速倍速数用データエリアに記録
されるセグメントを示す図。
【図5】図4のセグメント記録テープに対して、それぞ
れの倍速数時において再生される画面の更新の様子を示
す図。
【図6】本発明の一実施例に係るディジタルVTRの構
成を示すブプロック図。
【図7】本発明の他の実施例のディジタル画像信号の記
録再生方法を説明するテープフォーマットを示す図。
【図8】本発明実施例において用いられるフレームの構
成を示す図。
【図9】本発明実施例で用いられるVTRのテープフォ
ーマットを示す図。
【図10】従来の民生用ディジタルVTRのテープフォ
ーマットを示す図。
【図11】シングルアジマス対向ヘッドを備えた回転ド
ラムヘッドの構成を示す図。
【図12】MPEGにおける1GOPの画面構成を示す
図。
【図13】+5(−3)+9(−7)、+17(−1
5)倍速時のヘッドの軌跡と再生エンベロープの関係を
示す図。
【図14】従来の特殊再生を行うためにテープ上に記録
される特殊再生用データエリアを示す図。
【図15】特殊再生を行うために用いるIフレームデー
タを示す図。
【符号の説明】
30,31,32…高速倍速数用データエリア 33,34…低速倍速数用データエリア 35…記録アジマス角 36…再生ヘッドのアジマス角 81,92…データレート変換回路 83…特殊再生データ作成回路 84,93…メモリ 85…記録系セレクタ 87…記録再生用装置 91…再生系セレクタ 94…簡易エンコーダ 95…デコーダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/24

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高能率符号化により圧縮されたディジタル
    画像信号を回転ドラムヘッドを用いて所定速度で走行す
    る帯状記録媒体に走行方向に対して斜めに順次トラック
    を形成するように記録するディジタル画像信号の記録方
    法において、 前記高能率符号化ディジタル信号から該信号を復号する
    際に重要なデータを導出し、 前記トラックに、隣接するa本(aは1以外の奇数)の
    トラックを1つの組としてそのトラック数単位で連続的
    に記録領域を設定し、 前記記録領域に前記復号する際の重要データを記録する
    ようにしたことを特徴とするディジタル画像信号の記録
    方法。
  2. 【請求項2】高能率符号化により圧縮されたディジタル
    画像信号を回転ドラムヘッドを用いて所定速度で走行す
    る帯状記録媒体に走行方向に対して斜めに順次トラック
    を形成するように記録し、再生するディジタル画像信号
    の記録再生方法において、 前記再生時の前記帯状記録媒体の走行速度を、記録時と
    同方向または逆方向に記録時より速い速度に設定可能と
    し、 前記高能率符号化ディジタル信号から該信号を復号する
    際に重要なデータを前記各再生速度毎に導出し、 前記トラックに、隣接するa本(aは1以外の奇数)の
    トラックを1つの組として、そのトラック数単位で連続
    的に、該中央のトラックに1箇所、該中央のトラックの
    両側に並んで配置される(a−1)本のトラックにそれ
    ぞれ2箇所、前記速い速度での倍速再生時に前記回転ド
    ラムヘッドがトレース可能な位置に高速倍速用記録領域
    を設定するとともに、前記中央のトラックの前記遅い速
    度での倍速再生時に前記回転ドラムヘッドがトレース可
    能な位置に低速倍速用記録領域を設定し、 前記各記録領域に前記再生速度毎のデータを記録するよ
    うにしたことを特徴とするディジタル画像信号の記録再
    生方法。
  3. 【請求項3】請求項2記載のディジタル画像信号の記録
    再生方法において、 前記の正逆低速倍速再生時においては、前記隣接するa
    本のトラックの中央のトラックに配置している低速倍速
    数用の重要データだけでなく、高速倍速数用の重要デー
    タも用いて再生するようにしたことを特徴とするディジ
    タル画像信号の記録再生方法。
  4. 【請求項4】請求項2記載のディジタル画像信号の記録
    再生方法において、 前記高速倍速数用の重要データとして、画面を複数に分
    割して、 その分割した部分のデータを前記隣接するa本のトラッ
    クの(2a−1)個の高速倍速数用データ配置エリアの
    1つに記録し、 またそのデータと同一のデータを残りの(2a−2)個
    のエリアに記録するようにしたことを特徴とするディジ
    タル画像信号の記録再生方法。
  5. 【請求項5】請求項2記載のディジタル画像信号の記録
    再生方法において、 前記低速倍速数用の重要データとして、画面を複数に分
    割して、 その分割した部分のデータを、高速倍速数用のデータよ
    りも多い情報量で、前記隣接するa本のトラック内の中
    央トラックにある低速倍速数用データ配置エリアに記録
    するようにしたことを特徴とするディジタル画像信号の
    記録再生方法。
  6. 【請求項6】請求項2記載のディジタル画像信号の記録
    再生方法において、 前記低速倍速数用の重要データとして、画面を複数に分
    割して、 その分割した部分のデータを、高速倍速数用のデータよ
    りも広い画像範囲で、前記隣接するa本のトラック内の
    中央トラックにある低速倍速数用データ配置エリアに記
    録するようにしたことを特徴とするディジタル画像信号
    の記録再生方法。
  7. 【請求項7】請求項2記載のディジタル画像信号の記録
    再生方法において、 前記低速倍速数用の重要データとして、画面を複数に分
    割して、 その分割した部分のデータを、高速倍速数用のデータよ
    りも多い情報量でかつ高速倍速数用のデータよりも広い
    画像範囲で、前記隣接するa本のトラック内の中央トラ
    ックにある低速倍速数用データ配置エリアに記録するよ
    うにしたことを特徴とするディジタル画像信号の記録再
    生方法。
  8. 【請求項8】高能率符号化により圧縮されたディジタル
    画像信号を回転ドラムヘッドを用いて所定速度で走行す
    る帯状記録媒体に走行方向に対して斜めに順次トラック
    を形成するように記録し、前記帯状記録媒体を記録時の
    速度より速い所定の複数の速度で走行させながらディジ
    タル画像信号を再生することが可能なディジタル画像信
    号の記録再生装置において、 前記ディジタル画像信号から該信号を復号する際に重要
    となるデータを前記再生速度毎に作成するものであっ
    て、低い速度での倍速再生用の重要データとして、画面
    を複数に分割し、その分割した部分のデータを、速い速
    度での倍速再生用のデータよりも多い情報量でかつ速い
    速度での倍速再生用のデータよりも広い画像範囲で導出
    するデータ作成手段と、 該導出された各データをそれぞれ記憶する第1のメモリ
    手段と、 前記ディジタル画像信号のデータレートを、これより大
    きい所定のデータレートに変換する第1のデータレート
    変換手段と、 この第1のデータレート変換手段からのデータと前記第
    1のメモリ手段からの複数のデータとを時系列的に選択
    配置し、所定のテープフォーマットに対応したデータ列
    を形成して出力する記録系選択手段と、 この記録系選択手段からのデータ列を前記回転ドラムヘ
    ッドで記録する記録手段と、 前記帯状記録媒体を制御信号に応じた速度で走行させな
    がら前記回転ドラムヘッドにより前記データ列を再生す
    る再生手段と、 特殊再生時か否かを示す制御信号に応じて、この再生手
    段から前記復号する際に重要となるデータ又は通常再生
    データを選択して出力する再生系選択手段と、 倍速再生時に前記再生系選択手段から出力される前記復
    号される際に重要となるデータをフレーム構成単位分ま
    たはフィールド構成単位分記憶した後、高速倍速再生時
    は高速倍速数用データを読み出し、低速倍速再生時は高
    速倍速数用データと低速倍速数用データを読み出す第2
    のメモリ手段と、 通常再生時に前記再生系選択手段から出力される通常再
    生データを前記元のデータレートに変換して出力する第
    2のデータレート変換手段とを具備したことを特徴とす
    るディジタル画像信号の記録再生装置。
JP7756494A 1994-04-15 1994-04-15 ディジタル画像信号の記録再生方法及び装置 Pending JPH07288774A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2002084663A1 (fr) * 2001-04-12 2002-10-24 Sony Corporation Appareil d'enregistrement sur bande magnetique

Cited By (3)

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WO2002084663A1 (fr) * 2001-04-12 2002-10-24 Sony Corporation Appareil d'enregistrement sur bande magnetique
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