JPH07288509A - Sdh伝送装置の監視制御部の評価装置 - Google Patents

Sdh伝送装置の監視制御部の評価装置

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JPH07288509A
JPH07288509A JP6077078A JP7707894A JPH07288509A JP H07288509 A JPH07288509 A JP H07288509A JP 6077078 A JP6077078 A JP 6077078A JP 7707894 A JP7707894 A JP 7707894A JP H07288509 A JPH07288509 A JP H07288509A
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JP
Japan
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alarm
data
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monitoring control
alarm monitoring
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JP6077078A
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Hideshi Maruo
秀史 丸尾
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】警報監視制御部の必要な評価を順次自動的に行
えるようにすること。 【構成】SDHに基づくディジタル伝送を行うための伝
送装置における伝送データの中継伝送や警報の監視等を
行う主信号部のうち、警報の発生/復旧の検出、警報デ
ータの収集、制御データの収集を行う機能部分の情報を
得てその情報に応じた所定の警報監視制御を実施する警
報監視制御部の試験を行うための評価装置であって、前
記主信号部のうち、警報の発生/復旧の検出、警報デー
タの収集、制御データの収集を行う機能部分のエミュレ
ーションを予め設定した順序で行うエミュレート手段3,
4,5 と、このエミュレート手段により得られる情報を警
報監視制御部に与えると共に、警報監視制御部からの警
報監視制御結果の情報を受け取る情報授受手段2 と、こ
の情報授受手段により得た警報監視制御部からの情報を
モニタするモニタ手段6 とから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光通信分野で採用される
SDHに対応する伝送・中継装置の警報監視制御を行う
ためのSDH装置の監視制御部の評価装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル伝送方式はCCITT
で勧告されたSDH(Synchronous Dig
ital Hierarchy)に移行してきている。
そして、このSDHでは、従来からある非同期信号(P
DH)を、SDH信号内にマッピングできる様になって
いる。
【0003】SDHによる伝送を行うためのシステムで
あるSDH装置の概要を図6に示す。従来のSDH装置
の構成の概略を説明する。図6に示すように、SDH装
置は大別すると、伝送路に対するデータの中継伝送や、
データの多重・分離などを行う装置である主信号部10
と、この主信号部10で検出される警報を監視・制御す
る警報監視制御部20に分けられる。
【0004】警報監視制御部20の評価については、主
信号部10の警報発生/復旧を検出する警報検出部1
2、警報データを収集する警報データ収集部13と、さ
らに警報監視制御部20からの制御データを収集する制
御データ収集部14があり、SDH装置の製造時や保守
点検時等においてはこれら警報検出部12、警報データ
収集部13、制御データ収集部14について、その機能
を試験して正しく機能するか否かを評価する必要があ
る。この評価には図7に示すように、それぞれ機能別に
用意した数種類の評価装置a1〜anを用いることが多
い。
【0005】従来このような方法で警報監視制御部20
の評価を個別(評価内容別)に専用の装置で行うので、
まず第1に主信号部10のトータルなエミュレーション
を従来の評価装置では行うことができないと云う問題が
ある。
【0006】そして、第2には1つの評価装置で警報監
視・制御部の一部分しか評価できない、そして、第3に
評価試験は一部を除いて自動化されていないために評価
に時間がかかる等の問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、従来の方
式では、警報監視制御部20の評価を個別に行うので、
まず第1に主信号部10のトータルなエミュレーション
を従来の評価装置では行うことができない、そして、第
2には1つの評価装置で警報監視・制御部の一部分しか
評価できない、そして、第3に評価試験は一部を除いて
自動化されていないために評価に時間がかかる、等の問
題があった。
【0008】そこで、この発明の目的とするところは、
警報監視制御部の必要な評価を順次自動的に行うことが
できるようにしたSDH装置の警報監視制御部の評価装
置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は次のように構成する。すなわち、SDHに
基づくディジタル伝送を行うための伝送装置における伝
送データ中継伝送や警報の監視等を行う主信号部のう
ち、警報の発生/復旧の検出、警報データの収集、制御
データの収集を行う機能部分の情報を得てその情報に応
じた所定の警報監視制御を実施する警報監視制御部の試
験を行うための評価装置であって、前記主信号部のう
ち、警報の発生/復旧の検出、警報データの収集、制御
データの収集を行う機能部分のエミュレーションを予め
設定した順序で行うエミュレート手段と、このエミュレ
ート手段により得られる情報を警報監視制御部に与える
と共に、警報監視制御部からの警報監視制御結果の情報
を受け取る情報授受手段と、この情報授受手段により得
た警報監視制御部からの情報をモニタするモニタ手段と
から構成する。
【0010】
【作用】上記の構成において、SDHに基づくディジタ
ル伝送を行うための伝送装置における伝送データ中継伝
送や警報の監視等を行う主信号部のうち、警報の発生/
復旧の検出、警報データの収集、制御データの収集を行
う機能部分の情報を得てその情報に応じた所定の警報監
視制御を実施する警報監視制御部の試験を行う必要があ
る。
【0011】本発明装置では、エミュレート手段は前記
主信号部のうち、警報の発生/復旧の検出、警報データ
の収集、制御データの収集を行う機能部分のエミュレー
ションを予め設定した順序で行い、情報授受手段はこの
エミュレート手段により得られる情報を警報監視制御部
に与える。また、これにより警報監視制御部が実施した
警報監視制御結果の情報を情報授受手段により受け取
る。そして、この情報授受手段により得た警報監視制御
部からの情報をモニタ手段によりモニタする。
【0012】このように本発明では、予め作成した警報
の発生/復旧のためのデータをエミュレート手段に持た
せ、主信号系エミュレータはデータ内容に従い、実際装
置で警報の発生/復旧が発生したのと同じ状態を作り出
す。そして、これを情報授受手段により評価対象の警報
監視制御部に与え、これにより警報監視制御部が実施し
た警報監視制御結果の情報を情報授受手段により受け取
ってモニタ手段によりモニタする。
【0013】警報の発生/復旧のパターンの変更や警報
の発生/復旧の波及などについては、予め用意できる
(コマンドファイルにセットできる)ので、試験対象と
なる警報監視制御部が実際の装置に接続されている場合
と同等の状況を作り出すことができ、しかも、必要な状
態を予め用意したデータに従って実施させることで自動
的に行うことができ、試験対象となる警報監視制御部の
各種機能の評価を自動的に連続して行えるようになる。
【0014】
【実施例】本発明は警報監視制御部に接続されるデータ
信号の中継伝送を行う主信号部の動作に従った所望の状
況下での状態を設定に従い自動生成するエミュレータ
と、このエミュレータを制御、モニタできる制御装置
(例えば、パーソナルコンピュータ)を具備し、前記S
DH装置の監視制御部の評価試験を自動的に行うように
することを特徴とするSDH装置の監視制御部の評価装
置であり、以下、本発明の一実施例について、図面を参
照して説明する。
【0015】図1は本発明の一実施例を示すブロック図
である。図1において、1はSDH装置の警報監視制御
部、2はDPRAM(デュアルポートメモリ)、3はR
OM(リードオンリメモリ)、4はCPU(プロセッ
サ)、5はSRAM(スタティックメモリ)、6はパー
ソナルコンピュータ(PC)である。
【0016】これらのうち、SDH装置の警報監視制御
部1は、DPRAM(デュアルポートメモリ)2は、ア
クセスするためのポートが2つあり、同一領域をアクセ
スしない限り、それぞれのポートから読出しや、書き込
みを同時に行うことができるメモリである。このDPR
AM2は状態情報を警報監視制御部1に引き渡し、ま
た、警報監視制御部1からの情報を受け取るために用い
る。
【0017】ROM3は、評価項目の内容に応じた状態
情報(データ)をテーブルの情報に基づいて選択してD
PRAM2に書き込み、あるいはDPRAM2に書き込
まれたデータを読出してそれをPC6に送出したり、あ
るいはDPRAM2に書き込まれたデータを読出してそ
れを評価してその結果をPC6に送出したりするなどの
評価システムとしての必要な処理ルーチンをプログラム
として記憶し、また、警報監視制御部1の出力する状態
情報等のデータを解読するための必要なデータなどを保
持している読出し専用のメモリである。
【0018】CPU4は、ROM3に記憶されているプ
ログラムを実行するものであり、パーソナルコンピュー
タ(PC)6から得られる評価項目のデータを元に、そ
の評価項目の必要な処理をSRAM5のテーブルを参照
する等して実施したり、警報監視制御部1の出力する状
態情報等のデータを解読してPC6に送り表示させたり
する等のシステムの必要な制御を実施するものである。
【0019】SRAM5は、後述するテーブルなどを保
持するためのものである。パーソナルコンピュータ(P
C)6はディスプレイやキーボードなどを有しており、
後述するテーブルに必要なデータを設定したり、評価項
目のデータを入力したりする機能の他、送られてきた評
価結果を表示したりする機能を有するものである。な
お、DPRAM2、ROM3、CPU4、SRAM5は
主信号部エミュレータを構成する。
【0020】このような構成の本装置は、図2〜図5に
示す如きテーブルTBL1〜TBL4を警報の発生/復
旧のためのデータとしてPC6で作成し、これを主信号
部エミュレータに入力する。これによりCPU4はこれ
らのテーブルTBL1〜TBL4をSRAM5に格納す
る。これらの中には試験したい対象の評価項目のファイ
ルを評価実施順に用意する。
【0021】ここで上記テーブルTBL1は警報発生/
復旧データ設定テーブル、テーブルTBL2は警報発生
/復旧試験設定テーブル、テーブルTBL3は警報名と
アドレス(ビット)の設定テーブル、テーブルTBL4
は警報名と基準アドレスの設定テーブルである。
【0022】図2はPCで作成される警報発生/復旧デ
ータ設定テーブル(テーブルTBL1)の例である。こ
のテーブルTBL1において、符号t1を付して示す
“系列”の項には、符号t2を付して示す“基板名”の
項に記載の基板が所属するグループ名を書き込む。テー
ブルTBL1において符号t3を付して示す“警報名”
の項には警報発生/復旧させようとする警報名をセット
する。テーブルTBL1において符号t4を付して示す
“回数”の項には符号t5を付して示す“データ”の項
にある繰り返しデータの繰返しセット回数値をセットす
る。符号t5を付して示す“データ”の項にセットされ
るデータの内容は、「初期データ+繰り返しデータ+最
終データ」からなる。
【0023】警報発生/復旧データ設定テーブルから得
られた警報のDPRAM2へのデータセットは、テーブ
ルTBL1の上から順に行われるので、最上位の警報は
このテーブルTBL1の一番上に書き、そして、それに
続いて起こる警報はその下に順番に書く。
【0024】この結果、どの基板にどのような警報が発
生して行くか、その回数は何回であるか(継続時間)、
と云ったことなどが設定でき、警報を発生し、復旧して
行く順番が設定できる。
【0025】図3はPC6で作成される警報発生/復旧
試験設定テーブル(テーブルTBL2)の例である。図
において、テーブルTBL1である警報発生/復旧デー
タ設定テーブルが、テーブルTBL2のテスト項目にセ
ットされる。評価試験はこのテーブルTBL2に従い、
上から順番に各テスト項目のテストが行われる。
【0026】この結果、どの基板にどのような警報が発
生し、復旧して行くかと云ったことなどが設定でき、こ
れに従って警報を発生し、復旧して行くと云った状態変
移を再現することがことができる。
【0027】図4はPC6で作成される警報名とアドレ
ス(ビット)の設定テーブル(テーブルTBL3)の例
である。このテーブルTBL3は、テーブルTBL1の
“基板名”にセットされた基板毎に設けてあり、符号t
21を付して示す“警報名”の項には警報名を書き、符
号t22を付して示す“アドレス”の項には、実際にS
DH装置の主信号部の機能である制御データ収集機能
と、警報データ収集機能へアクセスするときに使うアド
レスとそのスピード指定を設定する。
【0028】図5はPC6で作成される警報名と基準ア
ドレスの設定テーブル(テーブルTBL4)の例であ
る。このテーブルTBL4は基板グループ毎に作成され
る。テーブルTBL4において符号t31を付して示す
項にはその基板グループに所属する基板名をセットし、
符号t32を付して示す項には図1の構成におけるDP
RAM2にアクセスするときの基準アドレスを書く。
【0029】すなわち、図1に示す如き構成の実施例の
場合、エミュレート機能として、ある基板のある警報を
発生させたいときには、まず、テーブルTBL4のよう
な系列別のテーブルを用意し、これをSRAMセットす
る。そして、このテーブルから基板の基準アドレス例え
ば、“F80000h(但し、hは16進表記を示
す)”を取り出し、次にテーブルTBL3の基板別テー
ブルから、アドレスとビット指定、例えば、“02_
8”を取り出し、これから実際に図1のDPRAM2へ
のアクセスアドレスを決定する。
【0030】この場合、取り出した基準アドレスが“F
80000h”であり、基板別テーブルから取り出した
データが“02_8”であるから、“02_8”のう
ち、アドレス部分である“02”を基準アドレス“F8
0000h”に加えて得られる“F80002h”と、
ビット指定部分である“8”からデータビットD8を得
てDPRAM2におけるアドレス“F80002h”の
D8ビット(データビットの第9ビット目)にアクセス
する。
【0031】そして、テーブルTBL1の警報発生/復
旧データをそのアドレス“F80002h”に書き込む
ことにより、警報発生/復旧試験を行うことができる。
すなわち、DPRAM2におけるアドレス“F8000
2h”は警報監視制御部1に対する警報発生/復旧デー
タの授受用のアドレスとなっており、警報発生/復旧デ
ータをアドレス“F80002h”に書き込むことによ
り、警報監視制御部1に警報発生/復旧データを渡して
警報発生/復旧試験を行うことができる。
【0032】また、このような要領でテーブルTBL2
(警報発生/復旧試験設定テーブル)にテスト項目をい
くつか設定しておけば、CPU5は逐次このテーブルか
らテスト項目を読出し、上記のようにして警報発生/復
旧データを発生し、これを警報監視制御部1に渡すの
で、警報監視制御部1はその渡された警報発生/復旧デ
ータに基づき所要の動作をすることになるので、自動的
に複数の試験を行うことができることになる。
【0033】本システムにおいては、PC6より送られ
てきたデータはCPU5の制御により取り込まれてSR
AM5に書き込まれる。そして、CPU4はそのSRA
M5に書き込んだデータの内容をROM3に書かれたデ
ータと照合することにより、解読する。
【0034】そしてDPRAM2に対して、ある決めら
れた時間中はデータの内容に応じて、警報の発生/復旧
のデータが書き込まれる。そして、DPRAM2に対し
て書き込まれた当該警報の発生/復旧のデータは、警報
監視制御部1により読み込まれる。警報監視制御部1は
その読み込んだデータに基づいて所定の動作を行う。
【0035】このようにして、評価システムから警報監
視制御部1にSDH装置の主信号部の各種動作に基づき
生じる状態を示すデータを評価対象項目に合わせてあた
かも主信号部から発生させたかのごとく与えることでが
でき、警報監視制御部1にその状態情報対応の所要の動
作をさせることができる。
【0036】そして、その結果、警報監視制御部1が期
待される動作を行うか否かを確認することで、評価が行
える。評価項目は1評価項目単位で行うので、1評価項
目の評価時間が終了すると、CPU4はPC6に対して
次の評価項目に対するデータを送信するように要求す
る。そして、PC6はこの要求により、次の評価項目実
施のためのデータを送信する。そして、これにより、予
め用意したすべての評価項目が終了するまでに、次々と
自動実行することができるようになり、従って、評価に
要する時間を短縮することができる。
【0037】なお、評価試験は1つの評価項目につい
て、必要な時間を経過した後、CPU5からパーソナル
コンピュータ6へ要求を発生させて、該パーソナルコン
ピュータ6から次の評価項目のためのデータを自動送信
させるようにする方式の他、次の評価項目のためのデー
タを警報発生復旧試験設定テーブル(テーブルTBL
2)に順序立てて用意しておくことで、CPU5にこれ
に従って評価項目を順に実行するようにしておくことも
でき、これによってもすべての評価項目が終了するまで
に、次々と必要な評価試験を自動実行することができる
ようになる。
【0038】また、警報監視制御部1がDPRAM2に
書き込んだ制御データをPC6で正しくセットされてい
ることを確認し、制御データの内容によってはCPU4
はROM3に書かれたデータを照合することにより、D
PRAM2に必要なデータを書き込むので、警報監視制
御部1がそのデータを読出すこともできることから、A
PSシーケンスに基づく切替試験の評価を行うことがで
きる。なお、APSとは Automatic Protection Switch
(自動切替スイッチ)のことである。
【0039】このように、本装置はSDHに基づくディ
ジタル伝送を行うための伝送装置における伝送データ中
継伝送や警報の監視等を行う主信号部のうち、警報の発
生/復旧の検出、警報データの収集、制御データの収集
を行う機能部分の情報を得てその情報に応じた所定の警
報監視制御を実施する警報監視制御部の試験を行ための
装置として、前記主信号部のうち、警報の発生/復旧の
検出、警報データの収集、制御データの収集を行う機能
部分のエミュレーションを予め設定した順序で行うエミ
ュレート手段と、このエミュレート手段により得られる
情報を警報監視制御部に与えると共に、警報監視制御部
からの警報監視制御結果の情報を受け取る情報授受手段
と、この情報授受手段により得た警報監視制御部からの
情報をモニタするモニタ手段とより構成したものであ
る。
【0040】そして、エミュレート手段は前記主信号部
のうち、警報の発生/復旧の検出、警報データの収集、
制御データの収集を行う機能部分のエミュレーションを
予め設定した順序で行い、情報授受手段はこのエミュレ
ート手段により得られる情報を警報監視制御部に与え、
また、これにより警報監視制御部が実施した警報監視制
御結果の情報を情報授受手段により受け取り、そして、
この情報授受手段により得た警報監視制御部からの情報
をモニタ手段によりモニタするようにした。
【0041】このように本発明では、予め作成した警報
の発生/復旧のためのデータをエミュレート手段に持た
せ、主信号系エミュレータはデータ内容に従い、実際装
置で警報の発生/復旧が発生したのと同じ状態を作り出
す。そして、これを情報授受手段により評価対象の警報
監視制御部に与え、これにより警報監視制御部が実施し
た警報監視制御結果の情報を情報授受手段により受け取
ってモニタ手段によりモニタする。また、警報の発生/
復旧のパターンの変更や警報の発生/復旧の波及などに
ついては、予め用意できる(コマンドファイルにセット
できる)ので、試験対象となる警報監視制御部が実際の
装置に接続されている場合と同等の状況を作り出すこと
ができる。
【0042】また、評価試験は1つの評価項目につい
て、必要な時間を経過した後、CPUからの要求を発生
させてパーソナルコンピュータから次の評価項目のため
のデータを送信するようにするか、警報発生復旧試験設
定テーブル(テーブルTBL2)に順序立てて用意して
おくことで、すべての評価項目が終了するまでに、次々
と自動実行することができるようになり、従って、評価
に要する時間を短縮することができる。なお、本発明は
上記し、かつ、図面に示す実施例に限定することなく、
その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施し得る
ものである。
【0043】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明によれ
ば、SDH装置の主信号部の各種機能の実施に基づく状
態情報の発生を模擬的に行うエミュレート機能を評価項
目別に実施する機能を評価システムに持たせ、評価項目
別にエミュレート機能を実施することに伴い、警報監視
制御部がこの情報に基づき所要の機能を実施し、それに
よって警報監視制御部が返す結果を見て警報監視制御部
の評価を行うことができるようにしたので、評価項目に
応じたエミュレーションをトータルに行うことができる
ようになり、警報監視制御部の必要な評価を順次自動的
に行うことができるようになって評価試験の時間短縮を
図ることができるなどの利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を説明するための図であって、
本発明の一実施例の全体構成を示すブロック図。
【図2】本発明の実施例を説明するための図であって、
本発明にて使用する警報発生/復旧データ設定テーブル
(テーブルTBL1)の例を示す図。
【図3】本発明の実施例を説明するための図であって、
本発明にて使用する警報発生/復旧試験設定テーブル
(テーブルTBL2)の例を示す図。
【図4】本発明の実施例を説明するための図であって、
本発明にて使用する警報名とアドレス(ビット)の設定
テーブル(テーブルTBL3)の例を示す図。
【図5】本発明の実施例を説明するための図であって、
本発明にて使用する警報名と基準アドレスの設定テーブ
ル(テーブルTBL4)の例を示す図。
【図6】SDH装置の構成例を示す図。
【図7】従来の評価システムの構成例を示す図。
【符号の説明】
1…SDH装置の警報監視制御部 2…DPRAM(デュアルポートメモリ) 3…ROM(リードオンリメモリ) 4…CPU(プロセッサ) 5…SRAM(スタティックメモリ) 6…パーソナルコンピュータ(PC)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 SDHに基づくディジタル伝送を行うた
    めの伝送装置における伝送データの中継伝送や警報の監
    視等を行う主信号部のうち、警報の発生/復旧の検出、
    警報データの収集、制御データの収集を行う機能部分の
    情報を得てその情報に応じた所定の警報監視制御を実施
    する警報監視制御部の試験を行うための評価装置であっ
    て、 前記主信号部のうち、警報の発生/復旧の検出、警報デ
    ータの収集、制御データの収集を行う機能部分のエミュ
    レーションを予め設定した順序で行うエミュレート手段
    と、 このエミュレート手段により得られる情報を警報監視制
    御部に与えると共に、警報監視制御部からの警報監視制
    御結果の情報を受け取る情報授受手段と、 この情報授受手段により得た警報監視制御部からの情報
    をモニタするモニタ手段と、から構成することを特徴と
    するSDH伝送装置の監視制御部の評価装置。
JP6077078A 1994-04-15 1994-04-15 Sdh伝送装置の監視制御部の評価装置 Pending JPH07288509A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7715306B2 (en) 2004-12-07 2010-05-11 Electronics And Telecommunications Research Institute Multi-layer restoration method using LCAS

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US7715306B2 (en) 2004-12-07 2010-05-11 Electronics And Telecommunications Research Institute Multi-layer restoration method using LCAS

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