JPH07288424A - 漏洩アンテナ - Google Patents

漏洩アンテナ

Info

Publication number
JPH07288424A
JPH07288424A JP12796194A JP12796194A JPH07288424A JP H07288424 A JPH07288424 A JP H07288424A JP 12796194 A JP12796194 A JP 12796194A JP 12796194 A JP12796194 A JP 12796194A JP H07288424 A JPH07288424 A JP H07288424A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
shape
leaky
leakage
microstrip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12796194A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiro Niki
義郎 仁木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
R C S KK
Original Assignee
R C S KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by R C S KK filed Critical R C S KK
Priority to JP12796194A priority Critical patent/JPH07288424A/ja
Publication of JPH07288424A publication Critical patent/JPH07288424A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Waveguide Aerials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】ビルデイング内や地下街等の壁あるいは柱等の
障害物によって遮閉されている無線周波数帯の信号を隈
なく行き渡らせる。 【構成】プリント基板54の両端に入力端子11と出力
端子12を設け、その一方の面は銅箔をそのままにして
グランド地板53を構成し、他方の面にはマイクロスト
リップアンテナ25〜27を適当な間隔だけ離して配置
し、マイクロストリップライン21〜24によって接続
している。入力端子11に加えられた無線信号は、マイ
クロストリップアンテナ25〜27によってその一部が
空間に放射され、残りは出力端子12から次段のアンテ
ナに伝達される。当該漏洩アンテナ9から放射される無
線信号の割合と出力端子12に伝送される無線信号の割
合は、マイクロストリップアンテナの面積あるいは周辺
長とストリップラインとの結合量で決まる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、基地局あるいは端末
から発せられる無線周波帯の信号(以後無線信号と称す
る)をビル内の壁などの障害物で仕切られたサービスエ
リア内に隈なく伝搬させるために使用する漏洩アンテナ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】第18図は、例えば、電子通信学会編、
オーム社刊のアンテナ工学ハンドブック109頁に記載
されたマイクロストリップアテナの構成図であり、(5
1)はマイクロストリップライン、(52)は放射素
子、(53)はグランド基板、(54)はプリント基
板、(55)は入力端子である。次に動作について説明
する。プリント基板(54)上に構成されたマイクロス
トリップライン(51)は、マイクロストリップアンテ
ナ(52)によって終端されている。マイクロストリッ
プライン(51)に入力端子(55)を通じて無線信号
が印加されるとマイクロストリップアンテナ(52)と
グランド地板(53)の間に磁流が形成され、その結果
無線信号が空間に放射される。入力端子(55)に印加
された無線信号は、損失分を除き、全てが空間に放射さ
れるいわゆるマッチング状態で使用される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来のアンテナは、マ
イクロストリップライン等の伝送線路の先端に終端され
いわゆるマッチング状態であり、伝送路に印加された無
線信号を可能な限り損失を少なくして空開に放射するよ
うに構成されている。無線信号を屋内等に隈なく伝搬さ
せるためには、アンテナを複数カ所に分散して壁などに
よる電波の陰が生じないように設置する方法が考えられ
る。この方法を従来のアンテナを用いて実現する場合に
は、同軸ケーブルの途中に方向性結合器等を設け結合量
を低くしてアンテナを接続し、複数のアンテナを接続す
る必要があり、設置が煩雑であり高価となる等の問題点
があった。また、従来のアンテナは、基地局の送信機と
受信機で共用して使用するため、アンテナ共用器あるい
は切り替えスイッチ等により一本のアンテナを共用して
使用していたため、FDMA/TDDあるいはTDMA
/TDDあるいはCDMA方式等の送信機と受信機が同
一周波数で時分割で動作する基地局では、近接して複数
の送信機と受信機を設ける場合、両者間のアイソレージ
ョンが十分取れないため他局が送信状態であるかのモニ
ターができない等の問題点があった。この発明は、上記
のような問題点を解消するためになされたもので、アン
テナの接続端子に印加された無線信号の全部あるいは一
部が空間に漏洩(リーケージ)され、一部のみを漏洩す
る場合には残りが他の接続端子に出力される漏洩アンテ
ナを提供することを目的とし、また、送受同一周波数方
式の基地局で、複数の送信機と受信機それぞれを合成あ
るいは分配し送信機と受信機で個別に漏洩アンテナを接
続することにより必要な送信機と受信機間のアイソレー
ションを確保でき空きチャネルの検出を容易にすること
を目的とする。
【004】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる漏洩ア
ンテナは、接続端子とこれに接続されたマイクロストリ
ップラインあるいは偏平あるいは半同軸ケーブル等の高
周波伝送手段に直接あるいは近接して設けられた複数の
放射素子により、接続端子に印加された無線信号の全部
あるいは一部のみを空間に漏洩(リーケージ)し、一部
のみを漏洩する場合は残りを他の接続端子に出力するよ
うに構成する。
【0005】
【作用】この発明において、金属性の地板に近接して設
けられた複数の放射素子は、印加された無線信号の全部
あるいは一部を漏洩し、一部を漏洩する場合には残りを
他の接続端子に出力し、広い範囲に無線周波数帯の信号
を分散し、併設された他の漏洩アンテナとのアイソレー
ションが大きくなるように動作する。
【0006】
【実施例】以下この発明の一実施例を図について説明す
る。第1図(A)において、(1)はFDMA/TDD
あるいはTDMA/TDDあるいはCDMA方式等の送
信機と受信機が同一周波数で時分割で動作する基地局、
(2)は単独あるいは複数の送信機、(3)は単独ある
いは複数の受信機、(4)は送受切り替え器、(5)は
入出力端子、(6)(7)(8)は同軸線路、(9)
(10)は漏洩アンテナである。基地局(1)からの無
線信号は、同軸線路(6)(7)(8)によって漏洩ア
ンテナ(9)(10)に導かれ、その一部が空間に放射
される。例えば、漏洩アンテナ(9)と(10)の放射
特性を適当に選ぶことによって両者の間隔を任意に選択
できることから、室内などに隈なく放射できるよう漏洩
アンテナを設置できる。第1図(B)は、送信機出力端
子(5A)と受信機入力端子(5B)にそれぞれ個別に
同軸線酪(6A)(6B)〜(8A)(8B)によって
漏洩アンテナ(9)(10)を接続する場合であり、漏
洩アンテナ(9)(10)の内部には2系列の漏洩アン
テナが実装されており2系統間のアンソレーションが十
分とれれば、送信機(2)と受信機(3)の間のアイソ
レーションが十分確保できる。第1図(C)は、送信機
出力端子(5A)と受信機入力端子(5B)にそれぞれ
個別に同軸線路(6A)(6B)〜(8A)(8B)に
よって漏洩アンテナ(9A)(9B)(10A)(10
B)を接続する場合であり、個別の漏洩アンテナ(9
A)(9B)間のアンソレーションが十分とれれば、送
信機(2)と受信機(3)の間のアイソレーションが十
分確保でき、他局が送信中であるかどうかのモニターが
可能になる。第2図(A)では、送受分岐回路(4)の
無線信号の入出力端子(5A)(5B)(5C)(5
D)に、終端型の漏洩アンテナ(9A)(9B)(9
C)(9D)が接続される。基地局(1)からの無線信
号は、同軸線路(6A)(6B)(6C)(6D)によ
って漏洩アンテナ(9A)(9B)(9C)(9D)に
導かれ空間に放射される。例えば、漏洩アンテナ(9
A)(9B)(9C)(9D)の長さは数メートルから
数十メートルの範囲で漏洩放射素子の数と線路との結合
量を適当に選ぶことによって任意に設定できることか
ら、室内に隈なく放射できるよう漏洩アンテナを設置で
きる。第2図(B)は、送信機出力端子(5A)(5
B)と受信機入力端子(5C)(5D)をそれぞれ個別
に同軸線路(6A)(6B)(6C)(6D)によって
漏洩アンテナ(9A)(9B)に接続する場合であり、
漏洩アンテナ(9A)(9B)の内部には2系列の漏洩
アンテナが実装されており2系統間のアンソレーション
が十分とれれば、送信機(2)と受信機(3)の間のア
イソレーションが十分確保でき、他局が送信中であるか
どうかのモニターが可能になる。第2図(C)は、送信
機出力端子(5A)(5B)と受信機入力端子(5C)
(5D)それぞれ個別に同軸線路(6A)(6B)(6
C)(6D)によって個別の漏洩アンテナ(9A)(9
B)(9C)(9D)を接続する場合であり、個別の漏
洩アンテナ(7A)(7B)間のアンソレーションが十
分とれれば、送信機(2)と受信機(3)の間のアイソ
レーションが十分確保でき、他局が送信中であるかどう
かのモニターが可能になる。第3図(A)は、本発明の
漏洩アンテナ(9A)(9B)(9C)(9D)を設置
する場合の一例を示し、4本の漏洩アンテナを卍状ある
いは+状に設置したものである。この方法によって、東
西南北いずれの方向にも均等に無線信号を放射でき、あ
るいは、東西を送信用、南北方向を受信用にすることで
送信測と受信側の間で必要なアイソレーションを確保で
きる。第3図(B)は、漏洩アンテナ(9A)(9B)
(9C)(9D)を分岐器(8)により直接分岐接続す
る場合であり、共通の地板上に構成することも可能であ
る。第4図は、本発明の漏洩アンテナを設置する場合の
他の例を示し、基地局(1)からの無線信号は、同軸線
路(6A)(6B)によって分岐器(8A)(8B)を
経由して漏洩アンテナ(9A)(9B)(9C)(9
D)に導かれ空間に放射される。例えば、漏洩アンテナ
(9A)(9B)(9C)(9D)の長さは数メートル
から数十メートルの範囲で実現でき、放射素子の数と線
路との結合量を適当に選ぶことによって放射量が任意に
設定できることから、第5図に示すごとくレドーム(1
01A)(101B)内に収納してビルデイング(10
2)の屋上やレドーム(103A)(103B)内に収
納して外壁等に設置して空間に隈なく無線信号を放射で
きる漏洩アンテナが実現できる。第6図は、この発明の
漏洩アンテナの実施例を示し、(21)(22)(2
3)(24)はマイクロストリップライン、(25)
(26)(27)はマイクロストリップアンテナ、(1
1)は入力端子、(12)は出力端子、(53)はグラ
ンド地板、(54)は両面プリント基板である。マイク
ロストリップアンテナ(25)(26)および(27)
は漏洩アンテナを構成しており、複数個連続して設けら
れている。また、両面プリント基板(54)としてフレ
キシブルなプリント基板を採用することで全体としてフ
レキシブルな帯状の漏洩アンテナ(9)を構成すること
ができる。また、当該漏洩アンテナ(9)から放射され
る無線信号と出力端子(12)に伝達される無線信号の
割合は、マイクロストリップアンテナ(25)(26)
(27)の周辺長と地板(53)との間隔等で決まり、
例えば、結合損を−30dBc〜−60dBc程度、伝
達損失を0.5dB〜3dB程度に設定することができ
る。本漏洩アンテナ(9)は、ストリップラインから構
成されているため薄型であり、天井等の表面に目立たな
いように設置出来、長尺に出きるため部屋の隅にまで無
線信号を伝搬することができる。また、出力端子(1
2)に中継増幅器を介して次段の漏洩アンテナ(9)を
接続すれば、無線信号の伝搬範囲を更に拡張することが
できる。端子(11)と(12)から見たインピーダン
スを50オームにするには、マイクロストリップライン
(21)と(24)の長さを適用周波数の波長の1/4
に設定し、その特性インピーダンスを√50・Zxとす
ることで実現できる。(ここでZxはマイクロストリッ
プアンテナ(25)あるいは(27)の平均インピーダ
ンスである) また、本漏洩アンテナ(9)の放射パターンは、マイク
ロストリップアンテナ(25)(26)(27)の間隔
とマイクロストリップライン(22)(23)の長さに
よって最適なものが設定できる。一般に、ビルデイング
あるいは地下街等では障害物からの反射が大きく、伝搬
経路の差による遅延分散によって、デジタル信号の誤り
率が増えることから、当該漏洩アンテナ(9)に垂直な
方向に指向性を持たせることにより遅延分散の影響を軽
減できる。また、室内での伝搬では壁などの表面で零電
位となり半波長毎にスタンデイングによる電波の谷が観
測されるが、金属性の地板(53)を有するアンテナで
はもともと地板(53)の表面で零電位が始まることを
利用しているため地板(53)を有するアンテナはスタ
ンデイングに強いアンテナを提供する。第7図は、この
発明の他の実施例であり、(21)(22)(23)は
マイクロストリップラインによる伝送線路、(25)
(26)(27)はマイクロストリップアンテナ、(1
1)は入力端子、(53)はグランド地板、(54)は
両面プリ基板である。両面プリント基板(54)の一方
の面は、銅箔をそのままにしてグランド地板(53)と
し、他方の面にはマイクロストリップアンテナ(25)
(26)と(27)を適当な間隔を離して配置し、マイ
クロストリップライン(21)(22)と(23)によ
って接続されている。マイクロストリップアンテナ(2
5)(26)と(27)は、先端に行くに従って放射量
が大きくなるように構成されており、入力端子(11)
に加えられた無線信号は、損失分以外は全てが均一に空
間に放射される。第8図は、この発明の他の実施例であ
り、(21)はトライステートのマイクロストリップラ
インによる伝送線路、(25)(26)(27)は外部
導体上に設けられたスロットによる放射素子、(11)
は入力端子、(12)は出力端子、(53)はトライス
テートのマイクロストリップラインの外部導体、(5
4)は両面プリント基板である。スリット(25)(2
6)(27)は放射量素子を構成し、トライステートの
マイクロストリップライン(21)に結合して無線信号
を放射する。単位長当りの結合損はスロット(25)
(26)(27)の大きさにより決まる。第9図は、こ
の発明の他の実施例であり、(21)はトライステート
のマイクロストリップラインによる伝送線路、(25)
(26)(27)は外部導体に設けられたスロットによ
る放射素子、(11)は入力端子、(53)はトライス
テートのマイクロストリップラインの外部導体、(5
4)は両面プリント基板である。スロット(25)(2
6)(27)は放射素子を構成し、トライステートのマ
イクロストリップライン(21)に結合して無線信号を
放射する。スリット(25)(26)と(27)は、先
端に行くに従って放射量が大きくなるように構成されて
おり、入力端子(11)に加えられた無線信号は、損失
分以外は全てが均一に空間に放射される。第10図は、
この発明の他の実施例であり、(21)はマイクロスト
リップラインによる伝送線路、(25)(26)(2
7)はマイクロストリップライン(21)に近接して設
けられた放射素子、(11)は入力端子、(12)は出
力端子、(53)はグランド地板、(54)は両面プリ
ント基板である。放射素子(25)(26)(27)か
らの放射量は、伝送路(21)との間隔により調整でき
る。第11図は、この発明の他の実施例であり、(2
1)(22)(23)はマイクロストリップラインによ
る伝送線路、(25)(26)(27)はマイクロスト
リップラインをジグザグ状にした放射素子、(11)は
入力端子、(12)は出力端子、(53)はグランド地
板、(54)は両面プリント基板である。放射素子(2
5)(26)(27)からの放射量は、ジグザグの度合
により調整できる。第12図は、この発明の他の実施例
であり、(21)(22)(23)はマイクロストリッ
プラインによる伝送線路、(25)(26)(27)は
マイクロストリップラインをジグザグ状にした放射素
子、(11)は入力端子、(53)はグランド地板、
(54)は両面プリント基板である。放射素子(25)
(26)(27)からの放射量は、ジグザグの度合によ
り調整でき、先端に行くに従って放射量が大きくなるよ
うに構成されており、入力端子(11)に加えられた無
線信号は、損失分以外は全てが均一に空間に放射され
る。第13図は、この発明の他の実施例であり、第7図
による漏洩アンテナ(7)の裏側に接着剤(55)を設
け、表側を絶縁シールで覆っている。漏洩アンテナは接
着剤(55)により天井あるいは壁等に接着され、絶縁
シール(56)は天井の色と同色あるいは補色にするこ
とにより違和感なく設置できるメリットがある。第14
図は、この発明の他の実施例を示し、(21A)(21
B)〜(23A)(23B)はマイクロストリップライ
ン、(25A)(25B)(26A)(26B)はマイ
クロストリップアンテナ、(11A)(11B)は入力
端子、(12A)(12B)は出力端子、(53)はグ
ランド地板、(54)は両面プリント基板である。マイ
クロストリップアンテナ(25A)(26A)と(25
B)(26B)は2系統の漏洩アンテナを構成してお
り、両者間には結合のほぼ2倍以上のアイソレーション
が確保できる。第14図に示す漏洩アンテナの放射パタ
ーンは、マイクロストリップアンテナ(25A)(26
A)の間隔とマイクロストリップライン(22A)の長
さによって最適なものが設定できる。また、2系統間の
結合損は、マイクロストリップアンテナ(25A)と
(25B)、(26A)と(26B)の間隔により調整
することができる。また、FDMA/TDDあるいはT
DMA/TDDあるいはCDMA方式等の送信機と受信
機が同一周波数で時分割で動作する基地局では、近接し
て複数の送信機と受信機を設ける場合、他局が送信状態
であるかのモニターができる必要があり、本漏洩アンテ
ナを用いると2系統間のアイソレージョンが十分取れて
いるためモニターができる利点がある。第15図は、こ
の発明の他の実施例を示し、(21A)(21B)〜
(23A)(23B)はマイクロストリップライン、
(25A)(25B)(26A)(26B)(27A)
(27B)はマイクロストリップアンテナ、(11A)
(11B)は入力端子、(53)はグランド地板、(5
4)は両面プリント基板である。マイクロストリップア
ンテナ(25A)(26A)(27A)と(25B)
(26B)(27B)は2系統の漏洩アンテナを構成し
ており、両者間には結合損のほぼ2倍以上のアイソレー
ションが確保できる。放射素子(25A)(25B)
(26A)(26B)(27A)(27B)からの放射
量は、面積の大きさにより調整でき、先端に行くに従っ
て放射量が大きくなるように構成されており、入力端子
(11A)(11B)に加えられた無線信号は、損失分
以外は全てが均一に空間に放射される。第16図は、こ
の発明の他の実施例を示し、(31A)(31B)〜
(33A)(33B)はマイクロストリップライン、
(35A)(35B)(36A)(36B)はマイクロ
ストリップアンテナ、(11A)(11B)は入力端
子、(12A)(12B)は出力端子、(53A)(5
3B)はグランド地板、(54A)(54B)は両面プ
リント基板である。グランド地板(53A)(53B)
は樋状になっており、2系統間のアイソレーションが大
きくとれる利点がある。第17図(A)(B)は、本発
明の他の実施例を示し、(41A)(41B)は漏洩同
軸ケーブル、(42A)(42B)(43A)(43
B)は放射スロット、(11A)(11B)は入力端
子、(12A)(12B)は出力端子、(53A)(5
3B)は漏洩同軸ケーブルの外部導体、(21A)(2
2B)は漏洩同軸ケーブルの内部導体である。漏洩同軸
ケーブル(41A)(41B)は、外部導体(53A)
(53B)がグランド地板の役割を果たすためスタンデ
イングに強い漏洩アンテナを提供する。第17図(A)
ではスリット(42A)と(42B)は並行しており外
部導体(53A)(53B)は8字状であり、第17図
(B)ではスリット(42A)と(42B)は互い違い
になっており外部導体(53A)(53B)は眼鏡のフ
レーム状である。移動端末との結合損は、スリット(4
2A)(42B)(43A)(43B)の間隔および大
きさによって決まる。また、並行する2本の漏洩同軸ケ
ーブル(41A)(41B)間のアイソレーションは、
両ケーブル(41A)(41B)間の間隔とスリット
(42A)(42B)(43A)(43B)の大きさと
間隔で決まり、また、スリット(42A)(42B)
(43A)(43B)を入れ違いに配置することでアイ
ソレーションを大きくできる。以上の説明では、放射素
子としてマイクロストリップアンテナとスロットアンテ
ナについて述べたが、ループアンテナ、パッチアンテ
ナ、ホイップアンテナ等、他の種類の放射素子でも同様
な効果が得られる。また、漏洩アンテナをプリント基板
あるいはフレキシブル基板に構成するとしたが、地板と
放射素子との間、あるいは地板と高周波伝送手段の間、
あるいは地板、放射素子および高周波伝送手段の外周
部、あるいはこれらの組合せで絶縁物を配し、お互いに
圧入あるいは接着あるいは圧着あるいは融着等の方法に
より一体構成とすることも可能である。また、伝送線路
と放射素子の結合方法として、方向性結合器、キャパシ
タンス結合器、抵抗結合器、あるいはこれらの組合せに
よる電磁誘導結合によっても同様な効果が得られる。ま
た、地板として、平板状、あるいは樋状のものについて
説明したが、メッシュ(網目)状、波板状、筒状(円
筒、楕円筒、あるいは角筒状)、不連続状、あるいはこ
れらの組合せにより構成しても同様な効果が得られる。
また、放射素子として、平板状のものについて説明した
が、メッシュ(網目)状、波板状、鍵状、ジグザグ状、
筒状(円筒、楕円筒、あるいは角筒状)、スロット状、
スリット状、パイプ状、不連続状、あるいはこれらの組
合せにより構成しても同様な効果が得られる。また、漏
洩同軸ケーブルの代わりに漏洩導波管、表面波ケーブル
等を用いても同様な効果が得られる。また、本発明の漏
洩アンテナ全体をレドーム等で覆っても同様な効果が得
られる。また、放射素子として、先端に行くほど放射能
力が大きくなるものを設ける代わりに均一な放射能力の
ものを設け先端を抵抗器で終端することも可能である。
また、複数方向に設置する漏洩アンテナを同軸ケーブル
で接続する場合について説明したが、同一基板上に漏洩
アンテナを構成し分岐器により結合することによっても
同様な効果が得られる。
【0007】
【発明の効果】この発明の漏洩アンテナは、上記のよう
に構成されているため、同軸ケーブルによって複数個の
漏洩アンテナを直列に接続でき、あるいは終端型のもの
と組み合わせて、例えばビルデイング内あるいは地下街
等の反射物の多い場所で無線信号を隈なく行き渡らせる
ことができ、スダンデイングに強い通信ができる等の効
果がある。また、本発明の漏洩アンテナを並行して設置
する場合に両者間のアイソレーションが十分大きいこと
から、FDMA/TDDあるいはTDMA/TDDある
いはCDMA方式等の送信機と受信機が同一周波数で時
分割で動作する基地局では、近接して複数の送信機と受
信機を設ける場合、送信機と受信機を別系統として接続
すれば、他局が送信状態であるかのモニターができる利
点がある。
【図面の簡単な説明】
【第1図】は、本発明の漏洩アンテナの接続方法を示す
構成図である。
【第2図】は、本発明の漏洩アンテナの他の接続方法を
示す構成図である。
【第3図】は、本発明の漏洩アンテナの他の接続方法を
示す構成図である。
【第4図】は、本発明の漏洩アンテナの他の接続方法を
示す構成図である。
【第5図】は、本発明の漏洩アンテナの接続方法を示す
構成図である。
【第6図】は、本発明の漏洩アンテナの設置例を示す構
成図である。
【第7図】は、本発明の漏洩アンテナの実施例を示す構
成図である。
【第8図】は、本発明の漏洩アンテナの他の実施例を示
す構成図である。
【第9図】は、本発明の漏洩アンテナの他の実施例を示
す構成図である。
【第10図】は、本発明の漏洩アンテナの他の実施例を
示す構成図である。
【第11図】は、本発明の漏洩アンテナの他の実施例を
示す構成図である。
【第12図】は、本発明の漏洩アンテナの他の実施例を
示す構成図である。
【第13図】は、本発明の漏洩アンテナの他の実施例を
示す構成図である。
【第14図】は、本発明の漏洩アンテナの他の実施例を
示す構成図である。
【第15図】は、本発明の漏洩アンテナの他の実施例を
示す構成図である。
【第16図】は、本発明の漏洩アンテナの他の実施例を
示す構成図である。
【第17図】は、本発明の漏洩アンテナの他の実施例を
示す構成図である。
【第18図】は、従来のマイクロストリップアンテナの
構成図である。
【符号の説明】
1 基地局 2 送信機 3 受信機 4 送受分岐回路 5、5A、5B、5C、5D 基地局の無線信号の入出
力端子 6、6A、6B、6C、6D 同軸ケーブル 7、7A、7B、 同上 8、8A、8B、 同上 9、9A、9B、9C、9D 漏洩アンテナ 10、10A、10B、 同上 11、11A、11B、 漏洩アンテナの入力接続
端子 12、12A、12B、 漏洩アンテナの出力接続
端子 21、21A、21B、 高周波伝送線路 22、22A、22B、 同上 23、23A、23B、 同上 24、24A、24B、 同上 25、25A、25B、 マイクロストリップアン
テナ 26、26A、26B、 同上 27、27A、27B、 同上 41、41A、41B、 同軸ケーブル 42、42A、42B、 スリット 43、43A、43B、 同上 53、53A、53B グランド地板 54 プリント基板
【手続補正書】
【提出日】平成6年8月15日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 漏洩(リーケージ)アンテナ
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、基地局あるいは端末
から発せられる無線周波帯の信号(以後無線信号と称す
る)をビル内の壁などの障害物で仕切られたサービスエ
リア内に隈なく伝搬させるために使用する漏洩アンテナ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】第19図は、例えば、電子通信学会編、
オーム社刊のアンテナ工学ハンドブック109頁に記載
されたマイクロストリップアンテナの構成図であり、
(51)はマイクロストリップライン、(52)は放射
素子、(53)はグランド基板、(54)はプリント基
板、(55)は入力端子である。次に動作について説明
する。 プリント基板(54)上に構成されたマイクロ
ストリップライン(51)は、マイクロストリップアン
テナ(52)によって終端されている。 マイクロスト
リップライン(51)に入力端子(55)を通じて無線
信号が印加されるとマイクロストリップアンテナ(5
2)とグランド地板(53)の間に磁流が形成され、そ
の結果無線信号が空間に放射される。 入力端子(5
5)に印加された無線信号は、損失分を除き、全てが空
間に放射されるいわゆるマッチング状態で使用される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来のアンテナは、マ
イクロストリップライン等の伝送線路の先端に終端され
いわゆるマッチング状態であり、伝送路に印加された無
線信号を可能な限り損失を少なくして空間に放射するよ
うに構成されている。無線信号を屋内等に隈なく伝搬さ
せるためには、アンテナを複数カ所に分散して壁などに
よる電波の陰が生じないように設置する方法が考えられ
る。 この方法を従来のアンテナを用いて実現する場合
には、同軸ケーブルの途中に方向性結合器等を設け結合
量を低くしてアンテナを接続し、複数のアンテナを接続
する必要があり、設置が煩雑であり高価となる等の問題
点があった。 また、従来のアンテナは、基地局の送信
機と受信機で共用して使用するため、アンテナ共用器あ
るいは切り替えスイッチ等により一本のアンテナを共用
して使用していたため、FDMA/TDDあるいはTD
MA/TDDあるいはCDMA方式等の送信機と受信機
が同一周波数で時分割で動作する基地局では、近接して
複数の送信機と受信機を設ける場合、両者間のアイソレ
ージョンが十分取れないため他局が送信状態であるかの
モニターができない等の問題点があった。この発明は、
上記のような問題点を解消するためになされたもので、
アンテナの接続端子に印加された無線信号の全部あるい
は一部が空間に漏洩(リーケージ)され、一部のみを漏
洩する場合には残りが他の接続端子に出力される漏洩ア
ンテナを提供することを目的とし、また、送受同一周波
数方式の基地局で、複数の送信機と受信機それぞれを合
成あるいは分配し送信機と受信機で個別に漏洩アンテナ
を接続することにより必要な送信機と受信機間のアイソ
レーションを確保でき空きチヤネルの検出を容易にする
ことを目的とする。
【004】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる漏洩ア
ンテナは、接続端子とこれに接続されたマイクロストリ
ップラインあるいは偏平あるいは半同軸ケーブル等の高
周波伝送手段に直接あるいは近接して設けられた複数の
放射素子により、接続端子に印加された無線信号の全部
あるいは一部のみを空間に漏洩(リーケージ)し、一部
のみを漏洩する場合は残りを他の接続端子に出力するよ
うに構成する。
【0005】
【作用】この発明において、金属性の地板に近接して設
けられた複数の放射素子は、印加された無線信号の全部
あるいは一部を漏洩し、一部を漏洩する場合には残りを
他の接続端子に出力し、広い範囲に無線周波数帯の信号
を分散し、併設された他の漏洩アンテナとのアイソレー
ションが大きくなるように動作する。
【0006】
【実施例】以下この発明の一実施例を図について説明す
る。第1図(A)において、(1)はFDMA/TDD
あるいはTDMA/TDDあるいはCDMA方式等の送
信機と受信機が同一周波数で時分割で動作する基地局、
(2)は単独あるいは複数の送信機、(3)は単独ある
いは複数の受信機、(4)は送受切り替え器、(5)は
入出力端子、(6)(7)は同軸線路、(9)(10)
は漏洩アンテナである。基地局(1)からの無線信号
は、同軸線路(6)(7)によって漏洩アンテナ(9)
(10)に導かれ、その一部が空間に放射される。例え
ば、漏洩アンテナ(9)と(10)の放射特性を適当に
選ぶことによって両者の間隔を任意に選択できることか
ら、室内などに隈なく放射できるよう漏洩アンテナを設
置できる。第1図(B)は、送信機出力端子(5A)と
受信機入力端子(5B)にそれぞれ個別に同軸線路(6
A)(6B)(7A)(7B)によって漏洩アンテナ
(9)(10)を接続する場合であり、漏洩アンテナ
(9)(10)の内部には2系列の漏洩アンテナが実装
されており2系統間のアンソレーションが十分とれれ
ば、送信機(2)と受信機(3)の間のアイソレーショ
ンが十分確保できる。第1図(C)は、送信機出力端子
(5A)と受信機入力端子(5B)にそれぞれ個別に同
軸線路(6A)(6B)(7A)(7B)によって漏洩
アンテナ(9A)(9B)(10A)(10B)を接続
する場合であり、個別の漏洩アンテナ(9A)(9B)
間のアンソレーションが十分とれれば、送信機(2)と
受信機(3)の間のアイソレーションが十分確保でき、
他局が送信中であるかどうかのモニターが可能になる。
第2図(A)では、送受分岐回路(4)の無線信号の入
出力端子(5A)(5B)(5C)(5D)に、終端型
の漏洩アンテナ(10A)(10B)(10C)(10
D)が接続される。基地局(1)からの無線信号は、同
軸線路(7A)(7B)(7C)(7D)によって漏洩
アンテナ(10A)(10B)(10C)(10D)に
導かれ空間に放射される。例えば、漏洩アンテナ(10
A)(10B)(10C)(10D)の長さは数メート
ルから数十メートルの範囲で漏洩放射素子の数と線路と
の結合量を適当に選ぶことによって任意に設定できるこ
とから、室内に隈なく放射できるよう漏洩アンテナを設
置できる。第2図(B)は、送信機出力端子(5A)
(5B)と受信機入力端子(5C)(5D)をそれぞれ
個別に同軸線路(7A)(7B)(7C)(7D)によ
って漏洩アンテナ(10A)(10B)に接続する場合
であり、漏洩アンテナ(10A)(10B)の内部には
2系列の漏洩アンテナが実装されており2系統間のアン
ソレーションが十分とれれば、送信機(2)と受信機
(3)の間のアイソレーションが十分確保でき、他局が
送信中であるかどうかのモニターが可能になる。第2図
(C)は、送信機出力端子(5A)(5B)と受信機入
力端子(5C)(5D)それぞれ個別に同軸線路(7
A)(7B)(7C)(7D)によって個別の漏洩アン
ナ(10A)(10B)(10C)(10D)を接
する場合であり、個別の漏洩アンテナ(10A)(10
B)間のアンソレーションが十分とれれば、送信機
(2)と受信機(3)の間のアイソレーションが十分確
保でき、他局が送信中であるかどうかのモニターが可能
になる。第3図(A)は、本発明の漏洩アンテナ(10
A)(10B)(10C)(10D)を設置する場合の
一例を示し、4本の漏洩アンテナを卍状あるいは+状に
設置したものである。この方法によって、東西南北いず
れの方向にも均等に無線信号を放射でき、あるいは、東
西を送信用、南北方向を受信用にすることで送信側と受
信側の間で必要なアイソレーションを確保できる。第3
図(B)は、漏洩アンテナ(10A)(10B)(10
C)(10D)を分岐器(8)により直接分岐接続する
場合であり、共通の地板上に構成することも可能であ
る。第4図は、本発明の漏洩アンテナを設置する場合の
他の例を示し、基地局(1)からの無線信号は、同軸
路(7A)(7B)によって分岐器(8A)(8B)を
経由して漏洩アンテナ(10A)(10B)(10C)
(10D)に導かれ空間に放射される。例えば、漏洩ア
ンテナ(10A)(10B)(10C)(10D)の長
さは数メートルから数十メートルの範囲で実現でき、放
射素子の数と線路との結合量を適当に選ぶことによって
放射量が任意に設定できることから、第5図に示すごと
くレドーム(101A)(101B)内に収納してビル
デイング(102)の屋上やレドーム(103A)(1
03B)内に収納して外壁等に設置して空間に隈なく無
線信号を放射できる漏洩アンテナが実現できる。第6図
は、この発明の漏洩アンテナの実施例を示し、(21)
(22)(23)(24)はマイクロストリップライ
ン、(25)(26)(27)はマイクロストリップア
ンテナ、(11)は入力端子、(12)は出力端子、
(53)はグランド地板、(54)は両面プリント基板
である。マイクロストリップアンテナ(25)(26)
および(27)は漏洩アンテナを構成しており、複数個
連続して設けられている。また、両面プリント基板(5
4)としてフレキシブルなプリント基板を採用すること
で全体としてフレキシブルな帯状の漏洩アンテナ(9)
を構成することができる。また、当該漏洩アンテナ
(9)から放射される無線信号と出力端子(12)に伝
達される無線信号の割合は、マイクロストリップアンテ
ナ(25)(26)(27)の周辺長と地板(53)と
の間隔等で決まり、例えば、結合損を−30dBc〜−
60dBc程度、伝達損失を0.5dB〜3dB程度に
設定することができる。本漏洩アンテナ(9)は、スト
リップラインから構成されているため薄型であり、天井
等の表面に目立たないように設置出来、長尺に出きるた
め部屋の隅にまで無線信号を伝搬することができる。ま
た、出力端子(12)に中継増幅器を介して次段の漏洩
アンテナ(9)を接続すれば、無線信号の伝搬範囲を更
に拡張することができる。端子(11)と(12)から
見たインピーダンスを50オームにするには、マイクロ
ストリップライン(21)と(24)の長さを適用周波
数の波長の1/4に設定し、その特性インピーダンスを
√50・Zxとすることで実現できる。(ここでZxは
マイクロストリップアンテナ(25)あるいは(27)
の平均インピーダンスである) また、本漏洩アンテナ(9)の放射パターンは、マイク
ロストリップアンテナ(25)(26)(27)の間隔
とマイクロストリップライン(22)(23)の長さに
よって最適なものが設定できる。一般に、ビルデイング
あるいは地下街では障害物からの反射が大きく、伝搬経
路の差による遅延分散によって、デジタル信号の誤り率
が増えることから、当該漏洩アンテナ(9)に垂直な方
向に指向性を持たせることにより遅延分散の影響を軽減
できる。また、室内での伝搬では壁などの表面で零電位
となり半波長毎にスタンデイングによる電波の谷が観測
されるが、金属性の地板(53)を有するアンテナでは
もともと地板(53)の表面で零電位が始まることを利
用しているため地板(53)を有するアンテナはスタン
デイングに強いアンテナを提供する。第7図は、この発
明の他の実施例であり、(21)(22)(23)はマ
イクロストリップラインによる伝送線路、(25)(2
6)(27)はマイクロストリップアンテナ、(11)
は入力端子、(53)はグランド地板、(54)は両面
プリント基板である。両面プリント基板(54)の一方
の面は、銅箔をそのままにしてグランド地板(53)と
し、他方の面にはマイクロストリップアンテナ(25)
(26)と(27)を適当な間隔を離して配置し、マイ
クロストリップライン(21)(22)と(23)によ
って接続されている。マイクロストリップアンテナ(2
5)(26)と(27)は、先端に行くに従って放射量
が大きくなるように構成されており、入力端子(11)
に加えられた無線信号は、損失分以外は全てが均一に空
間に放射される。第8図は、この発明の他の実施例であ
り、(21)はトリプレイト(9)のマイクロストリッ
プラインによる伝送線路、(25)(26)(27)は
外部導体上に設けられたスロットによる放射素子、(1
1)は入力端子、(12)は出力端子、(53A)(5
3B)はトリプレイト(9)のマイクロストリップライ
ンの外部導体、(54A)(54B)は絶縁物である。
スリット(25)(26)(27)は放射素子を構成
、トリプレイト(9)のマイクロストリップライン
(21)に結合して無線信号を放射する。単位長当りの
結合損はスロット(25)(26)(27)の大きさに
より決まる。第9図は、この発明の他の実施例であり、
(21)はトリプレイト(9)のマイクロストリップラ
インによる伝送線路、(25)は外部導体に設けられた
スリットによる放射素子、(11)は入力端子、(53
A)(53B)はトリプレイト(9)のマイクロストリ
ップラインの外部導体、(54A)(54B)は絶縁物
であるスリット(25)は放射素子を構成し、トリプ
レイト(9)のマイクロストリップライン(21)に結
合して無線信号を放射する。スリット(25)は均一あ
るいは断続的に構成されており、入力端子(11)に加
えられた無線信号は、一部を水平方向の空間に放射し、
残りは出力端子(12)から出力される。第10図は、
この発明の他の実施例であり、(21)はマイクロスト
リップラインによる伝送線路、(25)(26)(2
7)はマイクロストリップライン(21)に近接して設
けられた放射素子、(11)は入力端子、(12)は出
力端子、(53)はグランド地板、(54)は両面プリ
ント基板である。放射素子(25)(26)(27)か
らの放射量は、伝送路(21)との間隔により調整でき
る。第11図は、この発明の他の実施例であり、(2
1)(22)(23)はマイクロストリップラインによ
る伝送線路、(25)(26)(27)はマイクロスト
リップラインをジグザグ状にした放射素子、(11)は
入力端子、(12)は出力端子、(53)はグランド地
板、(54)は両面プリント基板である。放射素子(2
5)(26)(27)からの放射量は、ジグザグの度合
により調整できる。第12図は、この発明の他の実施例
であり、(21)(22)(23)はマイクロストリッ
プラインによる伝送線路、(25)(26)(27)は
マイクロストリップラインをジグザグ状にした放射素
子、(11)は入力端子、(53)はグランド地板、
(54)は両面プリント基板である。放射素子(25)
(26)(27)からの放射量は、ジグザグの度合によ
り調整でき、先端に行くに従って放射量が大きくなるよ
うに構成されており、入力端子(11)に加えられた無
線信号は、損失分以外は全てが均一に空間に放射され
る。第13図は、この発明の他の実施例であり、第7図
による漏洩アンテナ(7)の裏側に接着剤(55)を設
け、表側を絶縁シール(56)で覆っている。漏洩アン
テナは接着剤(55)により天井あるいは壁等に接着さ
れ、絶縁シール(56)は天井の色と同色あるいは補色
にすることにより違和感なく設置できるメリットがあ
る。第14図は、この発明の他の実施例を示し、(21
A)(21B)〜(23A)(23B)はマイクロスト
リップライン、(25A)(25B)(26A)(26
B)はマイクロストリップアンテナ、(11A)(11
B)は入力端子、(12A)(12B)は出力端子、
(53)はグランド地板、(54)は両面プリント基板
である。マイクロストリップアンテナ(25A)(26
A)と(25B)(26B)は2系統の漏洩アンテナを
構成しており、両者間には結合損のほぼ2倍以上のアイ
ソレーションが確保できる。第14図に示す漏洩アンテ
ナの放射パターンは、マイクロストリップアンテナ(2
5A)(26A)の間隔とマイクロストリップライン
(22A)の長さによって最適なものが設定できる。ま
た、2系統間の結合損は、マイクロストリップアンテナ
(25A)と(25B)、(26A)と(26B)の間
隔により調整することができる。また、FDMA/TD
DあるいはTDMA/TDDあるいはCDMA方式等の
送信機と受信機が同一周波数で時分割で動作する基地局
では、近接して複数の送信機と受信機を設ける場合、他
局が送信状態であるかのモニターができる必要があり、
本漏洩アンテナを用いると2系統間のアイソレージョン
が十分取れているためモニターができる利点がある。第
15図は、この発明の他の実施例を示し、(21A)
(21B)〜(23A)(23B)はマイクロストリッ
プライン、(25A)(25B)(26A)(26B)
(27A)(27B)はマイクロストリップアンテナ、
(11A)(11B)は入力端子、(53)はグランド
地板、(54)は両面プリント基板である。マイクロス
トリップアンテナ(25A)(26A)(27A)と
(25B)(26B)(27B)は2系統の漏洩アンテ
ナを構成しており、両者間には結合損のほぼ2倍以上の
アイソレーションが確保できる。放射素子(25A)
(25B)(26A)(26B)(27A)(27B)
からの放射量は、面積の大きさにより調整でき、先端に
行くに従って放射量が大きくなるように構成されてお
り、入力端子(11A)(11B)に加えられた無線信
号は、損失分以外は全てが均一に空間に放射される。第
16図は、この発明の他の実施例を示し、(31A)
(31B)〜(33A)(33B)はマイクロストリッ
プライン、(35A)(35B)(36A)(36B)
はマイクロストリップアンテナ、(11A)(11B)
は入力端子、(12A)(12B)は出力端子、(53
A)(53B)はグランド地板、(54A)(54B)
は両面プリント基板である。グランド地板(53A)
(53B)は樋状になっており、2系統間のアイソレー
ションが大きくとれる利点がある。第17図(A)
(B)は、本発明の他の実施例を示し、(41A)(4
1B)は漏洩同軸ケーブル、(42A)(42B)(4
3A)(43B)は放射スロット、(11A)(11
B)は入力端子、(12A)(12B)は出力端子、
(53A)(53B)は漏洩同軸ケーブルの外部導体、
(21A)(22B)は漏洩同軸ケーブルの内部導体で
ある。漏洩同軸ケーブル(41A)(41B)は、外部
導体(53A)(53B)がグランド地板の役割を果た
すためスタンデイングに強い漏洩アンテナを提供する。
第17図(A)ではスリット(42A)と(42B)は
並行しており外部導体(53A)(53B)は8字状で
あり、第17図(B)ではスリット(42A)と(42
B)は互い違いになっており外部導体(53A)(53
B)は眼鏡のフレーム状である。移動端末との結合損
は、スリット(42A)(42B)(43A)(43
B)の間隔および大きさによって決まる。また、並行す
る2本の漏洩同軸ケーブル(41A)(41B)間のア
イソレーションは、両ケーブル(41A)(41B)間
の間隔とスリット(42A)(42B)(43A)(4
3B)の大きさと間隔で決まり、また、スリット(42
A)(42B)(43A)(43B)を入れ違いに配置
することでアイソレーションを大きくできる。第18図
は、この発明の他の実施例であり、(21A)(21
B)は2重に重ねられたトリプレイト(9)のマイクロ
ストリップラインによる伝送線路、(25A)(25
B)は外部導体に設けられたスリットによる放射素子、
(11A)(11B)は入力端子、(53A)(53
B)(53C)はトリプレイト(9)のマイクロストリ
ップラインの外部導体であり(上部に行く程幅を広くす
ることも可能)、(54A)(54B)(54C)(5
4D)は絶縁物である。スリット(25A)(25B)
は放射素子を構成し、トリプレイト(9)のマイクロス
トリップライン(21A)(21B)に結合して無線信
号を放射する。スリット(25A)(25B)は均一あ
るいは断続的に構成されており、入力端子(11A)
(11B)に加えられた無線信号は、一部を水平方向の
空間に放射し、残りは出力端子(12A)(12B)か
ら出力される。以上の説明では,放射素子としてマイク
ロストリップアンテナとスロットアンテナ/スリットア
ンテナについて述べたが、ループアンテナ、パッチアン
テナ、ホイップアンテナ等、他の種類の放射素子でも同
様な効果が得られる。また、漏洩アンテナをプリント基
板あるいはフレキシブル基板に構成するとしたが、地板
と放射素子との間、あるいは地板と高周波伝送手段の
間、あるいは地板、放射素子および高周波伝送手段の外
周部、あるいはこれらの組合せで絶縁物を配し、お互い
に圧入あるいは接着あるいは圧着あるいは融着等の方法
により一体構成とすることも可能である。また、伝送線
路と放射素子の結合方法として、方向性結合器、キャパ
シタンス結合器、抵抗結合器、あるいはこれらの組合せ
による電磁誘導結合によっても同様な効果が得られる。
また、地板として、平板状、あるいは樋状のものについ
て説明したが、メッシュ(編目)状、波板状、筒状(円
筒、楕円筒、あるいは角筒状)、不連続状、あるいはこ
れらの組合せにより構成しても同様な効果が得られる。
また、放射素子として、平板状のものについて説明した
が、メッシュ(編目)状、波板状、鍵状、ジグザグ状、
筒状(円筒、楕円筒、あるいは角筒状)、スロット状、
スリット状、パイプ状、不連続状、あるいはこれらの組
合せにより構成しても同様な効果が得られる。また、漏
洩同軸ケーブルの代わりに漏洩導波管、表面波ケーブル
等を用いても同様な効果が得られる。また、本発明の漏
洩アンテナ全体をレドーム等で覆っても同様な効果が得
られる。また、放射素子として、先端に行くほど放射能
力が大きくなるものを設ける代わりに均一な放射能力の
ものを設け先端を抵抗器で終端することも可能である。
また、複数方向に設置する漏洩アンテナを同軸ケーブル
で接続する場合について説明したが、同一基板上に漏洩
アンテナを構成し分岐器により結合することによっても
同様な効果が得られる。
【0007】
【発明の効果】この発明の漏洩アンテナは、上記のよう
に構成されているため、同軸ケーブルによって複数個の
漏洩アンテナを直列に接続でき、あるいは終端型のもの
と組み合わせて、例えばビルデイング内あるいは地下街
等の反射物の多い場所で無線信号を隈なく行き渡らせる
ことができ、スダンデイングに強い通信ができる等の効
果がある。 また、本発明の漏洩アンテナを並行して設
置する場合に両者間のアイソレーションが十分大きいこ
とから、FDMA/TDDあるいはTDMA/TDDあ
るいはCDMA方式等の送信機と受信機が同一周波数で
時分割で動作する基地局では、近接して複数の送信機と
受信機を設ける場合、送信機と受信機を別系統として接
続すれば、他局が送信状態であるかのモニターができる
利点がある。
【図面の簡単な説明】
【第1図】は、本発明の漏洩アンテナの接続方法を示す
構成図である。
【第2図】は、本発明の漏洩アンテナの他の接続方法を
示す構成図である。
【第3図】は、本発明の漏洩アンテナの他の接続方法を
示す構成図である。
【第4図】は、本発明の漏洩アンテナの他の接続方法を
示す構成図である。
【第5図】は、本発明の漏洩アンテナの接続方法を示す
構成図である。
【第6図】は、本発明の漏洩アンテナの設置例を示す構
成図である。
【第7図】は、本発明の漏洩アンテナの実施例を示す構
成図である。
【第8図】は、本発明の漏洩アンテナの他の実施例を示
す構成図である。
【第9図】は、本発明の漏洩アンテナの他の実施例を示
す構成図である。
【第10図】は、本発明の漏洩アンテナの他の実施例を
示す構成図である。
【第11図】は、本発明の漏洩アンテナの他の実施例を
示す構成図である。
【第12図】は、本発明の漏洩アンテナの他の実施例を
示す構成図である。
【第13図】は、本発明の漏洩アンテナの他の実施例を
示す構成図である。
【第14図】は、本発明の漏洩アンテナの他の実施例を
示す構成図である。
【第15図】は、本発明の漏洩アンテナの他の実施例を
示す構成図である。
【第16図】は、本発明の漏洩アンテナの他の実施例を
示す構成図である。
【第17図】は、本発明の漏洩アンテナの他の実施例を
示す構成図である。
【第18図】は、本発明の漏洩アンテナの他の実施例を
示す構成図である。
【第19図】は、 従来のマイクロストリップアンテナの
構成図である。
【符号の説明】 1 基地局 2 送信機 3 受信機 4 送受分岐回路 5、5A、5B、5C、5D 基地局の無線信号の入出
力端子 6、6A、6B、6C、6D 同軸ケーブル 7、7A、7B、 同上8、8A、8B、 分岐回路 9、9A、9B 漏洩アンテナ 10、10A、10B、10C同上 10D 同上 11、11A、11B、 漏洩アンテナの入力接続
端子 12、12A、12B 漏洩アンテナの出力接続
端子 21、21A、21B 高周波伝送線路 22、22A、22B、 同上 23、23A、23B、 同上 24、24A、24B、 同上 25、25A、25B、 放射素子 26、26A、26B、 同上 27、27A、27B、 同上 41、41A、41B、 同軸ケーブル 42、42A、42B、 スロットアンテナ 43、43A、43B、 同上 53、53A、53B、53Cグランド地板54、54A、54B、54Cプリント基板あるいは絶
縁物 54D 同上
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【3図】
【4図】
【1図】
【2図】
【5図】
【6図】
【7図】
【19図】
【8図】
【9図】
【10図】
【11図】
【12図】
【13図】
【14図】
【15図】
【16図】
【17図】
【18図】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年2月27日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 漏洩アンテナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平6−28789 (32)優先日 平6(1994)1月14日 (33)優先権主張国 日本(JP)

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】単独あるいは複数の基地局の無線周波帯の
    入出力信号を1カ所あるいは複数カ所に分散する通信シ
    ステムにおいて、少なくとも無線周波数帯の信号を印加
    するための接続端子と、金属導体からなる地板と、当該
    接続端子に接続され当該地板に近接して設けられたスト
    リップラインあるいは偏平または開放同軸線路等の高周
    波伝送手段と、当該高周波伝送手段に直接あるいは近接
    して設けられた複数の放射素子とを有し、当該放射素子
    を線状あるいは帯状あるいは放射状に配列することを特
    徴とする漏洩(リーケージ)アンテナ
  2. 【請求項2】単独あるいは複数の基地局の無線周波帯の
    入出力信号を1カ所あるいは複数カ所に分散する通信シ
    ステムにおいて、少なくとも無線周波数帯の信号を印加
    するための接続端子と、印加された無線周波数帯の信号
    の一部分を取り出すための接続端子と、金属導体からな
    る地板と、当該接続端子あるいは接続端子間に接続され
    当該地板に近接して設けられたストリップラインあるい
    は偏平または開放同軸線路等の高周波伝送手段と、当該
    高周波伝送手段に直接あるいは近接して設けられた複数
    の放射素子とを有し、当該放射素子を線状あるいは帯状
    あるいは放射状に配列することを有することを特徴とす
    る漏洩(リーケージ)アンテナ
  3. 【請求項3】単独あるいは複数の基地局の無線周波帯の
    入出力信号を1カ所あるいは複数カ所に分散する通信シ
    ステムにおいて、少なくとも無線周波数帯の信号を印加
    するための上り方向と下り方向の接続端子と、金属導体
    からなる共通の地板と、当該接続端子あるいは接続端子
    間に接続され当該共通の地板に近接して設けられたスト
    リップラインあるいは偏平または開放同軸線路等の高周
    波伝送手段と、当該高周波伝送手段に直接あるいは近接
    して設けられた複数の放射素子とを有することを特徴と
    する漏洩(リーケージ)アンテナ
  4. 【請求項4】単独あるいは複数の基地局の無線周波帯の
    入出力信号を1カ所あるいは複数カ所に分散する通信シ
    ステムにおいて、少なくとも無線周波数帯の信号を印加
    するための上り方向と下り方向の接続端子と、印加され
    た無線周波数帯の信号の一部分を取り出すための接続端
    子と、金属導体からなる共通の地板と、当該接続端子あ
    るいは接続端子間に接続され当該共通の地板に近接して
    設けられたストリップラインあるいは偏平または開放同
    軸線路等の高周波伝送手段と、当該高周波伝送手段に直
    接あるいは近接して設けられた複数の放射素子とを有す
    ることを特徴とする漏洩(リーケージ)アンテナ
  5. 【請求項5】当該地板と放射素子との間、あるいは当該
    地板と高周波伝送手段の間、あるいは当該高周波伝送手
    段と放射素子の間、あるいは当該地板、放射素子および
    高周波伝送手段の外周等の一部あるいは全部に絶縁物を
    有し、お互いに圧入あるいは接着あるいは圧着あるいは
    融着等の方法により一体に構成されていることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項あるいは第2項あるいは第3
    項あるいは第4項に記載の漏洩(リケージ)アンテナ
  6. 【請求項6】当該地板、放射素子、および高周波伝送手
    段が連続して設けられ、全体として一辺が薄い帯状に構
    成されることを特徴とする特許請求の範囲第1項あるい
    は第2項あるいは第3項あるいは第4項に記載の漏洩
    (リーケージ)アンテナ
  7. 【請求項7】当該放射素子と高周波伝送手段の結合が、
    伝導あるいは誘導電界あるいは誘導磁界あるいは誘導電
    磁界あるいはこれらの組合せにより行われることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項あるいは第2項あるいは第
    3項あるいは第4項に記載の漏洩(リーケージ)アンテ
  8. 【請求項8】当該地板が、ジグザグ状、平板状、メッシ
    ュ(編目)状、波板状、樋状、筒状(円筒あるいは楕円
    状あるいは角筒等)、8字状、眼鏡フレーム状、スロッ
    ト状、あるいはこれらと類似のものの組合せにより構成
    されることを特徴とする特許請求の範囲第1項あるいは
    第2項あるいは第3項あるいは第4項に記載の漏洩(リ
    ーケージ)アンテナ
  9. 【請求項9】当該放射素子が、平板状、メッシュ(編
    目)状、波板状、棒状、パイプ状、鍵状、ジグザグ状、
    円/楕円形状、スリット状、スロット状、あるいはこれ
    らの組合せにより構成された不連続点であることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項あるいは第2項あるいは第
    3項あるいは第4項に記載の漏洩(リーケージ)アンテ
  10. 【請求項10】当該放射素子が、先端に行くほど放射能
    力が大きくなるよう構成されることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項あるいは第2項あるいは第3項あるいは
    第4項に記載の漏洩(リーケージ)アンテナ
  11. 【請求項11】当該漏洩アンテナが、天井あるいは壁等
    に取り付けるための接着手段あるいは木ネジ等の取り付
    け手段を有することを特徴とする特許請求の範囲第1項
    あるいは第2項あるいは第3項あるいは第4項に記載の
    漏洩(リーケージ)アンテナ
  12. 【請求項12】当該漏洩アンテナが、天井あるいは壁等
    と同色あるいは補色等で着色されていることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項あるいは第2項あるいは第3項
    あるいは第4項に記載の漏洩(リーケージ)アンテナ
  13. 【請求項13】当該漏洩アンテナが、分配回路あるいは
    分配回路と増幅回路を有し、東西あるいは南北あるいは
    東西南北等の2以上の方向に設けられることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項あるいは第2項あるいは第3項
    あるいは第4項に記載の漏洩(リーケージ)アンテナ
JP12796194A 1993-05-29 1994-05-02 漏洩アンテナ Pending JPH07288424A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12796194A JPH07288424A (ja) 1993-05-29 1994-05-02 漏洩アンテナ

Applications Claiming Priority (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5-165869 1993-05-29
JP16586993 1993-05-29
JP35493293 1993-12-26
JP5-354932 1993-12-26
JP6-23015 1994-01-09
JP2301594 1994-01-09
JP2878994 1994-01-14
JP6-28789 1994-01-14
JP12796194A JPH07288424A (ja) 1993-05-29 1994-05-02 漏洩アンテナ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07288424A true JPH07288424A (ja) 1995-10-31

Family

ID=27520497

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12796194A Pending JPH07288424A (ja) 1993-05-29 1994-05-02 漏洩アンテナ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07288424A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004165707A (ja) * 2001-10-31 2004-06-10 Kobe Steel Ltd 高周波マイクロストリップ線路
JP2008278206A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Fujitsu Fip Corp Rfidリーダ用アンテナ
JP2014053673A (ja) * 2012-09-05 2014-03-20 Mitsubishi Electric Corp 複合漏洩同軸ケーブル及び侵入検知装置
JP2015061215A (ja) * 2013-09-19 2015-03-30 株式会社フジクラ 無線通信システム
JP2020198599A (ja) * 2019-06-05 2020-12-10 東芝テック株式会社 通信ケーブル

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5162912A (en) * 1974-11-29 1976-05-31 Dainichi Nippon Cables Ltd Roeidojikukeeburusenro
JPS5362416A (en) * 1976-11-16 1978-06-03 Dainichi Nippon Cables Ltd Mobile communication device in tunnel
JPS55130203A (en) * 1979-03-30 1980-10-08 Naoki Inagaki Distribution connection type microstrip antenna
JPS63260302A (ja) * 1987-04-17 1988-10-27 Hitachi Cable Ltd 放射形電波漏洩ケ−ブル
JPH01317003A (ja) * 1988-06-17 1989-12-21 Mitsubishi Electric Corp 漏洩同軸ケーブル
JPH0235510B2 (ja) * 1980-01-30 1990-08-10 Paionia Bideo Kk
JPH0236207B2 (ja) * 1983-06-30 1990-08-16 Takashi Mori
JPH0435401A (ja) * 1990-05-31 1992-02-06 Naohisa Goto 平面アンテナ
JPH0490606A (ja) * 1990-08-03 1992-03-24 Icom Inc マイクロストリップアンテナ
JPH04113708A (ja) * 1990-09-04 1992-04-15 Ocean Cable Co Ltd 密度傾斜型マルチスロット同軸ケーブル
JPH04113727A (ja) * 1990-09-04 1992-04-15 Ocean Cable Co Ltd 屋内無線方式とその伝送線路

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5162912A (en) * 1974-11-29 1976-05-31 Dainichi Nippon Cables Ltd Roeidojikukeeburusenro
JPS5362416A (en) * 1976-11-16 1978-06-03 Dainichi Nippon Cables Ltd Mobile communication device in tunnel
JPS55130203A (en) * 1979-03-30 1980-10-08 Naoki Inagaki Distribution connection type microstrip antenna
JPH0235510B2 (ja) * 1980-01-30 1990-08-10 Paionia Bideo Kk
JPH0236207B2 (ja) * 1983-06-30 1990-08-16 Takashi Mori
JPS63260302A (ja) * 1987-04-17 1988-10-27 Hitachi Cable Ltd 放射形電波漏洩ケ−ブル
JPH01317003A (ja) * 1988-06-17 1989-12-21 Mitsubishi Electric Corp 漏洩同軸ケーブル
JPH0435401A (ja) * 1990-05-31 1992-02-06 Naohisa Goto 平面アンテナ
JPH0490606A (ja) * 1990-08-03 1992-03-24 Icom Inc マイクロストリップアンテナ
JPH04113708A (ja) * 1990-09-04 1992-04-15 Ocean Cable Co Ltd 密度傾斜型マルチスロット同軸ケーブル
JPH04113727A (ja) * 1990-09-04 1992-04-15 Ocean Cable Co Ltd 屋内無線方式とその伝送線路

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004165707A (ja) * 2001-10-31 2004-06-10 Kobe Steel Ltd 高周波マイクロストリップ線路
JP2008278206A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Fujitsu Fip Corp Rfidリーダ用アンテナ
JP2014053673A (ja) * 2012-09-05 2014-03-20 Mitsubishi Electric Corp 複合漏洩同軸ケーブル及び侵入検知装置
JP2015061215A (ja) * 2013-09-19 2015-03-30 株式会社フジクラ 無線通信システム
JP2020198599A (ja) * 2019-06-05 2020-12-10 東芝テック株式会社 通信ケーブル

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6501965B1 (en) Radio communication base station antenna
KR20060029626A (ko) 무선 그물형 네트워크를 위한 평면 안테나
KR20010040061A (ko) L자형 실내 안테나
EP0691703B1 (en) Communications antenna structure
WO2002080303A1 (en) Antenna arrangement
EP1406346B1 (en) Stripline parallel-series-fed proximity-coupled cavity backed patch antenna array
US20200091990A1 (en) Multi-band antenna arrangements
US20030096575A1 (en) Radio coverage in closed environments
JPH07288424A (ja) 漏洩アンテナ
US2962716A (en) Antenna array
NO316419B1 (no) Kompakt jordbundet mikrob degree lgeradio, som anvender integrerte monolittmikrob degree lgekretser
EP0630070A1 (en) Leaky antenna for personal communications system
JP3833601B2 (ja) 高周波マイクロストリップ線路
KR20100055742A (ko) 다중 안테나 및 이를 이용한 통신 장치
KR100954256B1 (ko) 공공 무선망 통합장치
EP0777294B1 (en) A radiation shielding device
CN206022634U (zh) 一种多波束指向的平板天线阵列
JPH09321536A (ja) アンテナユニット内デバイス
US11949160B2 (en) Distributed antenna and distributed antenna system
KR100393017B1 (ko) 고주파 송수신용 마이크로 스트립 패치 어레이 안테나
KR100912616B1 (ko) 원편파 안테나, 중계기 용 안테나 및 이를 이용하는 중계기와 이동 통신 시스템
WO2023042788A1 (ja) 車両用アンテナ装置
CN101192710B (zh) 嵌入式系统的单极天线
CN106229696A (zh) 一种多波束指向的平板天线阵列
KR20080076272A (ko) 원편파 안테나, 중계기 용 안테나 및 이를 이용하는중계기와 이동 통신 시스템