JPH07287976A - 磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気ディスク装置

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JPH07287976A
JPH07287976A JP8018594A JP8018594A JPH07287976A JP H07287976 A JPH07287976 A JP H07287976A JP 8018594 A JP8018594 A JP 8018594A JP 8018594 A JP8018594 A JP 8018594A JP H07287976 A JPH07287976 A JP H07287976A
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修 山崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は呼吸フィルタユニットを備えた磁気デ
ィスクに関し、塵埃及び金属腐食性ガスが装置内部に侵
入しにくい簡単な構成の磁気ディスク装置の提供を目的
とする。 【構成】磁気ディスク2及び磁気ヘッド4がその内部に
ほぼ気密に収容され、呼吸孔36を有するハウジング8
と、呼吸孔36に対向して設けられる呼吸フィルタユニ
ット34と、ユニット34及びハウジング8間に設けら
れる塵埃フィルタ38とから構成し、呼吸フィルタユニ
ット34は膨張室48を有する特定の構成のものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は呼吸フィルタユニットを
備えた磁気ディスク装置に関する。近年、コンピュータ
用外部記憶装置の一種である磁気ディスク装置の小型
化、薄型化が進んでおり、さらに低消費電力化が求めら
れている。磁気ヘッド及び磁気ディスクに関する技術的
進歩もめざましく、より高い効率、性能が追求された結
果、ヘッド浮上量が低下し、磁気ヘッド及び磁気ディス
クが金属腐食性ガスにより影響を受けやすくなってい
る。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ用磁気ディスク装置では、
コンタクトスタートストップ(CSS)が一般的に採用
されている。CSSでは、磁気ディスク回転中において
は、高速回転により発生する空気流体による浮上力とヘ
ッドをディスクに押し付けるスプリングアームの力との
バランスで、ヘッドは磁気ディスク上を微小な間隔を保
って浮上する。
【0003】磁気ディスクの回転が停止すると、ヘッド
はディスク上の接触可能領域へ移動し、そこでヘッドと
ディスクが接触する。ディスクの回転停止中は、ヘッド
とディスクは接触したままである。
【0004】このように、磁気ディスク回転中は、ヘッ
ドが磁気ディスク上を微小な間隔を保って浮上するた
め、わずかな塵埃等が原因でヘッドクラッシュが発生す
る。このため、磁気ディスク及びヘッドアクチュエータ
ーは密閉されたディスクエンクロージャ(ハウジング)
内に配置される。
【0005】しかし、ハウジング内部の密閉度を長期間
保つことは困難であり、また、温度変化等に起因する装
置内部の圧力変動によって磁気ヘッドの浮上量が変化す
る。これを防止するために、ハウジングに呼吸孔を設
け、装置内外の圧力が概略等しくなるようにしている。
【0006】呼吸孔には通常呼吸フィルタが取り付けら
れ、この呼吸フィルタにより塵埃が装置外部から内部に
侵入するのを防止している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この種の呼吸
フィルタは塵埃を除去する機能を有しているものの、金
属腐食性ガスの装置内部への侵入を妨げることはできな
い。
【0008】よって、本発明の目的は、塵埃及び金属腐
食性ガスが装置内部に侵入することを防止することがで
きる簡単な構成の磁気ディスク装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によると、磁気デ
ィスク及び該磁気ディスクに対する情報の記録・再生を
行う磁気ヘッドがその内部にほぼ気密に収容され、該内
部と外部を連通する呼吸孔を有するハウジングと、該呼
吸孔に対向して該ハウジングに取り付けられる呼吸フィ
ルタユニットと、該呼吸フィルタユニットと上記ハウジ
ングの間に設けられ、塵埃の通過を妨げる塵埃フィルタ
とを備え、該呼吸フィルタユニットは、第1の小孔を有
し、上記ハウジングに固定されるユニットボディと、
第2の小孔を有し、上記ユニットボディと共に膨張室を
郭成するユニットカバーとを含む磁気ディスク装置が提
供される。
【0010】
【作用】本発明では、呼吸フィルタユニットとハウジン
グの間に設けられた塵埃フィルタにより塵埃が装置外部
から内部に侵入ことが防止される。
【0011】また、呼吸フィルタユニットにおいては、
それぞれが小孔を有するユニットボディー及びユニット
カバーにより膨張室が郭成されているので、金属腐食性
ガスが装置外部から内部に侵入することが防止される。
【0012】さらに、このような呼吸フィルタユニット
は簡単な構成を有しているので、装置の低価格化が可能
になる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に従って詳
細に説明する。図1は本発明が適用される磁気ディスク
装置の部分断面平面図である。この磁気ディスク装置
は、複数枚の磁気ディスク2と、磁気ディスク2に対し
て情報の記録・再生を行う複数の磁気ヘッド4と、磁気
ヘッド4を支持しこれを磁気ディスク2上のトラック間
で移動させるロータリー型のヘッドアクチュエータ6と
をハウジング8内に有している。符号10はハウジング
8を密閉するためのカバーを表す。
【0014】ヘッドアクチュエータ6は、軸12にベア
リング14を介して取り付けられたキャリッジ16を含
み、このキャリッジ16は、軸12に対して回動可能に
設けられる本体部18と、本体部18から軸12に実質
的に垂直に延在するアーム部20とからなる。
【0015】アーム部20の先端にはスプリングアーム
22を介して磁気ヘッド4が取り付けられ、スプリング
アーム22の弾性復元力によって、磁気ディスク2の停
止時には、磁気ヘッド4が磁気ディスク2に押しつけら
れるようになっている。また、磁気ディスク2の回転中
には、磁気ヘッド4と磁気ディスク2の間の空気流によ
って生じる浮上力とスプリングアーム22の弾性力とが
つり合う位置に磁気ヘッド4が浮上するようになってい
る。
【0016】キャリッジの本体部18のアーム部20と
ほぼ反対の側には支持部材24が設けられている。支持
部材24の外周縁部にはコイル26が例えば接着により
固定されている。コイル26の外側及び内側には、コイ
ル26に流す電流との相互作用によってヘッドアクチュ
エータ6の駆動力を得るための磁界を発生する永久磁石
28及び30がそれぞれ設けられている。
【0017】符号32は永久磁石28及び30を含む磁
気回路を形成するためのヨークである。この磁気回路に
よって永久磁石28及び30間にはラジアル方向の磁束
が発生し、この磁束にコイル26の軸12に平行な捲線
部分が錯交することでヘッドアクチュエータ6の駆動力
が発生する。
【0018】符号34は本発明において特徴的な呼吸フ
ィルタユニットを表しており、この呼吸フィルタユニッ
ト34はハウジング8に例えば着脱可能に取り付けられ
る。呼吸フィルタユニット34の構造の種々のバリエー
ションについては後述する。
【0019】図2は図1の磁気ディスク装置における呼
吸フィルタユニット取付部の断面図である。ハウジング
8には肉薄部8Aが形成されており、この肉薄部8Aに
は呼吸孔36が形成されている。呼吸孔36の直径は例
えば1mmである。
【0020】呼吸フィルタユニット34は呼吸孔36に
対向するようにハウジング8に取り付けられる。呼吸フ
ィルタユニット34とハウジング8の間には塵埃フィル
タ38が設けられる。塵埃フィルタ38は呼吸孔36を
介しての塵埃の通過を妨げるためのものである。塵埃フ
ィルタ38は例えばハウジング肉薄部8Aに貼着され
る。
【0021】このように塵埃フィルタ38を直接ハウジ
ング8に取り付けている理由は、呼吸フィルタユニット
34の一般環境下での交換を可能にするためである。即
ち、呼吸フィルタユニット34を一般環境下でハウジン
グ8から取り外した場合、本実施例のように塵埃フィル
タ38を直接肉薄部8Aに貼着しておくことによって、
装置外部から内部に塵埃が侵入することが防止されるの
である。
【0022】図3の(A)は呼吸フィルタユニットの第
1実施例を示す平面図、図3の(B)は(A)における
(B)−(B)線に沿った呼吸フィルタユニットの断面
図である。
【0023】この呼吸フィルタユニット34は、ハウジ
ング側の底部で閉塞された概略円筒形状のユニットボデ
ィ40を有している。ユニットボディ40の底部には肉
厚部40Aが形成されており、この肉厚部40Aの概略
中央部には第1の小孔42が形成されている。
【0024】符号44はユニットボディ40と共に膨張
室48を郭成するユニットカバーを表しており、このユ
ニットカバー44はユニットボディ40の頂部に着座し
ている。ユニットカバー44の概略中央部には第1の小
孔42とほぼ同径の第2の小孔46が形成されている。
【0025】ディスク回転用のスピンドルモータの起動
時や磁気ディスク装置の発熱の影響により、装置内部の
圧力が増大すると、装置内部の空気は第2の小孔42を
介して膨張室48内に侵入し、ここに滞留することにな
る。
【0026】一方、スピンドルモータの停止時や磁気デ
ィスク装置の温度低下により装置内部の圧力が低下する
と、膨張室48内に滞留している空気が装置内部へと導
入されることになる。
【0027】このように、本実施例によると、装置外部
の金属腐食性ガスが装置内外の圧力差によって装置内部
に侵入する恐れがない。また、装置内外に圧力差がない
定常状態にあっては、装置外部の金属腐食性ガスは第1
の小孔46を介しての拡散のみによって、膨張室48内
に侵入し得るが、その量は微小であり、悪影響はない。
【0028】図4は呼吸フィルタユニットの第2実施例
を示す断面図である。この実施例は、呼吸フィルタユニ
ット34が、ユニットボディ40及びユニットカバー4
4によって郭成される膨張室を2つの部分(第1の膨張
室48Aと第2の膨張室48B)に分割するユニットウ
ォール50をさらに備えている点で特徴付けられる。
【0029】ユニットウォール50の概略中央部には、
第1及び第2の小孔42及び46とほぼ同径の第3の小
孔52が形成されている。この実施例によると、膨張室
を2つの部分に分割しているので、定常状態における外
部からの金属腐食性ガスの拡散による装置内部への侵入
がより生じにくくなる。なお、この効果をより顕著なも
のにするために、膨張室を3つ以上の部分に分割しても
よい。
【0030】各小孔42,46,52の直径は、0.5
mm以下であると機械加工による小孔の形成が困難であ
り、一方1mm以上であると金属腐食性ガスの拡散が懸念
されるので、小孔の直径は0.5mm乃至1.0mmの範囲
にあることが望ましい。
【0031】ユニットボディ40の底部に肉厚部40A
を形成しているのは、第2の小孔42を十分に長くして
拡散による金属腐食性ガスの装置内部への侵入を良好に
防止するためである。
【0032】図5は呼吸フィルタユニットの第3実施例
を示す断面図である。この実施例は、図4の第2実施例
と対比して、第1及び第2の膨張室48A及び48B内
にそれぞれ設けられる乾燥剤54及びガスフィルタ56
をさらに備えている点で特徴付けられる。
【0033】ガスフィルタ56は装置外部からの金属腐
食性ガスを吸収するためのものである。また、乾燥剤5
4は装置外部からの流入空気中に含まれる水分(水蒸
気)を除去するためのものである。
【0034】乾燥剤54は例えばシリカゲルであり、ガ
スフィルタ56は例えばその主成分として活性炭を含
む。この実施例によると、装置外部から内部に空気が流
入したとしても、その空気に含まれる水分及び金属腐食
性ガスを除去することができるので、ヘッドクラッシュ
の防止に寄与するところが大きい。
【0035】なお、本実施例において、装置外部の側の
第1の膨張室48A内に乾燥剤54を設けているのは、
ガスフィルタを第1の膨張室48A内に設ける場合と比
較して、ガスフィルタの寿命が延びるからである。
【0036】図6は呼吸フィルタユニットの第4実施例
を示す断面図である。この実施例では、第1の膨張室4
8A及び第2の膨張室48Bにそれぞれ第1のガスフィ
ルタ56’と第2のガスフィルタ56を設けている。第
2のガスフィルタ56は図5の第3実施例におけるガス
フィルタ56に相当する。
【0037】そして、ガスフィルタ56,56’は異種
の金属腐食性ガスを吸収するようなものである。例え
ば、ガスフィルタ56は二酸化炭素をよく吸収し、ガス
フィルタ56’は亜硫酸ガスをよく吸収する。
【0038】図7の(A)は呼吸フィルタユニットの第
5実施例を示す平面図、図7の(B)は(A)における
(B)−(B)線に沿った呼吸フィルタユニットの断面
図である。
【0039】この実施例は、図4の第2実施例と対比し
て、第1、第2及び第3の小孔42,46,52が直線
状に配置されていないことで特徴付けられる。即ち、各
小孔は互いに重ならないように配置される。図示はしな
いが、ハウジングの呼吸孔36(図2参照)も各小孔と
重ならないように配置されている。
【0040】こうすることにより、装置外部から内部へ
の空気の流入経路を長くすることができるので、金属腐
食性ガスや水分が装置外部から内部により侵入しにくく
なる。
【0041】以上説明した実施例では、呼吸フィルタユ
ニットをハウジングとは別体に設けているが、呼吸フィ
ルタユニットの一部をハウジングと一体に形成してもよ
い。その具体例を図8及び図9により説明する。
【0042】図8は、呼吸フィルタユニットの一部がハ
ウジングと一体に形成される磁気ディスク装置の呼吸孔
近傍の断面図である。ハウジング8には肉薄部8Aが形
成されており、この肉薄部8Aには呼吸孔36が形成さ
れている。肉薄部8Aの周囲には肉薄部8Aよりも厚く
ハウジング8の肉薄部8A以外の部分よりも薄い肉薄部
8Bが形成されている。
【0043】肉薄部8Aには呼吸孔36に対向するよう
にフィルタ58が設けられている。フィルタ58は例え
ば塵埃の通過を阻止する機能を有しており、このフィル
タ58は金属腐食性ガスの通過を阻止する機能を更に有
していてもよい。
【0044】フィルタ58に対向して、ハウジング8に
はハウジング8と共に第1の膨張室64を郭成するため
のユニットカバー60が取り付けられている。ユニット
カバー60は第1の膨張室64とハウジング外部とを連
通する小孔62を有している。
【0045】本実施例によっても、以上説明した実施例
と同様の原理に従って、塵埃及び金属腐食性ガスが装置
内部に侵入することを防止することができる簡単な構成
の磁気ディスク装置の提供が可能になる。
【0046】図9は、呼吸フィルタユニットの一部がハ
ウジングと一体に形成される磁気ディスク装置の呼吸孔
近傍の他の断面図である。この実施例では、ハウジング
8の内部に第2の膨張室65を郭成するために、ハウジ
ング8と例えば一体的にユニットウォール66が形成さ
れている。ユニットウォール66には肉薄部66Aが形
成され、この肉薄部66Aには小孔68が形成されてい
る。
【0047】小孔68は第2の膨張室65とハウジング
内部とを連通し、呼吸孔36は第1の膨張室64と第2
の膨張室65とを連通する。ユニットウォール66の肉
薄部66Aには小孔68に対向してフィルタ70が設け
られている。フィルタ70はフィルタ58と同様の機能
を有する。
【0048】第2の膨張室65内にはガス吸着剤あるい
は乾燥剤72が充填されている。符号74はハウジング
外部からガス吸着剤あるいは乾燥剤72を交換するため
の開閉可能な蓋を表している。蓋74は例えばネジ蓋で
あり、これにより第2の膨張室65の密閉性が確保され
る。
【0049】この実施例によると前実施例と対比して膨
張室を更に1つ多く有しているので、金属腐食性ガスに
対する装置の許容度が向上する。また、図示したように
必要に応じて第2の膨張室65内にガス吸着剤あるいは
乾燥剤72を充填しておくことで、その所望の機能を十
分に発揮させることができる。
【0050】図8及び図9により説明した実施例は、呼
吸フィルタユニットをハウジングと別体に有している実
施例と対比して、装置構成の更なる簡略化が可能にな
り、磁気ディスク装置の低価格化に寄与するところが大
きい。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
塵埃及び金属腐食性ガスが装置内部に侵入することを防
止することができる簡単な構成の磁気ディスク装置の提
供が可能になるという効果が生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能な磁気ディスク装置の部分断
面平面図である。
【図2】図1の磁気ディスク装置の呼吸フィルタユニッ
ト取付部の断面図である。
【図3】呼吸フィルタユニットの第1実施例を示す図で
ある。
【図4】呼吸フィルタユニットの第2実施例を示す図で
ある。
【図5】呼吸フィルタユニットの第3実施例を示す図で
ある。
【図6】呼吸フィルタユニットの第4実施例を示す図で
ある。
【図7】呼吸フィルタユニットの第5実施例を示す図で
ある。
【図8】呼吸フィルタユニットの一部がハウジングと一
体に形成される磁気ディスク装置の呼吸孔近傍の断面図
である。
【図9】呼吸フィルタユニットの一部がハウジングと一
体に形成される磁気ディスク装置の呼吸孔近傍の他の断
面図である。
【符号の説明】
2 磁気ディスク 4 磁気ヘッド 8 ハウジング 34 呼吸フィルタユニット 36 呼吸孔 40 ユニットボディ 42 第1の小孔 44 ユニットカバー 46 第2の小孔 48 膨張室
フロントページの続き (72)発明者 山崎 修 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 小村 幸弘 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ディスク(2) 及び該磁気ディスク
    (2) に対する情報の記録・再生を行う磁気ヘッド(4) が
    その内部にほぼ気密に収容され、該内部と外部を連通す
    る呼吸孔(36)を有するハウジング(8) と、 該呼吸孔(36)に対向して該ハウジング(8) に取り付けら
    れる呼吸フィルタユニット(34)と、 該呼吸フィルタユニット(34)と上記ハウジング(8) の間
    に設けられ、塵埃の通過を妨げる塵埃フィルタ(38)とを
    備え、 該呼吸フィルタユニット(34)は、 第1の小孔(42)を有し、上記ハウジング(8) に固定され
    るユニットボディ(40)と、 第2の小孔(46)を有し、上記ユニットボディ(40)と共に
    膨張室(48)を郭成するユニットカバー(44)とを含む磁気
    ディスク装置。
  2. 【請求項2】 上記呼吸フィルタユニット(34)は、第3
    の小孔(52)を有するユニットウォール(50)をさらに含
    み、 該ユニットウォール(50)は上記ユニットボディ(40)内で
    上記膨張室(48)を複数の部分に分割する請求項1に記載
    の磁気ディスク装置。
  3. 【請求項3】 上記膨張室は、上記ユニットカバー(44)
    の側に位置する第1の膨張室(48A) と、上記ハウジング
    (8) の側に位置する第2の膨張室(48B) とからなる請求
    項2に記載の磁気ディスク装置。
  4. 【請求項4】 上記第1の膨張室(48A) 内に設けられる
    乾燥剤(54)と、上記第2の膨張室(48B) 内に設けられ金
    属腐食性ガスを吸収するガスフィルタ(56)とをさらに備
    えた請求項3に記載の磁気ディスク装置。
  5. 【請求項5】 上記第1及び第2の膨張室(48A,48B) 内
    にそれぞれ設けられる第1及び第2のガスフィルタ(5
    6',56)をさらに備え、 該第1及び第2のガスフィルタ(56',56)は異種の金属腐
    食性ガスを吸収する請求項3に記載の磁気ディスク装
    置。
  6. 【請求項6】 上記第1、第2及び第3の小孔(42,46,5
    2)並びに上記呼吸孔(36)が直線状に配置されていない請
    求項2に記載の磁気ディスク装置。
  7. 【請求項7】 磁気ディスク(2) 及び該磁気ディスク
    (2) に対する情報の記録・再生を行う磁気ヘッド(4) が
    その内部にほぼ気密に収容され、呼吸孔(36)を有するハ
    ウジング(8) と、 該呼吸孔(36)に対向して該ハウジング(8) に取り付けら
    れ、該ハウジング(8)と共に第1の膨張室(64)を郭成す
    るユニットカバー(60)と、 該ユニットカバー(60)と上記ハウジング(8) の間に設け
    られるフィルタ(58)とを備え、 上記呼吸孔(36)は上記ハウジング(8) の内部と上記第1
    の膨張室(64)とを連通し、 上記ユニットカバー(60)は、上記第1の膨張室(64)と上
    記ユニットカバー(60)の外部とを連通する小孔(62)を有
    している磁気ディスク装置。
  8. 【請求項8】 上記ハウジング(8) は、上記呼吸孔(36)
    を介して上記第1の膨張室(64)と連通する第2の膨張室
    (65)を郭成するユニットウォール(66)をさらに有し、 該ユニットウォール(66)は上記第2の膨張室(65)と上記
    ハウジング(8) の内部とを連通する第2の小孔(68)を有
    している請求項7に記載の磁気ディスク装置。
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