JPH0728731Y2 - 遅延素子 - Google Patents

遅延素子

Info

Publication number
JPH0728731Y2
JPH0728731Y2 JP1312288U JP1312288U JPH0728731Y2 JP H0728731 Y2 JPH0728731 Y2 JP H0728731Y2 JP 1312288 U JP1312288 U JP 1312288U JP 1312288 U JP1312288 U JP 1312288U JP H0728731 Y2 JPH0728731 Y2 JP H0728731Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coaxial cable
rod
shaped core
delay
delay amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1312288U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01119211U (ja
Inventor
則夫 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP1312288U priority Critical patent/JPH0728731Y2/ja
Publication of JPH01119211U publication Critical patent/JPH01119211U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0728731Y2 publication Critical patent/JPH0728731Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Communication Cables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、スペースダイバーシチ受信時に生じる主空中
線系と副空中線系との遅延残差を補償する場合等に用い
ることのできる遅延素子に関するものである。
(従来の技術) 従来、上記遅延残差は数nS程度であるため、これを補償
するために一般的には同軸ケーブルが用いられている。
この同軸ケーブルを用いた遅延素子は、同軸ケーブルを
シールドケース特徴に収納し当該同軸ケーブルの両端を
上記シールドケースに設けられたコネクタに接続して構
成される。
ところで、遅延素子は、フィールドにおける主空中線系
と副空中線系との遅延残差に対して補償できるように、
遅延時間の異なる数種類を用意する必要がある。そこ
で、数種類の遅延素子を用意するのであるが、遅延量を
明示するため、例えばシールドケースに遅延量を刻印し
たり、シールドケースに遅延量の印刷されたシールを貼
付する等する必要がある。
しかしながら、遅延素子の製作過程では、夫々異なる長
さに切断された同軸ケーブルを用意し、シールドケース
に実装して、上記長さに対応した遅延量の表意をシール
ドケースにて行うようにするため、同軸ケーブルの長さ
とシールドケースに表示する遅延量とが合致しているか
確認することが強いられ、作業効率が悪くなるという問
題点が生じた。予めシールドケースに遅延量を表示して
おくことも考えられるが、やはり同軸ケーブルの長さを
意識してシールドケースへの実装作業を行う必要がある
ことに変りなかった。
(考案が解決しようとする課題) 上記のように、従来の遅延素子によると、同軸ケーブル
の長さを意識してシールドケースに同軸ケーブルを実装
する作業を強いられ、作業効率が悪いという問題点があ
った。本考案はかかる従来の遅延素子の問題点を解決せ
んとしてなされたもので、その目的は、作業時に同軸ケ
ーブルの長さを意識しなくとも、所望の遅延量を有する
遅延素子を作成することの可能な遅延素子を提供するこ
とである。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 本考案では、棒状芯と、これに巻回される同軸ケーブル
とを有し、前記棒状芯表面に前記棒状芯の外周長と前記
同軸ケーブルの巻数との関係から決定される前記同軸ケ
ーブルの遅延量を表示させて遅延素子を構成した。
(作用) 上記遅延素子によると、棒状芯に同軸ケーブルを巻回し
た状態で、その巻き終り側の周端部付近の棒状芯表面に
表示された遅延量が当該同軸ケーブルの遅延量、即ち遅
延素子の遅延量を表わすように表示を行い得る。これ
は、同軸ケーブルの長さに遅延量が比例することに基づ
くものである。
(実施例) 以下図面を参照して本考案の一実施例に係る遅延素子を
説明する。図は本考案の一実施例の分解斜視図である。
同図において、1は棒状芯であって、円柱状の誘電体か
ら成る。この棒状芯1の所定位置(図における左側の巻
き始め部分aから半周した裏面部)は、同軸ケーブル2
の巻き始め点となっている。この巻き始め点から同ケー
ブル2を巻き始め、すき間なく巻回して複数の巻終り点
(図における数字2.0,2.5,3.0の引出し線が示す点から
半周した裏面の点等)まで巻回すると、この同軸ケーブ
ル2の巻き終り側の周端部b付近となる棒状芯1の表面
には、遅延量が表示されている。この実施例では、遅延
量が2.0nSであるので、棒状芯1上の数字2.0の引出し線
が示す点が同軸ケーブル2の巻き終り側の周端部bと一
致する。尚、棒状芯1上には、上記数字2.0,2.5,3.0の
ほか、0.5,1.0,1.5が、上記数字と同様にして表示され
ているのであるが、同軸ケーブル2に覆われていて見え
ない3はシールドケースであり、金属により形成され、
その内部に同軸ケーブル2が巻回された棒状芯1が収納
される。同軸ケーブル2の一端部は、シールドケース3
の背板に設けられたコネクタ4Aに、他端部はコネクタ4B
に接続され、同軸ケーブル2内の中心の芯線が遅延線と
して使用される。同軸ケーブル2のうち、巻き始めの点
または巻き終りの点からコネクタ4A,4Bまでの部分は、
図面上は長いが、実際上は遅延量を生じさせぬ程短いも
のである。シールドケース3の正面板には窓5が形成さ
れており、同軸ケーブル2が巻回された棒状芯1が、そ
の遅延量を示す数字を正面に向けて収納されたとき、当
該窓5から遅延量を目視可能となっている。尚、図面上
は、シールドケース3の上板、正面板、左側板を分解し
て示したが、実際上はこれらのうち少なくとも一つが蓋
の役割をなすようにされていれば良い。
このように構成される遅延素子は、次のようにして作ら
れる。先ず、棒状芯1と適当な長さの同軸ケーブル2を
用意し(同軸ケーブル2は通常60cmで3nSの遅延量を有
する)、同軸ケーブル2を棒状芯1の巻き始め点から巻
回する。このとき、同軸ケーブル2を、巻き始め点で、
例えば接着剤等により固着しておく。同軸ケーブル2を
すき間なく巻回し、所望の遅延量を示す数字(遅延量)
が引き出されている点と同軸ケーブル2の巻き終り側の
周端部bとが一致したとき、巻回を止め対応する巻き終
り点で同軸ケーブル2と棒状芯1とを固着する。これ
で、周端部bの付近の点から引き出されている数字2.0
が同軸ケーブル2の遅延量となる。
次に、シールドケース3内に、上記の同軸ケーブル2が
巻回された棒状芯1を収納し、数字が窓5から見えるよ
うに棒状芯1の姿勢を直し、棒状芯1を固定する。棒状
芯1の長さを、シールドケース3の長手方向内部の長さ
と略等しくしておけば、棒状芯1の両端面とシールドケ
ース3の側板内壁とを接着剤等で固着し、棒状芯1を固
定できる。同軸ケーブル2の両端を、上記収納前に、適
当な長さに切断して、中心導体を出しておく。そして、
中心導体とコネクタ4A,4Bの中心導体とを、ハンダ等で
結合する。また同軸ケーブル2のシールド線とコネクタ
4A,4Bのシールドもハンダ等で結合する。最後に、シー
ルドケース3の蓋体をしめて、遅延素子が完成する。
このように、棒状芯1に遅延量が表示されているため、
巻回して行く途中で同軸ケーブル2の巻き終り側の周端
部付近に表示された遅延量を確認して作業を行うだけ
で、的確な遅延量を持った遅延素子を得ることができ
る。そして、上記周端部付近に表示された遅延量が、当
該遅延素子の遅延量を表わすので、特別に表示を付する
等の手間が不要となる。
尚、本実施例では、棒状芯の形状を円柱状としたが、六
角柱や円筒状など、棒状であれば良く、この棒状芯の外
周長と同軸ケーブルの巻線との関係から同軸ケーブルの
長さが決定し、従って遅延量が決定するから、この決定
される遅延量が同軸ケーブルの巻き終り側の周端部付近
となる上記棒状芯表面に夫々表示されていれば良い。ま
た、棒状芯の材質は、特に限定されない。
また、シールドケースの形状や、コネクタの有無は本考
案の性質上自由に変更でき得る。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、棒状芯に同軸ケー
ブルを巻回した状態で、その巻き終り側の周端部付近の
棒状芯表面に表示された遅延量が当該同軸ケーブル、即
ち遅延素子の遅延量を表わすように表示でき得る。従っ
て、同軸ケーブルの巻き終り側の周端部付近に表示され
た遅延量を確認して巻線作業を行うだけで、的確な遅延
量を持ち、しかもその遅延量を一目瞭然で知り得る遅延
素子を得ることができる。従って、作業効率の大幅な向
上を図り得る。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例の分解斜視図である。 1……棒状芯 2……同軸ケーブル 3……シールドケース 4A,4B……コネクタ 5……窓

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】棒状芯とこれに巻回される同軸ケーブルと
    を有し、前記棒状芯表面に前記棒状芯の外周長と前記同
    軸ケーブルの巻数との関係から決定される前記同軸ケー
    ブルの遅延量が表示されていることを特徴とする遅延素
    子。
JP1312288U 1988-02-03 1988-02-03 遅延素子 Expired - Lifetime JPH0728731Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1312288U JPH0728731Y2 (ja) 1988-02-03 1988-02-03 遅延素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1312288U JPH0728731Y2 (ja) 1988-02-03 1988-02-03 遅延素子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01119211U JPH01119211U (ja) 1989-08-11
JPH0728731Y2 true JPH0728731Y2 (ja) 1995-06-28

Family

ID=31223170

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1312288U Expired - Lifetime JPH0728731Y2 (ja) 1988-02-03 1988-02-03 遅延素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0728731Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2967831B2 (ja) * 1990-01-10 1999-10-25 オリンパス光学工業株式会社 内視鏡システム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01119211U (ja) 1989-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0728731Y2 (ja) 遅延素子
GB874275A (en) Improvements in or relating to magnetic core structures
US4912448A (en) Coil device with coil and lead terminals
JPH10116647A (ja) 電気コネクタ
US5250753A (en) Wire assembly for electrically conductive circuits
EP0948110A1 (en) Method of feeding-trough electric cables
JP2012014982A (ja) シールドコネクタ
KR100280330B1 (ko) 저항기및그제조방법
JP2594349B2 (ja) フライバックトランス
JPS603537Y2 (ja) コイル装置
JPH1032913A (ja) 配線組立体
JPS5914618A (ja) コイル装置
JPH0353428Y2 (ja)
JPS603565Y2 (ja) 通信ケ−ブルの装荷コイル
JPS63287011A (ja) コイル部品
JPS6245387Y2 (ja)
JPS5826494Y2 (ja) コイル素子
JPS6015200B2 (ja) カ−トリツジ
JPS5826551Y2 (ja) リ−ドワイア保持装置
JPH0628790Y2 (ja) 終端抵抗取付形コネクタ
JPH0537448Y2 (ja)
JPH0631707Y2 (ja) 点火コイル
JPH0441843B2 (ja)
JPS60140914A (ja) ノイズフイルタ
JPH0735306Y2 (ja) 同軸ケーブルの端末処理構造