JPH07287196A - 立体表示装置 - Google Patents

立体表示装置

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JPH07287196A
JPH07287196A JP6253981A JP25398194A JPH07287196A JP H07287196 A JPH07287196 A JP H07287196A JP 6253981 A JP6253981 A JP 6253981A JP 25398194 A JP25398194 A JP 25398194A JP H07287196 A JPH07287196 A JP H07287196A
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Kyoichi Kanetani
経一 金谷
Shunichi Kishimoto
俊一 岸本
Goro Hamagishi
五郎 濱岸
Masahiro Sakata
政弘 坂田
Naoki Matsushita
直樹 松下
Takeshi Masutani
健 増谷
Atsuhiro Yamashita
敦弘 山下
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、レンチキュラ方式よりも立体視域
が広くなるような立体表示装置の提供を目的とする。 【構成】 液晶パネル30の観察面側に光学フィルタ
(パララックスバリア)40を配置して立体視ができる
ようにした2眼式の立体表示装置において、上記液晶パ
ネル30の画素開口幅Mがその画素ピッチLの2分の1
以上2分の3未満とされ、上記光学フィルタの開口比が
ほぼ(L−M)/2Lとされる構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、立体表示装置に関し、
特にレンチキュラ方式の立体表示装置よりも立体視域が
広くなるようにした立体表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、いわゆる立体絵においては、画像
の前面にレンチキュラ板を配置することによって、簡単
に立体映像が得られている。
【0003】この立体絵の原理は、図1に示すように、
レンチキュラ板1の裏面(焦点面)に異なる方向から見
た画像、例えば右眼画像2Rと左眼画像2Lとを連続的
に縦縞状に印刷しておき、レンチキュラ板1の前方で右
眼画像2Rと左眼画像2Lとを互いに両眼間隔を置いて
結像させるようにしている。このように左右分離された
別々の映像を右目と左目で見ることにより映像を見るこ
とにより3次元像が感知されることになる。
【0004】この原理を利用して、例えば図2に示すよ
うに、液晶パネル10の前面パネル11の上部にレンチ
キュラ板20を配置して、液晶パネル10の1縦ライン
おきに、右目情報12Rと左目情報12Lとを入力する
ことにより、立体像が得るようにした液晶立体表示装置
が既に知られている(特開平3−65943号公報参
照。)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図3に示す
ように、液晶パネル10の画素開口部12の間にはブラ
ックマトリックス13と呼ばれる遮光部が存在するた
め、液晶パネル10の横方向の画素ピッチをL、横方向
の画素の開口幅をMとし、人間の眼間距離を65mmと
すると、立体視が可能な目の移動範囲は、画素開口部1
2の像12iが形成されている左右各眼を中心とした、
以下の数式1に示す範囲に限られる。
【0006】
【数1】65×M/L
【0007】これ以上少しでも大きく頭を横に移動する
と、ブラックマトリックス13の像13iが眼に入り、
立体像が観察できなくなる。
【0008】本発明は、上記の事情を鑑みてなされたも
のであり、レンチキュラ方式の立体表示装置よりも立体
視域を広くできるようにした立体表示装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも縦
縞状のブラック部を有する画素形状を持つ画像形成装置
の観察面側又は光源側に光学フィルタを配置して立体視
ができるようにした立体表示装置において、上記の目的
を達成するため、次のような手段を講じている。
【0010】即ち、本発明の第1の立体表示装置は、上
記画像形成装置の横方向の画素開口幅Mがその画素ピッ
チLの2分の1以上3分の2未満とされ、上記光学フィ
ルタの開口比がほぼ(L−M)/nL以上、M/nL以
下であることを特徴とする。
【0011】又、本発明の第2の立体表示装置は、上記
画像形成装置の横方向の画素開口幅Mがその画素ピッチ
Lの2分の1未満とされ、上記光学フィルタの開口比が
ほぼ(L−M)/nL以下であることを特徴とする。
【0012】更に、本発明の第3の立体表示装置は、上
記画像形成装置の横方向の画素開口幅Mがその画素ピッ
チLの3分の2以上1未満とされ、上記光学フィルタの
開口比がほぼ(L−M)/nLを超え2(L−M)/n
L以下であることを特徴としている。
【0013】本発明における画像形成装置は、少なくと
も縦縞状のブラック部を有する画素形状を持ち、物理的
にその観察面側又は光源側に光学フィルタを配置できる
ものであれば特に限定されることはなく、例えば光学フ
ィルタを観察面側に配置する場合は、発光型又は透過型
の画像形成装置を用いることができ、発光型の画像形成
装置としてはプラズマディスプレイパネル、ELパネ
ル、CRTが代表的であり、透過型の画像形成装置とし
ては液晶パネル、透過型拡散パネルなどが代表的であ
る。
【0014】又、光学フィルタを光源側に配置する場合
には、透過型の画像形成装置を用いることができる。
【0015】又、本発明における光学フィルタの開口比
とは、光学フィルタの各開口部の横方向の幅(開口幅)
bと横方向の開口部のピッチBとの比(b/B)であ
る。
【0016】
【作用】上記のように、画像形成装置の横方向の画素開
口幅Mとその画素ピッチLとの大小関係に対応して光学
フィルタの開口比を設定すれば、人間の眼間距離(65
mm)以上眼を移動させても、画像形成装置の縦縞状の
ブラック部が視界に入らず、立体視が可能になる。
【0017】
【実施例】以下、その原理を図面に基づいて具体的に説
明するが、その前に本発明を光学フィルタを画像形成装
置の観察面側に配置した実施例に係る立体表示装置の設
計上使用する各パラメータを表す文字について図4を参
照しながら説明する。
【0018】この設計に用いるパラメータは、光学フィ
ルタの開口部の横方向のピッチB、光学フィルタの開口
部の横方向の幅b、液晶パネルの画素ピッチL、液晶パ
ネルの横方向の画素開口幅M、眼間距離E(=65m
m)、画像形成面と光学フィルタとの間の距離r(空気
中換算値)、光学フィルタと眼との間の距離(適視距
離)Rなどであり、これらのパラメータの間では図5に
示すように、下記(1)、(2)式が成立する。
【0019】
【数2】L:r=E:R …(1)
【0020】
【数3】∴LR=rE …(2)
【0021】又、図6に示すように、下記(3)、
(4)式が成立する。
【0022】
【数4】2L:R+r=B:R …(3)
【0023】
【数5】∴B(R+r)=2LR …(4)
【0024】画像形成面で形成される画像の映像は、図
7に示すように、例えば右と書かれた画像形成装置の画
素開口部から発せられる光は同図の2本の点線で挟まれ
た範囲内を進み、光学フィルタから適視距離R分離れた
位置では、目の左右への動きが範囲e内であればこの画
素を見ることができる。
【0025】適視位置はeの中点であり、眼間距離Eと
eとの大小関係で場合分けして横方向立体視可能範囲が
考えられる。
【0026】まず、範囲eが0以上眼間距離E以下の場
合には、図8に示すように、両目がそれぞれeの範囲内
にあれば光学フィルタの開口部を通して“右”“左”の
画素からの光がそれぞれ右目、左目に届くため、立体視
が可能である。
【0027】しかし、両目がこのeの範囲から外れて範
囲Kにはいると、いずれの画素からも光が全く届かな
い、いわゆる、ブラックの領域にはいるため立体視がで
きなくなる。e,Kはそれぞれ下記(5)、(6)式の
関係から(7)、(8)式のように表される。
【0028】
【数6】e:R+rb/(M+b)=b:rM/(M+
b) …(5)
【0029】
【数7】K:RK/(K+b)=L−M:r+Rb/
(K+b) …(6)
【0030】
【数8】e={b(R+r)+MR}/r …(7)
【0031】
【数9】 K={(L−M)R−b(R+r)}/r …(8)
【0032】そして、横方向立体視可能範囲Wは、下記
(9)式に示すようになる。
【0033】
【数10】 W=e={b(R+r)+MR}/r …(9)
【0034】範囲eが眼間距離Eより大で、眼間距離E
の2倍以下である場合には、図9あるいは図10に示す
ように、範囲eに関しては上記数式8と同じ関係式が成
り立つ。
【0035】図9、図10のsの範囲はクロストークの
領域でありここに目が入ると、“右”“左”両方の画素
が見えることになり、二重像が観察される。
【0036】
【数11】r’:L−M=r’+r:b=r’+r+
R:s …(10)
【0037】
【数12】 ∴s={b(R+r)−(L−M)R}/r …(11)
【0038】図10においては、上記(10)、(1
1)式、で表されるので横方向立体視可能範囲Wは、下
記の(12)式に示すようになる。
【0039】
【数13】W=e−2s ={(2L−M)R−b(R+r)}/r …(12)
【0040】そして、e=2sになると全ての位置でク
ロストークが見られるようになり、Wは0になる。なお
図9でも数式13と同じ関係式が導かれる。
【0041】次に、図11に示すように、適視位置にあ
る目が光学フィルタの開口部を通して画像表示部を臨む
範囲、即ち、観察範囲Xは、下記の(13)式の関係か
ら(14)式のようになる。
【0042】
【数14】X:r+R=b:R …(13)
【0043】
【数15】X=b(r+R)/R …(14)
【0044】観察者が見る液晶パネルの輝度の一般式は
観察範囲Xの大きさで場合分けされ、以下のように表さ
れる。但し、画素の横方向の開口率が100%でしかも
光学フィルタがない状態の明るさを1と定義する。(画
素開口率がM/Lで光学フィルタがない状態で輝度はM
/Lである。)
【0045】まず、観察領域Xが0以上画素開口幅M未
満の場合には、上記輝度AはXの大きさで決まり、下記
の(15)式に示すようになる。
【0046】
【数16】A=X/2L …(15)
【0047】上記観察領域XがM以上(2L−M)未満
の場合は、正規の画素開口部がXに関係なく全て見える
状態であり、下記の(16)式に示すようになる。
【0048】
【数17】A=M/2L …(16)
【0049】この時、光学フィルタによって左右の映像
が完全に分離されるので輝度は光学フィルタのない場合
の半分になっている。
【0050】又、観察領域Xが(2L−M)を上回り2
L以下の場合には、両隣の画素(逆視の画素)からの光
が入ってくるので、下記の(17)式のようになる。
【0051】
【数18】 A={X−2(L−M)}/2L …(17)
【0052】そして、X=2LのときA=M/Lとな
る。
【0053】以上の関係を液晶パネルの画素開口比(M
/L)が2分の1(50%)以上の場合と2分の1未満
の場合とに分けて上記一般式を用いて整理すれば図12
と図13の各特性線図が得られる。
【0054】ここで、光学フィルタの開口比(b/B)
が0のときには、図14のように光学フィルタが全く開
口していない為に液晶パネルの発光が目が届かず、輝度
Aは0であるが、無限に小さい穴から画像表示部を見て
いると考えると横方向立体視可能範囲Wが存在し、下記
の数式19に示すようになる。
【0055】
【数19】W=EM/L
【0056】又、光学フィルタの開口比(b/B)が0
より大きくなると、まず図8の状態が表れるので、上記
した(9)式と同じく、下記の数式20に示すようにな
る。
【0057】
【数20】W={b(R+r)+MR}/r
【0058】適視位置での明るさに関しては観察領域X
が0以上画素開口幅M未満となるので、上記した(1
4)、(15)式から、下記の数式21に示すようにな
る。
【0059】
【数21】A=X/2L=b(r+R)/2RL
【0060】更に、光学フィルタの開口比(b/B)が
(L−M)/2Lのときに、e=Eとなり、図8と図9
の中間状態、つまり図15の状態になる。このとき(上
記式(8))のK、(上記式(11))のsがそれぞれ
0となり、(上記式(9))または(上記式(12))
のWがEと等しくなる。
【0061】これはブラック、クロストークが共になく
なり、しかも横方向の立体視可能範囲が最大になる条件
である。
【0062】光学フィルタの開口比(b/B)が(L−
M)/2Lよりも大きい領域はクロストークの現れる領
域であり、図9のようになる。ここでは、横方向立体視
可能範囲Wは、上記(12)式と同じく、下記の数式2
2に示すようになる。
【0063】
【数22】W={(2L−M)R−b(R+r)}/r
【0064】また、光学フィルタの開口比(b/B)が
M/2LになるとX=Mとなる図16の状態であり、輝
度Aは、上記(16)式と同じく、下記の数式23に示
すようになる。
【0065】
【数23】A=M/2L
【0066】その後、観察領域XがMを上回り(2L−
M)以下であることが満たされる間、輝度Aはこの(上
記数式23)の状態が続く。
【0067】光学フィルタの開口比(b/B)が(2L
−M)/2Lを越えると、W=0となり、横方向立体視
可能範囲Wがなくなる。この範囲では目がいずれの位置
にあってもクロストークが起こるため、もはや立体視は
不可能である。
【0068】更に、光学フィルタの開口比(b/B)が
1になると光学フィルタ無しと同格になり輝度がM/L
になる。しかしながらM/Lが2/3を越えると、下記
の数式24に示すようになる。
【0069】
【数24】M/2L>(L−M)/L
【0070】このため、明るさが最大となるポイントで
は、横方向の立体視域がレンチキュラレンズの可能範囲
(ME/L)よりも小さくなり、これでは、光学フィル
タを使用する利点がなくなる。
【0071】画素開口率が50%より小さい(M/L<
1/2)の場合は図13の特性線のように、輝度が飽和
する条件;b/B=M/2Lと横方向立体視域が最大に
なる条件;b/B=(L−M)/2Lとの大小関係が逆
転するため、この場合M/Lが小さいため適視位置での
最大の明るさも小さくなるが、Wが最大になる点で最大
の明るさを得ることができる。
【0072】以上より、レンチキュラレンズより立体視
域が広くしかもある程度の明るさの確保される条件は、
以下の3パターンとなる。
【0073】(1) 上記画像形成装置の画素開口幅M
がその画素ピッチLの2分の1以上3分の2未満とさ
れ、上記光学フィルタの開口比がほぼ(L−M)/2L
以上、M/2L以下であること。
【0074】(2) 上記画像形成装置の横方向の画素
開口幅Mがその画素ピッチLの2分の1未満とされ、上
記光学フィルタの開口比がほぼ(L−M)/2L以下で
あること。
【0075】(3) 上記画像形成装置の横方向の画素
開口幅Mがその画素ピッチLの3分の2以上1未満とさ
れ、上記光学フィルタの開口比がほぼ(L−M)/2L
を超え(L−M)/L以下であること。
【0076】上記実施例においては、2眼式の立体表示
方式を説明しているが、2眼式以外の多眼式の場合にも
本発明を適用できる。多眼式の原理を図17及び図18
に示す。図17は、3眼式、図18は4眼式の場合を示
す。これらの構成図に示すように、この立体表示装置
は、液晶パネル30と、この液晶パネル30の観察面側
にもうけられる光学フィルタ40と、光源50とを備え
る。
【0077】図17に示すように、3眼式の場合には、
液晶パネル30の画素には、視点の異なる3つの映像が
順次映し出され、観察者の眼には、”A”、”B”、”
C”の画素からの光が頭の位置によって、それぞれ右
目、左目に届く。また、図18に示すように、4眼式の
場合には、液晶パネル30の画素には、視点の異なる4
つの映像が順次映し出され、観察者の眼には、”
A”、”B”、”C”、”D”の画素からの光が頭の位
置によって、それぞれ右目、左目に届く。このように、
m個(mは3以上の整数)の多眼式の場合には、画素1
〜mに視点の異なる映像が映し出されているため、観察
者が頭を左右に移動した時に2眼式に比べて広い範囲で
立体が可能となる。
【0078】n(nは2以上の整数)眼式の立体表示装
置において、光学フィルタを画像形成装置の観察面側に
配置した場合のストライプピッチは図19から下記に示
すよな関係になる。
【0079】
【数25】B:R=nL:(R+r)
【0080】
【数26】B=nLR/(R+r)
【0081】従って、上述した開口率の条件における開
口比(b/B)は総て2/n倍になるので、レンチキュ
ラレンズより立体視域が広くしかもある程度の明るさの
確保される条件は、n(nは2以上の整数)眼式の場合
には以下の3パターンとなる。
【0082】(4) 上記画像形成装置の画素開口幅M
がその画素ピッチLの2分の1以上3分の2未満とさ
れ、上記光学フィルタの開口比がほぼ(L−M)/nL
以上、M/nL以下であること。
【0083】(5) 上記画像形成装置の横方向の画素
開口幅Mがその画素ピッチLの2分の1未満とされ、上
記光学フィルタの開口比がほぼ(L−M)/nL以下で
あること。
【0084】(6) 上記画像形成装置の横方向の画素
開口幅Mがその画素ピッチLの3分の2以上1未満とさ
れ、上記光学フィルタの開口比がほぼ(L−M)/nL
を超え2(L−M)/nL以下であること。
【0085】つぎに、本発明の光学フィルタを画像形成
装置の観察面側に配置した実施例を図面に基づいて具体
的に説明する。
【0086】図20の構成図に示すように、本発明の一
実施例に係る立体表示装置は、液晶パネル30と、これ
の観察面側の前面ガラス31の観察者側に設けた光学フ
ィルタ40とを備えている。
【0087】そして、この液晶パネル30の画素開口部
32の横方向の幅Mをその画素開口部32のピッチLの
2分の1以上3分の2未満とし、上記光学フィルタ40
の開口比、即ち、開口部41の開口幅bとピッチBとの
比(b/B)が(L−M)/nL(nは2以上の整数)
となるようにしている。
【0088】このように構成された立体表示装置によれ
ば、レンチキュラーレンズよりも立体視域が広く、しか
も、ある程度の輝度が確保された立体映像を観察するこ
とができる。
【0089】なお、この実施例において、上記光学フィ
ルタ40の開口比を(L−M)/nLよりも大きく、M
/nL以下としてもよい。
【0090】本発明の他の実施例では、液晶パネル30
の横方向の画素開口幅Mがその画素ピッチLの2分の1
未満とされ、上記光学フィルタ40の開口比(b/B)
がほぼ(L−M)/nL以下とされる。
【0091】この実施例のその他の構成、作用ないし効
果は上記の一実施例のそれらと同様であるので、重複を
避けるためこれらの説明は省略する。
【0092】又、本発明の又他の実施例では、上記液晶
パネル30の横方向の画素開口幅Mがその画素ピッチL
の3分の2以上1未満とされ、上記光学フィルタ40の
開口比(b/B)がほぼ(L−M)/nLを超え2(L
−M)/L以下とされている。
【0093】この実施例のその他の構成、作用ないし効
果は上記の一実施例のそれらと同様であるので、重複を
避けるためこれらの説明は省略する。
【0094】次に、液晶パネルと光源(バックライト)
との間に光学フィルタを配置した実施例につき説明す
る。本発明の実施例に係る立体表示装置の設計上使用す
る各パラメータを表す文字について図21を参照しなが
ら説明する。なお、前述の実施例と同一部分には同一パ
ラメータを用いている。
【0095】この設計に用いるパラメータは、前述の実
施例と同様に光学フィルタの開口部の横方向のピッチ
B、光学フィルタの開口部の横方向の幅b、液晶パネル
の画素ピッチL、液晶パネルの横方向の画素開口幅M、
眼間距離E(=65mm)、画像形成面と光学フィルタ
との間の距離r(空気中換算値)、光学フィルタと眼と
の間の距離(適視距離)Rなどであり、これらのパラメ
ータの間では図22に示すように、下記(21)、(2
2)式が成立する。
【0096】
【数27】L:r=E:(R+r) …(21)
【0097】
【数28】 ∴L(R+r)=rE …(22)
【0098】又、図23に示すように、下記(23)、
(24)式が成立する。
【0099】
【数29】2L:R=B:(R+r) …(23)
【0100】
【数30】 ∴BR=2L(R+r) …(24)
【0101】画像形成面で形成される画像の映像は、図
24に示すように、例えば右と書かれた画像形成装置の
画素開口部から発せられる光は同図の2本の点線で挟ま
れた範囲内を進み、光学フィルタから適視距離R分離れ
た位置では、目の左右への動きが範囲e内であればこの
画素を見ることができる。
【0102】適視位置はeの中点であり、眼間距離Eと
eとの大小関係で場合分けして横方向立体視可能範囲が
考えられる。
【0103】まず、範囲eが0以上眼間距離E以下の場
合には、図25に示すように、両目がそれぞれeの範囲
内にあれば光学フィルタの開口部を通して“右”“左”
の画素からの光がそれぞれ右目、左目に届くため、立体
視が可能である。
【0104】しかし、両目がこのeの範囲から外れて範
囲Kにはいると、いずれの画素からも光が全く届かな
い、いわゆる、ブラックの領域にはいるため立体視がで
きなくなる。e,Kはそれぞれ下記(25)、(26)
式の関係から(27)、(28)式のように表される。
【0105】
【数31】e:R+rM/(M+b)=b:rb/(M
+b) …(25)
【0106】
【数32】K=E−e …(26)
【0107】
【数33】 e={bR+M(R+r)}/r …(27)
【0108】
【数34】 K={(L−M)(R+r)−bR}/r …(28)
【0109】そして、横方向立体視可能範囲Wは、下記
(29)式に示すようになる。
【0110】
【数35】 W=e={bR+M(R+r)}/r …(29)
【0111】範囲eが眼間距離Eより大で、眼間距離E
の2倍以下である場合には、図26に示すように、範囲
eに関しては上記数式33と同じ関係式が成り立つ。
【0112】図26のsの範囲はクロストークの領域で
ありここに目が入ると、“右”“左”両方の画素が見え
ることになり、二重像が観察される。
【0113】
【数36】s=e−E …(30)
【0114】
【数37】 ∴s={bR−(L−M)(R+r)}/r …(31)
【0115】図26においては、上記(30)、(3
1)式、で表されるので横方向立体視可能範囲Wは、下
記の(32)式に示すようになる。
【0116】
【数38】W=e−2s ={(2L−M)(R+r)−bR}/r …(32)
【0117】そして、e=2sになると全ての位置でク
ロストークが見られるようになり、Wは0になる。
【0118】次に、図27に示すように、適視位置にあ
る目が光学フィルタの開口部を通して画像表示部を臨む
範囲、即ち、観察範囲Xは、下記の(33)式の関係か
ら(34)式のようになる。
【0119】
【数39】X:r+R=b:R …(33)
【0120】
【数40】X=b(r+R)/R …(34)
【0121】観察者が見る液晶パネルの輝度の一般式は
観察範囲Xの大きさで場合分けされ、以下のように表さ
れる。但し、画素の横方向の開口率が100%でしかも
光学フィルタがない状態の明るさを1と定義する。(画
素開口率がM/Lで光学フィルタがない状態で輝度はM
/Lである。)
【0122】まず、観察領域Xが0以上画素開口幅M未
満の場合には、上記輝度AはXの大きさで決まり、下記
の(35)式に示すようになる。
【0123】
【数41】A=X/2L …(35)
【0124】上記観察領域XがM以上(2L−M)未満
の場合は、正規の画素開口部がXに関係なく全て見える
状態であり、下記の(36)式に示すようになる。
【0125】
【数42】A=M/2L …(36)
【0126】この時、光学フィルタによって左右の映像
が完全に分離されるので輝度は光学フィルタのない場合
の半分になっている。
【0127】又、観察領域Xが(2L−M)を上回り2
L以下の場合には、両隣の画素(逆視の画素)からの光
が入ってくるので、下記の(37)式のようになる。
【0128】
【数43】 A={X−2(L−M)}/2L …(37)
【0129】そして、X=2LのときA=M/Lとな
る。
【0130】以上の関係を液晶パネルの画素開口比(M
/L)が2分の1(50%)以上の場合と2分の1未満
の場合とに分けて上記一般式を用いて整理すれば、前述
した実施例と同じく図12と図13の各特性線図が得ら
れる。
【0131】ここで、光学フィルタの開口比(b/B)
が0のときには、図28のように光学フィルタが全く開
口していない為に液晶パネルの発光が目が届かず、輝度
Aは0であるが、無限に小さい穴から画像表示部を見て
いると考えると横方向立体視可能範囲Wが存在し、下記
の数式44に示すようになる。
【0132】
【数44】W=EM/L
【0133】又、光学フィルタの開口比(b/B)が0
より大きくなると、まず図25の状態が表れるので、上
記した(29)式と同じく、下記の数式45に示すよう
になる。
【0134】
【数45】W={bR+M(R+r)}/r
【0135】適視位置での明るさに関しては観察領域X
が0以上画素開口幅M未満となるので、上記した(1
4)、(15)式から、下記の数式46に示すようにな
る。
【0136】
【数46】A=X/2L=b(r+R)/2RL
【0137】更に、光学フィルタの開口比(b/B)が
(L−M)/2Lのときに、e=Eとなり、図25と図
26の中間状態、つまり図29の状態になる。このとき
(上記式(28))のK、(上記式(31))のsがそ
れぞれ0となり、(上記式(29))または(上記式
(32))のWがEと等しくなる。
【0138】これはブラック、クロストークが共になく
なり、しかも横方向の立体視可能範囲が最大になる条件
である。
【0139】光学フィルタの開口比(b/B)が(L−
M)/2Lよりも大きい領域はクロストークの現れる領
域であり、図26のようになる。ここでは、横方向立体
視可能範囲Wは、上記(32)式と同じく、下記の数式
47に示すようになる。
【0140】
【数47】W={(2L−M)(R+r)−bR}/r
【0141】また、光学フィルタの開口比(b/B)が
M/2LになるとX=Mとなる図29の状態であり、輝
度Aは、上記(36)式と同じく、下記の数式48に示
すようになる。
【0142】
【数48】A=M/2L
【0143】その後、観察領域XがMを上回り(2L−
M)以下であることが満たされる間、輝度Aはこの(上
記数式48)の状態が続く。
【0144】光学フィルタの開口比(b/B)が(2L
−M)/2Lを越えると、W=0となり、横方向立体視
可能範囲Wがなくなる。この範囲では目がいずれの位置
にあってもクロストークが起こるため、もはや立体視は
不可能である。
【0145】更に、光学フィルタの開口比(b/B)が
1になると光学フィルタ無しと同格になり輝度がM/L
になる。しかしながらM/Lが2/3を越えると、下記
の数式49に示すようになる。
【0146】
【数49】M/2L>(L−M)/L
【0147】このため、明るさが最大となるポイントで
は、横方向の立体視域がレンチキュラレンズの可能範囲
(ME/L)よりも小さくなり、これでは、光学フィル
タを使用する利点がなくなる。
【0148】画素開口率が50%より小さい(M/L<
1/2)の場合は前述した図14の特性線のように、輝
度が飽和する条件;b/B=M/2Lと横方向立体視域
が最大になる条件;b/B=(L−M)/2Lとの大小
関係が逆転するため、この場合M/Lが小さいため適視
位置での最大の明るさも小さくなるが、Wが最大になる
点で最大の明るさを得ることができる。
【0149】以上より、画像形成装置の光源側に光学フ
ィルタを配置した場合においても、レンチキュラレンズ
より立体視域が広くしかもある程度の明るさの確保され
る条件は、前述した画像形成装置の観察面側に光学フィ
ルタを配置した場合と同様に以下の3パターンとなる。
【0150】(1’) 上記画像形成装置の画素開口幅
Mがその画素ピッチLの2分の1以上3分の2未満とさ
れ、上記光学フィルタの開口比がほぼ(L−M)/2L
以上、M/2L以下であること。
【0151】(2’) 上記画像形成装置の横方向の画
素開口幅Mがその画素ピッチLの2分の1未満とされ、
上記光学フィルタの開口比がほぼ(L−M)/2L以下
であること。
【0152】(3’) 上記画像形成装置の横方向の画
素開口幅Mがその画素ピッチLの3分の2以上1未満と
され、上記光学フィルタの開口比がほぼ(L−M)/2
Lを超え(L−M)/L以下であること。
【0153】上記実施例において前述の実施例と同様
に、2眼式の立体表示方式を説明しているが、2眼式以
外の多眼式の場合にも本発明を適用できる。多眼式の原
理を図31及び図32に示す。図31は、3眼式、図3
2は4眼式の場合を示す。これらの構成図に示すよう
に、この立体表示装置は、液晶パネル30と、光源50
と、この液晶パネル30と光源50の間に設けられる光
学フィルタ40と、を備える。
【0154】図31に示すように、3眼式の場合には、
液晶パネル30の画素には、視点の異なる3つの映像が
順次映し出され、観察者の眼には、”A”、”B”、”
C”の画素からの光が頭の位置によって、それぞれ右
目、左目に届く。また、図32に示すように、4眼式の
場合には、液晶パネル30の画素には、視点の異なる4
つの映像が順次映し出され、観察者の眼には、”
A”、”B”、”C”、”D”の画素からの光が頭の位
置によって、それぞれ右目、左目に届く。このように、
m個(mは3以上の整数)の多眼式の場合には、画素1
〜mに視点の異なる映像が映し出されているため、観察
者が頭を左右に移動した時に2眼式に比べて広い範囲で
立体が可能となる。
【0155】n(nは2以上の整数)眼式の立体表示装
置において、光学フィルタを画像形成装置の観察面側に
配置した場合のストライプピッチは図33から下記に示
すよな関係になる。
【0156】
【数50】B:(R+r)=nL:R
【0157】
【数51】B=nL(R+r)/R
【0158】従って、上述した開口率の条件における開
口比(b/B)は総て2/n倍になるので、レンチキュ
ラレンズより立体視域が広くしかもある程度の明るさの
確保される条件は、n(nは2以上の整数)眼式の場合
には、前述した実施例と同様に以下の3パターンとな
る。
【0159】(4’) 上記画像形成装置の画素開口幅
Mがその画素ピッチLの2分の1以上3分の2未満とさ
れ、上記光学フィルタの開口比がほぼ(L−M)/nL
以上、M/nL以下であること。
【0160】(5’) 上記画像形成装置の横方向の画
素開口幅Mがその画素ピッチLの2分の1未満とされ、
上記光学フィルタの開口比がほぼ(L−M)/nL以下
であること。
【0161】(6’) 上記画像形成装置の横方向の画
素開口幅Mがその画素ピッチLの3分の2以上1未満と
され、上記光学フィルタの開口比がほぼ(L−M)/n
Lを超え2(L−M)/nL以下であること。
【0162】つぎに、本発明の光学フィルタを画像形成
装置の光源側に配置した実施例を図面に基づいて具体的
に説明する。
【0163】図34の構成図に示すように、本発明の一
実施例に係る立体表示装置は、液晶パネル30と、これ
の後面ガラス33の光源42の側に設けた光学フィルタ
40とを備えている。
【0164】そして、この液晶パネル30の画素開口部
32の横方向の幅Mをその画素開口部32のピッチLの
2分の1以上3分の2未満とし、上記光学フィルタ40
の開口比、即ち、開口部41の開口幅bとピッチBとの
比(b/B)が(L−M)/nLとなるようにしてい
る。
【0165】このように構成された立体表示装置によれ
ば、レンチキュラーレンズよりも立体視域が広く、しか
も、ある程度の輝度が確保された立体映像を観察するこ
とができる。
【0166】なお、この実施例において、上記光学フィ
ルタ40の開口比を(L−M)/nLよりも大きく、M
/nL以下としてもよい。
【0167】本発明の他の実施例では、液晶パネル30
の横方向の画素開口幅Mがその画素ピッチLの2分の1
未満とされ、上記光学フィルタ40の開口比(b/B)
がほぼ(L−M)/nL以下とされる。
【0168】この実施例のその他の構成、作用ないし効
果は上記の一実施例のそれらと同様であるので、重複を
避けるためこれらの説明は省略する。
【0169】又、本発明の又他の実施例では、上記液晶
パネル30の横方向の画素開口幅Mがその画素ピッチL
の3分の2以上1未満とされ、上記光学フィルタ40の
開口比(b/B)がほぼ(L−M)/nLを超え2(L
−M)/nL以下とされている。
【0170】この実施例のその他の構成、作用ないし効
果は上記の一実施例のそれらと同様であるので、重複を
避けるためこれらの説明は省略する。
【0171】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、少なくとも縦縞状のブラック部を有する画素形状を
持つ発光型又は透過型の画像形成装置の画素開口部の横
方向の開口幅と画素ピッチとに基づいて、光学フィルタ
の開口比を上記のように設定することにより、レンチキ
ュラーレンズよりも立体視域が広いディスプレイが得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】立体絵の原理図である。
【図2】従来のレンチキュラー方式の立体表示装置の原
理図である。
【図3】レンチキュラー方式の問題点の説明図である。
【図4】光学フィルタを画像形成装置の観察面側に配置
した本発明の原理の説明に用いるパラメータの説明図で
ある。
【図5】光学フィルタを画像形成装置の観察面側に配置
した本発明の原理の説明に用いるパラメータの関係を示
す説明図である。
【図6】光学フィルタを画像形成装置の観察面側に配置
した本発明の原理の説明に用いるパラメータの関係を示
す説明図である。
【図7】光学フィルタを画像形成装置の観察面側に配置
した本発明の横方向立体視可能範囲の説明図である。
【図8】光学フィルタを画像形成装置の観察面側に配置
した本発明の横方向立体視可能範囲の説明図である。
【図9】光学フィルタを画像形成装置の観察面側に配置
した本発明の横方向立体視可能範囲の説明図である。
【図10】光学フィルタを画像形成装置の観察面側に配
置した本発明の横方向立体視可能範囲の説明図である。
【図11】光学フィルタを画像形成装置の観察面側に配
置した本発明の観察範囲の説明図である。
【図12】本発明の光学フィルタ開口比と映像の輝度と
の関係及び光学フィルタ開口比と横方向立体視可能範囲
との関係を示す特性線図である。
【図13】本発明の光学フィルタ開口比と映像の輝度と
の関係及び光学フィルタ開口比と横方向立体視可能範囲
との関係を示す特性線図である。
【図14】光学フィルタを画像形成装置の観察面側に配
置した本発明の原理の説明に用いるパラメータの関係を
示す説明図である。
【図15】光学フィルタを画像形成装置の観察面側に配
置した本発明の原理の説明に用いるパラメータの関係を
示す説明図である。
【図16】光学フィルタを画像形成装置の観察面側に配
置した本発明の原理の説明に用いるパラメータの関係を
示す説明図である。
【図17】3眼式の立体表示装置の関係を説明する説明
図である。
【図18】4眼式の立体表示装置の関係を説明する説明
図である。
【図19】光学フィルタを画像形成装置の観察面側に配
置した本発明をn眼式に用いた原理の説明に用いるパラ
メータの関係を示す説明図である。
【図20】光学フィルタを画像形成装置の観察面側に配
置した本発明の一実施例の構成図である。
【図21】光学フィルタを画像形成装置の観察面側に配
置した本発明の一実施例の構成図である。
【図22】光学フィルタを光源側に配置した本発明の原
理の説明に用いるパラメータの説明図である。
【図23】光学フィルタを光源側に配置した本発明の原
理の説明に用いるパラメータの関係を示す説明図であ
る。
【図24】光学フィルタを光源側に配置した本発明の原
理の説明に用いるパラメータの関係を示す説明図であ
る。
【図25】光学フィルタを光源側に配置した本発明の観
察範囲の説明図である。
【図26】光学フィルタを光源側に配置した本発明の観
察範囲の説明図である。
【図27】光学フィルタを光源側に配置した本発明の原
理の説明に用いるパラメータの関係を示す説明図であ
る。
【図28】光学フィルタを光源側に配置した本発明の原
理の説明に用いるパラメータの関係を示す説明図であ
る。
【図29】光学フィルタを光源側に配置した本発明の原
理の説明に用いるパラメータの関係を示す説明図であ
る。
【図30】光学フィルタを光源側に配置した本発明の原
理の説明に用いるパラメータの関係を示す説明図であ
る。
【図31】3眼式の立体表示装置の関係を説明する説明
図である。
【図32】4眼式の立体表示装置の関係を説明する説明
図である。
【図33】光学フィルタを光源側に配置した本発明をn
眼式に用いた原理の説明に用いるパラメータの関係を示
す説明図である。
【図34】光学フィルタを光源側に配置した本発明の一
実施例の構成図である。
【符号の説明】
30 液晶パネル 31 画素開口部 40 光学フィルタ 41 開口部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年1月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0092
【補正方法】変更
【補正内容】
【0092】又、本発明の又他の実施例では、上記液晶
パネル30の横方向の画素開口幅Mがその画素ピッチL
の3分の2以上1未満とされ、上記光学フィルタ40の
開口比(b/B)がほぼ(L−M)/nLを越え2(L
−M)/nL以下とされている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0119
【補正方法】変更
【補正内容】
【0119】
【数39】X:R=b:r+R …(33)
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0120
【補正方法】変更
【補正内容】
【0120】
【数40】X=bR/(r+R) …(34)
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】立体絵の原理図である。
【図2】従来のレンチキュラー方式の立体表示装置の原
理図である。
【図3】レンチキュラー方式の問題点の説明図である。
【図4】光学フィルタを画像形成装置の観察面側に配置
した本発明の原理の説明に用いるパラメータの説明図で
ある。
【図5】光学フィルタを画像形成装置の観察面側に配置
した本発明の原理の説明に用いるパラメータの関係を示
す説明図である。
【図6】光学フィルタを画像形成装置の観察面側に配置
した本発明の原理の説明に用いるパラメータの関係を示
す説明図である。
【図7】光学フィルタを画像形成装置の観察面側に配置
した本発明の横方向立体視可能範囲の説明図である。
【図8】光学フィルタを画像形成装置の観察面側に配置
した本発明の横方向立体視可能範囲の説明図である。
【図9】光学フィルタを画像形成装置の観察面側に配置
した本発明の横方向立体視可能範囲の説明図である。
【図10】光学フィルタを画像形成装置の観察面側に配
置した本発明の横方向立体視可能範囲の説明図である。
【図11】光学フィルタを画像形成装置の観察面側に配
置した本発明の観察範囲の説明図である。
【図12】本発明の光学フィルタ開口比と映像の輝度と
の関係及び光学フィルタ開口比と横方向立体視可能範囲
との関係を示す特性線図である。
【図13】本発明の光学フィルタ開口比と映像の輝度と
の関係及び光学フィルタ開口比と横方向立体視可能範囲
との関係を示す特性線図である。
【図14】光学フィルタを画像形成装置の観察面側に配
置した本発明の原理の説明に用いるパラメータの関係を
示す説明図である。
【図15】光学フィルタを画像形成装置の観察面側に配
置した本発明の原理の説明に用いるパラメータの関係を
示す説明図である。
【図16】光学フィルタを画像形成装置の観察面側に配
置した本発明の原理の説明に用いるパラメータの関係を
示す説明図である。
【図17】3眼式の立体表示装置の関係を説明する説明
図である。
【図18】4眼式の立体表示装置の関係を説明する説明
図である。
【図19】光学フィルタを画像形成装置の観察面側に配
置した本発明をn眼式に用いた原理の説明に用いるパラ
メータの関係を示す説明図である。
【図20】光学フィルタを画像形成装置の観察面側に配
置した本発明の一実施例の構成図である。
【図21】光学フィルタを光源側に配置した本発明の原
理の説明に用いるパラメータの説明図である。
【図22】光学フィルタを光源側に配置した本発明の原
理の説明に用いるパラメータの関係を示す説明図であ
る。
【図23】光学フィルタを光源側に配置した本発明の原
理の説明に用いるパラメータの関係を示す説明図であ
る。
【図24】光学フィルタを光源側に配置した本発明の原
理の説明に用いるパラメータの関係を示す説明図であ
る。
【図25】光学フィルタを光源側に配置した本発明の観
察範囲の説明図である。
【図26】光学フィルタを光源側に配置した本発明の観
察範囲の説明図である。
【図27】光学フィルタを光源側に配置した本発明の原
理の説明に用いるパラメータの関係を示す説明図であ
る。
【図28】光学フィルタを光源側に配置した本発明の原
理の説明に用いるパラメータの関係を示す説明図であ
る。
【図29】光学フィルタを光源側に配置した本発明の原
理の説明に用いるパラメータの関係を示す説明図であ
る。
【図30】光学フィルタを光源側に配置した本発明の原
理の説明に用いるパラメータの関係を示す説明図であ
る。
【図31】3眼式の立体表示装置の関係を説明する説明
図である。
【図32】4眼式の立体表示装置の関係を説明する説明
図である。
【図33】光学フィルタを光源側に配置した本発明をn
眼式に用いた原理の説明に用いるパラメータの関係を示
す説明図である。
【図34】光学フィルタを光源側に配置した本発明の一
実施例の構成図である。
【符号の説明】 30 液晶パネル 31 画素開口部 40 光学フィルタ 41 開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂田 政弘 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 松下 直樹 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 増谷 健 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 山下 敦弘 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも縦縞状のブラック部を有する
    画素形状を持つ発光型又は透過型の画像形成装置の観察
    面側に画像形成表示装置の画素列に平行な微小な幅の複
    数個の列状の開口部を有する光学フィルタを配置して立
    体視ができるようにした立体表示装置において、 表示映像の視点数がn(nは2以上の整数)の場合、上
    記画像形成装置の横方向の画素開口幅Mがその画素ピッ
    チLの2分の1以上3分の2未満とされ、上記光学フィ
    ルタの開口部の開口比がほぼ(L−M)/nL以上、M
    /nL以下であることを特徴とする立体表示装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも縦縞状のブラック部を有する
    画素形状を持つ発光型又は透過型の画像形成装置の観察
    面側に画像形成表示装置の画素列に平行な微小な幅の複
    数個の列状の開口部を有する光学フィルタを配置して立
    体視ができるようにした立体表示装置において、 表示映像の視点数がn(nは2以上の整数)の場合、上
    記表示装置の横方向の画素開口幅Mがその画素ピッチL
    の2分の1未満とされ、上記光学フィルタの開口部の開
    口比がほぼ(L−M)/nL以下であることを特徴とす
    る立体表示装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも縦縞状のブラック部を有する
    画素形状を持つ発光型又は透過型の画像形成装置の観察
    面側に画像形成表示装置の画素列に平行な微小な幅の複
    数個の列状の開口部を有する光学フィルタを配置して立
    体視ができるようにした立体表示装置において、 表示映像の視点数がn(nは2以上の整数)の場合、上
    記表示装置の横方向の画素開口幅Mがその画素ピッチL
    の3分の2以上1未満とされ、上記光学フィルタの開口
    部の開口比がほぼ(L−M)/nLを超え2(L−M)
    /nL以下であることを特徴とする立体表示装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも縦縞状のブラック部を有する
    画素形状を持つ透過型の画像形成装置の光源側に画像形
    成表示装置の画素列に平行な微小な幅の複数個の列状の
    開口部を有する光学フィルタを配置して立体視ができる
    ようにした立体表示装置において、 表示映像の視点数がn(nは2以上の整数)の場合、上
    記画像形成装置の横方向の画素開口幅Mがその画素ピッ
    チLの2分の1以上3分の2未満とされ、上記光学フィ
    ルタの開口部の開口比がほぼ(L−M)/nL以上、M
    /nL以下であることを特徴とする立体表示装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも縦縞状のブラック部を有する
    画素形状を持つ透過型の画像形成装置の光源側に画像形
    成表示装置の画素列に平行な微小な幅の複数個の列状の
    開口部を有する光学フィルタを配置して立体視ができる
    ようにした立体表示装置において、 表示映像の視点数がn(nは2以上の整数)の場合、上
    記表示装置の横方向の画素開口幅Mがその画素ピッチL
    の2分の1未満とされ、上記光学フィルタの開口部の開
    口比がほぼ(L−M)/nL以下であることを特徴とす
    る立体表示装置。
  6. 【請求項6】 少なくとも縦縞状のブラック部を有する
    画素形状を持つ透過型の画像形成装置の光源側に画像形
    成表示装置の画素列に平行な微小な幅の複数個の列状の
    開口部を有する光学フィルタを配置して立体視ができる
    ようにした立体表示装置において、 表示映像の視点数がn(nは2以上の整数)の場合、上
    記表示装置の横方向の画素開口幅Mがその画素ピッチL
    の3分の2以上1未満とされ、上記光学フィルタの開口
    部の開口比がほぼ(L−M)/nLを超え2(L−M)
    /nL以下であることを特徴とする立体表示装置。
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