JPH0728631U - ろう付ハニカムパネル - Google Patents

ろう付ハニカムパネル

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JPH0728631U
JPH0728631U JP6047293U JP6047293U JPH0728631U JP H0728631 U JPH0728631 U JP H0728631U JP 6047293 U JP6047293 U JP 6047293U JP 6047293 U JP6047293 U JP 6047293U JP H0728631 U JPH0728631 U JP H0728631U
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JP
Japan
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honeycomb
core
bent
honeycomb panel
brazed
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Pending
Application number
JP6047293U
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English (en)
Inventor
芳秀 今村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Aluminum Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Aluminum Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐熱性および強度を向上したろう付ハニカム
パネルを提供することを目的としている。 【構成】 ハニカムコア2と上下の面板3a、3bから
なり、ろう付により一体化されたろう付ハニカムパネル
であって、ハニカムコア2は、屈曲コア材6を並列して
構成されており、屈曲コア材6に形成したスリットを介
して、隣接屈曲コア材6を交差させてある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ハニカムコアと上下の面板からなり、ろう付により一体化された ろう付ハニカムパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、金属製(主としてアルミニウム又はアルミニウム合金製)のハニカムパ ネルが軽量構造材として知られている。このハニカムパネルは、帯板を加工して 得た屈曲コア材を組立てたハニカムコアと、このハニカムコアの上下に張設され た面板とで構成されているもので、ハニカムコアを構成した屈曲コア材相互およ びハニカムコアと面板が、夫々接着剤で接着されて一体化されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記のような従来のハニカムパネルは、構成部材の一体化の為に、合成樹脂製 品である接着剤が使用されていたので、耐熱性および強度の点で使用上の問題が あった。
【0004】 即ち、耐熱性については、使用した接着剤の特性により決まり、通常、100 〜120℃が使用温度の限界となっていた。
【0005】 又、強度は、面板に垂直な方向の応力に対する圧縮強度については大きな強度 が得られていたが、剪断および面板に平行な横方向の応力に対する強度が小さか った。
【0006】 耐熱性および強度を向上する手段としては、ハニカムコアと面板をろう付によ り一体化する方法があったが、ろう付温度は約600℃前後の高温となる為、接 着剤の樹脂が炭化する問題があった。更には真空ろう付を行う場合は、接着剤の 蒸気圧が高いので、10-4〜10-5Torr程度の圧力の真空雰囲気をろう付炉内に 得る点で問題があった。
【0007】 屈曲コア材で構成するハニカムコアもろう付法を採用し、接着剤の使用を無く する方法も考えられるが、屈曲コア材がハニカムコアの組立時と、面板の張設時 の2回に亘って高温のろう付温度にさらされるので、軽量ハニカムパネルのよう に、屈曲コア材が薄い板体の場合には、変形やろう材による浸蝕などがあり、製 造上の問題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この考案は前記のような問題点に鑑みてなされたもので、耐熱性および強度を 向上したろう付ハニカムパネルを提供することを目的としている。
【0009】 斯る目的を達成するこの考案のろう付ハニカムパネルは、ハニカムコアと上下 の面板からなり、ろう付により一体化されたろう付ハニカムパネルであって、前 記ハニカムコアは、屈曲コア材を並列して構成されており、屈曲コア材に形成し たスリットを介して、隣接コア材を交差させてあることを特徴とするろう付ハニ カムパネルである。
【0010】 前記隣接屈曲コア材の交差は、屈曲コア材の各列又は複数列毎とすることがで きる。又、ハニカムコアは、セルを平面六角形、五角形、四角形、異形六角形又 は円形など種々の形状とすることができる。
【0011】
【作用】
この考案のろう付ハニカムパネルによれば、接着剤を用いることなく、ハニカ ムコアおよび面板が一体化される。
【0012】 接着剤を使用せず、又屈曲コア材は交差部の係合により組立てられるので、ろ う付法(真空ろう付法を含む)における製造上の問題を回避することができる。
【0013】
【実施例】
以下この考案を実施例に基づいて説明する。
【0014】 図1は実施例のろう付ハニカムパネル1で、ハニカムコア2の上下に面板3a 、3bを配し、ろう付により一体化したものである。ハニカムコア2および面板 3a、3b共にアルミニウム合金(JIS A3003P)製のもので、面板3 a、3bは厚さ1.0mmの芯材の両面(ハニカムコア2側の片面でも良い)にろ う材(JIS BA4004)を積層したブレージングシートを使用し、10-4 〜10-5Torrの真空雰囲気で、590℃、5分間の加熱を行うことにより、面板 3a、3bとハニカムコア2の接合をしたものである。
【0015】 前記ハニカムコア2は図2に示したようにして組み立てたものである。即ち、 帯状のアルミニウム合金板4(図2(a))に予めスリット5、5をアルミニウ ム合金板4の幅のおよそ半分の深さで形成し(図2(b))、次いで、スリット 5、5を形成したアルミニウム合金板4を図2(c)のように屈曲成形して屈曲 コア材6とし、この屈曲コア材6を多数、前記スリット5、5が上向きと下向き の交互となるように並べると共に、隣接する屈曲コア材6間で、スリット5、5 の部分を互いに嵌挿させて、図2(d)に示した如くの、実施例のハニカムコア 2としたものである。隣接する屈曲コア材6、6はスリット5を介して交差して いる。ハニカムコア2のセル7は平面六角形となっている。
【0016】 上記実施例のろう付ハニカムパネル1によれば、ハニカムコア2と面板3a、 3bがろう付により一体化された構造で、接着剤は使用していないので、耐熱性 に優れ(アルミニウムの軟化温度近辺まで使用可能)かつ圧縮強度ばかりでなく 、剪断応力および面板3a、3bに平行な横方向の応力に対する強度も大きなハ ニカムパネルとすることができる。
【0017】 ハニカムコア2は実施例の構造に限定されるものではない。セルの平面形状は 、五角形、四角形、異形六角形、円形等、種々の形状とすることができる。又、 隣接屈曲コア材の交差は、実施例のように、各列の屈曲コア材相互を全てに亘っ て交差させる他、例えば2列の屈曲コア材間で交差させたものを近接して並べる など、複数列毎に交差させるようにすることもできる。
【0018】 図3乃至図5は他の実施例の屈曲コア材およびハニカムコアを示したものであ る。
【0019】 図3は、図2と同様に屈曲させた屈曲コア材6aでスリット5a、5aの位置 を変化させたもので、セル7aは異形の六角形としてある。
【0020】 図4は、屈曲コア材6bが(a)のように成形され、セル7bは五角形として ある。
【0021】 図5は屈曲コア材6cが(a)のように成形され、セル7cは円形としてある 。
【0022】 屈曲コア材の交差は、図3の場合、全ての隣接部で交差させる。図4の場合は 、全ての隣接部で交差させるものと、2列の屈曲コア材毎に交差させたものとが 可能である。又、図5の場合は、2列の屈曲コア材毎に交差させる。
【0023】 図3乃至図5に示したような屈曲コア材を組み立てたハニカムコアによるろう 付ハニカムパネルも、前記実施例と同様に、耐熱性および強度を向上したろう付 ハニカムパネルを得ることができる。
【0024】 以上、実施例はアルミニウム合金製の場合について説明したが、アルミニウム 製は勿論、銅、又は銅合金製など、他の金属としても同様に実施することができ る。
【0025】
【考案の効果】 この考案によれば、耐熱性に優れ、かつ圧縮強度のみならず、剪断又は横方向 の応力に対する強度も向上したハニカムパネルを提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例の図で、(a)は一部を破切
した平面図、(b)は正面図である。
【図2】同じく実施例の屈曲コア材およびハニカムコア
の図で、(a)は屈曲コア材を成形する帯状のアルミニ
ウム合金板の一部斜視図、(b)は同じくスリットを形
成した一部斜視図、(c)は屈曲コア材の一部斜視図、
(d)はハニカムコアの一部斜視図である。
【図3】この考案の他の実施例の屈曲コア材およびハニ
カムコアの図で、(a)は屈曲コア材の一部斜視図、
(b)はハニカムコアの一部斜視図である。
【図4】この考案の別の実施例の屈曲コア材およびハニ
カムコアの図で、(a)は屈曲コア材の一部斜視図、
(b)はハニカムコアの一部斜視図である。
【図5】この考案の更に別の実施例の屈曲コア材および
ハニカムコアの図で、(a)は屈曲コア材の一部斜視
図、(b)はハニカムコアの一部斜視図である。
【符号の説明】
1 ろう付ハニカムパネル 2 ハニカムコア 3a、3b 面板 4 アルミニウム合金板 5、5a スリット 6、6a、6b、6c 屈曲コア材 7、7a、7b、7c セル

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハニカムコアと上下の面板からなり、ろ
    う付により一体化されたろう付ハニカムパネルであっ
    て、前記ハニカムコアは、屈曲コア材を並列して構成さ
    れており、屈曲コア材に形成したスリットを介して、隣
    接屈曲コア材を交差させてあることを特徴とするろう付
    ハニカムパネル。
  2. 【請求項2】 隣接屈曲コア材の交差は、屈曲コア材の
    各列又は複数列毎とした請求項1記載のろう付ハニカム
    パネル。
  3. 【請求項3】 ハニカムコアは、セルを平面六角形、五
    角形、四角形、異形六角形又は円形とした請求項1又は
    2記載のろう付ハニカムパネル。
JP6047293U 1993-11-10 1993-11-10 ろう付ハニカムパネル Pending JPH0728631U (ja)

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JP6047293U JPH0728631U (ja) 1993-11-10 1993-11-10 ろう付ハニカムパネル

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010536636A (ja) * 2007-08-18 2010-12-02 ウィステフェルド イェンス−ハーゲン 軽量構造素子用の支持構体
WO2011082708A1 (de) * 2010-01-07 2011-07-14 Technische Universität Dresden Expandierbarer wabenkern, verfahren zu dessen kontinuierlicher herstellung sowie sandwichverbund
JP2018516792A (ja) * 2015-05-21 2018-06-28 エコンコア・ナムローゼ・フエンノートシャップEconcore N.V. 階層型セル構造体を有するハニカムコア

Cited By (4)

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US11267212B2 (en) 2015-05-21 2022-03-08 Econcore N.V. Honeycomb core with hierarchical cellular structure

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