JPH0626778A - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JPH0626778A
JPH0626778A JP17965392A JP17965392A JPH0626778A JP H0626778 A JPH0626778 A JP H0626778A JP 17965392 A JP17965392 A JP 17965392A JP 17965392 A JP17965392 A JP 17965392A JP H0626778 A JPH0626778 A JP H0626778A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat exchanger
fins
shaped
hole
tube
Prior art date
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Pending
Application number
JP17965392A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinsuke Koizumi
新助 古泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu General Ltd filed Critical Fujitsu General Ltd
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Publication of JPH0626778A publication Critical patent/JPH0626778A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】折曲可能なフィンを具える熱交換器を得る。 【構成】長方形の板材に円筒状の縁立て9aを周囲に具
える透孔9を等間隔に左右に二列穿設し、右列の透孔を
左列の透孔の中間に位置させる。これらの中間に山形の
凸条10を設けてジグザクに走行させる。凸条10の透
孔9に対向する斜面の一部及びその反対側の斜面をを孔
列と平行にして夫々斜面13、14とし、斜面13を角
孔11にすると共に、斜面14に孔列に直交して巾と高
さを大にしつつ端部に達する断面形状V字形の凸部12
を連設してフィン8とする。フィン8は平面内で湾曲さ
せると、凸部12が圧縮または伸張して弧状、S字状等
に加工できるので、積層のうえ所定の形状に加工し、伝
熱チューブを挿通させて熱交換器に仕上げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱交換器に関し、詳しく
はフィンの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の熱交換器は、例えば図5に示す
ように空気調和機の室内機に使用されている。図におい
て、本体1は熱交換器2とファン3を納め、その前面に
着脱自在なフィルタ4を設け、その前面を開閉自在なグ
リル5で覆っている。ファン3への空気供給量を増すた
め本体1上部とグリル5に開口が設けられ、その流路に
はファン3を囲繞するように熱交換器2が配設されて熱
交換効率を高めるよう配慮されている。所が、熱交換器
2を構成するフィンはアルミニウムシートに伝熱チュー
ブ用の孔を送り抜きにより穿設し、長方形に裁断の上積
層して伝熱チューブを挿通させて製造されるので、曲折
させる必要があるときはその部分に切欠きを設ける。従
ってこの部分は熱交換能力が極めて劣る。それ故、通過
量が多いにも係わらずフィン又は伝熱チューブを配設で
きない熱交換器2の前部曲折部及び兎角隙間を生じ勝ち
なグリル5の下端には、夫々シール材6、7を配設して
内部での結露を防止している。然しながら、シール材6
と熱交換器2との間には作業法或いは材料の経時変化等
により長い間に隙間を生じ、これが機内での結露発生の
原因になる危険がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来例の
問題点に鑑みなされたもので、伝熱チューブ又はフィン
を連続して具えた曲折部を有する熱交換器を提供するこ
とを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明においては、一対の側板およびそれらの間に並設
された複数のフィンを含むフィンユニットに伝熱チュー
ブを貫通してなるクロスフィンチューブ式熱交換器にお
いて、上記伝熱チューブを上下に等間隔に配設して管列
とし、同管列を前後に二列設けると共に後管列の伝熱チ
ューブを前管列の伝熱チューブの中間に位置させ、上記
フィンは上記管列間に山形の凸条を連続して具え、同凸
条の伝熱チューブに対向する斜面に透孔を穿設し、同透
孔の反対側斜面に上記管列に直交して巾と高さを大にし
つつ端部に達する断面形状V字形の突部を連設させてな
り、上記凸部の一方を圧縮し、他方を伸張することによ
りフィンを湾曲させてなることを特徴としている。また
上記凸条を曲折させると共に伝熱チューブを囲繞する平
面を多角形としてなることを特徴としている。
【0005】
【作用】上記構成によれば、熱交換器の曲折部は伝熱チ
ューブ又はフィンを連続して具える。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図1乃至図4に基
づいて説明する。図1は本発明による熱交換器を使用し
た空気調和機である。図示するように、本体1は熱交換
器2とファン3を納め、その前面に着脱自在なフィルタ
4を設け、その前面を開閉自在なグリル5で覆ってい
る。ファン3への空気供給量を増すため本体1上部とグ
リル5に開口が設けられ、その流路にはファン3を囲繞
するように熱交換器2が配設されて熱交換効率を高める
よう配慮されている。そして従来例の図5と比較すると
明らかなように、熱交換器2の前部曲折部の切欠き部は
解消されて伝熱チューブ及びフィンが一様に配列されて
いる。
【0007】図2及び図3は本発明によるフィンの平面
図及び斜視図である。図に示すように、フィン8は長方
形の薄いアルミニュウム板よりなり、同板の左側に円筒
状の縁立て9aを周囲に具える透孔9を長手方向に沿っ
て等間隔に穿設してA−A孔列とし、中心線に対して対
称位置の右側に同様にしてB−B孔列を設ける。ここで
B−B孔列の透孔9はA−A孔列の透孔9の中間に位置
させる。これらの中間に中心線にそって山形の凸条10
を設ける。この凸条10は断面形状逆V字形で直線状で
もよいが、フィン8の機械的強度を増すために好ましく
は基底を広くして曲折させるのがよい。そのため、本実
施例によれば、透孔9を迂回するジグザクな平面形状を
なしている。凸条10の透孔9に対向する斜面の一部及
びその反対側の斜面を孔列と平行にして夫々斜面13、
14とし、斜面13を角孔11にすると共に、斜面14
に孔列に直交して巾と高さを大にしつつ端部に達する断
面形状逆V字形の凸部12を連設する。後述するよう
に、この凸部12はフィン8を積層したのち湾曲させる
ためのものであり、角孔11はその際の凸部12の長さ
方向の変形を吸収するためのものである。この湾曲を容
易にするには凸部12の長さを大にするのが好ましいの
で、凸条10の基底は透孔9から離れた位置にあるも斜
面13、即ち角孔11を急斜面とし、反対側の斜面14
を緩斜面としてこれを可能としている。この結果、透孔
9を囲繞する平面は、中心線側は角孔11を穿設した斜
面13、斜面13により分割された凸条10の斜面1
5、16により、上下は凸部12の斜面により囲まれる
と共に補強され、端部の辺を加えて6角形なる多角形と
なっている。
【0008】上記のように構成されている本発明のフィ
ン8は、アルミニュウムのフープ材から連続機により製
作され、孔開け工程で透孔9と角孔11が穿設され、孔
返し工程で透孔9の縁立て9aが形成され、絞り工程で
凸条10及び凸部12が形成され、最後に切断されて完
成する。次いで複数のフィンを所定の治具により積層し
てフィンユニットとし、例えばベンダー等により所定の
形状に湾曲させた後、所定の治具に側板間に挟持させて
装着し、これにU字状に折り曲げられた伝熱チューブを
透孔9に貫通させて開放端側を拡管して同チューブ、側
板および複数のフィンを一体的に組立てたのち、伝熱チ
ューブの各開口端をU字状の管継手により所定の相手方
開口端に連通させると、伝熱チューブが等間隔に穿設さ
れた透孔9のA−A孔列及びB−B孔列に位置されて管
列をなす熱交換器2に仕上げられる。
【0009】積層されたフィン8の湾曲について説明す
ると、図4は図2の拡大図で、中央に位置する凸部12
と透孔9の中心を結ぶ直線に対して上下が対称である。
説明の便の為に各部の名称を示す符号に数字を付加して
同一名称のものを区別することにする。図4の実線は湾
曲前、二点鎖細線は湾曲後を示している。先ず、A−A
孔列には透孔92、92が上下に直線上に並び、B−B
孔列には透孔93、91、93が透孔92、92と互い
違いに直線上に並んで、これらの間に凸条10が位置し
ている。透孔91に対向して角孔111があり、その背
面に凸部121がある。同様に透孔92には角孔112
と凸部122が、透孔93には角孔113と凸部123
が対応している。今、凸部121の左端を固定してフィ
ン8の左辺上下等距離に等しい左方への力を加えてみる
と、フィン8の左辺には圧縮の力が、右辺には伸張の力
が作用するので、圧縮に対して弱い凸部121が124
のように変形すると共に凸部122の方は伸張されて1
25のような形状となる。凸条10を形成する斜面及び
透孔を囲繞する6角形の平面は力の方向に対してほぼ垂
直なので変形を生じない。その結果、角孔112は11
4へ移動し、透孔92は94へ移動する。更に、角孔1
13は115に、透孔93は95に移動して、孔列A−
AはC−Cに、B−BはD−Dに変形して直線状のフィ
ンを弧状に変形することが出来る。凸部12の巾、高さ
を選ぶことにより、種々の曲率をもったものが得られ、
固定点、作用点を変えることにより例えばS字状等のも
のも製作することができる。
【0010】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、フ
ィンの長手方向の左右に断面形状V字形の凸部を交互に
設けて変形加工を可能としたので、風の流れに対して伝
熱チューブ又はフィンを欠かない曲折部を得ることがで
き、熱交換不完全による機体内部の結露を防止するとい
う優れた効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による熱交換器を使用した空気調和機の
断面図である。
【図2】本発明による熱交換器のフィンの平面図であ
る。
【図3】図2の斜視図である。
【図4】図2の作用説明図である。
【図5】従来例による熱交換器を使用した空気調和機の
断面図である。
【符号の説明】
1 本体 2 熱交換器 3 ファン 4 フィルタ 5 グリル 6 シール材 7 シール材 8 フィン 9 透孔 9a 縁立て 10 凸条 11 角孔 12 凸部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の側板およびそれらの間に並設され
    た複数のフィンを含むフィンユニットに伝熱チューブを
    貫通してなるクロスフィンチューブ式熱交換器におい
    て、上記伝熱チューブを上下に等間隔に配設して管列と
    し、同管列を前後に二列設けると共に後管列の伝熱チュ
    ーブを前管列の伝熱チューブの中間に位置させ、上記フ
    ィンは上記管列間に山形の凸条を連続して具え、同凸条
    の伝熱チューブに対向する斜面に角孔を穿設し、同角孔
    の反対側斜面に上記管列に直交して巾と高さを大にしつ
    つ端部に達する断面形状V字形の突部を連設させてなる
    ことを特徴とする熱交換器。
  2. 【請求項2】 上記管列間の凸条を曲折させると共に伝
    熱チューブを囲繞する平面を多角形としてなることを特
    徴とする請求項1記載の熱交換器。
  3. 【請求項3】 上記凸部の一方を圧縮し、他方を伸張す
    ることによりフィンを湾曲させてなることを特徴とする
    請求項1記載の熱交換器。
JP17965392A 1992-07-07 1992-07-07 熱交換器 Pending JPH0626778A (ja)

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