JPH07285927A - チオエーテル置換されたヒドロキシベンゾフェノンおよび安定化された組成物 - Google Patents
チオエーテル置換されたヒドロキシベンゾフェノンおよび安定化された組成物Info
- Publication number
- JPH07285927A JPH07285927A JP7091598A JP9159895A JPH07285927A JP H07285927 A JPH07285927 A JP H07285927A JP 7091598 A JP7091598 A JP 7091598A JP 9159895 A JP9159895 A JP 9159895A JP H07285927 A JPH07285927 A JP H07285927A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- carbon atoms
- alkyl group
- alkyl
- substituted
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C323/00—Thiols, sulfides, hydropolysulfides or polysulfides substituted by halogen, oxygen or nitrogen atoms, or by sulfur atoms not being part of thio groups
- C07C323/22—Thiols, sulfides, hydropolysulfides or polysulfides substituted by halogen, oxygen or nitrogen atoms, or by sulfur atoms not being part of thio groups containing thio groups and doubly-bound oxygen atoms bound to the same carbon skeleton
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/36—Sulfur-, selenium-, or tellurium-containing compounds
- C08K5/37—Thiols
- C08K5/375—Thiols containing six-membered aromatic rings
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】4’位がチオエーテル部分により置換された2
−ヒドロキシベンゾフェノン誘導体。該誘導体と化学線
による崩壊を受けやすい有機材料とからなる化学線誘導
崩壊に対して安定化された組成物。 【効果】本化合物はUVの長波長側に高められた吸収を
有し、有機材料を化学線崩壊から十分に安定化する。本
化合物は高分子であるので、有機材料に配合された後、
高温での処理が可能である。
−ヒドロキシベンゾフェノン誘導体。該誘導体と化学線
による崩壊を受けやすい有機材料とからなる化学線誘導
崩壊に対して安定化された組成物。 【効果】本化合物はUVの長波長側に高められた吸収を
有し、有機材料を化学線崩壊から十分に安定化する。本
化合物は高分子であるので、有機材料に配合された後、
高温での処理が可能である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高められたUV吸収を
示すチオエーテル部分により4’位が置換された2−ヒ
ドロキシベンゾフェノン誘導体およびその化合物を含有
する安定化された組成物に関するものである。
示すチオエーテル部分により4’位が置換された2−ヒ
ドロキシベンゾフェノン誘導体およびその化合物を含有
する安定化された組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリマーの安定化における種々のタイプ
のUV吸収剤の使用は十分に知られている。これらの安
定剤は入射するUV輻射を吸収し、そして吸収したエネ
ルギーを非分解性の様式で消散することにより作用す
る。最も重要なスペクトル領域は太陽輻射の波長端であ
る約280nmから、点吸収が系に色を与える約400
nmに及ぶ。従って、一般的な用途に有効であるため
に、化合物はこのスペクトル領域の重要な部分にわたり
強い吸収を有するべきである。
のUV吸収剤の使用は十分に知られている。これらの安
定剤は入射するUV輻射を吸収し、そして吸収したエネ
ルギーを非分解性の様式で消散することにより作用す
る。最も重要なスペクトル領域は太陽輻射の波長端であ
る約280nmから、点吸収が系に色を与える約400
nmに及ぶ。従って、一般的な用途に有効であるため
に、化合物はこのスペクトル領域の重要な部分にわたり
強い吸収を有するべきである。
【0003】o−ヒドロキシベンゾフェノンはUV吸収
剤としての使用の長い歴史を有するが、より長いUV波
長での吸収が限定されているという問題がある。
剤としての使用の長い歴史を有するが、より長いUV波
長での吸収が限定されているという問題がある。
【0004】全く驚くべきことに、o−ヒドロキシベン
ゾフェノンの4位におけるチオエーテルでの置換、すな
わちヒドロキシを持たない環上での置換はより長波長側
の吸収を顕著に高めることにより上記欠点を克服するこ
とが見出されている。この吸収の増加は、それらのうち
のいくつかは既に開示されている密接に関連した4’−
スルホニル置換o−ヒドロキシベンゾフェノンが上記の
顕著な増加を示さないので、特に驚くべきことである。
ゾフェノンの4位におけるチオエーテルでの置換、すな
わちヒドロキシを持たない環上での置換はより長波長側
の吸収を顕著に高めることにより上記欠点を克服するこ
とが見出されている。この吸収の増加は、それらのうち
のいくつかは既に開示されている密接に関連した4’−
スルホニル置換o−ヒドロキシベンゾフェノンが上記の
顕著な増加を示さないので、特に驚くべきことである。
【0005】ヒドロキシベンゾフェノン上の硫黄置換の
例は公知である。スルホネート基はヒドロキシを持つ
か、またはヒドロキシ基を持たない環のいずれかに加え
られて、水混和性(水相溶性)を高める。UV吸収への
影響については言及されていない。
例は公知である。スルホネート基はヒドロキシを持つ
か、またはヒドロキシ基を持たない環のいずれかに加え
られて、水混和性(水相溶性)を高める。UV吸収への
影響については言及されていない。
【0006】ベンゾフェノンのヒドロキシ基含有環上の
チオエーテル置換は公知である。米国特許第33992
34号は6,6’−チオ−ビス(4−ベンゾイルレゾル
シノール)、実質的には2,4−ジヒドロキシベンゾフ
ェノンの硫黄結合ダイマーの製造を記載している。この
誘導体は元のベンゾフェノンに比べより広範囲のUV吸
収を有する。スルホニルおよびスルホニル類似体はまた
米国特許第3649695号に開示されているが、この
置換基によるUV吸収への影響については何ら言及され
ていない。
チオエーテル置換は公知である。米国特許第33992
34号は6,6’−チオ−ビス(4−ベンゾイルレゾル
シノール)、実質的には2,4−ジヒドロキシベンゾフ
ェノンの硫黄結合ダイマーの製造を記載している。この
誘導体は元のベンゾフェノンに比べより広範囲のUV吸
収を有する。スルホニルおよびスルホニル類似体はまた
米国特許第3649695号に開示されているが、この
置換基によるUV吸収への影響については何ら言及され
ていない。
【0007】ヒドロキシ基を持たない環上のスルホニル
置換は公知である。種々の4’−エチルスルホニル−2
−ヒドロキシベンゾフェノンは米国特許第343130
6号に見出される。4’−フェニルスルホニル誘導体の
例は米国特許第4029684号に見出される。このス
ルホニル置換に起因する吸収の変化がないことが報告さ
れている。
置換は公知である。種々の4’−エチルスルホニル−2
−ヒドロキシベンゾフェノンは米国特許第343130
6号に見出される。4’−フェニルスルホニル誘導体の
例は米国特許第4029684号に見出される。このス
ルホニル置換に起因する吸収の変化がないことが報告さ
れている。
【0008】米国特許第4029684号により提示さ
れた化合物の一般的な記載は本発明の化合物のいくつか
を包含する非常に多数の誘導体を記載している。しかし
ながら、チオエーテル誘導体は実際には製造されていな
い。最も近接した例は上記した4’−フェニルスルホニ
ル誘導体であり、該誘導体は相当する本発明の4’−フ
ェニルチオ誘導体の増加したUV吸収について何ら示さ
れていない。
れた化合物の一般的な記載は本発明の化合物のいくつか
を包含する非常に多数の誘導体を記載している。しかし
ながら、チオエーテル誘導体は実際には製造されていな
い。最も近接した例は上記した4’−フェニルスルホニ
ル誘導体であり、該誘導体は相当する本発明の4’−フ
ェニルチオ誘導体の増加したUV吸収について何ら示さ
れていない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、存在する従来
技術はベンゾフェノンのヒドロキシ基を持たない環上で
のチオエーテル置換の強力な影響を予期させるものでは
なく、4’−チオエーテル置換基と4’−スルホニル置
換基との間のUV吸収の性質に関する相違を予期させる
ものではない。
技術はベンゾフェノンのヒドロキシ基を持たない環上で
のチオエーテル置換の強力な影響を予期させるものでは
なく、4’−チオエーテル置換基と4’−スルホニル置
換基との間のUV吸収の性質に関する相違を予期させる
ものではない。
【0010】本発明は存在する従来技術の化合物への改
良を提示し、UV波長のより広い範囲にわたり強く吸収
する一連のヒドロキシベンゾフェノン誘導体を提供する
ものである。吸収の範囲が増大しただけでなく、吸収の
強さがこの範囲のほとんどにわたり高められているとい
うことがさらに特記されるべきである。この強度の増加
は、本発明化合物の高分子量にもかかわらず重量あたり
のより強い吸収を導くには極めて十分である。
良を提示し、UV波長のより広い範囲にわたり強く吸収
する一連のヒドロキシベンゾフェノン誘導体を提供する
ものである。吸収の範囲が増大しただけでなく、吸収の
強さがこの範囲のほとんどにわたり高められているとい
うことがさらに特記されるべきである。この強度の増加
は、本発明化合物の高分子量にもかかわらず重量あたり
のより強い吸収を導くには極めて十分である。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、次式I:
【化9】 〔式中、nは1ないし4を表し、Tは炭素原子数1ない
し20のアルキル基、ヒドロキシ基により、炭素原子数
1ないし12のアルコキシ基により、式IVで表される
シロキシシリル基により、炭素原子数2ないし12のア
ルカノイルオキシ基により、炭素原子数3ないし12の
アルケノイルオキシ基により、もしくはハロゲン原子に
より置換された炭素原子数2ないし12のアルキル基、
炭素原子数3ないし18のアルケニル基、炭素原子数5
ないし12のシクロアルキル基、炭素原子数7ないし1
5のフェニルアルキル基、炭素原子数6ないし10のア
リール基または1もしくは2個の炭素原子数1ないし4
のアルキル基により置換された前記アリール基、または
1,1,2,2−テトラヒドロパーフルオロアルキル基
(ただし、パーフルオロアルキル部分は炭素原子数6な
いし16のものである)を表し、E1 は水素原子または
−OE2 を表し、E2 は水素原子または炭素原子数1な
いし18のアルキル基を表し、E3 は水素原子または炭
素原子数1ないし8のアルキル基を表し、E4 は水素原
子またはヒドロキシ基を表し、nが1であるとき、Lは
水素原子、炭素原子数1ないし20の直鎖または分岐鎖
アルキル基、炭素原子数2ないし20のアルコキシカル
ボニル基により、カルボキシル基により、炭素原子数2
ないし20のアルキルカルボニル基により、炭素原子数
3ないし18のアルケニルカルボニル基により、もしく
は式IVで表されるシロキシシリル基により置換された
前記アルキル基、1もしくは2個のヒドロキシ基によ
り、炭素原子数1ないし12のアルコキシ基により、も
しくはフェノキシ基により置換された炭素原子数2ない
し20のアルキル基、1個のヒドロキシ基および炭素原
子数1ないし12のアルコキシ基もしくはフェノキシ基
により置換された炭素原子数2ないし20のアルキル
基、または炭素原子数2ないし20のアルカノイルオキ
シ基により、もしくは炭素原子数3ないし20のアルケ
ノイルオキシ基により置換された炭素原子数2ないし2
0のアルキル基、グリシジル基、1ないし6個の酸素原
子により、1もしくは2個のカルボニルオキシ基もしく
はオキシカルボニル基により中断された炭素原子数4な
いし20のアルキル基を表すか、またはLは炭素原子数
2ないし18のアルカノイル基、炭素原子数3ないし1
8のアルケノイル基、ベンゾイル基、1もしくは2個の
炭素原子数1ないし4のアルキル基により置換されたベ
ンゾイル基または次式IIもしくはIII:
し20のアルキル基、ヒドロキシ基により、炭素原子数
1ないし12のアルコキシ基により、式IVで表される
シロキシシリル基により、炭素原子数2ないし12のア
ルカノイルオキシ基により、炭素原子数3ないし12の
アルケノイルオキシ基により、もしくはハロゲン原子に
より置換された炭素原子数2ないし12のアルキル基、
炭素原子数3ないし18のアルケニル基、炭素原子数5
ないし12のシクロアルキル基、炭素原子数7ないし1
5のフェニルアルキル基、炭素原子数6ないし10のア
リール基または1もしくは2個の炭素原子数1ないし4
のアルキル基により置換された前記アリール基、または
1,1,2,2−テトラヒドロパーフルオロアルキル基
(ただし、パーフルオロアルキル部分は炭素原子数6な
いし16のものである)を表し、E1 は水素原子または
−OE2 を表し、E2 は水素原子または炭素原子数1な
いし18のアルキル基を表し、E3 は水素原子または炭
素原子数1ないし8のアルキル基を表し、E4 は水素原
子またはヒドロキシ基を表し、nが1であるとき、Lは
水素原子、炭素原子数1ないし20の直鎖または分岐鎖
アルキル基、炭素原子数2ないし20のアルコキシカル
ボニル基により、カルボキシル基により、炭素原子数2
ないし20のアルキルカルボニル基により、炭素原子数
3ないし18のアルケニルカルボニル基により、もしく
は式IVで表されるシロキシシリル基により置換された
前記アルキル基、1もしくは2個のヒドロキシ基によ
り、炭素原子数1ないし12のアルコキシ基により、も
しくはフェノキシ基により置換された炭素原子数2ない
し20のアルキル基、1個のヒドロキシ基および炭素原
子数1ないし12のアルコキシ基もしくはフェノキシ基
により置換された炭素原子数2ないし20のアルキル
基、または炭素原子数2ないし20のアルカノイルオキ
シ基により、もしくは炭素原子数3ないし20のアルケ
ノイルオキシ基により置換された炭素原子数2ないし2
0のアルキル基、グリシジル基、1ないし6個の酸素原
子により、1もしくは2個のカルボニルオキシ基もしく
はオキシカルボニル基により中断された炭素原子数4な
いし20のアルキル基を表すか、またはLは炭素原子数
2ないし18のアルカノイル基、炭素原子数3ないし1
8のアルケノイル基、ベンゾイル基、1もしくは2個の
炭素原子数1ないし4のアルキル基により置換されたベ
ンゾイル基または次式IIもしくはIII:
【化10】 (式中、xは0、1または2を表す、R1 は炭素原子数
1ないし12のアルキル基または炭素原子数5ないし8
のシクロアルキル基を表し、R2 は炭素原子数3ないし
12の第二もしくは第三アルキル基または炭素原子数5
ないし8のシクロアルキル基を表し、L1 はnが2の場
合のLと同じ意味を有し、L2 は水素原子または炭素原
子数1ないし18のアルキル基を表す)で表される基を
表し、nが2であるとき、Lは炭素原子数1ないし12
の直鎖もしくは分岐鎖アルキレン基、ヒドロキシ基によ
り、炭素原子数1ないし8のアルコキシ基により、炭素
原子数2ないし20のアルコキシカルボニル基により、
炭素原子数2ないし20のアルカノイルオキシ基によ
り、炭素原子数3ないし20のアルケノイルオキシ基に
より、もしくは式IVで表されるシロキシシリル基によ
り置換された炭素原子数3ないし12のアルキレン基を
表すか、またはLは1もしくは2個のカルボニルオキシ
基もしくはオキシカルボニル基により中断された炭素原
子数4ないし20のアルキレン基、1ないし6個の酸素
原子により中断された炭素原子数4ないし20のアルキ
レン基、o−キシリレン基、m−キシリレン基、p−キ
シリレン基、イソフタロイル基、フタロイル基、テレフ
タロイル基または炭素原子数4ないし12のα,ω−ア
ルカンジオイル基を表し、nが3であるとき、Lは炭素
原子数3ないし12の直鎖もしくは分岐鎖アルカントリ
イル基、炭素原子数3ないし12のアルカントリオイル
基、トリメリトイル基または3個のカルボニルオキシ基
もしくはオキシカルボニル基により中断された炭素原子
数6ないし20のアルカントリイル基を表し、nが4で
あるとき、Lは炭素原子数4ないし16の直鎖もしくは
分岐鎖アルカンテトライル基、炭素原子数4ないし16
のアルカンテトロイル基、ピロメリトイル基または4個
のカルボニルオキシ基もしくはオキシカルボニル基によ
り中断された炭素原子数8ないし24のアルカンテトラ
イル基を表し、そしてTまたはLが式IVで表される基
である場合、該基は次式:
1ないし12のアルキル基または炭素原子数5ないし8
のシクロアルキル基を表し、R2 は炭素原子数3ないし
12の第二もしくは第三アルキル基または炭素原子数5
ないし8のシクロアルキル基を表し、L1 はnが2の場
合のLと同じ意味を有し、L2 は水素原子または炭素原
子数1ないし18のアルキル基を表す)で表される基を
表し、nが2であるとき、Lは炭素原子数1ないし12
の直鎖もしくは分岐鎖アルキレン基、ヒドロキシ基によ
り、炭素原子数1ないし8のアルコキシ基により、炭素
原子数2ないし20のアルコキシカルボニル基により、
炭素原子数2ないし20のアルカノイルオキシ基によ
り、炭素原子数3ないし20のアルケノイルオキシ基に
より、もしくは式IVで表されるシロキシシリル基によ
り置換された炭素原子数3ないし12のアルキレン基を
表すか、またはLは1もしくは2個のカルボニルオキシ
基もしくはオキシカルボニル基により中断された炭素原
子数4ないし20のアルキレン基、1ないし6個の酸素
原子により中断された炭素原子数4ないし20のアルキ
レン基、o−キシリレン基、m−キシリレン基、p−キ
シリレン基、イソフタロイル基、フタロイル基、テレフ
タロイル基または炭素原子数4ないし12のα,ω−ア
ルカンジオイル基を表し、nが3であるとき、Lは炭素
原子数3ないし12の直鎖もしくは分岐鎖アルカントリ
イル基、炭素原子数3ないし12のアルカントリオイル
基、トリメリトイル基または3個のカルボニルオキシ基
もしくはオキシカルボニル基により中断された炭素原子
数6ないし20のアルカントリイル基を表し、nが4で
あるとき、Lは炭素原子数4ないし16の直鎖もしくは
分岐鎖アルカンテトライル基、炭素原子数4ないし16
のアルカンテトロイル基、ピロメリトイル基または4個
のカルボニルオキシ基もしくはオキシカルボニル基によ
り中断された炭素原子数8ないし24のアルカンテトラ
イル基を表し、そしてTまたはLが式IVで表される基
である場合、該基は次式:
【化11】 {式中、aは0−50であり、bは0−50であり、c
は0−50であり、L3 は直接結合または次式:−Cn
H2n−,−(CH2 )n O−,−CH2 CH(OH)C
H2 O−または−CH2 CH(OH)CH2 −O−(C
H2 )3 −(式中、nは1ないし4を表す)で表される
2価の基を表し、G1 はヒドロキシ基、炭素原子数1な
いし12のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルコ
キシ基、シクロヘキシル基または−O−Si(G4 )3
を表し、G2 はG4 または−O−Si(G4 )3 を表
し、G3 は次式:
は0−50であり、L3 は直接結合または次式:−Cn
H2n−,−(CH2 )n O−,−CH2 CH(OH)C
H2 O−または−CH2 CH(OH)CH2 −O−(C
H2 )3 −(式中、nは1ないし4を表す)で表される
2価の基を表し、G1 はヒドロキシ基、炭素原子数1な
いし12のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルコ
キシ基、シクロヘキシル基または−O−Si(G4 )3
を表し、G2 はG4 または−O−Si(G4 )3 を表
し、G3 は次式:
【化12】 で表される基を表し、G4 は炭素原子数1ないし12の
アルキル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ基、シ
クロヘキシル基またはフェニル基を表し、G5 は炭素原
子数1ないし18のアルキル基、炭素原子数1ないし4
のアルコキシ基、炭素原子数5ないし7のシクロアルキ
ル基またはフェニル基を表し、そしてG6 は水素原子、
炭素原子数1ないし12のアルキル基、シクロヘキシル
基、フェニル基、−Si(G3 )(G4 )2 または−S
i(G4 )3 を表すか、またはG1 およびG6 は一緒に
結合して直接結合を形成する}で表される〕で表される
化合物に関する。
アルキル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ基、シ
クロヘキシル基またはフェニル基を表し、G5 は炭素原
子数1ないし18のアルキル基、炭素原子数1ないし4
のアルコキシ基、炭素原子数5ないし7のシクロアルキ
ル基またはフェニル基を表し、そしてG6 は水素原子、
炭素原子数1ないし12のアルキル基、シクロヘキシル
基、フェニル基、−Si(G3 )(G4 )2 または−S
i(G4 )3 を表すか、またはG1 およびG6 は一緒に
結合して直接結合を形成する}で表される〕で表される
化合物に関する。
【0012】nは好ましくは1または2であり、最も好
ましくは1である。
ましくは1である。
【0013】好ましくは、Tは炭素原子数1ないし20
のアルキル基、炭素原子数3ないし18のアルケニル
基、炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基、炭素
原子数7ないし15のフェニルアルキル基、炭素原子数
6ないし10のアリール基または1もしくは2個の炭素
原子数1ないし4のアルキル基により置換された前記ア
リール基である。
のアルキル基、炭素原子数3ないし18のアルケニル
基、炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基、炭素
原子数7ないし15のフェニルアルキル基、炭素原子数
6ないし10のアリール基または1もしくは2個の炭素
原子数1ないし4のアルキル基により置換された前記ア
リール基である。
【0014】最も好ましくは、Tは炭素原子数1ないし
18のアルキル基、アリル基、シクロヘキシル基、炭素
原子数7ないし9のフェニルアルキル基、フェニル基ま
たは1もしくは2個のメチル基により置換された前記フ
ェニル基である。とりわけ、Tは炭素原子数4ないし1
2のアルキル基またはフェニル基である。
18のアルキル基、アリル基、シクロヘキシル基、炭素
原子数7ないし9のフェニルアルキル基、フェニル基ま
たは1もしくは2個のメチル基により置換された前記フ
ェニル基である。とりわけ、Tは炭素原子数4ないし1
2のアルキル基またはフェニル基である。
【0015】好ましくは、E1 は水素原子であるか、ま
たは次式:−OE2 (式中、E2 は水素原子または炭素
原子数1ないし12のアルキル基を表す)で表される基
であり、最も好ましくはE2 が水素原子または炭素原子
数1ないし8のアルキル基を表す基である。好ましく
は、E3 は水素原子である。E4 は好ましくは水素原子
またはヒドロキシ基である。
たは次式:−OE2 (式中、E2 は水素原子または炭素
原子数1ないし12のアルキル基を表す)で表される基
であり、最も好ましくはE2 が水素原子または炭素原子
数1ないし8のアルキル基を表す基である。好ましく
は、E3 は水素原子である。E4 は好ましくは水素原子
またはヒドロキシ基である。
【0016】好ましくは、nが1であるとき、Lは水素
原子、炭素原子数1ないし12のアルキル基、炭素原子
数2ないし12のアルコキシカルボニル基により、炭素
原子数2ないし12のアルカノイルオキシ基により、も
しくは炭素原子数3ないし12のアルケノイルオキシ基
により置換された炭素原子数2ないし12のアルキル基
を表すか、ヒドロキシ基により置換された炭素原子数2
ないし4のアルキル基、炭素原子数2ないし8のアルコ
キシ基により、もしくはフェノキシ基により置換された
炭素原子数2ないし4のアルキル基、1個のヒドロキシ
基および炭素原子数2ないし8のアルコキシ基もしくは
フェノキシ基により置換された炭素原子数2ないし4の
アルキル基、炭素原子数2ないし8のアルカノイル基で
あるか、またはLは式II(式中、xは0を表し、そし
てR1 およびR2 は各々炭素原子数4ないし8の第三ア
ルキル基を表す)で表される基または式IVで表される
基である。
原子、炭素原子数1ないし12のアルキル基、炭素原子
数2ないし12のアルコキシカルボニル基により、炭素
原子数2ないし12のアルカノイルオキシ基により、も
しくは炭素原子数3ないし12のアルケノイルオキシ基
により置換された炭素原子数2ないし12のアルキル基
を表すか、ヒドロキシ基により置換された炭素原子数2
ないし4のアルキル基、炭素原子数2ないし8のアルコ
キシ基により、もしくはフェノキシ基により置換された
炭素原子数2ないし4のアルキル基、1個のヒドロキシ
基および炭素原子数2ないし8のアルコキシ基もしくは
フェノキシ基により置換された炭素原子数2ないし4の
アルキル基、炭素原子数2ないし8のアルカノイル基で
あるか、またはLは式II(式中、xは0を表し、そし
てR1 およびR2 は各々炭素原子数4ないし8の第三ア
ルキル基を表す)で表される基または式IVで表される
基である。
【0017】最も好ましくは、nが1であるとき、Lが
水素原子、炭素原子数3ないし8のアルキル基、炭素原
子数2ないし8のアルコキシカルボニル基により、炭素
原子数2ないし8のアルカノイルオキシ基により、もし
くは炭素原子数3ないし8のアルケノイルオキシ基によ
り置換された前記アルキル基を表すか、またはLが2−
ヒドロキシエチル基、炭素原子数2ないし8のアルコキ
シ基により、もしくはフェノキシ基により置換された炭
素原子数3のアルキル基、1個のヒドロキシ基および炭
素原子数2ないし8のアルコキシ基もしくはフェノキシ
基により置換された炭素原子数3のアルキル基、炭素原
子数2ないし4のアルカノイル基または式II(式中、
xは0を表し、そしてR1 およびR2 は各々第三ブチル
基を表す)で表される基である。
水素原子、炭素原子数3ないし8のアルキル基、炭素原
子数2ないし8のアルコキシカルボニル基により、炭素
原子数2ないし8のアルカノイルオキシ基により、もし
くは炭素原子数3ないし8のアルケノイルオキシ基によ
り置換された前記アルキル基を表すか、またはLが2−
ヒドロキシエチル基、炭素原子数2ないし8のアルコキ
シ基により、もしくはフェノキシ基により置換された炭
素原子数3のアルキル基、1個のヒドロキシ基および炭
素原子数2ないし8のアルコキシ基もしくはフェノキシ
基により置換された炭素原子数3のアルキル基、炭素原
子数2ないし4のアルカノイル基または式II(式中、
xは0を表し、そしてR1 およびR2 は各々第三ブチル
基を表す)で表される基である。
【0018】好ましくは、nが2であるとき、Lは炭素
原子数3ないし12のアルキレン基を表すか、ヒドロキ
シ基により置換されるか、またはカルボニルオキシ基も
しくはオキシカルボニル基により中断された前記アルキ
レン基である。
原子数3ないし12のアルキレン基を表すか、ヒドロキ
シ基により置換されるか、またはカルボニルオキシ基も
しくはオキシカルボニル基により中断された前記アルキ
レン基である。
【0019】最も好ましくは、nが2であるとき、Lは
炭素原子数3ないし10のアルキレン基である。
炭素原子数3ないし10のアルキレン基である。
【0020】非常に好ましい化合物は以下のものであ
る: (a)4’−フェニルチオ−2,4−ジヒドロキシベン
ゾフェノン; (b)4−ブトキシ−2−ヒドロキシ−4’−オクチル
チオベンゾフェノン; (c)2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシ−4’−フ
ェニルチオベンゾフェノン; (d)エチル6−〔3−ヒドロキシ−4−(4−フェニ
ルチオベンゾイル)フェノキシ〕ヘキサノエート; (e)1,6−ビス〔3−ヒドロキシ−4−(4−フェ
ニルチオベンゾイル)フェノキシ〕ヘキサン; (f)1,10−ビス〔3−ヒドロキシ−4−(4−フ
ェニルチオベンゾイル)フェノキシ〕デカン; (g)2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシエチルオ
キシ)−4’−フェニルチオベンゾフェノン; (h)2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシ−3−フ
ェノキシプロポキシ)−4’−フェニルチオベンゾフェ
ノン; (i)2−ヒドロキシ−4’−フェニルチオ−4−プロ
ピオニルオキシベンゾフェノン; (j)4−(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベ
ンゾイルオキシ)−2−ヒドロキシ−4’−フェニルチ
オベンゾフェノン; (k)2−ヒドロキシ−4−(3−トリス−トリメチル
シロキシシリル)プロピルオキシ−4’−フェニルチオ
ベンゾフェノン;または (l)2−ヒドロキシ−4−ドデシルオキシ−4’−フ
ェニルチオベンゾフェノン。
る: (a)4’−フェニルチオ−2,4−ジヒドロキシベン
ゾフェノン; (b)4−ブトキシ−2−ヒドロキシ−4’−オクチル
チオベンゾフェノン; (c)2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシ−4’−フ
ェニルチオベンゾフェノン; (d)エチル6−〔3−ヒドロキシ−4−(4−フェニ
ルチオベンゾイル)フェノキシ〕ヘキサノエート; (e)1,6−ビス〔3−ヒドロキシ−4−(4−フェ
ニルチオベンゾイル)フェノキシ〕ヘキサン; (f)1,10−ビス〔3−ヒドロキシ−4−(4−フ
ェニルチオベンゾイル)フェノキシ〕デカン; (g)2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシエチルオ
キシ)−4’−フェニルチオベンゾフェノン; (h)2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシ−3−フ
ェノキシプロポキシ)−4’−フェニルチオベンゾフェ
ノン; (i)2−ヒドロキシ−4’−フェニルチオ−4−プロ
ピオニルオキシベンゾフェノン; (j)4−(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベ
ンゾイルオキシ)−2−ヒドロキシ−4’−フェニルチ
オベンゾフェノン; (k)2−ヒドロキシ−4−(3−トリス−トリメチル
シロキシシリル)プロピルオキシ−4’−フェニルチオ
ベンゾフェノン;または (l)2−ヒドロキシ−4−ドデシルオキシ−4’−フ
ェニルチオベンゾフェノン。
【0021】本発明のチオエーテルは当量のチオールま
たはチオールのアルカリ塩を4−クロロ−2−ヒドロキ
シベンゾフェノンの適当な誘導体とアルカリ塩基の存在
下に反応させることにより製造される。この反応の生成
物は適当な最終生成物にさらに誘導され得る。
たはチオールのアルカリ塩を4−クロロ−2−ヒドロキ
シベンゾフェノンの適当な誘導体とアルカリ塩基の存在
下に反応させることにより製造される。この反応の生成
物は適当な最終生成物にさらに誘導され得る。
【0022】本発明の化合物を製造するのに必要な中間
体化合物はほとんどが市販品であるか、または当該分野
で公知の方法により容易に製造され得る。
体化合物はほとんどが市販品であるか、または当該分野
で公知の方法により容易に製造され得る。
【0023】LがOHまたはアルコキシ基により置換さ
れているか、および/または−O−により中断されたア
ルキル基である場合、Lは例えばメトキシエチル基、エ
トキシエチル基、ブトキシエチル基、ブトキシプロピル
基、CH3 OCH2 CH2 OCH2 CH2 −、CH3 C
H2 OCH2 CH2 OCH2 CH2 −、C4 H9 OCH
2 CH2 OCH2 CH2 −、ドデシルオキシプロピル
基、2−ヒドロキシエチル基、2−ヒドロキシプロピル
基、4−ヒドロキシブチル基、6−ヒドロシキヘキシル
基、2−ヒドロキシエチル基、2−ヒドロキシプロピル
基、−CH2 CHOHCH2 O−アルキル基または−C
H2 CHOHCH2 O−フェニル基である。
れているか、および/または−O−により中断されたア
ルキル基である場合、Lは例えばメトキシエチル基、エ
トキシエチル基、ブトキシエチル基、ブトキシプロピル
基、CH3 OCH2 CH2 OCH2 CH2 −、CH3 C
H2 OCH2 CH2 OCH2 CH2 −、C4 H9 OCH
2 CH2 OCH2 CH2 −、ドデシルオキシプロピル
基、2−ヒドロキシエチル基、2−ヒドロキシプロピル
基、4−ヒドロキシブチル基、6−ヒドロシキヘキシル
基、2−ヒドロキシエチル基、2−ヒドロキシプロピル
基、−CH2 CHOHCH2 O−アルキル基または−C
H2 CHOHCH2 O−フェニル基である。
【0024】T、L、R1 、R2 、E2 またはE3 のい
ずれかがアルキル基である場合、該基は例えばメチル
基、エチル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブ
チル基、第二ブチル基、第三ブチル基、第三アミル基、
2−エチルヘキシル基、第三オクチル基、ラウリル基、
第三ドデシル基、トリデシル基、n−ヘキサデシル基、
n−オクタデシル基およびエイコシル基であり;上記基
のいずれかがアルケニル基である場合、該基は例えばア
リル基またはオレイル基であり;上記基のいずれかがシ
クロアルキル基である場合、該基は例えばシクロペンチ
ル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロオ
クチル基およびシクロドデシル基であり;上記基のいず
れかがフェニルアルキル基である場合、該基は例えばベ
ンジル基、フェネチル基、α−メチルベンジル基および
α,α−ジメチルベンジル基であり;そして上記基のい
ずれかがアリール基である場合、該基は例えばフェニル
基、ナフチル基であるか、またはアルキル基により置換
されている場合、例えばトリル基およびキシリル基であ
る。
ずれかがアルキル基である場合、該基は例えばメチル
基、エチル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブ
チル基、第二ブチル基、第三ブチル基、第三アミル基、
2−エチルヘキシル基、第三オクチル基、ラウリル基、
第三ドデシル基、トリデシル基、n−ヘキサデシル基、
n−オクタデシル基およびエイコシル基であり;上記基
のいずれかがアルケニル基である場合、該基は例えばア
リル基またはオレイル基であり;上記基のいずれかがシ
クロアルキル基である場合、該基は例えばシクロペンチ
ル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロオ
クチル基およびシクロドデシル基であり;上記基のいず
れかがフェニルアルキル基である場合、該基は例えばベ
ンジル基、フェネチル基、α−メチルベンジル基および
α,α−ジメチルベンジル基であり;そして上記基のい
ずれかがアリール基である場合、該基は例えばフェニル
基、ナフチル基であるか、またはアルキル基により置換
されている場合、例えばトリル基およびキシリル基であ
る。
【0025】Lがアルキレン基である場合、例えばエチ
レン基、テトラメチレン基、ヘキサメチレン基、2−メ
チル−1,4−テトラメチレン基、2,2−ジメチル−
1,3−トリメチレン基、ヘキサメチレン基、オクタメ
チレン基、デカメチレン基およびドデカメチレン基であ
る。Lがアルカノイル基である場合、例えばアセチル
基、プロピオニル基、ブチリル基、カプリル基またはラ
ウロイル基である。Lがアルカントリイル基である場
合、例えば1,2,3−プロパントリイル基、1,2,
2−ネオペンタントリイル基または1,2,2−ネオヘ
キサントリイル基である。Lがアルカンテトライル基で
ある場合、例えばペンタエリトリチル基または1,2,
3,4−ブタンテトライル基である。Lがアルカノイル
基により置換された基である場合、該基は例えばアセト
キシ基またはブチリルオキシ基である。Lがアルケノイ
ルオキシ基により置換された基である場合、該基はアク
リロイルオキシ基またはメタクリロイルオキシ基であ
る。
レン基、テトラメチレン基、ヘキサメチレン基、2−メ
チル−1,4−テトラメチレン基、2,2−ジメチル−
1,3−トリメチレン基、ヘキサメチレン基、オクタメ
チレン基、デカメチレン基およびドデカメチレン基であ
る。Lがアルカノイル基である場合、例えばアセチル
基、プロピオニル基、ブチリル基、カプリル基またはラ
ウロイル基である。Lがアルカントリイル基である場
合、例えば1,2,3−プロパントリイル基、1,2,
2−ネオペンタントリイル基または1,2,2−ネオヘ
キサントリイル基である。Lがアルカンテトライル基で
ある場合、例えばペンタエリトリチル基または1,2,
3,4−ブタンテトライル基である。Lがアルカノイル
基により置換された基である場合、該基は例えばアセト
キシ基またはブチリルオキシ基である。Lがアルケノイ
ルオキシ基により置換された基である場合、該基はアク
リロイルオキシ基またはメタクリロイルオキシ基であ
る。
【0026】本発明はまた、その他の赤色側にシフトし
たUV吸収性化合物の製造に有用な中間体としての本発
明化合物の使用に関する。例えば、EPO446740
A2はヒドロキシアルキルベンゾフェノンと異なる置換
カルボキシアルキルベンゾフェノンとのエステル形成反
応を介する非対称性ビスベンゾフェノンの製造を詳記し
ている。即座に置換されたベンゾフェノンを含有する非
対称性化合物は本発明に包含される。
たUV吸収性化合物の製造に有用な中間体としての本発
明化合物の使用に関する。例えば、EPO446740
A2はヒドロキシアルキルベンゾフェノンと異なる置換
カルボキシアルキルベンゾフェノンとのエステル形成反
応を介する非対称性ビスベンゾフェノンの製造を詳記し
ている。即座に置換されたベンゾフェノンを含有する非
対称性化合物は本発明に包含される。
【0027】従来のベンゾフェノンの単純なエステル化
反応を介して製造された2官能価および多官能価ベンゾ
フェノンのその他の例は米国特許第4911732およ
び2983708号に見出される。2官能価および多官
能価チオ置換ベンゾフェノンは本明細書に例示されてい
る。
反応を介して製造された2官能価および多官能価ベンゾ
フェノンのその他の例は米国特許第4911732およ
び2983708号に見出される。2官能価および多官
能価チオ置換ベンゾフェノンは本明細書に例示されてい
る。
【0028】ベンゾフェノン誘導体の重合性および共重
合性化合物への単純な誘導体を介する変換はまた公知で
ある。例えば、米国特許第4824892号は従来のベ
ンゾフェノンUVAのアシル化により製造されるベンゾ
フェノンメタクリレートを開示している。その他、多数
の刊行物、例えばDE3315281C2および米国特
許第4278804および4051161号があり、ベ
ンゾフェノンUVAの、重合化され得るシリルまたはシ
ロキシ誘導体または使用中に結合されたポリマーへの変
換を記載している。そのような重合性種の製造における
本発明化合物の使用は同様に本明細書に例示されてい
る。
合性化合物への単純な誘導体を介する変換はまた公知で
ある。例えば、米国特許第4824892号は従来のベ
ンゾフェノンUVAのアシル化により製造されるベンゾ
フェノンメタクリレートを開示している。その他、多数
の刊行物、例えばDE3315281C2および米国特
許第4278804および4051161号があり、ベ
ンゾフェノンUVAの、重合化され得るシリルまたはシ
ロキシ誘導体または使用中に結合されたポリマーへの変
換を記載している。そのような重合性種の製造における
本発明化合物の使用は同様に本明細書に例示されてい
る。
【0029】本発明の化合物は多数のあらゆる有機材料
を安定化するために使用され得る。より長波長のUV光
に対してより感受性である樹脂、例えばポリフェニレン
スルフィドおよびエポキシ含有系に対して特に強調され
る。しかしながら、本発明の化合物は熱可塑性樹脂の組
成物、例えばポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエス
テル、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリアミド、ポ
リフェニレンスルフィド、ポリフェニレンオキシド、ポ
リスチレン、ポリアクリレート、ポリアセタール、ゴ
ム、例えばポリブタジエン、コポリマーおよびブレン
ド、例えばポリブタジエンへのスチレンおよびアクリロ
ニトリル、およびコーティング用途に使用される樹脂
系、例えばメラミン架橋剤を有するアクリル樹脂、イソ
シアネート架橋剤を有するアクリルアルキドまたはポリ
エステル樹脂、およびカルボン酸、無水物またはアミン
架橋剤を有するエポキシ樹脂に対して限定されるもので
はない。
を安定化するために使用され得る。より長波長のUV光
に対してより感受性である樹脂、例えばポリフェニレン
スルフィドおよびエポキシ含有系に対して特に強調され
る。しかしながら、本発明の化合物は熱可塑性樹脂の組
成物、例えばポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエス
テル、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリアミド、ポ
リフェニレンスルフィド、ポリフェニレンオキシド、ポ
リスチレン、ポリアクリレート、ポリアセタール、ゴ
ム、例えばポリブタジエン、コポリマーおよびブレン
ド、例えばポリブタジエンへのスチレンおよびアクリロ
ニトリル、およびコーティング用途に使用される樹脂
系、例えばメラミン架橋剤を有するアクリル樹脂、イソ
シアネート架橋剤を有するアクリルアルキドまたはポリ
エステル樹脂、およびカルボン酸、無水物またはアミン
架橋剤を有するエポキシ樹脂に対して限定されるもので
はない。
【0030】本発明はまた、(a)化学線により誘導さ
れる崩壊を受けやすい有機材料、および(b)安定化有
効量の式Iで表される化合物からなる化学線により誘導
される崩壊に対して安定化された組成物に関する。
れる崩壊を受けやすい有機材料、および(b)安定化有
効量の式Iで表される化合物からなる化学線により誘導
される崩壊に対して安定化された組成物に関する。
【0031】成分(b)として、式(I)で表される好
ましい化合物として上記した化合物が好ましい。
ましい化合物として上記した化合物が好ましい。
【0032】一般的に、安定化され得るポリマーには以
下のものが包含される: 1.モノオレフィンおよびジオレフィンのポリマー、例
えばポリプロピレン、ポリイソブチレン、ポリブテン−
1、ポリ−4−メチルペンテン−1、ポリイソプレンま
たはポリブタジエン、並びにシクロオレフィン例えばシ
クロペンテンまたはノルボルネンのポリマー、ポリエチ
レン(非架橋でも架橋されていてもよい)、例えば高密
度ポリエチレン(HDPE)、低密度ポリエチレン(L
DPE)、線状低密度ポリエチレン(LLDPE)、分
岐低密度ポリエチレン(BLDPE)。
下のものが包含される: 1.モノオレフィンおよびジオレフィンのポリマー、例
えばポリプロピレン、ポリイソブチレン、ポリブテン−
1、ポリ−4−メチルペンテン−1、ポリイソプレンま
たはポリブタジエン、並びにシクロオレフィン例えばシ
クロペンテンまたはノルボルネンのポリマー、ポリエチ
レン(非架橋でも架橋されていてもよい)、例えば高密
度ポリエチレン(HDPE)、低密度ポリエチレン(L
DPE)、線状低密度ポリエチレン(LLDPE)、分
岐低密度ポリエチレン(BLDPE)。
【0033】ポリオレフィン、すなわち前項に例示した
モノオレフィンのポリマー、好ましくはポリエチレンお
よびポリプロピレンは異なる方法、特に以下の方法によ
り製造され得る: a)ラジカル重合(通常、高温高圧下)。 b)周期表のIVb、Vb、VIbまたはVIII族の
金属1種以上を通常含有する触媒を用いる接触重合。こ
れらの金属は通常1以上の配位子、典型的にはπ(パ
イ)−またはσ(シグマ)−配位されていてよい酸化
物、ハロゲン化物、アルコレート、エステル、エーテ
ル、アミン、アルキル、アルケニルおよび/またはアリ
ールを有する。これらの金属錯体は遊離体であっても、
または基体(substrate) 、典型的には活性化塩化マグネ
シウム、塩化チタン(III)、アルミナまたは酸化ケ
イ素に固定されていてもよい。これらの触媒は重合化媒
体に可溶性であっても、不溶性であってもよい。触媒は
重合においてそれ自体で使用され得、またその他の活性
化剤、典型的には金属アルキル、金属水素化物、金属ア
ルキルハロゲン化物、金属アルキル酸化物または金属ア
ルキルオキサンが使用され得る(上記金属は周期表のI
a、IIaおよび/またはIIIa族の元素である)。
活性化剤はその他のエステル、エーテル、アミンまたは
シリルエーテル基で慣用方法により変性されてもよい。
上記触媒系は通常フィリップス、スタンダード・オイル
・インディアナ、チーグラー(−ナッタ)、TNZ(デ
ュポン)、メタロセンまたは単一部位触媒(single sit
e catalyst, SSC)と命名されている。
モノオレフィンのポリマー、好ましくはポリエチレンお
よびポリプロピレンは異なる方法、特に以下の方法によ
り製造され得る: a)ラジカル重合(通常、高温高圧下)。 b)周期表のIVb、Vb、VIbまたはVIII族の
金属1種以上を通常含有する触媒を用いる接触重合。こ
れらの金属は通常1以上の配位子、典型的にはπ(パ
イ)−またはσ(シグマ)−配位されていてよい酸化
物、ハロゲン化物、アルコレート、エステル、エーテ
ル、アミン、アルキル、アルケニルおよび/またはアリ
ールを有する。これらの金属錯体は遊離体であっても、
または基体(substrate) 、典型的には活性化塩化マグネ
シウム、塩化チタン(III)、アルミナまたは酸化ケ
イ素に固定されていてもよい。これらの触媒は重合化媒
体に可溶性であっても、不溶性であってもよい。触媒は
重合においてそれ自体で使用され得、またその他の活性
化剤、典型的には金属アルキル、金属水素化物、金属ア
ルキルハロゲン化物、金属アルキル酸化物または金属ア
ルキルオキサンが使用され得る(上記金属は周期表のI
a、IIaおよび/またはIIIa族の元素である)。
活性化剤はその他のエステル、エーテル、アミンまたは
シリルエーテル基で慣用方法により変性されてもよい。
上記触媒系は通常フィリップス、スタンダード・オイル
・インディアナ、チーグラー(−ナッタ)、TNZ(デ
ュポン)、メタロセンまたは単一部位触媒(single sit
e catalyst, SSC)と命名されている。
【0034】2.前項1.に記載したポリマーの混合
物、例えばポリプロピレンとポリイソブチレンとの混合
物、ポリプロピレンとポリエチレンとの混合物(例えば
PP/HDPE,PP/LDPE)および異なる種類の
ポリエチレンの混合物(例えばLDPE/HDPE)。
物、例えばポリプロピレンとポリイソブチレンとの混合
物、ポリプロピレンとポリエチレンとの混合物(例えば
PP/HDPE,PP/LDPE)および異なる種類の
ポリエチレンの混合物(例えばLDPE/HDPE)。
【0035】3.モノオレフィンとジオレフィン相互ま
たは他のビニルモノマーとのコポリマー、例えばエチレ
ン/プロピレンコポリマー、線状低密度ポリエチレン
(LLDPE)およびこれと低密度ポリエチレン(LD
PE)との混合物、プロピレン/ブテン−1コポリマ
ー、プロピレン/イソブチレンコポリマー、エチレン/
ブテン−1コポリマー、エチレン/ヘキセンコポリマ
ー、エチレン/メチルペンテンコポリマー、エチレン/
ヘプテンコポリマー、エチレン/オクテンコポリマー、
プロピレン/ブタジエンコポリマー、イソブチレン/イ
ソプレンコポリマー、エチレン/アルキルアクリレート
コポリマー、エチレン/アルキルメタクリレートコポリ
マー、エチレン/酢酸ビニルコポリマーおよびそれらの
一酸化炭素とのコポリマーまたはエチレン/アクリル酸
コポリマーおよびそれらの塩類(アイオノマー)、並び
にエチレンとプロピレンとジエン例えばヘキサジエン、
ジシクロペンタジエンまたはエチリデンノルボルネンと
のターポリマー;および上記コポリマー相互の、および
項1.に記載のポリマーとの混合物、例えばポリプロピ
レン/エチレンプロピレンコポリマー、LDPE/エチ
レン−酢酸ビニルコポリマー(EVA)、LDPE/エ
チレン−アクリル酸コポリマー(EAA)、LLDPE
/EVA、LLDPE/EAAおよび交互またはランダ
ムポリアルキレン/一酸化炭素コポリマー、およびそれ
らとその他のポリマー例えばポリアミドとの混合物。
たは他のビニルモノマーとのコポリマー、例えばエチレ
ン/プロピレンコポリマー、線状低密度ポリエチレン
(LLDPE)およびこれと低密度ポリエチレン(LD
PE)との混合物、プロピレン/ブテン−1コポリマ
ー、プロピレン/イソブチレンコポリマー、エチレン/
ブテン−1コポリマー、エチレン/ヘキセンコポリマ
ー、エチレン/メチルペンテンコポリマー、エチレン/
ヘプテンコポリマー、エチレン/オクテンコポリマー、
プロピレン/ブタジエンコポリマー、イソブチレン/イ
ソプレンコポリマー、エチレン/アルキルアクリレート
コポリマー、エチレン/アルキルメタクリレートコポリ
マー、エチレン/酢酸ビニルコポリマーおよびそれらの
一酸化炭素とのコポリマーまたはエチレン/アクリル酸
コポリマーおよびそれらの塩類(アイオノマー)、並び
にエチレンとプロピレンとジエン例えばヘキサジエン、
ジシクロペンタジエンまたはエチリデンノルボルネンと
のターポリマー;および上記コポリマー相互の、および
項1.に記載のポリマーとの混合物、例えばポリプロピ
レン/エチレンプロピレンコポリマー、LDPE/エチ
レン−酢酸ビニルコポリマー(EVA)、LDPE/エ
チレン−アクリル酸コポリマー(EAA)、LLDPE
/EVA、LLDPE/EAAおよび交互またはランダ
ムポリアルキレン/一酸化炭素コポリマー、およびそれ
らとその他のポリマー例えばポリアミドとの混合物。
【0036】4.炭化水素樹脂(例えば炭素原子数5な
いし9のもの)およびそれらの水素化変性体(例えば粘
着付与剤)およびポリアルキレンとデンプンとの混合
物。
いし9のもの)およびそれらの水素化変性体(例えば粘
着付与剤)およびポリアルキレンとデンプンとの混合
物。
【0037】5.ポリスチレン、ポリ(p−メチルスチ
レン)、ポリ(α−メチルスチレン)。
レン)、ポリ(α−メチルスチレン)。
【0038】6.スチレンまたはα−メチルスチレンと
ジエンまたはアクリル誘導体とのコポリマー、例えばス
チレン/ブタジエン、スチレン/アクリロニトリル、ス
チレン/アルキルメタクリレート、スチレン/ブタジエ
ン/アルキルアクリレート、スチレン/ブタジエン/ア
ルキルメタクリレート、スチレン/無水マレイン酸、ス
チレン/アクリロニトリル/メチルアクリレート;スチ
レンコポリマーと別のポリマー、例えばポリアクリレー
ト、ジエンポリマーまたはエチレン/プロピレン/ジエ
ンターポリマーとの高耐衝撃性混合物;およびスチレン
のブロックコポリマー例えばスチレン/ブタジエン/ス
チレン、スチレン/イソプレン/スチレン、スチレン/
エチレン/ブチレン/スチレンまたはスチレン/エチレ
ン/プロピレン/スチレン。
ジエンまたはアクリル誘導体とのコポリマー、例えばス
チレン/ブタジエン、スチレン/アクリロニトリル、ス
チレン/アルキルメタクリレート、スチレン/ブタジエ
ン/アルキルアクリレート、スチレン/ブタジエン/ア
ルキルメタクリレート、スチレン/無水マレイン酸、ス
チレン/アクリロニトリル/メチルアクリレート;スチ
レンコポリマーと別のポリマー、例えばポリアクリレー
ト、ジエンポリマーまたはエチレン/プロピレン/ジエ
ンターポリマーとの高耐衝撃性混合物;およびスチレン
のブロックコポリマー例えばスチレン/ブタジエン/ス
チレン、スチレン/イソプレン/スチレン、スチレン/
エチレン/ブチレン/スチレンまたはスチレン/エチレ
ン/プロピレン/スチレン。
【0039】7.スチレンまたはα−メチルスチレンの
グラフトコポリマー、例えばポリブタジエンにスチレ
ン、ポリブタジエン−スチレンまたはポリブタジエン−
アクリロニトリルコポリマーにスチレン、ポリブタジエ
ンにスチレンおよびアクリロニトリル(またはメタクリ
ロニトリル)、ポリブタジエンにスチレン、アクリロニ
トリルおよびメチルメタアクリレート、ポリブタジエン
にスチレンおよび無水マレイン酸;ポリブタジエンにス
チレン、アクリロニトリルおよび無水マレイン酸;ポリ
ブタジエンにスチレンおよびマレイミド;ポリブタジエ
ンにスチレンおよびアルキルアクリレートまたはメタク
リレート;エチレン/プロピレン/ジエンターポリマー
にスチレンおよびアクリロニトリル、ポリアルキルアク
リレートまたはポリアルキルメタクリレートにスチレン
およびアクリロニトリル、アクリレート/ブタジエンコ
ポリマーにスチレンおよびアクリロニトリル、並びにこ
れらと項6.に列挙したコポリマーとの混合物、例えば
ABS−、MBS−、ASA−またはAES−ポリマー
として知られているコポリマー混合物。
グラフトコポリマー、例えばポリブタジエンにスチレ
ン、ポリブタジエン−スチレンまたはポリブタジエン−
アクリロニトリルコポリマーにスチレン、ポリブタジエ
ンにスチレンおよびアクリロニトリル(またはメタクリ
ロニトリル)、ポリブタジエンにスチレン、アクリロニ
トリルおよびメチルメタアクリレート、ポリブタジエン
にスチレンおよび無水マレイン酸;ポリブタジエンにス
チレン、アクリロニトリルおよび無水マレイン酸;ポリ
ブタジエンにスチレンおよびマレイミド;ポリブタジエ
ンにスチレンおよびアルキルアクリレートまたはメタク
リレート;エチレン/プロピレン/ジエンターポリマー
にスチレンおよびアクリロニトリル、ポリアルキルアク
リレートまたはポリアルキルメタクリレートにスチレン
およびアクリロニトリル、アクリレート/ブタジエンコ
ポリマーにスチレンおよびアクリロニトリル、並びにこ
れらと項6.に列挙したコポリマーとの混合物、例えば
ABS−、MBS−、ASA−またはAES−ポリマー
として知られているコポリマー混合物。
【0040】8.ハロゲン含有ポリマー、例えばポリク
ロロプレン、塩素化ゴム、塩素化またはスルホ塩素化ポ
リエチレン、エチレンと塩素化エチレンとのコポリマ
ー、エピクロロヒドリンホモ−およびコポリマー、特に
ハロゲン含有ビニル化合物のポリマー、例えばポリ塩化
ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリフッ化ビニル、ポリ
フッ化ビニリデン並びにこれらのコポリマー、例えば塩
化ビニル/塩化ビニリデン、塩化ビニル/酢酸ビニルま
たは塩化ビニリデン/酢酸ビニルコポリマー。
ロロプレン、塩素化ゴム、塩素化またはスルホ塩素化ポ
リエチレン、エチレンと塩素化エチレンとのコポリマ
ー、エピクロロヒドリンホモ−およびコポリマー、特に
ハロゲン含有ビニル化合物のポリマー、例えばポリ塩化
ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリフッ化ビニル、ポリ
フッ化ビニリデン並びにこれらのコポリマー、例えば塩
化ビニル/塩化ビニリデン、塩化ビニル/酢酸ビニルま
たは塩化ビニリデン/酢酸ビニルコポリマー。
【0041】9.α,β−不飽和酸およびその誘導体か
ら誘導されるポリマー、例えばポリアクリレートおよび
ポリメタアクリレート;ブチルアクリレートで耐衝撃性
に変性されたポリメチルメタクリレート、ポリアクリル
アミドおよびポリアクリロニトリル。
ら誘導されるポリマー、例えばポリアクリレートおよび
ポリメタアクリレート;ブチルアクリレートで耐衝撃性
に変性されたポリメチルメタクリレート、ポリアクリル
アミドおよびポリアクリロニトリル。
【0042】10.前項9.に挙げたモノマー相互のま
たは他の不飽和モノマーとのコポリマー、例えばアクリ
ロニトリル/ブタジエンコポリマー、アクリロニトリル
/アルキルアクリレートコポリマー、アクリロニトリル
/アルコキシアルキルアクリレートもしくはアクリロニ
トリル/ハロゲン化ビニルコポリマーまたはアクリロニ
トリル/アルキルメタアクリレート/ブタジエンターポ
リマー。
たは他の不飽和モノマーとのコポリマー、例えばアクリ
ロニトリル/ブタジエンコポリマー、アクリロニトリル
/アルキルアクリレートコポリマー、アクリロニトリル
/アルコキシアルキルアクリレートもしくはアクリロニ
トリル/ハロゲン化ビニルコポリマーまたはアクリロニ
トリル/アルキルメタアクリレート/ブタジエンターポ
リマー。
【0043】11.不飽和アルコールおよびアミンまた
はそれらのアシル誘導体もしくはアセタールから誘導さ
れるポリマー、例えばポリビニルアルコール、ポリ酢酸
ビニル、ポリビニルステアレート、ポリビニルベンゾエ
ート、ポリビニルマレエート、ポリビニルブチレート、
ポリアリルフタレートまたはポリアリルメラミン;並び
にこれらと項1.に記載したオレフィンとのコポリマ
ー。
はそれらのアシル誘導体もしくはアセタールから誘導さ
れるポリマー、例えばポリビニルアルコール、ポリ酢酸
ビニル、ポリビニルステアレート、ポリビニルベンゾエ
ート、ポリビニルマレエート、ポリビニルブチレート、
ポリアリルフタレートまたはポリアリルメラミン;並び
にこれらと項1.に記載したオレフィンとのコポリマ
ー。
【0044】12.環状エーテルのホモポリマーおよび
コポリマー、例えばポリアルキレングリコール、ポリエ
チレンオキシド、ポリプロピレンオキシドまたはこれら
とビスグリシジルエーテルとのコポリマー。
コポリマー、例えばポリアルキレングリコール、ポリエ
チレンオキシド、ポリプロピレンオキシドまたはこれら
とビスグリシジルエーテルとのコポリマー。
【0045】13.ポリアセタール、例えばポリオキシ
メチレンおよびエチレンオキシドをコモノマーとして含
むポリオキシメチレン;熱可塑性ポリウレタン、アクリ
レートまたはMBSで変性されたポリアセタール。
メチレンおよびエチレンオキシドをコモノマーとして含
むポリオキシメチレン;熱可塑性ポリウレタン、アクリ
レートまたはMBSで変性されたポリアセタール。
【0046】14.ポリフェニレンオキシドおよびスル
フィド、およびポリフェニレンオキシドとスチレンポリ
マーまたはポリアミドとの混合物。
フィド、およびポリフェニレンオキシドとスチレンポリ
マーまたはポリアミドとの混合物。
【0047】15.一方の成分としてヒドロキシ末端基
を含むポリエーテル、ポリエステルまたはポリブタジエ
ンと他方の成分として脂肪族または芳香族ポリイソシア
ネートとから誘導されたポリウレタン並びにその前駆
体。
を含むポリエーテル、ポリエステルまたはポリブタジエ
ンと他方の成分として脂肪族または芳香族ポリイソシア
ネートとから誘導されたポリウレタン並びにその前駆
体。
【0048】16.ジアミンおよびジカルボン酸および
/またはアミノカルボン酸または相当するラクタムから
誘導されたポリアミドおよびコポリアミド。例えばポリ
アミド4、ポリアミド6、ポリアミド6/6、6/1
0、6/9、6/12、4/6、12/12、ポリアミ
ド11、ポリアミド12、m−キシレン、ジアミンおよ
びアジピン酸から出発する芳香族ポリアミド;ヘキサメ
チレンジアミンとイソフタル酸および/またはテレフタ
ル酸とから、変性剤としてエラストマーを添加して、ま
たは添加せずに製造されたポリアミド、例えばポリ−
2,4,4−トリメチルヘキサメチレンテレフタルアミ
ドまたはポリ−m−フェニレンイソフタルアミド;上記
ポリアミドとポリオレフィン、オレフィンコポリマー、
アイオノマーまたは化学結合化もしくはグラフト化エラ
ストマーとの、またはポリエーテル、例えばポリエチレ
ングリコール、ポリプロピレングリコールまたはポリテ
トラメチレングリコールとのブロックコポリマー;並び
にEPDMまたはABSで変性させたポリアミドまたは
コポリアミド;および加工の間に縮合したポリアミド
(RIMポリアミド系)。
/またはアミノカルボン酸または相当するラクタムから
誘導されたポリアミドおよびコポリアミド。例えばポリ
アミド4、ポリアミド6、ポリアミド6/6、6/1
0、6/9、6/12、4/6、12/12、ポリアミ
ド11、ポリアミド12、m−キシレン、ジアミンおよ
びアジピン酸から出発する芳香族ポリアミド;ヘキサメ
チレンジアミンとイソフタル酸および/またはテレフタ
ル酸とから、変性剤としてエラストマーを添加して、ま
たは添加せずに製造されたポリアミド、例えばポリ−
2,4,4−トリメチルヘキサメチレンテレフタルアミ
ドまたはポリ−m−フェニレンイソフタルアミド;上記
ポリアミドとポリオレフィン、オレフィンコポリマー、
アイオノマーまたは化学結合化もしくはグラフト化エラ
ストマーとの、またはポリエーテル、例えばポリエチレ
ングリコール、ポリプロピレングリコールまたはポリテ
トラメチレングリコールとのブロックコポリマー;並び
にEPDMまたはABSで変性させたポリアミドまたは
コポリアミド;および加工の間に縮合したポリアミド
(RIMポリアミド系)。
【0049】17.ポリ尿素、ポリイミド、ポリアミド
イミドおよびポリベンズイミダゾール。
イミドおよびポリベンズイミダゾール。
【0050】18. ジカルボン酸およびジオールおよび
/またはヒドロキシカルボン酸から誘導されたポリエス
テルまたは相当するラクトン、例えばポリエチレンテレ
フタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリ−1,
4−ジメチロール−シクロヘキサンテレフタレートおよ
びポリヒドロキシベンゾエート並びにヒドロキシ末端ポ
リエーテルから誘導されたブロックコポリエーテルエス
テル;およびポリカーボネートまたはMBSで変性され
たポリエステル。
/またはヒドロキシカルボン酸から誘導されたポリエス
テルまたは相当するラクトン、例えばポリエチレンテレ
フタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリ−1,
4−ジメチロール−シクロヘキサンテレフタレートおよ
びポリヒドロキシベンゾエート並びにヒドロキシ末端ポ
リエーテルから誘導されたブロックコポリエーテルエス
テル;およびポリカーボネートまたはMBSで変性され
たポリエステル。
【0051】19.ポリカーボネートおよびポリエステ
ルカーボネート。
ルカーボネート。
【0052】20.ポリスルホン、ポリエーテルスルホ
ンおよびポリエーテルケトン。
ンおよびポリエーテルケトン。
【0053】21.一方の成分としてアルデヒドおよび
他方の成分としてフェノール、尿素およびメラミンから
誘導された架橋ポリマー、例えばフェノール/ホルムア
ルデヒド樹脂、尿素/ ホルムアルデシド樹脂およびメラ
ミン/ホルムアルデヒド樹脂。
他方の成分としてフェノール、尿素およびメラミンから
誘導された架橋ポリマー、例えばフェノール/ホルムア
ルデヒド樹脂、尿素/ ホルムアルデシド樹脂およびメラ
ミン/ホルムアルデヒド樹脂。
【0054】22.乾性および不乾性アルキド樹脂。
【0055】23.飽和および不飽和ジカルボン酸と多
価アルコールとのコポリエステルおよび架橋剤としての
ビニル化合物から誘導された不飽和ポリエステル樹脂、
および燃焼性の低いそれらのハロゲン含有変性物。
価アルコールとのコポリエステルおよび架橋剤としての
ビニル化合物から誘導された不飽和ポリエステル樹脂、
および燃焼性の低いそれらのハロゲン含有変性物。
【0056】24.置換アクリル酸エステル、例えばエ
ポキシアクリレート、ウレタンアクリレートまたはポリ
エステルアクリレートから誘導された架橋性アクリル樹
脂。
ポキシアクリレート、ウレタンアクリレートまたはポリ
エステルアクリレートから誘導された架橋性アクリル樹
脂。
【0057】25.メラミン樹脂、尿素樹脂、ポリイソ
シアネートまたはエポキシ樹脂と架橋されたアルキド樹
脂、ポリエステル樹脂およびアクリレート樹脂。
シアネートまたはエポキシ樹脂と架橋されたアルキド樹
脂、ポリエステル樹脂およびアクリレート樹脂。
【0058】26.ポリエポキシド、例えばビスグリシ
ジルエーテルまたは脂環式ジエポキシドから誘導された
架橋エポキシ樹脂。
ジルエーテルまたは脂環式ジエポキシドから誘導された
架橋エポキシ樹脂。
【0059】27.天然ポリマー、例えばセルロース、
ゴム、ゼラチンおよびこれらの化学的に変性させた重合
同族体誘導体、例えば酢酸セルロース、プロピオン酸セ
ルロースおよび酪酸セルロースまたはセルロースエーテ
ル例えばメチルセルロース;並びにロジンおよびそれら
の誘導体。
ゴム、ゼラチンおよびこれらの化学的に変性させた重合
同族体誘導体、例えば酢酸セルロース、プロピオン酸セ
ルロースおよび酪酸セルロースまたはセルロースエーテ
ル例えばメチルセルロース;並びにロジンおよびそれら
の誘導体。
【0060】28. 前記したポリマーの混合物(ポリブ
レンド)、例えばPP/EPDM、ポリアミド/EPD
MまたはABS、PVC/EVA、PVS/ABS、P
VC/MBS、PC/ABS、PBTP/ABS、PC
/ASA、PC/PBT、PVC/CPE、PVC/ア
クリレート、POM/熱可塑性PUR、PC/熱可塑性
PUR、POM/アクリレート、POM/MBS、PP
O/HIPS、PPO/PA6.6およびコポリマー、
PA/HDPE、PA/PP、PA/PPO。
レンド)、例えばPP/EPDM、ポリアミド/EPD
MまたはABS、PVC/EVA、PVS/ABS、P
VC/MBS、PC/ABS、PBTP/ABS、PC
/ASA、PC/PBT、PVC/CPE、PVC/ア
クリレート、POM/熱可塑性PUR、PC/熱可塑性
PUR、POM/アクリレート、POM/MBS、PP
O/HIPS、PPO/PA6.6およびコポリマー、
PA/HDPE、PA/PP、PA/PPO。
【0061】29.純単量体化合物またはその化合物の
混合物である天然および合成有機材料、例えば鉱油、動
物および植物脂肪、オイルおよびワックスまたは合成エ
ステル(例えばフタレート、アジペート、ホスフェート
またはトリメリテート)をベースとした上記オイル、脂
肪およびワックス、並びにあらゆる重量比で混合された
合成エステルと鉱油との混合物で、その材料は典型的に
は繊維紡績油として、並びにこのような材料の水性エマ
ルジョンとして使用される。
混合物である天然および合成有機材料、例えば鉱油、動
物および植物脂肪、オイルおよびワックスまたは合成エ
ステル(例えばフタレート、アジペート、ホスフェート
またはトリメリテート)をベースとした上記オイル、脂
肪およびワックス、並びにあらゆる重量比で混合された
合成エステルと鉱油との混合物で、その材料は典型的に
は繊維紡績油として、並びにこのような材料の水性エマ
ルジョンとして使用される。
【0062】30.天然または合成ゴムの水性エマルジ
ョン、例えばカルボキシル化スチレン/ブタジエンコポ
リマーの天然ラテックス。
ョン、例えばカルボキシル化スチレン/ブタジエンコポ
リマーの天然ラテックス。
【0063】31.ポリシロキサン、例えば、米国特許
第4259467号等に記載された軟質親水性ポリシロ
キサン;および米国特許第4355147号等に記載さ
れた硬質ポリオルガノシロキサン。
第4259467号等に記載された軟質親水性ポリシロ
キサン;および米国特許第4355147号等に記載さ
れた硬質ポリオルガノシロキサン。
【0064】32.不飽和アクリルポリアセトアセテー
ト樹脂または不飽和アクリル樹脂と組み合わせたポリケ
チミン。不飽和アクリル樹脂はウレタンアクリレート、
ポリエーテルアクリレート、ペンダント不飽和基を有す
るビニルまたはアクリルコポリマーおよびアクリレート
化メラミンを包含する。ポリケチミンはポリアミンとケ
トンとから酸触媒の存在下に製造される。
ト樹脂または不飽和アクリル樹脂と組み合わせたポリケ
チミン。不飽和アクリル樹脂はウレタンアクリレート、
ポリエーテルアクリレート、ペンダント不飽和基を有す
るビニルまたはアクリルコポリマーおよびアクリレート
化メラミンを包含する。ポリケチミンはポリアミンとケ
トンとから酸触媒の存在下に製造される。
【0065】33.エチレン性不飽和モノマーまたはオ
リゴマーを含有する輻射硬化性組成物およびポリ不飽和
脂肪族オリゴマー。
リゴマーを含有する輻射硬化性組成物およびポリ不飽和
脂肪族オリゴマー。
【0066】34.エポキシメラミン樹脂、例えばエポ
キシ官能基共エーテル化高固体メラミン樹脂により架橋
された光安定性エポキシ樹脂、例えばLSE−4103
〔モンサント(Monsant) 〕。
キシ官能基共エーテル化高固体メラミン樹脂により架橋
された光安定性エポキシ樹脂、例えばLSE−4103
〔モンサント(Monsant) 〕。
【0067】一般に、本発明の化合物は安定化される組
成物の約0.01ないし約5重量%で使用されるが、こ
れは特定の基剤および用途に従って変化するであろう。
有利な範囲は約0.05ないし約3%、特に約0.05
ないし約1%である。
成物の約0.01ないし約5重量%で使用されるが、こ
れは特定の基剤および用途に従って変化するであろう。
有利な範囲は約0.05ないし約3%、特に約0.05
ないし約1%である。
【0068】本発明の安定剤は有機ポリマー中に慣用の
方法で、それらからの成形品の製造前のあらゆる通常の
段階で容易に混合され得る。このようにして安定化され
た材料は広範囲の形態、例えばフィルム、繊維、テー
プ、成形用組成物、形材または塗料用バインダー、接着
剤またはセメントに使用され得る。例えば、安定剤は乾
燥粉末形態でポリマーと混合され得、また安定剤の懸濁
液または乳濁液はポリマーの溶液、懸濁液または乳濁液
と混合され得る。生成する本発明の安定化ポリマー組成
物は場合により種々の慣用の添加剤、例えば下記の物質
またはそれらの混合物を約0.01ないし約5重量%、
好ましくは約0.025ないし約2重量%、そして特に
約0.1ないし約1重量%含有してもよい。
方法で、それらからの成形品の製造前のあらゆる通常の
段階で容易に混合され得る。このようにして安定化され
た材料は広範囲の形態、例えばフィルム、繊維、テー
プ、成形用組成物、形材または塗料用バインダー、接着
剤またはセメントに使用され得る。例えば、安定剤は乾
燥粉末形態でポリマーと混合され得、また安定剤の懸濁
液または乳濁液はポリマーの溶液、懸濁液または乳濁液
と混合され得る。生成する本発明の安定化ポリマー組成
物は場合により種々の慣用の添加剤、例えば下記の物質
またはそれらの混合物を約0.01ないし約5重量%、
好ましくは約0.025ないし約2重量%、そして特に
約0.1ないし約1重量%含有してもよい。
【0069】1.酸化防止剤 1.1.アルキル化モノフェノールの例 2,6−ジ−第三ブチル−4−メチルフェノール、2−
第三ブチル−4,6−ジメチルフェノール、2,6−ジ
−第三ブチル−4−エチルフェノール、2,6−ジ−第
三ブチル−4−n−ブチルフェノール、2,6−ジ−第
三ブチル−4−イソブチルフェノール、2,6−ジシク
ロペンチル−4−メチルフェノ−ル、2−(α−メチル
シクロヘキシル)−4,6−ジメチルフェノール、2,
6−ジオクタデシル−4−メチルフェノ−ル、2,4,
6−トリシクロヘキシルフェノール、2,6−ジ−第三
ブチル−4−メトキシメチルフェノール。
第三ブチル−4,6−ジメチルフェノール、2,6−ジ
−第三ブチル−4−エチルフェノール、2,6−ジ−第
三ブチル−4−n−ブチルフェノール、2,6−ジ−第
三ブチル−4−イソブチルフェノール、2,6−ジシク
ロペンチル−4−メチルフェノ−ル、2−(α−メチル
シクロヘキシル)−4,6−ジメチルフェノール、2,
6−ジオクタデシル−4−メチルフェノ−ル、2,4,
6−トリシクロヘキシルフェノール、2,6−ジ−第三
ブチル−4−メトキシメチルフェノール。
【0070】1.2.アルキル化ヒドロキノンの例 2,6−ジ第三ブチル−4−メトキシフェノール、2,
5−ジ第三ブチルヒドロキノン、2,5−ジ第三アミル
ヒドロキノン、2,6−ジフェニル−4−オクタデシル
オキシフェノール。
5−ジ第三ブチルヒドロキノン、2,5−ジ第三アミル
ヒドロキノン、2,6−ジフェニル−4−オクタデシル
オキシフェノール。
【0071】1.3.ヒドロキシル化チオジフェニルエ
ーテルの例 2,2’−チオビス(6−第三ブチル−4−メチルフェ
ノール)、2,2’−チオビス(4−オクチルフェノー
ル)、4,4’−チオビス(6−第三ブチル−3−メチ
ルフェノール)、4,4’−チオビス(6−第三ブチル
−2−メチルフェノール)。
ーテルの例 2,2’−チオビス(6−第三ブチル−4−メチルフェ
ノール)、2,2’−チオビス(4−オクチルフェノー
ル)、4,4’−チオビス(6−第三ブチル−3−メチ
ルフェノール)、4,4’−チオビス(6−第三ブチル
−2−メチルフェノール)。
【0072】1.4.アルキリデンビスフェノールの例 2,2’−メチレンビス(6−第三ブチル−4−メチル
フェノール)、2,2’−メチレンビス(6−第三ブチ
ル−4−エチルフェノール)、2,2’−メチレンビス
〔4−メチル−6−(α−メチルシクロヘキシル)フェ
ノール〕、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−
シクロヘキシルフェノール)、2,2’−メチレンビス
(6−ノニル−4−メチルフェノール)、2,2’−メ
チレンビス〔6−(α−メチルベンジル)−4−ノニル
フェノール〕、2,2’−メチレンビス〔6−(α,α
−ジメチルベンジル)−4−ノニルフェノール〕、2,
2’−メチレンビス(4,6−ジ−第三ブチルフェノー
ル)、2,2’−エチリデンビス(4,6−ジ−第三ブ
チルフェノール)、2,2’−エチリデンビス(6−第
三ブチル−4−イソブチルフェノール)、4,4’−メ
チレンビス(2,6−ジ−第三ブチルフェノール)、
4,4’−メチレンビス(6−第三ブチル−2−メチル
フェノール)、1,1−ビス(5−第三ブチル−4−ヒ
ドロキシ−2−メチルフェニル)ブタン、2,6−ビス
(3−第三ブチル−5−メチル−2−ヒドロキシベンジ
ル)−4−メチルフェノール、1,1,3−トリス(5
−第三ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)
ブタン、1,1−ビス(5−第三ブチル−4−ヒドロキ
シ−2−メチルフェニル)−3−n−ドデシルメルカプ
トブタン、エチレングリコール−ビス〔3,3−ビス
(3’−第三ブチル−4’ーヒドロキシフェニル)ブチ
レート〕、ジ(3−第三ブチル−4ーヒドロキシ−5−
メチルフェニル)ジシクロペンタジエン、ジ〔2−
(3’−第三ブチル−2’ーヒドロキシ−5’−メチル
ベンジル)−6−第三ブチル−4−メチルフェニル〕テ
レフタレート。
フェノール)、2,2’−メチレンビス(6−第三ブチ
ル−4−エチルフェノール)、2,2’−メチレンビス
〔4−メチル−6−(α−メチルシクロヘキシル)フェ
ノール〕、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−
シクロヘキシルフェノール)、2,2’−メチレンビス
(6−ノニル−4−メチルフェノール)、2,2’−メ
チレンビス〔6−(α−メチルベンジル)−4−ノニル
フェノール〕、2,2’−メチレンビス〔6−(α,α
−ジメチルベンジル)−4−ノニルフェノール〕、2,
2’−メチレンビス(4,6−ジ−第三ブチルフェノー
ル)、2,2’−エチリデンビス(4,6−ジ−第三ブ
チルフェノール)、2,2’−エチリデンビス(6−第
三ブチル−4−イソブチルフェノール)、4,4’−メ
チレンビス(2,6−ジ−第三ブチルフェノール)、
4,4’−メチレンビス(6−第三ブチル−2−メチル
フェノール)、1,1−ビス(5−第三ブチル−4−ヒ
ドロキシ−2−メチルフェニル)ブタン、2,6−ビス
(3−第三ブチル−5−メチル−2−ヒドロキシベンジ
ル)−4−メチルフェノール、1,1,3−トリス(5
−第三ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)
ブタン、1,1−ビス(5−第三ブチル−4−ヒドロキ
シ−2−メチルフェニル)−3−n−ドデシルメルカプ
トブタン、エチレングリコール−ビス〔3,3−ビス
(3’−第三ブチル−4’ーヒドロキシフェニル)ブチ
レート〕、ジ(3−第三ブチル−4ーヒドロキシ−5−
メチルフェニル)ジシクロペンタジエン、ジ〔2−
(3’−第三ブチル−2’ーヒドロキシ−5’−メチル
ベンジル)−6−第三ブチル−4−メチルフェニル〕テ
レフタレート。
【0073】1.5.ベンジル化合物の例 1,3,5−トリ(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロ
キシベンジル)−2,4,6−トリメチルベンゼン、ジ
(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ス
ルフィド、3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベン
ジル−メルカプト酢酸イソオクチルエステル、ビス(4
−第三ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベン
ジル)ジチオールテレフタレート、1,3,5−トリス
(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イ
ソシアヌレート、1,3,5−トリス(4−第三ブチル
−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベンジル)イソシ
アヌレート、3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベ
ンジル−リン酸ジオクタデシルエステル、3,5−ジ第
三ブチル−4−ヒドロキシベンジル−リン酸モノエチル
エステル、カルシウム塩。
キシベンジル)−2,4,6−トリメチルベンゼン、ジ
(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ス
ルフィド、3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベン
ジル−メルカプト酢酸イソオクチルエステル、ビス(4
−第三ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベン
ジル)ジチオールテレフタレート、1,3,5−トリス
(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イ
ソシアヌレート、1,3,5−トリス(4−第三ブチル
−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベンジル)イソシ
アヌレート、3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベ
ンジル−リン酸ジオクタデシルエステル、3,5−ジ第
三ブチル−4−ヒドロキシベンジル−リン酸モノエチル
エステル、カルシウム塩。
【0074】1.6.アシルアミノフェノールの例 4−ヒドロキシラウリン酸−アニリド、4−ヒドロキシ
ステアリン酸−アニリド、2,4−ビスオクチルメルカ
プト−6−(3,5−第三ブチル−4−ヒドロキシアニ
リノ)−s−トリアジン、オクチルN−(3,5−ジ−
第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−カルバメー
ト。
ステアリン酸−アニリド、2,4−ビスオクチルメルカ
プト−6−(3,5−第三ブチル−4−ヒドロキシアニ
リノ)−s−トリアジン、オクチルN−(3,5−ジ−
第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−カルバメー
ト。
【0075】1.7.β−(3,5−ジ第三ブチル−4
−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸と以下の一価また
は多価アルコールとのエステル アルコールの例:メタノール、オクタデカノール、1,
6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、チオ
ジエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエ
チレングリコール、ペンタエリトリトール、トリス(ヒ
ドロキシエチル)イソシアヌレート、ジ−ヒドロキシエ
チルシュウ酸ジアミド。
−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸と以下の一価また
は多価アルコールとのエステル アルコールの例:メタノール、オクタデカノール、1,
6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、チオ
ジエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエ
チレングリコール、ペンタエリトリトール、トリス(ヒ
ドロキシエチル)イソシアヌレート、ジ−ヒドロキシエ
チルシュウ酸ジアミド。
【0076】1.8.β−(5−第三ブチル−4−ヒド
ロキシ−3−メチルフェニル)プロピオン酸と以下の一
価または多価アルコールとのエステル アルコールの例:メタノール、オクタデカノール、1,
6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、チオ
ジエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエ
チレングリコール、ペンタエリトリトール、トリス(ヒ
ドロキシエチル)イソシアヌレート、ジ−ヒドロキシエ
チルシュウ酸ジアミド。
ロキシ−3−メチルフェニル)プロピオン酸と以下の一
価または多価アルコールとのエステル アルコールの例:メタノール、オクタデカノール、1,
6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、チオ
ジエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエ
チレングリコール、ペンタエリトリトール、トリス(ヒ
ドロキシエチル)イソシアヌレート、ジ−ヒドロキシエ
チルシュウ酸ジアミド。
【0077】1.9.β−(3,5−ジ第三ブチル−4
−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸のアミドの例 N,N’−ジ(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキ
シフェニルプロピオニル)ヘキサメチレンジアミン、
N,N’−ビス(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロ
キシフェニルプロピオニル)トリメチレンジアミン、
N,N’−ビス(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロ
キシフェニルプロピオニル)ヒドラジン。
−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸のアミドの例 N,N’−ジ(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキ
シフェニルプロピオニル)ヘキサメチレンジアミン、
N,N’−ビス(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロ
キシフェニルプロピオニル)トリメチレンジアミン、
N,N’−ビス(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロ
キシフェニルプロピオニル)ヒドラジン。
【0078】1.10.ジアリールアミンの例 ジフェニルアミン、N−フェニル−1−ナフチルアミ
ン、N−(4−第三オクチルフェニル)−1−ナフチル
アミン、4,4’−ジ第三オクチルジフェニルアミン、
N−フェニルベンジルアミンと2,4,4−トリメチル
ペンテンとの反応生成物、ジフェニルアミンと2,4,
4−トリメチルペンタンとの反応生成物、N−フェニル
−1−ナフチルアミンと2,4,4−トリメチルペンテ
ンとの反応生成物。
ン、N−(4−第三オクチルフェニル)−1−ナフチル
アミン、4,4’−ジ第三オクチルジフェニルアミン、
N−フェニルベンジルアミンと2,4,4−トリメチル
ペンテンとの反応生成物、ジフェニルアミンと2,4,
4−トリメチルペンタンとの反応生成物、N−フェニル
−1−ナフチルアミンと2,4,4−トリメチルペンテ
ンとの反応生成物。
【0079】2.UV吸収剤および光安定剤 2.1.2−(2’−ヒドロキシフェニル) ベンゾトリ
アゾールの例 5’−メチル、3’,5’−ジ−第三ブチル−、5’−
第三ブチル−、5’−(1,1,3,3−テトラメチル
ブチル) −、5−クロロ−3’,5’−ジ−第三ブチル
−、5−クロロ−3’−第三ブチル−5’−メチル−、
3’−第二ブチル−5’−第三ブチル−、4’−オクト
キシ−、3’,5’−ジ−第三アミル−、3’,5’−
ビス(α,α−ジメチルベンジル)、3’−第三ブチル
−5’−(2−(オメガ−ヒドロキシ−オクタ−(エチ
レンオキシ)カルボニル−エチル)−、3’−ドデシル
−5’−メチル−、および3’−第三ブチル−5’−
(2−オクチルオキシカルボニル)エチル−、ドデシル
化5’−メチル誘導体、および2官能価の化合物、例え
ば2,2’−メチレンビス〔4−メチル−6−(ベンゾ
トリアゾール−2−イル)フェノール〕。
アゾールの例 5’−メチル、3’,5’−ジ−第三ブチル−、5’−
第三ブチル−、5’−(1,1,3,3−テトラメチル
ブチル) −、5−クロロ−3’,5’−ジ−第三ブチル
−、5−クロロ−3’−第三ブチル−5’−メチル−、
3’−第二ブチル−5’−第三ブチル−、4’−オクト
キシ−、3’,5’−ジ−第三アミル−、3’,5’−
ビス(α,α−ジメチルベンジル)、3’−第三ブチル
−5’−(2−(オメガ−ヒドロキシ−オクタ−(エチ
レンオキシ)カルボニル−エチル)−、3’−ドデシル
−5’−メチル−、および3’−第三ブチル−5’−
(2−オクチルオキシカルボニル)エチル−、ドデシル
化5’−メチル誘導体、および2官能価の化合物、例え
ば2,2’−メチレンビス〔4−メチル−6−(ベンゾ
トリアゾール−2−イル)フェノール〕。
【0080】2.2 2−ヒドロキシ−ベンゾフェノン
の例 4−ヒドロキシ−、4−メトキシ−、4−オクトキシ
−、4−デシルオキシ−、4−ドデシルオキシ−、4−
ベンジルオキシ−、4,2’,4’−トリヒドロキシ−
および2’−ヒドロキシ−4,4’−ジメトキシ誘導
体。
の例 4−ヒドロキシ−、4−メトキシ−、4−オクトキシ
−、4−デシルオキシ−、4−ドデシルオキシ−、4−
ベンジルオキシ−、4,2’,4’−トリヒドロキシ−
および2’−ヒドロキシ−4,4’−ジメトキシ誘導
体。
【0081】2.3.場合により置換された安息香酸の
エステルの例 フェニルサリチレート、4−第三ブチルフェニルサリチ
レート、オクチルフェニルサリチレート、ジベンゾイル
レゾルシノール、ビス(4−第三ブチルベンゾイル)レ
ゾルシノール、ベンゾイルレゾルシノール、2,4−ジ
−第三ブチルフェニル3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒ
ドロキシベンゾエートおよびヘキサデシル3,5−ジ−
第三ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート。
エステルの例 フェニルサリチレート、4−第三ブチルフェニルサリチ
レート、オクチルフェニルサリチレート、ジベンゾイル
レゾルシノール、ビス(4−第三ブチルベンゾイル)レ
ゾルシノール、ベンゾイルレゾルシノール、2,4−ジ
−第三ブチルフェニル3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒ
ドロキシベンゾエートおよびヘキサデシル3,5−ジ−
第三ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート。
【0082】2.4.アクリレートの例 エチルα−シアノ−β, β−ジフェニルアクリレート、
イソオクチルα−シアノ−β, β−ジフェニル−アクリ
レート、メチルα−カルボメトキシシンナメート、メチ
ルα−シアノ−β−メチル−p−メトキシシンナメー
ト、ブチルα−シアノ−β−メチル−p−メトキシシン
ナメート、メチルα−カルボメトキシ−p −メトキシシ
ンナメートおよびN−(β−カルボメトキシ−β−シア
ノビニル) −2−メチルインドリン。
イソオクチルα−シアノ−β, β−ジフェニル−アクリ
レート、メチルα−カルボメトキシシンナメート、メチ
ルα−シアノ−β−メチル−p−メトキシシンナメー
ト、ブチルα−シアノ−β−メチル−p−メトキシシン
ナメート、メチルα−カルボメトキシ−p −メトキシシ
ンナメートおよびN−(β−カルボメトキシ−β−シア
ノビニル) −2−メチルインドリン。
【0083】2.5 ニッケル化合物の例 2,2’−チオビス−〔4−(1,1,3,3−テトラ
メチルブチル) フェノール〕のニッケル錯体、例えば
1:1または1:2錯体であって、所望によりn−ブチ
ルアミン、トリエタノールアミンもしくはN−シクロヘ
キシルジエタノールアミンのような他の配位子を伴うも
の、ニッケルジブチルジチオカルバメート、モノアルキ
ルエステル、例えば4−ヒドロキシ−3,5−ジ−第三
ブチルベンジルホスホン酸のメチル、エチルもしくはブ
チルエステルのニッケル塩、ケトキシム例えば2−ヒド
ロキシ−4−メチル−フェニルウンデシルケトキシムの
ニッケル錯体、1−フェニル−4−ラウロイル−5−ヒ
ドロキシ−ピラゾールのニッケル錯体であって、所望に
より他の配位子を伴うもの。
メチルブチル) フェノール〕のニッケル錯体、例えば
1:1または1:2錯体であって、所望によりn−ブチ
ルアミン、トリエタノールアミンもしくはN−シクロヘ
キシルジエタノールアミンのような他の配位子を伴うも
の、ニッケルジブチルジチオカルバメート、モノアルキ
ルエステル、例えば4−ヒドロキシ−3,5−ジ−第三
ブチルベンジルホスホン酸のメチル、エチルもしくはブ
チルエステルのニッケル塩、ケトキシム例えば2−ヒド
ロキシ−4−メチル−フェニルウンデシルケトキシムの
ニッケル錯体、1−フェニル−4−ラウロイル−5−ヒ
ドロキシ−ピラゾールのニッケル錯体であって、所望に
より他の配位子を伴うもの。
【0084】2.6 立体障害性アミンの例 ビス(2,2,6,6−テトラメチルピペリジル)セバ
ケート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチルピペ
リジル)セバケート、ビス(1,2,2,6,6−ペン
タメチルピペリジル)n−ブチル−3,5−ジ第三ブチ
ル−4−ヒドロキシベンジルマロネート、1−ヒドロキ
シエチル−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロ
キシピペリジンとコハク酸との縮合生成物、N,N’−
ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジ
ル)ヘキサメチレンジアミンと4−第三オクチルアミノ
−2,6−ジクロロ−s−トリアジンとの縮合生成物、
トリス(2,2,6,6−テトラメチルピペリジル)ニ
トリロトリアセテート、テトラキス(2,2,6,6−
テトラメチル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブ
タンテトラカルボキシレート、1,1’−(1,2−エ
タンジイル)−ビス(3,3,5,5−テトラメチルピ
ペラジノン)、ビス(1−オクチルオキシ−2,2,
6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)セバケー
ト。
ケート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチルピペ
リジル)セバケート、ビス(1,2,2,6,6−ペン
タメチルピペリジル)n−ブチル−3,5−ジ第三ブチ
ル−4−ヒドロキシベンジルマロネート、1−ヒドロキ
シエチル−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロ
キシピペリジンとコハク酸との縮合生成物、N,N’−
ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジ
ル)ヘキサメチレンジアミンと4−第三オクチルアミノ
−2,6−ジクロロ−s−トリアジンとの縮合生成物、
トリス(2,2,6,6−テトラメチルピペリジル)ニ
トリロトリアセテート、テトラキス(2,2,6,6−
テトラメチル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブ
タンテトラカルボキシレート、1,1’−(1,2−エ
タンジイル)−ビス(3,3,5,5−テトラメチルピ
ペラジノン)、ビス(1−オクチルオキシ−2,2,
6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)セバケー
ト。
【0085】2.7.シュウ酸ジアミドの例 4,4’−ジ−オクチル−オキシオキサニリド、2,
2’−ジ−オクチルオキシ−5,5’−ジ−第三ブチル
オキサニリド、2,2’−ジ−ドデシルオキシ−5,
5’−ジ−第三ブチルオキサニリド、2−エトキシ−
2’−エチルオキサニリド、N,N’−ビス(3−ジメ
チルアミノプロピル−オキサルアミド、2−エトキシ−
5−第三ブチル−2’−エチルオキサニリドおよび該化
合物と2−エトキシ−2’−エチル−5,4’−ジ−第
三ブチル−オキサニリドとの混合物、オルト−およびパ
ラ−メトキシ−二置換オキサニリドの混合物、およびo
−およびp−エトキシ−二置換オキサニリドの混合物。
2’−ジ−オクチルオキシ−5,5’−ジ−第三ブチル
オキサニリド、2,2’−ジ−ドデシルオキシ−5,
5’−ジ−第三ブチルオキサニリド、2−エトキシ−
2’−エチルオキサニリド、N,N’−ビス(3−ジメ
チルアミノプロピル−オキサルアミド、2−エトキシ−
5−第三ブチル−2’−エチルオキサニリドおよび該化
合物と2−エトキシ−2’−エチル−5,4’−ジ−第
三ブチル−オキサニリドとの混合物、オルト−およびパ
ラ−メトキシ−二置換オキサニリドの混合物、およびo
−およびp−エトキシ−二置換オキサニリドの混合物。
【0086】2.8.ヒドロキシフェニル−s−トリア
ジンの例 2,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−4−(2
−ヒドロキシ−4−オクチルオキシフェニル)−s−ト
リアジン、2,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)
−4−(2,4−ジヒドロキシフェニル)−s−トリア
ジン、2,4−ビス(2,4−ジヒドロキシフェニル)
−6−(4−クロロフェニル)−s−トリアジン、2,
4−ビス〔2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシエト
キシ)フェニル〕−6−(4−クロロフェニル)−s−
トリアジン、2,4−ビス〔2−ヒドロキシ−4−(2
−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニ
ル〕−6−(2,4−ジメチルフェニル)−s−トリア
ジン、2,4−ビス〔2−ヒドロキシ−4−(2−ヒド
ロキシエトキシ)フェニル〕−6−(4−ブロモフェニ
ル)−s−トリアジン、2,4−ビス〔2−ヒドロキシ
−4−(2−アセトキシエトキシ)フェニル〕−6−
(4−クロロフェニル)−s−トリアジン、2,4−ビ
ス(2,4−ジヒドロキシフェニル)−6−(2,4−
ジメチルフェニル)−s−トリアジン。
ジンの例 2,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−4−(2
−ヒドロキシ−4−オクチルオキシフェニル)−s−ト
リアジン、2,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)
−4−(2,4−ジヒドロキシフェニル)−s−トリア
ジン、2,4−ビス(2,4−ジヒドロキシフェニル)
−6−(4−クロロフェニル)−s−トリアジン、2,
4−ビス〔2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシエト
キシ)フェニル〕−6−(4−クロロフェニル)−s−
トリアジン、2,4−ビス〔2−ヒドロキシ−4−(2
−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニ
ル〕−6−(2,4−ジメチルフェニル)−s−トリア
ジン、2,4−ビス〔2−ヒドロキシ−4−(2−ヒド
ロキシエトキシ)フェニル〕−6−(4−ブロモフェニ
ル)−s−トリアジン、2,4−ビス〔2−ヒドロキシ
−4−(2−アセトキシエトキシ)フェニル〕−6−
(4−クロロフェニル)−s−トリアジン、2,4−ビ
ス(2,4−ジヒドロキシフェニル)−6−(2,4−
ジメチルフェニル)−s−トリアジン。
【0087】3.金属不活性化剤の例 N,N’−ジフェニルシュウ酸ジアミド、N−サリチラ
ル−N’−サリチロイルヒドラジン、N,N’−ビス
(サリチロイル)ヒドラジン、N,N’−ビス(3,5
−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピオニ
ル)ヒドラジン、3−サリチロイルアミノ−1,2,4
−トリアゾール、ビス(ベンジリデン)シュウ酸ジヒド
ラジド。
ル−N’−サリチロイルヒドラジン、N,N’−ビス
(サリチロイル)ヒドラジン、N,N’−ビス(3,5
−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピオニ
ル)ヒドラジン、3−サリチロイルアミノ−1,2,4
−トリアゾール、ビス(ベンジリデン)シュウ酸ジヒド
ラジド。
【0088】4.ホスフィットおよびホスホニットの例 トリフェニルホスフィット、ジフェニルアルキルホスフ
ィット、フェニルジアルキルホスフィット、トリス(ノ
ニルフェニル)ホスフィット、トリラウリルホスフィッ
ト、トリオクタデシルホスフィット、ジステアリルペン
タエリトリトールジホスフィット、トリス(2,4−ジ
第三ブチルフェニル)ホスフィット、ジイソデシルペン
タエリトリトールジホスフィット、ジ(2,4−ジ第三
ブチルフェニル)ペンタエリトリトールジホスフィッ
ト、トリステアリルソルビトールトリホスフィット、テ
トラキス(2,4−ジ第三ブチルフェニル)4,4’−
ビフェニレンジホスホニット、2,2’,2”−ニトリ
ロ〔トリエチル−トリス(3,3’,5,5’−テトラ
第三ブチル−1,1’−ビフェニル−2,2’−ジイ
ル)ホスフィット〕(アルファ,ベータまたはガンマ単
斜晶系もしくはそれらの混合物または不定形の形態にあ
る)。
ィット、フェニルジアルキルホスフィット、トリス(ノ
ニルフェニル)ホスフィット、トリラウリルホスフィッ
ト、トリオクタデシルホスフィット、ジステアリルペン
タエリトリトールジホスフィット、トリス(2,4−ジ
第三ブチルフェニル)ホスフィット、ジイソデシルペン
タエリトリトールジホスフィット、ジ(2,4−ジ第三
ブチルフェニル)ペンタエリトリトールジホスフィッ
ト、トリステアリルソルビトールトリホスフィット、テ
トラキス(2,4−ジ第三ブチルフェニル)4,4’−
ビフェニレンジホスホニット、2,2’,2”−ニトリ
ロ〔トリエチル−トリス(3,3’,5,5’−テトラ
第三ブチル−1,1’−ビフェニル−2,2’−ジイ
ル)ホスフィット〕(アルファ,ベータまたはガンマ単
斜晶系もしくはそれらの混合物または不定形の形態にあ
る)。
【0089】5.過酸化物を破壊する化合物の例 β−チオジプロピオン酸のエステル、例えばラウリル、
ステアリル、ミリスチルまたはトリデシルエステル、メ
ルカプトベンズイミダゾール、または2−メルカプトベ
ンズイミダゾールの亜鉛塩、ジブチルジチオカルバミン
酸亜鉛、ジオクタデシルジスルフィド、ペンタエリトリ
トールテトラキス(β−ドデシルメルカプト)プロピオ
ネート。
ステアリル、ミリスチルまたはトリデシルエステル、メ
ルカプトベンズイミダゾール、または2−メルカプトベ
ンズイミダゾールの亜鉛塩、ジブチルジチオカルバミン
酸亜鉛、ジオクタデシルジスルフィド、ペンタエリトリ
トールテトラキス(β−ドデシルメルカプト)プロピオ
ネート。
【0090】6.ヒドロキシアミンの例 N,N−ジベンジルヒドロキシアミン、N,N−ジエチ
ルヒドロキシアミン、N,N−ジオクチルヒドロキシア
ミン、N,N−ジラウリルヒドロキシアミン、N,N−
ジテトラデシルヒドロキシアミン、N,N−ジヘキサデ
シルヒドロキシアミン、N,N−ジオクタデシルヒドロ
キシアミン、N−ヘキサデシル−N−オクタデシルヒド
ロキシアミン、N−ヘプタデシル−N−オクタデシルヒ
ドロキシアミン、水素化されたタロウアミンから誘導さ
れたN,N−ジアルキルヒドロキシアミン。
ルヒドロキシアミン、N,N−ジオクチルヒドロキシア
ミン、N,N−ジラウリルヒドロキシアミン、N,N−
ジテトラデシルヒドロキシアミン、N,N−ジヘキサデ
シルヒドロキシアミン、N,N−ジオクタデシルヒドロ
キシアミン、N−ヘキサデシル−N−オクタデシルヒド
ロキシアミン、N−ヘプタデシル−N−オクタデシルヒ
ドロキシアミン、水素化されたタロウアミンから誘導さ
れたN,N−ジアルキルヒドロキシアミン。
【0091】7.ニトロンの例 N−ベンジル−α−フェニルニトロン、N−エチル−α
−メチルニトロン、N−オクチル−α−ヘプチルニトロ
ン、N−ラウリル−α−ウンデシルニトロン、N−テト
ラデシル−α−トリデシルニトロン、N−ヘキサデシル
−α−ペンタデシルニトロン、N−オクタデシル−α−
ヘプタデシルニトロン、N−ヘキサデシル−α−ヘプタ
デシルニトロン、N−オクタデシル−α−ペンタデシル
ニトロン、N−ヘプタデシル−α−ヘプタデシルニトロ
ン、N−オクタデシル−α−ヘキサデシルニトロン、水
素化されたタロウアミンから誘導されたN,N−ジアル
キルヒドロキシアミンから誘導されるニトロン。
−メチルニトロン、N−オクチル−α−ヘプチルニトロ
ン、N−ラウリル−α−ウンデシルニトロン、N−テト
ラデシル−α−トリデシルニトロン、N−ヘキサデシル
−α−ペンタデシルニトロン、N−オクタデシル−α−
ヘプタデシルニトロン、N−ヘキサデシル−α−ヘプタ
デシルニトロン、N−オクタデシル−α−ペンタデシル
ニトロン、N−ヘプタデシル−α−ヘプタデシルニトロ
ン、N−オクタデシル−α−ヘキサデシルニトロン、水
素化されたタロウアミンから誘導されたN,N−ジアル
キルヒドロキシアミンから誘導されるニトロン。
【0092】8.ポリアミド安定剤の例 ヨウ化物および/またはリン化合物と組合せた銅塩およ
び二価マンガンの塩。
び二価マンガンの塩。
【0093】9.塩基性補助安定剤の例 メラミン、ポリビニルピロリドン、ジシアンジアミド、
トリアリルシアヌレート、尿素誘導体、ヒドラジン誘導
体、アミン、ポリアミド、ポリウレタン、高級脂肪酸の
アルカリ金属塩およびアルカリ土類金属塩、例えばカル
シウムステアレート、亜鉛ステアレート、マグネシウム
ステアレート、ナトリウムリシノレートおよびカリウム
パルミテート、アンチモンピロカテコレートまたは亜鉛
ピロカテコレート。
トリアリルシアヌレート、尿素誘導体、ヒドラジン誘導
体、アミン、ポリアミド、ポリウレタン、高級脂肪酸の
アルカリ金属塩およびアルカリ土類金属塩、例えばカル
シウムステアレート、亜鉛ステアレート、マグネシウム
ステアレート、ナトリウムリシノレートおよびカリウム
パルミテート、アンチモンピロカテコレートまたは亜鉛
ピロカテコレート。
【0094】10.核剤の例 4−第三ブチル安息香酸、アジピン酸、ジフェニル酢
酸。
酸。
【0095】11.充填剤および強化剤の例 炭酸カルシウム、ケイ酸塩(シリケート)、ガラス繊
維、アスベスト、タルク、カオリン、雲母(マイカ)、
硫酸バリウム、金属酸化物および水酸化物、カーボンブ
ラックおよびグラファイト。
維、アスベスト、タルク、カオリン、雲母(マイカ)、
硫酸バリウム、金属酸化物および水酸化物、カーボンブ
ラックおよびグラファイト。
【0096】12.その他の添加剤の例 可塑剤、滑剤、乳化剤、顔料、光沢剤、難燃剤、静電防
止剤、発泡剤およびチオ相乗剤(thiosynergist) 、例え
ばジラウリルチオジプロピオネートまたはジステアリル
チオジプロピオネート。
止剤、発泡剤およびチオ相乗剤(thiosynergist) 、例え
ばジラウリルチオジプロピオネートまたはジステアリル
チオジプロピオネート。
【0097】13.ベンゾフラノンおよびインドリノ
ン、例えばUS−A−4325863、US−A−43
38244またはUS−A−5175312に開示の化
合物、または3−〔4−(2−アセトキシエトキシ)フ
ェニル〕−5,7−ジ第三ブチルベンゾフラン−2−オ
ン、5,7−ジ第三ブチル−3−〔4−(2−ステアロ
イルオキシエトキシ)フェニル〕ベンゾフラン−2−オ
ン、3,3’−ビス〔5,7−ジ第三ブチル−3−(4
−〔2−ヒドロキシエトキシ〕フェニルベンゾフラン−
2−オン〕、5,7−ジ第三ブチル−3−(4−エトキ
シフェニル)ベンゾフラン−2−オン、3−(4−アセ
トキシ−3,5−ジメチルフェニル−5,7−ジ第三ブ
チルベンゾフラン−2−オン、3−(3,5−ジメチル
−4−ピバロイルオキシフェニル−5,7−ジ第三ブチ
ルベンゾフラン−2−オン。
ン、例えばUS−A−4325863、US−A−43
38244またはUS−A−5175312に開示の化
合物、または3−〔4−(2−アセトキシエトキシ)フ
ェニル〕−5,7−ジ第三ブチルベンゾフラン−2−オ
ン、5,7−ジ第三ブチル−3−〔4−(2−ステアロ
イルオキシエトキシ)フェニル〕ベンゾフラン−2−オ
ン、3,3’−ビス〔5,7−ジ第三ブチル−3−(4
−〔2−ヒドロキシエトキシ〕フェニルベンゾフラン−
2−オン〕、5,7−ジ第三ブチル−3−(4−エトキ
シフェニル)ベンゾフラン−2−オン、3−(4−アセ
トキシ−3,5−ジメチルフェニル−5,7−ジ第三ブ
チルベンゾフラン−2−オン、3−(3,5−ジメチル
−4−ピバロイルオキシフェニル−5,7−ジ第三ブチ
ルベンゾフラン−2−オン。
【0098】項11に列挙したベンゾフラノン以外の補
助安定剤は安定化されるべき材料の全重量に対して例え
ば0.01ないし10%の濃度で添加される。
助安定剤は安定化されるべき材料の全重量に対して例え
ば0.01ないし10%の濃度で添加される。
【0099】その他の好ましい組成物は、成分(a)お
よび(b)の他に、その他の添加剤、特にフェノール系
酸化防止剤、光安定剤または加工安定剤を含有する。
よび(b)の他に、その他の添加剤、特にフェノール系
酸化防止剤、光安定剤または加工安定剤を含有する。
【0100】特に好ましい添加剤はフェノール系酸化防
止剤(上記リストの項1)、立体障害性アミン(上記リ
ストの項2.6)、ホスフィットおよびホスホニット
(上記リストの項4)および過酸化物破壊性化合物(上
記リストの項5)である。
止剤(上記リストの項1)、立体障害性アミン(上記リ
ストの項2.6)、ホスフィットおよびホスホニット
(上記リストの項4)および過酸化物破壊性化合物(上
記リストの項5)である。
【0101】特に好ましい追加の添加剤(安定剤)はベ
ンゾフラン−2−オン、例えばUS−A−432586
3、US−A−4338244またはUS−A−517
5312に記載されたものである。
ンゾフラン−2−オン、例えばUS−A−432586
3、US−A−4338244またはUS−A−517
5312に記載されたものである。
【0102】そのようなベンゾフラン−2−オンの例は
次式:
次式:
【化13】 〔式中、R11はフェニル基または合わせて炭素原子を1
8個まで有する1ないし3個のアルキル基、炭素原子数
1ないし12のアルコキシ基、炭素原子数2ないし18
のアルコキシカルボニル基もしくは塩素原子により置換
されたフェニル基を表し、R12は水素原子を表し、R14
は水素原子、炭素原子数1ないし12のアルキル基、シ
クロペンチル基、シクロヘキシル基または塩素原子を表
し、R13はR12もしくはR14と同じ意味を表すか、また
は次式:
8個まで有する1ないし3個のアルキル基、炭素原子数
1ないし12のアルコキシ基、炭素原子数2ないし18
のアルコキシカルボニル基もしくは塩素原子により置換
されたフェニル基を表し、R12は水素原子を表し、R14
は水素原子、炭素原子数1ないし12のアルキル基、シ
クロペンチル基、シクロヘキシル基または塩素原子を表
し、R13はR12もしくはR14と同じ意味を表すか、また
は次式:
【化14】 {式中、R16は水素原子、炭素原子数1ないし18のア
ルキル基、酸素原子もしくは硫黄原子により中断された
炭素原子数2ないし18のアルキル基、全体で炭素原子
を3ないし16個有するジアルキルアミノアルキル基、
シクロペンチル基、シクロヘキシル基、フェニル基また
は合わせて炭素原子を18個まで有する1ないし3個の
アルキル基により置換されたフェニル基を表し、nは
0、1または2を表し、置換基R17は互いに独立して水
素原子、炭素原子数1ないし18のアルキル基、シクロ
ペンチル基、シクロヘキシル基、フェニル基、合わせて
炭素原子数16までの1もしくは2個のアルキル基によ
り置換されたフェニル基、式:−C2 H4 OH、−C2
H4 −O−Cm H2m+1または
ルキル基、酸素原子もしくは硫黄原子により中断された
炭素原子数2ないし18のアルキル基、全体で炭素原子
を3ないし16個有するジアルキルアミノアルキル基、
シクロペンチル基、シクロヘキシル基、フェニル基また
は合わせて炭素原子を18個まで有する1ないし3個の
アルキル基により置換されたフェニル基を表し、nは
0、1または2を表し、置換基R17は互いに独立して水
素原子、炭素原子数1ないし18のアルキル基、シクロ
ペンチル基、シクロヘキシル基、フェニル基、合わせて
炭素原子数16までの1もしくは2個のアルキル基によ
り置換されたフェニル基、式:−C2 H4 OH、−C2
H4 −O−Cm H2m+1または
【化15】 で表される基を表すか、またはそれらが結合されている
窒素原子と一緒になってピペリジン基もしくはモルホリ
ン基を形成し、mは1ないし18を表し、R20は水素原
子、炭素原子数1ないし22のアルキル基または炭素原
子数5ないし12のシクロアルキル基を表し、Aは窒素
原子、酸素原子または硫黄原子により中断されてもよい
炭素原子数2ないし22のアルキレン基を表し、R18は
水素原子、炭素原子数1ないし18のアルキル基、シク
ロペンチル基、シクロヘキシル基、フェニル基、合わせ
て炭素原子数16までの1もしくは2個のアルキル基に
より置換されたフェニル基またはベンジル基を表し、R
19は炭素原子数1ないし18のアルキル基を表し、Dは
−O−、−S−、−SO−、−SO2 −または−C(R
21)2 −を表し、置換基R21は互いに独立して水素原
子、炭素原子数1ないし16のアルキル基を表すが、2
個のR21は合わせて炭素原子を1ないし16個含有し、
R21はさらにフェニル基または次式:
窒素原子と一緒になってピペリジン基もしくはモルホリ
ン基を形成し、mは1ないし18を表し、R20は水素原
子、炭素原子数1ないし22のアルキル基または炭素原
子数5ないし12のシクロアルキル基を表し、Aは窒素
原子、酸素原子または硫黄原子により中断されてもよい
炭素原子数2ないし22のアルキレン基を表し、R18は
水素原子、炭素原子数1ないし18のアルキル基、シク
ロペンチル基、シクロヘキシル基、フェニル基、合わせ
て炭素原子数16までの1もしくは2個のアルキル基に
より置換されたフェニル基またはベンジル基を表し、R
19は炭素原子数1ないし18のアルキル基を表し、Dは
−O−、−S−、−SO−、−SO2 −または−C(R
21)2 −を表し、置換基R21は互いに独立して水素原
子、炭素原子数1ないし16のアルキル基を表すが、2
個のR21は合わせて炭素原子を1ないし16個含有し、
R21はさらにフェニル基または次式:
【化16】 (式中、R16およびR17は上記と同じ意味を表す)で表
される基を表し、Eは次式:
される基を表し、Eは次式:
【化17】 (式中、R11、R12およびR14は上記と同じ意味を表
す)で表される基を表す}で表される基を表し、そして
R15は水素原子、炭素原子数1ないし20のアルキル
基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、塩素原子ま
たは次式:
す)で表される基を表す}で表される基を表し、そして
R15は水素原子、炭素原子数1ないし20のアルキル
基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、塩素原子ま
たは次式:
【化18】 (式中、R16およびR17は上記と同じ意味を表す)で表
される基を表すか、またはR15はR14と一緒なってテト
ラメチル基を形成する〕で表される化合物である。
される基を表すか、またはR15はR14と一緒なってテト
ラメチル基を形成する〕で表される化合物である。
【0103】上記ベンゾフラン−2−オンの中で好まし
いのは、上記式中、R13が水素原子、炭素原子数1ない
し12のアルキル基、シクロペンチル基、シクロヘキシ
ル基、塩素原子または次式:
いのは、上記式中、R13が水素原子、炭素原子数1ない
し12のアルキル基、シクロペンチル基、シクロヘキシ
ル基、塩素原子または次式:
【化19】 または−D−E(式中、n、R16、R17、DおよびEは
上記と同じ意味を表すが、R16は特に水素原子、炭素原
子数1ないし18のアルキル基、シクロペンチル基また
はシクロヘキシル基を表す)で表される基を表すもので
ある。
上記と同じ意味を表すが、R16は特に水素原子、炭素原
子数1ないし18のアルキル基、シクロペンチル基また
はシクロヘキシル基を表す)で表される基を表すもので
ある。
【0104】上記ベンゾフラン−2−オンの中のその他
の好ましいものは、上記式中、R11がフェニル基または
合わせて炭素原子を12個まで有する1または2個のア
ルキル基により置換されたフェニル基を表し、R12が水
素原子を表し、R14が水素原子または炭素原子数1ない
し12のアルキル基を表し、R13が水素原子、炭素原子
数1ないし12のアルキル基、次式:
の好ましいものは、上記式中、R11がフェニル基または
合わせて炭素原子を12個まで有する1または2個のア
ルキル基により置換されたフェニル基を表し、R12が水
素原子を表し、R14が水素原子または炭素原子数1ない
し12のアルキル基を表し、R13が水素原子、炭素原子
数1ないし12のアルキル基、次式:
【化20】 または−D−Eで表される基を表し、R15が水素原子ま
たは炭素原子数1ないし20のアルキル基、次式:
たは炭素原子数1ないし20のアルキル基、次式:
【化21】 で表される基を表すか、またはR15はR14と一緒なって
テトラメチレン基を形成し、n、R16、R17、Dおよび
Eが前の定義と同じ意味を表す化合物である。
テトラメチレン基を形成し、n、R16、R17、Dおよび
Eが前の定義と同じ意味を表す化合物である。
【0105】上記ベンゾフラン−2−オンの中で特に興
味深いものは、上記式中、R11がフェニル基を表し、R
13が水素原子、炭素原子数1ないし12のアルキル基ま
たは−D−Eを表し、R12およびR14が互いに独立して
水素原子または炭素原子数1ないし4のアルキル基を表
し、そしてR15が炭素原子数1ないし20のアルキル基
を表し、DおよびEが前の定義と同じ意味を表す化合物
である。
味深いものは、上記式中、R11がフェニル基を表し、R
13が水素原子、炭素原子数1ないし12のアルキル基ま
たは−D−Eを表し、R12およびR14が互いに独立して
水素原子または炭素原子数1ないし4のアルキル基を表
し、そしてR15が炭素原子数1ないし20のアルキル基
を表し、DおよびEが前の定義と同じ意味を表す化合物
である。
【0106】最後にまた、上記式中、R11がフェニル基
を表し、R13が水素原子、炭素原子数1ないし4のアル
キル基または−D−Eを表し、R12およびR14が互いに
独立して水素原子を表し、そしてR15が炭素原子数1な
いし4のアルキル基、シクロペンチル基またはシクロヘ
キシル基を表し、Dが基−C(R21)2 −を表し、そし
てEが次式:
を表し、R13が水素原子、炭素原子数1ないし4のアル
キル基または−D−Eを表し、R12およびR14が互いに
独立して水素原子を表し、そしてR15が炭素原子数1な
いし4のアルキル基、シクロペンチル基またはシクロヘ
キシル基を表し、Dが基−C(R21)2 −を表し、そし
てEが次式:
【化22】 で表される基を表し、置換基R21が互いに同一または異
なり、各々が炭素原子数1ないし4のアルキル基を表
し、そしてR11、R12、R14およびR15が上記と同じ意
味を表すベンゾフラン−2−オンも特に興味深い。
なり、各々が炭素原子数1ないし4のアルキル基を表
し、そしてR11、R12、R14およびR15が上記と同じ意
味を表すベンゾフラン−2−オンも特に興味深い。
【0107】追加の添加剤、特に安定剤、例えば上記ベ
ンゾフラン−2−オンの量は広い範囲内を変化し得る。
例えば、0.0005ないし10重量%、好ましくは
0.001ないし5重量%、特に0.01ないし2重量
%で本発明に係る組成物中に存在し得る。
ンゾフラン−2−オンの量は広い範囲内を変化し得る。
例えば、0.0005ないし10重量%、好ましくは
0.001ないし5重量%、特に0.01ないし2重量
%で本発明に係る組成物中に存在し得る。
【0108】適当な滑剤および圧媒液(作動液)は例え
ば鉱油もしくは合成油またはそれらの混合物をベースと
する。滑剤は当業者に公知であり、そして関連する技術
文献、例えばDieter Klamann, "Schmierstoffe und ver
wandte Produkte" (Verlag Chemie, Weinheim 1982) 、
Schewe-Kobek, "Das Schmiermittel-Taschenbuch" (Dr.
Alfred Huthig-Verlag, Heidelberg, 1974)および"Ull
manns Enzyklopadie der technischen Chemie" vol. 1
3, pages 85-94 (Verlag Chemie, Weinheim 1977)に記
載されている。
ば鉱油もしくは合成油またはそれらの混合物をベースと
する。滑剤は当業者に公知であり、そして関連する技術
文献、例えばDieter Klamann, "Schmierstoffe und ver
wandte Produkte" (Verlag Chemie, Weinheim 1982) 、
Schewe-Kobek, "Das Schmiermittel-Taschenbuch" (Dr.
Alfred Huthig-Verlag, Heidelberg, 1974)および"Ull
manns Enzyklopadie der technischen Chemie" vol. 1
3, pages 85-94 (Verlag Chemie, Weinheim 1977)に記
載されている。
【0109】本発明はまた、式(I)で表される化合物
を有機材料中に混合するか、またはそれに適用すること
により有機材料を酸化、熱または光により誘導される崩
壊から安定化する方法を提供する。
を有機材料中に混合するか、またはそれに適用すること
により有機材料を酸化、熱または光により誘導される崩
壊から安定化する方法を提供する。
【0110】特に興味深いフェノール系酸化防止剤は以
下の群から選択される:n−オクタデシル3,5−ジ第
三ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート、ネオペ
ンタンテトライルテトラキス(3,5−ジ第三ブチル−
4−ヒドロキシヒドロシンナメート)、ジ−n−オクタ
デシル3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル
ホスホネート、1,3,5−トリス(3,5−ジ第三ブ
チル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、チ
オジエチレンビス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロ
キシヒドロシンナメート)、1,3,5−トリメチル−
2,4,6−トリス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒド
ロキシベンジル)ベンゼン、3,6−ジオキサオクタメ
チレンビス(3−メチル−5−第三ブチル−4−ヒドロ
キシヒドロシンナメート)、2,6−ジ第三ブチル−p
−クレゾール、2,2’−エチレンビス(4,6−ジ第
三ブチルフェノール)、1,3,5−トリス(2,6−
ジメチル−4−第三ブチル−3−ヒドロキシベンジテ
ル)イソシアヌレート、1,1,3−トリス(2−メチ
ル−4−ヒドロキシ−5−第三ブチルフェニル)ブタ
ン、1,3,5−トリス〔2−3,5−ジ第三ブチル−
4−ヒドロキシヒドロシンナモイルオキシ)エチル〕イ
ソシアヌレート、3,5−ジ(3,5−ジ第三ブチル−
4−ヒドロキシベンジル)メシトール、ヘキサメチレン
ビス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシヒドロシ
ンナメート)、1−(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒド
ロキシアニリノ)−3,5−ジ(オクチルチオ)−s−
トリアジン、N,N’−ヘキサメチレン−ビス(3,5
−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナムアミ
ド)、カルウシムビス(エチル3,5−ジ第三ブチル−
4−ヒドロキシベンジルホスホネート)、エチレンビス
〔3,3−ジ(3−第三ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)ブチレート〕、オクチル3,5−ジ第三ブチル−4
−ヒドロキシベンジルメルカプトアセテート、ビス
(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナ
モイル)ヒドラジド、およびN,N’−ビス〔2−
(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナ
モイルオキシ)−エチル〕オキサミド。
下の群から選択される:n−オクタデシル3,5−ジ第
三ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート、ネオペ
ンタンテトライルテトラキス(3,5−ジ第三ブチル−
4−ヒドロキシヒドロシンナメート)、ジ−n−オクタ
デシル3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル
ホスホネート、1,3,5−トリス(3,5−ジ第三ブ
チル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、チ
オジエチレンビス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロ
キシヒドロシンナメート)、1,3,5−トリメチル−
2,4,6−トリス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒド
ロキシベンジル)ベンゼン、3,6−ジオキサオクタメ
チレンビス(3−メチル−5−第三ブチル−4−ヒドロ
キシヒドロシンナメート)、2,6−ジ第三ブチル−p
−クレゾール、2,2’−エチレンビス(4,6−ジ第
三ブチルフェノール)、1,3,5−トリス(2,6−
ジメチル−4−第三ブチル−3−ヒドロキシベンジテ
ル)イソシアヌレート、1,1,3−トリス(2−メチ
ル−4−ヒドロキシ−5−第三ブチルフェニル)ブタ
ン、1,3,5−トリス〔2−3,5−ジ第三ブチル−
4−ヒドロキシヒドロシンナモイルオキシ)エチル〕イ
ソシアヌレート、3,5−ジ(3,5−ジ第三ブチル−
4−ヒドロキシベンジル)メシトール、ヘキサメチレン
ビス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシヒドロシ
ンナメート)、1−(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒド
ロキシアニリノ)−3,5−ジ(オクチルチオ)−s−
トリアジン、N,N’−ヘキサメチレン−ビス(3,5
−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナムアミ
ド)、カルウシムビス(エチル3,5−ジ第三ブチル−
4−ヒドロキシベンジルホスホネート)、エチレンビス
〔3,3−ジ(3−第三ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)ブチレート〕、オクチル3,5−ジ第三ブチル−4
−ヒドロキシベンジルメルカプトアセテート、ビス
(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナ
モイル)ヒドラジド、およびN,N’−ビス〔2−
(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナ
モイルオキシ)−エチル〕オキサミド。
【0111】最も好ましいフェノール系酸化防止剤はネ
オペンタンテトライルテトラキス(3,5−ジ第三ブチ
ル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート)、n−オクタ
デシル3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシヒドロシ
ンナメート、1,3,5−トリメチル−2,4,6−ト
リス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジ
ル)ベンゼン、1,3,5−トリス(3,5−ジ第三ブ
チル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、
2,6−ジ第三ブチル−p−クレゾールまたは2,2’
−エチリデンビス(4,6−ジ第三ブチルフェノール)
である。
オペンタンテトライルテトラキス(3,5−ジ第三ブチ
ル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート)、n−オクタ
デシル3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシヒドロシ
ンナメート、1,3,5−トリメチル−2,4,6−ト
リス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジ
ル)ベンゼン、1,3,5−トリス(3,5−ジ第三ブ
チル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、
2,6−ジ第三ブチル−p−クレゾールまたは2,2’
−エチリデンビス(4,6−ジ第三ブチルフェノール)
である。
【0112】特に興味深いヒンダードアミンは以下の群
から選択される:ビス(2,2,6,6−テトラメチル
ピペリジン−4−イル)セバケート、ビス(1,2,
2,6,6−ペンタメチルピペリジン−4−イル)セバ
ケート、ジ(1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリ
ジン−4−イル)(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロ
キシベンジル)ブチルマロネート、4−ベンゾイル−
2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4−ステア
リルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジ
ン、3−n−オクチル−7,7,9,9−テトラメチル
−1,3,8−トリアザ−スピロ〔4.5〕デカン−
2,4−ジオン、トリス(2,2,6,6−テトラメチ
ルピペリジン−4−イル)ニトリロトリアセテート、
1,2−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−3−オ
キソピペラジン−4−イル)エタン、2,2,4,4−
テトラメチル−7−オキサ−3,20−ジアザ−21−
オキソジスピロ〔5.1.11.2〕ヘンエイコサン、
2,4−ジクロロ−6−第三オクチルアミノ−s−トリ
アジンと4,4’−ヘキサメチレンビス(アミノ−2,
2,6,6−テトラメチルピペリジン)との重縮合物、
1−(2−ヒドロキシエチル)−2,2,6,6−テト
ラメチル−4−ヒドロキシピペリジンとコハク酸との重
縮合物、4,4’−ヘキサメチレンビス(アミノ−2,
2,6,6−テトラメチルピペリジン)と1,2−ジブ
ロモエタンとの重縮合物、テトラキス(2,2,6,6
−テトラメチルピペリジン−4−イル)1,2,3,4
−ブタンテトラカルボキシレート、テトラキス(1,
2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン−4−イル)
1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート、2,
4−ジクロロ−6−モルホリノ−s−トリアジンと4,
4’−ヘキサメチレンビス(アミノ−2,2,6,6−
テトラメチルピペリジン)と重縮合物、N,N’,
N”,N”’−テトラキス〔(4,6−ビス(ブチル−
2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)
−アミノ−s−トリアジン−2−イル〕−1,10−ジ
アミノ−4,7−ジアザデカン、混合された〔2,2,
6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル/β,β,
β’,β’−テトラメチル−3,9−(2,4,8,1
0−テトラオキサスピロ〔5.5〕−ウンデカン)ジエ
チル〕1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレー
ト、混合された〔1,2,2,6,6−ペンタメチルピ
ペリジン−4−イル/β,β,β’,β’−テトラメチ
ル−3,9−(2,4,8,10−テトラオキサスピロ
〔5.5〕−ウンデカン)ジエチル〕1,2,3,4−
ブタンテトラカルボキシレート、オクタメチレンビス
(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−カル
ボキシレート)、4,4’−エチレンビス(2,2,
6,6−テトラメチルピペラジン−3−オン)、および
ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメ
チルピペリジン−4−イル)セバケート。
から選択される:ビス(2,2,6,6−テトラメチル
ピペリジン−4−イル)セバケート、ビス(1,2,
2,6,6−ペンタメチルピペリジン−4−イル)セバ
ケート、ジ(1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリ
ジン−4−イル)(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロ
キシベンジル)ブチルマロネート、4−ベンゾイル−
2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4−ステア
リルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジ
ン、3−n−オクチル−7,7,9,9−テトラメチル
−1,3,8−トリアザ−スピロ〔4.5〕デカン−
2,4−ジオン、トリス(2,2,6,6−テトラメチ
ルピペリジン−4−イル)ニトリロトリアセテート、
1,2−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−3−オ
キソピペラジン−4−イル)エタン、2,2,4,4−
テトラメチル−7−オキサ−3,20−ジアザ−21−
オキソジスピロ〔5.1.11.2〕ヘンエイコサン、
2,4−ジクロロ−6−第三オクチルアミノ−s−トリ
アジンと4,4’−ヘキサメチレンビス(アミノ−2,
2,6,6−テトラメチルピペリジン)との重縮合物、
1−(2−ヒドロキシエチル)−2,2,6,6−テト
ラメチル−4−ヒドロキシピペリジンとコハク酸との重
縮合物、4,4’−ヘキサメチレンビス(アミノ−2,
2,6,6−テトラメチルピペリジン)と1,2−ジブ
ロモエタンとの重縮合物、テトラキス(2,2,6,6
−テトラメチルピペリジン−4−イル)1,2,3,4
−ブタンテトラカルボキシレート、テトラキス(1,
2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン−4−イル)
1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート、2,
4−ジクロロ−6−モルホリノ−s−トリアジンと4,
4’−ヘキサメチレンビス(アミノ−2,2,6,6−
テトラメチルピペリジン)と重縮合物、N,N’,
N”,N”’−テトラキス〔(4,6−ビス(ブチル−
2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)
−アミノ−s−トリアジン−2−イル〕−1,10−ジ
アミノ−4,7−ジアザデカン、混合された〔2,2,
6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル/β,β,
β’,β’−テトラメチル−3,9−(2,4,8,1
0−テトラオキサスピロ〔5.5〕−ウンデカン)ジエ
チル〕1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレー
ト、混合された〔1,2,2,6,6−ペンタメチルピ
ペリジン−4−イル/β,β,β’,β’−テトラメチ
ル−3,9−(2,4,8,10−テトラオキサスピロ
〔5.5〕−ウンデカン)ジエチル〕1,2,3,4−
ブタンテトラカルボキシレート、オクタメチレンビス
(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−カル
ボキシレート)、4,4’−エチレンビス(2,2,
6,6−テトラメチルピペラジン−3−オン)、および
ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメ
チルピペリジン−4−イル)セバケート。
【0113】最も好ましいヒンダードアミン化合物はビ
ス(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イ
ル)セバケート、1−(2−ヒドロキシエチル)−2,
2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジン
とコハク酸との重縮合物、2,4−ジクロロ−6−第三
オクチルアミノ−s−トリアジンと4,4’−ヘキサメ
チレンビス(アミノ−2,2,6,6−テトラメチルピ
ペリジン)と重縮合物、N,N’,N”,N”’−テト
ラキス〔(4,6−ビス(ブチル−2,2,6,6−テ
トラメチルピペリジン−4−イル−アミノ)−s−トリ
アジン−2−イル〕−1,10−ジアミノ−4,7−ジ
アザデカン、または特にビス(1−オクチルオキシ−
2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)
セバケートである。
ス(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イ
ル)セバケート、1−(2−ヒドロキシエチル)−2,
2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジン
とコハク酸との重縮合物、2,4−ジクロロ−6−第三
オクチルアミノ−s−トリアジンと4,4’−ヘキサメ
チレンビス(アミノ−2,2,6,6−テトラメチルピ
ペリジン)と重縮合物、N,N’,N”,N”’−テト
ラキス〔(4,6−ビス(ブチル−2,2,6,6−テ
トラメチルピペリジン−4−イル−アミノ)−s−トリ
アジン−2−イル〕−1,10−ジアミノ−4,7−ジ
アザデカン、または特にビス(1−オクチルオキシ−
2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)
セバケートである。
【0114】潤滑油は鉱油、合成油またはそのような油
のあらゆる混合物であってよい。鉱油が好ましく、そし
てこれらの例はパラフィン系炭化水素油、例えば40℃
で46mm2 /sの粘度を有する鉱油;"150 Solvent N
eutral" 40℃で32mm2/sの粘度を有する溶媒精
製された中性鉱油;および"solvent bright-stocks"鉱
油の精製過程から得られ、そして40℃で46mm2 /
sの粘度を有する高沸点残留物を包含する。
のあらゆる混合物であってよい。鉱油が好ましく、そし
てこれらの例はパラフィン系炭化水素油、例えば40℃
で46mm2 /sの粘度を有する鉱油;"150 Solvent N
eutral" 40℃で32mm2/sの粘度を有する溶媒精
製された中性鉱油;および"solvent bright-stocks"鉱
油の精製過程から得られ、そして40℃で46mm2 /
sの粘度を有する高沸点残留物を包含する。
【0115】存在し得る合成潤滑油は合成炭化水素、例
えばポリブテン、アルキルベンゼンおよびポリα−オレ
フィンならびに単純なジ−、トリ−およびテトラ−エス
テル、複合エステルおよび次式:G1 −OCC−アルキ
レン−COOG2 (式中、「アルキレン」は炭素原子数
2ないし14のアルキレン残基を意味し、そしてG1お
よびG2 は同一または異なって炭素原子数6ないし18
のアルキル基を表す)で表されるカルボン酸エステルか
ら誘導されるポリエステルであってよい。潤滑油ベース
ストックとして使用されるトリエステルはトリメチロー
ルプロパンと炭素原子数1ないし18のモノカルボン酸
またはその混合物から誘導されるものであり、適当なテ
トラエステルはペンタエリトリトールと炭素原子数1な
いし18のモノカルボン酸またはその混合物から誘導さ
れるものを包含する。
えばポリブテン、アルキルベンゼンおよびポリα−オレ
フィンならびに単純なジ−、トリ−およびテトラ−エス
テル、複合エステルおよび次式:G1 −OCC−アルキ
レン−COOG2 (式中、「アルキレン」は炭素原子数
2ないし14のアルキレン残基を意味し、そしてG1お
よびG2 は同一または異なって炭素原子数6ないし18
のアルキル基を表す)で表されるカルボン酸エステルか
ら誘導されるポリエステルであってよい。潤滑油ベース
ストックとして使用されるトリエステルはトリメチロー
ルプロパンと炭素原子数1ないし18のモノカルボン酸
またはその混合物から誘導されるものであり、適当なテ
トラエステルはペンタエリトリトールと炭素原子数1な
いし18のモノカルボン酸またはその混合物から誘導さ
れるものを包含する。
【0116】本発明の組成物の成分としての使用に適当
な複合エステルは一塩基性酸、二塩基性酸および多価ア
ルコールから誘導されるもの、例えばトリメチロールプ
ロパン、カプリル酸およびセバシン酸から誘導される複
合エステルである。
な複合エステルは一塩基性酸、二塩基性酸および多価ア
ルコールから誘導されるもの、例えばトリメチロールプ
ロパン、カプリル酸およびセバシン酸から誘導される複
合エステルである。
【0117】適当なポリエステルは炭素原子数4ないし
14の脂肪族ジカルボン酸と少なくとも1種の炭素原子
数3ないし12の2価脂肪族アルコールとから誘導され
るものであり、例えばアゼライン酸またはセバシン酸と
2,2,4−トリメチルヘキサン−1,6−ジオールと
から誘導されるものである。
14の脂肪族ジカルボン酸と少なくとも1種の炭素原子
数3ないし12の2価脂肪族アルコールとから誘導され
るものであり、例えばアゼライン酸またはセバシン酸と
2,2,4−トリメチルヘキサン−1,6−ジオールと
から誘導されるものである。
【0118】その他の潤滑油は当業者に公知であり、そ
して例えばSchewe-Kobek, "Schmiermittel-Taschenbuc
h", (Huethig Verlag, Heiderberg 1974) およびD. Kl
amann, "Schmierstoff und verwandte Produkte", (Ver
lag Chemie, Weinheim 1982)に記載されている。
して例えばSchewe-Kobek, "Schmiermittel-Taschenbuc
h", (Huethig Verlag, Heiderberg 1974) およびD. Kl
amann, "Schmierstoff und verwandte Produkte", (Ver
lag Chemie, Weinheim 1982)に記載されている。
【0119】潤滑油適用媒体はまた、潤滑油の基本的特
性を改良するために添加され得るその他の添加剤、例え
ば金属不動態化剤、粘度指数向上剤、流動点降下剤、分
散剤、界面活性剤、付加的な防錆剤、極圧添加剤、磨耗
防止剤および酸化防止剤を含有し得る。
性を改良するために添加され得るその他の添加剤、例え
ば金属不動態化剤、粘度指数向上剤、流動点降下剤、分
散剤、界面活性剤、付加的な防錆剤、極圧添加剤、磨耗
防止剤および酸化防止剤を含有し得る。
【0120】フェノール系酸化防止剤の例 1.アルキル化モノフェノール 2,6−ジ−第三ブチル−4−メチルフェノール、2,
6−ジ−第三ブチルフェノール、2−第三ブチル−4,
6−ジメチルフェノール、2,6−ジ−第三ブチル−4
−エチルフェノール、2,6−ジ−第三ブチル−4−n
−ブチルフェノール、2,6−ジ−第三ブチル−4−イ
ソブチルフェノール、2,6−ジシクロペンチル−4−
メチルフェノ−ル、2−(β−メチルシクロヘキシル)
−4,6−ジメチルフェノール、2,6−ジオクタデシ
ル−4−メチルフェノ−ル、2,4,6−トリシクロヘ
キシルフェノール、2,6−ジ−第三ブチル−4−メト
キシメチルフェノール。
6−ジ−第三ブチルフェノール、2−第三ブチル−4,
6−ジメチルフェノール、2,6−ジ−第三ブチル−4
−エチルフェノール、2,6−ジ−第三ブチル−4−n
−ブチルフェノール、2,6−ジ−第三ブチル−4−イ
ソブチルフェノール、2,6−ジシクロペンチル−4−
メチルフェノ−ル、2−(β−メチルシクロヘキシル)
−4,6−ジメチルフェノール、2,6−ジオクタデシ
ル−4−メチルフェノ−ル、2,4,6−トリシクロヘ
キシルフェノール、2,6−ジ−第三ブチル−4−メト
キシメチルフェノール。
【0121】2.アルキル化ヒドロキノン 2,6−ジ第三ブチル−4−メトキシフェノール、2,
5−ジ第三ブチルヒドロキノン、2,5−ジ第三アミル
ヒドロキノン、2,6−ジフェニル−4−オクタデシル
オキシフェノール。
5−ジ第三ブチルヒドロキノン、2,5−ジ第三アミル
ヒドロキノン、2,6−ジフェニル−4−オクタデシル
オキシフェノール。
【0122】3.ヒドロキシル化チオジフェニルエーテ
ル 2,2’−チオビス(6−第三ブチル−4−メチルフェ
ノール)、2,2’−チオビス(4−オクチルフェニ
ル)、4,4’−チオビス(6−第三ブチル−3−メチ
ルフェノール)、4,4’−チオビス(6−第三ブチル
−2−メチルフェノール)。
ル 2,2’−チオビス(6−第三ブチル−4−メチルフェ
ノール)、2,2’−チオビス(4−オクチルフェニ
ル)、4,4’−チオビス(6−第三ブチル−3−メチ
ルフェノール)、4,4’−チオビス(6−第三ブチル
−2−メチルフェノール)。
【0123】4.アルキリデンビスフェノールの例 2,2’−メチレンビス(6−第三ブチル−4−メチル
フェノール)、2,2’−メチレンビス(6−第三ブチ
ル−4−エチルフェノール)、2,2’−メチレンビス
〔4−メチル−6−(α−メチルシクロヘキシル)フェ
ノール〕、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−
シクロヘキシルフェノール)、2,2’−メチレンビス
(6−ノニル−4−メチルフェノール)、2,2’−メ
チレンビス(4,6−ジ−第三ブチルフェノール)、
2,2’−エチリデンビス(4,6−ジ−第三ブチルフ
ェノール)、2,2’−エチリデンビス(6−第三ブチ
ル−4または−5−イソブチルフェノール)、2,2’
−メチレンビス〔6−(α−メチルベンジル)−4−ノ
ニルフェノール〕、2,2’−メチレンビス〔6−
(α,α−ジメチルベンジル)−4−ノニルフェノー
ル〕、4,4’−メチレンビス(2,6−ジ−第三ブチ
ルフェノール)、4,4’−メチレンビス(6−第三ブ
チル−2−メチルフェノール)、1,1−ビス(5−第
三ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェノール)ブ
タン、2,6−ジ(3−第三ブチル−5−メチル−2−
ヒドロキシベンジル)−4−メチルフェノール、1,
1,3−トリス(5−第三ブチル−4−ヒドロキシ−2
−メチルフェニル)−3−n−ドデシルメルカプトブタ
ン、エチレングリコール−ビス〔3,3−ビス(3’−
第三ブチル−4’ーヒドロキシフェニル)ブチレー
ト〕、ビス(3−第三ブチル−4ーヒドロキシ−5−メ
チルフェニル)ジシクロペンタジエン、ビス〔2−
(3’−第三ブチル−2’−ヒドロキシ−5’−メチル
ベンジル)−6−第三ブチル−4−メチルフェニル〕テ
レフタレート。
フェノール)、2,2’−メチレンビス(6−第三ブチ
ル−4−エチルフェノール)、2,2’−メチレンビス
〔4−メチル−6−(α−メチルシクロヘキシル)フェ
ノール〕、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−
シクロヘキシルフェノール)、2,2’−メチレンビス
(6−ノニル−4−メチルフェノール)、2,2’−メ
チレンビス(4,6−ジ−第三ブチルフェノール)、
2,2’−エチリデンビス(4,6−ジ−第三ブチルフ
ェノール)、2,2’−エチリデンビス(6−第三ブチ
ル−4または−5−イソブチルフェノール)、2,2’
−メチレンビス〔6−(α−メチルベンジル)−4−ノ
ニルフェノール〕、2,2’−メチレンビス〔6−
(α,α−ジメチルベンジル)−4−ノニルフェノー
ル〕、4,4’−メチレンビス(2,6−ジ−第三ブチ
ルフェノール)、4,4’−メチレンビス(6−第三ブ
チル−2−メチルフェノール)、1,1−ビス(5−第
三ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェノール)ブ
タン、2,6−ジ(3−第三ブチル−5−メチル−2−
ヒドロキシベンジル)−4−メチルフェノール、1,
1,3−トリス(5−第三ブチル−4−ヒドロキシ−2
−メチルフェニル)−3−n−ドデシルメルカプトブタ
ン、エチレングリコール−ビス〔3,3−ビス(3’−
第三ブチル−4’ーヒドロキシフェニル)ブチレー
ト〕、ビス(3−第三ブチル−4ーヒドロキシ−5−メ
チルフェニル)ジシクロペンタジエン、ビス〔2−
(3’−第三ブチル−2’−ヒドロキシ−5’−メチル
ベンジル)−6−第三ブチル−4−メチルフェニル〕テ
レフタレート。
【0124】5.ベンジル化合物 1,3,5−トリ(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロ
キシベンジル)−2,4,6−トリメチルベンゼン、ビ
ス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)
スルフィド、3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベ
ンジル−メルカプト酢酸イソオクチルエステル、ビス
(4−第三ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチル
ベンジル)ジチオールテレフタレート、1,3,5−ト
リス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジ
ル)イソシアヌレート、1,3,5−トリス(4−第三
ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベンジル)
イソシアヌレート、3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロ
キシベンジル−ホスホン酸ジオクタデシルエステル、
3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル−ホス
ホン酸モノエチルエステル、カルシウム塩。
キシベンジル)−2,4,6−トリメチルベンゼン、ビ
ス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)
スルフィド、3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベ
ンジル−メルカプト酢酸イソオクチルエステル、ビス
(4−第三ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチル
ベンジル)ジチオールテレフタレート、1,3,5−ト
リス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジ
ル)イソシアヌレート、1,3,5−トリス(4−第三
ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベンジル)
イソシアヌレート、3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロ
キシベンジル−ホスホン酸ジオクタデシルエステル、
3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル−ホス
ホン酸モノエチルエステル、カルシウム塩。
【0125】6.アシルアミノフェノールの例 4−ヒドロキシラウリン酸−アニリド、4−ヒドロキシ
ステアリン酸−アニリド、2,4−ビスオクチルメルカ
プト−6−(3,5−第三ブチル−4−ヒドロキシアニ
リノ)−s−トリアジン、オクチルN−(3,5−ジ−
第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−カルバメー
ト。
ステアリン酸−アニリド、2,4−ビスオクチルメルカ
プト−6−(3,5−第三ブチル−4−ヒドロキシアニ
リノ)−s−トリアジン、オクチルN−(3,5−ジ−
第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−カルバメー
ト。
【0126】7.β−(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)プロピオン酸と以下の一価または多
価アルコールとのエステル アルコールの例:メタノール、イソオクチルアルコー
ル、2−エチルヘキサノール、ジエチレングリコール、
オクタデカノール、トリエチレングリコール、1,6−
ヘキサンジオール、ペンタエリトリトール、ネオペンチ
ルグリコール、トリスヒドロキシエチルイソシアヌレー
ト、チオジエチレングリコール、ビスヒドロキシエチル
シュウ酸ジアミド。
ドロキシフェニル)プロピオン酸と以下の一価または多
価アルコールとのエステル アルコールの例:メタノール、イソオクチルアルコー
ル、2−エチルヘキサノール、ジエチレングリコール、
オクタデカノール、トリエチレングリコール、1,6−
ヘキサンジオール、ペンタエリトリトール、ネオペンチ
ルグリコール、トリスヒドロキシエチルイソシアヌレー
ト、チオジエチレングリコール、ビスヒドロキシエチル
シュウ酸ジアミド。
【0127】8.β−(5−第三ブチル−4−ヒドロキ
シ−3−メチルフェニル)プロピオン酸と以下の一価ま
たは多価アルコールとのエステル アルコールの例:メタノール、イソオクチルアルコー
ル、2−エチルヘキサノール、ジエチレングリコール、
オクタデカノール、トリエチレングリコール、1,6−
ヘキサンジオール、ペンタエリトリトール、ネオペンチ
ルグリコール、トリスヒドロキシエチルイソシアヌレー
ト、チオジエチレングリコール、ビスヒドロキシエチル
シュウ酸ジアミド。
シ−3−メチルフェニル)プロピオン酸と以下の一価ま
たは多価アルコールとのエステル アルコールの例:メタノール、イソオクチルアルコー
ル、2−エチルヘキサノール、ジエチレングリコール、
オクタデカノール、トリエチレングリコール、1,6−
ヘキサンジオール、ペンタエリトリトール、ネオペンチ
ルグリコール、トリスヒドロキシエチルイソシアヌレー
ト、チオジエチレングリコール、ビスヒドロキシエチル
シュウ酸ジアミド。
【0128】9.β−(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)プロピオン酸のアミドの例 N,N’−ビス(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロ
キシフェニルプロピオニル)ヘキサメチレンジアミン、
N,N’−ビス(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロ
キシフェニルプロピオニル)トリメチレンジアミン、
N,N’−ビス(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロ
キシフェニルプロピオニル)ヒドラジン。
ドロキシフェニル)プロピオン酸のアミドの例 N,N’−ビス(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロ
キシフェニルプロピオニル)ヘキサメチレンジアミン、
N,N’−ビス(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロ
キシフェニルプロピオニル)トリメチレンジアミン、
N,N’−ビス(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロ
キシフェニルプロピオニル)ヒドラジン。
【0129】アミン酸化防止剤の例 N,N’−ジイソプロピル−p−フェニレンジアミン、
N,N’−ジ第二ブチル−p−フェニレンジアミン、
N,N’−ビス(1,4−ジメチルペンチル)−p−フ
ェニレンジアミン、N,N’−ビス(1−エチル−3−
メチルペンチル)−p−フェニレンジアミン、N,N’
−ビス(1−メチルヘプチル)−p−フェニレンジアミ
ン、N,N’−ジシクロヘキシル−p−フェニレンジア
ミン、N,N’−ジフェニル−p−フェニレンジアミ
ン、N,N’−ジ(ナフチル−2−)−p−フェニレン
ジアミン、N−イソプロピル−N’−フェニル−p−フ
ェニレンジアミン、N−(1,3−ジメチルブチル)−
N’−フェニル−p−フェニレンジアミン、N−(1−
メチルヘプチル)−N’−フェニル−p−フェニレンジ
アミン、N−シクロヘキシル−N’−フェニル−p−フ
ェニレンジアミン、4−(p−トルエンスルホンアミ
ド)ジフェニルアミン、N,N’−ジメチル−N,N’
−ジ第二ブチル−p−フェニレンジアミン、ジフェニル
アミン、N−アリルジフェニルアミン、4−イソプロポ
キシジフェニルアミン、N−フェニル−1−ナフチルア
ミン、N−フェニル−2−ナフチルアミン、オクチル化
ジフェニルアミン、例えばp,p’−ジ第三オクチルジ
フェニルアミン、4−n−ブチルアミノフェノール、4
−ブチリルアミノフェノール、4−ノナノイルアミノフ
ェノール、4−ドデカノイルアミノフェノール、4−オ
クタデカノイルアミノフェノール、ジ(4−メトシキフ
ェニル)アミン、2,6−ジ第三ブチル−4−ジメチル
アミノメチルフェノール、2,4’−ジアミノジフェニ
ルメタン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、N,
N,N’,N’−テトラメチル−4,4’−ジアミノジ
フェニルメタン、1,2−ジ(フェニルアミノ)エタ
ン、1,2−ジ〔2−メチルフェニル)アミノ〕エタ
ン、1,3−ジ(フェニルアミノ)プロパン、(o−ト
リル)ビグアニド、ジ〔4−1,3−ジメチルブチル)
フェニル〕アミン、第三オクチル化N−フェニル−1−
ナフチルアミン、モノ−およびジアルキル化第三ブチル
−/第三オクチルジフェニルアミンの混合物、2,3−
ジヒドロ−3,3−ジメチル−4H−1,4−ベンゾチ
アジン、フェノチアゾン、N−アリルフェノチアジン、
第三オクチル化フェノチアジン、3,7−ジ第三オクチ
ルフェノチアジン。
N,N’−ジ第二ブチル−p−フェニレンジアミン、
N,N’−ビス(1,4−ジメチルペンチル)−p−フ
ェニレンジアミン、N,N’−ビス(1−エチル−3−
メチルペンチル)−p−フェニレンジアミン、N,N’
−ビス(1−メチルヘプチル)−p−フェニレンジアミ
ン、N,N’−ジシクロヘキシル−p−フェニレンジア
ミン、N,N’−ジフェニル−p−フェニレンジアミ
ン、N,N’−ジ(ナフチル−2−)−p−フェニレン
ジアミン、N−イソプロピル−N’−フェニル−p−フ
ェニレンジアミン、N−(1,3−ジメチルブチル)−
N’−フェニル−p−フェニレンジアミン、N−(1−
メチルヘプチル)−N’−フェニル−p−フェニレンジ
アミン、N−シクロヘキシル−N’−フェニル−p−フ
ェニレンジアミン、4−(p−トルエンスルホンアミ
ド)ジフェニルアミン、N,N’−ジメチル−N,N’
−ジ第二ブチル−p−フェニレンジアミン、ジフェニル
アミン、N−アリルジフェニルアミン、4−イソプロポ
キシジフェニルアミン、N−フェニル−1−ナフチルア
ミン、N−フェニル−2−ナフチルアミン、オクチル化
ジフェニルアミン、例えばp,p’−ジ第三オクチルジ
フェニルアミン、4−n−ブチルアミノフェノール、4
−ブチリルアミノフェノール、4−ノナノイルアミノフ
ェノール、4−ドデカノイルアミノフェノール、4−オ
クタデカノイルアミノフェノール、ジ(4−メトシキフ
ェニル)アミン、2,6−ジ第三ブチル−4−ジメチル
アミノメチルフェノール、2,4’−ジアミノジフェニ
ルメタン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、N,
N,N’,N’−テトラメチル−4,4’−ジアミノジ
フェニルメタン、1,2−ジ(フェニルアミノ)エタ
ン、1,2−ジ〔2−メチルフェニル)アミノ〕エタ
ン、1,3−ジ(フェニルアミノ)プロパン、(o−ト
リル)ビグアニド、ジ〔4−1,3−ジメチルブチル)
フェニル〕アミン、第三オクチル化N−フェニル−1−
ナフチルアミン、モノ−およびジアルキル化第三ブチル
−/第三オクチルジフェニルアミンの混合物、2,3−
ジヒドロ−3,3−ジメチル−4H−1,4−ベンゾチ
アジン、フェノチアゾン、N−アリルフェノチアジン、
第三オクチル化フェノチアジン、3,7−ジ第三オクチ
ルフェノチアジン。
【0130】その他の酸化防止剤の例 脂肪族または芳香族ホスフィット、チオジプロピオン酸
またはチオジ酢酸のエステル、またはジチオカルバミン
酸またはジチオリン酸の塩。
またはチオジ酢酸のエステル、またはジチオカルバミン
酸またはジチオリン酸の塩。
【0131】金属不動態化剤の例、例えば銅用不動態化
剤の例は以下のとおりである:トリアゾール、ベンゾト
リアゾールおよびそれらの誘導体、トルトリアゾールお
よびそれらの誘導体、例えばジ(2−エチルヘキシル)
アミノメチルトルトリアゾール、2−メルカプトベンゾ
チアゾール、5,5’−メチレン−ビスベンゾトリアゾ
ール、4,5,6,7−テトラヒドロベンゾトリアゾー
ル、サリチリデン−プロピレン−ジアミンおよびサリチ
ルアミノ−グアニジンおよびそれらの塩、1,2,4−
トリアゾールおよび欧州特許出願第160620号に開
示されているような1,2,4−トリアゾールをホルム
アルデヒドおよびアミンHNR8 R9 と反応させること
により得られる次式:
剤の例は以下のとおりである:トリアゾール、ベンゾト
リアゾールおよびそれらの誘導体、トルトリアゾールお
よびそれらの誘導体、例えばジ(2−エチルヘキシル)
アミノメチルトルトリアゾール、2−メルカプトベンゾ
チアゾール、5,5’−メチレン−ビスベンゾトリアゾ
ール、4,5,6,7−テトラヒドロベンゾトリアゾー
ル、サリチリデン−プロピレン−ジアミンおよびサリチ
ルアミノ−グアニジンおよびそれらの塩、1,2,4−
トリアゾールおよび欧州特許出願第160620号に開
示されているような1,2,4−トリアゾールをホルム
アルデヒドおよびアミンHNR8 R9 と反応させること
により得られる次式:
【化23】 (式中、R8 およびR9 は独立して例えばアルキル基、
アルケニル基またはヒドロキシエチル基を表す)で表さ
れるN,N’−二置換アミノメチルトリアゾール;およ
びベンゾトリアゾールまたはトルトリアゾール、ホルム
アルデヒドおよびアミンHNR8 R9 から得られるマン
ニッヒ反応生成物。
アルケニル基またはヒドロキシエチル基を表す)で表さ
れるN,N’−二置換アミノメチルトリアゾール;およ
びベンゾトリアゾールまたはトルトリアゾール、ホルム
アルデヒドおよびアミンHNR8 R9 から得られるマン
ニッヒ反応生成物。
【0132】防錆剤の例 a)有機酸、それらのエステル、金属酸および無水物、
例えばN−オレオイルサルコシン、ソルビタン−モノオ
レエート、鉛ナフテネート、コハク酸アルケニルおよび
その無水物、例えばドデセニルコハク酸無水物、コハク
酸部分エステルおよびアミン、4−ノニル−フェノキシ
酢酸。 b)窒素含有化合物の例 I.第一、第二または第三脂肪族または脂環式アミンお
よび有機および無機酸のアミン塩、例えば油溶性アルキ
ルアンモニウムカルボキシレート、 II.複素環式化合物、例えば置換イミダゾリンおよび
オキサゾリン。 c)リン含有化合物の例 リン酸またはリン酸部分エステルのアミン塩、亜鉛ジア
ルキルジチオホスフェート。 d)硫黄含有化合物、例えばバリウムジノニルナフタレ
ン−n−スルホネート、カルシウム石油スルホネート。 e)特公昭48−15783号に記載されたγ−アルコ
キシプロピルアミンの誘導体;および f)次式:Y−NH3 −R10CO2 −(式中、Yは基R
11X1 CH2 CH(OH)CH2 を表し、R10およびR
11は独立して例えばアルキル基を表し、そしてX1 は
O、CO2 、NH、N(アルキル)、N(アルケニル)
またはSを表す)で表される基を有する塩。これらの塩
はDE−OS3437876(ドイツ国特許公開)に開
示されるようにアミンY−NH2 を酸R10CO2 Hと混
合することにより製造される。
例えばN−オレオイルサルコシン、ソルビタン−モノオ
レエート、鉛ナフテネート、コハク酸アルケニルおよび
その無水物、例えばドデセニルコハク酸無水物、コハク
酸部分エステルおよびアミン、4−ノニル−フェノキシ
酢酸。 b)窒素含有化合物の例 I.第一、第二または第三脂肪族または脂環式アミンお
よび有機および無機酸のアミン塩、例えば油溶性アルキ
ルアンモニウムカルボキシレート、 II.複素環式化合物、例えば置換イミダゾリンおよび
オキサゾリン。 c)リン含有化合物の例 リン酸またはリン酸部分エステルのアミン塩、亜鉛ジア
ルキルジチオホスフェート。 d)硫黄含有化合物、例えばバリウムジノニルナフタレ
ン−n−スルホネート、カルシウム石油スルホネート。 e)特公昭48−15783号に記載されたγ−アルコ
キシプロピルアミンの誘導体;および f)次式:Y−NH3 −R10CO2 −(式中、Yは基R
11X1 CH2 CH(OH)CH2 を表し、R10およびR
11は独立して例えばアルキル基を表し、そしてX1 は
O、CO2 、NH、N(アルキル)、N(アルケニル)
またはSを表す)で表される基を有する塩。これらの塩
はDE−OS3437876(ドイツ国特許公開)に開
示されるようにアミンY−NH2 を酸R10CO2 Hと混
合することにより製造される。
【0133】g)次式: R12−X2 −CH2 −CH(OH)−CH2 NR13R14 (式中、X1 は−O−、−S−、−SO2 −C(O)−
O−または−N(Rd)を表し、その場合、R12はHま
たは炭素原子数1ないし12のアルキル基を表し、R13
は非置換の炭素原子数1ないし4のアルキル基または1
ないし3個のヒドロキシ基により置換された炭素原子数
2ないし5のアルキル基を表し、R14は水素原子、非置
換の炭素原子数1ないし4のアルキル基または1ないし
3個のヒドロキシ基により置換された炭素原子数2ない
し5のアルキル基を表すが、R13およびR14の少なくと
も一方はヒドロキシ置換されており、そしてR12は炭素
原子数2ないし20のアルキル−CH2 −CH(OH)
−CH2 NR13R14を表すか、またはR12は炭素原子数
2ないし18のアルケニル基、炭素原子数2または3の
アルキニル基または炭素原子数5ないし12のシクロア
ルキル基を表し、X2が−O−または−C(O)−O−
を表す場合、R12は分岐した炭素原子数4ないし20の
アルキル基を表す)で表される化合物。これらの化合物
はGB特許明細書2172284A号に記載されてい
る。
O−または−N(Rd)を表し、その場合、R12はHま
たは炭素原子数1ないし12のアルキル基を表し、R13
は非置換の炭素原子数1ないし4のアルキル基または1
ないし3個のヒドロキシ基により置換された炭素原子数
2ないし5のアルキル基を表し、R14は水素原子、非置
換の炭素原子数1ないし4のアルキル基または1ないし
3個のヒドロキシ基により置換された炭素原子数2ない
し5のアルキル基を表すが、R13およびR14の少なくと
も一方はヒドロキシ置換されており、そしてR12は炭素
原子数2ないし20のアルキル−CH2 −CH(OH)
−CH2 NR13R14を表すか、またはR12は炭素原子数
2ないし18のアルケニル基、炭素原子数2または3の
アルキニル基または炭素原子数5ないし12のシクロア
ルキル基を表し、X2が−O−または−C(O)−O−
を表す場合、R12は分岐した炭素原子数4ないし20の
アルキル基を表す)で表される化合物。これらの化合物
はGB特許明細書2172284A号に記載されてい
る。
【0134】h)次式:
【化24】 (式中、R15、R16、R17は独立して水素原子、炭素原
子数1ないし15のアルキル基、炭素原子数5ないし1
2のシクロアルキル基、炭素原子数6ないし15のアリ
ール基または炭素原子数7ないし12のアルアルキル基
を表し、そしてR18およびR19は独立して水素原子、2
−ヒドロキシエチル基または2−ヒドロキシプロピル基
を表すが、ただしR18およびR19は同時には水素原子を
表わさず、そしてR18およびR19が各々−CH2 CH2
OHである時、R15およびR16は同時には水素原子を表
さず、そしてR17はペンチル基を表さない)で表される
化合物。これらの化合物はEP特許明細書025200
7号に記載されている。
子数1ないし15のアルキル基、炭素原子数5ないし1
2のシクロアルキル基、炭素原子数6ないし15のアリ
ール基または炭素原子数7ないし12のアルアルキル基
を表し、そしてR18およびR19は独立して水素原子、2
−ヒドロキシエチル基または2−ヒドロキシプロピル基
を表すが、ただしR18およびR19は同時には水素原子を
表わさず、そしてR18およびR19が各々−CH2 CH2
OHである時、R15およびR16は同時には水素原子を表
さず、そしてR17はペンチル基を表さない)で表される
化合物。これらの化合物はEP特許明細書025200
7号に記載されている。
【0135】粘度指数向上剤の例 ポリアクリレート、ポリメタクリレート、ビニルピロリ
ドン/メタクリレート−コポリマー、ポリビニルピロリ
ドン、ポリブタン、オレフィンコポリマー、スチレン/
−アクリレート−コポリマー、ポリエーテル。
ドン/メタクリレート−コポリマー、ポリビニルピロリ
ドン、ポリブタン、オレフィンコポリマー、スチレン/
−アクリレート−コポリマー、ポリエーテル。
【0136】流動点降下剤の例 ポリメタクリレート、アルキル化ナフタレン誘導体。
【0137】分散剤/界面活性剤の例 ポリブテニルコハク酸アミドまたはイミド、ポリブテニ
ルホスホン酸誘導体、塩基性マグネシウム−、カルシウ
ム−、およびバリウムスルホネートおよび−フェノレー
ト。
ルホスホン酸誘導体、塩基性マグネシウム−、カルシウ
ム−、およびバリウムスルホネートおよび−フェノレー
ト。
【0138】磨耗防止剤および極圧添加剤の例 硫黄−および/またはリン−および/またはハロゲン−
含有化合物、例えば硫化植物油、亜鉛ジアルキルジチオ
ホスフェート、トリトリルホスフェート、塩素化パラフ
ィン、アルキル−およびアリールジ−およびトリスルフ
ィド、トリフェニルホスホロチオネート。
含有化合物、例えば硫化植物油、亜鉛ジアルキルジチオ
ホスフェート、トリトリルホスフェート、塩素化パラフ
ィン、アルキル−およびアリールジ−およびトリスルフ
ィド、トリフェニルホスホロチオネート。
【0139】本発明の化合物は多数の公知方法によりポ
リマー系に混合され得る。それらの比較的高い分子量は
高いプロセス温度が使用されるか、または表面近傍で高
濃度が、特に積層品の製造のように必要とされる場合に
上記化合物を特に適当なものとする。高い分子量と10
0℃に近い融点との組合せは本発明の化合物を粉末コー
ティング用途に特に有用なものとする。ベンゾフェノン
誘導体はまた染料浴適用における広い用途が、特にポリ
エステルに対して見られ、そして本発明の化合物はまた
上記の用途に十分に適している。
リマー系に混合され得る。それらの比較的高い分子量は
高いプロセス温度が使用されるか、または表面近傍で高
濃度が、特に積層品の製造のように必要とされる場合に
上記化合物を特に適当なものとする。高い分子量と10
0℃に近い融点との組合せは本発明の化合物を粉末コー
ティング用途に特に有用なものとする。ベンゾフェノン
誘導体はまた染料浴適用における広い用途が、特にポリ
エステルに対して見られ、そして本発明の化合物はまた
上記の用途に十分に適している。
【0140】
【実施例】以下の実施例は説明のためだけのものであ
り、本発明の範囲を何ら制限するためのものではない。 実施例1:4’−フェニルチオ−2,4−ジヒドロキシ
ベンゾフェノン 1−メチル−2−ピロリジノン(NMP)50mL中の
4’−クロロ−2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン5
0グラムおよび炭酸カリウム27.8グラムにチオフェ
ノール22.2グラムを添加する。得られる懸濁液を攪
拌しながら200℃で2.5時間加熱する。反応混合物
を次に室温まで冷却し、10%塩酸で酸性にし、そして
酢酸エチルで抽出する。有機相を水および塩水で洗浄
し、無水の硫酸マグネシウムで乾燥させ、そして濃縮す
ると、深赤色シロップ70グラムが残る。粗製材料を酢
酸エチル/ヘプタン混合物(1:1)に溶解し、そして
シリカゲルの層を通す濾過により部分的に精製すると、
濃縮後に、明橙色固体66.6グラムが得られる。 1H
NMRおよびIRは表題化合物と一致した。質量分析
結果:m/z322(M+ )。
り、本発明の範囲を何ら制限するためのものではない。 実施例1:4’−フェニルチオ−2,4−ジヒドロキシ
ベンゾフェノン 1−メチル−2−ピロリジノン(NMP)50mL中の
4’−クロロ−2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン5
0グラムおよび炭酸カリウム27.8グラムにチオフェ
ノール22.2グラムを添加する。得られる懸濁液を攪
拌しながら200℃で2.5時間加熱する。反応混合物
を次に室温まで冷却し、10%塩酸で酸性にし、そして
酢酸エチルで抽出する。有機相を水および塩水で洗浄
し、無水の硫酸マグネシウムで乾燥させ、そして濃縮す
ると、深赤色シロップ70グラムが残る。粗製材料を酢
酸エチル/ヘプタン混合物(1:1)に溶解し、そして
シリカゲルの層を通す濾過により部分的に精製すると、
濃縮後に、明橙色固体66.6グラムが得られる。 1H
NMRおよびIRは表題化合物と一致した。質量分析
結果:m/z322(M+ )。
【0141】実施例2:4−ブトキシ−2−ヒドロキシ
−4’−オクチルチオベンゾフェノン 実施例1の操作に従って、4’−クロロ−2−ヒドロキ
シ−4−ブトキシベンゾフェノン5.5グラムをNMP
20mL中のオクタンチオール2.6グラムおよび炭酸
カリウム2.5グラムと反応させ、明褐色の固体7.3
グラムを得、これを酢酸エチル中に溶解し、シリカゲル
層を介して濾過し、そして再結晶化すると4−ブトキシ
−2−ヒドロキシ−4’−オクチルチオベンゾフェノン
2.1グラムが淡黄色固体として得られる。融点77−
79℃。質量分析結果:m/z414(M+ )。 元素分析結果: C25H34O3 Sに対する計算値:C,72.4;H,8.3;S,7.7 実測値:C,71.6;H,8.3;S,7.9
−4’−オクチルチオベンゾフェノン 実施例1の操作に従って、4’−クロロ−2−ヒドロキ
シ−4−ブトキシベンゾフェノン5.5グラムをNMP
20mL中のオクタンチオール2.6グラムおよび炭酸
カリウム2.5グラムと反応させ、明褐色の固体7.3
グラムを得、これを酢酸エチル中に溶解し、シリカゲル
層を介して濾過し、そして再結晶化すると4−ブトキシ
−2−ヒドロキシ−4’−オクチルチオベンゾフェノン
2.1グラムが淡黄色固体として得られる。融点77−
79℃。質量分析結果:m/z414(M+ )。 元素分析結果: C25H34O3 Sに対する計算値:C,72.4;H,8.3;S,7.7 実測値:C,71.6;H,8.3;S,7.9
【0142】実施例3:2−ヒドロキシ−4−オクチル
オキシ−4’−フェニルチオベンゾフェノン N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)50mL中の
4’−フェニルチオ−2,4−ジヒドロキシベンゾフェ
ノン9.0グラムの溶液に攪拌しながら炭酸カリウム
3.8グラムを添加する。1−ブロモオクタン5.4グ
ラムを添加し、そして得られる混合物を還流点近傍で
1.5時間加熱する。反応混合物を次に室温まで冷却
し、10%塩酸で酸性にし、そして酢酸エチルで抽出す
る。有機相を水および塩水で洗浄し、無水の硫酸マグネ
シウムで乾燥させ、そして濃縮すると、粗製2−ヒドロ
キシ−4−オクチルオキシ−4’−フェニルチオベンゾ
フェノン9.7グラムが残り、これを酢酸エチル/ヘプ
タンからの再結晶により精製するとほぼ白色の固体2.
8グラムが得られる。融点65−67℃。質量分析結
果:m/z434(M+ )。 元素分析結果: C27H30O3 Sに対する計算値:C,74.6;H,7.0;S,7.4 実測値:C,74.5;H,6.8;S,7.3
オキシ−4’−フェニルチオベンゾフェノン N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)50mL中の
4’−フェニルチオ−2,4−ジヒドロキシベンゾフェ
ノン9.0グラムの溶液に攪拌しながら炭酸カリウム
3.8グラムを添加する。1−ブロモオクタン5.4グ
ラムを添加し、そして得られる混合物を還流点近傍で
1.5時間加熱する。反応混合物を次に室温まで冷却
し、10%塩酸で酸性にし、そして酢酸エチルで抽出す
る。有機相を水および塩水で洗浄し、無水の硫酸マグネ
シウムで乾燥させ、そして濃縮すると、粗製2−ヒドロ
キシ−4−オクチルオキシ−4’−フェニルチオベンゾ
フェノン9.7グラムが残り、これを酢酸エチル/ヘプ
タンからの再結晶により精製するとほぼ白色の固体2.
8グラムが得られる。融点65−67℃。質量分析結
果:m/z434(M+ )。 元素分析結果: C27H30O3 Sに対する計算値:C,74.6;H,7.0;S,7.4 実測値:C,74.5;H,6.8;S,7.3
【0143】実施例4:エチル6−〔3−ヒドロキシ−
4−(4−フェニルチオベンゾイル)フェノキシ〕ヘキ
サノエート 実施例3の操作に従って、4’−フェニルチオ−2,4
−ジヒドロキシベンゾフェノン5.0グラム、炭酸カリ
ウム2.1グラムおよびエチル6−ブロモヘキサノエー
ト3.5グラムをDMF25mL中で2.5時間反応さ
せる。仕上げにより暗色シロップ6.3グラムが得ら
れ、これをシリカゲルクロマトグラフィーによりヘプタ
ン/酢酸エチルを溶離液として精製すると、エチル6−
〔3−ヒドロキシ−4−(4−フェニルチオベンゾイ
ル)フェノキシ〕ヘキサノエート5.0グラムが黄色シ
ロップとして得られる。質量分析結果:m/z464
(M+ )。
4−(4−フェニルチオベンゾイル)フェノキシ〕ヘキ
サノエート 実施例3の操作に従って、4’−フェニルチオ−2,4
−ジヒドロキシベンゾフェノン5.0グラム、炭酸カリ
ウム2.1グラムおよびエチル6−ブロモヘキサノエー
ト3.5グラムをDMF25mL中で2.5時間反応さ
せる。仕上げにより暗色シロップ6.3グラムが得ら
れ、これをシリカゲルクロマトグラフィーによりヘプタ
ン/酢酸エチルを溶離液として精製すると、エチル6−
〔3−ヒドロキシ−4−(4−フェニルチオベンゾイ
ル)フェノキシ〕ヘキサノエート5.0グラムが黄色シ
ロップとして得られる。質量分析結果:m/z464
(M+ )。
【0144】実施例5:1,6−ビス〔3−ヒドロキシ
−4−(4−フェニルチオベンゾイル)フェノキシ〕ヘ
キサン 実施例3の操作に従って、4’−フェニルチオ−2,4
−ジヒドロキシベンゾフェノン15.0グラム、炭酸カ
リウム6.4グラムおよび1,6−ジブロモヘキサン
5.7グラムをDMF100mL中で1時間反応させ
る。仕上げの後、生成する褐色残渣を温トルエン中に溶
解し、シリカゲル層を通して濾過し、そして濃縮すると
橙色シロップ13.3グラムが残り、これを酢酸エチル
に溶解し、ヘプタンで粉末化すると1,6−ビス〔3−
ヒドロキシ−4−(4−フェニルチオベンゾイル)フェ
ノキシ〕ヘキサン12.6グラムが得られる。酢酸エチ
ル/ヘプタンからの再結晶により黄色固体4グラムが得
られる。融点122−125℃。質量分析(ci,イソ
ブタン)結果:m/z727(M+ +1)。
−4−(4−フェニルチオベンゾイル)フェノキシ〕ヘ
キサン 実施例3の操作に従って、4’−フェニルチオ−2,4
−ジヒドロキシベンゾフェノン15.0グラム、炭酸カ
リウム6.4グラムおよび1,6−ジブロモヘキサン
5.7グラムをDMF100mL中で1時間反応させ
る。仕上げの後、生成する褐色残渣を温トルエン中に溶
解し、シリカゲル層を通して濾過し、そして濃縮すると
橙色シロップ13.3グラムが残り、これを酢酸エチル
に溶解し、ヘプタンで粉末化すると1,6−ビス〔3−
ヒドロキシ−4−(4−フェニルチオベンゾイル)フェ
ノキシ〕ヘキサン12.6グラムが得られる。酢酸エチ
ル/ヘプタンからの再結晶により黄色固体4グラムが得
られる。融点122−125℃。質量分析(ci,イソ
ブタン)結果:m/z727(M+ +1)。
【0145】実施例6:1,10−ビス〔3−ヒドロキ
シ−4−(4−フェニルチオベンゾイル)フェノキシ〕
デカン 実施例3の操作に従って、4’−フェニルチオ−2,4
−ジヒドロキシベンゾフェノン5.0グラム、炭酸カリ
ウム2.1グラムおよび1,10−ジクロロデカン1.
9グラムをDMF25mL中で1時間反応させる。水中
での仕上げの後、褐色固体6.9グラムが得られる。こ
れを酢酸エチルに溶解し、シリカゲル層を通して濾過す
る。濾液を部分的に濃縮すると、1,10−ビス〔3−
ヒドロキシ−4−(4−フェニルチオベンゾイル)フェ
ノキシ〕デカン2.1グラムが明黄色結晶として沈澱す
る。融点125−127℃。質量分析(ci,イソブタ
ン)結果:m/z783(M+ +1)。
シ−4−(4−フェニルチオベンゾイル)フェノキシ〕
デカン 実施例3の操作に従って、4’−フェニルチオ−2,4
−ジヒドロキシベンゾフェノン5.0グラム、炭酸カリ
ウム2.1グラムおよび1,10−ジクロロデカン1.
9グラムをDMF25mL中で1時間反応させる。水中
での仕上げの後、褐色固体6.9グラムが得られる。こ
れを酢酸エチルに溶解し、シリカゲル層を通して濾過す
る。濾液を部分的に濃縮すると、1,10−ビス〔3−
ヒドロキシ−4−(4−フェニルチオベンゾイル)フェ
ノキシ〕デカン2.1グラムが明黄色結晶として沈澱す
る。融点125−127℃。質量分析(ci,イソブタ
ン)結果:m/z783(M+ +1)。
【0146】実施例7:2−ヒドロキシ−4−(2−ヒ
ドロキシエチルオキシ)−4’−フェニルチオベンゾフ
ェノン 4’−フェニルチオ−2,4−ジヒドロキシベンゾフェ
ノン5.0グラム、炭酸エチレン1.7グラムおよびテ
トラブチルアンモニウムヨウダイド1.4グラムをメル
トとして一緒に130℃で5時間加熱する。深赤色の反
応混合物を室温まで冷却し、そして生成するシロップに
水および酢酸エチルを添加する。混合物を分離し、有機
相を水および塩水で洗浄し、無水の硫酸マグネシウムで
乾燥させ、そして濃縮すると、粗製生成物5.5グラム
が残り、これを酢酸エチル:ヘプタン(1:1)を溶離
液として用いるシリカゲルクロマトグラフィーにより精
製すると、2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシエチ
ルオキシ)−4’−フェニルチオベンゾフェノン3.1
グラムがほぼ白色の固体として得られる。融点77−7
9℃。質量分析結果:m/z366(M+ )。 元素分析結果: C21H18O4 Sに対する計算値:C,68.8;H,4.9;S,8.7 実測値:C,68.6;H,4.6;S,8.5
ドロキシエチルオキシ)−4’−フェニルチオベンゾフ
ェノン 4’−フェニルチオ−2,4−ジヒドロキシベンゾフェ
ノン5.0グラム、炭酸エチレン1.7グラムおよびテ
トラブチルアンモニウムヨウダイド1.4グラムをメル
トとして一緒に130℃で5時間加熱する。深赤色の反
応混合物を室温まで冷却し、そして生成するシロップに
水および酢酸エチルを添加する。混合物を分離し、有機
相を水および塩水で洗浄し、無水の硫酸マグネシウムで
乾燥させ、そして濃縮すると、粗製生成物5.5グラム
が残り、これを酢酸エチル:ヘプタン(1:1)を溶離
液として用いるシリカゲルクロマトグラフィーにより精
製すると、2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシエチ
ルオキシ)−4’−フェニルチオベンゾフェノン3.1
グラムがほぼ白色の固体として得られる。融点77−7
9℃。質量分析結果:m/z366(M+ )。 元素分析結果: C21H18O4 Sに対する計算値:C,68.8;H,4.9;S,8.7 実測値:C,68.6;H,4.6;S,8.5
【0147】実施例8:2−ヒドロキシ−4−(2−ヒ
ドロキシ−3−フェノキシプロポキシ)−4’−フェニ
ルチオベンゾフェノン DMF20mL中の4’−フェニルチオ−2,4−ジヒ
ドロキシベンゾフェノン4.0グラムおよび1,2−エ
ポキシ−3−フェノキシプロパン(フェニルグリシジル
エーテル)1.9グラムの溶液にエチルトリフェニルホ
スホニウムヨーダイド0.2グラムを添加し、そして得
られた混合物を攪拌しながら140℃で5時間加熱す
る。反応混合物を冷却し、10%塩酸で酸性にし、そし
て酢酸エチルで抽出する。有機相を水および塩水で洗浄
し、無水の硫酸マグネシウムで乾燥させ、そして濃縮す
る。酢酸エチル/ヘプタン(1:1)を溶離液として用
いるシリカゲルクロマトグラフィーにより残渣を分離す
ると、2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシ−3−フ
ェノキシプロポキシ)−4’−フェニルチオベンゾフェ
ノンを含有する画分が得られる。これを酢酸エチル/ヘ
プタンからの再結晶によりさらに精製すると、明橙色の
固体1.6グラムが得られる。融点101−102℃。
質量分析結果:m/z472(M+ )。
ドロキシ−3−フェノキシプロポキシ)−4’−フェニ
ルチオベンゾフェノン DMF20mL中の4’−フェニルチオ−2,4−ジヒ
ドロキシベンゾフェノン4.0グラムおよび1,2−エ
ポキシ−3−フェノキシプロパン(フェニルグリシジル
エーテル)1.9グラムの溶液にエチルトリフェニルホ
スホニウムヨーダイド0.2グラムを添加し、そして得
られた混合物を攪拌しながら140℃で5時間加熱す
る。反応混合物を冷却し、10%塩酸で酸性にし、そし
て酢酸エチルで抽出する。有機相を水および塩水で洗浄
し、無水の硫酸マグネシウムで乾燥させ、そして濃縮す
る。酢酸エチル/ヘプタン(1:1)を溶離液として用
いるシリカゲルクロマトグラフィーにより残渣を分離す
ると、2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシ−3−フ
ェノキシプロポキシ)−4’−フェニルチオベンゾフェ
ノンを含有する画分が得られる。これを酢酸エチル/ヘ
プタンからの再結晶によりさらに精製すると、明橙色の
固体1.6グラムが得られる。融点101−102℃。
質量分析結果:m/z472(M+ )。
【0148】実施例9:2−ヒドロキシ−4’−フェニ
ルチオ−4−プロピオニルオキシベンゾフェノン 塩化メチレン40mL中の4’−フェニルチオ−2,4
−ジヒドロキシベンゾフェノン5グラムおよびトリエチ
ルアミン2.2グラムの攪拌された溶液に0℃で塩化プ
ロピオニル1.4グラムを10分間かけ滴下して添加す
る。0℃で1.5時間後、反応混合物を室温まで温め、
そしてさらに6時間攪拌する。混合物を10%塩酸で酸
性にし、そして分離し、そして有機相を水および塩水で
洗浄し、無水の硫酸マグネシウムで乾燥させ、そして濃
縮すると、赤色シロップ5.0グラムが残る。酢酸エチ
ル/ヘプタン(1:20)を溶離液として用いるシリカ
ゲルクロマトグラフィーによる精製により、2−ヒドロ
キシ−4’−フェニルチオ−4−プロピオニルオキシベ
ンゾフェノン2.6グラムが明黄色固体として得られ
る。融点88−90℃。質量分析(ci,イソブタン)
結果:m/z379(M+ +1)。 元素分析結果: C22H18O4 Sに対する計算値:C,69.8;H,4.8;S,8.5 実測値:C,69.9;H,4.7;S,8.9
ルチオ−4−プロピオニルオキシベンゾフェノン 塩化メチレン40mL中の4’−フェニルチオ−2,4
−ジヒドロキシベンゾフェノン5グラムおよびトリエチ
ルアミン2.2グラムの攪拌された溶液に0℃で塩化プ
ロピオニル1.4グラムを10分間かけ滴下して添加す
る。0℃で1.5時間後、反応混合物を室温まで温め、
そしてさらに6時間攪拌する。混合物を10%塩酸で酸
性にし、そして分離し、そして有機相を水および塩水で
洗浄し、無水の硫酸マグネシウムで乾燥させ、そして濃
縮すると、赤色シロップ5.0グラムが残る。酢酸エチ
ル/ヘプタン(1:20)を溶離液として用いるシリカ
ゲルクロマトグラフィーによる精製により、2−ヒドロ
キシ−4’−フェニルチオ−4−プロピオニルオキシベ
ンゾフェノン2.6グラムが明黄色固体として得られ
る。融点88−90℃。質量分析(ci,イソブタン)
結果:m/z379(M+ +1)。 元素分析結果: C22H18O4 Sに対する計算値:C,69.8;H,4.8;S,8.5 実測値:C,69.9;H,4.7;S,8.9
【0149】実施例10:4−(3,5−ジ第三ブチル
−4−ヒドロキシベンゾイルオキシ)−2−ヒドロキシ
−4’−フェニルチオベンゾフェノン トルエン20mL中の4’−フェニルチオ−2,4−ジ
ヒドロキシベンゾフェノン3.0グラムおよびトリエチ
ルアミン1.4グラムの攪拌された溶液に3,5−ジ第
三ブチル−4−ヒドロキシベンゾイルクロリドのトルエ
ン溶液を滴下して添加する。室温で3時間後、混合物を
10%塩酸で酸性にし、そして酢酸エチルで抽出する。
有機相を水および塩水で洗浄し、無水の硫酸ナトリウム
で乾燥させ、そして濃縮すると、橙色ペースト5.5グ
ラムが残る。シリカゲルクロマトグラフィーによる精製
により表題化合物3.2グラムが明黄色固体として得ら
れる。質量分析結果:m/z554(M+ )。
−4−ヒドロキシベンゾイルオキシ)−2−ヒドロキシ
−4’−フェニルチオベンゾフェノン トルエン20mL中の4’−フェニルチオ−2,4−ジ
ヒドロキシベンゾフェノン3.0グラムおよびトリエチ
ルアミン1.4グラムの攪拌された溶液に3,5−ジ第
三ブチル−4−ヒドロキシベンゾイルクロリドのトルエ
ン溶液を滴下して添加する。室温で3時間後、混合物を
10%塩酸で酸性にし、そして酢酸エチルで抽出する。
有機相を水および塩水で洗浄し、無水の硫酸ナトリウム
で乾燥させ、そして濃縮すると、橙色ペースト5.5グ
ラムが残る。シリカゲルクロマトグラフィーによる精製
により表題化合物3.2グラムが明黄色固体として得ら
れる。質量分析結果:m/z554(M+ )。
【0150】実施例11:4−ブトキシ−2−ヒドロキ
シ−4’−(2−ヒドロキシエチルチオ)ベンゾフェノ
ン 実施例2の操作に従って、等モル量の4’−クロロ−2
−ヒドロキシ−4−ブトキシベンゾフェノンと2−メル
カプトエタノールとを炭酸カリウムの存在下で反応させ
ることにより表題化合物を製造する。
シ−4’−(2−ヒドロキシエチルチオ)ベンゾフェノ
ン 実施例2の操作に従って、等モル量の4’−クロロ−2
−ヒドロキシ−4−ブトキシベンゾフェノンと2−メル
カプトエタノールとを炭酸カリウムの存在下で反応させ
ることにより表題化合物を製造する。
【0151】実施例12:1,3−ビス〔3−ヒドロキ
シ−4−(4−フェニルチオベンゾイル)フェノキシ〕
−2−ヒドロキシプロパン 実施例3の一般的操作に従って、当量の4’−フェニル
チオ−2,4−ジヒドロキシベンゾフェノンと半当量の
エピクロロヒドリンとを炭酸カリウムの存在下で反応さ
せることにより表題化合物を製造する。
シ−4−(4−フェニルチオベンゾイル)フェノキシ〕
−2−ヒドロキシプロパン 実施例3の一般的操作に従って、当量の4’−フェニル
チオ−2,4−ジヒドロキシベンゾフェノンと半当量の
エピクロロヒドリンとを炭酸カリウムの存在下で反応さ
せることにより表題化合物を製造する。
【0152】実施例13:1,3−ビス〔3−ヒドロキ
シ−4−(4−フェニルチオベンゾイル)フェノキシ〕
−2−プロピルメタクリレート 実施例12のアルコール化合物を還流トルエン中の過剰
量のメタクリル酸と触媒量のトルエンスルホン酸の存在
下で反応させることにより表題化合物を製造する。
シ−4−(4−フェニルチオベンゾイル)フェノキシ〕
−2−プロピルメタクリレート 実施例12のアルコール化合物を還流トルエン中の過剰
量のメタクリル酸と触媒量のトルエンスルホン酸の存在
下で反応させることにより表題化合物を製造する。
【0153】実施例14:4−グリシジルオキシ−2−
ヒドロキシ−4’−フェニルチオベンゾフェノン 実施例3の一般的操作に従って、等量の4’−フェニル
チオ−2,4−ジヒドロキシベンゾフェノンとエピクロ
ロヒドリンとを炭酸カリウムの存在下で反応させること
により表題化合物を製造する。
ヒドロキシ−4’−フェニルチオベンゾフェノン 実施例3の一般的操作に従って、等量の4’−フェニル
チオ−2,4−ジヒドロキシベンゾフェノンとエピクロ
ロヒドリンとを炭酸カリウムの存在下で反応させること
により表題化合物を製造する。
【0154】実施例15:4−(2,3−ジヒドロキシ
プロポキシ)−2−ヒドロキシ−4’−フェニルチオベ
ンゾフェノン テトラヒドロフラン中の鉱酸の存在下での実施例14の
化合物と水との反応により表題化合物を製造する。
プロポキシ)−2−ヒドロキシ−4’−フェニルチオベ
ンゾフェノン テトラヒドロフラン中の鉱酸の存在下での実施例14の
化合物と水との反応により表題化合物を製造する。
【0155】実施例16:6−〔3−ヒドロキシ−4−
(4−フェニルチオベンゾイル)フェノキシ〕ヘキサン
酸 実施例3の一般的操作に従って、等量の4’−フェニル
チオ−2,4−ジヒドロキシベンゾフェノンと6−ブロ
モヘキサン酸とを炭酸カリウムの存在下で反応させるこ
とにより表題化合物を製造する。
(4−フェニルチオベンゾイル)フェノキシ〕ヘキサン
酸 実施例3の一般的操作に従って、等量の4’−フェニル
チオ−2,4−ジヒドロキシベンゾフェノンと6−ブロ
モヘキサン酸とを炭酸カリウムの存在下で反応させるこ
とにより表題化合物を製造する。
【0156】実施例17:2−〔3−ヒドロキシ−4−
(4−フェニルチオベンゾイル)フェノキシ〕エチル6
−〔3−ヒドロキシ−4−(4−フェニルチオベンゾイ
ル)フェノキシ〕ヘキサノエート 還流トルエン中の等量の実施例7のアルコール化合物と
実施例16の化合物とを登録商標アンバーリスト(AMBER
LYST) 15強酸樹脂の存在下に反応させることにより表
題化合物を製造する。
(4−フェニルチオベンゾイル)フェノキシ〕エチル6
−〔3−ヒドロキシ−4−(4−フェニルチオベンゾイ
ル)フェノキシ〕ヘキサノエート 還流トルエン中の等量の実施例7のアルコール化合物と
実施例16の化合物とを登録商標アンバーリスト(AMBER
LYST) 15強酸樹脂の存在下に反応させることにより表
題化合物を製造する。
【0157】実施例18:ビス〔3−ヒドロキシ−4−
(4−フェニルチオベンゾイル)フェノキシエチル〕セ
バケート 実施例13または実施例17の一般的操作に従って、実
施例7のアルコール化合物当量を半当量のセバシン酸と
反応させることにより表題化合物を製造する。
(4−フェニルチオベンゾイル)フェノキシエチル〕セ
バケート 実施例13または実施例17の一般的操作に従って、実
施例7のアルコール化合物当量を半当量のセバシン酸と
反応させることにより表題化合物を製造する。
【0158】実施例19:ヘキサン−1,6−ジイルジ
{6−〔3−ヒドロキシ−4−(4−フェニルチオベン
ゾイル)フェノキシ〕ヘキサノエート} 実施例13または実施例17の一般的操作に従って、実
施例16の酸化合物当量を半当量の1,6−ヘキサンジ
オールと反応させることにより表題化合物を製造する。
{6−〔3−ヒドロキシ−4−(4−フェニルチオベン
ゾイル)フェノキシ〕ヘキサノエート} 実施例13または実施例17の一般的操作に従って、実
施例16の酸化合物当量を半当量の1,6−ヘキサンジ
オールと反応させることにより表題化合物を製造する。
【0159】実施例20:1,8−ビス{〔3−ヒドロ
キシ−4−(4−フェニルチオベンゾイル)フェノキ
シ〕−3,6−ジオキサオクタン} 実施例3の一般的操作に従って、当量の4’−フェニル
チオ−2,4−ジヒドロキシベンゾフェノンを半当量の
1,2−ビス(2−クロロエトキシ)エタンと炭酸カリ
ウムの存在下に反応させることにより表題化合物を製造
する。
キシ−4−(4−フェニルチオベンゾイル)フェノキ
シ〕−3,6−ジオキサオクタン} 実施例3の一般的操作に従って、当量の4’−フェニル
チオ−2,4−ジヒドロキシベンゾフェノンを半当量の
1,2−ビス(2−クロロエトキシ)エタンと炭酸カリ
ウムの存在下に反応させることにより表題化合物を製造
する。
【0160】実施例21:2−〔3−ヒドロキシ−4−
(4−フェニルチオベンゾイル)フェノキシ〕エチル4
−ベンゾイル−3−ヒドロキシフェノキシアセテート 実施例17の一般的操作に従って、等量の実施例7のア
ルコール化合物と4−ベンゾイル−3−ヒドロキシフェ
ノキシ酢酸と反応させることにより表題化合物を製造す
る。
(4−フェニルチオベンゾイル)フェノキシ〕エチル4
−ベンゾイル−3−ヒドロキシフェノキシアセテート 実施例17の一般的操作に従って、等量の実施例7のア
ルコール化合物と4−ベンゾイル−3−ヒドロキシフェ
ノキシ酢酸と反応させることにより表題化合物を製造す
る。
【0161】実施例22:4’−フェニルチオ−2,4
−ジヒドロキシベンゾフェノン 2,4−ジヒドロキシ−4’−クロロベンゾフェノン3
9g(156ミリモル)、チオフェノール22.4g
(204ミリモル)および炭酸カリウム26g(188
ミリモル)の混合物をN−メチル−2−ピロリドン30
0ml中210℃の温度で24時間攪拌する。冷却後、
反応混合物を塩酸(10%)で中和し、そして酢酸エチ
ル4×250mlで抽出する。そのようにして得られた
溶液を水で洗浄し、その後、塩化ナトリウムの飽和溶液
で洗浄する。得られた残渣を無水の硫酸マグネシウムで
乾燥、濾過および溶媒の蒸発の後、シリカゲル(酢酸エ
チル:ヘプタン=1:5)上でのクロマトグラフィーに
供する。生成物を酢酸エチル/ヘキサンから再結晶する
と、表題化合物21.5gが117−118℃の融点を
有する黄色結晶として得られる。 元素分析結果: C19H14O3 Sに対する計算値:C,70.8;H,4.4;S,9.9 実測値:C,70.9;H,4.5;S,9.9
−ジヒドロキシベンゾフェノン 2,4−ジヒドロキシ−4’−クロロベンゾフェノン3
9g(156ミリモル)、チオフェノール22.4g
(204ミリモル)および炭酸カリウム26g(188
ミリモル)の混合物をN−メチル−2−ピロリドン30
0ml中210℃の温度で24時間攪拌する。冷却後、
反応混合物を塩酸(10%)で中和し、そして酢酸エチ
ル4×250mlで抽出する。そのようにして得られた
溶液を水で洗浄し、その後、塩化ナトリウムの飽和溶液
で洗浄する。得られた残渣を無水の硫酸マグネシウムで
乾燥、濾過および溶媒の蒸発の後、シリカゲル(酢酸エ
チル:ヘプタン=1:5)上でのクロマトグラフィーに
供する。生成物を酢酸エチル/ヘキサンから再結晶する
と、表題化合物21.5gが117−118℃の融点を
有する黄色結晶として得られる。 元素分析結果: C19H14O3 Sに対する計算値:C,70.8;H,4.4;S,9.9 実測値:C,70.9;H,4.5;S,9.9
【0162】実施例23:2−ヒドロキシ−4−〔3−
トリス(トリメチルシロキシ)シリル〕プロピルオキシ
−4’−クロロベンゾフェノン 2,4−ジヒドロキシ−4’−クロロベンゾフェノン2
0g(80ミリモル)、3−クロロプロピル−トリス
(トリメチルシロキシ)シラン59.7g(160ミリ
モル)、ヨウ化カリウム1.33gおよび炭酸カリウム
13.2gの混合物をN,N−ジメチルアセトアミド2
00ml中85℃の温度で窒素下に3時間攪拌する。冷
却後、混合物を真空中で濃縮する。油状残渣をクロマト
グラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:100)に供
する。表題化合物17.5gが淡黄色油状物として得ら
れる。 元素分析結果: C25H41O6 Si4 Clに対する計算値: C,51.3;H,7.1;Cl,6.1 実測値:C,50.8;H,7.3;Cl,6.6
トリス(トリメチルシロキシ)シリル〕プロピルオキシ
−4’−クロロベンゾフェノン 2,4−ジヒドロキシ−4’−クロロベンゾフェノン2
0g(80ミリモル)、3−クロロプロピル−トリス
(トリメチルシロキシ)シラン59.7g(160ミリ
モル)、ヨウ化カリウム1.33gおよび炭酸カリウム
13.2gの混合物をN,N−ジメチルアセトアミド2
00ml中85℃の温度で窒素下に3時間攪拌する。冷
却後、混合物を真空中で濃縮する。油状残渣をクロマト
グラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:100)に供
する。表題化合物17.5gが淡黄色油状物として得ら
れる。 元素分析結果: C25H41O6 Si4 Clに対する計算値: C,51.3;H,7.1;Cl,6.1 実測値:C,50.8;H,7.3;Cl,6.6
【0163】実施例24:2−ヒドロキシ−4−〔3−
トリス(トリメチルシロキシ)シリル〕プロピルオキシ
−4’−フェニルチオベンゾフェノン 実施例23の一般的操作に従って、2,4−ジヒドロキ
シ−4’−クロロベンゾフェノンの代わりに当量の2,
4−ジヒドロキシ−4’−フェニルチオベンゾフェノン
を用いて、表題化合物が淡黄色油状物として得られる。 元素分析結果: C31H46O6 Si4 Sに対する計算値: C,56.5;H,7.0;S,4.9 実測値:C,55.0;H,7.4;S,4.4
トリス(トリメチルシロキシ)シリル〕プロピルオキシ
−4’−フェニルチオベンゾフェノン 実施例23の一般的操作に従って、2,4−ジヒドロキ
シ−4’−クロロベンゾフェノンの代わりに当量の2,
4−ジヒドロキシ−4’−フェニルチオベンゾフェノン
を用いて、表題化合物が淡黄色油状物として得られる。 元素分析結果: C31H46O6 Si4 Sに対する計算値: C,56.5;H,7.0;S,4.9 実測値:C,55.0;H,7.4;S,4.4
【0164】実施例25:2−ヒドロキシ−4−ドデシ
ルオキシ−4’−クロロベンゾフェノン 2,4−ジヒドロキシ−4’−クロロベンゾフェノン2
0g(80ミリモル)、1−ブロモドデカン21.9g
(88ミリモル)および炭酸水素ナトリウム8.4g
(100ミリモル)の混合物を第二ブタノール77.6
gおよび水25.6g中で加熱し、そして20時間還流
する。反応混合物を次いで活性炭0.8gの存在下で1
5分間攪拌し、そして温めながら濾過する。生成物を冷
却して結晶化させる。第二ブタノールからの再結晶後、
融点61−63℃の淡黄色結晶21.5gが得られる。 元素分析結果: C25H33O3 Clに対する計算値:C,72.0;H,7.9;Cl,8.5 実測値:C,72.1;H,8.1;Cl,8.5
ルオキシ−4’−クロロベンゾフェノン 2,4−ジヒドロキシ−4’−クロロベンゾフェノン2
0g(80ミリモル)、1−ブロモドデカン21.9g
(88ミリモル)および炭酸水素ナトリウム8.4g
(100ミリモル)の混合物を第二ブタノール77.6
gおよび水25.6g中で加熱し、そして20時間還流
する。反応混合物を次いで活性炭0.8gの存在下で1
5分間攪拌し、そして温めながら濾過する。生成物を冷
却して結晶化させる。第二ブタノールからの再結晶後、
融点61−63℃の淡黄色結晶21.5gが得られる。 元素分析結果: C25H33O3 Clに対する計算値:C,72.0;H,7.9;Cl,8.5 実測値:C,72.1;H,8.1;Cl,8.5
【0165】実施例26:2−ヒドロキシ−4−ドデシ
ルオキシ−4’−フェニルチオベンゾフェノン 実施例25の一般的操作を用いるが、2,4−ジヒドロ
キシ−4’−クロロベンゾフェノンの代わりに当量の
2,4−ジヒドロキシ−4’−フェニルチオベンゾフェ
ノンを用いると、表題化合物が融点59−60℃の淡黄
色結晶として得られる。 C31H38O3 Sに対する計算値:C,75.9;H,7.8;S,6.5 実測値:C,75.9;H,7.8;S,6.7
ルオキシ−4’−フェニルチオベンゾフェノン 実施例25の一般的操作を用いるが、2,4−ジヒドロ
キシ−4’−クロロベンゾフェノンの代わりに当量の
2,4−ジヒドロキシ−4’−フェニルチオベンゾフェ
ノンを用いると、表題化合物が融点59−60℃の淡黄
色結晶として得られる。 C31H38O3 Sに対する計算値:C,75.9;H,7.8;S,6.5 実測値:C,75.9;H,7.8;S,6.7
【0166】実施例27:UV吸収の比較 近紫外における4種の異なる波長での以下のUV吸光度
およびモル消衰係数(ε)データは本発明のチオエーテ
ル置換されたベンゾフェノンがより長波長側で相当する
非硫黄置換ベンゾフェノンや類似のスルホニル置換ベン
ゾフェノンに比べより高い吸収を示す。以下の例におけ
る全ての試料の濃度は酢酸エチル中20mg/Lであ
る。
およびモル消衰係数(ε)データは本発明のチオエーテ
ル置換されたベンゾフェノンがより長波長側で相当する
非硫黄置換ベンゾフェノンや類似のスルホニル置換ベン
ゾフェノンに比べより高い吸収を示す。以下の例におけ
る全ての試料の濃度は酢酸エチル中20mg/Lであ
る。
【0167】 吸光度化合物 λ325nm λ335nm λ360nm λ370nm UV531* 0.570 0.500 0.084 0.012 実施例3* 0.780 0.832 0.394 0.161 スルホン** 0.460 0.445 0.169 0.077 実施例2** 0.967 0.997 0.402 0.148 スルホン*** 0.250 0.261 0.121 0.060 実施例10*** 0.589 0.584 0.278 0.105
【0168】 モル消衰係数(ε)化合物 λ325nm λ335nm λ360nm λ370nm UV531* 9300 8200 1400 200 実施例3* 16900 18000 8600 3500 スルホン** 10300 9900 3800 1700 実施例2** 20000 20700 8300 3100 スルホン*** 7300 7700 3500 1800 実施例10*** 16300 16200 7700 2900
【0169】* 第一の対は実施例3の化合物を類似の
市販の2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシベンゾフェ
ノン(登録商標CYASORB UV531,Cyte
c社)と比較する。** 第二の対は実施例2の化合物を類似の4’−スルホ
ニル誘導体(実施例2の過酸化水素酸化により調製)と
比較する。本例のアルキルスルホンは米国特許第343
1306号の置換エチルスルホン誘導体に類似してい
る。*** 第三の対は実施例10の化合物を類似の4’−スル
ホニル誘導体と比較する。このスルホニル誘導体の調製
は米国特許第4029684号に記載されており、そし
て本発明の化合物に対する上記特許の最も近接した製造
例を示す。
市販の2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシベンゾフェ
ノン(登録商標CYASORB UV531,Cyte
c社)と比較する。** 第二の対は実施例2の化合物を類似の4’−スルホ
ニル誘導体(実施例2の過酸化水素酸化により調製)と
比較する。本例のアルキルスルホンは米国特許第343
1306号の置換エチルスルホン誘導体に類似してい
る。*** 第三の対は実施例10の化合物を類似の4’−スル
ホニル誘導体と比較する。このスルホニル誘導体の調製
は米国特許第4029684号に記載されており、そし
て本発明の化合物に対する上記特許の最も近接した製造
例を示す。
【0170】各々チオ部分を含む本発明の化合物が代表
的な市販のベンゾフェノンUV吸収剤および別の構造的
に類似する相当するスルホニル化合物に比べより長波長
側でのUVにおいて非常に高められた吸収を示すこと
が、上記吸光度およびモル消衰係数データから明白であ
る。
的な市販のベンゾフェノンUV吸収剤および別の構造的
に類似する相当するスルホニル化合物に比べより長波長
側でのUVにおいて非常に高められた吸収を示すこと
が、上記吸光度およびモル消衰係数データから明白であ
る。
【0171】実施例28:光安定化 UVのより長波長側での高められたUV吸光度を有する
本発明の化合物が現在利用可能なベンゾフェノンUV吸
収剤に比べて自動車用コーティングにおけるエポキシE
コートプライマー表面をより良好に保護することを示す
ために、実施例3の化合物を4種の市販のベンゾフェノ
ンと比較した。エポキシEコートプライマー表面の保護
は、特に長UV波長に暴露された場合に、塗料含有クリ
アコートフィルムが自動車から剥離するのを防止するの
に非常に重要である。
本発明の化合物が現在利用可能なベンゾフェノンUV吸
収剤に比べて自動車用コーティングにおけるエポキシE
コートプライマー表面をより良好に保護することを示す
ために、実施例3の化合物を4種の市販のベンゾフェノ
ンと比較した。エポキシEコートプライマー表面の保護
は、特に長UV波長に暴露された場合に、塗料含有クリ
アコートフィルムが自動車から剥離するのを防止するの
に非常に重要である。
【0172】アドバンス・コーティング・テクノロジー
社から得られる4”×12”(10.16cm×30.
48cm)UNIPRIMERパネル上に直接、試験U
V吸収剤を3重量%含有する市販のハイソリッドの熱硬
化性アクリルメラミンクリアコートを1.82.0mi
l(0.036−20.051mm)の厚さにスプレー
塗布することにより、カソード電着により積層した市販
のエポキシプライマーを含む鋼試験パネルを調製する。
コーティングしたパネルを次に250°F(121℃)
で30分間焼付を行う。空調室に1週間貯蔵した後、パ
ネルをSAEJ−1976に準拠してブラックボックス
上フロリダの5度南において暴露する。パネルの剥離を
評価し、そして剥離がパネルの少なくとも10%に生じ
た場合に破損したとみなす。このフロリダでの暴露の結
果を下の表に示す。
社から得られる4”×12”(10.16cm×30.
48cm)UNIPRIMERパネル上に直接、試験U
V吸収剤を3重量%含有する市販のハイソリッドの熱硬
化性アクリルメラミンクリアコートを1.82.0mi
l(0.036−20.051mm)の厚さにスプレー
塗布することにより、カソード電着により積層した市販
のエポキシプライマーを含む鋼試験パネルを調製する。
コーティングしたパネルを次に250°F(121℃)
で30分間焼付を行う。空調室に1週間貯蔵した後、パ
ネルをSAEJ−1976に準拠してブラックボックス
上フロリダの5度南において暴露する。パネルの剥離を
評価し、そして剥離がパネルの少なくとも10%に生じ
た場合に破損したとみなす。このフロリダでの暴露の結
果を下の表に示す。
【0173】UV試験化合物 * 破損までの時間(日) なし 13 UVA1 87 UVA2 41 UVA3 110 UVA4 60 実施例3 116** * UVA1は2,4−ジヒドロキシベンゾフェノンであ
る。UVA2は2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフ
ェノンである。UVA3は2,2’−ジヒドロキシ−4
−メトキシベンゾフェノンである。UVA4は2−ヒド
ロキシ−4−オクチルオキシベンゾフェノンである。実
施例3は2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシ−4’−
フェニルチオベンゾフェノンである。** 2枚のパネルの平均値
る。UVA2は2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフ
ェノンである。UVA3は2,2’−ジヒドロキシ−4
−メトキシベンゾフェノンである。UVA4は2−ヒド
ロキシ−4−オクチルオキシベンゾフェノンである。実
施例3は2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシ−4’−
フェニルチオベンゾフェノンである。** 2枚のパネルの平均値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09K 3/00 104 A (72)発明者 カルメン ヘンドリクス アメリカ合衆国 ニューヨーク 10606 ホワイトプレインズ バトル アベニュー 194 (72)発明者 ロゲール モイウリィ スイス国 1784 クニレンス オー ビラ ージュ(番地表示なし)
Claims (17)
- 【請求項1】 次式I: 【化1】 〔式中、 nは1ないし4を表し、 Tは炭素原子数1ないし20のアルキル基、ヒドロキシ
基により、炭素原子数1ないし12のアルコキシ基によ
り、式IVで表されるシロキシシリル基により、炭素原
子数2ないし12のアルカノイルオキシ基により、炭素
原子数3ないし12のアルケノイルオキシ基により、も
しくはハロゲン原子により置換された炭素原子数2ない
し12のアルキル基、炭素原子数3ないし18のアルケ
ニル基、炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基、
炭素原子数7ないし15のフェニルアルキル基、炭素原
子数6ないし10のアリール基または1もしくは2個の
炭素原子数1ないし4のアルキル基により置換された前
記アリール基、または1,1,2,2−テトラヒドロパ
ーフルオロアルキル基(ただし、パーフルオロアルキル
部分は炭素原子数6ないし16のものである)を表し、 E1 は水素原子または−OE2 を表し、 E2 は水素原子または炭素原子数1ないし18のアルキ
ル基を表し、 E3 は水素原子または炭素原子数1ないし8のアルキル
基を表し、 E4 は水素原子またはヒドロキシ基を表し、 nが1であるとき、Lは水素原子、炭素原子数1ないし
20の直鎖または分岐鎖アルキル基、炭素原子数2ない
し20のアルコキシカルボニル基により、カルボキシル
基により、炭素原子数2ないし20のアルキルカルボニ
ル基により、炭素原子数3ないし18のアルケニルカル
ボニル基により、もしくは式IVで表されるシロキシシ
リル基により置換された前記アルキル基、1もしくは2
個のヒドロキシ基により、炭素原子数1ないし12のア
ルコキシ基により、もしくはフェノキシ基により置換さ
れた炭素原子数2ないし20のアルキル基、1個のヒド
ロキシ基および炭素原子数1ないし12のアルコキシ基
もしくはフェノキシ基により置換された炭素原子数2な
いし20のアルキル基、または炭素原子数2ないし20
のアルカノイルオキシ基により、もしくは炭素原子数3
ないし20のアルケノイルオキシ基により置換された炭
素原子数2ないし20のアルキル基、グリシジル基、1
ないし6個の酸素原子により、1もしくは2個のカルボ
ニルオキシ基もしくはオキシカルボニル基により中断さ
れた炭素原子数4ないし20のアルキル基を表すか、ま
たはLは炭素原子数2ないし18のアルカノイル基、炭
素原子数3ないし18のアルケノイル基、ベンゾイル
基、1もしくは2個の炭素原子数1ないし4のアルキル
基により置換されたベンゾイル基または次式IIもしく
はIII: 【化2】 (式中、 xは0、1または2を表す、 R1 は炭素原子数1ないし12のアルキル基または炭素
原子数5ないし8のシクロアルキル基を表し、 R2 は炭素原子数3ないし12の第二もしくは第三アル
キル基または炭素原子数5ないし8のシクロアルキル基
を表し、 L1 はnが2の場合のLと同じ意味を有し、 L2 は水素原子または炭素原子数1ないし18のアルキ
ル基を表す)で表される基を表し、 nが2であるとき、Lは炭素原子数1ないし12の直鎖
もしくは分岐鎖アルキレン基、ヒドロキシ基により、炭
素原子数1ないし8のアルコキシ基により、炭素原子数
2ないし20のアルコキシカルボニル基により、炭素原
子数2ないし20のアルカノイルオキシ基により、炭素
原子数3ないし20のアルケノイルオキシ基により、も
しくは式IVで表されるシロキシシリル基により置換さ
れた炭素原子数3ないし12のアルキレン基を表すか、
またはLは1もしくは2個のカルボニルオキシ基もしく
はオキシカルボニル基により中断された炭素原子数4な
いし20のアルキレン基、1ないし6個の酸素原子によ
り中断された炭素原子数4ないし20のアルキレン基、
o−キシリレン基、m−キシリレン基、p−キシリレン
基、イソフタロイル基、フタロイル基、テレフタロイル
基または炭素原子数4ないし12のα,ω−アルカンジ
オイル基を表し、 nが3であるとき、Lは炭素原子数3ないし12の直鎖
もしくは分岐鎖アルカントリイル基、炭素原子数3ない
し12のアルカントリオイル基、トリメリトイル基また
は3個のカルボニルオキシ基もしくはオキシカルボニル
基により中断された炭素原子数6ないし20のアルカン
トリイル基を表し、 nが4であるとき、Lは炭素原子数4ないし16の直鎖
もしくは分岐鎖アルカンテトライル基、炭素原子数4な
いし16のアルカンテトロイル基、ピロメリトイル基ま
たは4個のカルボニルオキシ基もしくはオキシカルボニ
ル基により中断された炭素原子数8ないし24のアルカ
ンテトライル基を表し、そしてTまたはLが式IVで表
される基である場合、該基は次式: 【化3】 {式中、 aは0−50であり、 bは0−50であり、 cは0−50であり、 L3 は直接結合または次式:−Cn H2n−,−(C
H2 )n O−,−CH2 CH(OH)CH2 O−または
−CH2 CH(OH)CH2 −O−(CH2 )3 −(式
中、nは1ないし4を表す)で表される2価の基を表
し、 G1 はヒドロキシ基、炭素原子数1ないし12のアルキ
ル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ基、シクロヘ
キシル基または−O−Si(G4 )3 を表し、 G2 はG4 または−O−Si(G4 )3 を表し、 G3 は次式: 【化4】 で表される基を表し、 G4 は炭素原子数1ないし12のアルキル基、炭素原子
数1ないし4のアルコキシ基、シクロヘキシル基または
フェニル基を表し、 G5 は炭素原子数1ないし18のアルキル基、炭素原子
数1ないし4のアルコキシ基、炭素原子数5ないし7の
シクロアルキル基またはフェニル基を表し、そしてG6
は水素原子、炭素原子数1ないし12のアルキル基、シ
クロヘキシル基、フェニル基、−Si(G3 )(G4 )
2 または−Si(G4 )3 を表すか、またはG1 および
G6 は一緒に結合して直接結合を形成する}で表され
る〕で表される化合物。 - 【請求項2】 上記式中、nが1または2を表す請求項
1記載の化合物。 - 【請求項3】 上記式中、nが1を表す請求項2記載の
化合物。 - 【請求項4】 上記式中、Tが炭素原子数1ないし20
のアルキル基、炭素原子数3ないし18のアルケニル
基、炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基、炭素
原子数7ないし15のフェニルアルキル基、炭素原子数
6ないし10のアリール基または1もしくは2個の炭素
原子数1ないし4のアルキル基により置換された前記ア
リール基を表す請求項1記載の化合物。 - 【請求項5】 上記式中、Tが炭素原子数1ないし18
のアルキル基、アリル基、シクロヘキシル基、炭素原子
数7ないし9のフェニルアルキル基、フェニル基または
1もしくは2個のメチル基により置換された前記フェニ
ル基を表す請求項4記載の化合物。 - 【請求項6】 上記式中、Tが炭素原子数4ないし12
のアルキル基またはフェニル基を表す請求項5記載の化
合物。 - 【請求項7】 上記式中、E1 が水素原子を表すか、ま
たは次式:−OE2(式中、E2 は水素原子または炭素
原子数1ないし12のアルキル基を表す)で表される基
を表し;E3 が水素原子を表し;そしてE4 が水素原子
またはヒドロキシ基を表す請求項1記載の化合物。 - 【請求項8】 上記式中、E2 が水素原子または炭素原
子数1ないし8のアルキル基を表す請求項7記載の化合
物。 - 【請求項9】 上記式中、nが1であるとき、Lが水素
原子、炭素原子数1ないし12のアルキル基、炭素原子
数2ないし12のアルコキシカルボニル基により、炭素
原子数2ないし12のアルカノイルオキシ基により、も
しくは炭素原子数3ないし12のアルケノイルオキシ基
により置換された炭素原子数2ないし12のアルキル基
を表すか、ヒドロキシ基により置換された炭素原子数2
ないし4のアルキル基、炭素原子数2ないし8のアルコ
キシ基により、もしくはフェノキシ基により置換された
炭素原子数2ないし4のアルキル基、1個のヒドロキシ
基および炭素原子数2ないし8のアルコキシ基もしくは
フェノキシ基により置換された炭素原子数2ないし4の
アルキル基、炭素原子数2ないし8のアルカノイル基を
表すか、またはLが式II(式中、xは0を表し、そし
てR1 およびR2は各々炭素原子数4ないし8の第三ア
ルキル基を表す)で表される基または式IVで表される
基を表す請求項1記載の化合物。 - 【請求項10】 上記式中、nが1であるとき、Lが水
素原子、炭素原子数3ないし8のアルキル基、炭素原子
数2ないし8のアルコキシカルボニル基により、炭素原
子数2ないし8のアルカノイルオキシ基により、もしく
は炭素原子数3ないし8のアルケノイルオキシ基により
置換された前記アルキル基を表すか、またはLが2−ヒ
ドロキシエチル基、炭素原子数2ないし8のアルコキシ
基により、もしくはフェノキシ基により置換された炭素
原子数3のアルキル基、1個のヒドロキシ基および炭素
原子数2ないし8のアルコキシ基もしくはフェノキシ基
により置換された炭素原子数3のアルキル基、炭素原子
数2ないし4のアルカノイル基または式II(式中、x
は0を表し、そしてR1 およびR2 は各々第三ブチル基
を表す)で表される基を表す請求項9記載の化合物。 - 【請求項11】 上記式中、nが2であるとき、Lが炭
素原子数3ないし12のアルキレン基を表すか、ヒドロ
キシ基により置換されるか、またはカルボニルオキシ基
もしくはオキシカルボニル基により中断された前記アル
キレン基を表す請求項1記載の化合物。 - 【請求項12】 上記式中、nが2であるとき、Lが炭
素原子数3ないし10のアルキレン基を表す請求項1記
載の化合物。 - 【請求項13】(a)化学線により誘導される崩壊を受
けやすい有機材料、および(b)安定化有効量の次式
I: 【化5】 〔式中、 nは1ないし4を表し、 Tは炭素原子数1ないし20のアルキル基、ヒドロキシ
基により、炭素原子数1ないし12のアルコキシ基によ
り、式IVで表されるシロキシシリル基により、炭素原
子数2ないし12のアルカノイルオキシ基により、炭素
原子数3ないし12のアルケノイルオキシ基により、も
しくはハロゲン原子により置換された炭素原子数2ない
し12のアルキル基、炭素原子数3ないし18のアルケ
ニル基、炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基、
炭素原子数7ないし15のフェニルアルキル基、炭素原
子数6ないし10のアリール基または1もしくは2個の
炭素原子数1ないし4のアルキル基により置換された前
記アリール基、または1,1,2,2−テトラヒドロパ
ーフルオロアルキル基(ただし、パーフルオロアルキル
部分は炭素原子数6ないし16のものである)を表し、 E1 は水素原子または−OE2 を表し、 E2 は水素原子または炭素原子数1ないし18のアルキ
ル基を表し、 E3 は水素原子または炭素原子数1ないし8のアルキル
基を表し、 E4 は水素原子またはヒドロキシ基を表し、 nが1であるとき、Lは水素原子、炭素原子数1ないし
20の直鎖または分岐鎖アルキル基、炭素原子数2ない
し20のアルコキシカルボニル基により、カルボキシル
基により、炭素原子数2ないし20のアルキルカルボニ
ル基により、炭素原子数3ないし18のアルケニルカル
ボニル基により、もしくは式IVで表されるシロキシシ
リル基により置換された前記アルキル基、1もしくは2
個のヒドロキシ基により、炭素原子数1ないし12のア
ルコキシ基により、もしくはフェノキシ基により置換さ
れた炭素原子数2ないし20のアルキル基、1個のヒド
ロキシ基および炭素原子数1ないし12のアルコキシ基
もしくはフェノキシ基により置換された炭素原子数2な
いし20のアルキル基、または炭素原子数2ないし20
のアルカノイルオキシ基により、もしくは炭素原子数3
ないし20のアルケノイルオキシ基により置換された炭
素原子数2ないし20のアルキル基、グリシジル基、1
ないし6個の酸素原子により、1もしくは2個のカルボ
ニルオキシ基もしくはオキシカルボニル基により中断さ
れた炭素原子数4ないし20のアルキル基を表すか、ま
たはLは炭素原子数2ないし18のアルカノイル基、炭
素原子数3ないし18のアルケノイル基、ベンゾイル
基、1もしくは2個の炭素原子数1ないし4のアルキル
基により置換されたベンゾイル基または次式IIもしく
はIII: 【化6】 (式中、 xは0、1または2を表す、 R1 は炭素原子数1ないし12のアルキル基または炭素
原子数5ないし8のシクロアルキル基を表し、 R2 は炭素原子数3ないし12の第二もしくは第三アル
キル基または炭素原子数5ないし8のシクロアルキル基
を表し、 L1 はnが2の場合のLと同じ意味を有し、 L2 は水素原子または炭素原子数1ないし18のアルキ
ル基を表す)で表される基を表し、 nが2であるとき、Lは炭素原子数1ないし12の直鎖
もしくは分岐鎖アルキレン基、ヒドロキシ基により、炭
素原子数1ないし8のアルコキシ基により、炭素原子数
2ないし20のアルコキシカルボニル基により、炭素原
子数2ないし20のアルカノイルオキシ基により、炭素
原子数3ないし20のアルケノイルオキシ基により、も
しくは式IVで表されるシロキシシリル基により置換さ
れた炭素原子数3ないし12のアルキレン基を表すか、
またはLは1もしくは2個のカルボニルオキシ基もしく
はオキシカルボニル基により中断された炭素原子数4な
いし20のアルキレン基、1ないし6個の酸素原子によ
り中断された炭素原子数4ないし20のアルキレン基、
o−キシリレン基、m−キシリレン基、p−キシリレン
基、イソフタロイル基、フタロイル基、テレフタロイル
基または炭素原子数4ないし12のα,ω−アルカンジ
オイル基を表し、 nが3であるとき、Lは炭素原子数3ないし12の直鎖
もしくは分岐鎖アルカントリイル基、炭素原子数3ない
し12のアルカントリオイル基、トリメリトイル基また
は3個のカルボニルオキシ基もしくはオキシカルボニル
基により中断された炭素原子数6ないし20のアルカン
トリイル基を表し、 nが4であるとき、Lは炭素原子数4ないし16の直鎖
もしくは分岐鎖アルカンテトライル基、炭素原子数4な
いし16のアルカンテトロイル基、ピロメリトイル基ま
たは4個のカルボニルオキシ基もしくはオキシカルボニ
ル基により中断された炭素原子数8ないし24のアルカ
ンテトライル基を表し、そしてTまたはLが式IVで表
される基である場合、該基は次式: 【化7】 {式中、 aは0−50であり、 bは0−50であり、 cは0−50であり、 L3 は直接結合または次式:−Cn H2n−,−(C
H2 )n O−,−CH2 CH(OH)CH2 O−または
−CH2 CH(OH)CH2 −O−(CH2 )3 −(式
中、nは1ないし4を表す)で表される2価の基を表
し、 G1 はヒドロキシ基、炭素原子数1ないし12のアルキ
ル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ基、シクロヘ
キシル基または−O−Si(G4 )3 を表し、 G2 はG4 または−O−Si(G4 )3 を表し、 G3 は次式: 【化8】 で表される基を表し、 G4 は炭素原子数1ないし12のアルキル基、炭素原子
数1ないし4のアルコキシ基、シクロヘキシル基または
フェニル基を表し、 G5 は炭素原子数1ないし18のアルキル基、炭素原子
数1ないし4のアルコキシ基、炭素原子数5ないし7の
シクロアルキル基またはフェニル基を表し、そしてG6
は水素原子、炭素原子数1ないし12のアルキル基、シ
クロヘキシル基、フェニル基、−Si(G3 )(G4 )
2 または−Si(G4 )3 を表すか、またはG1 および
G6 は一緒に結合して直接結合を形成する}で表され
る〕で表される化合物からなる化学線により誘導される
崩壊に対して安定化された組成物。 - 【請求項14】 成分(a)がポリプロピレン、ポリエ
チレン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリウレタ
ン、ポリアミド、ポリフェニレンスルフィド、ポリフェ
ニレンオキシド、ポリスチレン、ポリアクリレート、ポ
リアセタール、ポリブタジエン、ポリブタジエンへのス
チレンとアクリロニトリルのコポリマーおよびブレン
ド、メラミン架橋剤を有するアクリル樹脂、イソシアネ
ート架橋剤を有するアクリルアルキドまたはポリエステ
ル樹脂、およびカルボン酸、無水物またはアミン架橋剤
を有するエポキシ樹脂からなる群から選択されるポリマ
ーである請求項13記載の組成物。 - 【請求項15】 成分(a)がポリフェニレンスルフィ
ドまたはエポキシ樹脂である請求項14記載の組成物。 - 【請求項16】 N原子が水素原子、オキシル基、ヒド
ロキシ基、メチル基、ベンジル基、ヒドロカルビルオキ
シ基またはアシルオキシ基により置換されているヒンダ
ードアミン安定剤をさらに含有する請求項13記載の組
成物。 - 【請求項17】 ベンゾトリアゾール、ベンゾフェノ
ン、ベンゾエート、アクリレート、有機ニッケル化合
物、オキサルアミドおよびs−トリアジンからなる群か
ら選択される別の紫外線吸収剤をさらに含有する請求項
13記載の組成物。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/221,137 US6576797B1 (en) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | Thioether substituted hydroxybenzophenones and stabilized compositions |
US08/221137 | 1994-03-31 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07285927A true JPH07285927A (ja) | 1995-10-31 |
Family
ID=22826506
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7091598A Pending JPH07285927A (ja) | 1994-03-31 | 1995-03-24 | チオエーテル置換されたヒドロキシベンゾフェノンおよび安定化された組成物 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US6576797B1 (ja) |
EP (1) | EP0675108B1 (ja) |
JP (1) | JPH07285927A (ja) |
CA (1) | CA2145820A1 (ja) |
DE (1) | DE69502866T2 (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008102822A1 (ja) | 2007-02-20 | 2008-08-28 | Fujifilm Corporation | 紫外線吸収剤を含む高分子材料 |
WO2008123504A1 (ja) | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Fujifilm Corporation | 紫外線吸収剤組成物 |
WO2009022736A1 (ja) | 2007-08-16 | 2009-02-19 | Fujifilm Corporation | ヘテロ環化合物、紫外線吸収剤及びこれを含む組成物 |
WO2009123141A1 (ja) | 2008-03-31 | 2009-10-08 | 富士フイルム株式会社 | 紫外線吸収剤組成物 |
WO2009123142A1 (ja) | 2008-03-31 | 2009-10-08 | 富士フイルム株式会社 | 紫外線吸収剤組成物 |
WO2009136624A1 (ja) | 2008-05-09 | 2009-11-12 | 富士フイルム株式会社 | 紫外線吸収剤組成物 |
WO2010024441A1 (ja) | 2008-09-01 | 2010-03-04 | 富士フイルム株式会社 | 紫外線吸収剤組成物 |
WO2010029926A1 (ja) | 2008-09-10 | 2010-03-18 | 富士フイルム株式会社 | 照明カバー |
US7897761B2 (en) | 2007-03-30 | 2011-03-01 | Fujifilm Corporation | Heterocyclic compound |
JP2016017053A (ja) * | 2014-07-09 | 2016-02-01 | Dic株式会社 | 酸化防止剤、液晶組成物及び表示素子 |
WO2016021664A1 (ja) * | 2014-08-05 | 2016-02-11 | ミヨシ油脂株式会社 | マトリックスに紫外線吸収能及び/又は高屈折率を付与するための添加剤とそれを用いた樹脂部材 |
KR20190132522A (ko) | 2017-07-06 | 2019-11-27 | 가부시기가이샤 닛뽕쇼꾸바이 | 에틸렌 화합물, 자외선 흡수제 및 수지 조성물 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2782516B1 (fr) * | 1998-08-21 | 2001-09-07 | Oreal | Procede de photostabilisation de filtres solaires derives du dibenzoylmethane, compositions cosmetiques filtrantes photostabilisees ainsi obtenues et leurs utilisation |
FR2811670B1 (fr) * | 2000-07-13 | 2004-05-14 | Rhodia Chimie Sa | Stabilisation de compositions polymeriques, organosiliciques ou silicone |
ATE327997T1 (de) | 2000-08-03 | 2006-06-15 | Ciba Sc Holding Ag | Photostabile, silylierte benzotriazol uv-absorber und zusammensetzungen, die mit diesen stabilisiert werden |
WO2008070737A1 (en) * | 2006-12-05 | 2008-06-12 | University Of Southern Mississippi | Benzophenone/thioxanthone derivatives and their use in photopolymerizable compositions |
CN115745917B (zh) * | 2022-11-07 | 2024-01-30 | 宁波家联科技股份有限公司 | 一种长效紫外线吸收剂及其制备方法和应用 |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2983708A (en) | 1958-07-07 | 1961-05-09 | Eastman Kodak Co | Polyesters of 3-hydroxy-4(phenylcarbonyl) phenoxyacetic acid and organic plastics stabilized therewith |
GB1079037A (en) * | 1963-10-26 | 1967-08-09 | Cotton Silk And Man Madefibres | Hydroxybenzophenone sulphones and their use as ultraviolet absorbers |
US3399237A (en) * | 1964-06-17 | 1968-08-27 | Koppers Co Inc | Ultraviolet light stabilizers for plastic materials |
US3649695A (en) | 1969-08-06 | 1972-03-14 | American Cyanamid Co | Benzophenone sulfoxide and sulfone uv absorbers |
US4051161A (en) | 1972-09-15 | 1977-09-27 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Ultraviolet screening agents and coating materials containing organosilane ester groups |
US4029684A (en) | 1973-07-09 | 1977-06-14 | Sandoz Ltd. | 2-Hydroxybenzophenone derivatives |
US4297513A (en) * | 1979-05-16 | 1981-10-27 | Ciba-Geigy Corporation | Process for the preparation of benzophenone thioethers |
US4278804A (en) | 1980-05-30 | 1981-07-14 | General Electric Company | Ultraviolet light absorbing agents and compositions and articles containing same |
US4495360A (en) | 1982-04-30 | 1985-01-22 | General Electric Company | Ultraviolet light absorbing agents, method for making, compositions and articles containing same |
DE3438190A1 (de) | 1984-10-18 | 1986-04-24 | Riedel-De Haen Ag, 3016 Seelze | Uv-licht-stabilisator auf benzophenon-basis |
DE3732980A1 (de) | 1987-09-30 | 1989-04-13 | Basf Ag | Verfahren zur verbesserung der lichtechtheit von polyesterfaerbungen unter verwendung von benzophenonether-estern und neue benzophenonether-ester |
DE4007765A1 (de) | 1990-03-12 | 1991-09-19 | Basf Ag | Verwendung von benzophenon-derivaten als lichtschutzmittel fuer aromatische polycarbonate und aromatische polyestercarbonate |
-
1994
- 1994-03-31 US US08/221,137 patent/US6576797B1/en not_active Expired - Fee Related
-
1995
- 1995-03-22 DE DE69502866T patent/DE69502866T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1995-03-22 EP EP95810197A patent/EP0675108B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1995-03-24 JP JP7091598A patent/JPH07285927A/ja active Pending
- 1995-03-29 CA CA002145820A patent/CA2145820A1/en not_active Abandoned
- 1995-05-25 US US08/451,109 patent/US6586519B1/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7884146B2 (en) | 2007-02-20 | 2011-02-08 | Fujifilm Corporation | Polymer material containing ultraviolet absorbent |
WO2008102822A1 (ja) | 2007-02-20 | 2008-08-28 | Fujifilm Corporation | 紫外線吸収剤を含む高分子材料 |
WO2008123504A1 (ja) | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Fujifilm Corporation | 紫外線吸収剤組成物 |
US7897761B2 (en) | 2007-03-30 | 2011-03-01 | Fujifilm Corporation | Heterocyclic compound |
WO2009022736A1 (ja) | 2007-08-16 | 2009-02-19 | Fujifilm Corporation | ヘテロ環化合物、紫外線吸収剤及びこれを含む組成物 |
US8039532B2 (en) | 2007-08-16 | 2011-10-18 | Fujifilm Corporation | Heterocyclic compound, ultraviolet absorbent and composition containing the same |
WO2009123141A1 (ja) | 2008-03-31 | 2009-10-08 | 富士フイルム株式会社 | 紫外線吸収剤組成物 |
WO2009123142A1 (ja) | 2008-03-31 | 2009-10-08 | 富士フイルム株式会社 | 紫外線吸収剤組成物 |
WO2009136624A1 (ja) | 2008-05-09 | 2009-11-12 | 富士フイルム株式会社 | 紫外線吸収剤組成物 |
WO2010024441A1 (ja) | 2008-09-01 | 2010-03-04 | 富士フイルム株式会社 | 紫外線吸収剤組成物 |
WO2010029926A1 (ja) | 2008-09-10 | 2010-03-18 | 富士フイルム株式会社 | 照明カバー |
JP2016017053A (ja) * | 2014-07-09 | 2016-02-01 | Dic株式会社 | 酸化防止剤、液晶組成物及び表示素子 |
WO2016021664A1 (ja) * | 2014-08-05 | 2016-02-11 | ミヨシ油脂株式会社 | マトリックスに紫外線吸収能及び/又は高屈折率を付与するための添加剤とそれを用いた樹脂部材 |
JP2020194171A (ja) * | 2014-08-05 | 2020-12-03 | ミヨシ油脂株式会社 | マトリックスに紫外線吸収能及び/又は高屈折率を付与するための添加剤とそれを用いた樹脂部材 |
KR20190132522A (ko) | 2017-07-06 | 2019-11-27 | 가부시기가이샤 닛뽕쇼꾸바이 | 에틸렌 화합물, 자외선 흡수제 및 수지 조성물 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0675108A1 (en) | 1995-10-04 |
CA2145820A1 (en) | 1995-10-01 |
US6576797B1 (en) | 2003-06-10 |
US6586519B1 (en) | 2003-07-01 |
EP0675108B1 (en) | 1998-06-10 |
DE69502866T2 (de) | 1998-12-10 |
DE69502866D1 (de) | 1998-07-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH07285927A (ja) | チオエーテル置換されたヒドロキシベンゾフェノンおよび安定化された組成物 | |
JP3180137B2 (ja) | 5−スルホニル−置換ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤及び安定化した組成物 | |
JP3076878B2 (ja) | 5−チオ−置換ベンゾトリアゾール紫外線吸収剤および安定化された組成物 | |
CZ192595A3 (en) | Tris-aryl-s-triazines with substantial absorbancy within the range of 360 to 400 wavebands and composition stabilized by said triazines | |
FR2690920A1 (fr) | Dérivés 1-hydrocarbyloxy-2,2,6,6-tétraméthylpipéridiniques de 1,3,5-triazines non-migrants comme stabilisants de matières polymères. | |
JP2005504047A (ja) | 紫外線吸収剤 | |
CH693032A5 (de) | Benzotriazol-UV-Absorptionsmittel mit erhöhter Haltbarkeit. | |
FR2757517A1 (fr) | Bisphosphites monomeres et oligomeres comme stabilisants pour des polymeres et des lubrifiants | |
EP0502821B1 (de) | Silylierte 2-(2-Hydroxyphenyl)-4,6-diaryl-1,3,5-triazine | |
KR100525177B1 (ko) | 유기재료에대한안정화제혼합물 | |
US5512621A (en) | Alpha crystalline modification of 2,2',2"-nitrilo triethyl-tris-(3,3',5,5'-t'-biphenyl-2,2'-diyl) phosphite! | |
US5344860A (en) | Beta crystalline modification of 2,2',2"-nitrilo[triethyl-tris-(3,3',5,5'-tetra-tert-butyl-1,1'-biphenyl-2,2'-diyl) phosphite] | |
JPH0641349A (ja) | 置換−1−ヒドロキシ−2,6−ジアリール−4−ピペリドンケタール系安定剤 | |
JPH05186770A (ja) | 1,4−ジアミノ−2−ブテン系安定剤とそれにより安定化した組成物 | |
JP3118732B2 (ja) | 置換された1−アミノナフタレン類および安定化された組成物 | |
GB2272220A (en) | a,w-Alkanediphenol stabilizers | |
FR2744120A1 (fr) | Melange synergique d'un 2,4-dimethyl-6-s-alkylphenol et d'un phenol steriquement encombre, utile pour la statilisation de polymeres | |
US5405893A (en) | Gamma crystalline modification of 2.2',2"-nitrilo[triethyl-tris-(3,3',5,5'-t'-biphenyl-2,2'-diyl) phosphite] | |
JP2003531897A (ja) | 立体障害アリールオキシアミンの製造方法 | |
US5489636A (en) | Amorphous modification of 1,1',1"-nitrilo(tri-2-propyl-tris-[2,2'-ethylidene-bis(4,6-di-tert-butylphenyl] phosphite) | |
US5672574A (en) | Stabilizers for organic materials | |
US5475042A (en) | Cyclic pyrophosphites and compositions stabilized therewith | |
JPH0641009A (ja) | 安定剤としてのヒドロキシフェニルアルカノールのカルボン酸エステル | |
US5489635A (en) | Crystalline modification of 1, 1', 1"- Nitril0 (tri-2-propyl-tris-[2,2'- ethylidene-bis (4, 6-di-tert-butylphenyl]phosphite) | |
US5521237A (en) | Alkanolamine esters of acyclic phosphites in polyolefin compositions |