JPH0728522Y2 - 温風暖房器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、温風暖房器に関するものである。

従来の技術 従来の温風暖房器において、第３図、第４図に示すよう
にキャビネット１の上面を平面とし、その平面の一部を
一段下げて電気制御の表示・操作部２を設けたものがあ
る。

考案が解決しようとする課題 上記のものは、キャビネット１の上面に表示・操作部２
を配設してあるため操作性が良く、トップコントロー
ル、トップ表示として見やすいものであるが、反面キャ
ビネット１の上面にのせた花瓶の水などが操作・表示部
２に流入し、電気制御の回路に水滴が浸入して誤動作を
起すことがある。

課題を解決するための手段 本考案は上記欠点を解決するためになされたもので、キ
ャビネット上面を凸形の曲面に形成し、表示・操作部を
キャビネット最上面より一段下位の位置に配設し、かつ
表示・操作部表面もほぼ凸形の曲面に形成したものであ
る。

作用 キャビネットの上面及び表示・操作部表面をほぼ凸形の
曲面に形成することにより、水が表示・操作部に流入し
ても、凸形の曲面に沿って表示・操作部の端部へ、そし
て外部へと流れ出るため、電気制御の回路に水滴が浸入
して誤動作を起すことがない。

実施例 以下本考案の一実施例を第１図、第２図を用いて説明す
る。

１は上面を凸形の曲面に形成したキャビネット、２は表
示・操作部でキャビネット１の上面の曲面に沿ってキャ
ビネット１の最上面より一段下位の位置に凸形の曲面に
形成され、その表面は樹脂製のシート（図示せず）でお
おわれている。３はフロントカバーでキャビネット１の
前面に配設され、温風吹出口４が形成されている。５は
燃焼部等（図示せず）を収納するキャビネット１および
フロントカバー３の下方に配設した置台である。

上記構成からなる本実施例の作用について説明する。

表示・操作部２はキャビネット１の上面に配設されてい
るため、トップコントロール、トップ表示という便利性
を損うことはなく、また花瓶や水などが流入しても表示
・操作部２のほぼ凸形の曲面に形成された表面に沿って
流れ出し、電気制御回路に水滴が浸入して誤動作を起す
ことはない。

考案の効果 以上本考案によれば、キャビネット１の上面を凸形の曲
面に形成し、表示・操作部２をキャビネット１の最上面
より一段下位の位置に、ほぼ凸形の曲面の形状に沿って
端部へ、端部から外部へと流れ出し、電気制御回路に水
滴が浸入することがなく、誤動作をまねくことがない。
また表示・操作部２の表面はキャビネット１の最上面よ
り一段下位の位置に配設しているため、物が上から落ち
て表示・操作部２の近傍にあたっても誤動作することが
ない。さらに表示・操作部２がキャビネット１の上面に
配設されているためトップコントロール、トップ表示の
便利性も損なわれない。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は本考案の一実施例を示し、第１図はそ
の温風暖房器の概略図、第２図はその表示・操作部周辺
図を示す。第３図は従来例の温風暖房器の概略図、第４
図は従来例の表示・操作部周辺図である。 １……キャビネット、２……表示・操作部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】キャビネット（１）の上面を凸形の曲面に
   形成するとともに、電気制御の表示・操作部（２）をキ
   ャビネット（１）の最上面より一段下位のキャビネット
   （１）上面に配設し、該表示・操作部（２）の表面もほ
   ぼ凸形の曲面に形成したことを特徴とする温風暖房器。