JPH07285174A - 熱収縮性保護チューブ被覆用具 - Google Patents
熱収縮性保護チューブ被覆用具Info
- Publication number
- JPH07285174A JPH07285174A JP8151994A JP8151994A JPH07285174A JP H07285174 A JPH07285174 A JP H07285174A JP 8151994 A JP8151994 A JP 8151994A JP 8151994 A JP8151994 A JP 8151994A JP H07285174 A JPH07285174 A JP H07285174A
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- shrinkable
- protective tube
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- shrinkable protective
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、例えばパイプライン等の溶接接続
部や電線・ケーブルの芯線接続部等の被保護体を熱収縮
性保護チューブで被覆保護する場合に使用する熱収縮性
保護チューブ被覆用具に関し、熱収縮後、通電式発熱体
及び熱収縮性外層を簡便に剥離除去できる熱収縮性保護
チューブ被覆用具に関するものである。 【構成】 被保護体の保護に使用される熱収縮性保護チ
ューブ上に剥離層を設け、該剥離層上に通電式発熱体を
設け、上記熱収縮性保護チューブとほぼ同一の熱収縮率
の熱収縮性外層を上記通電式発熱体を包囲するように設
けてなる熱収縮性保護チューブ被覆用具において、前記
熱収縮性保護チューブ外面と熱収縮性外層内面との間に
剥離用長尺体を設けたことを特徴とする。
部や電線・ケーブルの芯線接続部等の被保護体を熱収縮
性保護チューブで被覆保護する場合に使用する熱収縮性
保護チューブ被覆用具に関し、熱収縮後、通電式発熱体
及び熱収縮性外層を簡便に剥離除去できる熱収縮性保護
チューブ被覆用具に関するものである。 【構成】 被保護体の保護に使用される熱収縮性保護チ
ューブ上に剥離層を設け、該剥離層上に通電式発熱体を
設け、上記熱収縮性保護チューブとほぼ同一の熱収縮率
の熱収縮性外層を上記通電式発熱体を包囲するように設
けてなる熱収縮性保護チューブ被覆用具において、前記
熱収縮性保護チューブ外面と熱収縮性外層内面との間に
剥離用長尺体を設けたことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばパイプライン等
の溶接接続部や電線・ケーブルの芯線接続部等の被保護
体を熱収縮性保護チューブで被覆保護する場合に使用す
る熱収縮性保護チューブ被覆用具に関し、熱収縮後、通
電式発熱体及び熱収縮性外層を簡便に剥離除去できる熱
収縮性保護チューブ被覆用具に関するものである。
の溶接接続部や電線・ケーブルの芯線接続部等の被保護
体を熱収縮性保護チューブで被覆保護する場合に使用す
る熱収縮性保護チューブ被覆用具に関し、熱収縮後、通
電式発熱体及び熱収縮性外層を簡便に剥離除去できる熱
収縮性保護チューブ被覆用具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、ガス、水道等の防食パイプライ
ンの溶接接続部の防食や、電線・ケーブルの芯線接続部
の水密処理のために、それらの接続部を熱収縮性保護チ
ューブで被覆することがある。この場合に使用される被
覆方法として、加熱収縮可能な通電式発熱体を内蔵させ
た熱収縮性保護チューブを接続部上にセットし、通電式
発熱体の通電発熱により熱収縮性保護チューブを加熱収
縮させる方法が公知である。
ンの溶接接続部の防食や、電線・ケーブルの芯線接続部
の水密処理のために、それらの接続部を熱収縮性保護チ
ューブで被覆することがある。この場合に使用される被
覆方法として、加熱収縮可能な通電式発熱体を内蔵させ
た熱収縮性保護チューブを接続部上にセットし、通電式
発熱体の通電発熱により熱収縮性保護チューブを加熱収
縮させる方法が公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法では熱収縮性保護チューブの被覆後においても通電式
発熱体が一体として残存しており、万一熱収縮性保護チ
ューブが破れた場合、通電式発熱体と被保護体とが腐食
電位の異なる異種金属であるため、異種金属腐食により
早期に腐食が発生しやすいという問題があった。また、
通電式発熱体を包囲した熱収縮性外層を除去しようとす
れば、誤って熱収縮性保護チューブを損傷させたり、あ
るいは熱収縮性保護チューブまで剥離してしまうという
欠点があった。
法では熱収縮性保護チューブの被覆後においても通電式
発熱体が一体として残存しており、万一熱収縮性保護チ
ューブが破れた場合、通電式発熱体と被保護体とが腐食
電位の異なる異種金属であるため、異種金属腐食により
早期に腐食が発生しやすいという問題があった。また、
通電式発熱体を包囲した熱収縮性外層を除去しようとす
れば、誤って熱収縮性保護チューブを損傷させたり、あ
るいは熱収縮性保護チューブまで剥離してしまうという
欠点があった。
【0004】本発明の目的は、このような問題点を解決
するためになされたものであって、被保護体が被覆され
るまでは通電式発熱体が熱収縮性保護チューブと一体で
あって加熱効率に優れ、被覆後は被覆した保護チューブ
から通電式発熱体を簡単かつ確実に除去できる熱収縮性
保護チューブ被覆用具を提供することにある。
するためになされたものであって、被保護体が被覆され
るまでは通電式発熱体が熱収縮性保護チューブと一体で
あって加熱効率に優れ、被覆後は被覆した保護チューブ
から通電式発熱体を簡単かつ確実に除去できる熱収縮性
保護チューブ被覆用具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、被保護体
の保護に使用される熱収縮性保護チューブ上に剥離層を
設け、該剥離層上に通電式発熱体を設け、上記熱収縮性
保護チューブとほぼ同一の熱収縮率の熱収縮性外層を上
記通電式発熱体を包囲するように設けてなる熱収縮性保
護チューブ被覆用具において、前記熱収縮性保護チュー
ブ外面と熱収縮性外層内面との間に剥離用長尺体を設け
てなるものである。
の保護に使用される熱収縮性保護チューブ上に剥離層を
設け、該剥離層上に通電式発熱体を設け、上記熱収縮性
保護チューブとほぼ同一の熱収縮率の熱収縮性外層を上
記通電式発熱体を包囲するように設けてなる熱収縮性保
護チューブ被覆用具において、前記熱収縮性保護チュー
ブ外面と熱収縮性外層内面との間に剥離用長尺体を設け
てなるものである。
【0006】以下、本発明を図面にもとづいて説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。図1は
本発明の熱収縮性保護チューブ被覆用具の実施例の一部
を切欠いた斜視図、図2はその斜視図であり、図1及び
図2において、1は被保護体の保護に使用される熱収縮
性保護チューブであり、熱収縮性の熱可塑性チューブ
(例えば、ポリエチレン、変性ポリエチレン、塩化ビニ
ル、ポリプロピレン、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポ
リテトラフルオロエチレン、ポリテトラフルオロエチレ
ン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体等の
フッ素樹脂等)、熱収縮性のゴムチューブ(例えば、エ
チレン・プロピレン共重合体、シリコンゴム等)等を使
用できる。
が、本発明はこれらに限定されるものではない。図1は
本発明の熱収縮性保護チューブ被覆用具の実施例の一部
を切欠いた斜視図、図2はその斜視図であり、図1及び
図2において、1は被保護体の保護に使用される熱収縮
性保護チューブであり、熱収縮性の熱可塑性チューブ
(例えば、ポリエチレン、変性ポリエチレン、塩化ビニ
ル、ポリプロピレン、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポ
リテトラフルオロエチレン、ポリテトラフルオロエチレ
ン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体等の
フッ素樹脂等)、熱収縮性のゴムチューブ(例えば、エ
チレン・プロピレン共重合体、シリコンゴム等)等を使
用できる。
【0007】2は熱収縮性保護チューブ1上に設けた剥
離層であり、上記熱収縮性保護チューブ1の熱収縮温度
では融着しないプラスチックフィルム層(ポリプロピレ
ン、ポリエチレンなど)またはシリコーンオイル等の離
型剤の塗布層を使用できる。この剥離層2の色は、他の
2層すなわち熱収縮性保護チューブ1層及び後述の熱収
縮性外層4と異なる色とすることが好ましい。
離層であり、上記熱収縮性保護チューブ1の熱収縮温度
では融着しないプラスチックフィルム層(ポリプロピレ
ン、ポリエチレンなど)またはシリコーンオイル等の離
型剤の塗布層を使用できる。この剥離層2の色は、他の
2層すなわち熱収縮性保護チューブ1層及び後述の熱収
縮性外層4と異なる色とすることが好ましい。
【0008】3は上記熱収縮性保護チューブ1の収縮と
共に好ましくは縮径可能なように剥離層2上に設けた通
電式発熱体である。 この通電式発熱体には、通電発熱
線、金網、導電性プラスチック等を使用することができ
る。
共に好ましくは縮径可能なように剥離層2上に設けた通
電式発熱体である。 この通電式発熱体には、通電発熱
線、金網、導電性プラスチック等を使用することができ
る。
【0009】4は通電式発熱体3を包囲して設けた熱収
縮性外層であり、上記熱収縮性保護チューブ1とほぼ同
一の熱収縮率を有することが好ましい。 またその厚み
は、熱収縮性保護チューブ1に対して同等あるいは薄い
ほうが、切断のしやすさ、取り除きやすさ(作業性)の
点から好ましい。
縮性外層であり、上記熱収縮性保護チューブ1とほぼ同
一の熱収縮率を有することが好ましい。 またその厚み
は、熱収縮性保護チューブ1に対して同等あるいは薄い
ほうが、切断のしやすさ、取り除きやすさ(作業性)の
点から好ましい。
【0010】5は剥離層2と通電式発熱体3及び熱収縮
性外層4の層間に設けた剥離用長尺体である。 かかる
剥離用長尺体5としては、例えば金属箔、ケブラー布、
プラスチック等を使用することができる。 この剥離用
長尺体5は、熱収縮性保護チューブ1外面と熱収縮性外
層4内面の間の任意位置、例えば図1及び図2に示す如
く、剥離層2外面と熱収縮性外層4内面の間、あるいは
熱収縮性保護チューブ1外面と剥離層2内面の間などに
設けることができる。 また図1及び図2に示す如く、
剥離用長尺体5の両端部が突出するように設けることに
より、剥離用長尺体5を認識しやすくつまみやすくでき
るという効果がある。 また、先端をループ状にして、
手で引っ張りやすくし、外層4を引き裂き、通電式発熱
体3を簡便に除去できるように設けることもできる。
性外層4の層間に設けた剥離用長尺体である。 かかる
剥離用長尺体5としては、例えば金属箔、ケブラー布、
プラスチック等を使用することができる。 この剥離用
長尺体5は、熱収縮性保護チューブ1外面と熱収縮性外
層4内面の間の任意位置、例えば図1及び図2に示す如
く、剥離層2外面と熱収縮性外層4内面の間、あるいは
熱収縮性保護チューブ1外面と剥離層2内面の間などに
設けることができる。 また図1及び図2に示す如く、
剥離用長尺体5の両端部が突出するように設けることに
より、剥離用長尺体5を認識しやすくつまみやすくでき
るという効果がある。 また、先端をループ状にして、
手で引っ張りやすくし、外層4を引き裂き、通電式発熱
体3を簡便に除去できるように設けることもできる。
【0011】また、図示はしないが、必要に応じて、熱
収縮性保護チューブ1の内面に例えばアスファルト系、
ホットメルト系、ブチルゴム系等の接着剤層を設けるこ
とにより、溶接接続部の腐食を防ぐという効果を付与す
ることも可能である。
収縮性保護チューブ1の内面に例えばアスファルト系、
ホットメルト系、ブチルゴム系等の接着剤層を設けるこ
とにより、溶接接続部の腐食を防ぐという効果を付与す
ることも可能である。
【0012】図3は、本発明の熱収縮性保護チューブ被
覆用具の他の実施例を示す斜視図でり、内層及び外層と
してファスナー6付き熱収縮性チューブを用いたもので
あり、かかるファスナー6を設けることにより、既に溶
接接続した部分に熱収縮性チューブを容易にセットでき
るという効果がある。
覆用具の他の実施例を示す斜視図でり、内層及び外層と
してファスナー6付き熱収縮性チューブを用いたもので
あり、かかるファスナー6を設けることにより、既に溶
接接続した部分に熱収縮性チューブを容易にセットでき
るという効果がある。
【0013】
【作用】本発明の熱収縮性保護チューブ被覆用具は、例
えば溶接接続部上にセットし、次いで通電加熱により収
縮させることにより溶接接合部を保護するものである。
本発明においては、剥離用長尺体5の存在によって、加
熱収縮後、例えば刃物等で剥離用長尺体5の上に位置す
る熱収縮性外層4を削除しても、刃先が長尺体5で阻止
されて内層の熱収縮性保護チューブ1を傷つけることな
く、熱収縮性外層4と共に通電式発熱体3を取り除くこ
とができる。また、刃物を用いない場合でも、剥離用長
尺体5の両端部を突出させることにより、これを上方に
引っ張ることによって、熱収縮性外層4を引き裂き、該
外層4及び通電式発熱体3を取り除くことができる。
なお、この際外層4としては易引き裂き性の収縮チュー
ブを用いるよう配慮する必要がある。
えば溶接接続部上にセットし、次いで通電加熱により収
縮させることにより溶接接合部を保護するものである。
本発明においては、剥離用長尺体5の存在によって、加
熱収縮後、例えば刃物等で剥離用長尺体5の上に位置す
る熱収縮性外層4を削除しても、刃先が長尺体5で阻止
されて内層の熱収縮性保護チューブ1を傷つけることな
く、熱収縮性外層4と共に通電式発熱体3を取り除くこ
とができる。また、刃物を用いない場合でも、剥離用長
尺体5の両端部を突出させることにより、これを上方に
引っ張ることによって、熱収縮性外層4を引き裂き、該
外層4及び通電式発熱体3を取り除くことができる。
なお、この際外層4としては易引き裂き性の収縮チュー
ブを用いるよう配慮する必要がある。
【0014】
【実施例】以下、本発明を実施例にもとづいて説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。 実施例1 外径250mmのコア上に、黒色の架橋延伸ポリエチレ
ンフィルム(厚さ0.15mm、巾600mm、ゲル分
率50%、熱収縮率50%)を5層巻き付け(熱収縮性
保護チューブ)、その巻き付け層上に透明ポリプロピレ
ンフィルム(厚さ0.04mm)を1層巻き付け(剥離
層)、剥離用長尺体としてステンレス箔(厚さ0.05
mm、巾30mm、長さ620mm)をはさみ、外面に
外径0.5mmの絶縁銅線を蛇行状に、蛇行間隔10m
mにして配設し、さらに上記の架橋ポリエチレンフィル
ムを3層巻き付け(熱収縮性外層)、160℃、約1時
間の条件で加熱した。 次いで、冷却後、コアを抜き取
り、内面にアスファルト系接着剤を塗布して、本発明の
熱収縮性保護チューブ被覆用具を製作した。
が、本発明はこれらに限定されるものではない。 実施例1 外径250mmのコア上に、黒色の架橋延伸ポリエチレ
ンフィルム(厚さ0.15mm、巾600mm、ゲル分
率50%、熱収縮率50%)を5層巻き付け(熱収縮性
保護チューブ)、その巻き付け層上に透明ポリプロピレ
ンフィルム(厚さ0.04mm)を1層巻き付け(剥離
層)、剥離用長尺体としてステンレス箔(厚さ0.05
mm、巾30mm、長さ620mm)をはさみ、外面に
外径0.5mmの絶縁銅線を蛇行状に、蛇行間隔10m
mにして配設し、さらに上記の架橋ポリエチレンフィル
ムを3層巻き付け(熱収縮性外層)、160℃、約1時
間の条件で加熱した。 次いで、冷却後、コアを抜き取
り、内面にアスファルト系接着剤を塗布して、本発明の
熱収縮性保護チューブ被覆用具を製作した。
【0015】得られた本発明の熱収縮性保護チューブ被
覆用具を、外径200mmの外面ポリエチレンライニン
グ鋼管の溶接接続部上にセットし、絶縁銅線を電圧40
Vで通電させ、熱収縮性保護チューブを熱収縮させた。
冷却後、この収縮体のステンレス箔上の外層部分の架
橋ポリエチレンフィルム層を刃物で長さ方向に図1の一
点破線Aの如く切除し、次いで絶縁銅線とステンレス箔
を取り除いた。 この場合、絶縁銅線と内層の架橋ポリ
エチレンフィルム層との間、内層の架橋ポリエチレンフ
ィルム層と外層の架橋ポリエチレンフィルム層との間の
融着は観られず、外層の架橋ポリエチレンフィルム層の
削除、絶縁銅線の取り除きは容易であった。
覆用具を、外径200mmの外面ポリエチレンライニン
グ鋼管の溶接接続部上にセットし、絶縁銅線を電圧40
Vで通電させ、熱収縮性保護チューブを熱収縮させた。
冷却後、この収縮体のステンレス箔上の外層部分の架
橋ポリエチレンフィルム層を刃物で長さ方向に図1の一
点破線Aの如く切除し、次いで絶縁銅線とステンレス箔
を取り除いた。 この場合、絶縁銅線と内層の架橋ポリ
エチレンフィルム層との間、内層の架橋ポリエチレンフ
ィルム層と外層の架橋ポリエチレンフィルム層との間の
融着は観られず、外層の架橋ポリエチレンフィルム層の
削除、絶縁銅線の取り除きは容易であった。
【0016】実施例2 実施例1において、内層及び外層として架橋延伸ポリエ
チレンフィルムの代わりに、黒色ポリエステルフィルム
を用い、また剥離層として白色のポリプロピレンフィル
ムを用いた以外は、実施例1と同様にして熱収縮性保護
チューブ被覆用具を製作した。かかる被覆用具を実施例
1と同様にして、外面ポリエチレンライニング鋼管の溶
接接続部上に熱収縮させ、冷却を待って、ステンレス箔
上で外層の架橋延伸ポリエステルフィルム層を刃物で切
除し、絶縁銅線とステンレス箔を取り除いた。この場
合、除去する外層の架橋ポリエステルフィルム層が認識
しやすく、容易に絶縁銅線とステンレス箔を取り除くこ
とができた。
チレンフィルムの代わりに、黒色ポリエステルフィルム
を用い、また剥離層として白色のポリプロピレンフィル
ムを用いた以外は、実施例1と同様にして熱収縮性保護
チューブ被覆用具を製作した。かかる被覆用具を実施例
1と同様にして、外面ポリエチレンライニング鋼管の溶
接接続部上に熱収縮させ、冷却を待って、ステンレス箔
上で外層の架橋延伸ポリエステルフィルム層を刃物で切
除し、絶縁銅線とステンレス箔を取り除いた。この場
合、除去する外層の架橋ポリエステルフィルム層が認識
しやすく、容易に絶縁銅線とステンレス箔を取り除くこ
とができた。
【0017】
【発明の効果】本発明においては、剥離用長尺体を設け
たことによって、熱収縮性保護チューブを損傷すること
なく、容易に通電式発熱体を除去することができる。
さらに、剥離層を収縮材とは異なる色とすることによ
り、誤って保護層を剥離することなく、通電式発熱体及
び熱収縮性外層を確実に除去することができる。
たことによって、熱収縮性保護チューブを損傷すること
なく、容易に通電式発熱体を除去することができる。
さらに、剥離層を収縮材とは異なる色とすることによ
り、誤って保護層を剥離することなく、通電式発熱体及
び熱収縮性外層を確実に除去することができる。
【図1】本発明の熱収縮性保護チューブ被覆用具の実施
例の一部切欠斜視図である。
例の一部切欠斜視図である。
【図2】本発明の熱収縮性保護チューブ被覆用具の実施
例の斜視図である。
例の斜視図である。
【図3】本発明の熱収縮性保護チューブ被覆用具の他の
実施例の斜視図である。
実施例の斜視図である。
1 熱収縮性保護チューブ 2 剥離層 3 通電式発熱体 4 熱収縮性外層 5 剥離用長尺体 6 ファスナー
Claims (2)
- 【請求項1】 被保護体の保護に使用される熱収縮性保
護チューブ上に剥離層を設け、該剥離層上に通電式発熱
体を設け、上記熱収縮性保護チューブとほぼ同一の熱収
縮率の熱収縮性外層を上記通電式発熱体を包囲するよう
に設けてなる熱収縮性保護チューブ被覆用具において、
前記熱収縮性保護チューブ外面と熱収縮性外層内面との
間に剥離用長尺体を設けたことを特徴とする熱収縮性保
護チューブ被覆用具。 - 【請求項2】 剥離層の色が、熱収縮性保護チューブ及
び熱収縮性外層の色と異なることを特徴とする請求項1
記載の熱収縮性保護チューブ被覆用具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8151994A JPH07285174A (ja) | 1994-04-20 | 1994-04-20 | 熱収縮性保護チューブ被覆用具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8151994A JPH07285174A (ja) | 1994-04-20 | 1994-04-20 | 熱収縮性保護チューブ被覆用具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07285174A true JPH07285174A (ja) | 1995-10-31 |
Family
ID=13748601
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8151994A Pending JPH07285174A (ja) | 1994-04-20 | 1994-04-20 | 熱収縮性保護チューブ被覆用具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07285174A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20040042409A (ko) * | 2002-11-14 | 2004-05-20 | 박기종 | 관체 연결용 열선매입 접속관 |
-
1994
- 1994-04-20 JP JP8151994A patent/JPH07285174A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20040042409A (ko) * | 2002-11-14 | 2004-05-20 | 박기종 | 관체 연결용 열선매입 접속관 |
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