JPH0728502B2 - 雷サージ防護装置 - Google Patents

雷サージ防護装置

Info

Publication number
JPH0728502B2
JPH0728502B2 JP62299162A JP29916287A JPH0728502B2 JP H0728502 B2 JPH0728502 B2 JP H0728502B2 JP 62299162 A JP62299162 A JP 62299162A JP 29916287 A JP29916287 A JP 29916287A JP H0728502 B2 JPH0728502 B2 JP H0728502B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lightning surge
current
power supply
voltage
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62299162A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01144321A (ja
Inventor
富保 砂金
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP62299162A priority Critical patent/JPH0728502B2/ja
Publication of JPH01144321A publication Critical patent/JPH01144321A/ja
Publication of JPH0728502B2 publication Critical patent/JPH0728502B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 [概要] 電源装置の出力から負荷にパワーを供給する回路を雷の
サージから守るようにした雷サージ防護装置に関し、 雷のサージから回路を確実に保護することを目的とし、 電源装置から外部に供給される上下2本の供給線のそれ
ぞれに直列に2個ずつの抵抗を接続し、外部に接続され
る負荷には、これら抵抗の一端からパワーを供給すると
共に、上の供給線と下の供給線の間に正負両方向の電圧
抑制素子と、ダイオードの並列回路を接続して構成す
る。
[産業上の利用分野] 本発明は、電源装置の出力から負荷にパワーを供給する
回路を雷のサージから保護するようにした雷サージ防護
装置に関する。
通信装置等を動作させる電源は、通常、別途設けられた
電源装置から供給線(負荷ライン)を通じて与えられ
る。このため、負荷ラインに雷が落ちると、該負荷ライ
ンを通じてサージ電圧(不規則性の過電圧)が電源装置
或いは負荷に印加され、これら装置の内部回路を破壊し
てしまうことがある。このため、雷サージから回路を保
護する防護機構が必要となる。
[従来の技術] 第3図は、従来装置の構成例を示す図である。図に示す
実施例は、電源装置としてDC/DCコンバータを用いた場
合を示している。直流電圧Eは、トランスT1の1次側巻
線l1とトランジスタTR1の直列回路に印加されている。
トランジスタTR1には、これと並列にダイオードD1が接
続されている。制御回路1から与えられるパルス信号に
従ってトランジスタTR1がオンオフすると、それに応じ
てトランスT1の1次巻線l1に流れる電流もオンオフす
る。この電流のオンオフの変化(交流)は、トランスT1
の2次側巻線l2及びl3に伝送される。このようにしてト
ランスT1の2次側に誘起された交流は、整流ダイオード
D2,D3により整流され、更に平滑コンデンサC1,C2により
平滑され、直流となる。
この直流は、電源装置から出力され、雷サージ防護回路
2を経て負荷3に供給される。この出力電圧及び出力電
流は、それぞれ電圧検出回路4及び電流検出回路5によ
り検出されて、制御回路1に送られる。制御回路1は、
電圧検出回路4及び電流検出回路5によりそれぞれ過電
圧乃至は過電流を流出すると、スイッチング用トランジ
スタTR1をオフにし、負荷に過大な電圧乃至は電流が印
加されるのを防止する。D4,D5は、それぞれ電圧検出回
路4及び電流検出回路5の両端に接続された保護用のツ
ェナーダイオードである。雷サージ防護回路2は、上下
2本の負荷ラインに直列に接続された抵抗R1及び抵抗R2
より構成されている。
[発明が解決しようとする問題点] 前述したように、電源装置は雷サージによる過電力が各
回路部品に印加されないように雷サージ防護回路を設け
ている。しかしながら、従来の雷サージ防護回路は、負
荷ラインに直列に接続した抵抗R1,R2のみであり負荷に
流れる電流を制限する機能しかない。そして、負荷ライ
ンに図に示すような正のサージ電流が発生した場合に
は、この電流はトランスT1の2次側巻線l2,l3と直列に
接続されたダイオードD2,D3により阻止される。従っ
て、この場合にはサージ電流が電源装置の内部回路又は
負荷3を流れて回路部品等を破壊するおそれはすくな
い。しかしながら、図に示すような向きの負の雷サージ
電流が負荷ラインに発生すると、ダイオードD2,D3は順
方向となりサージ電流が流れてしまう。
サージ電流がトランスT1の2次側に流れると、電磁誘導
によりその1次側にも流れる。この電流によりスイッチ
ングトランジスタTR1が破壊されるのを避けるため、バ
イパス用のダイオードD1が設けられている。つまり、こ
のダイオードD1はこのサージ電流に対しては順方向に接
続されているので、サージ電流をバイパスさせ、トラン
ジスタTR1の破壊を防止する。しかしながら、トランスT
2の2次側にはサージ電流が流れるため、電源装置又は
負荷3の内部回路を破壊してしまう。雷サージ防護回路
2は流れる電流値を制限するだけで、過電圧に対しては
効果がなく、しかも負荷3に電流を供給しなければなら
ない関係上、あまり大きい抵抗を接続することができな
い。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は雷サージから回路を確実に保護すること
ができる雷サージ防護装置を提供することを目的として
いる。
[問題点を解決するための手段] 第1図は、本発明の原理ブロック図である。第3図と同
一のものは、同一の符号を付して示す。図において、10
は電源装置、11は負荷ラインに接続された雷サージ防護
回路、3は該雷サージ防護回路11を介して電源装置10と
接続された負荷である。雷サージ防護回路11は、負荷ラ
インに直列に接続された抵抗R11,R12及びR13,R14と、正
負両方向の電圧抑制素子D10と、該電圧抑制素子D10と並
列に接続されたダイオードD11とで構成されている。電
圧抑制素子D10及びダイオードD11は、抵抗R11,R12との
接続点と、R13,R14との接続点との間にそれぞれ接続さ
れている。電圧抑制素子D10としては、負荷ラインに生
じる電圧を正負両方向にクランプすることができるもの
であれば、どのようなものであってもよい。例えば、バ
リスタが用いられる。電源装置10も、所定電圧を発生さ
せることができるものであれば、どのようなものであっ
てもよい。例えば、直流をいったん交流に変換した後、
再び直流に変換する所謂DC/DCコンバータが用いられ
る。
[作用] 図に示す回路に雷サージが発生したものとする。雷サー
ジによる過電圧の発生に対しては、電圧抑制素子D10が
負荷ライン間に発生する電圧を所定電圧以下に抑えるの
で過電圧が回路に印加されることによる部品の破壊等を
防止することができる。負荷ラインに流れる過電流に対
しては、負荷ラインに直列に挿入された抵抗R11,R12及
びR13,R14により抑制することができ、負のサージ電流
はバイパス用のダイオードD11を流れるので、電源装置1
0側に流れる分を少なくすることができる。従って、本
発明によれば雷サージによる電源装置10及び負荷3の内
部回路が破壊されるのを確実に防止することができる。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明す
る。
第2図は本発明の一実施例を示す構成ブロック図であ
る。第2図,第3図と同一のものは、同一の符号を付し
て示す。図において、電源装置10としては第3図に示す
それと同様のDC/DCコンバータ回路が用いられている。
雷サージ防護回路11内の電圧抑制素子D10としては、図
に示すようなバリスタが用いられている。R3〜R6は負荷
ラインに挿入された電流制限抵抗である。21は、電源装
置10の出力を検出する電圧検出回路、22は同じく電源装
置10の出力電流を検出する電流検出回路である。そし
て、これら電圧検出回路21,電流検出回路22の出力は制
御回路1に入っている。
TR2は、トランスT1の1次側巻線l1と直列に接続された
スイッチング用のFETである。スイッチング素子として
図に示すようなFETを用いると、そのドレイン(D)・
ソース(S)間は図に示すような極性のダイオードが接
続されているのと等価となる(以下このダイオードD21
を寄生ダイオードと呼ぶ)。D22はダイオードD2のアノ
ードとD3のカソードとの間に接続された回路保護用のツ
ェナーダイオードである。このように構成された装置の
動作を説明すれば、以下のとおりである。
先ず、図に示す装置の負荷ラインに正の雷サージが発生
した場合について考える。正の雷サージ電流は、ダイオ
ードD2,D3が逆バイアスとなっているのでトランスT1側
には流れない。従って、この場合のサージ電流は殆どバ
リスタD10に流れる。バリスタは、流れる電流値に拘ら
ずほぼ一定の値の電圧にクランプする。この結果、コン
デンサC1,C2に印加される電圧もバリスタD10の電圧でク
ランプされる。このようにして負荷ラインにかかる電圧
はバリスタD10によって一定値以下にクランプされるの
で、電源装置10及び負荷3を過電圧による破壊から保護
することができる。
次に、図に示す装置の負荷ラインに負の雷サージが発生
した場合について考える。負のサージ電流はダイオード
D11側とダイオードD3,D22,D2側に分流して流れる。しか
も、ダイオードD22はツェナーダイオードであるので、
電圧検出回路21,電流検出回路22に印加される電圧は、
このツェナー電圧でクランプされる。また、ダイオード
D3,D22,D2側のインピーダンスはダイオードD11側より大
きいため、殆どのサージ電流はダイオードD11側を流れ
る。この結果、サージ電流が電源装置10及び負荷3を流
れることを防止することができるので、これらの内部回
路の破壊を防止することができる。更に、本発明によれ
ば、スイッチング素子TR2としてFETを用いているので、
そのソースとドレイン間の寄生ダイオードD21が、バイ
パスダイオードの働きをし、トランス2次側コイルl2,l
3にサージ電流が流れる際の1次側に誘起する電流をバ
イパスさせ、FETTR2を過電流から保護する。
そして、正負いずれの電流が流れる場合においても、負
荷ラインに直列に挿入された抵抗R3〜R6により流れるサ
ージ電流を制限することができる。
上述の説明では、電源装置10としてDC/DCコンバータを
用いた場合を例にとったが、必ずしもDC/DCコンバータ
である必要はなくシリーズレギュレータ方式の電源であ
ってもよい。また、電圧抑制素子D10もバリスタに限る
必要はなく、ツェナーダイオードやショットキーバリア
ダイオード等を用いたものであってもよい。
[発明の効果] 以上、詳細に説明したように、本発明によれば負荷ライ
ンに電圧抑制素子とサージ電流を分流させるためのダイ
オードを並列接続することにより、雷のサージから回路
を確実に守ることができる雷サージ防護装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理ブロック図、 第2図は本発明の一実施例を示すブロック図、 第3図は従来装置の構成例を示す図である。 第1図において 3は負荷、 10は電源装置、 11は雷サージ防護回路、 R11〜R14は抵抗、 D10は電圧抑制素子、 D11はダイオードである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電源装置(10)から外部に供給される上下
    2本の負荷ラインのそれぞれに直列に2個ずつの抵抗
    (R11),(R12)及び(R13),(R14)を接続し、 外部に接続される負荷(3)には、前記抵抗(R12),
    (R14)の一端からパワーを供給すると共に、 抵抗(R11)と(R12)及び(R13)と(R14)の間に正負
    両方向の電圧抑制素子(D10)と、 ダイオード(D11)の並列回路を接続して構成された雷
    サージ防護装置。
  2. 【請求項2】前記電源装置(10)としてDC/DCコンバー
    タを用いたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の雷サージ防護装置。
  3. 【請求項3】前記電圧抑制素子(D10)としてバリスタ
    を用いたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    雷サージ防護装置。
JP62299162A 1987-11-27 1987-11-27 雷サージ防護装置 Expired - Lifetime JPH0728502B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62299162A JPH0728502B2 (ja) 1987-11-27 1987-11-27 雷サージ防護装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62299162A JPH0728502B2 (ja) 1987-11-27 1987-11-27 雷サージ防護装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01144321A JPH01144321A (ja) 1989-06-06
JPH0728502B2 true JPH0728502B2 (ja) 1995-03-29

Family

ID=17868932

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62299162A Expired - Lifetime JPH0728502B2 (ja) 1987-11-27 1987-11-27 雷サージ防護装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0728502B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106786459B (zh) 2016-12-28 2020-02-04 深圳市槟城电子有限公司 浪涌保护电路以及使用该电路的电子装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01144321A (ja) 1989-06-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2784463B2 (ja) 交流ライン安定化回路
CA2064027C (en) Ground fault circuit interrupter
JP3392915B2 (ja) 電子機器用電源装置
JPH0728502B2 (ja) 雷サージ防護装置
JPH02179219A (ja) 電源装置
JP3574599B2 (ja) 入力過電圧制限機能を備えた突入電流防止回路
US20020075623A1 (en) Modem protection circuit
JPS6349100Y2 (ja)
KR970005102Y1 (ko) 스위칭 모드 전원 공급장치의 과전압 보호회로
JP2002165445A (ja) 電源装置
JPH0393499A (ja) 携帯用エンジン発電機
KR900009469Y1 (ko) 전원공급기의 과전류 보호회로
JP3112350B2 (ja) 漏電ブレーカの漏電検出装置
JPH10201077A (ja) 過電圧保護回路
JP3151314B2 (ja) 電源装置
JPH1169797A (ja) 直流電源装置
JP2962016B2 (ja) 電源保護回路
JP2001145339A (ja) スイッチング電源装置
KR0119285B1 (ko) 과전류 제한회로
JPS62203557A (ja) スイツチングレギユレ−タ
JPS59201625A (ja) 保護装置
EP3229356A1 (en) Power supply comprising mosfet-based crowbar circuit
JPH03135364A (ja) 電源装置
JPS59216420A (ja) 過電流保護装置
JPH052584U (ja) スナバ回路

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080329

Year of fee payment: 13