JPH0728430U - ホルダー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は種類、形状、寸法等の異なる種々の品
物を簡単に梱包して体裁良く持ち運ぶことが出来るホル
ダーを目的としている。 【構成】止め具３と穴４とが夫々端部に設けられた２個
の結束バンド１，２を所定の間隔を保って並列すると共
に、これ等の結束バンド１，２を２個の連結紐６，７で
相互に連結し、更に先端にホック１０を有する取付バン
ド９を前記結束バンド１，２に取り付けて構成したホル
ダーの構造である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はブランケット等の品物を体裁良く結束して持ち運べるようにしたホル ダーに係り、特に寸法、形状或いは種類等を異にする品物を夫々体裁良く結束し て搬送し得るようにしたホルダーに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、品物を持ち運ぶためのホルダーは、品物の種類、寸法、形状等の差に応 じて別々に作られており、かつ品物の全体を被覆することが出来るような容器等 で構成されていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

然るに、前述の従来のホルダーは品物の種類、寸法等の差に応じて寸法、形状 等の異なるホルダーを作成しなければならず、コスト高になると共に、不経済で あった。また、従来のホルダーは、ホルダーの外方に品物を体裁良く露出して見 えるようにすることが困難である等の問題があった。

【０００４】 本考案に係るホルダーは、前述の従来の問題点に鑑み開発された新しい技術で あって、特に品物の両側部を夫々外径に応じて体裁良く結束バンドで結束するこ とが出来、かつ結束した後はそのまま持ち運ぶことが出来る全く新しいホルダー の技術を提供するものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案に係るホルダーは、前述の従来の問題点を根本的に改善した技術であっ て、本考案の要旨は、一端に止め具が設けられかつ他端に該止め具を係止し得る 穴が複数個並列されて穿設された結束バンドを２個所定の間隔を保って並列する と共に、これ等の結束バンドを複数個の連結紐で相互に連結して構成したことを 特徴としたホルダーである。

【０００６】

【作用】

本考案に於いては、前述の如く、一端に止め具が設けられかつ他端に止め具を 係止し得る複数個の穴が並列された結束バンドを使用するので、形状および径の 異なる品物でもこの結束バンドで簡単にかつ安定した状態で結束することが出来 る。

【０００７】 また、２個の結束バンドが所定の間隔を保って並列され、かつこれ等の結束バ ンドは複数個の連結紐で相互に連結されているので、品物の両側部を夫々安定し た状態で結束することが出来る。更に連結紐を使用することによって、そのまま 持ち運ぶことが出来る。従って本考案のホルダーは、種類及び形状を異にする品 物、或いは寸法を異にする品物でも、夫々梱包して外から見えるように持ち運ぶ ことが出来る。

【０００８】

【実施例】

図により本考案に係るホルダーの一実施例を具体的に説明すると、図１は本考 案に係るホルダーの斜視図、図２は図１のホルダーの使用状態を示す説明図、図 ３は他の使用例を示す説明図、図４（Ａ），（Ｂ）は夫々結束バンドに種類の異 なる取付バンドを取り付けた状態の説明図、図５（Ａ），（Ｂ），（Ｃ）も図４ と同様に結束バンドに種々の取付バンドを取り付けた状態の説明図である。

【０００９】 図１及び図２に於いて、１，２は夫々革製の結束バンドであって、これ等の一 端には止め具３が夫々取り付けられており、かつ結束バンド１，２の他端には、 該止め具３を挿入して係止し得る穴４が先端から内側に向かって３個穿設されて いる。５は結束バンド１，２の先端を固定し得るリングである。

【００１０】 前記２個の結束バンド１，２は夫々所定の間隔を保って左右に並列され、かつ ２個が革製の連結紐６，７で相互に連結されている。また、結束バンド１，２に は、夫々小さな取付バンド９が取り付けられており、かつ取付バンド９の両端に は相互に嵌着し得るホック１０が設けられている。

【００１１】 本考案に係るホルダーの使用に当たっては、図２に示す如く、円柱状に折り畳 まれたブランケット１１の両側部を止め具３と穴４とを利用して結束することを によって梱包し、この状態で、連結紐６を吊り下げることによって、体裁良く持 ち運ぶことが出来る。また、前述のようにブランケット１１を梱包したホルダー は、図３に示す如く、その取付バンド９を利用することによって、リュックサッ ク１２の背負い紐１３にこれを取り付け、リュックサック１２にブランケット１ １を安定した状態で一体的に取り付けることが出来る。

【００１２】 上記実施例に於いては、取付バンド９の両端にホック１０を取り付けて構成し たが、このホック１０の代わりに図４（Ａ）に示す如く、取付バンド９にバック ル１４と穴１５とを設けて構成することも、或いは図４（Ｂ）に示す如く、取付 バンド９に引き絞り金具１６を設けて構成することも可能である。

【００１３】 かつ、図５（Ａ）に示す如く、取付バンド９の先端にプラスチックジョイント １７ａ，１７ｂを設けて構成することも、或いは図５（Ｂ）に示す如く、取付バ ンド９の両端に面ファスナー（登録商標マジックテープ）１８を設けて構成する ことも可能である。更に、図５（Ｃ）に示す如く、取付バンド９を利用して、ホ ルダーで梱包した品物の他に、傘１９を取付バンド９で結束して品物と同時に持 ち運ぶことが出来るように使用することも可能である。

【００１４】

【考案の効果】

本考案に係るホルダーは、上述の構造と作用とを具備するので次のような多大 な効果を有するものである。

【００１５】 （１）端部に止め具と複数個の穴とが設けられた結束バンドを用いるので、品 物をこの結束バンドで容易に結束すことが出来る。（２）両側に結束バンドがあ るので品物の両側部を安定した状態で結束することが出来る。（３）種類、形状 及び寸法が異なる品物でも一種類のホルダーで梱包することが出来る。（４）外 から品物が見えるように体裁良く梱包出来、かつそのまま持ち運ぶことが出来る 。（５）結束バンドに取付バンドを設けた場合には、ホルダーをリュックサック 等に簡単に取り付けることが出来る。（６）また該取付バンドを利用して他の品 物をホルダーに固定することが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係るホルダーの斜視図である。

【図２】図１のホルダーの使用状態を示す説明図であ
る。

【図３】他の使用例を示す説明図である。

【図４】図４（Ａ），（Ｂ）は夫々結束バンドに種類の
異なる取付バンドを取り付けた状態の説明図である。

【図５】図５（Ａ），（Ｂ），（Ｃ）は結束バンドに種
々の取付バンドを取り付けた状態の説明図である。

【符号の説明】

1,2 結束バンド ３ 止め
具 ４ 穴 ５ リン
グ 6,7 連結紐 ９ 取付
バンド 10 ホック 11 ブラ
ンケット 12 リュックサック 13 背負
い紐 14 バックル 15 穴 16 引き絞り金具 17a,17b プラ
スチックジョイント 18 面ファスナー 19 傘

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】一端に止め具が設けられかつ他端に該止め
   具を係止し得る穴が複数個並列されて穿設された結束バ
   ンドを２個所定の間隔を保って並列すると共に、これ等
   の結束バンドを複数個の連結紐で相互に連結して構成し
   たことを特徴としたホルダー。