JPH07284258A - 減速機付直流モータ - Google Patents
減速機付直流モータInfo
- Publication number
- JPH07284258A JPH07284258A JP6068383A JP6838394A JPH07284258A JP H07284258 A JPH07284258 A JP H07284258A JP 6068383 A JP6068383 A JP 6068383A JP 6838394 A JP6838394 A JP 6838394A JP H07284258 A JPH07284258 A JP H07284258A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- motor
- slip ring
- slip
- terminal
- rotation
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 二対のブラシを互いに位相がずれた二つのス
リップリングに摺接させ、高精度のモータ回転検出信号
を得る。 【構成】 減速機付直流モータにおいて、モータ軸上に
導電部と非導電部からなる二つのスリップリングを設
け、これに電気的位相差を設けることで摺接ブラシを通
じて出力されるモータ回転信号がより高精度となる。ま
た、アース用摺接ブラシおよび端子を共通化すれば、ブ
ラシ数および端子数は各々三つで実現できる。さらに、
位相差をもつ二相分の導電部と非導電部とを一体成形し
た一つのスリップリングでも同様に目的のモータ回転信
号が得られる。
リップリングに摺接させ、高精度のモータ回転検出信号
を得る。 【構成】 減速機付直流モータにおいて、モータ軸上に
導電部と非導電部からなる二つのスリップリングを設
け、これに電気的位相差を設けることで摺接ブラシを通
じて出力されるモータ回転信号がより高精度となる。ま
た、アース用摺接ブラシおよび端子を共通化すれば、ブ
ラシ数および端子数は各々三つで実現できる。さらに、
位相差をもつ二相分の導電部と非導電部とを一体成形し
た一つのスリップリングでも同様に目的のモータ回転信
号が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、導電部と非導電部から
形成されたスリップリングを二相分使用することによ
り、高精度のモータ回転検出信号を得ることができる減
速機付直流モータに関するものである。
形成されたスリップリングを二相分使用することによ
り、高精度のモータ回転検出信号を得ることができる減
速機付直流モータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、減速機付直流モータの回転状態を
検出するために、例えば一対のブラシが摺接する回転検
知用のスリップリングを用いて、回転状態に応じたパル
ス信号を一相分発生するものがある。また、マグネット
とその磁気センサ(ホール素子やリードスイッチ)を用
いて回転信号として検出するものがある。
検出するために、例えば一対のブラシが摺接する回転検
知用のスリップリングを用いて、回転状態に応じたパル
ス信号を一相分発生するものがある。また、マグネット
とその磁気センサ(ホール素子やリードスイッチ)を用
いて回転信号として検出するものがある。
【0003】しかしながら、上記の一対のブラシが摺接
するスリップリング方式では、回転信号として一種類の
パルス信号しか出力されず、回転方向の検出や高精度の
信号検出がしにくいという問題があった。また、マグネ
ットとその磁気センサを用いる方式では、マグネットや
磁気センサの耐熱性や耐ノイズ性などの使用環境に対す
る信頼性を高める必要があるなどの問題があった。
するスリップリング方式では、回転信号として一種類の
パルス信号しか出力されず、回転方向の検出や高精度の
信号検出がしにくいという問題があった。また、マグネ
ットとその磁気センサを用いる方式では、マグネットや
磁気センサの耐熱性や耐ノイズ性などの使用環境に対す
る信頼性を高める必要があるなどの問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来技術の
問題点を解決するために、本発明の主な目的はスリップ
リングを二相分付けることで出力信号数を倍増させ、直
流モータの回転状態について回転方向を含め高精度の信
号検出を行い、また耐熱性や耐ノイズ性などの信頼性に
も優れた回転検出機能をもつ減速機付直流モータを提供
することにある。
問題点を解決するために、本発明の主な目的はスリップ
リングを二相分付けることで出力信号数を倍増させ、直
流モータの回転状態について回転方向を含め高精度の信
号検出を行い、また耐熱性や耐ノイズ性などの信頼性に
も優れた回転検出機能をもつ減速機付直流モータを提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の減速機付直流モータは、導電部と非導電部か
ら形成された二つのスリップリングまたは、二相分の導
電部と非導電部とを一体成形した一つのスリップリング
と、このスリップリングの外周を摺接する二対すなわち
4つのスリップリングブラシとからなる回転検出機能を
有している。
に本発明の減速機付直流モータは、導電部と非導電部か
ら形成された二つのスリップリングまたは、二相分の導
電部と非導電部とを一体成形した一つのスリップリング
と、このスリップリングの外周を摺接する二対すなわち
4つのスリップリングブラシとからなる回転検出機能を
有している。
【0006】また、これらのスリップリングブラシやブ
ラシ端子のうちアース用として使用されるものについて
は、各々共用化すればスリップリングブラシおよびスリ
ップリングブラシ端子数を3つに削減できる。
ラシ端子のうちアース用として使用されるものについて
は、各々共用化すればスリップリングブラシおよびスリ
ップリングブラシ端子数を3つに削減できる。
【0007】
【作用】この構成によって、本発明の減速機付直流モー
タは回転方向を含め、高精度の回転信号を熱やノイズな
どの厳しい使用環境の影響を受けずに出力することがで
きる。
タは回転方向を含め、高精度の回転信号を熱やノイズな
どの厳しい使用環境の影響を受けずに出力することがで
きる。
【0008】
(実施例1)以下本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
照しながら説明する。
【0009】図1は本発明の減速機付直流モータのスリ
ップリング部の要部斜視図、図2は回転検知の回路図、
図3は回転検知信号の波形図である。
ップリング部の要部斜視図、図2は回転検知の回路図、
図3は回転検知信号の波形図である。
【0010】図1のように、モータ軸1に導電部6と非
導電部66から形成された二つのスリップリング6a,
6bが設けられており、このスリップリング6aおよび
6bの外周を摺接する二対のスリップリングブラシ4を
介して、端子xおよびyよりモータ軸1の回転信号を得
ることができる。zはアース用として共通端子としてい
る。
導電部66から形成された二つのスリップリング6a,
6bが設けられており、このスリップリング6aおよび
6bの外周を摺接する二対のスリップリングブラシ4を
介して、端子xおよびyよりモータ軸1の回転信号を得
ることができる。zはアース用として共通端子としてい
る。
【0011】そして図2に示すように、スリップリング
ブラシの端子aおよびbより得られる二種類のモータ回
転信号が電気的位相差をもつよう、二つのスリップリン
グ6aおよび6bがモータ軸1上に固定されている。
ブラシの端子aおよびbより得られる二種類のモータ回
転信号が電気的位相差をもつよう、二つのスリップリン
グ6aおよび6bがモータ軸1上に固定されている。
【0012】図3に、スリップリングブラシの端子xお
よびyより得られるモータ回転信号の波形例を示す。図
3(a)は正転回転時の波形例、図3(b)は逆転回転
時の波形例である。
よびyより得られるモータ回転信号の波形例を示す。図
3(a)は正転回転時の波形例、図3(b)は逆転回転
時の波形例である。
【0013】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0014】図4は、本発明の第2の実施例である。前
記第1の実施例で示した図1における二対、すなわち4
本のスリップリングブラシ4のうちアース端子へ接続さ
れるブラシを共通ブラシとして一体形成し、1つのブラ
シ9にすることで前記スリップリングブラシ数および、
スリップリングブラシの端子数を3本にすることができ
る。さらに、二つのスリップリングでなく二相分の導電
部と非導電部とを一体成形した一つのスリップリング6
cを使用しても、同様に目的のモータ回転検出信号を得
ることができる。
記第1の実施例で示した図1における二対、すなわち4
本のスリップリングブラシ4のうちアース端子へ接続さ
れるブラシを共通ブラシとして一体形成し、1つのブラ
シ9にすることで前記スリップリングブラシ数および、
スリップリングブラシの端子数を3本にすることができ
る。さらに、二つのスリップリングでなく二相分の導電
部と非導電部とを一体成形した一つのスリップリング6
cを使用しても、同様に目的のモータ回転検出信号を得
ることができる。
【0015】
【発明の効果】以上ように本発明によれば、従来のよう
な一つのスリップリングに一対の摺接ブラシを使用する
場合に比べ出力信号数が倍増するため、まずこの高分解
度の出力信号を利用し、高精度のモータ制御が実現でき
る機能的効果を得られる。
な一つのスリップリングに一対の摺接ブラシを使用する
場合に比べ出力信号数が倍増するため、まずこの高分解
度の出力信号を利用し、高精度のモータ制御が実現でき
る機能的効果を得られる。
【0016】また、マグネットとその磁気センサ(ホー
ル素子やリードスイッチ)を用いる場合に比べ、耐熱性
をや耐ノイズ性などの信頼性にも優れた効果を期待でき
る。
ル素子やリードスイッチ)を用いる場合に比べ、耐熱性
をや耐ノイズ性などの信頼性にも優れた効果を期待でき
る。
【図1】本発明の第1の実施例における減速機付直流モ
ータのスリップリング部を示す要部斜視図
ータのスリップリング部を示す要部斜視図
【図2】本発明の第1の実施例における回転検知の回路
図
図
【図3】(a)は第1の実施例における正転回転時のパ
ルス信号の波形図 (b)は第1の実施例における逆転回転時のパルス信号
の波形図
ルス信号の波形図 (b)は第1の実施例における逆転回転時のパルス信号
の波形図
【図4】本発明の第2の実施例における減速機付直流モ
ータのスリップリング部を示す要部斜視図
ータのスリップリング部を示す要部斜視図
1 モータ軸 2 整流子 3 ウォームホイール 4 スリップリングブラシ 5 ウォームギヤ 6 スリップリングの導電部 6a,6b スリップリング 6c 二相分の導電部と非導電部を一体成形したスリッ
プリング 7 抵抗 8 電源 9 アース用共通ブラシ 10 ギヤケース 66 スリップリングの非導電部 x,y,z スリップリングの端子
プリング 7 抵抗 8 電源 9 アース用共通ブラシ 10 ギヤケース 66 スリップリングの非導電部 x,y,z スリップリングの端子
Claims (4)
- 【請求項1】モータ軸の先端に形成したウォームギヤ
と、前記モータ軸に直角の回転中心軸方向になるよう配
置したウォームホイールとを備えた減速機付直流モータ
において、導電部と非導電部から形成された二つのスリ
ップリングと、前記スリップリングの外周を摺接する二
対のスリップリングブラシとを備え、前記スリップリン
グブラシの端子より得られる二種類のモータ回転信号
が、電気的位相差をもつ信号となるよう前記二つのスリ
ップリングをモータ軸上に配置したことを特徴とする減
速機付直流モータ。 - 【請求項2】二対のスリップリングブラシの各端子のア
ース端子として使用される端子を共通端子としたことを
特徴とする請求項1記載の減速機付直流モータ。 - 【請求項3】二対のスリップリングブラシのアース端子
へ接続されるブラシを共通ブラシとし、前記二つのスリ
ップリングに同時摺接することを特徴とする請求項2記
載の減速機付直流モータ。 - 【請求項4】二相分の導電部と非導電部とを一体成形し
た一つのスリップリングを設け、電気的位相差をもつ信
号をスリップリングブラシの各端子より得たことを特徴
とする減速機付直流モータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6068383A JPH07284258A (ja) | 1994-04-06 | 1994-04-06 | 減速機付直流モータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6068383A JPH07284258A (ja) | 1994-04-06 | 1994-04-06 | 減速機付直流モータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07284258A true JPH07284258A (ja) | 1995-10-27 |
Family
ID=13372157
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6068383A Pending JPH07284258A (ja) | 1994-04-06 | 1994-04-06 | 減速機付直流モータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07284258A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6803685B2 (en) | 2001-12-20 | 2004-10-12 | Mabuchi Motor Co., Ltd. | Encoder apparatus integrated with a small-size motor |
-
1994
- 1994-04-06 JP JP6068383A patent/JPH07284258A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6803685B2 (en) | 2001-12-20 | 2004-10-12 | Mabuchi Motor Co., Ltd. | Encoder apparatus integrated with a small-size motor |
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