JP3014955B2 - 回転角度検出装置及び回転角検出信号生成回路 - Google Patents

回転角度検出装置及び回転角検出信号生成回路

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JP3014955B2 JP8016013A JP1601396A JP3014955B2 JP 3014955 B2 JP3014955 B2 JP 3014955B2 JP 8016013 A JP8016013 A JP 8016013A JP 1601396 A JP1601396 A JP 1601396A JP 3014955 B2 JP3014955 B2 JP 3014955B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータ等の出力軸
の絶対回転角を検出する回転角度検出装置、及び、この
回転角度検出装置に用いられる回転角検出信号生成回路
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、回転角検出装置には、それぞれリ
ラクタンス型である1回転検出レゾルバ及び多極検出レ
ゾルバからなり、両レゾルバが検出する回転角の検出信
号に基づき、サーボモータ等の出力軸の1回転における
絶対回転角を検出するようにしたものがある。
【0003】各レゾルバは、複数個の相対向する励磁突
極対が設けられるステータと、各励磁突極に巻回される
各励磁コイルのインダクタンスを回転角に応じて変化さ
せるロータとから構成されている。各レゾルバでは、複
数の励磁コイル対にて回転角検出回路が構成されてい
る。そして、この回転角検出回路には正弦波信号からな
る交流信号が印加され、この交流信号がロータの回転角
に対応する各励磁コイル対のインダクタンスの変化に基
づいて振幅変調されて回転角検出信号が生成される。こ
の回転角検出信号に基づき、ロータ即ち出力軸の絶対回
転角が求められる。
【0004】図10は、8個の励磁コイルL1 〜L8 か
らなる多極レゾルバの回転角検出回路50を示してい
る。この回転角検出回路50の両端に、基準信号VSTD
及び反転した基準信号VINV が印加されると、インダク
タンスの変化の位相が同相である励磁コイルL1 ,L5
の直列回路と、この励磁コイルL1 ,L5 の直列回路に
対して位相が180°ずれる励磁コイルL3 ,L7 の直
列回路との間からは、正弦波状の第1の回転角検出信号
V1 が出力される。一方、励磁コイルL1 ,L5の直列
回路に対してインダクタンスの変化の位相が90°ずれ
る励磁コイルL2,L6 の直列回路と、励磁コイルL2
,L6 の直列回路に対して位相が180°ずれる励磁
コイルL4 ,L8 の直列回路との間からは、第1の回転
角検出信号V1 に対して位相が90°ずれた正弦波状の
第2の回転角検出信号V2 が出力される。
【0005】この両回転角検出信号V1 ,V2 は増幅回
路51を介して公知のレゾルバ/デジタルコンバータ
(以下、RDコンバータと略記する)52に出力され、
出力軸の絶対回転角に対応した回転角データに変換され
る。
【0006】ところで、1極レゾルバ及び多極レゾルバ
はモータに内蔵され、各レゾルバの回転角検出回路はモ
ータ駆動回路、基準信号の発振器、RDコンバータ等が
一体化されたモータ制御ユニットに接続されている。従
って、モータ制御ユニットとモータとの間は、モータの
駆動電流の電線、基準信号の電線、両検出信号の電線で
連絡されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、各電線は接
近して設けられているため、各回転角検出信号V1 ,V
2 に駆動電流によるノイズが乗る。又、モータが設置さ
れる環境で発生するノイズによっても、各回転角検出信
号V1 ,V2 にノイズが乗る。
【0008】図11(a),(b)は、ノイズNが乗っ
た状態の第1の回転角検出信号V1及び第2の回転角検
出信号V2 を示している。ノイズNは、各回転角検出信
号V1 ,V2 の同じ位置において、同じ方向に同じ大き
さで乗る。この各回転角検出信号V1 ,V2 がRDコン
バータ52に入力されると、RDコンバータ52が生成
する回転角データは、実際の絶対回転角に対応する回転
角データに対して誤差を持った回転角データになる。従
って、レゾルバによる絶対回転角の検出精度が低下する
ことになる。
【0009】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであって、その目的は、回転角検出信号にノ
イズが乗っても、高い精度で絶対回転角を検出すること
ができる回転角度検出装置、及び、この回転角度検出装
置に用いられる回転角検出信号生成回路を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、複数の励磁突極が設けら
れ、各励磁突極には励磁コイルがそれぞれ巻回されたス
テータと、前記各励磁コイルのインダクタンスをその回
転角に応じて変化させるロータと、前記各励磁コイルに
て構成され、外部から印加される交流信号をインダクタ
ンスの変化で振幅変調した、互いに位相が異なる回転角
検出信号を生成する回転角検出信号生成部と、前記回転
角検出信号に基づき、絶対回転角データを生成する絶対
回転角データ生成手段と、前記絶対回転角データに基づ
き、前記ロータの絶対回転角を算出する絶対回転角算出
手段とを備えた回転角度検出装置において、前記回転角
検出信号生成部は、前記各励磁コイルにて構成され、前
記交流信号をそのインダクタンスの変化で振幅変調した
第1の回転角検出信号を生成する第1の励磁コイル対
と、同じく前記第1の回転角検出信号に対して位相が1
80°ずれた第2の回転角検出信号を生成する第2の励
磁コイル対と、同じく前記第1の回転角検出信号に対し
て位相が90°ずれた第3の回転角検出信号を生成する
第3の励磁コイル対と、同じく前記第3の回転角検出信
号に対して位相が180°ずれた第4の回転角検出信号
を生成する第4の励磁コイル対とからなる回転角検出部
と、前記第1の回転角検出信号と前記第2の回転角検出
信号とから、両者の差分からなる第1の差分検出信号を
生成する第1の差分信号生成部と、前記第3の回転角検
出信号と前記第4の回転角検出信号とから、両者の差分
からなる第2の差分検出信号を生成する第2の差分信号
生成部とからなる差分信号生成部とから構成されるもの
とした。
【0011】請求項2に記載の発明は、外部から印加さ
れる交流信号をそのインダクタンスの変化で振幅変調し
た第1の回転角検出信号を生成する第1の励磁コイル対
と、同じく前記第1の回転角検出信号に対して位相が1
80°ずれた第2の回転角検出信号を生成する第2の励
磁コイル対と、同じく前記第1の回転角検出信号に対し
て位相が90°ずれた第3の回転角検出信号を生成する
第3の励磁コイル対と、同じく前記第3の回転角検出信
号に対して位相が180°ずれた第4の回転角検出信号
を生成する第4の励磁コイル対とからなる回転角検出部
と、前記第1の回転角検出信号と前記第2の回転角検出
信号とから、両者の差分からなる第1の差分検出信号を
生成する第1の差分信号生成部と、前記第3の回転角検
出信号と前記第4の回転角検出信号とから、両者の差分
からなる第2の差分検出信号を生成する第2の差分信号
生成部とからなる差分信号生成部とから構成した。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明の作用に加えて、前記第1の励磁コイル対と前記
第3の励磁コイル対とを直列接続して、その両端に前記
交流信号を印加するとともに、前記第2の励磁コイル対
と前記第4の励磁コイル対とを直列接続して、その両端
に前記交流信号を印加するようにした。
【0013】従って、請求項1に記載の発明によれば、
回転角検出信号生成部にて、外部から印加される交流信
号を、ステータに対するロータの回転角に応じた各励磁
コイルのインダクタンスの変化に基づいて振幅変調し
た、互いに位相が異なる回転角検出信号が生成される。
この回転角検出信号生成部の回転角検出部において、第
1の励磁コイル対にて生成される第1の回転角検出信号
と、同じく第2の励磁コイル対にて生成される第2の回
転角検出信号とは、位相が互いに180°ずれた信号に
なる。従って、差分信号生成部の第1の差分信号生成部
にて生成される第1の差分検出信号は、第1及び第2の
各回転角検出信号の同じ位置において同じ方向で同じ大
きさで乗ったノイズが除去された信号となる。又、回転
角検出部において、同じく第3の励磁コイル対にて生成
される第3の検出信号と、同じく第4の励磁コイル対に
て生成される第4の回転角検出信号とは、位相が180
°ずれた信号になる。従って、差分信号生成部の第2の
差分信号生成部にて生成される第2の差分検出信号は、
第3及び第4の各回転角検出信号の同じ位置において同
じ方向で同じ大きさで乗ったノイズが除去された信号と
なる。回転角データ生成手段が、この互いに位相が90
°ずれた第1の差分検出信号及び第2の差分検出信号か
ら生成する絶対回転角データはノイズの影響が排除され
た絶対回転角データになる。従って、絶対回転角生成手
段にて、この絶対回転角データに基づいて算出される絶
対回転角は、ノイズの影響が排除された絶対回転角とな
る。
【0014】請求項2に記載の発明によれば、回転角検
出部において、外部から印加される交流信号をその各励
磁コイルのインダクタンスの変化に基づいて振幅変調し
た、第1の励磁コイル対にて生成される第1の回転角検
出信号と、同じく第2の励磁コイル対にて生成される第
2の回転角検出信号とは、位相が180°ずれる。従っ
て、差分信号生成部の第1の差分信号生成部にて生成さ
れる第1の差分検出信号は、第1及び第2の各回転角検
出信号の同じ位置において同じ方向で同じ大きさで乗っ
たノイズが除去された信号になる。又、回転角検出部に
おいて、同じく第3の励磁コイル対にて生成される第3
の検出信号と、同じく第4の励磁コイル対にて生成され
る第4の回転角検出信号とは、位相が180°ずれる。
従って、差分信号生成部の第2の差分信号生成部にて生
成される第2の差分検出信号は、第3及び第4の各回転
角検出信号の同じ位置において同じ方向で同じ大きさで
乗ったノイズが除去された信号になる。従って、互いに
位相が90°ずれた第1の差分検出信号及び第2の差分
検出信号とから各回転角検出信号に乗ったノイズの影響
が排除された絶対回転角データを生成することが可能に
なる。
【0015】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
に記載の発明の作用に加えて、第1の励磁コイル対と第
3の励磁コイル対が直列接続されるとともに、第2の励
磁コイル対と第4の励磁コイル対が直列接続されるた
め、各励磁コイル対を並列接続する場合に比較して、必
要な交流信号の電流が少なくなる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した回転角
検出装置の一実施の形態を図1〜図5に従って説明す
る。
【0017】図2に示すように、絶対回転角が制御され
るサーボモータ(以下、モータと略称する)1には、こ
のモータ1を制御するモータ制御ユニット2が接続され
ている。モータ1は、モータ部3、1回転検出レゾルバ
4、18極検出レゾルバ5及び132極検出レゾルバ6
とから構成されている。一方、モータ制御ユニット2
は、モータ駆動回路7、発振器8、反転回路9、信号処
理回路10、切換スイッチ11、レゾルバ/デジタルコ
ンバータ(以下、RDコンバータと略記する)112及
びマイコン部13等にて構成されている。
【0018】次に、132極検出レゾルバ6の構成を詳
述する。尚、説明の便宜上、132極を6極に簡略化し
て説明する。図3に示すように、132極(図では、6
極)検出レゾルバ6は、ステータ14及び多極ロータ1
5にて構成されている。多極ロータ15は、モータ部3
の出力軸16に固着されている。ステータ14には、時
計方向に順に8個の励磁突極17A,17B,17C,
17D,17E,17F,17G,17Hが等角度間隔
で形成されている。各励磁突極17A〜17Hには、時
計方向に順に8個の励磁コイルL1 ,L2 ,L3 ,L4
,L5 ,L6 ,L7 ,L8 がそれぞれ巻回されてい
る。従って、励磁コイルL1 と励磁コイルL5 、励磁コ
イルL2 と励磁コイルL6 、励磁コイルL3 と励磁コイ
ルL7 、及び、励磁コイルL4 と励磁コイルL8 は、そ
れぞれ相対向する励磁突極17A〜17Hに巻回されて
いる。又、多極ロータ15には、6個の突極18A,1
8B,18C,18D,18E,18Fが等角度間隔で
形成されている。
【0019】従って、例えば、ステータ14の励磁突極
17Aにロータ15の突極18Aが相対向すると、相対
向する励磁突極17Eに突極18Dが相対向する。この
とき、各励磁突極17C,17Gには、どの突極18A
〜18Hも相対向しない。又、各励磁突極17B,17
D,17F,17Hには、それぞれ突極18B,18
C,18E,18Fの一部が相対向する。出力軸16が
回動すると、各突極18A〜18Fが、各励磁突極17
A〜17Hに順次相対向する。
【0020】次に、モータ制御ユニット2の電気的構成
を説明する。モータ駆動回路7は、モータ部3を回転制
御するための駆動電流をモータ部3に出力する。発振器
8は、絶対回転角を検出するための正弦波信号からなる
基準信号VSTD を各レゾルバ4,5,6に出力する。反
転回路9は発振器8から基準信号VSTD を入力して反転
した基準信号(以下、反転基準信号という)VINV を各
レゾルバ4,5,6に出力する。本実施の形態では、基
準信号VSTD 及び反転基準信号VINV にて、交流信号が
構成されている。
【0021】1回転検出レゾルバ4は、出力軸16の1
回転に対応して1周期となる、互いに位相が90°ずれ
た一対の回転角検出信号VA1,VA2を切換スイッチ11
に出力する。18極検出レゾルバ5は、出力軸16の1
8分の1回転に対応して1周期となる、互いに位相が9
0°ずれた一対の回転角検出信号VB1,VB2を切換スイ
ッチ11に出力する。132極検出レゾルバ6は、出力
軸16の132分の1回転に対応して1周期となる、互
いに位相がずれた回転角検出信号V1 ,V2 ,V3 ,V
4 を切換スイッチ11に出力する。
【0022】図1は132極検出レゾルバ6と信号処理
回路10の電気回路を示す。132極検出レゾルバ6の
各励磁コイルL1 〜L8 にて、回転角検出信号生成部及
び回転角検出部としての回転角検出回路20が構成され
ている。回転角検出回路20は、励磁コイルL1 、励磁
コイルL3 、励磁コイルL2 及び励磁コイルL4 が、こ
の順で直列に接続されている。又、回転角検出回路20
は、励磁コイルL7 、励磁コイルL5 、励磁コイルL8
及び励磁コイルL6 が、この順で直列に接続されてい
る。この直列接続された励磁コイルL1 〜L4 と励磁コ
イルL5 〜L8 とは、並列に接続されている。
【0023】回転角検出回路20の一端には前記基準信
号VSTD が印加され、回転角検出回路20の他端には反
転基準信号VINV が印加されている。回転角検出回路2
0は、基準信号VSTD 及び反転基準信号VINV に基づ
き、励磁コイルL1 と励磁コイルL3 との間から、図4
(a)にその一部を示すように、出力軸16の132分
の1回転に対応して1周期となる第1の回転角検出信号
V1 を信号処理回路10に出力する。回転角検出回路2
0は、励磁コイルL7 と励磁コイルL5 との間から、図
4(b)にその一部を示すように、出力軸16の132
分の1回転に対応して1周期となるとともに第1の回転
角検出信号V1 に対して位相が180°ずれた第2の回
転角検出信号V2 を信号処理回路10に出力する。
【0024】又、回転角検出回路20は、励磁コイルL
2 と励磁コイルL4 との間から、図4(c)にその一部
を示すように、出力軸16の132分の1回転に対応し
て1周期となるとともに第1の回転角検出信号V1 に対
して位相が90°ずれた第3の回転角検出信号V3 を信
号処理回路10に出力する。回転角検出回路20は、励
磁コイルL6 と励磁コイルL8 との間から、図4(d)
にその一部を示すように、132分の1回転に対応して
1周期となるとともに第3の回転角検出信号V3 に対し
て位相が180°ずれた第4の回転角検出信号V4 を信
号処理回路10に出力する。本実施の形態では、励磁コ
イルL1 ,L3 にて第1の励磁コイル対21が形成さ
れ、励磁コイルL5 ,L7 にて第2の励磁コイル対22
が形成されている。又、本実施の形態では、励磁コイル
L2 ,L4 にて第3の励磁コイル対23が形成され、励
磁コイルL6 ,L8 にて第4の励磁コイル対24が形成
されている。
【0025】信号処理回路10は、第1の差動増幅器2
5及び第2の差動増幅器26にて構成されている。第1
の差動増幅器25は第1の回転角検出信号V1 と第2の
回転角検出信号V2 を入力し、図5(a)に示すよう
に、第1の回転角検出信号V1から第2の回転角検出信
号V2 を差し引いた信号を生成し、この信号を第1の差
分検出信号VDEF1として切換スイッチ11を介してRD
コンバータ12に出力する。第2の差動増幅器26は、
第3の回転角検出信号V3 と第4の回転角検出信号V4
を入力し、図5(b)に示すように、第3の回転角検出
信号V3 から第4の回転角検出信号V4 を差し引いた信
号を生成し、この信号を第2の差分検出信号VDEF2とし
て切換スイッチ11を介してRDコンバータ12に出力
する。本実施の形態では、信号処理回路10にて、回転
角検出信号生成部及び差分信号生成部が構成されてい
る。
【0026】切換スイッチ11は、1回転検出レゾルバ
4からの各回転角検出信号VA1,VA2、18極検出レゾ
ルバ5からの各回転角検出信号VB1,VB2、及び、13
2極検出レゾルバ6からの第1の差分検出信号VDEF1と
第2の差分検出信号VDEF2のいずれかが選択的にRDコ
ンバータ12に出力されるように切り換えを行う。
【0027】絶対回転角データ生成手段としてのRDコ
ンバータ12は、各レゾルバ4,5,6から入力する1
周期の各回転角検出信号を、例えば12ビットのデジタ
ル回転角データに変換してマイコン部13に出力する。
即ち、RDコンバータ12は、1回転検出レゾルバ4か
ら入力する各回転角検出信号VA1,VA2に基づき、出力
軸16の1回転に対応して0から4095(12ビット
の場合)まで変化するデジタルの回転角データを生成す
る。RDコンバータ12は、18極検出レゾルバ5から
入力する各回転角検出信号VB1,VB2に基づき、出力軸
16の18分の1回転に対応して0から4095まで変
化するデジタルの回転角データを生成する。又、RDコ
ンバータ12は、132極検出レゾルバ6から信号処理
回路10を介して入力する各差分検出信号VDEF1,VDE
F2 に基づき、出力軸16の132分の1回転に対応し
て0から4095まで変化するデジタルの回転角データ
を生成する。
【0028】絶対回転角算出手段としてのマイコン部1
3は、各レゾルバ4,5,6の各回転角データに基づ
き、出力軸16の1回転における絶対回転角を算出す
る。即ち、先ず、マイコン部13は、モータ制御ユニッ
ト2の電源が立ち上げられた後、モータ部3が駆動され
る前段階において切換スイッチ11を制御して、初期位
置、即ち、電源が立ち上げられた時点においてモータ部
3が駆動される前における出力軸16の絶対回転角に対
応した1回転検出レゾルバ4からの各回転角検出信号に
基づく回転角データを入力する。そして、マイコン部3
は、この回転角データに基づき、初期位置に対応する1
8極検出レゾルバ5の検出極を特定する。
【0029】又、マイコン部13は、切換スイッチ11
を制御して、初期位置に対応した18極検出レゾルバ5
からの各回転角検出信号に基づく回転角データを入力す
る。そして、マイコン部13は、求めた18極レゾルバ
5の検出極、及び、18極レゾルバ5の回転角データに
基づき、初期位置に対応する132極レゾルバ6の検出
極を特定する。さらに、マイコン部13は、切換スイッ
チ11を制御して、初期位置に対応した132極検出レ
ゾルバ6からの各回転角データに基づく回転角データを
入力する。そして、マイコン部13は、特定した132
極検出レゾルバ6の検出極、及び、132極検出レゾル
バ6の各回転角検出データに基づき、初期位置における
絶対回転角を算出する。
【0030】次に、マイコン部13は、モータ部3が駆
動されると、出力軸16の回動に伴って周期的に変化す
る132極検出レゾルバ6からの各差分検出信号VDEF
1,VDEF2に対応した回転角データの周期的変化を判別
するとともに初期位置における132極レゾルバ6の検
出極に基づき、現在位置に対応する132極検出レゾル
バ6の検出極を求める。そして、マイコン部13は、求
めた現在位置における132極検出レゾルバ6の検出極
と、132極レゾルバ6からの両差分信号に対応する回
転角データに基づき、現在位置に対応した1回転におけ
る絶対回転角を算出する。
【0031】次に、以上のように構成された回転角度検
出装置の作用について説明する。モータ制御ユニット2
の電源が立ち上げられると、マイコン部13が、1回転
検出レゾルバ4の回転角データ、18極検出レゾルバ5
の回転角データ及び132極検出レゾルバ6の回転角デ
ータに基づき、初期位置における絶対回転角を算出す
る。
【0032】このとき、132極検出レゾルバ6から出
力される第1の回転角検出信号V1及び第2の回転角検
出信号V2 にノイズがのると、図4(a),(b)に示
すように、第1の回転角検出信号V1 と第2の回転角検
出信号V2 の同じ位置において同じ方向に同じ大きさで
ノイズNが乗る。従って、第1の差動増幅器25にて、
第1の回転角検出信号V1 から第2の回転角検出信号V
2 を差し引いて得られる第1の差分検出信号VDEF1は、
図5(a)に示すように、ノイズNが相殺されて除去さ
れた信号となる。
【0033】同様に、図4(c),(d)に示すよう
に、第3の回転角検出信号V3 及び第4の回転角検出信
号V4 には、同じ位置にノイズNがのる。従って、第2
の差動増幅器26にて第3の回転角検出信号V3 から第
4の回転角検出信号V4 を差し引いて得られる第2の差
分検出信号VDEF2は、図5(b)に示すように、ノイズ
Nが相殺されて除去された信号となる。
【0034】この第1の差分検出信号VDEF1及び第2の
差分検出信号VDEF2が、RDコンバータ12に入力され
ると、ノイズNによる誤差が除去された、初期位置に対
応する132極検出レゾルバ6の回転角データがマイコ
ン部13に出力される。その結果、誤差のない回転角デ
ータに基づき、初期位置の絶対回転角が高い精度で算出
される。
【0035】モータ部3が駆動されると、マイコン部1
3は、132極検出レゾルバ6からの各差分検出信号V
DEF1,VDEF2にて生成される回転角データに基づき、現
在位置における絶対回転角を算出する。
【0036】このときも同様に、ノイズNが乗った第1
の回転角検出信号V1 及び第2の回転角検出信号V2 か
ら、ノイズNが除去された第1の差分検出信号VDEF1が
生成され、RDコンバータ12に出力される。又、ノイ
ズNが乗った第3の回転角検出信号V3 及び第4の回転
角検出信号V4 から、ノイズNが除去された第2の差分
検出信号VDEF2が生成され、RDコンバータ12に出力
される。
【0037】このため、RDコンバータ12からは、ノ
イズNによる誤差のない132極検出レゾルバ6の回転
角データがマイコン部13に出力される。その結果、図
5(c)に示すように、誤差のない回転角データが生成
され、この回転角データに基づき、現在位置の絶対回転
角が高い精度で算出される。
【0038】以上詳述したように、本実施の形態の回転
角度検出装置によれば、以下(a),(b)の効果を得
ることができる。 (a) 第1の励磁コイル対L1 ,L3 にて生成される
第1の回転角検出信号V1 と、第2の励磁コイル対L5
,L7 にて生成される第2の回転角検出信号V2 と
は、位相が180°ずれているため、両回転角検出信号
V1 ,V2 の差分からなる第1の差分検出信号VDEF1
は、各回転角検出信号V1 ,V2 の同じ位置に乗ったノ
イズNが除去された信号になる。同様に、第3の励磁コ
イル対L2 ,L4 にて生成される第3の検出信号V3
と、第4の励磁コイル対L6 ,L8 にて生成される第4
の回転角検出信号V4 とは、位相が180°ずれている
ため、両回転角検出信号V3 ,V4 の差分からなる第2
の差分検出信号VDEF2は、各回転角検出信号V3 ,V4
の同じ位置に乗ったノイズNが除去された信号になる。
第1の差分検出信号VDEF1と第2の差分検出信号VDEF2
とは、位相が互いに90°ずれるため、ノイズNが除去
された両差分信号に基づき出力軸16の絶対回転角が算
出される。従って、各回転角検出信号V1 ,V2 ,V3
,V4 にノイズNが乗っても、出力軸16の絶対回転
角を高い精度で算出することができる。
【0039】(b) 第1の励磁コイル対L1 ,L3 と
第3の励磁コイル対L2 ,L4 が直列接続されるととも
に、第2の励磁コイル対L5 ,L7 と第4の励磁コイル
対L6 ,L8 が直列接続されるため、各励磁コイル対L
1 ,L3 、L2 ,L4 、L5,L7 、L6 ,L8 を並列
接続する場合に比較して、必要な基準信号VSTD ,VIN
V の電流が少なくなる。従って、各励磁コイル対L1 ,
L3 、L2 ,L4 、L5 ,L7 、L6 ,L8 を並列接続
する場合に比較して、発振器9が供給する電流を低減す
ることができる。
【0040】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものではなく、以下のように構成することもできる。 (1) 回転角検出回路20の代わりに、図6に示す回
転角検出回路30としてもよい。即ち、各励磁コイル対
21〜24を並列に接続する。そして、各励磁コイル対
21〜24の両端に基準信号VSTD 及び反転基準信号V
INV を印加し、励磁コイル対L1 ,L3 の中点から第5
の回転角検出信号V5 を第1の差動増幅器25に取り出
し、励磁コイル対L2 ,L4 の中点から第6の回転角検
出信号V6 を第1の差動増幅器25に取り出す。又、励
磁コイル対L5 ,L7 の中点から第7の回転角検出信号
V7 を第2の差動増幅器26に取り出し、励磁コイル対
L6 ,L8 の中点から第8の回転角検出信号V8 を第2
の差動増幅器26に取り出す。
【0041】この回転角検出回路30では、第5の回転
角検出信号V5 は、図7(a)に示すように、基準信号
VSTD が正弦波状に変調された信号になり、第6の回転
角検出信号V6 は、図7(b)に示すように、第5の回
転角検出信号V5 に対して位相が180°ずれた信号と
なる。又、第7の回転角検出信号V7 は、図8(a)に
示すように、第5の回転角検出信号V5 に対して位相が
90°ずれた信号となり、第8の回転角検出信号V8
は、図8(b)に示すように、第7の回転角検出信号V
7 に対して位相が180°ずれた信号となる。
【0042】従って、第1の差動増幅器25から出力さ
れる第1の差分検出信号VDEF1は、第5の回転角検出信
号V5 と第6の回転角検出信号V6 とが互いに位相が1
80°ずれているため、図7(c)に示すように、両回
転角検出信号V5 ,V6 の振幅が加算された信号にな
る。このとき、差分により各回転角検出信号V5 ,V6
の同じ位置に乗ったノイズNが除去されるため、ノイズ
Nによる影響のない第1の差分検出信号VDEF1が得られ
る。
【0043】又、第2の差動増幅器26から出力される
第2の差分検出信号VDEF2は、第7の回転角検出信号V
7 と第8の回転角検出信号V8 とが互いに位相が180
°ずれているため、図8(c)に示すように、両回転角
検出信号V7 ,V8 の振幅が加算された信号になる。こ
のとき、差分により各回転角検出信V7 ,V8 の同じ位
置に乗ったノイズNが除去されるため、ノイズNによる
影響がなく、第1の差分検出信号VDEF1に対して位相が
90°ずれた第2の差分検出信号VDEF2が得られる。
【0044】従って、第1の差分検出信号VDEF1及び第
2の差分検出信号VDEF2により、各回転角検出信号V5
,V6 ,V7 ,V8 に乗ったノイズNによる誤差のな
い回転角データを算出することができるため、出力軸1
6の絶対回転角を高い精度で求めることができる。
【0045】(2) 上記(1)における回転角検出回
路30において、各励磁コイル対21〜24に反転基準
信号VINV を印加する代わりに、接地するようにしても
よい。この構成にて生成される各回転角検出信号V5 〜
V8 は、上記実施の形態の各回転角検出信号V1 〜V4
と同様に、正弦波状とならない。従って、第5の回転角
検出信号V5 と第6の回転角検出信号V6 の差分を取る
ことにより、正弦波状の第1の差分検出信号VDEF1を生
成する。同様に、第7回転角検出信号V7 と第8回転角
検出信号V8 との差分を取ることにより、正弦波状の第
2の差分検出信号VDEF2を生成する。この両差分信号を
RDコンバータ12に入力することにより、回転角デー
タを得る。この場合においても、各回転角検出信号V5
〜V8 に乗ったノイズNが除去された両差分検出信号V
DEF1,VDEF2により、出力軸16の絶対回転角を高い精
度で求めることができる。
【0046】(3) 上記実施の形態では、回転角検出
回路20の一端に基準信号VSTD を印加し、同じく他端
に反転基準信号VINV を印加した。これは、上記実施の
形態の回転角検出装置では、図9に示すように、132
極レゾルバ6の回転角検出回路20に対して、従来例に
おける回転角検出回路50と同じ回路構成である1回転
検出レゾルバ4の回転角検出回路40、及び、18極検
出レゾルバ5の回転角検出回路41を並列に接続してい
ることによるものである。この構成では、1回転検出レ
ゾルバ4及び18極検出レゾルバ5の各回転角検出回路
40,41には基準信号VSTD 及び反転基準信号VINV
を供給するとともに、132極レゾルバ6の回転角検出
回路20における消費電流を小さくすることができる。
【0047】ところで、回転角検出回路20では、励磁
コイル対21,22にて互いに位相が180°ずれた回
転角検出信号V1 ,V2 を生成し、励磁コイル対23,
24にて互いに位相が180°ずれた回転角検出信号V
3 ,V4 を生成している。このため、回転角検出回路2
0に対して、基準信号VSTD を印加しても、あるいは、
反転基準信号VINV を印加しても、各回転角検出信号V
1 ,V2 ,V3 ,V4が生成される。従って、1回転検
出レゾルバ4及び18極検出レゾルバ5を設けず132
極検出レゾルバ6のみで回転角データを得るモータ1の
モータ制御ユニット2の場合には、反転基準信号VINV
が不用になるため、反転回路9を設ける必要がなくな
る。
【0048】又、同様に、上記(1)における回転角検
出回路30において、各励磁コイル対21〜24の両端
に同一の基準信号VSTD を印加するように構成してもよ
い。この場合においても、各回転角検出信号V5 〜V8
を得ることができる。
【0049】(4) 上記実施の形態の回転角検出回路
20において、各励磁コイルL3 と励磁コイルL2 との
間(即ち、励磁コイルL5 と励磁コイルL8 との間)を
接地してもよい。この場合においても、各回転角検出信
号V1 〜V4 を得ることができる。
【0050】(5) 132極検出レゾルバ6において
実施したが、18極検出レゾルバ5において実施しても
よい。この場合、運転開始時において、初期位置に対応
する132極検出レゾルバ6の検出極を高い精度で特定
することができる。又、1回転検出レゾルバ4に実施し
てもよい。
【0051】さらに、18極、132極以外の極数の多
極レゾルバに実施してもよい。 (6) 8個の励磁コイルL1 〜L8 からなる回転角検
出回路20を備えた132極検出レゾルバ6に実施した
が、8の倍数の励磁コイルからなる回転角検出回路20
を備えた1回転検出レゾルバ又は多極レゾルバに実施し
てもよい。この場合、インダクタンスの変化が同相とな
る励磁コイルを直列接続して、各励磁コイル対を構成す
る。
【0052】(7) モータ制御ユニット2の内部に、
信号処理回路10を一体的に形成したが、モータ制御ユ
ニット2をモータ駆動回路7、発振器8、切換スイッチ
9、RDコンバータ12及びマイコン部13で構成し、
信号処理回路10をモータ制御ユニット2と別体で形成
して、モータ1からのケーブルの端部に接続するように
してもよい。この構成では、従来のモータ制御ユニット
2に、信号処理回路10を含む回転角度検出装置を接続
するだけで、各回転角検出信号に乗るノイズを除去し
て、出力軸16の絶対回転角を高い精度で算出すること
ができる。
【0053】前記実施の形態から把握できる請求項以外
の技術的思想について、以下にその効果とともに記載す
る。 (1) 請求項1に記載の回転角度検出装置は、1回転
検出レゾルバ4を備えたものとする。このような構成に
よれば、原点復帰を行うことなく出力軸16の絶対回転
角を求めることができる。
【0054】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明によれば、回転角検出信号にノイズが乗っても、高
い精度で絶対回転角を検出することができる。
【0055】請求項2に記載の発明によれば、ノイズが
除去された回転角検出信号を生成することができる。請
求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明の
効果に加えて、交流信号を生成する発振器が供給する電
流を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 多極検出レゾルバの回転角検出回路の回路
図。
【図2】 レゾルバ内蔵モータ及びモータ制御ユニット
のブロック図。
【図3】 多極検出レゾルバの平面模式図。
【図4】 (a)第1の回転角検出信号のグラフ、
(b)第2の回転角検出信号のグラフ、(c)第3の回
転角検出信号のグラフ、(d)第4の回転角検出信号の
グラフ。
【図5】 (a)第1の差分信号のグラフ、(b)第2
の差分信号のグラフ、(c)回転角データのグラフ。
【図6】 別例の多極検出レゾルバの回転角検出回路の
回路図。
【図7】 (a)第5の回転角検出信号のグラフ、
(b)第6の回転角検出信号のグラフ、(c)第1の差
分信号のグラフ。
【図8】 (a)第7の回転角検出信号のグラフ、
(b)第8の回転角検出信号のグラフ、(c)第2の差
分信号のグラフ。
【図9】 同じく回転角検出回路の回路図。
【図10】 従来例の多極レゾルバの回転角検出回路の
回路図。
【図11】 (a)第1の回転角検出信号のグラフ、
(b)第2の回転角検出信号のグラフ。
【符号の説明】
10…回転角検出信号生成部及び差分信号生成部として
の信号処理回路、12…絶対回転角データ生成手段とし
てのレゾルバ/デジタルコンバータ、13…絶対回転角
算出手段としてのマイコン部、14…ステータ、15…
ロータ、17A〜17H…励磁突極、20…回転角検出
信号生成部及び回転角検出部としての回転角検出回路、
21…第1の励磁コイル対、22…第2の励磁コイル
対、23…第3の励磁コイル対、24…第4の励磁コイ
ル対、25…第1の差分信号生成部としての第1の差動
増幅器、26…第2の差分信号生成部としての第2の差
動増幅器、L1 〜L8 …励磁コイル、V1 …第1の回転
角検出信号、V2 …第2の回転角検出信号、V3 …第3
の回転角検出信号、V4 …第4の回転角検出信号、VDE
F1…第1の差分信号、VDEF2…第2の差分信号、VINV
…交流信号としての反転基準信号、VSTD …交流信号と
しての基準信号。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の励磁突極(17A〜17H)が設
    けられ、各励磁突極(17A〜17H)には励磁コイル
    (L1〜L8)がそれぞれ巻回されたステータ(14)
    と、 前記各励磁コイル(L1〜L8)のインダクタンスを、
    その回転角に応じて変化させるロータ(15)と、 前記各励磁コイル(L1〜L8)にて構成され、外部か
    ら印加される交流信号(VSTD ,VINV )をインダクタ
    ンスの変化で振幅変調した、互いに位相が異なる回転角
    検出信号を生成する回転角検出信号生成部と、 前記回転角検出信号に基づき、絶対回転角データを生成
    する絶対回転角データ生成手段(12)と、 前記絶対回転角データに基づき、前記ロータ(15)の
    絶対回転角を算出する絶対回転角算出手段(13)とを
    備えた回転角度検出装置において、 前記回転角検出信号生成部は、 前記各励磁コイル(L1〜L8)にて構成され、前記交
    流信号(VSTD ,VINV )をそのインダクタンスの変化
    で振幅変調した第1の回転角検出信号(V1 )を生成す
    る第1の励磁コイル対(21)と、 同じく前記第1の回転角検出信号(V1 )に対して位相
    が180°ずれた第2の回転角検出信号(V2 )を生成
    する第2の励磁コイル対(22)と、 同じく前記第1の回転角検出信号(V1 )に対して位相
    が90°ずれた第3の回転角検出信号(V3 )を生成す
    る第3の励磁コイル対(23)と、 同じく前記第3の回転角検出信号(V3 )に対して位相
    が180°ずれた第4の回転角検出信号(V4 )を生成
    する第4の励磁コイル対(24)とからなる回転角検出
    部(20)と、 前記第1の回転角検出信号(V1 )と前記第2の回転角
    検出信号(V2 )とから、両者の差分からなる第1の差
    分信号(VDEF1)を生成する第1の差分信号生成部(2
    5)と、 前記第3の回転角検出信号(V3 )と前記第4の回転角
    検出信号(V4 )とから、両者の差分からなる第2の差
    分検出信号(VDEF2)を生成する第2の差分信号生成部
    (26)とからなる差分信号生成部(10)とから構成
    されるものである回転角度検出装置。
  2. 【請求項2】 外部から印加される交流信号(VSTD ,
    VINV )をそのインダクタンスの変化で振幅変調した第
    1の回転角検出信号(V1 )を生成する第1の励磁コイ
    ル対(21)と、 同じく前記第1の回転角検出信号(V1 )に対して位相
    が180°ずれた第2の回転角検出信号(V2 )を生成
    する第2の励磁コイル対(22)と、 同じく前記第1の回転角検出信号(V1 )に対して位相
    が90°ずれた第3の回転角検出信号(V3 )を生成す
    る第3の励磁コイル対(23)と、 同じく前記第3の回転角検出信号(V3 )に対して位相
    が180°ずれた第4の回転角検出信号(V4 )を生成
    する第4の励磁コイル対(24)とからなる回転角検出
    部(20)と、 前記第1の回転角検出信号(V1 )と前記第2の回転角
    検出信号(V2 )とから、両者の差分からなる第1の差
    分信号(VDEF1)を生成する第1の差分信号生成部(2
    5)と、 前記第3の回転角検出信号(V3 )と前記第4の回転角
    検出信号(V4 )とから、両者の差分からなる第2の差
    分検出信号(VDEF2)を生成する第2の差分信号生成部
    (26)とからなる差分信号生成部(10)とにより構
    成される回転角検出信号生成回路。
  3. 【請求項3】 前記第1の励磁コイル対(21)と前記
    第3の励磁コイル対(23)とを直列接続して、その両
    端に前記交流信号(VSTD ,VINV )を印加するととも
    に、前記第2の励磁コイル対(22)と前記第4の励磁
    コイル対(24)とを直列接続して、その両端に前記交
    流信号(VSTD ,VINV )を印加するようにした請求項
    2に記載の回転角検出信号生成回路。
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