JPH07283648A - 小型平面パッチアンテナ - Google Patents
小型平面パッチアンテナInfo
- Publication number
- JPH07283648A JPH07283648A JP7100294A JP7100294A JPH07283648A JP H07283648 A JPH07283648 A JP H07283648A JP 7100294 A JP7100294 A JP 7100294A JP 7100294 A JP7100294 A JP 7100294A JP H07283648 A JPH07283648 A JP H07283648A
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- patch antenna
- dielectric
- small
- ceramic
- planar patch
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 携帯性に優れると共に、周波数温度係数が小
さく、共振周波数のばらつきが小さく信頼性に優れた小
型平面パッチアンテナを提供することを目的とする。 【構成】 セラミック誘電体2’と、片面に形成された
放射電極3と、他面に形成された接地導体4とを備えた
小型平面パッチアンテナ1’において、セラミック誘電
体2’がMg2 TiO4 −CaTiO3 系セラミックを
主原料とし、MgとCaの組成比を92:8〜95:5
としたときに、セラミックにNdOあるいはNdTiO
3 を0.5〜1.0wt%含有し、かつ、アンテナの周
波数温度係数が±8ppm/℃、共振周波数のばらつき
が±5MHzとした。
さく、共振周波数のばらつきが小さく信頼性に優れた小
型平面パッチアンテナを提供することを目的とする。 【構成】 セラミック誘電体2’と、片面に形成された
放射電極3と、他面に形成された接地導体4とを備えた
小型平面パッチアンテナ1’において、セラミック誘電
体2’がMg2 TiO4 −CaTiO3 系セラミックを
主原料とし、MgとCaの組成比を92:8〜95:5
としたときに、セラミックにNdOあるいはNdTiO
3 を0.5〜1.0wt%含有し、かつ、アンテナの周
波数温度係数が±8ppm/℃、共振周波数のばらつき
が±5MHzとした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動体に搭載して使用
するGPS(Global Positioning
System)等に用いられる小型平面パッチアンテナ
に関するものである。
するGPS(Global Positioning
System)等に用いられる小型平面パッチアンテナ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、移動体通信等の発達にともない、
GPSをはじめとする小型の通信機器が開発されてお
り、これにともないアンテナもより小型化が要求される
ようになってきた。
GPSをはじめとする小型の通信機器が開発されてお
り、これにともないアンテナもより小型化が要求される
ようになってきた。
【0003】以下に従来の小型平面パッチアンテナにつ
いて説明する。図3は従来の小型平面パッチアンテナの
斜視図である。この小型平面パッチアンテナ1は、樹脂
やセラミック材料で形成された誘電体2の片面に放射電
極3を形成し、また他面に接地導体4を形成して構成さ
れている。5は給電点である。
いて説明する。図3は従来の小型平面パッチアンテナの
斜視図である。この小型平面パッチアンテナ1は、樹脂
やセラミック材料で形成された誘電体2の片面に放射電
極3を形成し、また他面に接地導体4を形成して構成さ
れている。5は給電点である。
【0004】以上のように構成された小型平面パッチア
ンテナ1について、以下その誘電体2とアンテナの大き
さの関係について説明する。誘電体2の材質はテフロ
ン、エポキシをはじめとする樹脂系やフォルステライ
ト、アルミナをはじめとする低い比誘電率のセラミック
であり、これらの誘電体2の比誘電率はおおよそ3〜1
0である。小型平面パッチアンテナ1における共振周波
数、比誘電率と放射電極3の寸法の関係は、(数1)の
とおりである。
ンテナ1について、以下その誘電体2とアンテナの大き
さの関係について説明する。誘電体2の材質はテフロ
ン、エポキシをはじめとする樹脂系やフォルステライ
ト、アルミナをはじめとする低い比誘電率のセラミック
であり、これらの誘電体2の比誘電率はおおよそ3〜1
0である。小型平面パッチアンテナ1における共振周波
数、比誘電率と放射電極3の寸法の関係は、(数1)の
とおりである。
【0005】
【数1】
【0006】但し、(数1)において、fは共振周波
数、aは放射電極の寸法、cは光速、εrは誘電体の比
誘電率である。(数1)において、比誘電率εrは分母
側にあるために、放射電極3の寸法は、誘電体2の比誘
電率に大きく依存する。
数、aは放射電極の寸法、cは光速、εrは誘電体の比
誘電率である。(数1)において、比誘電率εrは分母
側にあるために、放射電極3の寸法は、誘電体2の比誘
電率に大きく依存する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の比誘電率が
3〜10の誘電体を用いた小型平面パッチアンテナで
は、放射電極3の寸法は30〜50mmになるために、
小型平面パッチアンテナの面積が大きくなる。そのため
に小型化した通信機器に小型平面パッチアンテナを搭載
したとき、通信機器自体が大きくなり、携帯性に欠ける
という問題点を有していた。
3〜10の誘電体を用いた小型平面パッチアンテナで
は、放射電極3の寸法は30〜50mmになるために、
小型平面パッチアンテナの面積が大きくなる。そのため
に小型化した通信機器に小型平面パッチアンテナを搭載
したとき、通信機器自体が大きくなり、携帯性に欠ける
という問題点を有していた。
【0008】また、通信機器自体をある程度小型化しよ
うとすると、一定のアンテナ特性を得るために小型平面
パッチアンテナ自体を小型化できないために、操作部や
表示部を小さくしなくてはならないために操作性に欠け
るなどの問題点があった。また、小型化の手法として
は、低い比誘電率の誘電体による1/4λ型の小型平面
パッチアンテナがあるが、この1/4λ型の小型平面パ
ッチアンテナを作製する上で放射電極の端面と接地導体
との間をショートするなどの加工が複雑で生産性に欠け
るとともに、小型化のために高周波特性が劣化して信頼
性に欠けるなどの問題点があった。
うとすると、一定のアンテナ特性を得るために小型平面
パッチアンテナ自体を小型化できないために、操作部や
表示部を小さくしなくてはならないために操作性に欠け
るなどの問題点があった。また、小型化の手法として
は、低い比誘電率の誘電体による1/4λ型の小型平面
パッチアンテナがあるが、この1/4λ型の小型平面パ
ッチアンテナを作製する上で放射電極の端面と接地導体
との間をショートするなどの加工が複雑で生産性に欠け
るとともに、小型化のために高周波特性が劣化して信頼
性に欠けるなどの問題点があった。
【0009】さらに、比誘電率が20程度のMg2 Ti
O4 −CaTiO3 系セラミック性誘電体を使用した場
合、アンテナを小型化することはできるが、共振周波数
の温度特性が−25℃から75℃の範囲において100
ppm以上であり、使用する温度によっては共振周波数
が20MHz程度シフトするので周波数帯域幅を広くし
なくてはならず、周波数帯域幅を広くすると利得が下が
り、受信性能が低下するという問題点を有していた。ま
た、比誘電率が20程度のMg2 TiO4 −CaTiO
3 系セラミックの比誘電率のばらつきは±1であるた
め、同じ放射電極寸法の小型平面パッチアンテナを作製
しても、共振周波数が±30MHzの範囲でシフトして
しまう問題点があった。
O4 −CaTiO3 系セラミック性誘電体を使用した場
合、アンテナを小型化することはできるが、共振周波数
の温度特性が−25℃から75℃の範囲において100
ppm以上であり、使用する温度によっては共振周波数
が20MHz程度シフトするので周波数帯域幅を広くし
なくてはならず、周波数帯域幅を広くすると利得が下が
り、受信性能が低下するという問題点を有していた。ま
た、比誘電率が20程度のMg2 TiO4 −CaTiO
3 系セラミックの比誘電率のばらつきは±1であるた
め、同じ放射電極寸法の小型平面パッチアンテナを作製
しても、共振周波数が±30MHzの範囲でシフトして
しまう問題点があった。
【0010】そこで本発明は、上記従来の問題点を解決
するもので、携帯性に優れるとともに、周波数温度係数
が小さく、共振周波数のばらつきが小さく信頼性に優
れ、容易に製造することができる生産性に優れた小型平
面パッチアンテナを提供することを目的とする。
するもので、携帯性に優れるとともに、周波数温度係数
が小さく、共振周波数のばらつきが小さく信頼性に優
れ、容易に製造することができる生産性に優れた小型平
面パッチアンテナを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を解決するため
に本発明は、誘電体の片面に放射電極を、また他面に接
地導体を形成した小型平面パッチアンテナにおいて、誘
電体の比誘電率が19〜21の比較的比誘電率の高いセ
ラミック誘電体としている。またセラミック誘電体が、
Mg2 TiO4 −CaTiO3 系を主成分とするセラミ
ックからなり、MgとCaの組成比が92:8〜95:
5としたときに、アンテナの共振周波数のばらつきが±
5MHzとした。またセラミック誘電体がMg2 TiO
4 −CaTiO3 系を主成分とするセラミックからな
り、MgとCaの組成比を92:8〜95:5としたと
きに、NdOあるいはNdTiO3 を0.5〜1.0w
t%含有し、かつアンテナの周波数温度係数を±8pp
m/℃とした。
に本発明は、誘電体の片面に放射電極を、また他面に接
地導体を形成した小型平面パッチアンテナにおいて、誘
電体の比誘電率が19〜21の比較的比誘電率の高いセ
ラミック誘電体としている。またセラミック誘電体が、
Mg2 TiO4 −CaTiO3 系を主成分とするセラミ
ックからなり、MgとCaの組成比が92:8〜95:
5としたときに、アンテナの共振周波数のばらつきが±
5MHzとした。またセラミック誘電体がMg2 TiO
4 −CaTiO3 系を主成分とするセラミックからな
り、MgとCaの組成比を92:8〜95:5としたと
きに、NdOあるいはNdTiO3 を0.5〜1.0w
t%含有し、かつアンテナの周波数温度係数を±8pp
m/℃とした。
【0012】
【作用】上記構成において、誘電体に比較的比誘電率が
高いMg2 TiO4 −CaTiO3 系セラミックを用い
ているので、放射電極の寸法を従来のアルミナやフォル
ステライト等に比べ1/4〜1/2に小型化することが
できる。また、ベースとなるMg2 TiO4 −CaTi
O3 系セラミックにNdOあるいはNdTiO3を所定
量添加することでMg2 TiO4 −CaTiO3 系セラ
ミックの周波数温度係数を改善することができる。
高いMg2 TiO4 −CaTiO3 系セラミックを用い
ているので、放射電極の寸法を従来のアルミナやフォル
ステライト等に比べ1/4〜1/2に小型化することが
できる。また、ベースとなるMg2 TiO4 −CaTi
O3 系セラミックにNdOあるいはNdTiO3を所定
量添加することでMg2 TiO4 −CaTiO3 系セラ
ミックの周波数温度係数を改善することができる。
【0013】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。図1は本発明の一実施例における小型平面パ
ッチアンテナの斜視図、図2は同断面図である。この小
型平面パッチアンテナ1’はセラミック誘電体2’の片
面に放射電極3を形成し、また他面に接地導体4を形成
し、放射電極3に給電点5を形成して構成されている。
セラミック誘電体2’はMg2 TiO4 −CaTiO3
系セラミックにNdOあるいはNdTiO3 を所定量添
加して高い比誘電率を有しながら周波数温度係数が改善
されたものである。6は同軸コネクターである。
説明する。図1は本発明の一実施例における小型平面パ
ッチアンテナの斜視図、図2は同断面図である。この小
型平面パッチアンテナ1’はセラミック誘電体2’の片
面に放射電極3を形成し、また他面に接地導体4を形成
し、放射電極3に給電点5を形成して構成されている。
セラミック誘電体2’はMg2 TiO4 −CaTiO3
系セラミックにNdOあるいはNdTiO3 を所定量添
加して高い比誘電率を有しながら周波数温度係数が改善
されたものである。6は同軸コネクターである。
【0014】次に、この小型平面パッチアンテナ1’の
製造方法を説明する。まず、セラミック誘電体2’の作
製工程について説明する。Mg2 TiO4 −CaTiO
3 を主材料とし、NdOあるいはNdTiO3 を添加物
として(表1)に示すように所定量、秤量して配合す
る。
製造方法を説明する。まず、セラミック誘電体2’の作
製工程について説明する。Mg2 TiO4 −CaTiO
3 を主材料とし、NdOあるいはNdTiO3 を添加物
として(表1)に示すように所定量、秤量して配合す
る。
【0015】
【表1】
【0016】配合後、ボールミルにて20時間混合した
後、一昼夜乾燥する。乾燥した粉にバインダー、水等を
加えて混合し、適度な粘度を持たせた後にスプレードラ
イヤーで造粒と乾燥を行う。その後に、油圧プレスで1
000kg/cm2 の圧力で所定の形に成形する。この
成形体をバッチ式の高温用電気炉に入れ、所定の焼成パ
ターンにて、1350〜1400℃の範囲で2時間焼成
して、セラミック誘電体2’を得る。
後、一昼夜乾燥する。乾燥した粉にバインダー、水等を
加えて混合し、適度な粘度を持たせた後にスプレードラ
イヤーで造粒と乾燥を行う。その後に、油圧プレスで1
000kg/cm2 の圧力で所定の形に成形する。この
成形体をバッチ式の高温用電気炉に入れ、所定の焼成パ
ターンにて、1350〜1400℃の範囲で2時間焼成
して、セラミック誘電体2’を得る。
【0017】次に、電極の形成工程について説明する。
セラミック誘電体2’の一方の面に放射電極3を、他方
の面に接地導体4を形成する。放射電極3の寸法は、前
述の(数1)より求め、電極は求めた寸法にてスクリー
ン印刷用のマスクを作製し、このマスクを用いてセラミ
ック誘電体2’の一方の面の所定の位置に塗布、乾燥
後、他方の面に接地導体4用のパターンを印刷、乾燥
後、800℃で5分焼成して形成する。
セラミック誘電体2’の一方の面に放射電極3を、他方
の面に接地導体4を形成する。放射電極3の寸法は、前
述の(数1)より求め、電極は求めた寸法にてスクリー
ン印刷用のマスクを作製し、このマスクを用いてセラミ
ック誘電体2’の一方の面の所定の位置に塗布、乾燥
後、他方の面に接地導体4用のパターンを印刷、乾燥
後、800℃で5分焼成して形成する。
【0018】次に、放射電極3および接地導体4を形成
したセラミック誘電体2’に受信機器と接続するための
SMA型の同軸コネクター6の外装部を、接地導体4に
半田7などで接着する。一方、SMA型の同軸コネクタ
ー6の芯線は接地導体4より絶縁し、セラミック誘電体
2’を貫通して放射電極3の給電点5(インピーダンス
整合点)に半田7などで接着し、小型平面パッチアンテ
ナ1’を完成させる。
したセラミック誘電体2’に受信機器と接続するための
SMA型の同軸コネクター6の外装部を、接地導体4に
半田7などで接着する。一方、SMA型の同軸コネクタ
ー6の芯線は接地導体4より絶縁し、セラミック誘電体
2’を貫通して放射電極3の給電点5(インピーダンス
整合点)に半田7などで接着し、小型平面パッチアンテ
ナ1’を完成させる。
【0019】以上のようにして製造された小型平面パッ
チアンテナ1’について、周波数温度特性および共振周
波数のばらつきの測定を行った。その結果を(表1)に
示す。また、誘電体材料にアルミナ、フォルステライト
をそれぞれ用いたものを作製し、同様に周波数温度特性
および共振周波数のばらつきの測定を行った。その結果
を(表1)に示す。
チアンテナ1’について、周波数温度特性および共振周
波数のばらつきの測定を行った。その結果を(表1)に
示す。また、誘電体材料にアルミナ、フォルステライト
をそれぞれ用いたものを作製し、同様に周波数温度特性
および共振周波数のばらつきの測定を行った。その結果
を(表1)に示す。
【0020】(表1)から明らかなように、本実施例に
よれば、従来のアルミナやフォルステライトのセラミッ
ク誘電体を用いた小型平面パッチアンテナ1に比べ、M
g2TiO4 −CaTiO3 系のセラミック誘電体2’
を用いた小型平面パッチアンテナ1’の方が放射電極3
の寸法が1/4〜1/2と小型化できる。また、比誘電
率が19〜21と比較的高いMg2 TiO4 −CaTi
O3 系セラミックにNdOあるいはNdTiO3 を所定
量添加することにより、比誘電率が3〜10と低い従来
のセラミック誘電体と同等の優れたアンテナ特性を有し
た小型平面パッチアンテナ1’を得ることができた。
よれば、従来のアルミナやフォルステライトのセラミッ
ク誘電体を用いた小型平面パッチアンテナ1に比べ、M
g2TiO4 −CaTiO3 系のセラミック誘電体2’
を用いた小型平面パッチアンテナ1’の方が放射電極3
の寸法が1/4〜1/2と小型化できる。また、比誘電
率が19〜21と比較的高いMg2 TiO4 −CaTi
O3 系セラミックにNdOあるいはNdTiO3 を所定
量添加することにより、比誘電率が3〜10と低い従来
のセラミック誘電体と同等の優れたアンテナ特性を有し
た小型平面パッチアンテナ1’を得ることができた。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、19〜2
1という比較的比誘電率の高いMg2TiO4 −CaT
iO3 系のセラミックを主原料とし、これにNdOある
いはNdTiO3 を所定量添加して形成されたセラミッ
ク誘電体を用いて小型平面パッチアンテナを作製したこ
とにより、樹脂系誘電体や3〜10の低い比誘電率のセ
ラミック誘電体を用いた小型平面パッチアンテナに比べ
て、放射電極の寸法的には1/4〜1/2に小型化する
ことができ携帯性に優れ、周波数温度係数を安定させる
ことができるとともに、共振周波数のばらつきを小さく
することができ信頼性に優れ、容易に製造できる生産性
に優れた小型平面パッチアンテナを実現できる。
1という比較的比誘電率の高いMg2TiO4 −CaT
iO3 系のセラミックを主原料とし、これにNdOある
いはNdTiO3 を所定量添加して形成されたセラミッ
ク誘電体を用いて小型平面パッチアンテナを作製したこ
とにより、樹脂系誘電体や3〜10の低い比誘電率のセ
ラミック誘電体を用いた小型平面パッチアンテナに比べ
て、放射電極の寸法的には1/4〜1/2に小型化する
ことができ携帯性に優れ、周波数温度係数を安定させる
ことができるとともに、共振周波数のばらつきを小さく
することができ信頼性に優れ、容易に製造できる生産性
に優れた小型平面パッチアンテナを実現できる。
【図1】本発明の一実施例における小型平面パッチアン
テナの斜視図
テナの斜視図
【図2】本発明の一実施例における小型平面パッチアン
テナの断面図
テナの断面図
【図3】従来の小型平面パッチアンテナの斜視図
1’ 小型平面パッチアンテナ 2’ セラミック誘電体 3 放射電極 4 接地導体
Claims (3)
- 【請求項1】誘電体の片面に放射電極を形成し、また他
面に接地導体を形成して成る小型平面パッチアンテナで
あって、前記誘電体として比誘電率が19〜21の比較
的比誘電率の高いセラミック誘電体を用いることを特徴
とする小型平面パッチアンテナ。 - 【請求項2】前記セラミック誘電体が、Mg2 TiO4
−CaTiO3 系セラミックが主成分であり、MgとC
aの組成比を92:8〜95:5としたときのアンテナ
の共振周波数のばらつきを±5MHzにしたことを特徴
とする請求項1記載の小型平面パッチアンテナ。 - 【請求項3】前記セラミック誘電体が、Mg2 TiO4
−CaTiO3 系セラミックが主成分であり、MgとC
aの組成比を92:8〜95:5としたときに、NdO
あるいはNdTiO3 を0.5〜1.0wt%添加して
アンテナの共振周波数の周波数温度係数を±8ppm/
℃にしたことを特徴とする請求項1記載の小型平面パッ
チアンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7100294A JPH07283648A (ja) | 1994-04-08 | 1994-04-08 | 小型平面パッチアンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7100294A JPH07283648A (ja) | 1994-04-08 | 1994-04-08 | 小型平面パッチアンテナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07283648A true JPH07283648A (ja) | 1995-10-27 |
Family
ID=13447869
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7100294A Pending JPH07283648A (ja) | 1994-04-08 | 1994-04-08 | 小型平面パッチアンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07283648A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100321098B1 (ko) * | 1998-04-15 | 2002-02-04 | 무라타 야스타카 | 전자부품 및 그 제조방법 |
KR100395267B1 (ko) * | 2001-03-27 | 2003-08-21 | (주) 코산아이엔티 | 마이크로스트립 안테나 |
-
1994
- 1994-04-08 JP JP7100294A patent/JPH07283648A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100321098B1 (ko) * | 1998-04-15 | 2002-02-04 | 무라타 야스타카 | 전자부품 및 그 제조방법 |
KR100395267B1 (ko) * | 2001-03-27 | 2003-08-21 | (주) 코산아이엔티 | 마이크로스트립 안테나 |
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