JPH07283387A - 固体撮像素子 - Google Patents

固体撮像素子

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JPH07283387A
JPH07283387A JP6076024A JP7602494A JPH07283387A JP H07283387 A JPH07283387 A JP H07283387A JP 6076024 A JP6076024 A JP 6076024A JP 7602494 A JP7602494 A JP 7602494A JP H07283387 A JPH07283387 A JP H07283387A
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JP6076024A
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English (en)
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Koichi Harada
耕一 原田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画素数が多く且つ垂直転送レジスタの動作周
波数が高い例えば高品位テレビ用に適した全画素読み出
し方式のCCD固体撮像素子の実現を可能にする。 【構成】 3層の転送電極36,37,38を有し、最
上層の転送電極38を下層の転送電極36,37とシャ
ント用Al配線62との接続部56,57上及び受光部
32上を除いて形成し、各層の転送電極36,37,3
8上にシャント用金属配線62を接続して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、全画素読み出し構造の
固体撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、全画素読み出し方式(例えばノン
インタレース方式)の固体撮像素子として、垂直転送レ
ジスタを3相駆動構造にしたものが開発されている。例
えば図17(そのイメージ領域を示す)に示す固体撮像
素子1は、マトリックス状に配列された受光部2を有
し、各受光部列の側に3層の多結晶シリコン層による転
送電極4,5及び6からなる3相駆動の垂直転送レジス
タ3を形成して構成される。1層目及び2層目の多結晶
シリコン層からなる転送電極4及び5は、夫々受光部2
に対応する部分を凹部とし、垂直転送レジスタ3に対応
する部分を凸部として、水平方向に沿う帯状電極で形成
され、3層目の多結晶シリコン層からなる転送電極6
は、垂直転送レジスタ3に沿って垂直方向に延びる帯状
電極で形成される。1層目、3層目及び2層目の転送電
極4,6及び5には、夫々3相の駆動パルスφ1
φ2 ,φ3 が印加される。
【0003】図18は、他の全画素読み出し方式の固体
撮像素子の例を示す。この固体撮像素子11は、受光部
2の各受光部列の側に3層の多結晶シリコン層による転
送電極12,13及び14からなる3相駆動の垂直転送
レジスタ3を形成し、各垂直転送レジスタ3上に沿って
シャント用Al配線15を配し、各対応する位置でシャ
ント用Al配線15と1層目、2層目及び3層目の転送
電極11,12及び13とを接続して構成される。16
は1層目の転送電極12とAl配線15との接続部、1
7は2層目の転送電極13とAl配線15との接続部、
18は3層目の転送電極14とAl配線15との接続部
である。
【0004】この場合、1層目の転送電極12は、図1
9に示すように、水平方向に沿って受光部2に対応する
部分を凹部20とし、垂直転送レジスタ3に対応する部
分を図面上、下方に凸部21とした帯状に形成される。
2層目の転送電極13は、図20に示すように、水平方
向に沿って受光部2に対応する部分を凹部22とし、垂
直転送レジスタ3に対応する部分を図面上、上方に凸部
23とした帯状に形成される。3層目の転送電極14
は、図21に示すように、所定の垂直転送レジスタ3に
沿う連続した電極部25と、この電極部25の両側に垂
直方向に隣り合う受光部2間を水平方向に延びる連結部
26と、各連結部26から他の垂直転送レジスタ3に沿
って上下交互にほぼ1画素分の長さに亘って延長する延
長部27とを有する形状に形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図17に示
す固体撮像素子1では、1層目及び2層目の転送電極4
及び5が水平方向に沿って形成され、3層目の転送電極
6が垂直方向に沿って形成されているため、従来法で各
転送電極4,5及び6上にシャント用Al配線を接続す
ることが出来ない。従って、この固体撮像素子1は、高
品位テレビ(HDTV)用の例えばFIT(フレームイ
ンターライントランスファ)型CCD固体撮像素子のよ
うに、画素数が多く、且つ垂直転送レジスタの動作周波
数が高い撮像素子には不向きであった。
【0006】一方、図18の固体撮像素子11は、シャ
ント用Al配線11を設けることができるので、HDT
V用のFIT型CCD固体撮像素子に対応することがで
きる。しかし、この固体撮像素子11の場合、3層目の
多結晶シリコン層による転送電極14が図21に示すよ
うに、枝分かれしたような複雑な形状をしているため
に、例えば受光部2A,2B,2Cについてみると夫々
の受光部周辺の段差状態の違いから感度が異なり、全受
光部2で均一な感度が得にくいという不都合があった。
感度としてみたとき、2A>2B=2Cである。
【0007】本発明は、上述の点に鑑み、シャント配線
を可能にし、且つ各受光部共に均一な感度が得られ、例
えば高品位テレビ用の全画素読み出しを可能にした固体
撮像素子を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る固体撮
像素子は、3層以上の転送電極36,37及び38を有
し、最上層の転送電極38を、下層の転送電極37,3
6とシャント用金属配線62との接続部57,56上及
び受光部32上を除いて形成し、各層の転送電極36,
37,38上にシャント用金属配線62を接続して構成
する。
【0009】第2の発明は、第1の発明の固体撮像素子
において、転送電極を3層(36,37,38)で構成
する。
【0010】第3の発明は、第2の発明の固体撮像素
子、即ち、3層の転送電極36,37,38を有し、最
上層(即ち3層目)の転送電極38を、下層(即ち2層
目、1層目)の転送電極37,36とシャント用金属配
線62との接続部57,56上及び受光部32とを除い
て形成し、各層(即ち1層目、2層目、3層目)の転送
電極36,37,38上にシャント用金属配線62を接
続してなる固体撮像素子において、さらに、シャント用
金属配線62と3層目の転送電極38との接続部58を
有するライン(3n+2列)上における3層目の転送電
極38にダミー用開口90を設けて構成する。
【0011】第4の発明は、第1、第2又は第3の発明
の固体撮像素子において、転送電極36,37,38を
多結晶シリコンで形成し、バッファ用多結晶シリコン層
53を介して各転送電極36,37,38とシャント用
金属配線62とを接続して構成する。
【0012】第5の発明は、第1、第2又は第3の発明
の固体撮像素子において、転送電極36,37,38を
多結晶シリコンで形成し、バリアメタル層72を介して
各転送電極36,37,38とシャント用金属配線62
とを接続して構成する。
【0013】
【作用】第1の発明では、3層以上の転送電極36,3
7,38を有する固体撮像素子において、最上層の転送
電極38が、シャント用金属配線62と下層の転送電極
37,36との接続部57,56上及び受光部32上を
除いた形状で形成されることにより、各層の転送電極3
6,37,38とシャント用金属配線62との接続が可
能になる。従って、例えば高画素数で且つ垂直転送レジ
スタの動作周波数が高い固体撮像素子を実現できる。ま
た、各受光部32周囲の段差状態が同じになるので、各
受光部32での受光量が均一となり、感度が均一となっ
て固定パターンノイズが低減する。
【0014】第2の発明では、転送電極を3層(36,
37,38)で形成し、その最上層(3層目)の転送電
極38がシャント用金属配線62と下層(2層目、1層
目)の転送電極37,36との接続部57,56及び受
光部32を除いて形成されるので、1層目、2層目及び
3層目の転送電極36,37及び38に対するシャント
用金属配線62の接続が可能となり、高画素数で且つ垂
直転送レジスタの動作周波数が高い固体撮像素子におい
て、3相駆動の全画素読み出しが可能となる。また、各
受光部32周囲の段差状態が同じになるので、各受光部
32での受光量が均一となり、感度が均一になって固定
パターンノイズが低減する。
【0015】第3の発明では、第2の発明の固体撮像素
子において、さらにシャント用金属配線62と3層目の
転送電極38との接続部58を有するライン(3n+2
列)における3層目の転送電極38に、ダミー用開口9
0を設けることにより、他のライン(3n+1列,3n
+3列)と条件が同じになり、3層目の転送電極36の
電気的な抵抗が各ライン(3n+1列,3n+2列,3
n+3列)共に均一になり、さらに各受光部32の感度
が均一になる。
【0016】第4の発明では、転送電極36,37,3
8を多結晶シリコンで形成した場合に、バッファ用多結
晶シリコン層53を介して各転送電極36,37,38
とシャント用金属配線(特にAl配線)62とを接続す
るので、シャント用金属配線62の金属の多結晶シリコ
ンに対する突き抜け現像が防止され、良好な接続が行え
る。
【0017】第5の発明では、転送電極36,37,3
8を多結晶シリコンで形成した場合に、バリアメタル層
72を介して各転送電極36,37,38とシャント用
金属配線(特にAl配線)62とを接続するので、シャ
ント用金属配線62の金属の多結晶シリコンに対する突
き抜け現象が防止され、良好な接続が行える。また、バ
リアメタル層72を介して接続されるので、受光部32
からみた周囲の段差が低くなり、さらに感度が向上す
る。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0019】図1〜図8は本発明の第1実施例を示す。
図1は第1実施例に係るCCD固体撮像素子の要部、即
ち受光部(画素)がマトリックス状に配列されて構成さ
れるイメージ領域の平面図、図2はそのA1 −A1 線上
の断面図、図3はそのB1 −B1 線上の断面図、図4は
そのC1 −C1線上の断面図、図5〜図8は、夫々1層
目〜3層目の転送電極の形成パターン及びバッファ用多
結晶シリコンを含むシャント用金属配線の形成パターン
を示す平面図である。
【0020】本例のCCD固体撮像素子30は、図1〜
図4に示すように、シリコン基板31の一主面に画素に
対応して例えばフォトダイオードからなる受光部32が
多数マトリックス状に配され、各受光部列の側に絶縁膜
34を介して3層の多結晶シリコン層からなる転送電極
36,37及び38を有してなる垂直転送レジスタ33
が形成されて成る。
【0021】このCCD固体撮像素子30では、1つの
受光部32に対し1ビットの転送部が対応するように形
成されて各転送電極36,38及び37に夫々後述のシ
ャント用Al配線を介して位相の異なる3相の駆動パル
スφ1 ,φ2 及びφ3 が供給され、全画素読み出し方式
のCCD固体撮像素子として機能する。
【0022】1層目の転送電極36は、図1及び図5に
示すように、垂直方向に隣り合う受光部32間に沿って
水平方向に延びる導電部40と、垂直転送レジスタ33
に沿って図面上、下方に突出する電極部41とを有して
帯状に形成される。
【0023】2層目の転送電極37は、図1及び図6に
示すように、垂直方向に隣り合う受光部32間に沿って
水平方向に延びる導電部43と、垂直転送レジスタ32
に沿って図面上、上方に突出する電極部44とを有し、
且つ電極部44の下辺に、後述する1層目の転送電極3
6とバッファ用多結晶シリコン層53との接続部を避け
るための開口部、即ち凹状の欠除部45を設けて帯状に
形成される。
【0024】3層目の転送電極38は、図1及び図7に
示すように、1層目及び2層目の転送電極36及び37
と後述するバッファ用多結晶シリコン層との接続部5
6,57と、受光部32を除く格子状に形成される。即
ち、3層目の転送電極38は、垂直転送レジスタ32に
沿う電極部47と、垂直方向に隣り合う受光部32間に
沿う連結用の導電部48を有し、受光部32に対応する
部分に開口49が形成されると共に、少なくとも1層目
及び2層目の転送電極36及び37がバッファ用多結晶
シリコン層53と接続されるライン、即ち、図示の3n
+1列、3n+2列に対応するラインの電極部47に、
その接続部56,57を避けるための開口50〔50
A,50B〕が形成されたパターン形状に形成される。
【0025】そして、本例では、各垂直転送レジスタ3
3に沿って、転送電極36,37及び38上に層間絶縁
層52を介してバッファ用多結晶シリコン層53が形成
され、3n+1列(ライン)〔n=0,1,2,‥‥〕
の垂直転送レジスタ33に関しては、図1及び図2に示
すように、層間絶縁層52のコンタクトホール54、3
層目の転送電極47の開口50A及び2層目の転送電極
の凹状欠除部45を通してバッファ用多結晶シリコン層
53と1層目の転送電極46が接続される。56はその
接続部である。
【0026】3n+3列(ライン)〔n=0,1,2,
‥‥〕の垂直転送レジスタ33に関しては、図1及び図
4に示すように、層間絶縁層52のコンタクトホール5
4、3層目の転送電極38の開口50Bを通じてバッフ
ァ用多結晶シリコン層53と2層目の転送電極37が接
続される。57はその接続部である。
【0027】3n+2列(ライン)〔n=0,1,2,
‥‥〕のライン即ち垂直転送レジスタに関しては、図1
及び図3に示すように、層間絶縁層52のコンタクトホ
ール54を通じてバッファ用多結晶シリコン層53と3
層目の転送電極38が接続される。58はその接続部で
ある。
【0028】更に、各列の垂直転送レジスタ33に沿っ
て、バッファ用多結晶シリコン層53上に層間絶縁層6
0を介して帯状のシャント用金属配線、本例ではシャン
ト用Al配線62〔62A,62B,62C〕が形成さ
れ、夫々の接続部56,57及び58から離れた位置に
おいて、コンタクトホール63を介してシャント用Al
配線62〔62A,62B,62C〕とバッファ用多結
晶シリコン層53が接続される。65,66,67は夫
々3n+1列、3n+2列、3n+3列上でのシャント
用Al配線62〔62A,62B,62C〕とバッファ
用多結晶シリコン層53との接続部である。
【0029】上述の第1実施例に係るCCD固体撮像素
子30によれば、3層の転送電極36,37及び38を
有した3相駆動構造において、その3層目の転送電極3
8が1層目及び2層目の転送電極36及び37とシャン
ト用Al配線、従ってバッファ用多結晶シリコン層53
との接続部56,57及び受光部32を除く格子状に形
成されているので、1層目、2層目及び3層目の各転送
電極36,37及び38に対してシャント用Al配線6
2A,62C及び62Bを接続することができる。
【0030】従って、全画素読み出し方式において、例
えば画素数が多く且つ垂直転送レジスタの動作周波数が
高いHDTV用のFIT型CCD固体撮像素子の実現を
可能にする。全画素読み出し方式としては、ノンインタ
レースの他、2画素加算のインタレース読み出しも含ま
れる。
【0031】そして、各受光部32からみて、3層目の
転送電極38は受光部周囲が閉じられた均一な形状であ
るので、各受光部32の周囲の段差状態が同じとなる。
従って、各受光部32での受光量が均一となるため、各
受光部32の感度は均一になる。即ち、固定パターンノ
イズの発生が低減される。
【0032】更に、バッファ用多結晶シリコン層53を
介してシャントAl配線62〔62A,62B,62
C〕と多結晶シリコン層による転送電極36,37及び
38を接続しているので、Al配線62のAlが転送電
極36,37及び38の多結晶シリコン層を突き抜ける
ことがなく、良好な接続が行なえる。
【0033】図9〜図12は本発明の第2実施例を示
す。図9は第2実施例に係るCCD固体撮像素子の要
部、即ちイメージ領域の平面図、図10はそのA2 −A
2 線上の断面図、図11はそのB2 −B2 線上の断面
図、図12はそのC2 −C2 線上の断面図である。尚、
同図中、図1〜図4に対応する部分には同一符号を付し
て重複説明を省略する。
【0034】本例のCCD固体撮像素子70は、第1実
施例と同様に、多数の受光部32がマトリックス状に配
列され、各受光部列の側に絶縁膜34を介して3層の多
結晶シリコン層からなる転送電極36,37及び38を
有してなる垂直転送レジスタ33が形成されて成る。1
層目、2層目及び3層目の転送電極36,37及び38
のパターン形状は、前述の図5〜図7に示すと同様であ
る。また、この例も3相の駆動パルスφ1 ,φ2 ,φ3
が供給されて全画素読み出し方式のCCD固体撮像素子
として機能する。
【0035】そして、本例では、特に、各垂直転送レジ
スタ33に沿って転送電極36,37,38上の層間絶
縁層71上に、例えばTiON膜等のバリアメタル層7
2を介してシャント用Al配線62〔62A,62B,
62C〕が形成される。即ち、3n+1列(ライン)
〔n=0,1,2,‥‥〕の垂直転送レジスタ33に関
しては、図9及び図10に示すように、バリアメタル層
72を介してシャント用Al配線62Aと1層目の転送
電極36が接続される。73はその接続部である。
【0036】3n+3列(ライン)〔n=0,1,2,
‥‥〕の垂直転送レジスタ33に関しては、図9及び図
12に示すように、バリアメタル層72を介してシャン
ト用Al配線62Cと2層目の転送電極37が接続され
る。74はその接続部である。
【0037】3n+2列(ライン)〔n=0,1,2,
‥‥〕の垂直転送レジスタ33に関しては、図9及び図
11に示すように、バリアメタル層72を介してシャン
ト用Al配線62Bと3層目の転送電極38が接続され
る。75はその接続部である。
【0038】上述の第2実施例に係るCCD固体撮像素
子70によれば、上例と同様に、3層目の転送電極38
が1層目及び2層目の転送電極36,37とシャント用
Al配線62〔62A,62C〕との接続部73,74
及び受光部32に対応する部分に開口50A,50B及
び49が形成された格子状に形成されているので、1層
目、2層目及び3層目の各転送電極36,37及び38
に対してシャント用Al配線62〔62A,62B,6
2C〕を接続することができる。
【0039】また、各受光部32からみて周囲の3層目
の転送電極38が閉じられており、各受光部32の周囲
の段差状態が同じであるため、各受光部32での感度が
均一となり、固定パターンノイズが低減される。
【0040】しかも、本例では、バリアメタル層72を
介してシャント用Al配線62と各転送電極36,3
7,38を接続しているので、第1実施例のバッファ用
多結晶シリコン層53が省略されて受光部32周囲の段
差がより低くなり、受光部32への入射光のけられ現象
が少なくなり、受光部32の感度がより向上する。
【0041】図13〜図16は本発明の第3実施例を示
す。図13は第3実施例に係るCCD固体撮像素子の要
部、即ちイメージ領域の平面図、図14はそのA3 −A
3 線上の断面図、図15はそのB3 −B3 線上の断面
図、図16はそのC3 −C3 線上の断面図である。尚、
同図中、図1〜図4に対応する部分には同一符号を付し
て重複説明は省略する。
【0042】本例のCCD固体撮像素子80は、第1実
施例と同様に、多数の受光部32がマトリックス状に配
列され、各受光部列の側に絶縁膜34を介して3層の多
結晶シリコン層からなる転送電極36,37及び38を
形成してなる垂直転送レジスタ33が形成されて成る。
1層目、2層目及び3層目の転送電極36,37及び3
8のパターン形状は、前述の図5〜図7に示すと同様で
ある。また、この例も3相の駆動パルスφ1 ,φ2 ,φ
3 が供給されて全画素読み出し方式のCCD固体撮像素
子として機能する。
【0043】そして、本例では、特に、各垂直転送レジ
スタ33に沿って転送電極36,37,38上の層間絶
縁層81上に、シャント用Al配線62〔62A,62
B,62C〕が形成され、このシャント用Al配線62
が直接コンタクトホール82を介して、1層目、2層目
及び3層目の転送電極36,37,38に接続される。
即ち3n+1列(ライン)〔n=0,1,2,‥‥〕の
垂直転送レジスタ33に関しては、図13及び図14に
示すように、シャント用Al配線62Aと1層目の転送
電極36が直接接続される。84はその接続部である。
3n+3列(ライン)〔n=0,1,2,‥‥〕の垂直
転送レジスタ33に関しては、図13及び図16に示す
ように、シャント用Al配線62Cと2層目の転送電極
37が直接接続される。85はその接続部である。3n
+2列(ライン)〔n=0,1,2,‥‥〕垂直転送レ
ジスタ33に関しては、図13及び図15に示すよう
に、シャント用Al配線62Bと3層目の転送電極38
が直接接続される。86はその接続部である。
【0044】上述の第3実施例に係るCCD固体撮像素
子80によれば、上例と同様に、3層目の転送電極38
が1層目及び2層目の転送電極36,37とシャント用
Al配線62A,62Cとの接続部84,85及び受光
部32に対応する部分に開口50A,50B及び49が
形成された格子状に形成されているので、1層目、2層
目及び3層目の各転送電極36,37,38に対してシ
ャント用Al配線62A,62B,62Cを接続するこ
とができる。
【0045】また、各受光部32からみて周囲の3層目
の転送電極38が閉じられており、各受光部32の周囲
の段差状態が同じであるため、各受光部32での感度が
均一となり、固定パターンノイズが低減される。
【0046】上述の各実施例においては、図7に示すよ
うに、3層目の転送電極38の開口50A,50Bが形
成されないライン、即ち3n+2列に開口50A,50
Bと同じ形状、大きさのダミー用開口90を設けた構成
とすることができる。この構成によれば、各ライン即ち
3n+1列、3n+2列、3n+3列での3層目の転送
電極38、従って、その多結晶シリコン層の電気的な抵
抗が同程度になり、さらに各受光部32間の感度を均一
にすることができる。
【0047】尚、上述の実施例では、3層の転送電極3
6,37,38による垂直転送レジスタ33に適用した
が、3層以上の転送電極を有してなる垂直転送レジスタ
にも適用可能である。その場合には、最上層の転送電極
を、シャント用金属配線と下層の転送電極との接続部及
び受光部を除く格子状に形成するようになす。
【0048】また、本発明は、FIT(フレームインタ
ライントランスファ)型CCD固体撮像素子、IT(イ
ンタライントランスファ)型CCD固体撮像素子に適用
することができる。
【0049】
【発明の効果】第1の発明によれば、3層以上の転送電
極を有する固体撮像素子において、その各層の転送電極
にシャント用金属配線を接続することができる。しか
も、各受光部の周囲の段差状態が同じとなることから各
受光部での感度を均一にすることができ、固定パターン
ノイズを低減することができる。
【0050】第2の発明によれば、3層の転送電極を有
し3相駆動とする固体撮像素子において、その各層の転
送電極にシャント用金属配線を接続することができる。
また、第1の発明と同様に各受光部の感度を均一にする
ことができ、固定パターンノイズを低減することができ
る。
【0051】第3の発明によれば、ダミー用開口を設け
ることにより、更に各受光部間での感度を均一にするこ
とができる。
【0052】第4の発明によれば、第1、第2又は第3
の発明において、バッファ用多結晶シリコン層を介して
転送電極とシャント用金属配線を接続するので、シャン
ト用金属配線の金属の突抜けが防止され、良好な接続が
できる。
【0053】第5の発明によれば、第1、第2又は第3
の発明において、バリアメタル層を介してシャント用金
属配線と転送電極を接続するので、シャント用金属配線
の金属の突抜けが防止され、良好な接続ができる。また
受光部の周囲の段差が第4の発明に比べて小さくなくな
り、その分入射光のけられが少なくなくなるので、より
感度が向上する。
【0054】従って、例えば画素数が多く且つ垂直転送
レジスタの動作周波数が高い高品位テレビ用のCCD固
体撮像素子を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るCCD固体撮像素子の第1実施例
を示す要部の平面図である。
【図2】図1のA1 −A1 線上の断面図である。
【図3】図1のB1 −B1 線上の断面図である。
【図4】図1のC1 −C1 線上の断面図である。
【図5】実施例に係る1層目の転送電極のパターン形状
を示す平面図である。
【図6】周波数に係る2層目の転送電極のパターン形状
を示す平面図である。
【図7】実施例に係る3層目の転送電極のパターン形状
を示す平面図である。
【図8】実施例に係るバッファ用多結晶シリコン層及び
シャント用Al配線のパターン形状を示す平面図であ
る。
【図9】本発明に係るCCD固体撮像素子の第2実施例
を示す要部の平面図である。
【図10】図9のA2 −A2 線上の断面図である。
【図11】図9のB2 −B2 線上の断面図である。
【図12】図9のC2 −C2 線上の断面図である。
【図13】本発明に係るCCD固体撮像素子の第3実施
例を示す要部の平面図である。
【図14】図13のA3 −A3 線上の断面図である。
【図15】図13のB3 −B3 線上の断面図である。
【図16】図13のC3 −C3 線上の断面図である。
【図17】従来のCCD固体撮像素子の一例を示す要部
の平面図である。
【図18】従来のCCD固体撮像素子の他の例を示す要
部の平面図である。
【図19】図18のCCD固体撮像素子に係る1層目の
転送電極のパターン形状を示す平面図である。
【図20】図18のCCD固体撮像素子に係る2層目の
転送電極のパターン形状を示す平面図である。
【図21】図18のCCD固体撮像素子に係る3層目の
転送電極のパターン形状を示す平面図である。
【符号の説明】
30,70,80 CCD固体撮像素子 31 シリコン基板 32 受光部 33 垂直転送レジスタ 34 絶縁膜 36,37,38 転送電極(多結晶シリコン) 50A,50B,49,90 開口 53 バッファ用多結晶シリコン 62〔62A,62B,62C〕 シャント用Al配線 56,57,58 接続部 65,66,67 接続部 72 バリアメタル層

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3層以上の転送電極を有し、該最上層の
    転送電極が下層の転送電極とシャント用金属配線との接
    続部上及び受光部上を除いて形成され、上記各層の転送
    電極上にシャント用金属配線が接続されて成ることを特
    徴とする固体撮像素子。
  2. 【請求項2】 上記転送電極が3層で構成されて成るこ
    とを特徴とする請求項1に記載の固体撮像素子。
  3. 【請求項3】 上記シャント用金属配線と上記3層目の
    転送電極との接続部を有するライン上における上記3層
    目の転送電極に、ダミー用開口が設けられて成ることを
    特徴とする請求項2に記載の固体撮像素子。
  4. 【請求項4】 上記転送電極が多結晶シリコン層で形成
    され、バッファ用多結晶シリコン層を介して上記各転送
    電極とシャント用金属配線とが接続されて成ることを特
    徴とする請求項1、2又は3に記載の固体撮像素子。
  5. 【請求項5】 上記転送電極が多結晶シリコンで形成さ
    れ、バリアメタル層を介して上記各転送電極とシャント
    用金属配線とが接続されて成ることを特徴とする請求項
    1、2又は3に記載の固体撮像素子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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