JPH0728319Y2 - 養生枠 - Google Patents

養生枠

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JPH0728319Y2
JPH0728319Y2 JP1989108454U JP10845489U JPH0728319Y2 JP H0728319 Y2 JPH0728319 Y2 JP H0728319Y2 JP 1989108454 U JP1989108454 U JP 1989108454U JP 10845489 U JP10845489 U JP 10845489U JP H0728319 Y2 JPH0728319 Y2 JP H0728319Y2
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Japan
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curing
curing frame
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JP1989108454U
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JPH0348061U (ja
Inventor
哲司 伊藤
Original Assignee
三井ホーム株式会社
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  • Door And Window Frames Mounted To Openings (AREA)
  • Joining Of Corner Units Of Frames Or Wings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は建物内部工事中における造作材の保護に用いる
養生材に関する。
〔従来の技術〕
建物内部工事において用いられる柱,窓開口枠,ドア開
口枠,鴨居あるいは敷居等造作材は、作業合理化のた
め、最近では殆ど工場で製作され、またその多くは工場
で塗装され、仕上げされたものが持ち込まれ、建築現場
で取付け施工されている。これらの造作物は、各個所に
取付け後、傷をつけないように適切な養生を行う必要が
あり、特に工事中に通路になっている部分の建具枠等は
あて傷をつけ易いので、取付け後速やかに養生を行い、
内部工事が完了するまで養生を続ける必要がある。
このような造作材の養生においては、第4図及び第5図
(a),(b)に示すように、合成樹脂製の養生枠13,1
3′を用いている。この養生枠13,13′は、断面略C字形
で長く形成されており、その可撓性を生かし、側部開口
部分を手で広げ、第5図(a)に示すように、両側端部
13a,13bを造作材14の端部に引っ掛けるようにするか、
あるいは第5図(b)に示すように、両側端部13′a,1
3′bを造作材14′の両側部表面に押し当てるようにす
ることによって、造作材の必要個所を覆って養生する。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、造作材は窓開口枠,ドア開口枠,鴨居等
の用途別のみならず、同一用途においても形状には種々
種類があり、且つ多様化しつつある。従って、長さにつ
いては、例えば窓開口枠のように開口部寸法に応じた共
通性のあるものが多いが、断面形状については一様でな
く、その幅や奥行き等種々あり、工事に際し、養生枠と
しても種類を多く揃えなければならないという問題があ
った。
また、窓開口枠やドア開口枠における養生枠の場合、開
口部周辺の壁面にクロスを貼着するときに邪魔になるの
で外す必要があり、折角の養生が妨げられるのみなら
ず、クロス貼着作業が完了した後、作業員の不注意から
養生枠が外しっ放しになることも屡々あった。
以上の情況に鑑み、本考案の目的は、少なくとも同一用
途の造作材に対しては寸法の融通性があり、従って多種
類の寸法の養生枠を用意する必要がなく、また、取り外
さずに周辺壁面のクロス貼着作業を行える養生効果の大
きい養生枠を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
以上の目的を達成するため、本考案は、可撓性材料でつ
くられた被覆部材からなり、養生しようとする造作材を
被覆する養生枠において、前記被覆部材は左右一対に形
成され、それぞれ、前端部に多数の突条を形成した断面
コ字形の掛合部材を備え、該掛合部材を前記突条で相互
に掛合させることによって所要の掛合幅で接続されると
共に、前記被覆部材は、それぞれ、中間部に凸状湾曲部
と凹状当接部とを形成し、後端部を内方側に鉤状に屈曲
して掛止部とし、前記凹状当接部を前記造作材の前面に
当接させ前記掛止部を前記造作材の後面に掛止する状態
で前記造作材に挟着させる養生枠を提案するものであ
る。
〔作用〕
本考案の養生枠は、長い左右一対の被覆部材からなり、
その一対の被覆部材の前端部にはそれぞれ掛合部材を備
えているので、養生しようとする造作材による枠の幅に
合わせて、掛合幅を決め、前記左右一対の掛合部材を相
互に重合させるようにして掛合させれば、被覆部材を一
体化した養生枠に構成できる。
この一体化した養生枠は、掛合部を手前側として、左右
先端の掛止部部分を両手でもって広げ、養生しようとす
る造作材に、被せるようにして凹状の両当接部を造作材
の前部に当接させ、造作材の後面に鉤状の両掛止部を引
っ掛けて挟着する。即ち、前記の両当接部と両掛止部に
は可撓性材料の復元力が働らいて、養生枠は造作材に安
定的に装着される。
本養生枠は、掛合部位を変えることによって被覆部材の
掛合幅を変えられるようにしたので、養生しようとする
造作材の枠幅寸法が変っても、容易に対応できる。
また、本養生枠は、当接部と掛止部間に湾曲状の突出部
分を形成しているので、造作材の奥行き寸法が変化して
も材料の可撓性によって、伸縮させる形に容易に対応さ
せることができる。
さらに、本養生枠は掛止部と当接部間で、挟着的に造作
材に装着されるものであるから、装着状態において、掛
止部先端と造作材周辺の壁面との間に間隙を設けること
は容易で、壁面へのクロス貼着作業も支障なく行える。
〔実施例〕
以下、図面によって本考案の養生枠を、ドア開口部に施
した場合の実施例について説明する。
第1図は本考案の養生枠を施したドア開口部の斜視図、
第2図は第1図のII−II線に沿う拡大断面図で、第3図
はドア開口部枠幅が広い場合を説明する第2図相当断面
図である。
第1図に示すように、建物の内部工事においては、ドア
開口部1には養生枠9,9′,9″が施される。図に示すこ
のドア開口部1の左右枠部においては、第2図に示すよ
うに、たて枠2とそれに沿わせたまぐさ受け3と、それ
らを側面から覆う壁面下張り材4,4′とからなる躯体壁
面端部に、ドア開口部枠5即ち戸当り6を付したドア枠
7とケーシング8,8′とを接着によって取り付けて仕上
げてある。ドア枠7とケーシング8,8′とは工場塗装が
施されており、建物の内部の工事中に傷がつくのを防止
する必要があり、本考案による養生枠9を装着させてあ
る。
この養生枠9は、硬質塩化ビニールの押出し成形品でつ
くられ、可撓性即ち、柔軟性と適度の弾性を有している
が、本考案としてはこれに限らず、可撓性のある他の合
成樹脂材をも利用することができる。この養生枠9は、
ドア開口部1の高さに合わせた長さにつくられ、その断
面は略U字形をなしており、断面略中央部分において掛
合部Aを構成し、この掛合部Aにおいて、長さ方向に沿
い、左右一対の被覆部材10,10′に分割できるようにし
てある。左右一対の被覆部材10,10′は、それぞれ、そ
の対向側側端部に断面コ字形の舌片状の掛合部材11,1
1′を一体に備え、各掛合部材11,11′はそれぞれの表裏
両面に、被覆部材10,10′の長さ方向に、多数の突条11
a,11′aを形成してある。即ち、これらのコ字形をなす
左右の掛合材11,11′を交互的に挿入し、突条11a,11′
a同士を掛合させれば、そのまま真直には抜け難い掛合
部Aが構成され、被覆部材10,10′は一体化して断面略
U字状の養生枠9となる。従って、掛合部材11,11′に
よる掛合部位を調節することにより、養生枠9の開口幅
をドア開口部枠5の枠幅に合わせることができる。
養生枠9を構成する被覆部材10,10′は、開口側の先端
部分を、内方に数mm程度鉤状に屈曲させ、先端を膨らみ
をもつ軟質の当接端12,12′に形成し、掛止部10a,10′
aに構成してある。また、被覆部材10,10′の側部部分1
0b,10′bは、養生枠9に組み立ててその開口幅を広げ
たとき、内方に付勢されるようにしてある。そして、こ
の養生枠9をドア枠7とケーシング8,8′からなるドア
開口部枠5装着して、両側部部分10b,10′bがケーシン
グ8,8′に当接したとき、前記掛止部10a,10′aの当接
端12,12′と、壁面下張り材4,4′との間隔dが少なくと
も数mm程度となるようにし、装着状態にある養生枠9が
壁面下張り材4,4′へのクロス貼着作業の妨げにならな
いように考慮してある。さらに、被覆部材10,10′は、
その側部部分10b,10′bを手前側に延長して突き出すよ
うにした湾曲状の突出部10c,10′cに形成し、この突出
部10c,10′cと掛合部材11,11′部分との中間部分を内
方に凹状に窪ませて、ドア枠7への当接部10d,10′dに
構成してある。
なお、掛合部材11,11′による掛合は、掛合部Aの両側
を交互に上下させる形に、斜め方向に弛ませるようにし
て引けば外すことができる。
以上のように構成した本考案の養生枠9は、分割された
左右一対の被覆部材10,10′をドア開口部枠5の枠幅D
に概ね合わせて、それぞれ掛合部材11,11′の掛合幅を
決めて掛合させて組み立てる。次いで、開口側の両掛止
部10a,10′aを両手で引き広げながらドア開口部枠5に
かぶせ、凹状をなす当接部10d,10′d部分をドア枠7に
当接させ、掛止部10a,10′aの当接端12,12′をケーシ
ング8,8′の後面に当てるように引っ掛けると、養生枠
9は、その材質による復元力で掛止部10a,10′aと当接
部10d,10′dとでドア開口部枠5に挟着する状態で安定
的に装着される。
また、本考案の養生枠9は、前記のように、掛合部材1
1,11′による掛合幅を変えることによって、ドア開口部
枠5の枠幅に合わせられるようになっており、第3図に
示すように、ドア開口部枠5′の枠幅D′が大きい場合
についても、掛合部A′における掛合幅を短くすること
によって容易に装着することができる。またこの場合、
養生枠9自体の可撓性を利かせ、突出部10c,10′cの余
剰寸法部分を利用することもできる。
さらにまた、本考案の養生枠9は、ケーシング8,8′に
掛止部10a,10′aを引っ掛けて装着するようにしたもの
であるが、その側部部分10b,10′bを前方に延長して湾
曲状の突出部10c,10′cとし、余剰寸法部分を貯えた形
にしてあるので、第3図に仮想線で示したように、ケー
シング8幅がケーシング8″のように長くなり、ドア開
口部枠5′の奥行きが大きくなっても、この突出部10c
を10″cになるように押して養生枠9の側部部分10″b
を後方に伸ばすようにすれば、容易にその掛止部10″a
をケーシング8″の後面に掛止できる。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案によれば、養生
枠をなす左右一対の被覆材の接続幅を変えられるように
し、また養生枠を材質的に可撓性のあるものにし、撓み
のような凸状湾曲部と凹状当接部とを設けて伸縮可能に
すると共に、凹状当接部と掛止部とで造作材の前後面に
挟着させるようにしたから、安定した取付け状態が保持
され、養生を必要とする開口部の枠幅、あるいは、ケー
シング等造作材の奥行き寸法変化にも応じられ、従って
長さの規格を考慮するだけで同一用途の造作材に対して
多種類の養生材を用意する必要がなくなるという効果が
得られ、また、養生枠は、後端部の掛止部と、周辺壁面
との間に所要間隔をおてい装着できるようにしたから、
取り外すことなく周辺壁面へのクロス貼着作業が可能と
なり、養生効果が妨げられることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の養生枠を施したドア開口部の斜視図、
第2図は第1図のII−II線に沿う拡大断面図、第3図は
ドア開口部枠幅が広い場合を説明する第2図相当断面
図、第4図は従来の養生枠を施したドア開口部の斜視
図、第5図(a),(b)はそぞれ第4図のVa−Va線及
びVb−Vb線に沿う略断面図である。 1…ドア開口部、5…ドア開口部枠 7…ドア枠 8,8′,8″…ケーシング 9,9′,9″…養生枠 10,10′…被覆部材 10a,10′a,10″a…掛止部 10b,10′b,10″b…側部部分 10c,10′c…突出部 10d,10′d…当接部 11,11′…掛合部材 11a,11′a…突条 A…掛合部
フロントページの続き (56)参考文献 実願昭53−134371号(実開昭55−50226 号)の願書に添付した明細書及び図面の内 容を撮影したマイクロフィルム(JP, U) 実願昭61−19192号(実開昭62−131554 号)の願書に添付した明細書及び図面の内 容を撮影したマイクロフィルム(JP, U) 実願昭59−191791号(実開昭61−108444 号)の願書に添付した明細書及び図面の内 容を撮影したマイクロフィルム(JP, U) 実願昭57−116342号(実開昭59−21355 号)の願書に添付した明細書及び図面の内 容を撮影したマイクロフィルム(JP, U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】可撓性材料でつくられた被覆部材からな
    り、養生しようとする造作材を被覆する養生枠におい
    て、前記被覆部材は左右一対に形成され、それぞれ、前
    端部に多数の突条を形成した断面コ字形の掛合部材を備
    え、該掛合部材を前記突条で相互に掛合させることによ
    って所要の掛合幅で接続させると共に、前記被覆部材
    は、それぞれ、中間部に凸状湾曲部と凹状当接部とを形
    成し、後端部を内方側に鉤状に屈曲して掛止部とし、前
    記凹状当接部を前記造作材の前面に当接させ前記掛止部
    を前記造作材の後面に掛止する状態で前記造作材に挟着
    させることを特徴とする養生枠。
JP1989108454U 1989-09-16 1989-09-16 養生枠 Expired - Lifetime JPH0728319Y2 (ja)

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JP1989108454U JPH0728319Y2 (ja) 1989-09-16 1989-09-16 養生枠

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JPH0348061U JPH0348061U (ja) 1991-05-08
JPH0728319Y2 true JPH0728319Y2 (ja) 1995-06-28

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5750448Y2 (ja) * 1978-09-30 1982-11-04
JPS5921355U (ja) * 1982-07-30 1984-02-09 フクビ化学工業株式会社 建築部材の保護カバ−
JPS61108444U (ja) * 1984-12-17 1986-07-09
JPS62131554U (ja) * 1986-02-12 1987-08-19

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