JPH07283106A - 露光装置及び露光方法 - Google Patents

露光装置及び露光方法

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JPH07283106A
JPH07283106A JP6069193A JP6919394A JPH07283106A JP H07283106 A JPH07283106 A JP H07283106A JP 6069193 A JP6069193 A JP 6069193A JP 6919394 A JP6919394 A JP 6919394A JP H07283106 A JPH07283106 A JP H07283106A
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JP
Japan
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illumination
exposed
wafer
exposure
illuminating
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JP6069193A
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English (en)
Inventor
Koichi Ozawa
弘一 小沢
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Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
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Publication date
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  • Light Sources And Details Of Projection-Printing Devices (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 露光装置及び露光方法に関し、特に、不良パ
ターンの除去精度の向上を目的とする。 【構成】 照光手段12は、所定数の回路形成領域から
構成される一の正規照光領域を、一回の照光処理により
露光する。移動手段18は、ウエハ22と照光手段12
とを、相対的に移動させる。露光制御手段32は、正規
照光領域がウエハ22上で相互に重複しないように、移
動手段18及び照光手段12を制御する。周縁部判定手
段34は、回路形成領域がウエハ22の周縁部22a
(図示せず)を含むか否かを判定する。焼潰露光制御手
段36は、周縁部22aを含む当該回路形成領域に対し
焼潰照光処理を行なうよう、移動手段18及び照光手段
12を制御する。したがって、周縁部22aを含む回路
形成領域の回路パターンは完全に破壊され、検出が困難
な軽微な欠損を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は露光装置及び露光方法
に関し、特に、不良パターンの除去精度の向上に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路の基板となるシリコンウ
エハに、回路パターンを露光する露光装置としてステッ
パが用いられている。従来のステッパ2の構造の概略を
図8に示す。ステッパ2は、概略、照光手段12、移動
手段18及びコンピュータ20を備えている。
【0003】照光手段12は、光源4、光源4から発せ
られた光を絞り込むコンデンサレンズ6、回路パターン
の原画であるレティクル8、回路パターンを縮小しウエ
ハ22上に結像させる縮小レンズ10を備えており、照
光手段12の光軸24上に、この順に並んでいる。
【0004】移動手段18は、ウエハ22を固定すると
ともに図中X及びY方向に移動し得る移動台14、移動
台14をX及びY方向に駆動する駆動モータ16を備え
ている。
【0005】コンピュータ20は、所定の位置で露光処
理を行なうよう、照光手段12及び移動手段18を制御
するための制御装置である。
【0006】次に、従来のステッパ2の動作を、図9に
示すフローチャートを参照しつつ、図8に基づいて説明
する。図10は、後述する照光領域R(j)の配置を示
すショットマップである。
【0007】まず、コンピュータ20は、駆動モータ1
6を制御することにより、駆動モータ16に連結された
移動台14をX方向及びY方向に移動させる。このと
き、コンピュータ20は、照光手段12の光軸24の真
下にウエハ22上の照光領域R(1)(図10参照)が
くるよう、駆動モータ16を制御する(図9、ステップ
T1、T2)。
【0008】次に、コンピュータ20は、光源4を所定
時間点灯させることにより、照光処理を行なう(図9、
ステップT3、T4)。照光処理により、レティクル8
に描かれたパターンが、所定の寸法に縮小され、ウエハ
22上の照光領域R(1)(図10参照)に露光され
る。
【0009】なお、図8においては、説明の便宜上、一
つの回路パターンを”A”で表わしている。すなわち、
レティクル8には同一の回路パターンが数個(この例で
は9個)描かれており、一回の照光処理により、照光領
域R(1)に当該数個の回路パターンが露光される(こ
の例では9個、図11参照)。
【0010】以上の動作を繰り返すことにより(図9、
ステップT2〜T5)、ウエハ22全体の露光を行なう
よう、コンピュータ20は、照光手段12及び移動手段
18を制御する。この場合、図10のショットマップに
示すように、各照光領域R(j)(j=1〜N、この例
では、N=30)は、相互に重複しないよう、制御され
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来のステッパには、次のような問題点があった。図1
1は、図10に示す照光領域R(2)の拡大図である。
図11に示すように、照光領域R(2)は、9個の回路
形成領域U(2、i)(i=1〜9)から構成されてい
る。回路形成領域U(2、i)(i=7〜9)は、ウエ
ハ22上の領域であるため、回路パターンはウエハ22
上に、欠けることなく露光される。また、回路形成領域
U(2、i)(i=1〜3)は、ウエハ22上の領域で
はないため、ウエハ22に対し、回路パターンの露光は
行なわれない。
【0012】一方、回路形成領域U(2、i)(i=4
〜6)は、ウエハ22の周縁部22aを含むため、この
領域においてウエハ22上に露光された回路パターン
は、一部が欠損した不完全なものとなる。
【0013】このような不完全な回路パターンは、回路
パターンの欠損が著しい場合は、通常、中間段階の検査
工程で発見され、除去される。しかし、回路パターンの
欠損が軽微である場合は、中間段階の検査工程では発見
されにくい。このため、各回路形成領域U(2、i)に
露光された各回路パターンがICチップに切り分けら
れ、ICパッケージとして完成した後、最終検査工程で
始めて不良であることが発見される場合があった。
【0014】したがって、露光されたウエーハ22がこ
のような回路パターンの軽微な欠損を有する場合、後の
工程が無駄になっていた。また、最終検査工程でも発見
されず、そのまま出荷される場合もあるため、ICパッ
ケージの信頼性が低下していた。
【0015】このような事態を回避する手段として、ウ
エハ22の周縁部22aを含む照光領域(例えば、図1
0におけるR(2))については、照光処理を行なわな
い方法も考えられる。しかし、この方法によれば、周縁
部22aを含まず、本来正常に露光されるべき回路形成
領域(例えば、図11におけるU(2、i)(i=7〜
9))も露光されず、ウエハ22一枚あたりのICチッ
プの取り数が減少するという欠点がある。
【0016】この発明は、このような従来のステッパを
改善し、ウエハ一枚あたりのICチップの取り数の減少
を抑えつつ、検出が困難であるような、回路パターンの
軽微な欠損を防止することにより、不良パターンの除去
精度の高い露光装置及び露光方法を提供することを目的
とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1の露光装置は、
所定数のパターン形成領域から構成される一の照光領域
を、一回の照光処理により露光する照光手段、照光手段
により露光される被露光体と照光手段とを、相対的に移
動させる移動手段、照光手段により露光される照光領域
が、被露光体上で相互に重複しないように、移動手段及
び照光手段を制御する露光制御手段、を備えた露光装置
において、パターン形成領域が、被露光体の周縁部を含
むか否かを判定する周縁部判定手段、周縁部を含む当該
パターン形成領域に対し、焼潰照光処理を行なうよう、
移動手段及び照光手段を制御する焼潰露光制御手段を備
えたことを特徴とする。
【0018】請求項2の露光方法は、被露光体上に照光
領域を設定し、一回の照光処理により、照光領域に含ま
れる所定数のパターン形成領域の露光を行なう露光方法
において、パターン形成領域が、被露光体の周縁部を含
む場合は、当該パターン形成領域に対し、焼潰照光処理
を行なうことを特徴とする。
【0019】請求項3の露光方法は、請求項2の露光方
法において、被露光体上に設定された照光領域が、相互
に重複しない二以上の照光領域であり、各々の照光領域
に対し、順次、照光処理を行なうことにより、被露光体
全体の露光を行なうことを特徴とする。
【0020】
【作用】請求項1の露光装置並びに請求項2及び請求項
3の露光方法は、パターン形成領域が、被露光体の周縁
部を含む場合は、当該パターン形成領域に対し、焼潰照
光処理を行なうことを特徴とする。
【0021】したがって、周縁部を含むパターン形成領
域のパターンは完全に破壊される。
【0022】
【実施例】図1に、この発明の一実施例による露光装置
であるステッパ30の構成を示す。照光手段12は、所
定数のパターン形成領域である所定数の回路形成領域
(例えば、U(19、i)(i=1〜9)、図6参照)
から構成される一の照光領域である正規照光領域(例え
ば、P(19)、図6、図5参照)を、一回の照光処理
により露光する。
【0023】移動手段18は、照光手段12により露光
される被露光体であるウエハ22と照光手段12とを、
相対的に移動させる。露光制御手段32は、照光手段1
2により露光される正規照光領域P(j)(j=1〜4
8、図5参照)が、ウエハ22上で相互に重複しないよ
うに、移動手段18及び照光手段12を制御する。
【0024】周縁部判定手段34は、回路形成領域U
(j、i)(j=1〜48、i=1〜9、図6参照)
が、ウエハ22の周縁部22aを含むか否かを判定す
る。焼潰露光制御手段36は、周縁部22aを含む当該
回路形成領域U(j、i)に対し、焼潰照光処理を行な
うよう、移動手段18及び照光手段12を制御する。こ
こで、焼潰照光処理とは、正規照光処理により露光され
た特定の正規の回路パターンの一部又は全体に対し、再
度露光を行なうことにより、当該特定の正規の回路パタ
ーンを焼潰す処理をいう。
【0025】図2に、コンピュータ40を用いて図1の
各手段を実現した場合のハードウェア構成を示す。この
実施例によるステッパ30のハードウェア構成は、従来
のステッパ2と、概略同様である。照光手段12は、光
源4、光源4から発せられた光を絞り込むコンデンサレ
ンズ6、回路パターンの原画であるレティクル8、回路
パターンを縮小しウエハ22上に結像させる縮小レンズ
10を備えており、照光手段12の光軸24上に、この
順に並んでいる。
【0026】移動手段18は、ウエハ22を固定すると
ともに図中X及びY方向に移動し得る移動台14、移動
台14をX及びY方向に駆動する駆動モータ16を備え
ている。コンピュータ40は、露光制御手段32、周縁
部判定手段34及び焼潰露光制御手段36として機能す
る。
【0027】次に、この実施例によるステッパ30の動
作を、図3及び図4に示すフローチャートを参照しつ
つ、図2に基づいて説明する。図5は、正規照光領域P
(j)及び後述する焼潰照光領域Q(k)の配置を示す
ショットマップである。
【0028】まず、コンピュータ40は、駆動モータ1
6を制御することにより、駆動モータ16に連結された
移動台14をX方向及びY方向に移動させる。このと
き、コンピュータ40は、照光手段12の光軸24の真
下にウエハ22上の正規照光領域P(1)(図5参照)
がくるよう、駆動モータ16を制御する(図3、ステッ
プS1、S2)。
【0029】次に、コンピュータ40は、光源4を所定
時間点灯させることにより、正規照光処理を行なう(図
3、ステップS3、S4)。正規照光処理により、レテ
ィクル8に描かれたパターンが、所定の寸法に縮小さ
れ、ウエハ22上の正規照光領域P(1)(図5参照)
に露光される。この実施例においては、ステップS2、
S3(図3参照)が、露光制御手段32に対応する。
【0030】なお、前述の従来のステッパ2の場合同
様、図2においては、説明の便宜上、一つの回路パター
ンを”A”で表わしている。すなわち、レティクル8に
は同一の回路パターンが数個(この例では9個)描かれ
ており、一回の正規照光処理により、正規照光領域P
(1)に当該数個の回路パターンが露光される(この例
では9個、図6参照)。
【0031】以上の動作を繰り返すことにより(図3、
ステップS2〜S5)、ウエハ22全体の露光を行なう
よう、コンピュータ40は、照光手段12及び移動手段
18を制御する。この場合、図5のショットマップに示
すように、各正規照光領域P(j)(j=1〜N、この
例では、N=48)は、相互に重複しないよう、制御さ
れる。
【0032】ウエハ全体の正規露光が終了すると(図
3、ステップS5)、コンピュータ40は、焼潰露光処
理へ制御を移す(図4)。コンピュータ40は、駆動モ
ータ16を制御することにより、駆動モータ16に連結
された移動台14をX方向及びY方向に移動させ、照光
手段12の光軸24の真下にウエハ22上の焼潰照光領
域Q(1)(図5参照)がくるよう、駆動モータ16を
制御する(図4、ステップS6、S7)。
【0033】この場合、焼潰照光領域Q(1)の位置
は、次のようにして設定される(図6参照)。ウエハ2
2の形状は既知であり、コンピュータ40にはあらかじ
め、ウエハ22の周縁部22aを含む回路形成領域U
(j、i)(例えば図6におけるU(19、i)(i=
1、4、7))の位置情報が与えられている。コンピュ
ータ40は、この位置情報に基づいて、周縁部22aの
位置を判定するとともに、焼潰照光領域Q(1)の位置
を設定する。すなわち、この実施例においては、ステッ
プS7(図4参照)が、周縁部判定手段34に対応す
る。
【0034】このように、コンピュータ40にあらかじ
め周縁部22aを含む回路形成領域U(j、i)の位置
情報を与えておくことにより、焼潰照光領域Q(1)の
位置を決定する処理を迅速に行なうことができる。
【0035】コンピュータ40は図6に示すように、焼
潰照光領域Q(1)における区分V(1、i)(i=
3、6、9)と、正規照光領域P(19)における周縁
部22aを含む回路形成領域U(19、i)(i=1、
4、7)とが、一定の重なりWを有し、かつ、完全には
一致しないように、焼潰照光領域Q(1)の位置を設定
する。
【0036】これは、この実施例においては、レティク
ル8には同一の回路パターンが9個描かれており(前
述)、焼潰照光処理においても同一のレティクル8を使
用することから、焼潰照光領域Q(1)における区分V
(1、i)(i=3、6、9)と、正規照光領域P(1
9)における周縁部22aを含む回路形成領域U(1
9、i)(i=1、4、7)とを、完全に一致させる
と、正規照光処理により露光された回路パターンと後述
の焼潰照光処理により露光される回路パターンが完全に
一致することとなり、回路パターンを焼潰ぶす効果が小
さくなるためである。なお、正規照光処理と焼潰照光処
理とで、同一のレティクル8を使用することにより、レ
ティクルの交換に要する時間を省略することができ、作
業効率がよい。
【0037】次に、コンピュータ40は、光源4を所定
時間点灯させることにより、焼潰照光処理を行なう(図
5、ステップS8、S9)。焼潰照光処理により、レテ
ィクル8に描かれたパターンが、所定の寸法に縮小さ
れ、ウエハ22上の焼潰照光領域Q(1)(図5参照)
に露光される。
【0038】この場合、図6に示すように、区分V
(1、i)(i=3、6、9)と、回路形成領域U(1
9、i)(i=1、4、7)とが、一定の重なりWを有
し、かつ、完全には一致しないように、焼潰照光領域Q
(1)が設定されているため(上述)、回路形成領域U
(19、i)(i=1、4、7)に露光された正規の回
路パターン上に、Y方向に(B−W)ずれた形で、同一
の回路パターンが露光される。
【0039】このため、周縁部22aを含む回路形成領
域U(19、i)(i=1、4、7)に、正規照光処理
(図3、ステップS3)により露光された正規の回路パ
ターンは、この焼潰照光処理により、焼潰される。この
実施例においては、ステップS7、S8(図4参照)
が、焼潰露光制御手段36に対応する。
【0040】以上の動作を繰り返すことにより(図4、
ステップS7〜S10)、ウエハ22の全域に渡り、所
定の焼潰露光を行なう。すなわち、ウエハ22の周縁部
22aを含む回路形成領域U(j、i)全てに対し、焼
潰照光領域Q(k)(k=1〜M、この例では、M=1
6)を設定するとともに、設定された焼潰照光領域Q
(k)全てについて、焼潰照光処理を行なうよう、コン
ピュータ40は、照光手段12及び移動手段18を制御
する。
【0041】この場合、この実施例においては、例え
ば、ウエハ22の周縁部22aを含む回路形成領域U
(11、i)(i=1、2、4、7、図7参照)に対し
て、一回の焼潰照光処理により焼潰すよう、一つの焼潰
照光領域Q(2)を設定している(図7A参照)が、図
7Bに示すように、二回の焼潰照光処理により焼潰すよ
う、二つの焼潰照光領域Q(2)及びQ(3)を設定し
てもよい。
【0042】図7Aのように設定すれば、周縁部22a
を含まない回路形成領域U(11、i)(i=5、8)
に露光された欠損のない回路パターンも焼潰してしまう
が、焼潰照光処理が一回ですむため、ウエハ一枚あたり
の焼潰露光に要する処理時間が短い、という長所があ
る。
【0043】一方、図7Bのように設定すれば、焼潰照
光処理を二回行なわなければならないため、ウエハ一枚
あたりの焼潰露光に要する処理時間が長くなるが、回路
形成領域U(11、i)(i=5、8)に露光された欠
損のない回路パターンを焼潰してしまうことがないた
め、ウエハ一枚あたりのICチップの取り数が、図7B
の場合に比べて多くなる、という長所がある。この発明
は、図7A又は図7Bいずれの方法をも含むものであ
り、これらを併用した方法をも含むものである。
【0044】なお、この実施例においては、図6に示す
ように、焼潰照光領域Q(1)における区分V(1、
i)(i=3、6、9)と、正規照光領域P(19)に
おける周縁部22aを含む回路形成領域U(19、i)
(i=1、4、7)とが、一定の重なりWを有し、か
つ、完全には一致しないように、焼潰照光領域Q(1)
の位置を設定したが、回路パターンを焼潰ぶす効果が実
用上確保できれば、区分V(1、i)(i=3、6、
9)と、回路形成領域U(19、i)(i=1、4、
7)とが、完全に一致するよう焼潰照光領域Q(1)を
設定してもよい。
【0045】また、この実施例においては、正規照光処
理に使用したレティクル8と同一のレティクル8を、焼
潰照光処理において使用したが、正規照光処理に使用し
たレティクル8と別のレティクルを、焼潰照光処理にお
いて使用してもよい。別のレティクルを使用すれば、上
述のように、区分V(1、i)(i=3、6、9)と、
回路形成領域U(19、i)(i=1、4、7)とが、
完全に一致するように焼潰照光領域Q(1)を設定した
場合であっても、周縁部22aを含む回路形成領域U
(19、i)(i=1、4、7)の回路パターンを焼潰
ぶすことができる(図6参照)。
【0046】この場合、焼潰照光処理において使用する
レティクルとして、回路パターンが描かれていない無地
のパターンや、格子状のパターン等を使用すれば、回路
パターンを完全に焼潰すことができ、好都合である。ま
た、焼潰照光処理において、レティクルを使用しないこ
ととすれば、焼潰照光処理専用のレティクルを用意する
必要がなく、レティクルの交換時間も短縮できるため、
さらに好都合である。
【0047】また、この実施例においては、先に全ての
正規照光処理を行ない(図3、ステップS1〜S5)、
その後、焼潰照光処理を行なう(図4、ステップS6〜
S8)よう構成しているが、本発明は、これに限定され
るものではない。正規照光領域P(j)焼潰照光領域Q
(k)の別を問わず、近接する照光領域に、順次、照光
処理を行なう(例えば、図5において、まず正規照光領
域P(1)に対し正規照光処理を行ない、次に焼潰照光
領域Q(4)に対し焼潰照光処理を行ない、以下同様に
P(2)、Q(5)、…と照光処理を行なう)ように構
成してもよい。このように構成すれば、ウエハ22の移
動に要する時間を短縮することができ、好都合である。
また、先に全ての焼潰照光処理を行ない、その後、正規
照光処理を行なうように構成することもできる。
【0048】また、この実施例においては、回路形成領
域U(j、i)が、ウエハ22の周縁部22aを含むか
否かの判定をコンピュータ40により行なわせる際、コ
ンピュータ40にあらかじめ与えた回路形成領域U
(j、i)の位置情報に基づいて行なわせるよう構成し
たが、別付けのセンサーにより周縁部22aを検知させ
るように構成してもよい。このように構成すれば、ウエ
ハ22の形状が一定でない場合にも、回路形成領域U
(j、i)が周縁部22aを含むか否かについて、確実
に判定することができる。
【0049】また、この実施例においては、図5に示す
ように正規照光領域P(j)を複数設定し、各正規照光
領域P(j)に対する正規照光処理を繰り返すことによ
りウエハ22全体の露光を行なう(図3、ステップS1
〜S5)ステッパ30に本発明を適用した場合について
説明したが、この発明はこれに限定されるものではな
く、一回の照光処理により、ウエハ22の全体の露光を
行なう露光方法についても適用できる。
【0050】また、この実施例では、露光制御手段3
2、周縁部判定手段34及び焼潰露光制御手段36とし
て、コンピュータ40を用いたが、その一部又は全部を
ハードウェアロジックにより構成することもできる。
【0051】また、この実施例では、ウエハ22に半導
体集積回路の回路パターンを露光する場合について説明
したが、集積回路以外の回路、例えばトランジスタ、ダ
イオード等の回路素子単体の露光処理にも適用できる。
また、液晶パターンの露光等、ウエハ以外の非露光体に
も適応することができる。
【0052】
【発明の効果】請求項1の露光装置並びに請求項2及び
請求項3の露光方法は、パターン形成領域が、被露光体
の周縁部を含む場合は、当該パターン形成領域に対し、
焼潰照光処理を行なうことを特徴とする。
【0053】すなわち、周縁部を含むパターン形成領域
のパターンは完全に破壊される。したがって、検出が困
難であるような軽微な欠損を防止することができ、不良
パターンの除去精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一の実施例による露光装置の構成を
示す図面である。
【図2】この発明の一の実施例による露光装置であるス
テッパの具体的構成を示す図面である。
【図3】この発明の一の実施例による露光方法におけ
る、正規露光処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】この発明の一の実施例による露光方法におけ
る、焼潰露光処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】この発明の一の実施例による露光方法におけ
る、ショットマップを示す図面である。
【図6】この発明の一の実施例による露光方法におけ
る、一の焼潰照光領域を示す図面である。
【図7】この発明の一の実施例による露光方法におけ
る、他の焼潰照光領域を示す図面である。
【図8】従来のステッパの具体的構成を示す図面であ
る。
【図9】従来の露光方法における、露光処理の流れを示
すフローチャートである。
【図10】従来の露光方法における、ショットマップを
示す図面である。
【図11】従来の露光方法における、一の照光領域を示
す図面である。
【符号の説明】
12・・・・・照光手段 18・・・・・移動手段 22・・・・・ウエハ 32・・・・・露光制御手段 34・・・・・周縁部判定手段 36・・・・・焼潰露光制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/30 514 C

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定数のパターン形成領域から構成される
    一の照光領域を、一回の照光処理により露光する照光手
    段、 前記照光手段により露光される被露光体と前記照光手段
    とを、相対的に移動させる移動手段、 前記照光手段により露光される前記照光領域が、前記被
    露光体上で相互に重複しないように、前記移動手段及び
    前記照光手段を制御する露光制御手段、 を備えた露光装置において、 前記パターン形成領域が、前記被露光体の周縁部を含む
    か否かを判定する周縁部判定手段、 前記周縁部を含む当該パターン形成領域に対し、焼潰照
    光処理を行なうよう、前記移動手段及び前記照光手段を
    制御する焼潰露光制御手段を備えたこと、 を特徴とする露光装置。
  2. 【請求項2】被露光体上に照光領域を設定し、一回の照
    光処理により、前記照光領域に含まれる所定数のパター
    ン形成領域の露光を行なう露光方法において、 前記パターン形成領域が、前記被露光体の周縁部を含む
    場合は、当該パターン形成領域に対し、焼潰照光処理を
    行なうこと、 を特徴とする露光方法。
  3. 【請求項3】請求項2の露光方法において、 前記被露光体上に設定された前記照光領域が、相互に重
    複しない二以上の照光領域であり、各々の前記照光領域
    に対し、順次、照光処理を行なうことにより、前記被露
    光体全体の露光を行なうこと、 を特徴とする露光方法。
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