JPH07282536A - ディジタル信号の記録再生装置 - Google Patents

ディジタル信号の記録再生装置

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JPH07282536A
JPH07282536A JP6095615A JP9561594A JPH07282536A JP H07282536 A JPH07282536 A JP H07282536A JP 6095615 A JP6095615 A JP 6095615A JP 9561594 A JP9561594 A JP 9561594A JP H07282536 A JPH07282536 A JP H07282536A
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彰 島津
Hajime Inoue
肇 井上
Yukio Kubota
幸雄 久保田
Keiji Kanota
啓二 叶多
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録媒体に記録されているビデオ信号等の再
生回数を許容回数以下に正確に制御することができる。 【構成】 ディジタルCATVシステムの端末の受信、
復号部20により受信された放送信号中に、送信される
番組を記録した時に、記録番組の再生回数を制限する許
容再生回数データが含まれる。また、ヘッドHaにより
再生される磁気テープ上のサブコードエリアには、再生
される毎にインクリメントする回数データが記録され
る。記録/再生切り替えスイッチ5が制御され、再生中
にサブコードの書き替えのための記録動作がなされる。
記録/再生コントロール回路15がサブコードの再生動
作と記録動作の周期を乱数に基づいて、不規則なものに
制御することによって、テープ上に記録されている以前
の回数データを正しく検出でき、更新された回数データ
の値も正しくできる。比較回路17は、検出された回数
データで示される再生回数と許容回数とを比較して、再
生回数が許容回数に達した時には、再生信号の出力を禁
止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ディジタルビデオ信
号、ディジタルオーディオ信号等のディジタル情報信号
を記録媒体に記録し、また、これから再生するためのデ
ィジタル信号の記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル技術の発達に伴い、従
来のアナログCATVシステムに代わってディジタルC
ATVシステムへが実用化されようとしている。ディジ
タルCATVでは、従来のアナログ1チャンネルの伝送
帯域に、約10チャンネルの信号を送ることが可能であ
る。
【0003】かかるディジタルCATVのようなディジ
タル信号伝送システムにおいて、端末のディジタル信号
記憶装置として、回転ヘッド型のディジタルVCR(デ
ィジタルカセットレコーダ)を使用することが考えられ
る。ディジタルVCRは、180°対向で、一対の磁気
ヘッドが回転ドラムに取り付けられる。また、極めて近
接した位置に一対の磁気ヘッドを取り付けるヘッド配置
も使用できる。
【0004】ドラムの周面には、図示しないが、180
°よりやや大きい巻き付け角でもって、磁気テープが巻
き付けられ、定速で磁気テープが送られる。この磁気テ
ープ上には、磁気ヘッドによって、ディジタルビデオ信
号が順次斜めのトラックとして記録される。隣接するト
ラック間のクロストークを抑圧するために、一対の磁気
ヘッド間で、ギャップの延長方向が所定角度異ならされ
ている。これによって再生時に生じるアジマスロスによ
って、隣接トラック間のクロストークを低減できる。
【0005】ディジタルビデオ信号、ビデオ信号に付随
するオーディオ信号および制御等のためのサブコード
は、例えば図7に示すようなフォーマットで磁気テープ
上に記録される。1トラックには、ヘッドが走査する順
序に従って、ITIエリア、オーディオエリア、ビデオ
エリア、サブコードエリアが順に形成され、これらのエ
リアの間には、データが記録されない区間が設けられ
る。各エリアについて簡単に説明すると、ITIエリア
には、プリアンブル、トラック情報エリア、ポストアン
ブル等が含まれる。
【0006】オーディオエリアには、エラー訂正符号化
されたPCMオーディオ信号が記録される。ビデオエリ
アには、エラー訂正符号化されたディジタルビデオ信号
が記録される。さらに、サブコードエリアには、高速サ
ーチ用の情報等の制御用コードが配置される。サブコー
ドもエラー訂正符号化されている。さらに、ディジタル
ビデオ信号とともに、記録ディジタルビデオ信号の形式
を指示したり、制御のために使用される、補助データV
AUXが記録される。ディジタルオーディオ信号ととも
に、同様の補助データAAUXが記録される。
【0007】記録処理回路において生成された記録デー
タの標準的なデータレートが例えば25Mbpsと設定
されている。所定の回転数(例えば9000rpm )でド
ラムを回転させ、磁気テープを標準速度(例えば18.
8mm/秒)で送った時に、1ビデオフレームのビデオ信
号が例えば10本のトラックとして記録される。ビデ
オ、オーディオおよびサブコードデータの書き替え(ア
フターレコーディング)は、1ビデオフレームの単位
(例えば10トラック)で可能とされている。しかしな
がら、1トラックの単位でサブコードデータを書き替え
るようにしても良い。
【0008】このようなディジタルVCRをディジタル
CATVシステムの端末におけるデータ記憶装置として
使用する時に、受信ディジタルデータを画像あるいはオ
ーディオデータに復号せずに、トラック内の例えばビデ
オエリアに記録することが可能である。ディジタルCA
TVシステムにおいて、例えば映画ソフトのデータを受
信した時に、これをディジタルVCRにより記録すれ
ば、CATVを利用しないでも、好きな時間に映画ソフ
トを鑑賞することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】既に提案されているM
PEG2のような圧縮方式を採用することによって、高
画質の映画ソフトの放送が可能となる。一般的には、そ
のようなビデオソフトの提供者は、ビデオオンディマー
ンドと称されるシステムを使用して、加入者が好きな時
間にビデオソフトを見ることができるサービスを提供す
ることが多い。しかしながら、ディジタルVCRにより
ビデオソフトが記録され、繰り返しこれを再生すること
が可能であると、かかるサービスの価値の低下をもたら
すおそれがある。逆の言い方をすると、ディジタルVC
Rのような記録再生装置を備えた場合には、ディジタル
CATVにおけるサービスの多様化、発展が阻害される
おそれがある。
【0010】上述の理由から記録媒体を再生できる回数
を制限するようにしたディジタルVCRが好ましい。一
例として、上述のフォーマット中のサブコードエリアに
再生できる回数を示す許容回数データと再生回数を指示
する回数IDを記録することが考えられる。図8に示す
ように、サブコードエリアに対して記録されるデータ
は、12バイト長のシンクブロックの構成とされてい
る。すなわち、先頭に2バイトの同期信号が付加され、
次に3バイトのID部が設けられ、その後に5バイトの
データ部が続き、最後の2バイトがエラー訂正符号のパ
リティである。データ部に記録されるサブコードデータ
については、パックと称されるデータ構造が規定され
る。このようなサブコード中に許容回数データおよび再
生回数IDが記録される。
【0011】しかしながら、単にサブコードデータとし
て再生回数を記録したとしても、問題が生じる。図9を
参照して説明すると、図9Aは、再生が一度もされてい
ない状態である。図9は、使用するテープの記録区間の
全長(開始位置がxs であり、終了位置がxe である)
を示し、挿入された数字は、サブコード中の再生回数を
示す番号であり、再生が一度もされていない時には、こ
の数字が
〔0〕である。
【0012】次に、かかるテープを図9Bに示すよう
に、開始位置xs からx2 まで、第1回の再生を行なっ
た場合を考える。xs からx1 までの区間は、サブコー
ド中の回数IDを再生、抽出および復号するのに要する
区間である。一般的にこの区間は、数秒程度の短い長さ
の時間である。この区間では、回数IDは、元の
〔0〕
のままである。そして、x1 の後の区間では、回数ID
〔0〕から〔1〕へ書き替えられる。x2 において、
再生を終了した状態では、図9Bのように、回数IDが
変更されたものとなる。
【0013】ここで、図9Cに示すように、第1回めの
再生が終了した後に、ポーズ動作を行い、次にx1 まで
REW(巻き戻し)動作を行なってから、最終位置xe
まで、第2回めの再生動作を行なった場合を考える。第
2回めの再生動作の始め(x1 〜x3 )では、記録され
ている回数IDが読み取られるために、回数IDが
〔1〕である。その後は、読み取られた回数IDに対し
て+1がなされ、〔2〕の回数IDがテープ上に記録さ
れる。
【0014】この図9Dから分かるように、x2 からx
e までの区間Lxが1回しか再生してないにもかかわら
ず、回数IDが2回再生したことを意味する〔2〕に書
き替えられる。若し、2回の再生回数が許され、3回以
上の再生が禁止されているものとすると、このLxの区
間は、1回の再生しかできないものとなる。この原因
は、既に記録されている回数IDが再生の最初でのみ読
み取られることに因っている。
【0015】従って、この発明の目的は、記録媒体の再
生回数を正確に検出でき、その結果、記録媒体を再生で
きる回数を正確に制限することができるディジタル信号
記録再生装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明は、ビデオ、オ
ーディオデータ等のディジタル情報信号を記録媒体に記
録し、これから再生するディジタル信号の記録再生装置
において、記録媒体上に記録されている、記録されたデ
ィジタル情報信号の許容再生回数を示す許容再生回数デ
ータを再生し、保持するための回路と、記録媒体上の書
き替え可能なエリアから再生された、再生回数を示す回
数データと許容再生回数データとを比較し、比較結果に
応答して、記録媒体の再生動作を制御するための回路
と、比較結果に基づいて、再生動作がなされる時に、再
生された回数データの値を更新して、エリアに対して記
録するための回路とからなることを特徴とするディジタ
ル信号の記録再生装置である。
【0017】
【作用】許容再生回数データは、記録媒体から再生さ
れ、保持される。また、記録媒体から以前の再生回数を
示す回数データが再生され、これと許容回数データとが
比較される。若し、再生回数が許容値以下であれば、再
生動作が行なわれる。逆の場合には、再生動作が禁止さ
れる。そして、回数データが更新され、更新回数データ
が記録される。この回数データの再生動作と更新回数デ
ータの記録動作とがなるべく重ならないように常に行な
うことによって、正しく再生回数を検出できる。それに
よって、再生回数の制御も正しくなされる。
【0018】
【実施例】以下、この発明の一実施例について説明す
る。この例では、例えば上述したようなドラムに対し
て、180°の対向間隔で一対のヘッドが取り付けら
れ、ドラムの周面に180°よりやや大きい巻き付け角
でもって、磁気テープが巻き付けられたテープ・ヘッド
メカニズムが使用される。図1は、一方のヘッド(これ
をHaで示す)に関する構成を示す。図示を省略する
が、他のヘッドについても、図1と同様の構成が設けら
れる。また、この一実施例は、ビデオソフトの再生を意
図しており、再生できる回数を指示する、許容再生回数
データが磁気テープ中の例えばサブコードエリアに予め
記録されている。
【0019】図1において、1は、記録しようとするデ
ータ(ビデオデータおよびオーディオデータ)が供給さ
れる入力端子である。入力ディジタル信号は、ビデオ、
オーディオ信号記録処理回路2を介して記録フォーマッ
トへ変換され、チャンネルエンコーダ3に供給される。
また、サブコードエンコーダ6において、サブコードエ
リアに記録されるサブコードデータが生成される。この
サブコードデータもチャンネルエンコーダ3に供給され
る。チャンネルエンコーダ3からの記録データが記録ア
ンプ4および記録/再生切り替えスイッチ5の記録側端
子rを介して回転ヘッドHaに供給される。回転ヘッド
Haにより、先に提案されているディジタルVCRと同
様にして磁気テープ上に記録される。
【0020】磁気テープからヘッドHaにより再生され
た信号は、記録/再生切り替えスイッチ5の再生側端子
pと再生アンプ7とを介してチャンネルデコーダ8に供
給される。テープ上のビデオエリアおよびオーディオエ
リアからの再生信号がビデオ、オーディオ再生処理回路
9に供給される。一方、サブコードエリアから再生され
たサブコードデータがサブコードデコーダ10に供給さ
れる。サブコードデコーダ10から得られる再生回数デ
ータが再生回数検出回路13に供給される。
【0021】サブコードエンコーダ6に対しては、再生
回数検出回路13からの再生回数を示す信号が供給され
る。再生回数は、既にテープ上のサブコードエリアに記
録されている再生回数データを再生し、この回数データ
を+1した値である。サブコードエンコーダ6は、この
信号を受けて、再生回数を示す新たな回数データを発生
し、これを含むサブコードデータを発生する。サブコー
ドエンコーダ6からのサブコードがチャンネルエンコー
ダ3に供給され、テープ上のサブコードエリアに対して
記録される。
【0022】サブコードデコーダ10は、再生されたサ
ブコードデータを復号し、上述のように、回数データを
再生回数検出回路13に供給する。これとともに、サブ
コードエリア内に記録されている許容再生回数データを
信号処理マイコン14に供給する。信号処理マイコン1
4は、再生され、復号されたサブコードデータの情報を
使用して、再生動作の処理を制御する。例えばサブコー
ドデータとしてテープ上の位置を表すアドレス情報が記
録され、このサブコードデータからテープ上の所望の位
置を高速に検索するための制御がなされる。さらに、信
号処理マイコン14は、予め設定された許容再生回数デ
ータを比較回路17に供給する。
【0023】再生処理回路9からの再生ビデオ信号およ
び再生オーディオ信号がゲート回路11を介して出力端
子12に取り出される。ゲート回路11は、アナログ信
号あるいはD/A変換される前のディジタル信号の出力
を選択的に禁止するために設けられている。後述のよう
に形成された再生コントロール信号によって、このゲー
ト回路11が制御される。
【0024】再生回数検出回路13および信号処理マイ
コン14と結合された比較回路17は、許容再生回数と
検出された再生回数とを比較し、再生回数が許容再生回
数に達したらゲート回路11をオフとするための再生コ
ントロール信号を発生する。これによって、出力端子1
2に対して、ビデオ信号およびオーディオ信号が出力さ
れることが禁止される。
【0025】さらに、記録/再生切り替えスイッチ5を
制御するための記録/再生コントロール回路15が設け
られる。記録/再生コントロール回路15には、乱数発
生回路16が接続されている。乱数発生回路16は、ラ
ンダムな数字データを発生し、記録/再生コントロール
回路15は、この数字に対応した周期で記録/再生コン
トロール信号を発生する。一例として、乱数発生回路1
6が発生する数は、ビデオフレームが記録される複数ト
ラック(例えば10トラック)を単位とする整数とし、
初期タイミングまたは以前の記録タイミングからこの数
が指定する周期の後の複数トラック内のサブコードエリ
アを書き替えるようになされる。1トラック単位でもっ
て回数IDを書き替えるようにしても良い。
【0026】なお、再生回数を制限しようとするこの発
明は、ビデオソフトを再生する場合に有用であり、その
点からは、ビデオ、オーディオ記録処理回路2が省略さ
れても良い。
【0027】上述のこの発明の一実施例における回数I
Dの書き替え処理について、図2を参照して説明する。
最初の再生動作を考えると、図2の上側の記録イネーブ
ルRec ENが`1' (ハイレベル)の期間で記録動作
がなされる。なお、以下の説明でも同様であるが、一つ
の区切りが書き替えの単位(例えば10トラック)と対
応している。Rec ENが`0' (ローレベル)の区間
では、再生イネーブルPB ENが`1' となり、再生動
作がなされる。これらのイネーブル信号RecENおよ
びPB ENは、記録/再生コントロール回路15から
発生する。但し、Rec ENが`1' の期間で、サブコ
ードデータのみが書き替えられる。
【0028】また、図2では、Rec ENが`1' の期
間には、発生する乱数の一例を示している。この乱数と
対応して、次の書き替えの区間が規定される。最初の再
生がxs からx2 までされた時には、Rec ENが`
1' の期間と対応するビデオフレーム中のサブコード内
の回数IDが
〔0〕から〔1〕へ書き替えられる。テー
プ上の回数IDの
〔0〕がサブコードデコーダ10およ
び再生回数検出回路13によって検出され、これに+1
した回数IDを検出回路13およびサブコードエンコー
ダ6により形成される。
【0029】次に、第2回めの再生がなされると、テー
プ上に記録されている回数IDの値〔1〕が復号され、
これに+1した〔2〕の回数IDがテープ上に記録され
る。この場合、記録区間以外では、既に記録されている
回数IDを再生し、復号できるので、新たに記録される
回数IDを実際の再生回数に対応した正確な値に設定で
きる。この回数IDを再生する時に、
〔0〕および
〔1〕が再生される場合も生じるが、両者の中のより大
きな数を有効とするロジックを検出回路13が持つこと
によって、支障が何等生じない。また、乱数によって、
既に〔1〕の回数IDが記録されている区間と記録区間
とが一致する確率、すなわち、それによって回数IDを
再生できなくなる確率を低くすることができる。
【0030】図3を参照して、この発明の一実施例の動
作についてより具体的に説明する。図3の上側に示すよ
うに、テープの記録区間の開始位置xs からx2 までを
最初に再生する。記録イネーブルRec ENおよび再
生イネーブルPB ENによって、斜線を付した区間の
回数IDが
〔0〕から〔1〕へ書き替えられる。この記
録区間は、上述したように、発生した乱数により設定さ
れる。ここで、再生開始直後の例えば区間τは、記録済
の回数IDを検出するための区間である。
【0031】次に、第2回めの再生をxs からx3 まで
行なうと、図3の下側に示すように、テープ上の回数I
Dが書き替えられる。図3の下側において、太線で囲ん
だ区間は、2回めの再生時のRec ENにより規定さ
れる記録区間を表している。この記録区間のうちで、以
前の
〔0〕の回数IDが検出されたために、〔1〕が記
録される区間は、斜線で示す。τの期間の直後の記録区
間では、〔1〕が記録される。以前に〔1〕が記録され
た区間と記録区間とが一致する時でも、その前の再生区
間で〔1〕の回数IDが検出できれば、この区間が
〔2〕へ書き替えられる。また、太線で囲まれた記録区
間のうちで、〔2〕の回数IDが記録されるものは、斜
線を付していない。
【0032】この図3から分かるように、第2回めの再
生動作において、実際に2回再生されるテープ部分で
は、再生開始直後の数秒程度の期間を除いて、回数ID
が〔2〕とされる。一方、実際に1回しか再生されない
テープ部分では、その最初の短い区間を除いて、回数I
Dが〔1〕とされる。このように、実際に再生した回数
と対応する回数IDをテープ上にサブコードデータとし
て記録することができる。図3では、2回の再生動作し
か示さないが、3回めおよびそれ以降の再生動作によっ
て、上述と同様に回数IDが書き替えられる。このよう
に、実際に再生された回数と対応する回数IDをテープ
上に記録できるから、許容再生回数に達したテープ部分
のみがそれ以降、再生できなくなる。
【0033】次に、図4を参照してこの発明の他の実施
例について説明する。他の実施例は、ディジタルCAT
Vシステムにおいて、許容再生回数のデータが放送局か
ら送信される場合に対してこの発明を適用したものであ
る。ディジタルCATVの端末装置のデータ記憶装置と
してディジタルVCRを使用することができる。図4に
おいて、破線で囲まれた構成は、端末装置の受信、復号
部20を示す。
【0034】受信、復号部20の入力端子21には、ケ
ーブルを介してヘッドエンドからの放送信号が供給され
る。チューナ22は、所望の放送チャンネルを選局す
る。選局された信号が復調器23で復調された後、エラ
ー訂正回路24でエラー訂正され、通信路で発生したエ
ラーが訂正される。エラー訂正された信号は、次の条件
付きアクセス25に供給され、暗号化(スクランブル)
されている信号は、条件により解読される。また、この
回路25により時分割多重化データの中から所望のプロ
グラムチャンネルが選択される。
【0035】条件付きアクセス25に対して、MPEG
トランスポートデコーダ26が接続され、時分割多重デ
ータがオーディオデータ、ビデオデータおよびAUXデ
ータに分離される。オーディオデータは、MPEGオー
ディオデコーダ27に供給され、その出力端子30にデ
ィジタル(またはアナログ)オーディオ信号が得られ
る。ビデオデータは、MPEGビデオデコーダ28に供
給され、その出力端子31にディジタル(またはアナロ
グ)ビデオ信号が得られる。さらに、放送信号中の補助
データAUXは、AUXデータ処理回路29に供給され
る。このAUXデータを復号することによって、制御デ
ータ、あるいは表示データが形成される。図示しない
が、出力端子30および31に対しては、ベースバンド
処理回路をそれぞれ介してオーディオ再生システムおよ
びビデオモニタが接続される。
【0036】上述の受信、復号部20の条件付きアクセ
ス25に対して、MPEGトランスポートデコーダ32
が接続される。このデコーダ32は、デコーダ26と同
様のもので、受信された時分割多重化データからビデ
オ、オーディオデータとAUXデータとを分離する。A
UXデータは、AUX処理回路33に供給され、ビデ
オ、オーディオデータは、ビデオ、オーディオ記録処理
回路2に供給される。このAUXデータ中の一部に、送
信した放送番組の許容再生回数を指示するデータが挿入
されている。
【0037】許容再生回数データは、ビデオ、オーディ
オデータ処理回路2において、ビデオデータ中のVAU
Xまたはオーディオデータ中のAAUX内に挿入され
る。VAUXおよびAAUXは、所定のデータ構造が規
定されており、ビデオ信号の種類、オーディオ信号のサ
ンプリング周波数、量子化ビット数等の情報が決められ
たデータ位置に配されている。このようなVAUXおよ
びAAUXの一部として、許容再生回数データが配置さ
れる。
【0038】許容再生回数データを含むビデオデータお
よびオーディオデータがチャンネルエンコーダ3に供給
され、サブコードとともに、テープ上に記録される。テ
ープに対するデータの記録とその再生は、上述の一実施
例と同様の構成によってなされる。但し、許容再生回数
データは、VAUXまたはAAUXの一部として記録さ
れているので、ビデオ、オーディオ再生処理回路9で分
離されたこのデータが信号処理マイコン14に供給され
る。信号処理マイコン14から比較回路17に対して許
容再生回数の値が供給される。なお、図4に示す構成
は、上述の一実施例と同様に、サブコードデータの一部
として許容再生回数データが記録されたビデオソフトを
も再生するために、サブコードデコーダ10と信号処理
マイコン14が結合されている。
【0039】上述の他の実施例でも、一実施例と同様
に、記録/再生を乱数に基づいて制御することによっ
て、実際に再生された回数を許容再生回数以下に正確に
制御することができる。他の実施例では、許容再生回数
が放送局からの送信信号中に含まれるので、放送局(番
組提供者)が許容再生回数を所望の値に制御することが
できる。
【0040】なお、上述の一実施例および他の実施例で
は、記録区間と再生区間の設定は、乱数に基づいている
が、その必要は、必ずしもない。図5は、乱数を使用し
ない例を説明する。図5は、最も上の図から順に第1回
め、第2回め、第3回めの再生を行なった場合の回数I
Dの変化を示している。ここで、記録イネーブルRec
ENおよび再生イネーブルPB ENは、それぞれ一
定周期のもので、再生回数が増すのに従って位相が1区
間ずつずらされる。図中で、数字は回数IDの値を示
し、数字が付されてない区間の場合は、これが
〔0〕で
ある。この図5の方法によると、直前の再生区間におい
て、記録済の回数IDを検出できるので、新たに記録さ
れる回数IDが実際の再生回数と対応した正確な値とで
きる。
【0041】図6に示すように、若し、3回めの再生時
に、〔2〕の回数IDが記録されている区間と記録区間
とが一致すると、この直前の再生区間において、〔1〕
の回数IDが検出される。その結果、再び〔2〕の回数
IDが記録される。この回数IDは、実際の再生回数と
正確に対応しない。従って、記録されている回数IDに
基づいて再生回数を正しく制御することができない問題
が生じる。言い換えると、図5の方法は、記録および再
生区間の位相を正確に制御する必要がある。さらに、記
録区間の間隔は、再生許容回数に見合った長さの必要が
ある。
【0042】なお、回数IDとしては、インクリメント
するものに限らず、初期値からディクリメントする値を
記録することができる。さらに、再生動作を禁止するた
めには、再生信号経路を遮断するのに限らず、再生アン
プをオフしても良く、またはテープ走行を自動的に停止
する構成としても良い。
【0043】さらに、この発明は、ディジタルオーディ
オ信号のみの記録再生に対しても適用することができ
る。よりさらに、この発明は、磁気テープに限らず、磁
気ディスク、光ディスク等の記録媒体を使用する場合に
対しても適用できる。
【0044】
【発明の効果】この発明は、テープ上に記録される再生
回数データを実際に再生した回数と正確に対応した値と
できるので、テープ上に記録され、または放送局からの
信号中に含まれる許容再生回数データと記録されている
回数データとを比較することによって、再生回数を正確
に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例のブロック図である。
【図2】この発明の一実施例における回数データの変化
を示すタイミングチャートである。
【図3】この発明の一実施例の回数データの変化をより
具体的に示すタイミングチャートである。
【図4】この発明の他の実施例のブロック図である。
【図5】この発明の記録/再生切り替えタイミングの他
の例を示すタイミングチャートである。
【図6】記録/再生切り替えタイミングの他の例の説明
に用いるタイミングチャートである。
【図7】先に提案されているディジタルVCRのトラッ
クパターンを説明するための略線図である。
【図8】先に提案されているディジタルVCRのサブコ
ードデータのシンクブロックを説明するための略線図で
ある。
【図9】再生回数の制御の一例とその問題点を説明する
ための略線図である。
【符号の説明】
5 記録/再生切り替えスイッチ 6 サブコードエンコーダ 9 ビデオ、オーディオ信号再生処理回路 10 サブコードデコーダ 11 ゲート回路 14 信号処理マイコン 16 乱数発生回路 20 ディジタルCATVシステムの受信、復号部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/92 5/93 7/16 Z (72)発明者 叶多 啓二 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビデオ、オーディオデータ等のディジタ
    ル情報信号を記録媒体に記録し、これから再生するディ
    ジタル信号の記録再生装置において、 上記記録媒体上に記録されている、上記記録されたディ
    ジタル情報信号の許容再生回数を示す許容再生回数デー
    タを再生し、保持するための手段と、 上記記録媒体上の書き替え可能なエリアから再生され
    た、再生回数を示す回数データと上記許容再生回数デー
    タとを比較し、比較結果に応答して、上記記録媒体の再
    生動作を制御するための手段と、 上記比較結果に基づいて、再生動作がなされる時に、上
    記再生された回数データの値を更新して、上記エリアに
    対して記録するための手段とからなることを特徴とする
    ディジタル信号の記録再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のディジタル信号の記録
    再生装置において、 上記記録媒体が磁気テープであり、上記回数データの再
    生動作のタイミングと上記更新した回数データの記録動
    作のタイミングとを制御する手段をさらに有することを
    特徴とするディジタル信号の記録再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のディジタル信号の記録
    再生装置において、 上記記録媒体が磁気テープであり、上記回数データの再
    生動作のタイミングと上記更新した回数データの記録動
    作のタイミングとを制御するための制御信号が一定周期
    であって、再生動作が繰り返されるのに従って、上記制
    御信号の位相がシフトされるようになされたディジタル
    信号の記録再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のディジタル信号の記録
    再生装置において、 上記記録媒体が磁気テープであり、上記回数データの再
    生動作のタイミングと上記更新した回数データの記録動
    作のタイミングとを制御するための制御信号が乱数に基
    づいてランダムな周期を有するようになされたディジタ
    ル信号の記録再生装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のディジタル信号の記録
    再生装置において、 ディジタル情報信号および上記ディジタル情報信号の許
    容再生回数を示す許容再生回数データは、外部から通信
    路を介して送信されることを特徴とするディジタル信号
    の記録再生装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のディジタル信号の記録
    再生装置において、 ディジタル情報信号が記録される記録媒体上の第1のエ
    リア中に、上記ディジタル情報信号の許容再生回数を示
    す許容再生回数データが記録され、上記第1のエリアと
    異なる第2のエリアに対して、回数データが記録される
    ことを特徴とするディジタル信号記録再生装置。
  7. 【請求項7】 ビデオ、オーディオデータ等のディジタ
    ル情報信号が記録される第1の記録エリアと、上記第1
    のエリアと異なる第2のエリアとが規定され、上記第1
    のエリア中に、上記ディジタル情報信号の許容再生回数
    を示す許容再生回数データが記録され、上記第2のエリ
    アに回数データが記録されたことを特徴とする記録媒
    体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005055042A1 (en) * 2003-12-05 2005-06-16 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for recording and reproducing, and information storage medium
KR100717977B1 (ko) * 1999-03-26 2007-05-16 소니 가부시끼 가이샤 재생 장치 및 재생 방법
KR100760166B1 (ko) * 1998-06-26 2007-09-20 소니 가부시끼 가이샤 제공 매체 뿐만 아니라 정보 기록 매체, 저장 매체, 정보 재생장치 및 방법, 그리고 정보 기록 및 재생 장치 및 방법
US7978190B2 (en) 1997-08-20 2011-07-12 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Electrooptical device

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