JPH07282311A - 紙幣処理機の紙幣判別装置 - Google Patents
紙幣処理機の紙幣判別装置Info
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims abstract description 79
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- 238000000825 ultraviolet detection Methods 0.000 claims abstract description 35
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- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 claims abstract description 11
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 abstract 4
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- G—PHYSICS
- G07—CHECKING-DEVICES
- G07D—HANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
- G07D7/00—Testing specially adapted to determine the identity or genuineness of valuable papers or for segregating those which are unacceptable, e.g. banknotes that are alien to a currency
- G07D7/06—Testing specially adapted to determine the identity or genuineness of valuable papers or for segregating those which are unacceptable, e.g. banknotes that are alien to a currency using wave or particle radiation
- G07D7/12—Visible light, infrared or ultraviolet radiation
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- G—PHYSICS
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、高精度で、紙幣の金種や紙幣が受
け入れ可能か否かを判別することのできる紙幣処理機の
紙幣判別装置を提供することを目的とする。 【構成】 紙幣判別装置は、紫外線を紙幣に照射する紫
外線照射手段５と、紫外線の照射によって、紙幣Ｓに含
まれる蛍光物質から発せられた可視光を光電的に検出
し、可視光検出信号を生成する光検出器６と、光検出器
６により生成された可視光検出信号を増幅する増幅器３
２と、紫外線照射手段５から発せられた紫外線を光電的
に検出し、紫外線検出信号を生成する紫外線検出手段２
０と、増幅器３２によって増幅された可視光検出信号お
よび紫外線検出信号手段により生成された紫外線検出信
号を受け、紙幣を判別するＣＰＵ４０を備え、ＣＰＵ４
０が、紫外線検出手段２０から入力された紫外線検出信
号のレベルにしたがって、増幅器３２の増幅率を調整可
能に構成されている。
け入れ可能か否かを判別することのできる紙幣処理機の
紙幣判別装置を提供することを目的とする。 【構成】 紙幣判別装置は、紫外線を紙幣に照射する紫
外線照射手段５と、紫外線の照射によって、紙幣Ｓに含
まれる蛍光物質から発せられた可視光を光電的に検出
し、可視光検出信号を生成する光検出器６と、光検出器
６により生成された可視光検出信号を増幅する増幅器３
２と、紫外線照射手段５から発せられた紫外線を光電的
に検出し、紫外線検出信号を生成する紫外線検出手段２
０と、増幅器３２によって増幅された可視光検出信号お
よび紫外線検出信号手段により生成された紫外線検出信
号を受け、紙幣を判別するＣＰＵ４０を備え、ＣＰＵ４
０が、紫外線検出手段２０から入力された紫外線検出信
号のレベルにしたがって、増幅器３２の増幅率を調整可
能に構成されている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、紙幣処理機の紙幣判別
装置に関するものであり、さらに詳細には、紙幣に、紫
外線を照射し、紙幣に含まれる蛍光物質から発せられる
可視光を検出して、紙幣の金種、紙幣が受け入れ可能か
否かを判別する紙幣処理機の紙幣判別装置に関するもの
である。
装置に関するものであり、さらに詳細には、紙幣に、紫
外線を照射し、紙幣に含まれる蛍光物質から発せられる
可視光を検出して、紙幣の金種、紙幣が受け入れ可能か
否かを判別する紙幣処理機の紙幣判別装置に関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】紙幣計数機などの紙幣処理機は、通常、
紙幣の金種や紙幣が受け入れ可能か否かの判別をおこな
う紙幣判別装置を備えている。従来の紙幣判別装置にお
いては、紙幣のインクに含まれるの磁性物質を検出した
り、あるいは、フォトセンサなどを用いて、紙幣の模
様、濃淡などを検出することにより、紙幣の金種や紙幣
が受け入れ可能か否かが判別されていた。しかしなが
ら、カラーコピー機の普及や印刷技術の著しい向上にと
もない、精巧な偽造紙幣が作られるようになり、これら
の方法では、紙幣を、精度良く、判別することが困難に
なって来ている。そこで、偽造紙幣を、確実に、判別す
ることができるようにするため、紫外線を照射すると、
可視光を発する蛍光物質をインクに混ぜて、紙幣の印刷
をおこなうようになっている。米国特許第４，２７７，
７７４号明細書は、紫外線の照射を受けると、可視光を
発する蛍光物質の性質を利用して、紙幣の金種や紙幣が
受け入れ可能か否かを判別する紙幣判別装置を提案して
いる。
紙幣の金種や紙幣が受け入れ可能か否かの判別をおこな
う紙幣判別装置を備えている。従来の紙幣判別装置にお
いては、紙幣のインクに含まれるの磁性物質を検出した
り、あるいは、フォトセンサなどを用いて、紙幣の模
様、濃淡などを検出することにより、紙幣の金種や紙幣
が受け入れ可能か否かが判別されていた。しかしなが
ら、カラーコピー機の普及や印刷技術の著しい向上にと
もない、精巧な偽造紙幣が作られるようになり、これら
の方法では、紙幣を、精度良く、判別することが困難に
なって来ている。そこで、偽造紙幣を、確実に、判別す
ることができるようにするため、紫外線を照射すると、
可視光を発する蛍光物質をインクに混ぜて、紙幣の印刷
をおこなうようになっている。米国特許第４，２７７，
７７４号明細書は、紫外線の照射を受けると、可視光を
発する蛍光物質の性質を利用して、紙幣の金種や紙幣が
受け入れ可能か否かを判別する紙幣判別装置を提案して
いる。
【０００３】この紙幣判別装置は、紫外線源により、紫
外線を判別すべき紙幣に照射し、蛍光物質により発せら
れた可視光を、光電変換素子によって光電的に検出し、
得られた検出信号に基づいて、紙幣の金種や紙幣が受け
入れ可能か否かを判別するものである。
外線を判別すべき紙幣に照射し、蛍光物質により発せら
れた可視光を、光電変換素子によって光電的に検出し、
得られた検出信号に基づいて、紙幣の金種や紙幣が受け
入れ可能か否かを判別するものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、紫外線
源から発せられる紫外線の光量は、温度により大きく変
化する性質を有しており、温度が低くなると、紫外線の
光量が低下し、紫外線の照射を受けた蛍光物質の発する
可視光の光量もまた低下するから、光電変換素子により
生成される検出信号レベルも低下し、その結果、光電変
換素子により生成される検出信号に基づいて、紙幣の金
種や紙幣が受け入れ可能か否かを判別をすることが困難
になるという問題があった。
源から発せられる紫外線の光量は、温度により大きく変
化する性質を有しており、温度が低くなると、紫外線の
光量が低下し、紫外線の照射を受けた蛍光物質の発する
可視光の光量もまた低下するから、光電変換素子により
生成される検出信号レベルも低下し、その結果、光電変
換素子により生成される検出信号に基づいて、紙幣の金
種や紙幣が受け入れ可能か否かを判別をすることが困難
になるという問題があった。
【０００５】
【発明の目的】本発明は、高精度で、紙幣の金種や紙幣
が受け入れ可能か否かを判別することのできる紙幣処理
機の紙幣判別装置を提供することを目的とするものであ
る。
が受け入れ可能か否かを判別することのできる紙幣処理
機の紙幣判別装置を提供することを目的とするものであ
る。
【０００６】
【発明の構成】本発明のかかる目的は、紫外線を紙幣に
照射する紫外線照射手段と、紫外線の照射によって、紙
幣に含まれる蛍光物質から発せられた可視光を光電的に
検出し、可視光検出信号を生成する光検出手段と、該光
検出手段により生成された可視光検出信号を増幅する可
視光検出信号増幅手段と、前記紫外線照射手段から発せ
られた紫外線を光電的に検出し、紫外線検出信号を生成
する紫外線検出手段と、前記可視光検出信号増幅手段に
よって増幅された可視光検出信号および前記紫外線検出
信号手段により生成された紫外線検出信号を受け、紙幣
を判別する紙幣判別手段とを備え、該紙幣判別手段が、
前記紫外線検出手段から入力された紫外線検出信号のレ
ベルにしたがって、前記可視光検出信号増幅手段の増幅
率を調整可能に構成された紙幣処理機の紙幣判別装置に
よって達成される。本発明の好ましい実施態様において
は、紙幣処理機の紙幣判別装置は、さらに、前記紫外線
検出手段により生成された紫外線検出信号を増幅し、増
幅した紫外線検出信号を、前記紙幣判別手段に出力する
紫外線検出信号増幅手段を備えている。
照射する紫外線照射手段と、紫外線の照射によって、紙
幣に含まれる蛍光物質から発せられた可視光を光電的に
検出し、可視光検出信号を生成する光検出手段と、該光
検出手段により生成された可視光検出信号を増幅する可
視光検出信号増幅手段と、前記紫外線照射手段から発せ
られた紫外線を光電的に検出し、紫外線検出信号を生成
する紫外線検出手段と、前記可視光検出信号増幅手段に
よって増幅された可視光検出信号および前記紫外線検出
信号手段により生成された紫外線検出信号を受け、紙幣
を判別する紙幣判別手段とを備え、該紙幣判別手段が、
前記紫外線検出手段から入力された紫外線検出信号のレ
ベルにしたがって、前記可視光検出信号増幅手段の増幅
率を調整可能に構成された紙幣処理機の紙幣判別装置に
よって達成される。本発明の好ましい実施態様において
は、紙幣処理機の紙幣判別装置は、さらに、前記紫外線
検出手段により生成された紫外線検出信号を増幅し、増
幅した紫外線検出信号を、前記紙幣判別手段に出力する
紫外線検出信号増幅手段を備えている。
【０００７】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記紙幣判別手段が、前記紫外線照射手段から発せ
られる紫外線の光量が最小のときに、前記紫外線検出手
段によって検出された紫外線の光量に基づいて、前記紫
外線検出手段によって生成され、前記紙幣判別手段に入
力される紫外線検出信号のレベルより小さく、前記紫外
線照射手段から発せられる紫外線の光量が最大のとき
に、紙幣を透過して、前記紫外線検出手段により検出さ
れ、前記紙幣判別手段に入力される紫外線検出信号の最
大レベルより大きい信号レベルを、しきい値レベルとし
て記憶し、入力された紫外線検出信号のレベルが、前記
しきい値レベルを越えているときにのみ、前記紙幣判別
手段が、入力された紫外線検出信号のレベルにしたがっ
て、前記可視光検出信号増幅手段の増幅率を調整可能に
構成されている。本発明の別の好ましい実施態様におい
ては、紙幣処理機の紙幣判別装置は、さらに、前記可視
光検出信号増幅手段の増幅率を調整可能な増幅率調整調
整手段を備え、前記紙幣判別手段が、入力された紫外線
検出信号のレベルにしたがって、前記増幅率調整調整手
段に増幅率調整信号を出力し、前記増幅率調整調整手段
が、前記紙幣判別手段から入力された前記増幅率調整信
号にしたがって、前記可視光検出信号増幅手段の増幅率
を調整可能に構成されている。
は、前記紙幣判別手段が、前記紫外線照射手段から発せ
られる紫外線の光量が最小のときに、前記紫外線検出手
段によって検出された紫外線の光量に基づいて、前記紫
外線検出手段によって生成され、前記紙幣判別手段に入
力される紫外線検出信号のレベルより小さく、前記紫外
線照射手段から発せられる紫外線の光量が最大のとき
に、紙幣を透過して、前記紫外線検出手段により検出さ
れ、前記紙幣判別手段に入力される紫外線検出信号の最
大レベルより大きい信号レベルを、しきい値レベルとし
て記憶し、入力された紫外線検出信号のレベルが、前記
しきい値レベルを越えているときにのみ、前記紙幣判別
手段が、入力された紫外線検出信号のレベルにしたがっ
て、前記可視光検出信号増幅手段の増幅率を調整可能に
構成されている。本発明の別の好ましい実施態様におい
ては、紙幣処理機の紙幣判別装置は、さらに、前記可視
光検出信号増幅手段の増幅率を調整可能な増幅率調整調
整手段を備え、前記紙幣判別手段が、入力された紫外線
検出信号のレベルにしたがって、前記増幅率調整調整手
段に増幅率調整信号を出力し、前記増幅率調整調整手段
が、前記紙幣判別手段から入力された前記増幅率調整信
号にしたがって、前記可視光検出信号増幅手段の増幅率
を調整可能に構成されている。
【０００８】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記紙幣判別手段が、前記紫外線照射手段から発せ
られる紫外線の光量が最小のときに、前記紫外線検出手
段によって検出され、前記紙幣判別手段に入力される紫
外線検出信号のレベルより小さく、前記紫外線照射手段
から発せられる紫外線の光量が最大のときに、紙幣を透
過して、前記紫外線検出手段により検出され、前記紙幣
判別手段に入力される紫外線検出信号の最大レベルより
大きい信号レベルを、しきい値レベルとして記憶し、入
力された紫外線検出信号のレベルが、前記しきい値レベ
ルを越えているときにのみ、前記紙幣判別手段が、入力
された紫外線検出信号のレベルにしたがって、前記増幅
率調整手段に増幅率調整信号を出力するように構成され
ている。本発明のさらに好ましい実施態様においては、
前記紙幣判別手段が、入力された紫外線検出信号のレベ
ルが前記しきい値レベル以下のときにのみ、前記可視光
検出信号増幅手段から、可視光検出信号を取り込むよう
に構成されている。
は、前記紙幣判別手段が、前記紫外線照射手段から発せ
られる紫外線の光量が最小のときに、前記紫外線検出手
段によって検出され、前記紙幣判別手段に入力される紫
外線検出信号のレベルより小さく、前記紫外線照射手段
から発せられる紫外線の光量が最大のときに、紙幣を透
過して、前記紫外線検出手段により検出され、前記紙幣
判別手段に入力される紫外線検出信号の最大レベルより
大きい信号レベルを、しきい値レベルとして記憶し、入
力された紫外線検出信号のレベルが、前記しきい値レベ
ルを越えているときにのみ、前記紙幣判別手段が、入力
された紫外線検出信号のレベルにしたがって、前記増幅
率調整手段に増幅率調整信号を出力するように構成され
ている。本発明のさらに好ましい実施態様においては、
前記紙幣判別手段が、入力された紫外線検出信号のレベ
ルが前記しきい値レベル以下のときにのみ、前記可視光
検出信号増幅手段から、可視光検出信号を取り込むよう
に構成されている。
【０００９】
【発明の作用】本発明によれば、紫外線照射手段から発
せられた紫外線を紫外線検出手段により、光電的に検出
して、紫外線検出信号を生成して、紙幣判別手段に入力
させ、紙幣判別手段が、入力された紫外線検出信号のレ
ベルにしたがって、紫外線の照射によって、紙幣に含ま
れる蛍光物質から発せられた可視光を光電的に検出する
光検出手段により生成された可視光検出信号を増幅する
可視光検出信号増幅手段の増幅率を、調整しているの
で、温度変化により、紫外線照射手段から発せられる紫
外線の光量が変化しても、紙幣判別手段は、つねに、紙
幣に、一定の光量の紫外線が照射されている場合に、紙
幣に含まれる蛍光物質から発せられる可視光を検出して
得られた可視光検出信号のレベルと等しいレベルの可視
光検出信号を取り込むことができ、したがって、精度良
く、紙幣の判別を実行することが可能になる。
せられた紫外線を紫外線検出手段により、光電的に検出
して、紫外線検出信号を生成して、紙幣判別手段に入力
させ、紙幣判別手段が、入力された紫外線検出信号のレ
ベルにしたがって、紫外線の照射によって、紙幣に含ま
れる蛍光物質から発せられた可視光を光電的に検出する
光検出手段により生成された可視光検出信号を増幅する
可視光検出信号増幅手段の増幅率を、調整しているの
で、温度変化により、紫外線照射手段から発せられる紫
外線の光量が変化しても、紙幣判別手段は、つねに、紙
幣に、一定の光量の紫外線が照射されている場合に、紙
幣に含まれる蛍光物質から発せられる可視光を検出して
得られた可視光検出信号のレベルと等しいレベルの可視
光検出信号を取り込むことができ、したがって、精度良
く、紙幣の判別を実行することが可能になる。
【００１０】
【実施例】以下、添付図面に基づいて、本発明の好まし
い実施例につき、詳細に説明を加える。図１は、本発明
の実施例にかかる紙幣判別装置の略断面図である。図１
において、紙幣判別装置は、小さな間隔をもって配置さ
れた一対のガイドプレート１、２を備え、この一対のガ
イドプレートによって、紙幣通路３が形成されている。
紙幣Ｓは、搬送ローラ４、４により、紙幣通路３内を、
１枚づつ、搬送されるように構成されている。ガイドプ
レート１の上には、紫外線を発する紫外線照射手段５
と、紫外線の照射により、紙幣Ｓに含まれる蛍光物質か
ら発せられる可視光を光電的に検出する光検出器６が設
けられている。紫外線照射手段５は、紙幣処理機（図示
せず）の本体の一部をなすホルダー７と一体的に形成さ
れたケーシング８と、ケーシング８内に収納され、紫外
線を発する紫外線ランプ９と、紫外線ランプ９の前面に
設けられた紫外線のみを選択的に透過するフイルタ１０
とを備えている。
い実施例につき、詳細に説明を加える。図１は、本発明
の実施例にかかる紙幣判別装置の略断面図である。図１
において、紙幣判別装置は、小さな間隔をもって配置さ
れた一対のガイドプレート１、２を備え、この一対のガ
イドプレートによって、紙幣通路３が形成されている。
紙幣Ｓは、搬送ローラ４、４により、紙幣通路３内を、
１枚づつ、搬送されるように構成されている。ガイドプ
レート１の上には、紫外線を発する紫外線照射手段５
と、紫外線の照射により、紙幣Ｓに含まれる蛍光物質か
ら発せられる可視光を光電的に検出する光検出器６が設
けられている。紫外線照射手段５は、紙幣処理機（図示
せず）の本体の一部をなすホルダー７と一体的に形成さ
れたケーシング８と、ケーシング８内に収納され、紫外
線を発する紫外線ランプ９と、紫外線ランプ９の前面に
設けられた紫外線のみを選択的に透過するフイルタ１０
とを備えている。
【００１１】また、光検出器６は、ホルダー７と一体に
形成されたケーシング１５と、ケーシング１５内に収納
され、紫外線の照射により、紙幣Ｓに含まれる蛍光物質
から発せられた可視光を光電的に検出して、可視光検出
信号を出力するフォトダイオード１６と、フォトダイオ
ード１６の前面に設けられた可視光のみを選択的に透過
するフイルタ１７を備えている。フォトダイオード１６
は、受光した可視光の光量に応じたレベルの可視光検出
信号を出力するようになっている。ガイドプレート１の
紫外線ランプ９から発せられた紫外線の光路上の部分に
は、紫外線および可視光を透過させる透明な防塵ガラス
１８が嵌めこまれた開口部が形成されており、塵など
が、紫外線照射手段５および光検出器６内に侵入するこ
とを防止している。紙幣通路３の下方に位置するガイド
プレート２には、紫外線検出手段２０が設けられてい
る。紫外線検出手段２０は、ガイドプレート２に固定さ
れたケーシング２１と、ケーシング２１内に収納され、
紫外線ランプ９から発せられた紫外線の光路上に設けら
れた紫外線を検出する紫外線センサ２２とを備えてい
る。紫外線センサ２２としては、紫外線波長領域に感度
を有するフォトダイオードが用いられ、受光した紫外線
の光量に応じたレベルの紫外線検出信号を出力するよう
になっている。
形成されたケーシング１５と、ケーシング１５内に収納
され、紫外線の照射により、紙幣Ｓに含まれる蛍光物質
から発せられた可視光を光電的に検出して、可視光検出
信号を出力するフォトダイオード１６と、フォトダイオ
ード１６の前面に設けられた可視光のみを選択的に透過
するフイルタ１７を備えている。フォトダイオード１６
は、受光した可視光の光量に応じたレベルの可視光検出
信号を出力するようになっている。ガイドプレート１の
紫外線ランプ９から発せられた紫外線の光路上の部分に
は、紫外線および可視光を透過させる透明な防塵ガラス
１８が嵌めこまれた開口部が形成されており、塵など
が、紫外線照射手段５および光検出器６内に侵入するこ
とを防止している。紙幣通路３の下方に位置するガイド
プレート２には、紫外線検出手段２０が設けられてい
る。紫外線検出手段２０は、ガイドプレート２に固定さ
れたケーシング２１と、ケーシング２１内に収納され、
紫外線ランプ９から発せられた紫外線の光路上に設けら
れた紫外線を検出する紫外線センサ２２とを備えてい
る。紫外線センサ２２としては、紫外線波長領域に感度
を有するフォトダイオードが用いられ、受光した紫外線
の光量に応じたレベルの紫外線検出信号を出力するよう
になっている。
【００１２】ガイドプレート２の紫外線ランプ９から発
せられた紫外線の光路上の部分には、紫外線を透過させ
る透明な防塵ガラス２３が嵌めこまれた開口部が形成さ
れており、塵などが、紫外線検出手段２０内に侵入する
ことを防止している。図２は、本発明の実施例にかかる
紙幣判別装置の検出系のブロックダイアグラムである。
紙幣判別装置の検出系は、紫外線センサ２２が生成した
紫外線検出信号を増幅する増幅器３０、増幅器３０によ
り増幅された紫外線検出信号を、ディジタル信号に変換
するＡ／Ｄコンバータ３１、光検出器６が生成した可視
光検出信号を増幅する増幅器３２、増幅器３２により増
幅された紫外線検出信号を、ディジタル信号に変換する
Ａ／Ｄコンバータ３３、増幅器３２の増幅率を調整可能
な増幅率調整手段３４と、増幅器３０により増幅され、
Ａ／Ｄコンバータ３１によりディジタル化された紫外線
検出信号を受け、増幅率調整手段３４に増幅率調整信号
を出力して、増幅器３２の増幅率を調整させるととも
に、増幅器３２により増幅され、Ａ／Ｄコンバータ３３
によりディジタル化された可視光検出信号を受け、紙幣
Ｓの金種および紙幣Ｓが受け入れ可能か否かを判別する
ＣＰＵ４０とを備えている。
せられた紫外線の光路上の部分には、紫外線を透過させ
る透明な防塵ガラス２３が嵌めこまれた開口部が形成さ
れており、塵などが、紫外線検出手段２０内に侵入する
ことを防止している。図２は、本発明の実施例にかかる
紙幣判別装置の検出系のブロックダイアグラムである。
紙幣判別装置の検出系は、紫外線センサ２２が生成した
紫外線検出信号を増幅する増幅器３０、増幅器３０によ
り増幅された紫外線検出信号を、ディジタル信号に変換
するＡ／Ｄコンバータ３１、光検出器６が生成した可視
光検出信号を増幅する増幅器３２、増幅器３２により増
幅された紫外線検出信号を、ディジタル信号に変換する
Ａ／Ｄコンバータ３３、増幅器３２の増幅率を調整可能
な増幅率調整手段３４と、増幅器３０により増幅され、
Ａ／Ｄコンバータ３１によりディジタル化された紫外線
検出信号を受け、増幅率調整手段３４に増幅率調整信号
を出力して、増幅器３２の増幅率を調整させるととも
に、増幅器３２により増幅され、Ａ／Ｄコンバータ３３
によりディジタル化された可視光検出信号を受け、紙幣
Ｓの金種および紙幣Ｓが受け入れ可能か否かを判別する
ＣＰＵ４０とを備えている。
【００１３】紫外線が照射されたときに、各金種の紙幣
Ｓに含まれる蛍光物質から発せられる可視光の光量が、
あらかじめ求められて、基準データとして、ＣＰＵ４０
に記憶されており、また、紫外線センサ２２により生成
され、増幅器３０により増幅された後、Ａ／Ｄコンバー
タ３１によりディジタル化された紫外線検出信号のレベ
ルに対する増幅器３２の最適の増幅率があらかじめ定め
られ、ＣＰＵ４０に、信号レベル−増幅率テーブルの形
で記憶されている。ここに、紙幣Ｓが、紫外線ランプ９
から発せられた紫外線の光路上に存在する時には、紙幣
Ｓを透過した紫外線のみが、紫外線センサ２２により受
光されるので、紫外線センサ２２により受光される紫外
線の光量は著しく低レベルになり、したがって、増幅器
３０により増幅され、Ａ／Ｄコンバータ３１によりディ
ジタル化された紫外線検出信号のレベルも著しく低くな
る。かかる場合に、Ａ／Ｄコンバータ３１から入力され
た紫外線検出信号のレベルにしたがって、増幅率調整手
段３４から出力された増幅率調整信号に基づいて、増幅
器３２の増幅率を調整させるときは、光検出器６が生成
した可視光検出信号を不当に増幅することになり、紙幣
Ｓの金種および紙幣Ｓが受け入れ可能か否かを誤って判
別する結果を招く。そこで、本実施例においては、温度
変化によって、紫外線ランプ９から発せられる紫外線の
光量が最小となったときに、紫外線センサ２２によって
検出された紫外線に基づいて生成され、増幅器３０によ
り増幅された後に、Ａ／Ｄコンバータ３１によりディジ
タル化された紫外線検出信号のレベルより小さく、温度
変化によって、紫外線ランプ９から発せられる紫外線の
光量が最大になったときに、紙幣Ｓを透過して、紫外線
センサ２２により検出され、増幅器３０により増幅され
た後に、Ａ／Ｄコンバータ３１によりディジタル化され
た紫外線検出信号の最大レベルより大きい信号レベル
を、しきい値レベルとして設定して、ＣＰＵ４０に記憶
させ、Ａ／Ｄコンバータ３１から入力された紫外線検出
信号のレベルがしきい値レベル以下のときは、ＣＰＵ４
０は、増幅率調整信号を出力しないように構成されてい
る。
Ｓに含まれる蛍光物質から発せられる可視光の光量が、
あらかじめ求められて、基準データとして、ＣＰＵ４０
に記憶されており、また、紫外線センサ２２により生成
され、増幅器３０により増幅された後、Ａ／Ｄコンバー
タ３１によりディジタル化された紫外線検出信号のレベ
ルに対する増幅器３２の最適の増幅率があらかじめ定め
られ、ＣＰＵ４０に、信号レベル−増幅率テーブルの形
で記憶されている。ここに、紙幣Ｓが、紫外線ランプ９
から発せられた紫外線の光路上に存在する時には、紙幣
Ｓを透過した紫外線のみが、紫外線センサ２２により受
光されるので、紫外線センサ２２により受光される紫外
線の光量は著しく低レベルになり、したがって、増幅器
３０により増幅され、Ａ／Ｄコンバータ３１によりディ
ジタル化された紫外線検出信号のレベルも著しく低くな
る。かかる場合に、Ａ／Ｄコンバータ３１から入力され
た紫外線検出信号のレベルにしたがって、増幅率調整手
段３４から出力された増幅率調整信号に基づいて、増幅
器３２の増幅率を調整させるときは、光検出器６が生成
した可視光検出信号を不当に増幅することになり、紙幣
Ｓの金種および紙幣Ｓが受け入れ可能か否かを誤って判
別する結果を招く。そこで、本実施例においては、温度
変化によって、紫外線ランプ９から発せられる紫外線の
光量が最小となったときに、紫外線センサ２２によって
検出された紫外線に基づいて生成され、増幅器３０によ
り増幅された後に、Ａ／Ｄコンバータ３１によりディジ
タル化された紫外線検出信号のレベルより小さく、温度
変化によって、紫外線ランプ９から発せられる紫外線の
光量が最大になったときに、紙幣Ｓを透過して、紫外線
センサ２２により検出され、増幅器３０により増幅され
た後に、Ａ／Ｄコンバータ３１によりディジタル化され
た紫外線検出信号の最大レベルより大きい信号レベル
を、しきい値レベルとして設定して、ＣＰＵ４０に記憶
させ、Ａ／Ｄコンバータ３１から入力された紫外線検出
信号のレベルがしきい値レベル以下のときは、ＣＰＵ４
０は、増幅率調整信号を出力しないように構成されてい
る。
【００１４】以上のように構成された本発明の実施例に
かかる紙幣判別装置は、以下のようにして、紙幣Ｓの金
種および紙幣Ｓが受け入れ可能か否かを判別する。ま
ず、ＣＰＵ４０は、紫外線センサ２２により生成され、
増幅器３０により増幅された後に、Ａ／Ｄコンバーター
３１によりディジタル化された紫外線検出信号のレベル
が、しきい値レベル以下か否かを判定する。判別動作の
開始時には、紙幣Ｓは、まだ、紙幣判別装置に供給され
てはいないから、紫外線ランプ９から発せられた紫外線
が、紙幣Ｓによって遮られることはなく、したがって、
紫外線検出信号のレベルは、しきい値レベルを越えてい
る。したがって、ＣＰＵ４０は、Ａ／Ｄコンバーター３
１から入力された紫外線検出信号のレベルに基づき、記
憶している信号レベル−増幅率テーブルにしたがって、
増幅器３２の増幅率を決定し、増幅率調整信号を、増幅
率調整手段３４に出力する。ここに、増幅率は、入力さ
れた紫外線検出信号のレベルが低いほど、大きく、高い
ほど、小さく設定されている。増幅率調整手段３４は、
ＣＰＵ４０から入力された増幅率調整信号にしたがっ
て、増幅器３２の増幅率を設定する。
かかる紙幣判別装置は、以下のようにして、紙幣Ｓの金
種および紙幣Ｓが受け入れ可能か否かを判別する。ま
ず、ＣＰＵ４０は、紫外線センサ２２により生成され、
増幅器３０により増幅された後に、Ａ／Ｄコンバーター
３１によりディジタル化された紫外線検出信号のレベル
が、しきい値レベル以下か否かを判定する。判別動作の
開始時には、紙幣Ｓは、まだ、紙幣判別装置に供給され
てはいないから、紫外線ランプ９から発せられた紫外線
が、紙幣Ｓによって遮られることはなく、したがって、
紫外線検出信号のレベルは、しきい値レベルを越えてい
る。したがって、ＣＰＵ４０は、Ａ／Ｄコンバーター３
１から入力された紫外線検出信号のレベルに基づき、記
憶している信号レベル−増幅率テーブルにしたがって、
増幅器３２の増幅率を決定し、増幅率調整信号を、増幅
率調整手段３４に出力する。ここに、増幅率は、入力さ
れた紫外線検出信号のレベルが低いほど、大きく、高い
ほど、小さく設定されている。増幅率調整手段３４は、
ＣＰＵ４０から入力された増幅率調整信号にしたがっ
て、増幅器３２の増幅率を設定する。
【００１５】紫外線センサ２２により生成され、増幅器
３０により増幅された後に、Ａ／Ｄコンバーター３１に
よりディジタル化された紫外線検出信号のレベルがしき
い値レベル以下である場合には、紙幣Ｓは紙幣判別装置
に送られてはいないから、ＣＰＵ４０は、光検出器６か
らの可視光検出信号を取り込まない。こうして、紫外線
センサ２２により検出され、増幅器３０により増幅され
た後に、Ａ／Ｄコンバーター３１によりディジタル化さ
れた紫外線検出信号のレベルがしきい値レベル以下か否
かを判定し続けた結果、紫外線検出信号のレベルがしき
い値レベル以下になったと判定したときは、ＣＰＵ４０
は、光検出器６により生成され、増幅器３２によって増
幅された後に、Ａ／Ｄコンバータ３３によりディジタル
化された可視光検出信号の取り込みを開始する。ＣＰＵ
４０は、紫外線センサ２２により生成され、増幅器３０
により増幅された後に、Ａ／Ｄコンバーター３１により
ディジタル化された紫外線検出信号のレベルがしきい値
レベルを越えると、可視光検出信号の取り込みを終了さ
せ、取り込まれた可視光検出信号に基づき、あらかじめ
記憶している基準データにしたがって、紙幣Ｓの金種お
よび紙幣Ｓが受け入れ可能か否かを判別する。
３０により増幅された後に、Ａ／Ｄコンバーター３１に
よりディジタル化された紫外線検出信号のレベルがしき
い値レベル以下である場合には、紙幣Ｓは紙幣判別装置
に送られてはいないから、ＣＰＵ４０は、光検出器６か
らの可視光検出信号を取り込まない。こうして、紫外線
センサ２２により検出され、増幅器３０により増幅され
た後に、Ａ／Ｄコンバーター３１によりディジタル化さ
れた紫外線検出信号のレベルがしきい値レベル以下か否
かを判定し続けた結果、紫外線検出信号のレベルがしき
い値レベル以下になったと判定したときは、ＣＰＵ４０
は、光検出器６により生成され、増幅器３２によって増
幅された後に、Ａ／Ｄコンバータ３３によりディジタル
化された可視光検出信号の取り込みを開始する。ＣＰＵ
４０は、紫外線センサ２２により生成され、増幅器３０
により増幅された後に、Ａ／Ｄコンバーター３１により
ディジタル化された紫外線検出信号のレベルがしきい値
レベルを越えると、可視光検出信号の取り込みを終了さ
せ、取り込まれた可視光検出信号に基づき、あらかじめ
記憶している基準データにしたがって、紙幣Ｓの金種お
よび紙幣Ｓが受け入れ可能か否かを判別する。
【００１６】本実施例によれば、ＣＰＵ４０は、紫外線
ランプ９から発せられる紫外線の光量に応じて、増幅率
調整手段３４に増幅率調整信号を出力して、紫外線の照
射により、紙幣Ｓに含まれる蛍光物質が発した可視光を
光電的に検出する光検出器６の可視光検出信号を増幅す
る増幅器３２の増幅率を、最適な値に、設定しているの
で、温度変化により、紫外線ランプ９から発せられる紫
外線の光量が変化しても、つねに、紙幣Ｓに、一定の光
量の紫外線が照射されている場合に、紙幣Ｓに含まれる
蛍光物質から発せられる可視光を検出して得られた可視
光検出信号のレベルと等しいレベルの可視光検出信号を
取り込むことが可能になる。また、本実施例によれば、
紫外線検出信号のしきい値レベルを設定して、Ａ／Ｄコ
ンバータ３１から入力された紫外線検出信号のレベル
が、しきい値レベル以下のときは、ＣＰＵ４０は、増幅
率調整信号を出力しないから、紙幣Ｓにより、紫外線ラ
ンプ９から発せられた紫外線が遮られ、紫外線ランプ９
の発光量の変化に起因せずに、紫外線の検出光量が低下
している場合に、増幅器３２の増幅率を不適切な値に設
定することがなく、したがって、精度良く、紙幣Ｓの判
別を実行することができ、さらには、Ａ／Ｄコンバータ
３１から入力された紫外線検出信号のレベルがしきい値
レベル以下になったときに、可視光検出信号の取り込み
を開始させ、しきい値レベルを越えたときに、可視光検
出信号の取り込みを終了させているので、別個に、可視
光検出信号を取り込みをおこなうタイミングを検出する
手段を必要とせず、装置を複雑化するのを防止すること
が可能になる。
ランプ９から発せられる紫外線の光量に応じて、増幅率
調整手段３４に増幅率調整信号を出力して、紫外線の照
射により、紙幣Ｓに含まれる蛍光物質が発した可視光を
光電的に検出する光検出器６の可視光検出信号を増幅す
る増幅器３２の増幅率を、最適な値に、設定しているの
で、温度変化により、紫外線ランプ９から発せられる紫
外線の光量が変化しても、つねに、紙幣Ｓに、一定の光
量の紫外線が照射されている場合に、紙幣Ｓに含まれる
蛍光物質から発せられる可視光を検出して得られた可視
光検出信号のレベルと等しいレベルの可視光検出信号を
取り込むことが可能になる。また、本実施例によれば、
紫外線検出信号のしきい値レベルを設定して、Ａ／Ｄコ
ンバータ３１から入力された紫外線検出信号のレベル
が、しきい値レベル以下のときは、ＣＰＵ４０は、増幅
率調整信号を出力しないから、紙幣Ｓにより、紫外線ラ
ンプ９から発せられた紫外線が遮られ、紫外線ランプ９
の発光量の変化に起因せずに、紫外線の検出光量が低下
している場合に、増幅器３２の増幅率を不適切な値に設
定することがなく、したがって、精度良く、紙幣Ｓの判
別を実行することができ、さらには、Ａ／Ｄコンバータ
３１から入力された紫外線検出信号のレベルがしきい値
レベル以下になったときに、可視光検出信号の取り込み
を開始させ、しきい値レベルを越えたときに、可視光検
出信号の取り込みを終了させているので、別個に、可視
光検出信号を取り込みをおこなうタイミングを検出する
手段を必要とせず、装置を複雑化するのを防止すること
が可能になる。
【００１７】本発明は、以上の実施例に限定されること
なく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々
の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含さ
れるものであることがいうまでもない。たとえば、前記
実施例においては、増幅器３２の増幅率を調整する増幅
率調整手段３４を設けているが、増幅器３２として、増
幅率を変化させる可変増幅器を用い、ＣＰＵ４０から、
直接、増幅率調整信号を入力させるようにすれば、増幅
率調整手段３４を省略することもできる。また、前記実
施例においては、紫外線検出手段２０を、紙幣通路３の
底部を形成するガイドプレート２に取付けているが、紫
外線ランプ９から発せられた紫外線を検出することがで
きれば、紫外線検出手段２０の位置は任意に決定するこ
とができる。さらに、本明細書において、手段とは、必
ずしも物理的手段を意味するものではなく、各手段の機
能が、ソフトウエアによって実現される場合も包含す
る。また、一つの手段の機能が二以上の物理的手段によ
り実現されても、二以上の手段の機能が一つの物理的手
段により実現されてもよい。
なく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々
の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含さ
れるものであることがいうまでもない。たとえば、前記
実施例においては、増幅器３２の増幅率を調整する増幅
率調整手段３４を設けているが、増幅器３２として、増
幅率を変化させる可変増幅器を用い、ＣＰＵ４０から、
直接、増幅率調整信号を入力させるようにすれば、増幅
率調整手段３４を省略することもできる。また、前記実
施例においては、紫外線検出手段２０を、紙幣通路３の
底部を形成するガイドプレート２に取付けているが、紫
外線ランプ９から発せられた紫外線を検出することがで
きれば、紫外線検出手段２０の位置は任意に決定するこ
とができる。さらに、本明細書において、手段とは、必
ずしも物理的手段を意味するものではなく、各手段の機
能が、ソフトウエアによって実現される場合も包含す
る。また、一つの手段の機能が二以上の物理的手段によ
り実現されても、二以上の手段の機能が一つの物理的手
段により実現されてもよい。
【００１８】
【発明の効果】本発明によれば、高精度で、紙幣の金種
や紙幣が受け入れ可能か否かを判別することのできる紙
幣処理機の紙幣判別装置を提供することが可能となる。
や紙幣が受け入れ可能か否かを判別することのできる紙
幣処理機の紙幣判別装置を提供することが可能となる。
【図１】図１は、本発明の実施例にかかる紙幣判別装置
の略断面図である。
の略断面図である。
【図２】図２は、本発明の実施例にかかる紙幣判別装置
の検出系のブロックダイアグラムである。
の検出系のブロックダイアグラムである。
１、２ ガイドプレート ３ 紙幣通路 ４ 搬送ローラ ５ 紫外線照射手段 ６ 光検出器 ７ ホルダー ８ ケーシング ９ 紫外線ランプ １０ フイルタ １５ ケーシング １６ フォトダイオード １７ フイルタ １８ 防塵ガラス ２０ 紫外線検出手段 ２１ ケーシング ２２ 紫外線センサ２２ ２３ 防塵ガラス ３０ 増幅器 ３１ Ａ／Ｄコンバータ ３２ 増幅器 ３３ Ａ／Ｄコンバータ ３４ 増幅率調整手段 ４０ ＣＰＵ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米谷 盛 大阪府大阪市淀川区田川２丁目５番31号 ローレル機械株式会社大阪第２研究所内 (72)発明者 船戸 昭夫 大阪府大阪市淀川区田川２丁目５番31号 ローレル機械株式会社大阪第２研究所内
Claims (6)
- 【請求項１】 紫外線を紙幣に照射する紫外線照射手段
と、紫外線の照射によって、紙幣に含まれる蛍光物質か
ら発せられた可視光を光電的に検出し、可視光検出信号
を生成する光検出手段と、該光検出手段により生成され
た可視光検出信号を増幅する可視光検出信号増幅手段
と、前記紫外線照射手段から発せられた紫外線を光電的
に検出し、紫外線検出信号を生成する紫外線検出手段
と、前記可視光検出信号増幅手段によって増幅された可
視光検出信号および前記紫外線検出信号手段により生成
された紫外線検出信号を受け、紙幣を判別する紙幣判別
手段とを備え、該紙幣判別手段が、前記紫外線検出手段
から入力された紫外線検出信号のレベルにしたがって、
前記可視光検出信号増幅手段の増幅率を調整可能に構成
されたことを特徴とする紙幣処理機の紙幣判別装置。 - 【請求項２】 さらに、前記紫外線検出手段により生成
された紫外線検出信号を増幅し、増幅した紫外線検出信
号を、前記紙幣判別手段に出力する紫外線検出信号増幅
手段を備えたことを特徴とする請求項１に記載の紙幣処
理機の紙幣判別装置。 - 【請求項３】 前記紙幣判別手段が、前記紫外線照射手
段から発せられる紫外線の光量が最小のときに、前記紫
外線検出手段によって検出された紫外線の光量に基づい
て、前記紫外線検出手段によって生成され、前記紙幣判
別手段に入力される紫外線検出信号のレベルより小さ
く、前記紫外線照射手段から発せられる紫外線の光量が
最大のときに、紙幣を透過して、前記紫外線検出手段に
より検出され、前記紙幣判別手段に入力される紫外線検
出信号の最大レベルより大きい信号レベルを、しきい値
レベルとして記憶し、入力された紫外線検出信号のレベ
ルが、前記しきい値レベルを越えているときにのみ、前
記紙幣判別手段が、入力された紫外線検出信号のレベル
にしたがって、前記可視光検出信号増幅手段の増幅率を
調整可能に構成されたことを特徴とする請求項１または
２に記載の紙幣処理機の紙幣判別装置。 - 【請求項４】 さらに、前記可視光検出信号増幅手段の
増幅率を調整可能な増幅率調整調整手段を備え、前記紙
幣判別手段が、入力された紫外線検出信号のレベルにし
たがって、前記増幅率調整調整手段に増幅率調整信号を
出力し、前記増幅率調整調整手段が、前記紙幣判別手段
から入力された前記増幅率調整信号にしたがって、前記
可視光検出信号増幅手段の増幅率を調整可能に構成され
たことを特徴とする請求項１または２に記載の紙幣処理
機の紙幣判別装置。 - 【請求項５】 前記紙幣判別手段が、前記紫外線照射手
段から発せられる紫外線の光量が最小のときに、前記紫
外線検出手段によって検出され、前記紙幣判別手段に入
力される紫外線検出信号のレベルより小さく、前記紫外
線照射手段から発せられる紫外線の光量が最大のとき
に、紙幣を透過して、前記紫外線検出手段により検出さ
れ、前記紙幣判別手段に入力される紫外線検出信号の最
大レベルより大きい信号レベルを、しきい値レベルとし
て記憶し、入力された紫外線検出信号のレベルが、前記
しきい値レベルを越えているときにのみ、前記紙幣判別
手段が、入力された紫外線検出信号のレベルにしたがっ
て、前記増幅率調整手段に増幅率調整信号を出力するよ
うに構成されたことを特徴とする請求項４に記載の紙幣
処理機の紙幣判別装置。 - 【請求項６】 前記紙幣判別手段が、入力された紫外線
検出信号のレベルが前記しきい値レベル以下のときにの
み、前記可視光検出信号増幅手段から、可視光検出信号
を取り込むように構成されたことを特徴とする請求項３
または５に記載の紙幣処理機の紙幣判別装置。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP00752995A JP3307787B2 (ja) | 1994-02-15 | 1995-01-20 | 紙幣処理機の紙幣判別装置 |
| DE69506141T DE69506141T3 (de) | 1994-02-15 | 1995-02-02 | Banknoten-Prüfvorrichtung für Banknotenbearbeitungsmaschine |
| EP95101434A EP0668576B2 (en) | 1994-02-15 | 1995-02-02 | Bill discriminating apparatus for bill handling machine |
| TW084215022U TW299057U (en) | 1994-02-15 | 1995-02-07 | Bill discriminating apparatus for bill handling maching |
| US08/385,548 US5476169A (en) | 1994-02-15 | 1995-02-08 | Bill discriminating apparatus for bill handling machine |
| CN95101946A CN1059509C (zh) | 1994-02-15 | 1995-02-14 | 钞票处理机的钞票识别器 |
| KR1019950002704A KR100191264B1 (ko) | 1994-02-15 | 1995-02-14 | 지폐처리기의 지폐판별장치 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1874894 | 1994-02-15 | ||
| JP6-18748 | 1994-02-15 | ||
| JP00752995A JP3307787B2 (ja) | 1994-02-15 | 1995-01-20 | 紙幣処理機の紙幣判別装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07282311A true JPH07282311A (ja) | 1995-10-27 |
| JP3307787B2 JP3307787B2 (ja) | 2002-07-24 |
Family
ID=26341841
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP00752995A Expired - Lifetime JP3307787B2 (ja) | 1994-02-15 | 1995-01-20 | 紙幣処理機の紙幣判別装置 |
Country Status (7)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5476169A (ja) |
| EP (1) | EP0668576B2 (ja) |
| JP (1) | JP3307787B2 (ja) |
| KR (1) | KR100191264B1 (ja) |
| CN (1) | CN1059509C (ja) |
| DE (1) | DE69506141T3 (ja) |
| TW (1) | TW299057U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20000051812A (ko) * | 1999-01-27 | 2000-08-16 | 이연상 | 위조화폐 식별기 및 그 식별방법 |
Families Citing this family (50)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5960103A (en) * | 1990-02-05 | 1999-09-28 | Cummins-Allison Corp. | Method and apparatus for authenticating and discriminating currency |
| US5632367A (en) * | 1995-01-23 | 1997-05-27 | Mars, Incorporated | Validation housing for a bill validator made by a two shot molding process |
| US6748101B1 (en) | 1995-05-02 | 2004-06-08 | Cummins-Allison Corp. | Automatic currency processing system |
| US6363164B1 (en) | 1996-05-13 | 2002-03-26 | Cummins-Allison Corp. | Automated document processing system using full image scanning |
| US8443958B2 (en) | 1996-05-13 | 2013-05-21 | Cummins-Allison Corp. | Apparatus, system and method for coin exchange |
| US20050276458A1 (en) | 2004-05-25 | 2005-12-15 | Cummins-Allison Corp. | Automated document processing system and method using image scanning |
| US8204293B2 (en) | 2007-03-09 | 2012-06-19 | Cummins-Allison Corp. | Document imaging and processing system |
| US8162125B1 (en) | 1996-05-29 | 2012-04-24 | Cummins-Allison Corp. | Apparatus and system for imaging currency bills and financial documents and method for using the same |
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