JPH0728200B2 - オクタ−ブ多重フイルタ - Google Patents

オクタ−ブ多重フイルタ

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JPH0728200B2
JPH0728200B2 JP9449187A JP9449187A JPH0728200B2 JP H0728200 B2 JPH0728200 B2 JP H0728200B2 JP 9449187 A JP9449187 A JP 9449187A JP 9449187 A JP9449187 A JP 9449187A JP H0728200 B2 JPH0728200 B2 JP H0728200B2
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昭裕 高橋
重喜 武田
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は複数のバンドパス特性及びローパス特性のディ
ジタルフィルタ群を組合せて成るオクターブ多重フィル
タの改良に関する。
[発明の概要] 直列に接続されたローパス特性を有するディジタルフィ
ルタ群のそれぞれの出力に対し、2個以上を1組とする
バンドパス特性を有するディジタルフィルタ群が並列に
接続されそれぞれの組のフィルタの出力信号が振幅位相
係数器を介して加算されて取り出されるようになってお
り、上記各振幅位相係数器の振幅係数及び位相係数がそ
れぞれの入力に応じてアダプティブに制御されるように
構成されたオクターブ多重フィルタで、周波数領域で広
帯域にわたり、対数的にほぼ均一な間隔で特性を指定で
きるようになっている。
[従来の技術] 従来のオクターブ多重フィルタとしては、例えば、先に
特願昭61−194039号で提案したものがあり、その主要部
の構成は直列に接続されたローパス特性のディジタル群
の夫々の出力に対し、バンドパス特性のディジタルフィ
ルタ群の各フィルタが並列に接続されるものとなってい
た。
[発明が解決しようとする問題点] 上述した構成のため先願のオクターブ多重フィルタでは
1つの通過帯域の振幅周波数特性は1個のバンドパス特
性のディジタルフィルタで制御されている。このため制
御できる振幅周波数特性の形状は1つに限定されてお
り、帯域内を画一的な特性の制御しかできなかった。
従って本発明の目的は各通過帯域内の振幅周波数特性及
び位相周波数特性をきめ細く制御できる構成とすること
により上述した問題点の解決を図るにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明のオクターブ多重フィルタは上記目的を達成する
ため、入力信号のサンプリング時間間隔に対し、その時
間間隔をクロックとして動作するバンドパス特性とロー
パス特性のディジタルフィルタ群が設けられ、ローパス
特性のディジタルフィルタ群はそれぞれ直列に接続さ
れ、バンドパス特性のディジタルフィルタは各ローパス
特性のディジタルフィルタの出力に対し2個以上を1組
としてそれぞれ並列に接続され、ローパス特性のそれぞ
れのディジタルフィルタの出力信号が各組のバンドパス
特性の各ディジタルフィルタに与えられかつそれぞれの
出力信号が振幅位相係数器を介して加算されて取り出さ
れるようになっており、各フィルタ群のそれぞれのフィ
ルタに接続順につけられた番号のうち、最大番号のディ
ジタルフィルタの単位遅延素子一段当りの遅延時間が入
力信号のサンプリング時間間隔以上に設定され、それぞ
れのフィルタ群においてフィルタの番号が一つ減少する
毎に該フィルタの単位遅延素子一段当りの遅延時間がAB
(A>1,B>0)倍となり、かつある番号のローパス特
性のディジタルフィルタの単位遅延素子一段当りの遅延
時間がそれと同一番号のバンドパス特性のディジタルフ
ィルタの単位遅延素子一段当りの遅延時間の整数倍で動
作するようになっており、各バンドパス特性のディジタ
ルフィルタの出力信号に応じて前記各振幅位相係数器の
振幅係数及び位相係数を制御する制御手段を備えたこと
を特徴とする。
[作用] 本発明の上述した構成のオクターブ多重フィルタにおい
て、ローパス特性の各ディジタルフィルタの出力信号は
直列に該それぞれのフィルタを通過することによって順
次帯域が狭められてゆくと共にそれぞれのローパス出力
信号に各組の複数のバンドパス特性が乗算されて振幅位
相係数器に与えられ、各信号の振幅及び位相がアダプテ
ィブに制御される。
[実施例] 以下図面に示す実施例を参照して本発明を説明すると、
第1図は本発明によるオクターブ多重フィルタ(4オク
ターブ)の一実施例を示す。同図において、INは入力端
子、OUTは出力端子、A/DはA−D変換器、D/AはD−A
変換器、LPFは通常のアナログタイプのローパスフィル
タ、LP1〜LP3は例えばFIR型フィルタを用いて成るロー
パス特性を有するディジタルフィルタ、BP1−a〜BP4−
cは同様のフィルタを用いて成るバンドパス特性を有す
るディジタルフィルタ、Dは加算回路、COE1−a〜COE4
−cは振幅位相係数器、CONTはアダプティブ制御回路で
ある。
アダプティブ制御回路CONTは例えば第2図に示す如く構
成される。同図において、DETは帯域の成分の検波器、P
ROCはマイクロプロセッサ、COMは制御信号発生回路であ
る。
而して前記FIR型フィルタは第3図に示す如く遅延素子S
R、係数乗算器ML、加算器ADから成り、第4図に示すDFT
(離散型フーリエ変換)の手法により目的とする周波数
特性が得られるように係数乗算器MLの係数a-5〜a6を設
定してある。
第4図(a)は目的とする周波数特性(ローパス特性)
の関数を示し、同図(b)はこれを逆フーリエ変換した
時間領域の関数を示す。
このような構成のバンドパス特性及びローパス特性を有
するディジタルフィルタ群BP1−a〜BP4−c,LP1〜LP3か
ら構成され、ローパス特性を有するディジタルフィルタ
群LP1〜LP3はそれぞれ直列に接続され、バンドパス特性
を有するディジタルフィルタ群は例えば3個ずつを1組
として各LP1〜LP3に対しそれぞれ各組のフィルタが並列
に接続されていて、LP1〜LP3の各出力はBP1−a〜BP4−
cのそれぞれに与えられ、BP1−a〜BP4−cの各出力は
振幅位相係数器COE1−a〜COE4−cを介して加算回路D
で加算されて取り出されかつアダプティブ制御回路CONT
にも与えられ、該回路CONTによりBP1−a〜BP4−cの各
出力に応じてそれぞれの振幅位相係数器COE1−a〜COE4
−cの振幅係数及び位相係数がアダプティブに制御され
るように構成されている。
そして上記各ディジタルフィルタ群において、それぞれ
のフィルタに接続順につけられた番号のうち、最大番号
のディジタルフィルタLP3,BP4−cの単位遅延素子一段
当りの遅延時間nTが入力信号のサンプリング時間間隔T
以上に設定され、かつそれぞれのフィルタの番号が一つ
減少する毎に該フィルタの単位遅延素子一段当りの遅延
時間がAB(A>1,B>0)倍となり、かつある番号のロ
ーパス特性のディジタルフィルタの単位遅延素子一段当
りの遅延時間がそれと同一番号のバンドパス特性のディ
ジタルフィルタの単位遅延素子一段当りの遅延時間の整
数倍で動作するようになっている。
更にアダプティブ制御回路CONTはバンドパス特性のディ
ジタルフィルタの各出力BP1−a〜BP4−cを帯域成分の
検波器DETで検波することにより、例えばBP1−a〜BP4
−cの12帯域内成分に分離し、それぞれの帯域内の成分
に応じてマイクロプロセッサPROCが各振幅位相係数器CO
E1−a〜COE4−cの振幅及び位相の係数を演算し、その
演算結果に応答して制御信号発生回路COMが所定の制御
信号を上記各係数器に送ってそれぞれの係数を制御す
る。
なお、上記係数器は、例えば、第5図に示す如く、RAM
と乗算器MULと遅延素子SRとから成り、前記制御信号に
応答してこの遅延素子SRより出力を取り出すタイミング
のオフセットによりその位相を変化させ、またRAMには
各係数がセットされていて取り出された係数を乗算器MU
LでBP1−a〜BP4−cの各出力に乗算することにより振
幅を変化させており、上記遅延素子SRは、バンドパス特
性のディジタルフィルタの遅延素子SRと共用させること
も可能である。この実施例では上述の如く各係数をBP1
−a〜BP4−cの出力に応じて変化させて各係数器の出
力を変化させているが、第1図の構成では帰還がかかる
ことはなく、系は安定である。
さて、上述した構成のオクターブ多重フィルタにおい
て、入力端子INに与えられた入力信号はA−D変換器A/
Dによりサンプリング周波数f0(サンプリングレート1/f
0sec)でA−D変換され、ローパス特性及びバンドパス
特性の最大番号のディジタルフィルタLP3,BP4−a〜BP4
−cに加えられる。このフィルタ、例えばLP1はそれを
構成する遅延素子一段当りの遅延時間が1/(f0・2-2)s
ecである。通常この構成のディジタルフィルタはクロッ
ク周波数をf02-2Hzとして使用され、入力信号のサンプ
リング周波数もf02-2Hzとして使用される。しかるに上
記ディジタルフィルタはクロック周波数と上記サンプリ
ング周波数が異なるため、このままでは目的とする処理
ができない。このためまず前述のように単位遅延時間を
1/(f0・2-2)secとしてFIR型フィルタの係数を定め、
次に実際のサンプリング間隔1/f0secの入力信号に対
し、クロック周波数をf0Hzにし、かつその係数のままそ
の単位遅延素子一段当りの遅延時間nT=1/(f0・2-2)s
ecとなるように設定する。同様にして他の段のディジタ
ルフィルタも設定する。
各ディジタルフィルタBP4−c〜BP1−a及びLP3〜LP1に
より順次帯域が狭められて行くそれぞれのローパス特性
のディジタルフィルタLP3〜LP1の出力信号に、第6図に
示すBP4−c〜BP1−aの各バンドパス特性及び各係数器
の係数が乗算され、目的の出力が得られる。
[発明の効果] 以上説明した所から明らかなように本発明によれば、上
述した構成とすることにより周波数領域(周波数軸上)
で対数的にほぼ均一な間隔で特性を指定でき、また低域
方向へ広帯域化を図れるので分解能が向上し、しかも1
つのローパス特性のディジタルフィルタの各通過帯域に
対し、複数個のバンドパス特性のディジタルフィルタを
設けているので、よりきめ細い通過帯域の振幅位相制御
を実現でき、更には位相を変化させる場合、隣り合う帯
域の位相が異なるとクロスオーバー部の振幅特性におい
て谷を生じてもこれに対し通過帯域を細く分割すること
によって問題のないように対処することが可能になる。
かくしてこれらの効果を組み合わせれば、係数演算プロ
グラムを種々用意することにより、種々のノイズ低減、
エンハンサー等のシステムに対応でき、更には自動音場
補正、サラウンド音場等の特殊な効果、機能をもたせる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図は
アダプティブ制御回路の一構成例を示すブロック図、第
3図は上記実施例に用いられるFIR型フィルタの一構成
例を示す図、第4図は該フィルタの特性図、第5図は係
数器の一構成例を示す図、第6図は上記実施例における
各バンドパス特性のディジタルフィルタの出力特性図で
ある。 LP1〜LP3……ローパス特性を有するディジタルフィル
タ、 BP1−a〜BP4−c……バンドパス特性を有するディジタ
ルフィルタ、 COE1−a〜COE4−c……振幅位相係数器、 D……加算回路、

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力信号のサンプリング時間間隔に対し、
    そのサンプリング時間間隔をクロックとして動作する複
    数のバンドパス特性及びローパス特性のディジタルフィ
    ルタ群が設けられ、ローパス特性のディジタルフィルタ
    群はそれぞれ直列に接続され、バンドパス特性のディジ
    タルフィルタは各ローパス特性のディジタルフィルタの
    出力に対し2個以上を1組としてそれぞれ並列に接続さ
    れ、ローパス特性のそれぞれのディジタルフィルタの出
    力信号が各組のバンドパス特性の各ディジタルフィルタ
    に与えられかつそれぞれの出力信号が振幅位相係数器を
    介して加算されて取り出されるようになっており、各フ
    ィルタ群のそれぞれのフィルタに接続順につけられた番
    号のうち、最大番号のディジタルフィルタの単位遅延素
    子一段当りの遅延時間が入力信号のサンプリング時間間
    隔以上に設定され、それぞれのフィルタ群においてフィ
    ルタの番号が一つ減少する毎に該フィルタの単位遅延素
    子一段当りの遅延時間がAB(A>1,B>0)倍となり、
    かつある番号のローパス特性のディジタルフィルタの単
    位遅延素子一段当りの遅延時間がそれと同一番号のバン
    ドパス特性のディジタルフィルタの単位遅延素子一段当
    りの遅延時間の整数倍で動作するようになっており、各
    バンドパス特性のディジタルフィルタの出力信号に応じ
    て前記各振幅位相係数器の振幅係数及び位相係数を制御
    する制御手段を備えたことを特徴とするオクターブ多重
    フィルタ。
JP9449187A 1987-04-17 1987-04-17 オクタ−ブ多重フイルタ Expired - Lifetime JPH0728200B2 (ja)

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