JPH07281494A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH07281494A
JPH07281494A JP6098069A JP9806994A JPH07281494A JP H07281494 A JPH07281494 A JP H07281494A JP 6098069 A JP6098069 A JP 6098069A JP 9806994 A JP9806994 A JP 9806994A JP H07281494 A JPH07281494 A JP H07281494A
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recording material
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JP6098069A
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English (en)
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Yukihiro Ozeki
行弘 大関
Katsuhiro Sakaizawa
勝弘 境澤
Yasunori Kono
康則 児野
Koji Sato
康志 佐藤
Yukihide Ushio
行秀 牛尾
Izumi Narita
泉 成田
Kazunori Taira
和憲 平
Naohiro Nakane
直広 中根
Kenji Muto
健二 武藤
Noboru Yukimura
昇 幸村
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Original Assignee
Canon Inc
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  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】記録材上で2つの画像が重ねられたときに生じ
る画像ずれをなくす。 【構成】上流側の電子写真方式の第1の画像形成手段I
で白黒のトナー画像を、また下流側の第2のインクジェ
ット方式の画像形成手段IIでカラーのインク画像を形成
する。画像形成手段Iの熱定着器12を通過することに
より記録材Pは、搬送方向長さが収縮する。この記録材
Pの収縮をサイズ検知手段32の発光部32aと受光部
32bとによって検知し、補正手段51で補正値を算出
する。この補正値に基づいて、第2の画像形成手段IIで
の画像形成の際に、画像書き込み位置を補正する。これ
により、トナー画像形成時に収縮した記録材P上に、画
像ずれを起こすことなくインク画像を重ねることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成方式の異なる
複数の画像形成手段を有する画像形成装置に関する。
【0002】
【背景の技術】オフィス等で頻繁に使用される画像形成
装置、特に複写機やプリンタ等においては、小型化、高
速度化、高画質化が求められており、さらに、近時で
は、カラー化の要望が高まっている。
【0003】画像形成装置の画像形成方式としてよく知
られているものに、電子写真方式とインクジェット方式
とがある。前者の電子写真方式は、例えば、感光ドラム
周囲に配設した帯電手段、露光手段、現像手段によって
感光ドラム上にトナー画像を形成し、このトナー画像を
転写手段によって記録媒体(以下「記録材」という。)
に転写した後、定着手段によって定着する方式であり、
高画質の画像を高速度で形成することができる反面、単
色機では小型のデスクトップ型に構成することができた
が、カラー化に伴いその大型化、高コスト化が問題とな
る。一方、後者のインクジェット方式は、記録ヘッドか
らのインクの吐出により記録材上に直接インクを付着さ
せてインク画像を形成する方式であり、装置全体のコン
パクト化が可能である反面、電子写真方式に比べ、単色
機、カラー機とも印字速度(画像形成速度)が遅く、画
質が落ちる。特に文字画像については、カラー画像上に
文字画像を重ねた場合に文字がにじんでしまうおそれが
ある等の問題がある。
【0004】そこで、これらの問題を解決すべく、電子
写真方式による画像形成手段とインクジェット方式によ
る画像形成手段とを備えた画像形成装置が、特開平4−
294379号公報、特開平5−6127号公報、特開
平5−134824号公報等に提案されている。これら
の画像形成装置においては、一般的なオフィス等での使
用頻度の高い、文字画像を主体とする白黒画像は電子写
真方式によって、また使用頻度の低いカラー画像はイン
クジェット方式によってそれぞれ形成するというよう
に、各画像形成方式を適宜に使い分けるようにしてい
る。この使い分けにより、オフィス等に最適な画像形成
装置を構成することが可能となる。すなわち、上述の2
つの画像形成方式を組み合わせた画像形成装置は、1台
の画像形成装置で、装置全体の大型化は最小限にとど
め、白黒画像は速くきれいに形成し、しかも必要に応じ
てカラー画像の形成も行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
画像形成装置の構成によると、出力画像上において、白
黒画像の書き込み位置とカラー画像の書き込み位置との
間にずれが発生して、画像品質が低下するおそれがあっ
た。
【0006】以下にその理由を示す。上述の画像形成装
置では、はじめに、上流側の電子写真方式によって白黒
画像を記録材上に形成する。電子写真方式は、周知のよ
うに、樹脂を主成分とするトナーによって画像を形成す
る方式であり、このトナー画像を記録材上に永久定着さ
せる際に、一般に、トナー画像を加熱し加圧し、この加
熱加圧によって、記録材上のトナー画像を溶融し定着す
る。このとき同時に、記録材をも加熱加圧してしまう。
加熱加圧を受けた記録材は、水分が蒸発して収縮を起こ
す。この記録材の収縮は、幅方向(搬送方向に向かって
左右の方向)よりも、搬送方向に大きく現れる。この結
果、次に、下流側のインクジェット方式でカラー画像を
形成するときに、記録材が収縮した分だけ書き込み位置
が記録材の後端側(上流側)にずれてしまう。このた
め、出力画像上、はじめの白黒画像と次のカラー画像と
の間に、搬送方向の画像ずれが発生する。両画像間の画
像ずれは、記録材の先端側では小さく、後端側にいくに
つれて大きくなる。したがって、搬送方向長さが長い記
録材では、大きくなる。これは、白黒画像、カラー画像
とも、記録材の先端を基準として画像が書き込まれるた
めである。上述のような画像ずれの発生は、画像品質の
低下を招く。
【0007】そこで、本発明は、複数の画像形成手段に
よって画像形成を行った場合の画像ずれに起因する画像
品質の低下を防止し、複数の画像形成手段を組み合わせ
たことによる利点を有効に引き出すようにした画像形成
装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みてなされたものであって、複数の画像形成手段を有
し、これら画像形成手段の一連の画像形成工程によっ
て、記録媒体上に画像を形成する画像形成装置におい
て、一連の画像形成工程においての記録媒体の搬送方向
についての上流側に配設され、電子写真方式によって記
録媒体上に第1の画像形成を行う第1の画像形成手段
と、この第1の画像形成手段の下流側に配設され、第1
の画像形成後の前記記録媒体上にさらに第2の画像形成
を行う第2の画像形成手段と、第1の画像形成後で第2
の画像形成前における記録媒体の搬送方向長さを第2の
検知部を介して検知する第2のサイズ検知手段と、この
第2のサイズ検知手段の検知値に基づいて、第2の画像
形成における画像形成工程を制御する画像形成工程制御
手段とを備えることを特徴とする。
【0009】また、第1の画像形成前の記録媒体の搬送
方向長さを第1の検知部を介して検知する第1のサイズ
検知手段を設け、画像形成工程制御手段が、この第1の
サイズ検知手段の検知値と上述の第2のサイズ検知手段
の検知値とに基づいて、第2の画像形成における画像形
成工程を制御するようにしてもよい。
【0010】上述の画像形成工程制御手段としては、第
2の画像形成における前記記録媒体に対する画像の書き
込み位置を補正する補正手段とすることができる。
【0011】さらに、第1、第2の検知部は、いずれも
発光部と受光部とによって記録媒体を検知する光センサ
とすることができる。
【0012】上述の第2の検知部を、前記第1の画像形
成手段から排出される前記記録媒体を検知する排紙セン
サとし、また、上述の第1の検知部を、第1の画像形成
手段に供給される記録媒体を検知するの給紙センサとす
ることができる。
【0013】最後に、上述の第2の画像形成手段を、記
録手段がインクを吐出して記録を行うインクジェット方
式とすることができる。この記録手段は、インク吐出用
の熱エネルギーを発生するための電気熱変換体を備えて
いるものであってもよく、また、記録手段は、上述電気
熱変換体によって印加される熱エネルギーにより、イン
クに生ずる膜沸騰を利用して吐出口からインクを吐出さ
せるものであってもよい。
【0014】
【作用】以上の構成のうち、代表的なものの作用を説明
する。なお、以下の作用の説明においては、画像形成工
程制御手段の具体的な一例として、これが補正手段であ
る場合について説明する。
【0015】まず、前提として、前述のように、電子写
真方式では、一般に加熱加圧によるトナー画像の定着が
行われ、これにより、記録材が収縮するということがあ
る。。この収縮は、記録材の幅方向についてよりも搬送
方向についての方が大きい。もう一つの前提として、い
ずれの画像形成方式においても、画像の書き込みは、記
録材の先端を基準にしてなされるということがある。
【0016】電子写真方式の第1の画像形成手段によっ
て、画像情報に応じて、記録材の先端を基準として記録
材上に画像を書き込み(静電潜像を形成し)、さらに、
現像、転写そして定着等によって記録材表面にトナー画
像を形成する。
【0017】第1の画像形成後の記録材は、定着時の加
熱加圧によって搬送方向に収縮している。したがって、
次の第2の画像形成手段(例えばインクジェット方式)
によって第2の画像形成を行うときに、上述の第1の画
像形成のときと同じ画像情報に基づいて記録材の先端を
基準に画像の書き込みを行うと、記録材が収縮している
分だけ画像ずれが発生してしまう。
【0018】そこで、第1の画像形成後に、第2のサイ
ズ検知手段によって記録材の搬送方向長さを検知し、そ
の検知結果(検知値)を新たな画像情報としてこれに基
づいて、第2の画像形成時の画像の書き込み位置を補正
する。すなわち、第2の画像形成に際し、記録材の収縮
の程度に応じて、これにあった画像の書き込みを行うこ
とにより、記録材の搬送方向長さの変化に起因する、第
1の画像形成手段と第2の画像形成手段とによる画像の
ずれを解消する。
【0019】さらに、第1のサイズ検知手段を設け、こ
れにより第1の画像形成前の記録材の搬送方向長さを検
知するときは、予め記録材の搬送方向長さがわからない
場合や給紙カセット内の記録材の搬送方向長さにばらつ
きがある場合等においても、第1の画像形成前の記録材
の搬送方向長さを精度よく知ることができる。したがっ
て、上述の第2のサイズ検知手段と相俟って、第1の画
像形成前、画像形成後の記録材の搬送方向長さを精度よ
く検知して、補正手段での書き込み位置の補正を一層精
度よく行うことができる。
【0020】
【実施例】以下、図面に沿って、本発明に係る実施例に
ついて説明する。なお、以下の各実施例において、同一
の構成、同一の機能を有する部材等は、各図面中で同一
の符号で示し、これらの重複説明は適宜省略するものと
する。 〈実施例1〉図1、図2は、それぞれ実施例1に係る画
像形成装置の全体模式構成図、第2の画像形成手段の構
成を示す斜視図である。
【0021】図1に示す画像形成装置は、画像形成方式
がそれぞれ異なる複数の画像形成手段を有し、これらの
画像形成手段の一連の画像形成工程によって、記録材
(記録媒体)P上に画像を形成するものである。なお、
本実施例の画像形成装置は、同一の記録材に対し、イン
クジェット記録と電子写真記録との両方の記録、すなわ
ち「合成」あるいは「多重」記録が可能である。ここで
は、同一の記録材面上で、インクジェット記録のインク
画像域と電子写真記録のトナー画像域とが重なり合わな
い記録を「合成」、重なり合う記録を「多重」という。
【0022】まず、画像形成装置全体の構成の概略を説
明すると、この画像形成装置は、装置本体Mの上流側に
配設した第1の画像形成手段I(同図の右側の点線で囲
まれた部分)としての電子写真方式の画像形成手段I
と、下流側に配設した第2の画像形成手段としてのイン
クジェット方式の画像形成手段II(同図の左側の点線で
囲まれた部分)と、第2のサイズ検知手段32と、そし
て、画像形成工程制御手段51とを備えている。
【0023】なお、装置本体Mの上流側、下流側とは、
一連の画像形成工程においての記録材Pの搬送方向(矢
印K方向)についてのものであり、同図では右側が上流
側、左側が下流側である。
【0024】上述の構成の画像形成装置の全体の動作の
概略は、記録材Pに対し、上流側の画像形成手段(電子
写真方式)Iによって現像剤(以下「トナー」とい
う。)による白黒のトナー画像を形成し(第1の画像形
成)、第2のサイズ検知手段32によって、この第1の
画像形成後で第2の画像形成前の記録材Pの搬送方向長
さを検知し、この検知値に基づいて画像形成工程制御手
段51が第2の画像形成手段IIの補正を行い、さらにこ
の補正に基づいて下流側の第2の画像形成手段(インク
ジェット方式)IIの画像形成工程を制御するものであ
る。
【0025】つづいて、画像形成手段I、画像形成手段
II、第2のサイズ検知手段32、画像形成工程制御手段
51の順にそれぞれの構成について説明する。
【0026】画像形成手段Iは、像担持体として、矢印
R1方向に回転駆動される感光ドラム1を備えている。
この感光ドラム1の周囲には、その回転方向(矢印R1
方向)に沿ってほぼ順に、帯電手段2、露光手段3、現
像手段4、転写手段5、除電手段6、そしてクリーニン
グ手段7が設けられている。これらの手段は、それぞれ
例えば、感光ドラム1表面を負極性の所定電位に均一に
帯電する一次帯電器2、帯電された感光ドラム1表面を
イメージ露光して静電潜像を形成するレーザ露光器3、
静電潜像にトナーを付着させて反転現像する現像装置
4、感光ドラム1上のトナー画像を記録材P上に転写す
る転写帯電器5、転写後の記録材Pの電荷を除去する除
電針6、そして、転写後の感光ドラム1上の転写残トナ
ーを除去するクリーナ7等である。ここで、現像装置4
は、例えばジャンピング現像によって感光ドラム1上の
静電潜像にトナーを付着させるものであり、このとき使
用するトナーとしては、スチレン−アクリル共重合体を
主成分とする結着樹脂に、マグネタイトを60wt%及
び負電荷制御剤としてのモノアゾ染料の金属錯塩を1w
t%含有し、全体として体積抵抗が約1013Ω・cmとな
るように構成した絶縁性磁性トナーを用いた。
【0027】感光ドラム1の下方には、記録材Pの給搬
送部が構成されている。給搬送部には、上流側から順
に、記録材Pを収納するとともに装置本体Mに対して着
脱自在に装着される給紙カセット8、給紙カセット8か
ら記録材Pを給紙するための給紙ローラ9、給紙された
記録材Pを所定のタイミングで感光ドラム1に供給する
レジストローラ10、トナー画像転写後の記録材Pをガ
イドする搬送ガイド11が配置されている。そして、給
搬送部の最下流側には、転写帯電器5によって感光ドラ
ム1上から転写されたトナー画像を記録材P上に定着す
る熱定着手段としての熱定着器12が配設されている。
熱定着器12は、上方の加熱ローラ12aと、下方から
これに当接する加圧ローラ12bとを備えており、加熱
ローラ12aの内側には、加熱ローラ12a、さらには
加圧ローラ12bを加熱するヒータ12a1 が配設され
ている。
【0028】画像形成手段IIは、上流側から順に、送り
ローラ21、搬送ガイド22、給紙ローラ23、プラテ
ン24、そしてインクジェット記録部25を備えてい
る。送りローラ21は、熱定着器12から排出されてき
た記録材Pを搬送ガイド22に沿って給紙ローラ23に
向けて(矢印K方向)連続的に送り、また給紙ローラ2
3は、ステッピングモータ(不図示)によって、記録材
Pをプラテン24とインクジェット記録部25との間に
断続的に搬送するように構成されている。インクジェッ
ト記録部25は、図2の斜視図(図1をほぼ上方から見
た斜視図)に示すように、記録ヘッド(記録手段)25
aを有する。この記録ヘッド25aは、左右方向(矢印
K25方向)に配列させたシアンC、マゼンタM、イエ
ローY、ブラックBKの各色のインク用ヘッドによって
構成されている。この記録ヘッド25aは、キャリッジ
25bに搭載されており、キャリッジ25bは、同図右
方内側の駆動プーリ25cと左方内側の従動プーリ25
dとの間に張設された内側のベルト25eの一部に固定
され、不図示のガイドに沿って左右方向(矢印K25方
向)に高精度で駆動されるようになっている。記録ヘッ
ド25aには、各色のインク用ヘッドに対応する4本の
チューブ25fが接続されており、これらチューブ25
fを介して各色のインクタンク25gから各色のインク
が供給されるように構成されている。インクタンク25
gは、右方外側の駆動プーリ25hと左方外側の従動プ
ーリ25iとの間に張設された外側のベルト25jの一
部に固定されており、記録ヘッド25aと同様に不図示
のガイドに沿って矢印K25方向に移動可能に構成され
ている。このように、インクヘッド25aの左右方向の
移動に伴って、インクタンク25gも左右方向に移動さ
せることにより、チューブ25fに加わるストレスを低
減し、また、記録ヘッド25aとインクタンク25gと
を別体として個別に駆動することにより、記録ヘッド2
5aよりも重いインクタンク25gを移動させる際に発
生する振動等が記録ヘッド25aに伝達されるのを防止
している。なお、記録ヘッド25aのさらに具体的な構
成については、実施例3の後で説明する。
【0029】ここで、第2の画像形成手段IIについて、
図2に示すのカラー器の構成と、不図示の単色器の構成
とを比較すると、大きな相違点は、同図のカラー器(4
色器)では、4つのインク用ヘッドと4色分のインクタ
ンク25gが必要であるのに対し、単色器ではそれぞれ
1色分で足る点である。ところで、カラー器の場合のこ
れら4つのインク用ヘッド及び4色分のインクタンク2
5gは、キャリッジ25b及びインクタンク25gの移
動空間内に配置されており、この移動空間の大きさは、
単色器の場合もほぼ同じである。したがって、カラー化
に伴う装置の大型化は、ほとんど回避することができ
る。
【0030】第2のサイズ検知手段としては、上述の送
りローラ21の少し下流側に配設した光センサ32を有
しており、この光センサ32は、検知部として搬送ガイ
ド22の上方に配置した発光部32aと、これに対向す
るようにして搬送ガイド22の下方に配置した受光部3
2bとを有する。そして、発光部32aから受光部32
bに至る光路が、搬送ガイド22の上面に沿って形成さ
れた記録材Pの搬送路をほぼ垂直に横切るように構成さ
れている。サイズ検知手段32は、送りローラ21や給
紙ローラ23によって搬送路に沿って搬送される記録材
Pの先端が光路に差しかかって光路を遮断したとき、及
び記録材Pの後端が光路を抜けて光路の遮断が解消され
たときを検知する。そしてこのときの時間差t2 と記録
材Pの搬送速度v2 とから、第1の画像形成後で第2の
画像形成前の記録材の搬送方向長さ(以下適宜「測定
値」という。)L2 を、L2 =V2 ×t2 として算出す
るように構成されている。給紙ローラ23は、記録材P
の後端がサイズ検知手段32の光路を抜け切るまでは、
記録材Pを所定の搬送速度v2 で連続送りするものとす
る。
【0031】画像形成工程制御手段としての補正手段5
1は、コントローラ50に組み込まれており、上述の測
定値L2 に基づいて、記録材Pに対するインクジェット
記録部25による画像の書き込み位置を補正するように
構成されている。図3は、コントローラ50の概略を示
すブロック図である。補正手段51は、制御回路51
a、収縮量算出回路51b、補正値算出回路51cを有
する。制御回路51aは、コントローラ50内のCPU
52により駆動制御され、補正手段51全体を制御する
ように構成されている。また、収縮量算出回路51b
は、サイズ検知手段32からの測定値L2 と予め設定さ
れている初期設定値L0 との差である収縮量ΔL(=L
0 −L2 )を算出するようになっている。初期設定値L
0 は、記録材Pのサイズ毎に、複数個設定されており
(例えばB4横通しでは364mm、A4縦通し、横通
しではそれぞれ297mm、210mm。)、画像形成
対象として選択された記録材Pの初期設定値L0 を用い
る。補正値算出回路51cは、図4に示すようなテーブ
ルを用いて、収縮量ΔLを補正値xに変換するように構
成されている。このテーブルは、収縮量ΔLが小さいと
きは補正値xを小さく、収縮量ΔLがある程度大きくな
る(図4のAで示す点)とこれに比例して補正値xも大
きくするように設定されている。これによると、例え
ば、画像形成装置の電源投入直後等のように、前述の熱
定着器12の加圧ローラ12bが冷えていて記録材Pの
収縮量が小さいときには補正値xを小さくし、電源投入
後しばらく経った後等のように、加圧ローラ12bが暖
まってきて記録材Pの収縮量が大きくなるときには補正
値xも大きくする。つまり、画像形成装置の使用状況に
合わせて、常に最適な補正値xが得られるようにしてあ
る。
【0032】さらに、コントローラ50は、インクジェ
ット記録部25を制御するインクジェット記録部制御回
路53を備えている。この回路53は、インクジェット
記録部25を制御するためのシーケンス等が記憶されて
いるROM53a、及びカラー画像データを一時記憶し
ておくRAM53b等を備えている。
【0033】第2の画像形成手段IIの下流側には、第2
の画像形成後の記録材Pを装置本体M外部に排出するた
めの排紙ローラ60及び排紙ローラ60によって排出さ
れた記録材Pを積載する排紙トレイ61が配設されてい
る。
【0034】次に、図1、図3、そして図5のフローチ
ャートを参照しながら、上述構成の画像形成装置の動作
について説明する。画像形成装置に、外部装置からプリ
ント信号、及び白黒画像とカラー画像の混在する画像デ
ータが入力されると、コントローラ50は、第1の画像
形成手段Iにプリント信号及び白黒画像の画像データを
送る。すると、給紙カセット8内にある記録材Pは、給
紙ローラ9によって給紙され、レジストローラ10を介
して感光ドラム1に供給される。以上の動作とほぼ並行
して、感光ドラム1は矢印R1方向に回転駆動され、一
次帯電器2によってその表面が負極性の所定電位に均一
に帯電される。そして、レーザ露光器3により、画像デ
ータに基づくレーザ光の照射を受け、照射部分の電荷が
除去されて表面に静電潜像が形成される。この静電潜像
には、現像装置4内に収納されている黒色の負電荷のト
ナーが付着され、トナー画像として現像される。感光ド
ラム1上のトナー画像は、転写帯電器5によって、上述
のレジストローラ10から感光ドラム1に供給されてき
た記録材P上に転写される。トナー画像転写後の記録材
Pは搬送ガイド11に沿って熱定着器12に搬送され、
ここで加熱加圧を受けてトナー画像が溶融固着される
(図5のS1)。一方、トナー画像転写後の感光ドラム
1は、表面の残留トナーがクリーナ7によって除去され
次の画像形成に備えられる。
【0035】記録材Pは、上述の第1の画像形成手段I
によって、白黒のトナー画像が形成されると(S1)、
第1の画像形成手段Iから、第2の画像形成手段IIに搬
送される。画像形成手段IIの送りローラ21は、記録材
Pが進入してくると、記録材Pの先端が給紙ローラ23
に到達するまで記録材Pを連続的に搬送する。このと
き、記録材Pは、サイズ検知手段32の発光部32aと
受光部32bとの光路を横切ることにより、その搬送方
向長さ(測定値)L2 が検知される。この測定値L2
収縮量算出回路51bに送られ、収縮量ΔLが算出され
る(S3)。収縮量ΔLは補正値算出回路51cに送ら
れ、図4に示したテーブルによって補正値xに変換され
る(S4)。次に、補正値xはRAM53bに送られ
る。ここまでの一連の動作は制御回路51aによって制
御される。
【0036】記録材Pの先端が給紙ローラ23に達し、
さらに記録材Pの後端がサイズ検知手段32を抜ける
と、給紙ローラ23は、記録材Pを断続的に搬送し、イ
ンクジェット記録部25へ送る。一方、コントローラ5
0からは、第2の画像形成手段IIにプリント信号及びカ
ラー画像の画像データが送られ、これに対応して、記録
材Pに向けて、各色のインクが記録ヘッド25aから吐
出され、記録材P上にカラー画像が形成される。このと
き、CPU52は、RAM53b内の画像データを上述
の補正値xを用いて、書き込み位置を補正すべく補正す
る(S5)。そして、CPU52はROM53aに記憶
されているシーケンスに基づいてインクジェット記録部
25を駆動制御し、これにより、記録材Pの測定値L2
に応じて書き込み位置が補正されたカラーのインク画像
が形成される(S6)。
【0037】第2の画像形成手段IIによるインク画像の
形成が終了した記録材Pは、排紙ローラ60によって、
排紙トレイ61上に排出され、これにより、トナー画像
とインク画像とが混在する画像の形成が終了する。
【0038】以上説明したように、記録材Pは、その搬
送方向長さが、第1の画像形成時と第2の画像形成時と
では、それぞれL0 、L2 (L0 >L2 )と異なるが、
この差に基づいて第2の画像形成時の画像書き込み位置
を補正することにより、第1の画像形成によるトナー画
像と、第2の画像形成によるインク画像との画像ずれを
なくすことができる。その結果、トナーによる白黒画像
と、インクによるカラー画像とが混在する画像を形成し
た場合でも、画像ずれのない、良好な画像品質の出力画
像を得ることができる。さらに、画像ずれを解消するこ
とができることに基づき、第1の画像形成手段Iと第2
の画像形成手段IIとを組み合わせて画像形成装置を構成
したときの利点を有効に引き出すことができる。すなわ
ち、電子写真方式による第1の画像形成手段Iで白黒画
像を形成した場合の、高画質化、高速度化、及びインク
ジェット方式の第2の画像形成手段IIでカラー画像を形
成する場合の、装置構成の大型化の防止を、1台の画像
形成装置において実現することができる。
【0039】なお、上述の説明では、白黒画像とカラー
画像とが混在する画像の形成について説明したが、例え
ば、文字画像を中心とする白黒画像のみを形成する場合
には第1の画像形成手段(電子写真方式)Iのみを使用
し、これに対し、カラー画像のみを形成する場合には、
第2の画像形成手段(インクジェット方式)IIのみを使
用すれば足る。したがって、白黒画像のみの場合は、高
速度で、高画質の画像が得られ、また、装置全体の大型
化を伴うことなく、カラー画像の形成を行うことが可能
である。 〈実施例2〉図6に実施例2に係る画像形成装置の全体
模式構成図を示す。前述の実施例1においては、第1の
画像形成後で第2の画像形成前の記録材Pの搬送方向長
さL2 を検知する第2のサイズ検知手段として、第2の
画像形成手段IIの送りローラ21(図1参照)の少し下
流側に配設した光センサ32を用いたが、本実施例では
これに代えて、第1の画像形成手段Iの排紙センサ33
を使用している。なお、その他の構成は、実施例1とほ
ぼ同様である。
【0040】排紙センサ33全体は、熱定着器12のす
ぐ下流側に配設され、記録材Pの搬送路の上方に配置し
た発光部33aと、下方からこれに対向する受光部33
bとを有する。発光部33aと受光部33bとの間には
光路が形成されており、熱定着器12から排出され、送
りローラ21によって搬送される記録材Pがこの光路を
遮断する時間t2 及びこのときの記録材Pの搬送速度v
2 から、第1の画像形成後の記録材Pの搬送方向長さL
2 を検知する。なお、搬送方向長さL2 検知後の第2の
画像形成手段II、コントローラ50等の動作は、実施例
1の場合とほぼ同様なので、その説明は省略する。
【0041】本実施例によると、実施例1と比較して、
第2の画像形成手段IIの記録材Pの搬送路の短縮が可能
であること、したがって第2の画像形成時間の短縮が可
能であること等の利点がある。すなわち、図1に示す実
施例1では、記録材Pの後端が光センサ32を通過し切
るまでは、記録材Pの搬送速度V2 を一定しておく必要
がある。したがってこの間は、記録材Pの断続送りを必
須とするインクジェット記録部25によるインク画像の
形成行うことができない。すなわち、光センサ32と、
インクジェット記録部25との間の距離を、少なくとも
記録材Pの搬送方向長さL1 よりも長く確保する必要が
ある。
【0042】これに対し、図6に示す実施例2の構成で
は、排紙センサ33と、インクジェット記録部25との
間の距離を、記録材Pの搬送方向長さよりも長くすれば
十分である。したがって、第2の画像形成手段IIにおけ
る記録材Pの搬送路を短縮することができ、その分画像
形成時間も短縮することが可能である。 〈実施例3〉図7に実施例3に係る画像形成装置の全体
模式構成図を示す。実施例1及び実施例2では光センサ
32または排紙センサ33で測定した記録材Pの搬送方
向長さ(測定値)L2 を、予め設定されている記録材の
搬送方向長さ(初期設定値)L0 と比較し、補正値xを
得ていたが、実施例3では、第1の画像形成手段Iの給
紙センサ31を第1のサイズ検知手段として用いて、ま
ず第1の画像形成手段Iに給紙される記録材Pの搬送方
向長さL1 を測定し、この測定値L1 を実施例1及び実
施例2における初期設定値L0 の代わりに用いた。そし
て、第1の画像形成手段Iの排紙センサ33を第2の記
録材サイズ検知手段として用いて、定着後の記録材Pの
搬送方向長さL2 を測定し、測定値L2 を実施例1、実
施例2と同様に求め、第1のサイズ検知手段の測定値L
1 と第2のサイズ検知手段の測定値L2 とから実施例
1、実施例2同様にして記録材Pの収縮を補正する補正
値xを求めた。他の動作については、実施例1及び実施
例2とほぼ同様であるので、説明は省略するが、このよ
うに構成しても、実施例1及び実施例2と同様の効果を
上げることができる上、さらに、規格外の不定形サイズ
の記録材Pに対しても常に適切に対応することが可能と
なる。
【0043】次に、第2の画像形成手段IIのインクジェ
ット記録部25(図2参照)の記録ヘッド(記録手段)
25aについて、さらに説明を加える。
【0044】本発明は、特にインクジェット方式の中で
も熱エネルギーを利用して飛翔的液滴を形成し、記録を
行うインクジェット方式の記録ヘッド25aを用いた記
録装置において優れた効果をもたらすものである。
【0045】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を超
える急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッド25aの熱作用面に膜沸騰を
生じさせて、結果的にこの駆動信号に一対一で対応した
液体(インク)内の気泡を形成できるので有効である。
この気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体
(インク)を吐出させて、少なくとも一つの滴を形成す
る。この駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気
泡の成長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体
(インク)の吐出が達成でき、より好ましい。このパル
ス形状の駆動信号としては、米国特許第4463359
号明細書、同第4345362号明細書に記載されてい
るようなものが適している。なお、前述の熱作用面の温
度上昇率に関する発明の米国特許第4313124号明
細書に記載されている条件を採用すると、さらに優れた
記録を行うことができる。
【0046】記録ヘッド25aの構成としては、上述の
各明細書に開示されているような吐出口、液路、電気熱
変換体の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)
の他に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を
開示する米国特許第4568333号明細書、同第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギーの
圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示
する特開昭59−138461号公報に基づいた構成と
しても本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッ
ドの形態がどのようなものであっても、本発明によれば
記録を確実に効率よく行うことができるようになるから
である。
【0047】さらに、インクジェット記録部25が記録
できる記録材Pの最大幅に対応した長さを有するフルラ
インタイプの記録ヘッド25aに対しても本発明は有効
に適用できる。そのような記録ヘッド25aとしては、
複数記録ヘッドの組合せによってその長さを満たす構成
や、一体的に形成された1個の記録ヘッド25aとして
の構成のいずれでもよい。
【0048】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体Mに固定された記録ヘッド25a、あ
るいは装置本体Mに装着されることで装置本体Mとの電
気的な接続や装置本体Mからのインクの供給が可能にな
る交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あるいは記録
ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカート
リッジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有
効である。
【0049】また、本発明のインクジェット記録部25
の構成として、記録ヘッド25aの吐出回復手段、予備
的な補助手段等を付加することは本発明の効果を一層安
定できるので、好ましいものである。これらを具体的に
挙げれば、記録ヘッド25aに対してのキャッピング手
段、クリーニング手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱
変換体あるいはこれとは別の加熱素子あるいはこれらの
組合せを用いて加熱を行う予備加熱手段、記録とは別の
吐出を行う予備吐出手段を挙げることができる。
【0050】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、記録色や濃度を異にする複数のインク
に対応して2個以上の個数設けられるものであってもよ
い。すなわち、例えばインクジェット記録部25の記録
モードとしては黒色等の主流色のみの記録モードだけで
なく、記録ヘッド25aを一体的に構成するか複数個の
組合せによるかはいずれでもよいが、異なる色の複色カ
ラー、または混色によるフルカラーの各記録モードの少
なくとも一つを備えた装置にも本発明は極めて有効であ
る。
【0051】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付加時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギーによる昇温を、インクの固形
状態から液体状態への状態変化のエネルギーとして使用
せしめることで積極的に防止するため、またはインクの
蒸発を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液
化するインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネル
ギーの記録信号に応じた付与によってインクが液化し、
液状インクが吐出されるものや、記録材Pに到達する時
点ではすでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギ
ーの付与によって初めて液化する性質のインクを使用す
る場合も本発明は適用可能である。このような場合のイ
ンクは、特開昭55−56847号公報あるいは特開昭
60−71260号公報に記載されるような、多孔質シ
ート凹部または貫通孔に液状または固形物として保持さ
れた状態で、電気熱変換体に対して対向するような形態
としてもよい。本発明においては、上述した各インクに
対して最も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行す
るものである。
【0052】さらに加えて、インクジェット記録部25
の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像
出力末端として用いられるものの他、リーダ等と組み合
わせた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0053】以上の実施例において、第1の画像形成手
段I、及び第2の画像形成手段IIは、前述のものに限定
されない。本発明では、第1の画像形成手段Iは電子写
真方式によって記録材P上にトナー画像を形成するもの
であればよく、一方、第2の画像形成手段IIについて
は、上述のインクジェット方式をはじめ、他の任意の画
像形成手段を適用することができる。例えば、ワイヤド
ット方式のものやサーマル方式のもの、さらには、電子
写真方式のものもであってもよい。すなわち本発明は、
電子写真方式の第1の画像形成によって収縮を起こした
記録材Pに対して、次の第2の画像形成手段IIによって
さらに画像形成したときに、はじめの画像と次の画像と
が画像ずれを起こさないようにする発明であり、第2の
画像形成手段IIの画像形成方式は特に問うものではな
い。なお、本発明は、原理的には、第1の画像形成手段
Iの画像形成によって、記録材Pがその搬送方向に収縮
するのではなく、搬送方向に伸びる場合についても、そ
のまま適用することができる。そして、この場合には、
第1の画像形成手段Iについても特に電子写真方式であ
る必要はない。
【0054】上述の第2のサイズ検知手段32、33の
配設位置としては、第1の画像形成手段Iの熱定着器1
2と、第2の画像形成手段IIのインクジェット記録部2
5との間であれば、他の制約(例えば設計上の制約)が
許す限り、任意の位置とすることができる。一般には、
第1の画像形成手段Iの定着装置の下流側で、かつ第2
の画像形成手段IIの実質的に画像が形成される部位の上
流側であれば、任意の位置に設定することが可能であ
る。
【0055】上述の給紙センサ31、サイズ検知手段3
2、排紙センサ33は、光透過型のセンサを使用した
が、これらは、光反射型のセンサであってもよい。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
第1の画像形成後で、第2の画像形成前に、記録材の搬
送方向長さを検知し、その収縮の程度に応じて、第2の
画像形成工程を制御する(例えば、画像の書き込み位置
を補正する)ことにより、第1の画像形成による画像
と、第2の画像形成による画像との間に、画像ずれが発
生するのを防止することができる。これにより、例えば
電子写真方式とインクジェット方式とを組み合わせた場
合の、電子写真方式の、高速で画像品質が高い、またイ
ンクジェット方式の、カラー化に伴う装置の大型化を防
止できるなどの利点を有効に引き出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に係る画像形成装置の全体模式構成
図。
【図2】インクジェット記録部を上方から見た斜視図。
【図3】実施例1のコントローラのブロック図。
【図4】実施例1の補正値変換テーブルを示す図。
【図5】実施例1の動作を示すフローチャート。
【図6】実施例2に係る画像形成装置の全体模式構成
図。
【図7】実施例3に係る画像形成装置の全体模式構成
図。
【符号の説明】
I 第1の画像形成手段(電子写真方式) II 第2の画像形成手段(インクジェット方
式) 1 像担持体(感光ドラム) 2 帯電手段(一次帯電器) 3 露光手段(レーザ露光器) 4 現像手段(現像装置) 5 転写手段(転写帯電器) 6 除電手段(除電針) 7 クリーニング手段(クリーナ) 8 給紙カセット 9 給紙ローラ 10 レジストローラ 11 搬送ガイド 12 熱定着手段(熱定着器) 12a 加熱ローラ 12a1 ヒータ 12b 加圧ローラ 21 搬送ローラ 22 搬送ガイド 23 給紙ローラ 24 プラテン 25 インクジェット記録部 25a 記録手段(記録ヘッド) 31 第1のサイズ検知手段(給紙センサ) 31a、32a、33a発光部 31b、32b、33b受光部 32 第2のサイズ検知手段(光センサ) 33 第2のサイズ検知手段(排紙センサ) 50 コントローラ 51a 補正手段 51b 収縮量算出回路 51c 補正値算出回路 52 CPU 53 インクジェット記録部制御回路 53a ROM 53b ROM M 装置本体 P 記録媒体(記録材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/01 Y (72)発明者 佐藤 康志 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 牛尾 行秀 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 成田 泉 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 平 和憲 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 中根 直広 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 武藤 健二 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 幸村 昇 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画像形成手段を有し、これら画像
    形成手段の一連の画像形成工程によって、記録媒体上に
    画像を形成する画像形成装置において、 一連の画像形成工程においての前記記録媒体の搬送方向
    についての上流側に配設され、電子写真方式によって前
    記記録媒体上に第1の画像形成を行う第1の画像形成手
    段と、 該第1の画像形成手段の下流側に配設され、前記第1の
    画像形成後の前記記録媒体上にさらに第2の画像形成を
    行う第2の画像形成手段と、 前記第1の画像形成後で前記第2の画像形成前における
    前記記録媒体の搬送方向長さを第2の検知部を介して検
    知する第2のサイズ検知手段と、 該第2のサイズ検知手段の検知値に基づいて、前記第2
    の画像形成における画像形成工程を制御する画像形成工
    程制御手段とを備える、 ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の画像形成前の前記記録媒体の
    搬送方向長さを第1の検知部を介して検知する第1のサ
    イズ検知手段を有し、 前記画像形成工程制御手段が、該第1のサイズ検知手段
    の検知値と前記第2のサイズ検知手段の検知値とに基づ
    いて、前記第2の画像形成における画像形成工程を制御
    する、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記画像形成工程制御手段が、前記第2
    の画像形成における前記記録媒体に対する画像の書き込
    み位置を補正する補正手段である、 ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像形
    成装置。
  4. 【請求項4】 前記検知部が、発光部と受光部とによっ
    て前記記録媒体を検知する光センサである、 ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか記
    載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の検知部が、前記第1の画像形
    成手段から排出される前記記録媒体を検知する排紙セン
    サである、 ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか記
    載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の検知部が、前記第1の画像形
    成手段に供給される前記記録媒体を検知するの給紙セン
    サである、 ことを特徴とする請求項2ないし請求項5のいずれか記
    載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記第2の画像形成手段は、記録手段が
    インクを吐出して記録を行うインクジェット方式であ
    る、 ことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか記
    載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記記録手段が、インク吐出用の熱エネ
    ルギーを発生するための電気熱変換体を備えている、 ことを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記記録手段が、前記電気熱変換体によ
    って印加される熱エネルギーにより、インクに生ずる膜
    沸騰を利用して吐出口からインクを吐出させる、 ことを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100338080B1 (ko) * 1999-10-27 2002-05-24 윤종용 화상형성장치의 프로세스 카트리지
JP2005292357A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Brother Ind Ltd 画像形成装置およびカートリッジ

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