JPH0728146A - 手ブレ検出装置を有するカメラ - Google Patents

手ブレ検出装置を有するカメラ

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JPH0728146A
JPH0728146A JP17049693A JP17049693A JPH0728146A JP H0728146 A JPH0728146 A JP H0728146A JP 17049693 A JP17049693 A JP 17049693A JP 17049693 A JP17049693 A JP 17049693A JP H0728146 A JPH0728146 A JP H0728146A
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camera shake
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  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】カメラ本体とレンズの組み合わせが変更された
際にもミラー、シャッタ動作時に発生する衝撃の影響を
回避し、高精度の手ブレ検出を行うこと。 【構成】サンプリング情報記憶部4がカメラ本体に設け
られた所定の動作要素の動作によって発生する衝撃を各
カメラ本体特有の衝撃情報として記憶しており、手ブレ
検出部1が上記カメラの手ブレ状態を検出し、サンプリ
ング部2が上記レンズと連結した上記カメラ本体に対す
る上記サンプリング情報記憶部4からの衝撃情報に基づ
いて上記手ブレ検出部1の出力をサンプリングし、第1
制御部3が上記サンプリング部2の出力に基づいてカメ
ラの手ブレ補正量を演算する。尚、上記衝撃情報はカメ
ラ静止時の衝撃に影響を与えないゼロクロス時を示すタ
イミング情報である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は手ブレ検出装置を有する
カメラに係り、特にミラーやシャッタの作動によるセン
サへの影響を回避する手ブレ検出装置を有するカメラに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ミラーやシャッタ等の動作時に発
生する衝撃の影響を回避し手ブレを正確に検出する手ブ
レ検出装置に関する技術が開発されている。例えば特開
平4−237268号公報では、撮影レンズ系にコンバ
ータを装着した場合に、ブレ補正の倍率うあ可変頂角プ
リズムの振れ角等を像ブレ補正が正確に行えるように対
応させるた技術が開示されている。
【0003】そして、特開平4−328534号公報で
は、手持ち撮影/三脚撮影を判断して、露光時における
ミラーやシャッタ等の動作衝撃によるセンサの誤信号出
力をローパスフィルタのカットオフ周波数を変更するこ
とで除去する技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平4−237268号公報により開示された技術では
コンバータ等のアクセサリを装着した場合には、ミラー
やシャッタ等の動作影響によるセンサの誤信号出力のレ
ベルや周波数が変化してしまうといった問題が生じる
が、かかる問題を解消するための技術については何等開
示されていない。
【0005】さらに、上記特開平4−328534号公
報により開示された技術のように、単に手持ち撮影/三
脚撮影の判断に基づいてローパスフィルタでセンサ誤信
号を除去するだけでは、カメラ本体とレンズの組み合わ
せにより変化するカメラ動作時の影響を受けたセンサ出
力に十分に対応させることはできない。
【0006】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、カメラ本体とレンズの組
み合わせが変更された場合にもミラーやシャッタ動作時
に発生する衝撃の影響を回避し、高精度の手ブレ検出を
行うことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の態様による手ブレ検出装置を有する
カメラは、レンズ交換可能なカメラにおいて、上記カメ
ラ本体に設けられた所定の動作要素の動作によって発生
する衝撃を各カメラ本体特有の衝撃情報として記憶して
いる衝撃情報記憶手段と、上記カメラの手ブレ状態を検
出する手ブレ状態検出手段と、上記レンズと連結した上
記カメラ本体に対する上記衝撃情報記憶手段からの衝撃
情報に基づいて上記手ブレ状態検出手段の出力をサンプ
リングするサンプリング手段と、上記サンプリング手段
の出力に基づいてカメラの手ブレ補正量を演算する手ブ
レ補正量演算手段とを具備したことを特徴とする。
【0008】また、第2の態様による手ブレ検出装置を
有するカメラは、上記衝撃情報記憶手段の衝撃情報は、
カメラ静止時の衝撃に影響を与えないゼロクロス時を示
すタイミング情報であることを特徴とする。
【0009】さらに、第3の実施例による手ブレ検出装
置を有するカメラは、上記衝撃情報記憶手段の衝撃情報
は上記衝撃情報記憶手段の出力が零とならない所定時間
の出力値であり、上記手ブレ演算手段は上記所定時間の
出力値が相対的に零となる修正値を用いて上記手ブレ状
態検出手段の出力を補正することを特徴とする。
【0010】
【作用】即ち、本発明の第1の態様による手ブレ検出装
置を有するカメラは、レンズ交換可能なカメラにおい
て、衝撃情報記憶手段が上記カメラ本体に設けられた所
定の動作要素の動作によって発生する衝撃を各カメラ本
体特有の衝撃情報として記憶しており、手ブレ状態検出
手段が上記カメラの手ブレ状態を検出し、サンプリング
手段が上記レンズと連結した上記カメラ本体に対する上
記衝撃情報記憶手段からの衝撃情報に基づいて上記手ブ
レ状態検出手段の出力をサンプリングし、手ブレ補正量
演算手段が上記サンプリング手段の出力に基づいてカメ
ラの手ブレ補正量を演算する。
【0011】また、第2の態様による手ブレ検出装置を
有するカメラは、上記衝撃情報記憶手段の衝撃情報がカ
メラ静止時の衝撃に影響を与えないゼロクロス時を示す
タイミング情報である。
【0012】さらに、第3の実施例による手ブレ検出装
置を有するカメラは、上記衝撃情報記憶手段の衝撃情報
が上記衝撃情報記憶手段の出力が零とならない所定時間
の出力値であり、上記手ブレ演算手段が上記所定時間の
出力値が相対的に零となる修正値を用いて上記手ブレ状
態検出手段の出力を補正する。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明の第1の実施例に係る手ブレ
検出装置を有するカメラの構成を示す図である。
【0014】この図1において、カメラのブレ状態を検
出するための例えば加速度センサや角速度センサ等によ
る手ブレ検出部1は、そのブレ状態に応じた出力信号を
サンプリングするためのサンプリング部2に接続されて
いる。そして、このサンプリング部2により取り込まれ
た手ブレ検出部1からの情報に基づいて、その時点のカ
メラのブレ量やブレ速度、及びブレを補正するための不
図示のブレ補正部の駆動制御量の演算等を行う第1制御
部3が当該サンプリング部2に接続されている。これ
は、例えばレンズ内のCPU等である。さらに、上記サ
ンプリング部2と第1制御部には、サンプリング部2で
のサンプリング・タイミングの情報を記憶し、第1制御
部3からの命令により活用されるているサンプリング情
報記憶部4が接続されている。そして、上記第1制御部
3はレンズとカメラ本体間の通信を行う通信部5を介し
て第2制御部6に接続されている。これは、例えばカメ
ラ全体の制御を行うカメラ本体内CPU等である。
【0015】このような構成において、手ブレ検出部1
によりカメラのブレ状態が検出されると、サンプリング
部2により一定のサンプリング周波数で上記ブレ状態に
応じた出力信号がサンプリングされた後、レンズ側にあ
る第1制御部3によりブレ量やブレ速度等の演算が行わ
れる。そして、このレンズ側の第1制御部3は通信部5
を介してカメラ本体側の第2制御部6と通信を行い、装
着しているカメラ本体の種類を判別する。そして、不図
示の露光開始部から露光開始信号が第2制御部6に対し
て出力されると、その旨が通信部5を介して第1制御部
3に伝達される。これを受けて第1制御部3はサンプリ
ング部2に対してサンプリング情報記憶部4に記憶され
ているサンプリング情報に基づいてサンプリングを行う
ように指示を出す。すると、この指示に基づいてサンプ
リング部2は露光開始操作前の一定のサンプリング周波
数とは異なるタイミングにより手ブレ検出部1の出力の
サンプリングを行う。よって、露光開始信号の出力後は
第1制御部3は当該信号に基づきブレ演算を行うことに
なる。
【0016】次に図2は上記第1の実施例を更に具現化
した第2の実施例に係る手ブレ検出装置を有するカメラ
の構成を示す図である。この図2において、レンズ側で
はカメラのX軸方向(フィルム給送方向)を回転軸中心
とするブレを検出するための手ブレ検出部1Xと、Y軸
方向(フィルム給送方向、及び撮影光軸方向と直角の方
向)のブレ検出を行う手ブレ検出部1Yがサンプリング
部2に接続されている。そして、先に示した図1中のサ
ンプリング情報記憶部4は、更に手ブレ検出部1X用の
サンプリング情報記憶部4X及び手ブレ検出部1Y用の
サンプリング情報記憶部4Yに分かれており、共にサン
プリング部2と第1制御部3おに接続されている。さら
に、レンズ側の第1制御部3には撮影レンズ駆動部7及
びブレ補正部駆動部9が接続されている。そして、撮影
レンズ駆動部7は撮影レンズ8をピント合わせの為に駆
動するため、ブレ補正部駆動部9はブレ補正部10を駆
動するためにそれぞれに接続されている。
【0017】一方、カメラ本体側では、第2制御部6が
通信部5を介してレンズ側の第1制御部3に接続されて
いる。そして、この第2制御部6には、測光動作を行う
ための測光部11、測距動作を行うための測距部12、
カメラの露光開始の指示を行うための露光開始部13、
実際に露光を行う為に使用されるミラー駆動部14、及
びシャッタ駆動部16が接続されている。そして、ミラ
ー駆動部14はミラー15を駆動するために、シャッタ
駆動部16はシャッタ17を駆動するためにそれぞれに
接続されている。
【0018】このような構成において、レンズ側に於て
は、その時点で装着されているカメラ本体の種類を判別
するために第1制御部3が通信部5を介して第2制御部
6と通信する。そして、カメラ本体の種類を判別してサ
ンプリング情報記憶部4X,4Yの記憶内容の内、どの
カメラ本体別の記憶内容を使用するかを決定する。
【0019】そして、カメラ本体側に於ては、露光開始
部13の露光開始指示前(公知の第1レリーズ時)に、
第2制御部6の制御のもと、測光部11による測光動作
及び測距部12による測距動作が行われる。そして、測
距部12による測距結果に基づいて、ピント合せの為の
レンズ駆動量が決定され、この情報は通信部5を介して
第1制御部3に送られ、撮影レンズ駆動部7により撮影
レンズ8が駆動される。そして、露光開始部13による
露光開始指示信号が第2制御部6に対して出力されると
(公知の第2レリーズ時)、この情報は通信部5を介し
て第1制御部3に伝達される。
【0020】さらに、レンズ側に於ては、前述したよう
に、サンプリング情報記憶部4X,4Yに基づく手ブレ
検出部1X,1Yの出力信号のサンプリングがサンプリ
ング部2により行われ、その結果に基づいて第1制御部
3においてブレ演算が行われる。カメラ本体側では、こ
れと並行して、ミラー駆動部14によるミラー15のミ
ラーアップ動作、そしてシャッタ駆動部16によるシャ
ッタ17の先幕走行が開始され、実質的な露光動作とな
る。その間、レンズ側ではブレ補正部駆動部9によるブ
レ補正部10の駆動が行われ、露光中のブレ補正が行わ
れる。
【0021】一方、カメラ本体側では、測光部11によ
り決定された所定露光時間が経過した後、シャッタ17
の後幕の走行がシャッタ駆動部16により行われ、その
後、ミラー15のダウン動作がミラー駆動部14により
行われ、フィルムを巻き上げた後、一連の動作が終了す
る。
【0022】ここで、図3を参照して、上記サンプリン
グ情報記憶部4X,4Yに記憶されているサンプリング
タイミング情報に基づくサンプリングについて説明す
る。図3(a)はカメラ静止時の手ブレ検出部1Xの出
力波形を示し、図3(b)は静止状態でのカメラ動作時
(露光時)に於ける手ブレ検出部1Xの出力波形を示
す。そして、図3(e)はカメラ露光時の各部位の動作
を示す。さらに、図3(c)はカメラ静止時の手ブレ検
出部1Yの出力波形を示し、図3(d)は静止状態での
カメラ動作時(露光時)に於ける手ブレ検出部1Yの出
力波形を示す。
【0023】そして、図3(a)及び(c)はカメラ静
止時の波形であるため、VX、VYの振幅はほぼ±0
[V]である。これに対して、図3(b)及び(d)は
カメラ動作時の波形であるため、カメラの露光開始時に
於けるミラーアップ時の衝撃、及びシャッタ先幕走行完
了時の衝撃が手ブレ検出部1X,1Yに伝わり、カメラ
は静止状態で基本的に像ブレが発生しないにも関わら
ず、手ブレ検出部1X,1Yは図に示したような信号出
力VX′,VY′を出力している。
【0024】前述したように、この手ブレ検出部1X,
1Yの出力信号を基に最終的にはブレ補正を行うため、
この衝撃による手ブレ検出部1X,1Yの不要信号出力
はブレ補正率即ち元々の手ブレをどれだけ減らすことが
出来たかの比率が低下してしまい問題である。また、露
光終了時はシャッタ後幕走行完了時の衝撃、及びミラー
ダウン時の衝撃が手ブレ検出部1X,1Yに伝わり、同
様に手ブレ検出部1X,1Yは図示した様な信号出力を
している。但し、露光終了時は既に露光は終了している
ため、基本的にこの信号出力はブレ補正には問題となら
ない。
【0025】そして、この図3(b)及び図3(d)に
ついて詳細に説明すると、先ず図3(b)に於いては図
示したような波形となっているが、TX1,TX2…と
いったタイミングに於いて、信号出力レベルがゼロ点
(±0[V])を通っているのが分かる。この現象はカ
メラのミラー及びシャッタ動作した際の衝撃を受けての
信号出力のため次第に減衰していく。よって、出力レベ
ルは時間と共に小さくなり、TX1,TX2…の時間間
隔は時間の経過と共に長くなる。尚、この現象は1カメ
ラ本体1レンズに於ては再現性があることは確認されて
いる。
【0026】また、このことは図3(d)、つまりY軸
に関してもX軸とは独立した形(信号出力の振幅レベ
ル、周期、ゼロクロス点のタイミング)で同様である。
よって、このゼロクロス点TX1,TX2…、TY1,
TY2…に於て手ブレ検出部1X,1Yの信号出力をサ
ンプリング部2によりサンプリングすれば、上述したカ
メラのミラーアップ時、及びシャッタ先幕走行完了時の
動作衝撃による手ブレ検出部1X,1Yへの影響を緩和
することが可能になる。
【0027】そこで、このゼロクロス点のサンプリング
・タイミング情報をサンプリング情報記憶部4X,4Y
に記憶させておく。そして、露光開始部5の露光開始信
号が制御・演算部3に入力された後、このサンプリング
情報記憶部4X,4Yの記憶情報を基にサンプリング部
2で手ブレ検出部1X,1Yの信号出力のサンプリング
を行い、これを基にブレ演算やブレ補正動作を行えばよ
いことになる。
【0028】次に図4(a)は前述の図3(b)と同様
の波形であり、カメラが静止した状態での手ブレ検出部
1Xの出力波形例である。そして、図4(b)はカメラ
が静止状態ではなく通常の手持ち状態で且つ手ブレを伴
った状態で動作させた際の手ブレ検出部1Xの出力波形
例である。
【0029】この図4(b)に於て、手ブレ検出部1X
からは手ブレに対応した出力がなされており、この波形
の上にミラーやシャッタ等の作動による影響を受けた形
となっている。よって、図4(b)に於てカメラを動作
させない場合、出力波形中の波線部分の軌跡をたどるこ
とになるが、図を参照すると該軌跡からずれているのが
分かる。従って、図4(a)のゼロクロス点TX1,T
X2…の情報をサンプリング情報記憶部4Xから算出
し、該情報に基づいて手ブレ検出部1Xの出力信号をサ
ンプリングすることにより、ほぼ出力波形中の波線部分
の軌跡をたどることになる。これにより、露光開始時の
カメラのミラー、シャッタ等の動作衝撃を緩和した形で
手ブレ状態を知ることができ、より正確なブレ補正動作
を行うことが可能となるのである。
【0030】次にレンズとカメラ本体の組合せの違いに
より前述したミラーやシャッタの動作衝撃による手ブレ
検出部1の信号出力が変化することについて、図5を参
照して説明する。
【0031】図5(a)は、手ブレ検出部、及びブレ補
正機能を持つあるレンズに“A”というカメラ本体を装
着し、露光動作を行った場合の手ブレ検出部の出力信号
波形である。また、図5(b)は(a)と同一のレンズ
に“B”というカメラ本体を装着して露光動作を行った
場合の手ブレ検出部の出力信号波形である。ここで、カ
メラ本体“A”と“B”はそれぞれ異なるカメラ本体で
あり、例えばミラーの駆動方式が「ばね駆動」か「モー
タ駆動」か、シャッタ幕走行が「縦走式」か「横走式」
かによる違いが考えられる。
【0032】これら図5(a),(b)の波形を見る
と、露光開始時、及び露光終了時の手ブレ検出部の出力
信号波形に違いがあることが分かる。これは、レンズと
カメラ本体の組合せにより全体の重量の系が変化した
り、これによる共振点の変化又は前述のミラーやシャッ
タの駆動方式の違いによるものと考えられる。
【0033】このように、カメラの動作衝撃を受けた場
合の手ブレ検出部の出力信号波形の振幅レベルや周波数
がレンズとカメラ本体の組合せにより異なる。よって、
これに対応させるために、装着されたカメラ本体に応じ
て前述した手ブレ検出部1の信号出力のサンプリング・
タイミングTX1,TX2…、TY1,TY2…を変更
することが望ましいのである。これにより、使用するカ
メラ本体が変わったとしても、カメラの動作衝撃を受け
た際の手ブレ検出部の出力信号波形の変化に対応するこ
とができ、より正確なブレ量やブレ速度の演算、更には
これを基にしたブレ補正駆動が行える。
【0034】次に、図6を参照して、使用するカメラ本
体の変化に対応するためのサンプリング情報記憶部4
X,4Yでの記憶情報について説明する。この図6はサ
ンプリング情報記憶部4X,4Y内の記憶情報の並び方
について簡単に記述したものであるが、図6に示す通り
各アドレスにはそれぞれ対応するカメラ本体、及びX軸
用データ、Y軸用データといった形でサンプリング・タ
イミングについての情報TX1,TX2…、TY1,T
Y2…が記憶してある。そして、第2の実施例では、こ
れを参照して手ブレ検出部1X,1Yの出力を適切なタ
イミングでサンプリングする。
【0035】以下、図7及び図8のフローチャートを参
照して、第2の実施例の動作を説明する。不図示のメイ
ンスイッチのオンにより電源が供給され、カメラ本体側
の第2制御部6が動作を開始すると、先ずイニシャライ
ズを行い(ステップS1)、続いて、カメラ本体にブレ
補正可能なレンズが装着されているか否かを判断する。
これは通信部5を介して行われるレンズ側の第1制御部
3との通信結果から判断し、ブレ補正可能なレンズが装
着されていない場合はステップS4に移行する(ステッ
プS2)。そして、ブレ補正可能なレンズが装着されて
いる場合には、第2制御部6は再びレンズ側の第1制御
部3との通信を行う。この通信はレンズ側に対してどの
カメラ本体が装着されているかを判断してもらうために
行うもので、レンズ側のステップS33の動作に対応す
るものである(ステップS3)。
【0036】続いて、第2制御部6は第1レリーズ信号
が入力されたか否かを判断し、入力があるまで待機する
(ステップS4)。そして、第1レリーズ信号が入力さ
れると、再びカメラ本体にブレ補正可能なレンズが装着
されているか否かを判断し、ブレ補正可能なレンズが装
着されていない場合にはステップS7に進む(ステップ
S5)。そして、ブレ補正可能なレンズが装着されてい
る場合にはレンズ側の第1制御部6との通信を行う。こ
の通信は手ブレ検出部1の出力から現在のブレ量、ブレ
速度の算出を開始させるためのもので、レンズ側のステ
ップS36の動作に対応する(ステップS6)。さら
に、測距部12による測距動作を行い、この測距結果に
基づいてピント合わせの為の撮影レンズ8の繰り出し量
が決定されると、これは通信部5や第1制御部3を介し
撮影レンズ駆動部7に伝達され、撮影レンズ8が駆動さ
れる(ステップS7)。続いて、測光部11による測光
動作を行う(ステップS8)。
【0037】さらに、第2制御部6は再び第1レリーズ
信号が入力されているか否かの判断を行い、第1レリー
ズ信号の入力が無い場合には上記ステップS4に戻る
(ステップS9)。そして、第1レリーズ信号の入力が
あった場合には、露光開始指示部13による第2レリー
ズ信号が入力されているか否かの判断を行い。第2レリ
ーズ信号の入力が無い場合は、上記ステップS8に戻る
(ステップS10)。
【0038】そして、第2レリーズ信号の入力があった
場合には、再びカメラ本体にブレ補正可能なレンズが装
着されているか否かを判断し、ブレ補正可能レンズが装
着されていない場合にはステップS13に進む(ステッ
プS11)。さらに、ブレ補正可能レンズが装着されて
いる場合には、第2制御部6はレンズ側の第1制御部3
との通信を行う。この通信は、第2レリーズ信号(露光
開始指示信号)が入力されたのでレンズ側にサンプリン
グ情報記憶部4の記憶内容に基づく手ブレ検出部1の出
力のサンプリングを行わせるためのもので、レンズ側の
ステップS41の動作に対応する(ステップS12)。
【0039】続いて、第2制御部6はミラー駆動部14
によりミラー15のミラーアップ動作を開始した後(ス
テップS13)、シャッタ17の先幕がシャッタ駆動部
16により走行開始され、実質的な露光が開始する(ス
テップS14)。そして、第2制御部6は所定露光時間
が経過したか否かの判断を行い、所定露光時間が経過す
るまで待機し(ステップS15)、所定露光時間が経過
すると、シャッタ17の後幕走行をシャッタ駆動部16
により開始させる(ステップS16)。続いてミラー1
5のダウン動作をミラー駆動部14により行う(ステッ
プS17)。
【0040】さらに、第2制御部6は再びカメラ本体に
ブレ補正可能なレンズが装着されているか否かを判断
し、ブレ補正可能なレンズが装着されていない場合には
ステップS20に進む(ステップS18)。そして、ブ
レ補正可能なレンズが装着されている場合には第2制御
部6はレンズ側の第1制御部3との通信を行う。この通
信は所定露光時間が経過して露光動作が終了したので手
ブレ検出部1の出力を基にしたブレ量やブレ速度の演算
及びブレ補正動作の停止するためのもので、レンズ側の
ステップS51の動作に対応する(ステップS19)。
こうして、フィルムの巻き上げ動作を行った後、上記ス
テップS4に戻り前述の一連の動作を繰り返す(ステッ
プS20)。
【0041】一方、レンズをカメラ本体に装着した時点
でレンズ側の第1制御部3に電源が供給され、このレン
ズ側の第1制御部3が動作を開始すると、先ずイニシャ
ライズを行う。(ステップS31)。続いて、第1制御
部3は手ブレ検出部1X,1Yの電源をオンし(ステッ
プS32)、第1制御部3は通信部5を介してカメラ本
体側の第2制御部6との通信を行う。この通信は、その
時点で装着されているカメラ本体を判断するために行わ
れるもので、カメラ本体側のステップS3の動作に対応
する(ステップS33)。そして、このステップS33
での通信結果に基づいてカメラ本体の種別が判断される
ると(ステップS34)、このステップS34の結果を
受けて前述のサンプリング情報記憶部4X,4Yの参照
開始アドレスが決定する(ステップS35)。
【0042】そして、第1制御部3は再び通信部5を介
してカメラ本体側の第2制御部6との通信を行う。この
通信はカメラ本体側で第1のリレーズ信号が入力されて
いるか否かをを確認する為のもので、カメラ本体側のス
テップS6の動作に対応する(ステップS36)。そし
て、このステップS36の結果を受けて、第1制御部3
はカメラ本体側に於て第1のレリーズ信号が入力されて
いるか否かの判断を行い、第1レリーズ信号が入力され
ていない場合にはステップS36に戻る(ステップS3
7)。
【0043】さらに、カメラ本体側で第1レリーズ信号
の入力が確認されると、サンプリング部2により手ブレ
検出部1X,1Yの出力信号を一定のサンプリング周波
数でサンプリングする。このサンプリング結果はカメラ
本体側の第1制御部3に送られる(ステップS38)。
続いてブレ量やブレ速度、ブレ補正制御量等の演算が行
われ(ステップS39)、このステップS39の演算結
果に基づいて、ブレ補正部駆動部9及びブレ補正部10
によりブレ補正駆動が行われる(ステップS40)。
尚、このステップS40でのブレ補正駆動の動作は露光
前であるので省略しても構わない。
【0044】続いて、再び第1制御部3は通信部5を介
してカメラ本体側の第2制御部6との通信を行う。この
通信はカメラ本体側で第2のレリーズ信号が入力されて
いるか否かをを確認する為のものであり、カメラ本体側
のステップS12の動作に対応する(ステップS4
1)。そして、このステップS41の結果を受けて、カ
メラ本体側に於て第2のレリーズ信号が入力されている
か否かの判断を行い(ステップS42)、この第2のレ
リーズ信号が入力されていない場合にはステップS43
に進み、入力されている場合にはステップS44に進
む。
【0045】さらに、ステップS43では、カメラ本体
側の第2レリーズ信号が所定時間以上が入力されている
か否かの判断を行う。これは、第2リレーズ信号が所定
時間以上入力されていない場合、第1レリーズ信号も入
力されていない可能性が強いためここで判断を行うので
ある。そして、第2レリーズ信号が所定時間以上入力さ
れていない場合は上記ステップS36に戻り、入力され
ている場合は上記ステップS38に戻る。
【0046】そして、ステップS44では、サンプリン
グ情報記憶部4Xに記憶されているサンプリング・タイ
ミングデータTX1,TX2…を参照する。尚、参照開
始アドレスは上記ステップS35で決定したものを採用
する(ステップS44)。
【0047】同様に、サンプリング情報記憶部4Yに記
憶されているサンプリング・タイミングデータTY1,
TY2…を参照する。尚、参照開始アドレスは、ステッ
プS35で決定したものを採用する(ステップS4
5)。そして、サンプリング部2が、このステップS4
4に於けるサンプリング・タイミングデータTXに基づ
くタイミングにより手ブレ検出部1Xの出力のサンプリ
ングを行い、その情報を第1制御部3に取り込む(ステ
ップS46)。そして、このステップS46の情報から
X軸方向を回転中心とした手ブレのブレ量やブレ速度、
ブレ補正制御量等の演算を行う(ステップS47)。
【0048】さらに、このステップS45に於けるサン
プリング・タイミングデータTYに基づくタイミングで
サンプリング部2により手ブレ検出部1Yの出力のサン
プリングを行い、その情報を第1制御部3に取り込む
(ステップS48)。そして、上記ステップS48の情
報からY軸方向を回転中心とした手ブレのブレ量やブレ
速度、ブレ補正制御量等の演算を行う(ステップS4
9)。
【0049】そして、上記ステップS47,S49の結
果に対応してブレ補正駆動がブレ補正部駆動部9、及び
ブレ補正部10により行われる(ステップS50)。
尚、ステップS46からステップS50の動作は各軸方
向のサンプリング・タイミングデータに基づき並行して
行われる。
【0050】続いて、再び第1制御部3は通信部5を介
してカメラ本体側の第2制御部6との通信を行う。この
通信はカメラ本体側に於て露光動作が終了しているか否
かを確認するためのものであり、カメラ本体側のステッ
プS19の動作に対応する(ステップS51)。そし
て、このステップS51の結果を受けてカメラ本体側に
於て露光動作が終了しているか否かの判断を行い、終了
していない場合は上記ステップS46に戻る(ステップ
S52)。そして、カメラ本体側での露光動作が終了す
ると、手ブレ検出部1の出力のサンプリングやブレ量、
ブレ速度の演算、そしてブレ補正駆動動作を終了(停
止)させた後、上記ステップS36に戻る(ステップS
53)。
【0051】尚、前述のように、レンズ側において、上
記ステップS38乃至S40でブレ演算及びブレ補正駆
動を行った後、上記ステップS46乃至S50において
再びブレ演算及びブレ補正駆動を行っているのは、常に
最新のブレ状態を検出し、高精度のブレ補正を行うため
である。
【0052】そして、カメラ本体からレンズが外された
際はレンズ側の第1制御部3自体がオフしてしまうが、
再度カメラ本体にレンズが装着された際は第1制御部3
に電源が供給されレンズ側の動作を開始する。
【0053】以上説明した実施例では、撮影レンズ側に
手ブレ検出部1、及びブレ補正部10が搭載されていた
が、これを図9に示すようにカメラ本体側に搭載しても
よいことは勿論である。この図9に示す改良例におい
て、ブレ補正部10は、例えば撮像部である不図示のフ
ィルムに対するブレの影響を相殺する為に駆動する。
【0054】次に図10は本発明の第3の実施例に係る
手ブレ検出装置を有するカメラの構成を示す図である。
この図10において、カメラのブレ状態を検出するため
の手ブレ検出部1は、当該手ブレ検出部1のブレ状態に
応じた出力信号をサンプリングするためのサンプリング
部2に接続されている。そして、このサンプリング部2
により取り込まれた手ブレ検出部1からの情報を基に現
在のカメラのブレ量やブレ速度、及びブレを補正するた
めのブレ補正装置の駆動制御量の演算等を行う第1制御
部3がこのサンプリング部2に接続されている。これ
は、例えばレンズ内のCPU等が該当する。さらに、こ
の第1制御部3は、レンズとボデイ間の通信を行う通信
部5を介して、第1制御部3と通信部5により通信を行
う第2制御部6に接続されている。この第2制御部6
は、例えばカメラ全体の制御を行うボデイ内CPU等が
該当する。さらに、第1制御部3により演算されたブレ
量やブレ速度等の修復情報を記憶している修復情報記憶
部18は、上記サンプリング部2及び第1制御部3に接
続されている。
【0055】このような構成において、手ブレ検出部1
によりカメラのブレ状態が検出され、サンプリング部2
により一定のサンプリング周波数でサンプリングされ、
レンズ側の第1制御部3によりブレ量やブレ速度等の演
算が行われる。また、第1制御部3は通信部5を介して
ボデイ側の第2制御部6と通信が行われ、装着している
カメラ本体の種類の判別を行う。そして、図1中の不図
示の露光開始部から露光開始信号が第2制御部6に対し
て出力されると、この旨は通信部5を介して第1制御部
3に伝達される。これを受けて、第1制御部3でのブレ
量やブレ速度の演算は、修復情報記憶部18からの修復
データを参照してこれを利用しながら最終的なブレ量や
ブレ速度等の演算を実行する。
【0056】次に図11は上記第3の実施例を更に具現
化した第4の実施例に係る手ブレ検出装置を有するカメ
ラの構成を示す図である。この図11に於て、第1制御
部3には修復情報記憶部18X,18Yが接続されてい
る。この修復情報記憶部18X,18Yは、前述した通
り第1制御部3に於けるブレ量やブレ速度等の演算に対
し、修復をかけるために用いられるデータが予め記憶さ
れているものである。
【0057】ここで、修復情報記憶部18X,18Yに
記憶されているデータを用いてブレ演算に修復をかける
意味について説明する。先の実施例では、図2、図3、
及び図4に於て露光開始部13からの露光開始信号出力
後は、ゼロクロス点TX1,TX2…、TY1,TY2
…によってサンプリング部2による手ブレ検出部1X,
1Yの出力のサンプリングを行うことについて説明し
た。
【0058】これに対して、第4の実施例では、露光開
始部13からの露光開始信号が出力されたタイミングに
関わらず、サンプリング部2によるサンプリング周波数
は一定である。そして、これにより取り込まれた手ブレ
検出部1X,1Yの出力信号に対し、ミラーアップ、シ
ャッタ先幕走行完了による衝撃の発生タイミングに合わ
せて修復情報記憶部18X,18Yのデータを基にブレ
演算の修復を行い、正確なブレ情報を得る。このミラー
アップ時、シャッタ先幕走行完了時による衝撃の発生タ
イミングに於ける手ブレ検出部1X,1Yの出力信号を
相殺するデータ(情報)が修復情報記憶部18X,18
Yに記憶されている。これにより、手ブレ検出部1X,
1Yから得られるブレ情報の修復及び正確なブレ演算が
可能となる。
【0059】以下、図12のフローチャートを参照し
て、第4の実施例の動作を説明する。この第4の実施例
において、カメラ本体側の動作は先に図7及び図8に示
した第3の実施例の動作と同様であるため、ここでは説
明は省略する。
【0060】レンズ側の動作では、前述したステップS
31乃至ステップS43と同様の動作を行った後、ステ
ップ61に移行する。即ちステップS42に於て、カメ
ラ本体側で第2レリーズ信号が入力されている旨の通信
があった場合にステップS61に進む。そして、サンプ
リング部2が手ブレ検出部1X,1Yの出力を一定のサ
ンプリング周波数でサンプリングし、このサンプリング
結果は第1制御部3に送られる(ステップS61)。さ
らに、第1制御部3は修復情報記憶部18Xの修復デー
タを参照し取り込む(ステップS62)。同様に、第1
制御部3は修復情報記憶部18Yの修復データを参照し
取り込む(ステップS63)。
【0061】そして、このステップS61乃至S63の
情報から、手ブレ検出部1の出力を修復した形でのブレ
量やブレ速度、ブレ補正制御量等の演算が行われる(ス
テップS64)。このステップS64の結果に対応して
ブレ補正駆動がブレ補正装置駆動部9及びブレ補正装置
10により行われる(ステップS65)。さらに、第1
制御部3が通信部5を介してカメラ本体側の第2制御部
6との通信を行う。これはカメラ本体側に於て露光動作
が終了しているか否かを確認するためのものであり、カ
メラ本体側のステップS19の動作に対応する(ステッ
プS66)。
【0062】第1制御部3では、このステップS66の
結果を受けてカメラ本体側に於て露光動作が終了してい
るか否かの判断を行い、まだ、終了していない場合はス
テップS61に戻る(ステップS67)。そして、露光
動作が終了した旨の判断がされた場合、手ブレ検出部1
の出力のサンプリングやブレ量・ブレ速度の演算、そし
てブレ補正駆動動作を終了(停止)させた後、上記ステ
ップS36に戻る(ステップS68)。
【0063】以上詳述したように、カメラのミラーやシ
ャッタ等が動作する際に発生する衝撃がカメラの手ブレ
検出部に於て手ブレとは関係の無い誤信号として出力さ
れ、更に、この現象はカメラ本体とレンズの組合せによ
り異なり、結果として手ブレ補正率の低下をもたらす問
題に対し、本発明の手ブレ検出装置を有するカメラで
は、カメラ本体とレンズの組合せに応じて、この衝撃の
発生タイミングに合わせて手ブレ検出部の出力信号のサ
ンプリング、若しくは修復を行うため、より正確な手ブ
レ状態を把握することが可能であり、これに基づいて正
確なブレ補正を行うことができる。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、カメラビオディとレン
ズの組み合わせが変更された際にもミラーやシャッタの
動作時に発生する衝撃の影響を回避し、高精度の手ブレ
検出を行う手ブレ検出装置を有するカメラを提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る手ブレ検出装置を
有するカメラの構成を示す図である。
【図2】第1の実施例を更に具現化した第2の実施例に
係る手ブレ検出装置を有するカメラの構成を示す図であ
る。
【図3】サンプリング情報記憶部4に記憶されているサ
ンプリング情報に基づくサンプリングについて説明する
ための図である。
【図4】(a)は図3(b)と同様の波形を示し、
(b)はカメラが静止状態ではなく通常の手持ち状態で
且つ手ブレを伴った状態で動作させた際の手ブレ検出部
1Xの出力波形例を示す図である。
【図5】レンズとカメラ本体の組合せの違いにより前述
したミラーやシャッタの動作衝撃による手ブレ検出部1
の信号出力が変化する様子を示す図である。
【図6】使用するカメラ本体の変化に対応するためのサ
ンプリング情報記憶部4内での記憶情報について説明す
るための図である。
【図7】第2の実施例の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図8】第2の実施例の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図9】第2の実施例の改良例の構成を示す図である。
【図10】本発明の第3の実施例に係る手ブレ検出装置
を有するカメラの構成を示す図である。
【図11】第3の実施例を更に具現化した第4の実施例
に係る手ブレ検出装置を有するカメラの構成を示す図で
ある。
【図12】第4の実施例の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【符号の説明】
1…手ブレ検出部、2…サンプリング部、3…第1制御
部、4…サンプリング情報記憶部、5…通信部、6…第
2制御部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズ交換可能なカメラにおいて、 上記カメラ本体に設けられた所定の動作要素の動作によ
    って発生する衝撃を各カメラ本体特有の衝撃情報として
    記憶している衝撃情報記憶手段と、 上記カメラの手ブレ状態を検出する手ブレ状態検出手段
    と、 上記レンズと連結した上記カメラ本体に対する上記衝撃
    情報記憶手段からの衝撃情報に基づいて上記手ブレ状態
    検出手段の出力をサンプリングするサンプリング手段
    と、 上記サンプリング手段の出力に基づいてカメラの手ブレ
    補正量を演算する手ブレ補正量演算手段と、を具備した
    ことを特徴とする手ブレ検出装置を有するカメラ。
  2. 【請求項2】 上記衝撃情報記憶手段の衝撃情報はカメ
    ラ静止時の衝撃に影響を与えないゼロクロス時を示すタ
    イミング情報であることを特徴とする請求項1に記載の
    手ブレ検出装置を有するカメラ。
  3. 【請求項3】 上記衝撃情報記憶手段の衝撃情報は上記
    衝撃情報記憶手段の出力が零とならない所定時間の出力
    値であり、上記手ブレ演算手段は上記所定時間の出力値
    が相対的に零となる修正値を用いて上記手ブレ状態検出
    手段の出力を補正することを特徴とする請求項1に記載
    の手ブレ検出装置を有するカメラ。
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