JPH07280631A - 流体投入制御方法 - Google Patents

流体投入制御方法

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JPH07280631A
JPH07280631A JP7486994A JP7486994A JPH07280631A JP H07280631 A JPH07280631 A JP H07280631A JP 7486994 A JP7486994 A JP 7486994A JP 7486994 A JP7486994 A JP 7486994A JP H07280631 A JPH07280631 A JP H07280631A
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JP
Japan
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fluid
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valve
injection
set value
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JP7486994A
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Shinichi Kurihara
真一 栗原
Megumi Sadano
恵 定野
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Asahi Kasei Engineering Corp
Original Assignee
Asahi Engineering Co Ltd Osaka
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 投入精度を向上させる。 【構成】 計量器4の測定値をプログラマブルコントロ
ーラ102にオンライン入力する。プログラマブルコン
トローラ102は測定値が設定値に達するまでは大(口
径)弁2Aにより投入を実行し、設定値に達した時点以
後は小(口径)弁2Bにより投入を実行する。またこの
時点で小弁2Bを閉止するための実目標設定値をプログ
ラマブルコントローラ102が算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、槽等の容器に所定量だ
け流体を正確に投入するための流体投入制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】流体を原料とする製造工程、例えば、医
薬,食品,塗料,インクなどの製造工程においては、流
体状の複数種の原料,副原料あるいは添加剤を設定値だ
け槽に投入する。次に、混合,調色,反応,攪拌などの
作業を行って製品を生産する。
【0003】このような生産に使用される生産設備を図
1に示す。
【0004】図1において、供給タンク1に供給された
原料は投入弁2の開により受入れタンク3に投入され
る。計量器4で、受入れタンク3の重量を測定すること
により投入された原料の容量(投入量)を検出する。
【0005】流体(原料)を設定値Aだけ投入して計量
する場合に、もしも計量器4の測定値が設定値Aと同一
となった時点で不図示の制御回路により投入弁2の閉止
を指示すると、投入弁2が完全に閉となるまでにはタイ
ムラグ△tだけ時間を要する。
【0006】このタイムラグ△tの間に余分に投入され
る流体の容量は図1の投入弁2から液面までの高さhに
存在する流体容量(液柱量)と、タイムラグ△tの間、
投入された容量との合計となる。
【0007】したがって、従来では、この余分に投入さ
れる容量を補正値Bとして予め測定しておき、実際の投
入時は、
【0008】
【数1】設定値A−補正値B=実目標設定値A1 から定まる実目標設定値A1を計量器4が測定した時点
で投入弁2の閉の指示を与える流体投入制御方法を採用
している。
【0009】他には、供給タンク1に大口径の投入弁と
小口径の投入弁の2つの弁を設け、上記設定値Aになる
直前までは大口径の投入弁による投入を行い、次に小口
径の投入弁を用いて投入量を微調整する流体投入制御方
法も知られている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述の補正値を用いる
流体投入制御方法は、補正値を把握するために、第1回
目の投入時に、補正を行なわない投入を行って、タイム
ラグにより生じた誤差(投入後の測定値−設定値)を求
める必要がある。この誤差を確認しておかないと、図1
に投入された流体容量は大きな誤差が生じてしまう。
【0011】2つの投入弁を用いるデュアル式投入方法
を用いる流体投入制御方法を用いても小口径の投入弁の
閉についての制御応答遅れにより生じる投入誤差を阻止
することはできない。
【0012】そこで、本発明の目的は、上述の点に鑑み
て、補正値を用いる流体制御方法において第1回目の投
入から、制御応答遅れにより生じる誤差を補正して、正
確な投入を行なうことができる流体投入制御方法を提供
することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1の発明は、容器に投入された流体の
容量を計量器により測定し、該計量器の測定値が設定値
から補正された実目標設定値に到達したことを制御シス
テムが検知しときに前記容器に対する前記液体の投入を
停止する流体投入制御方法において、前記容器に前記流
体を投入するための生産設備の仕様を示すパラメータ値
および前記測定値から前記補正値を取得するための相関
関係を予め定めておき、前記制御システムに、前記パラ
メータ値および前記実目標設定値の演算タイミングを示
す前記流体の特定容量値を予め与え、該制御システムに
対して前記計量器の測定値をオンライン入力し、当該制
御システムは前記特定容量値に前記計量器の測定値が到
達したことを検知したときに、オンライン入力される測
定値および前記パラメータならびに前記相関関係を用い
て前記実目標設定値を演算することを特徴とする流体投
入制御方法。
【0014】請求項2の発明は、前記生産設備は、開に
より前記流体を投入し、閉により前記流体の投入を停止
するための口径の大きい第1投入弁と口径の小さい第2
投入弁とを有し、前記制御システムは前記実目標値の演
算タイミングまでは前記第1投入弁を用いて前記流体の
投入を実行し、当該演算タイミング以後は第2投入弁を
用いて前記流体の投入を実行することを特徴とする請求
項1に記載の流体投入制御方法。
【0015】
【作用】請求項1の発明は、たとえば、制御系の遅れに
より生じる補正分考慮した実目標値を投入途中でパラメ
ータ値および測定値から演算により取得する。
【0016】請求項2の発明は、第1および第2の投入
弁の切替えを演算タイミングに同期させることで制御内
容を簡素化し、投入制御の自動化を図る。
【0017】
【実施例】以下の図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。
【0018】本実施例では補正値をパラメータから算出
し、算出された補正値を用いて投入制御を行うことに特
徴がある。
【0019】まず図1に基づいて、流体を供給タンク1
から投入弁2を開閉して受入れタンク3に投入し、投入
した流体の重量を計量器4で計量したら設定値どおりに
なるような補正値の算出方法について説明する。
【0020】まず、計量器4が設定値を指示してから投
入弁2が閉止するまでの投入量△W1は次の式で求めら
れる。
【0021】
【数2】△W1 =w×t w:流体の流速(g/s) t:対応遅れ (s) ここで流体の流速wは供給タンク1の液面から投入弁ま
での高さ、すなわち流体圧力によって変化する。しか
し、供給タンク1の液面は常に変動し把握が難しいので
以下の簡便方法で平均的な流速を求める。
【0022】すなわち、投入弁2には大小の弁を内蔵し
た既に公知のデュアル式投入装置が付設しているので、
まず投入弁2の大弁を開にして流体を投入し、投入量が
設定値到達直前の定量前設定値に達したら直ちに投入弁
2の大弁を閉止する。例えば設定値を5000gとして
投入を開始し、投入量があらかじめ決めておいた定量前
設定値である500gとの差である4500gに達した
ら大弁を閉止する。ここで投入量が定量前設定値である
500gとの差である4500gに達するまでの時間を
定時という。
【0023】定時になったら直ちに大弁を閉止し、小弁
を開にして再度流体を投入していく。
【0024】そして定時3秒後の投入量と定時6秒後の
投入量とをプログラマブルコントローラ(以下PLCと
略称することもある)演算し、二つの投入量より流体の
平均流速Wを求める。
【0025】
【数3】
【0026】一方、計量器が設定値を指示した時点に対
する投入弁が閉止する時刻点の対応遅れtについて説明
すると、デュアル式投入装置の大小の弁は空気圧で開閉
する構造になっているので、どうしても若干のタイムラ
グが生ずる。本実施例では数回の試験結果からしてその
ラグは平均的に0.5秒かかっているので、対応遅れt
=0.5秒とした。
【0027】以上よりして、計量器4が設定値を検知し
てから投入弁2が閉止するまでの投入量△W1は次の算
式で求められ、これらは上記したPLCで瞬時に演算さ
れる。
【0028】
【数4】
【0029】次に液柱量△W2 を求める。ここで液柱量
とは、投入弁を閉止した時点における投入弁から受入れ
タンク液面までの高さhに存在する流量をいう。
【0030】△W2 :液柱量 W :受入れタンク内の流体の投入量 D :受入れタンクの直径 γ1 :投入する流体の比重 γ2 :受入れタンク内の流体比重 H :投入弁から受入れタンク底面までの高さ h1 :受入れタンク内の流体の液面高さ h :液柱量の高さ d :小弁の投入管の直径
【0031】
【数5】
【0032】また、
【0033】
【数6】
【0034】因って
【0035】
【数7】
【0036】液柱量△W2 は上記の式よりプログラマブ
ルコントローラ(PLC)で瞬時に演算される。
【0037】以上をまとめると、例えば目標設定値A1
を5000g、定量前設定値を500gとした場合、計
量器が目標設定値A1である5000gと定量前設定値
である500gとの差である4500gを指示するまで
は投入装置の大弁を開にして投入し、残余500gにつ
いては大弁を閉止した後小弁を開にして投入していく。
【0038】全投入量が目標設定値A1である5000
gに等しくなればよいが上記したような変動要因があっ
て全投入量が5000gに等しくなるのは非常にむつか
しい。
【0039】上記の例で目標設定値A1を5000g、
定量前設定値を500gとした場合、実目標設定値A2
は次の算式で求められる。
【0040】
【数8】目標設定値A1(5000)=実目標設定値A
2+(△W1 +△W2
【0041】
【数9】 実目標設定値A2=5000−(△W1 +△W2 ) すなわち補正値(△W1 +△W2 )をPLCで高速に演
算し、目標設定値A1・5000と補正値(△W1 +△
2 )との差を実目標設定値A2とし、計量器が実目標
設定値A2に達したら弁を直ちに閉止し、流体を目標設
定値A1である5000gを投入するものである。
【0042】このような演算を実行して投入制御を行う
投入制御システムを図2に示す。
【0043】図2において、大(口径)弁2Aおよび小
(口径)弁2Bを開/閉するための制御線が入出力ユニ
ット101に接続される。また計量器4の測定値を示す
測定信号線が入出力ユニット101に接続される。入出
力ユニット101は上記信号線から入出力される信号の
レベル変換を行なう。
【0044】PLC102はプログラミング装置103
から入力された図3のシーケンスプログラムを実行し
て、流体投入制御を実行する。プログラミング装置10
3は上記シーケンスプログラムを作成する他、本実施例
で用いる設定値の入力をも行なう。PLC102は周知
のものを使用でき、本実施例では入出力ユニットに入力
される計量器4の測定値は一定周期でPLC102内の
メモリに取り込まれるものとする。
【0045】次に本発明になる投入制御方法で5000
gの流体を投入するフローを図3を用いて説明する。
【0046】投入に先立って目標設定値A1=5000
g、定量前設定値=500g、流体の比重γ1 をプログ
ラミング装置103によりPLC102にインプットす
る。システムを起動し、投入装置の大弁を開にして流体
を投入する(S10)。投入量が目標設定値A1と定量
前設定値との差である4500gに達した時刻点(定
時)で大弁を閉・小弁を開にして残量である500gの
流体を投入していく(S20〜S40)。
【0047】定時3秒後、定時6秒後の流量を検知して
平均的な流量をPLC102で即座に計算する。本実施
例では試験結果でタイムラグを0.5秒としているの
で、△W1 は下記式で即座に計算され、実設定値A2は
次のように補正される(S50〜S90)。
【0048】
【数10】
【0049】
【数11】
【0050】続いて液柱量△W2 は数7式で即座に計算
され、上記実設定値A2は実設定値A3に補正される
(S100)。
【0051】
【数12】
【0052】以上の計算がPLC102で瞬時に計算さ
れるので、計量器4が上記の実設定値A3を指針した時
点で投入装置の小弁は閉止される(S120〜S13
0)。その結果流体は目標設定値A1である5000g
がタンクに投入される。
【0053】以上の投入過程を図4で説明する。
【0054】図において縦軸は流量を、横軸は時間を示
す。最初は投入装置の大弁を開にして流量W1 で流体を
投入する。計量器が4500を指針した時刻T1 (定
時)で大弁を閉、小弁を開にして流量W2 で流体の投入
を続けていく。
【0055】しかし、計量器が目標設定値5000を指
針した時刻T2 で小弁を閉にすると、タイムラグ・投入
圧分 △W1 (A)と 液柱量分 △W2 (B)が時刻
2後も投入されて、その分だけ目標設定値をオーバー
することになる。
【0056】本投入制御方法は上記(△W1 +△W2
の値をオンラインで瞬時に計算し、実設定値を(△W1
+△W2 )分だけ控除した新しい実設定値に補正するこ
とにより目標設定値どおり投入するものである。
【0057】図においてA・A′はタイムラグ・投入圧
分△W1 、B・B′は液柱量分△W2 を示し、計量器が
全投入量5000を指針した時刻T2 で小弁を閉止する
と、(A+B)分だけ余分に投入されてしまうが、時刻
3 で小弁を閉止すると、閉止後にA′とB′が投入さ
れて全投入量は目標設定値どおり5000になるもので
ある。
【0058】下記の表は本投入制御方法で投入試験をし
た結果である。
【0059】
【表1】 回数 目標設定値 定量前設定値 タイムラグ 液柱量 実計測値 偏差値 1 1000g 500g 14g 4g 1000g 0 2 3000 500 14 4 3000 0 3 4000 500 14 4 4000 0 4 4000 500 14 4 4000 0 5 5000 500 16 4 5000 0 6 6000 500 13 4 6000 0 7 8000 500 13 4 8001 1 8 10000 500 13 4 10000 0 9 10000 500 13 4 10001 1 10 15000 500 13 4 15001 1 以上の試験結果より、従来の投入方法では絶対値として
±20〜30g程度の誤差が生じていたが、本投入制御
方法では±1〜2g程度まで高精度に投入制御できるも
のである。
【0060】図5は本投入制御方法を導入した多品種少
量生産プロセスの一実施例であって、10は天井部に架
設した多数のヘッドタンクであり、該ヘッドタンクは各
原料・副原料毎に集約されている。11はヘッドタンク
の底部から垂下する投入管、12は投入管先端に付設す
る投入弁で、該投入弁は所定の位置で位置決めされた後
記するコマダル15の真上に集中して垂下している。
【0061】投入弁は既に公知のデュアル式投入装置が
付設したもので、該弁と計量器13はPLC(図示せ
ず)とそれぞれ接続し、本発明になる投入制御方法で流
体を投入制御するものである。
【0062】14は自動搬送車で、その上部にコマダル
15を積載した台車16が載置している。17は自動搬
送車の上部に敷設されたコンベア、18は上記コマダル
15の車輪である。したがって、台車16を自動搬送車
14に固定したうえコマダル15は自動搬送車14に運
ばれて所定の場所へ移動し位置決めされた後所定の原料
・副原料を逐次投入管から受入れ、所定の作業が終了す
ると台車16は自動搬送車14でリフター23近傍まで
運ばれ、台車16はコンベア17を介してリフター23
に移載される。
【0063】そして、リフター23が降下して台車16
は地上に降ろされ、以降台車16は手動で所定の目的地
へ移動して別の作業が行われるものである。
【0064】13は自動搬送車14に内蔵している既に
公知の計量器で、20は計量器13上で垂直状に立設す
る複数のシリンダーで、21はシリンダー杆である。
【0065】通常は該シリンダー杆21は後退している
が、コマダルに投入された流体を計量する時はシリンダ
ー20を作動してシリンダー杆を延伸せしめ、該シリン
ダー杆で台車16を持上げることにより台車16全体の
負荷が計量器13にかかり計量されるものであり、その
総重量からコマダル・台車などの重量を差し引くことに
よって流体の投入量を精確に計量することができるもの
である。
【0066】この実施例では計量器13上にシリンダー
20は4基立設しているが、その基数は別に限定するも
のではない。19は自動搬送車14の車輪、22は自動
搬送車14が所定の位置に停止せしめるためのエンコー
ダである。
【0067】本投入制御方法を導入した多品種少量生産
の生産プロセスは以上の構成になっているのでその動作
について説明すると、空のコマダル15を積載した台車
16は手動でリフター23近傍に運ばれ、リフター23
を降下せしめて台車16をリフター23上に積載し、リ
フター23は上昇する。既に自動搬送車14はリフター
23近傍に移動してきて待機しているので、コンベア1
7を介して台車16はリフター23上から自動搬送車1
4上へ移載される。
【0068】台車16は固定具(図示せず)で自動搬送
車14に固定された後所定の原料・副原料投入場所へ移
動するが、自動搬送車14にはエンコーダ22が付設し
ているので自動搬送車14は所定の場所へ正確に移動し
て位置決めされる。コマダル15Bには蓋が無く、多数
の投入弁12がコマダル15の真上に臨んでいるので、
所定の原料・副原料が順次投入弁12からコマダル15
に投入されるが、計量器13と各投入弁とはPLCにそ
れぞれ接続しているので、予め決められている各原料・
副原料毎の投入すべき目標設定値に対してPLCが高速
で補正値を演算して実設定値を設定するので、計量器1
3が実設定値を指針した時に投入弁は閉止され、目標設
定値どおりの原料・副原料が投入されるものである。以
下同様にして各原料・副原料毎にPLC102が作動し
て目標設定値どおりに投入されていくものである。
【0069】所定の原料・副原料が目標設定値どおりに
投入されると、自動搬送車14はコマダル15をリフタ
ー23近傍まで運び、該コマダル15をリフター23に
移載し、該リフター23を降下せしめてコマダル15を
地上に降ろし、該コマダル15は手動で別の作業場所へ
運ばれていく。
【0070】上記したように自動搬送車14には計量器
13が積載され、原料・副原料投入場所で投入弁12と
PLCを接続することによって各原料・副原料を高精度
に投入することができるものであり、また計量器13は
自動搬送車14に積載されているので、すべての投入弁
に対応できるので投資コストは著しく削減されるもので
ある。
【0071】以上、述べた実施例の他に次の例を実施で
きる。
【0072】1)本実施例では重量を計測し、その計測
値を容量に換算する計測器を用いたが、その他、液面レ
ベルを計測し、その計測値を容量に換算する計測器を用
いることができる。
【0073】2)本実施例では、実目標設定値を演算す
る制御システムとしてPLCを用いているが、演算機能
を有する演算プロセッサ,パーソナルコンピュータをも
制御システムとして用いることができる。
【0074】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、計量器と投入
弁の開閉とのタイムラグおよび投入圧・液柱量による投
入誤差をオンラインで演算することができ、演算結果で
実設定値を補正することにより目標設定値どおり流体を
投入する。これにより、多数の流体を扱う多品種少量生
産設備において、多数の流体をそれぞれ計量してタンク
に投入するに際し、それぞれの流体の比重をあらかじめ
制御システムにインプットしておくことにより目標値ど
おりに精確に投入制御することができる。もって完全に
投入作業の自動化が可能となり、操作も簡単でまた計量
時間は短縮されて投入制御の精度は従来技術に比し格段
に高まるので、とりわけ多品種の流体を扱う工程に本投
入制御方法を採用すると著しい効果が期待されるもので
あり産業界に及ぼす効果は大なるものがある。
【0075】請求項2の発明によれば、デュアル投入方
法を用いることにより投入時間の短縮および投入精度の
向上をさらに図ると共に、制御システムの応答遅れに対
応した好適な投入弁の切替えタイミングを設定すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】流体の投入を行う生産設備の構造を模式的に示
す側面図である。
【図2】本発明実施例の制御システムの構成を示すブロ
ック図である。
【図3】図2のプログラマブルコントローラが実行する
処理手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明実施例の投入過程を示す説明図である。
【図5】本発明他の生産設備を模式的に示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1 供給タンク 2 投入弁 3 受入れタンク 4,13 計量器 10 ヘッドタンク 11 投入管 12 投入弁 14 自動搬送車 15 コマダル 16 台車 17 コンベア 18,19 車輪 20 シリンダー 21 シリンダー杆 22 エンコーダ 23 リフター

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器に投入された流体の容量を計量器に
    より測定し、該計量器の測定値が設定値から補正された
    実目標設定値に到達したことを制御システムが検知しと
    きに前記容器に対する前記流体の投入を停止する流体投
    入制御方法において、 前記容器に前記流体を投入するための生産設備の仕様を
    示すパラメータ値および前記測定値から前記補正値を演
    算するための相関関係を予め定めておき、 前記制御システムに、前記パラメータ値および前記実目
    標設定値の演算タイミングを示す前記流体の特定容量値
    を予め与え、 該制御システムに対して前記計量器の測定値をオンライ
    ン入力し、 当該制御システムは前記特定容量値に前記計量器の測定
    値が到達したことを検知したときに、オンライン入力さ
    れる測定値および前記パラメータならびに前記相関関係
    を用いて前記実目標設定値を演算することを特徴とする
    流体投入制御方法。
  2. 【請求項2】 前記生産設備は、開により前記流体を投
    入し、閉により前記流体の投入を停止するための口径の
    大きい第1投入弁と口径の小さい第2投入弁とを有し、
    前記制御システムは前記実目標設定値の演算タイミング
    までは前記第1投入弁を用いて前記流体の投入を実行
    し、当該演算タイミング以後は第2投入弁を用いて前記
    流体の投入を実行することを特徴とする請求項1に記載
    の流体投入制御方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010235175A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Hoshizaki Electric Co Ltd 定量注出装置
JP2015120143A (ja) * 2013-11-25 2015-07-02 東京エレクトロン株式会社 混合装置、基板処理装置および混合方法
CN107807679A (zh) * 2017-11-28 2018-03-16 湖南工业大学 一种石油加药自动定量控制系统及控制方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010235175A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Hoshizaki Electric Co Ltd 定量注出装置
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