JPH07280542A - 超音波厚さ計 - Google Patents
超音波厚さ計Info
- Publication number
- JPH07280542A JPH07280542A JP9690994A JP9690994A JPH07280542A JP H07280542 A JPH07280542 A JP H07280542A JP 9690994 A JP9690994 A JP 9690994A JP 9690994 A JP9690994 A JP 9690994A JP H07280542 A JPH07280542 A JP H07280542A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- subject
- signal
- receiving
- pulse
- thickness
- Prior art date
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- Length Measuring Devices Characterised By Use Of Acoustic Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 送波信号と相関がない受波信号の歪み部分を
除去して外乱ノイズを低減し、被検体板厚測定の精度を
向上することができる超音波厚さ計を提供する。 【構成】 送波信号を送波して被検体からの反射波を受
波する送受波部１と、送受波部１により受波された受波
信号を標本化及び量子化する受波処理部２と、送波信号
と受波信号から相互相関関数を求め被検体の情報をもつ
パルス波形以外の雑音を除去し被検体の板厚を表すパル
ス波形のピーク値を検出する信号処理部３と、パルス幅
及び被検体中音速から被検体の板厚を計算する主演算部
４と、板厚を表示する結果表示部５とを具えている。
除去して外乱ノイズを低減し、被検体板厚測定の精度を
向上することができる超音波厚さ計を提供する。 【構成】 送波信号を送波して被検体からの反射波を受
波する送受波部１と、送受波部１により受波された受波
信号を標本化及び量子化する受波処理部２と、送波信号
と受波信号から相互相関関数を求め被検体の情報をもつ
パルス波形以外の雑音を除去し被検体の板厚を表すパル
ス波形のピーク値を検出する信号処理部３と、パルス幅
及び被検体中音速から被検体の板厚を計算する主演算部
４と、板厚を表示する結果表示部５とを具えている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は超音波厚さ計に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の超音波厚さ計においては、図５ブ
ロック図に示すように、振動素子の送受波部１に受波さ
れた超音波受波信号は、受波処理部２で増幅，検波，Ａ
／Ｄ変換され、主演算部４において、例えばディジタル
方式では、送波信号に用いたクロックパルス信号を受波
信号とデータ長を合わせて論理和をとり、演算結果が１
となるときが被検体からの反射波であるとみなしカウン
トをスタートし、次に演算結果が１になるときにカウン
トをストップし、それまでカウントした値が被検体から
の反射波の周期を表し、この周期から被検体の厚さを計
算し、結果はＣＲＴの結果表示部５に出力される。しか
しながらこのような超音波厚さ計では、送受波部１に受
波される被検体からの反射波は被検体表面の凹凸による
反射波成分（板厚に無関係）を含んでいるため歪んでい
るのに、主演算部４において歪み成分ごと計算している
ので、歪み成分のレベルが高く、同期的に歪みが生ずる
場合誤計算結果が生ずる。
ロック図に示すように、振動素子の送受波部１に受波さ
れた超音波受波信号は、受波処理部２で増幅，検波，Ａ
／Ｄ変換され、主演算部４において、例えばディジタル
方式では、送波信号に用いたクロックパルス信号を受波
信号とデータ長を合わせて論理和をとり、演算結果が１
となるときが被検体からの反射波であるとみなしカウン
トをスタートし、次に演算結果が１になるときにカウン
トをストップし、それまでカウントした値が被検体から
の反射波の周期を表し、この周期から被検体の厚さを計
算し、結果はＣＲＴの結果表示部５に出力される。しか
しながらこのような超音波厚さ計では、送受波部１に受
波される被検体からの反射波は被検体表面の凹凸による
反射波成分（板厚に無関係）を含んでいるため歪んでい
るのに、主演算部４において歪み成分ごと計算している
ので、歪み成分のレベルが高く、同期的に歪みが生ずる
場合誤計算結果が生ずる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みて提案されたもので、送波信号と相関がない
受波信号の歪み部分を除去して外乱ノイズを低減し、被
検体板厚測定の精度を向上することができる超音波厚さ
計を提供することを目的とする。
事情に鑑みて提案されたもので、送波信号と相関がない
受波信号の歪み部分を除去して外乱ノイズを低減し、被
検体板厚測定の精度を向上することができる超音波厚さ
計を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、送
波信号を送波して被検体からの反射波を受波する送受波
部と、上記送受波部により受波された受波信号を標本化
及び量子化する受波処理部と、送波信号と受波信号から
相互相関関数を求め被検体の情報をもつパルス波形以外
の雑音を除去し被検体の板厚を表すパルス波形のピーク
値を検出する信号処理部と、パルス幅及び被検体中音速
から被検体の板厚を計算する主演算部と、上記主演算部
で計算された板厚を表示する結果表示部とを具えたこと
を特徴とする。
波信号を送波して被検体からの反射波を受波する送受波
部と、上記送受波部により受波された受波信号を標本化
及び量子化する受波処理部と、送波信号と受波信号から
相互相関関数を求め被検体の情報をもつパルス波形以外
の雑音を除去し被検体の板厚を表すパルス波形のピーク
値を検出する信号処理部と、パルス幅及び被検体中音速
から被検体の板厚を計算する主演算部と、上記主演算部
で計算された板厚を表示する結果表示部とを具えたこと
を特徴とする。
【０００５】
【作用】本発明超音波厚さ計においては、歪み成分のな
い受波信号を得るには、送波信号と受波信号を比較して
送波信号が経路伝搬中に加わった歪み成分を除去するた
め、相関関数を求めなければならない。そこで送波信号
及び受波信号から送信パルス及び受信パルスに相当する
部分を窓関数として切り出し、窓関数部分の相互相関関
数を求める信号処理を信号処理部に構築する。すなわち
この相互相関信号処理は、送波信号及び受波信号を微少
時間単位に細分化，比較して、送波信号と相関のない部
分を受波信号から除去することが可能となり、歪みのな
い受波信号が得られる。
い受波信号を得るには、送波信号と受波信号を比較して
送波信号が経路伝搬中に加わった歪み成分を除去するた
め、相関関数を求めなければならない。そこで送波信号
及び受波信号から送信パルス及び受信パルスに相当する
部分を窓関数として切り出し、窓関数部分の相互相関関
数を求める信号処理を信号処理部に構築する。すなわち
この相互相関信号処理は、送波信号及び受波信号を微少
時間単位に細分化，比較して、送波信号と相関のない部
分を受波信号から除去することが可能となり、歪みのな
い受波信号が得られる。
【０００６】
【実施例】本発明を水中超音波厚さ計に適用した一実施
例を図面について説明すると、図１は本超音波厚さ計の
ブロック図、図２は同上の送受波部の模式図、図３は信
号処理部のフローチャート、図４は主演算部のフローチ
ャートである。図１において、送受波部１は、図２に示
すように、水中の被検体７に対向する振動素子固定治具
６に取付けられた送波用振動素子１ａ，受波信号受波用
振動素子１ｂ，送波信号受波用振動素子１ｃで構成され
ており、この送受波部１から送出された送波信号は被検
体７で反射後再び送受波部１に戻り受波される。この受
波信号には、被検体７の表面の粗さによる歪み成分及び
水中における残響の成分が含まれている。
例を図面について説明すると、図１は本超音波厚さ計の
ブロック図、図２は同上の送受波部の模式図、図３は信
号処理部のフローチャート、図４は主演算部のフローチ
ャートである。図１において、送受波部１は、図２に示
すように、水中の被検体７に対向する振動素子固定治具
６に取付けられた送波用振動素子１ａ，受波信号受波用
振動素子１ｂ，送波信号受波用振動素子１ｃで構成され
ており、この送受波部１から送出された送波信号は被検
体７で反射後再び送受波部１に戻り受波される。この受
波信号には、被検体７の表面の粗さによる歪み成分及び
水中における残響の成分が含まれている。
【０００７】次の受波処理部２では、歪み成分が含まれ
た状態のまゝの受波信号を従来と同様に増幅，検波，Ａ
／Ｄ変換を行い、信号処理部３へ送る。信号処理部３
は、歪み成分や水中の残響を除去するために、送波信号
と受波信号が互いに相関している程度を求める相互相関
処理を行うものであり、図３に示すように、送波信号と
受波信号から相互相関関数を求め、受波信号は送波信号
を参照，追従して被検体７の情報をもつパルス波形以外
の雑音を除去し、被検体７の板厚を表すパルス波形のピ
ーク値を検出し、それにより歪み成分や水中の残響等の
外乱は除去される。かくして鮮明な受波信号が信号処理
部３から主演算部４へ導出され、こゝで図４に示すよう
な手順で、パルス幅及び被検体中音速からより正確な被
検体７の板厚が計算され、その計算結果が結果表示部５
に出力され、被検体７の板厚測定の精度の向上が得られ
る。
た状態のまゝの受波信号を従来と同様に増幅，検波，Ａ
／Ｄ変換を行い、信号処理部３へ送る。信号処理部３
は、歪み成分や水中の残響を除去するために、送波信号
と受波信号が互いに相関している程度を求める相互相関
処理を行うものであり、図３に示すように、送波信号と
受波信号から相互相関関数を求め、受波信号は送波信号
を参照，追従して被検体７の情報をもつパルス波形以外
の雑音を除去し、被検体７の板厚を表すパルス波形のピ
ーク値を検出し、それにより歪み成分や水中の残響等の
外乱は除去される。かくして鮮明な受波信号が信号処理
部３から主演算部４へ導出され、こゝで図４に示すよう
な手順で、パルス幅及び被検体中音速からより正確な被
検体７の板厚が計算され、その計算結果が結果表示部５
に出力され、被検体７の板厚測定の精度の向上が得られ
る。
【０００８】
【発明の効果】要するに本発明によれば、送波信号を送
波して被検体からの反射波を受波する送受波部と、上記
送受波部により受波された受波信号を標本化及び量子化
する受波処理部と、送波信号と受波信号から相互相関関
数を求め被検体の情報をもつパルス波形以外の雑音を除
去し被検体の板厚を表すパルス波形のピーク値を検出す
る信号処理部と、パルス幅及び被検体中音速から被検体
の板厚を計算する主演算部と、上記主演算部で計算され
た板厚を表示する結果表示部とを具えたことにより、送
波信号と相関がない受波信号の歪み部分を除去して外乱
ノイズを低減し、被検体板厚測定の精度を向上すること
ができる超音波厚さ計を得るから、本発明は産業上極め
て有益なものである。
波して被検体からの反射波を受波する送受波部と、上記
送受波部により受波された受波信号を標本化及び量子化
する受波処理部と、送波信号と受波信号から相互相関関
数を求め被検体の情報をもつパルス波形以外の雑音を除
去し被検体の板厚を表すパルス波形のピーク値を検出す
る信号処理部と、パルス幅及び被検体中音速から被検体
の板厚を計算する主演算部と、上記主演算部で計算され
た板厚を表示する結果表示部とを具えたことにより、送
波信号と相関がない受波信号の歪み部分を除去して外乱
ノイズを低減し、被検体板厚測定の精度を向上すること
ができる超音波厚さ計を得るから、本発明は産業上極め
て有益なものである。
【図１】本発明を水中超音波厚さ計に適用した一実施例
のブロック図である。
のブロック図である。
【図２】同上の送受波部の模式図である。
【図３】信号処理部のフローチャートである。
【図４】主演算部のフローチャートである。
【図５】従来の超音波厚さ計のブロック図である。
１ 送受波部 ２ 受波処理部 ３ 信号処理部 ４ 主演算部 ５ 結果表示部
Claims (1)
- 【請求項１】 送波信号を送波して被検体からの反射波
を受波する送受波部と、上記送受波部により受波された
受波信号を標本化及び量子化する受波処理部と、送波信
号と受波信号から相互相関関数を求め被検体の情報をも
つパルス波形以外の雑音を除去し被検体の板厚を表すパ
ルス波形のピーク値を検出する信号処理部と、パルス幅
及び被検体中音速から被検体の板厚を計算する主演算部
と、上記主演算部で計算された板厚を表示する結果表示
部とを具えたことを特徴とする超音波厚さ計。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9690994A JPH07280542A (ja) | 1994-04-11 | 1994-04-11 | 超音波厚さ計 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9690994A JPH07280542A (ja) | 1994-04-11 | 1994-04-11 | 超音波厚さ計 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07280542A true JPH07280542A (ja) | 1995-10-27 |
Family
ID=14177497
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9690994A Withdrawn JPH07280542A (ja) | 1994-04-11 | 1994-04-11 | 超音波厚さ計 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07280542A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008129832A1 (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-30 | Panasonic Corporation | 超音波測定方法及び装置 |
| KR101526688B1 (ko) * | 2013-09-27 | 2015-06-05 | 현대자동차주식회사 | 초음파 시스템의 노이즈 제거 장치 및 방법 |
-
1994
- 1994-04-11 JP JP9690994A patent/JPH07280542A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008129832A1 (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-30 | Panasonic Corporation | 超音波測定方法及び装置 |
| US8091426B2 (en) | 2007-03-29 | 2012-01-10 | Panasonic Corporation | Ultrasonic wave measuring method and apparatus |
| JP5154422B2 (ja) * | 2007-03-29 | 2013-02-27 | パナソニック株式会社 | 超音波測定方法及び装置 |
| KR101526688B1 (ko) * | 2013-09-27 | 2015-06-05 | 현대자동차주식회사 | 초음파 시스템의 노이즈 제거 장치 및 방법 |
| US9632178B2 (en) | 2013-09-27 | 2017-04-25 | Hyundai Motor Company | Apparatus and method for removing noise of ultrasonic system |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010703 |