JPH07280389A - モジュレータ一体型冷媒凝縮器 - Google Patents

モジュレータ一体型冷媒凝縮器

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JPH07280389A
JPH07280389A JP6878594A JP6878594A JPH07280389A JP H07280389 A JPH07280389 A JP H07280389A JP 6878594 A JP6878594 A JP 6878594A JP 6878594 A JP6878594 A JP 6878594A JP H07280389 A JPH07280389 A JP H07280389A
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modulator
core
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refrigerant
refrigerant condenser
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JP6878594A
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Norimasa Baba
則昌 馬場
Ken Yamamoto
山本  憲
Michiyasu Yamamoto
道泰 山本
Yasushi Yamanaka
康司 山中
Hiroki Matsuo
弘樹 松尾
Haruhiko Otsuka
春彦 大塚
Yoshitaka Kuroda
吉孝 黒田
Kiyokore Kitsutaka
清是 橘▲高▼
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Denso Corp
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NipponDenso Co Ltd
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    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B39/00Evaporators; Condensers
    • F25B39/04Condensers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F28F9/02Header boxes; End plates
    • F28F9/0219Arrangements for sealing end plates into casing or header box; Header box sub-elements
    • F28F9/0224Header boxes formed by sealing end plates into covers
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    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
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    • F28D21/00Heat-exchange apparatus not covered by any of the groups F28D1/00 - F28D20/00
    • F28D2021/0019Other heat exchangers for particular applications; Heat exchange systems not otherwise provided for
    • F28D2021/008Other heat exchangers for particular applications; Heat exchange systems not otherwise provided for for vehicles
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モジュレータ一体型冷媒凝縮器の冷媒と室外
空気との熱交換に寄与しないデッドスペースの幅方向寸
法を減少して、コア30の有効な放熱面積の縮小化を防
止し、コア30の放熱性能の低下を防止することを可能
にする。 【構成】 略半円筒状の第1の突条部53、略半円筒状
の第2の突条部54および平板状の連結部55が形成さ
れた一方の成形プレート51の開口側の端縁と、略半円
筒状の第1の突条部58、略半円筒状の第2の突条部5
9および平板状の連結部60が形成された一方の成形プ
レート52の開口側の端縁とを張り合わせてコア30の
幅方向の右端部に接続することにより、右側ヘッダ32
および内部で気液分離を行うモジュレータ33を一体成
形した。また、連結部55と連結部60の一部に2個形
成された半円筒状の膨出部との間に、右側ヘッダ32内
とモジュレータ33内とを連通させる冷媒入口通路と冷
媒出口通路を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば空気調和装
置、冷凍装置、冷蔵装置の冷凍サイクルに組み込まれる
モジュレータ一体型冷媒凝縮器に関するもので、とくに
凝縮部と過冷却部を上下に配したコアの有効な放熱面積
を大きくとることが可能なモジュレータ一体型冷媒凝縮
器にかかわる。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば車両用空気調和装置の
冷凍サイクルを構成する冷媒凝縮器と受液器(レシー
バ)とは、冷凍サイクルの高圧側に接続されているた
め、高圧の圧力が加わっても変形や破損が生じない高強
度の構造でなければならない。したがって、冷媒凝縮器
のヘッダや受液器等の高圧容器は、構造上の条件として
断面形状を円筒形状に形成することが望ましい。
【0003】この構造上の条件を満たすものとして、冷
媒凝縮器と受液器とを別個独立して設けた冷凍サイクル
が一般的であるが、冷媒凝縮器の出口と受液器の入口と
を接続するためのパイプ等の継手が必要となり、部品点
数の低減、つまり製品コストや組付作業性の低減が困難
であると共に、受液器と冷媒凝縮器とでそれぞれ独立し
た取付スペースが必要となるため、省スペースの要望に
応えることができないという不具合があった。
【0004】そこで、上記の不具合を解消する目的で、
例えば実開平2−103667号公報においては、複数
のチューブの出口が接続され、コアの高さ方向に延びる
第1の内部空間を有する出口側ヘッダの背壁に、コアの
高さ方向に延びる第2の内部空間を有する受液器(モジ
ュレータ)を接合し、さらに出口側ヘッダの第1の内部
空間とモジュレータの第2の内部空間とを連通する貫通
路を設けた受液器一体型冷媒凝縮器が提案されている。
【0005】すなわち、この受液器一体型冷媒凝縮器
は、図1および図13に2点鎖線で示したように、円筒
形状の出口側ヘッダ101のコアの幅方向(複数のチュ
ーブ38の長手方向)に隣接して、出口側ヘッダ101
より径の大きい円筒形状のモジュレータ102を設置す
るようにすると共に、出口側ヘッダ101の出口とモジ
ュレータ102の入口とを貫通路(図示せず)で連通す
るようにした構造を備えている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、車両の運転
条件、環境等で冷凍サイクル内の冷媒循環量が変動す
る。その変動分をモジュレータで吸収するため、モジュ
レータの容量は推定150〜200cc程必要である。
この容量を確保し、且つ凝縮器のヘッダに取り付け可能
とするには、モジュレータの断面積を大きくしなければ
ならないという問題点があった。
【0007】この問題点を解消するためにモジュレータ
の第2の内部空間の断面積を大きくすると、当然のよう
にモジュレータの体格が増加する。すなわち、ヘッダよ
りコアの幅方向外方への張出部分の体格が増加するの
で、冷媒凝縮器にとって冷媒と熱媒体との熱交換に寄与
しないデッドスペースの幅方向寸法が増加することにな
る。
【0008】特に、車両のエンジンルーム内のように、
冷媒凝縮器の取付スペースを大きく取ることができない
場合には、モジュレータの体格、つまりデッドスペース
の幅方向寸法が増加した分だけ、冷媒凝縮器のコアの幅
方向寸法を小さくしなければならず、コアの有効な放熱
面積が縮小化してしまうという問題点があった。
【0009】この発明は、デッドスペースの幅方向寸法
を減少して、コアの有効な放熱面積の縮小化を防止でき
るモジュレータ一体型冷媒凝縮器の提供を目的とする。
併せて、この発明は、冷媒循環量の変動分を吸収できる
モジュレータ容量を有するモジュレータ一体型冷媒凝縮
器の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、幅方向に延
ばされた複数のチューブを高さ方向に列設してなるコア
と、このコアの幅方向の端部に接続され、前記コアの高
さ方向に延びる第1の内部空間を有する略円筒状のヘッ
ダと、このヘッダに対して前記コアの厚さ方向に直接接
続され、前記第1の内部空間と同一方向に延びる第2の
内部空間、および前記第1の内部空間と前記第2の内部
空間とを連通させる連通路を有する略円筒状のモジュレ
ータとを備えた技術手段を採用した。
【0011】なお、各々に、断面形状が略半円筒状の第
1の突条部が形成され、この第1の突条部の前記コアの
厚さ方向の一方側に、前記第1の突条部より大径で断面
形状が略半円筒状の第2の突条部が形成された一対の成
形板の開口側の端縁同士を張り合わせることにより、前
記ヘッダおよび前記モジュレータを一体成形しても良
い。
【0012】また、各々に、断面形状が略半円筒状の第
1の突条部が形成され、且つこの第1の突条部の前記コ
アの厚さ方向の両側に、前記第1の突条部より大径で断
面形状が略半円筒状の第2の突条部が2個形成された一
対の成形板の開口側の端縁同士を張り合わせることによ
り、前記ヘッダおよび前記モジュレータを一体成形して
も良い。
【0013】併せて、前記第1の突条部の前記コアの幅
方向の外側部分に、内部が前記第1の内部空間と連通す
る冷媒配管を取り付けるための平坦な取付部を形成して
も良い。あるいは、前記第1の突条部の前記コアの幅方
向の内側部分に、前記複数のチューブの端部が差し込ま
れる抜き穴を形成しても良い。
【0014】なお、各々に、前記ヘッダに取り付けられ
る平板状の被取付部、およびこの被取付部より前記コア
の厚さ方向の一方側に、断面形状が略半円筒状の突条部
を設けた一対の成形板の開口側の端縁同士を張り合わせ
ることにより、前記モジュレータを成形しても良い。
【0015】また、各々に、前記ヘッダに取り付けられ
る平板状の被取付部が形成され、且つこの被取付部より
前記コアの厚さ方向の両側に、断面形状が略半円筒状の
突条部が2個形成された一対の成形板の開口側の端縁同
士を張り合わせることにより、前記モジュレータを成形
しても良い。
【0016】併せて、前記ヘッダの前記コアの幅方向の
外側部分に、前記モジュレータの被取付部を取り付ける
ための平坦な取付部を形成しても良い。あるいは、前記
ヘッダの前記コアの幅方向の内側部分に、前記複数のチ
ューブの端部が差し込まれる抜き穴を形成しても良い。
【0017】
【作用】この発明によれば、コアの高さ方向に延びる第
1の内部空間を有する略円筒状のヘッダに対して、第1
の内部空間と同一方向に延びる第2の内部空間を有する
略円筒状のモジュレータをコアの厚さ方向に隣合って設
けている。併せて、連通路を設けることにより、パイプ
等の継手を設けることなく、第1の内部空間と第2の内
部空間とを連通させている。
【0018】これらにより、仮に気液分離性を向上させ
るためにモジュレータを大型化したとしても、ヘッダと
モジュレータとがコアの幅方向に直接接続されたモジュ
レータ一体型冷媒凝縮器や、冷媒凝縮器と受液器とが別
個独立して設けられた別体型のものと比較して、熱交換
に寄与しないデッドスペースの幅方向寸法が小さくな
る。
【0019】また、例えばモジュレータ一体型冷媒凝縮
器の取付スペースを大きく取ることができない場合で
も、熱交換に寄与しないデッドスペースの幅方向寸法が
小さくなるので、コアの幅方向寸法を小さくする必要も
ない。
【0020】
【実施例】次に、この発明のモジュレータ一体型冷媒凝
縮器を図に示す複数の実施例に基づいて説明する。
【0021】〔第1実施例の構成〕図1ないし図9はこ
の発明の第1実施例を示したもので、図1はモジュレー
タ一体型冷媒凝縮器の主要部を示した図で、図2は自動
車用空気調和装置の冷凍サイクルを示した図で、図3お
よび図4はモジュレータ一体型冷媒凝縮器の自動車への
搭載状態を模式的に示した図である。
【0022】この自動車用空気調和装置の冷凍サイクル
1は、冷媒圧縮機2、モジュレータ一体型冷媒凝縮器
3、サイトグラス4、膨張弁5および冷媒蒸発器6が、
金属製パイプやゴム製パイプ等よりなる冷媒配管7によ
って順次接続されている。
【0023】冷媒圧縮機2は、図2に示したように、自
動車のエンジンルーム8(図3および図4参照)内に設
置されたエンジン9にプーリ10、ベルト11、プーリ
12および電磁クラッチ13を介して連結されている。
この冷媒圧縮機2は、エンジン9の回転動力が伝達され
ると、吸入したガス冷媒を圧縮して、高温、高圧のガス
冷媒を吐出するコンプレッサ等の冷媒圧縮手段である。
【0024】モジュレータ一体型冷媒凝縮器3は、図2
に示したように、冷媒圧縮機2の吐出口とサイトグラス
4を介して膨張弁5の入口との間に接続されている。こ
のモジュレータ一体型冷媒凝縮器3は、図3および図4
の模式図に示したように、自動車のエンジンルーム8の
前方側に形成されたフロントグリル(図示せず)を介し
て自動車の走行風を受け易い場所に、ラジエータ14、
冷却ファン15と共に設置されている。そして、モジュ
レータ一体型冷媒凝縮器3は、上端部および下端部に固
定された取付ブラケット16、17を用いて自動車側の
ステー18、19に取り付けられている。
【0025】サイトグラス4は、図2に示したように、
モジュレータ一体型冷媒凝縮器3の出口と膨張弁5の入
口との間に接続され、冷凍サイクル1内を循環する冷媒
の状態を観察する冷媒状態観察手段である。このサイト
グラス4は、自動車のエンジンルーム8内において点検
者が視認し易い場所、例えばモジュレータ一体型冷媒凝
縮器3に隣接した冷媒配管7の途中に単独で架装されて
いる。
【0026】そして、サイトグラス4は、図2に示した
ように、両端部が冷媒配管7に溶接や締結等の手段で接
続される円管状の金属ボディ21、およびこの金属ボデ
ィ21の上面に形成された覗き窓22に嵌め込まれた溶
着ガラス23等より構成されている。一般に覗き窓22
から気泡状のガス冷媒が見られるときは冷媒不足であ
り、気泡状のガス冷媒が見られないときは冷媒循環量が
適正量である。
【0027】膨張弁5は、図2に示したように、サイト
グラス4の出口と冷媒蒸発器6の入口との間に接続さ
れ、流入する液冷媒を減圧膨張させて気液二相状態の冷
媒にするエキスパンションバルブ等の減圧手段である。
ここで、この実施例では、冷媒蒸発器6の出口の冷媒過
熱度を所定値に維持するように弁開度を自動調整する温
度作動式膨張弁が用いられている。なお、膨張弁5の代
わりにキャピラリチューブやオリフィス等の他の減圧手
段を用いても良い。
【0028】冷媒蒸発器6は、図2に示したように、膨
張弁5の出口と冷媒圧縮機2の吸入口との間に接続さ
れ、流入した気液二相状態の冷媒をブロワ(図示せず)
より送風される空気と熱交換させて蒸発気化させる冷媒
蒸発手段である。
【0029】次に、この実施例のモジュレータ一体型冷
媒凝縮器3を図1、図5ないし図9に基づいて詳細に説
明する。このモジュレータ一体型冷媒凝縮器3は、例え
ば高さ方向寸法(天地方向寸法、上下方向寸法)が30
0mm〜500mm、幅方向寸法が300mm〜600mmで、
冷媒と空気との熱交換を行うコア30、このコア30の
幅方向の左端側に設置された左側ヘッダ(出入口側ヘッ
ダ)31、コア30の幅方向の右端側に設置された右側
ヘッダ(中間ヘッダ)32、およびこの右側ヘッダ32
のコア30側と逆側に設置されたモジュレータ33等か
ら構成されている。
【0030】コア30は、凝縮部34および過冷却部3
5より構成され、上端部および下端部にモジュレータ一
体型冷媒凝縮器3を自動車側のステー18、19に取り
付けるための取付用ブラケット16、17を固定するサ
イドプレート36、37がろう付け等の接合手段により
接合されている。サイドプレート36、37は、断面形
状が略コの字形状となるように形成されている。
【0031】凝縮部34は、複数の凝縮用チューブ38
およびコルゲートフィン39よりなり、これらはろう付
け等の接合手段により接合されている。この凝縮部34
は、冷媒圧縮機2の吐出口より流入した高温、高圧のガ
ス冷媒を冷却ファン15により吹き付けられる熱媒体と
しての室外空気と熱交換させて凝縮液化させるコンデン
サ部である。
【0032】過冷却部35は、凝縮部34より下方に隣
接して設けられ、複数の過冷却用チューブ40およびコ
ルゲートフィン41よりなり、これらはろう付け等の接
合手段により接合されている。この過冷却部35は、右
側ヘッダ32より流入した高温、高圧の液冷媒を冷却フ
ァン15により吹き付けられる熱媒体としての室外空気
と熱交換させて過冷却させるサブクーラ部である。
【0033】複数の凝縮用チューブ38および複数の過
冷却用チューブ40は、水平方向に設置され、コア30
の幅方向に延ばされた断面形状が偏平な長円形状の冷媒
管路である。そして、複数の凝縮用チューブ38および
複数の過冷却用チューブ40は、内部に複数の冷媒流路
(図示せず)が形成されている。さらに、複数の凝縮用
チューブ38内を流れる冷媒は、左側ヘッダ31から右
側ヘッダ32へ水平方向に流れる。また、複数の過冷却
用チューブ40内を流れる冷媒は、右側ヘッダ32から
左側ヘッダ31へ水平方向に流れる。
【0034】なお、複数の凝縮用チューブ38および複
数の過冷却用チューブ40は、水平方向に設置されてい
る。また、この実施例では、凝縮用チューブ38の本数
を、過冷却用チューブ40の本数より多くしてあり、実
験によれば、過冷却用チューブ40の本数はコア30の
全体のチューブ本数の15%〜20%程度が好ましい。
【0035】複数のコルゲートフィン39、41は、主
に隣設する2つの凝縮用チューブ38間、および隣設す
る2つの過冷却用チューブ40間にろう付け等の接合手
段を用いて接合されている。これらのコルゲートフィン
39、41は、断面形状が波形形状となるように形成さ
れており、複数の凝縮用チューブ38および複数の過冷
却用チューブ40内に形成された冷媒流路を流れる冷媒
の放熱効率を向上させるための放熱フィンである。
【0036】左側ヘッダ31は、コア30の高さ方向に
延びる第3の内部空間(図示せず)を有する1個の単純
な円筒形状の筒体であって、コア30の左端部に接続さ
れる断面形状が略U字状のヘッダプレート42、および
このヘッダプレート42の開口側に接続される断面形状
が半円弧状のタンクプレート43等より構成されてい
る。
【0037】また、左側ヘッダ31内、つまり第3の内
部空間内には、略円板形状のセパレータ46がろう付け
等の接合手段を用いて接合されている。このセパレータ
46は、第3の内部空間を入口側連通室44と出口側連
通室45に2分割する仕切り手段である。なお、入口側
連通室44は複数の凝縮用チューブ38の入口に連通
し、出口側連通室45は複数の過冷却用チューブ40の
出口に連通している。そして、左側ヘッダ31の上下端
部の開口部には、円板形状のキャップ47がそれぞれ嵌
め込まれている。これらのキャップ47は、左側ヘッダ
31の上下端部の開口部をそれぞれ塞ぐ閉塞手段であ
る。
【0038】ヘッダプレート42には、多数の抜き穴
(図示せず)が形成されており、この多数の抜き穴内に
は、複数の凝縮用チューブ38の入口端部および複数の
過冷却用チューブ40の出口端部が差し込まれている。
タンクプレート43の開口側の端縁には、図5に示した
ように、かしめることによってヘッダプレート42の開
口側の端縁の外側面を係止する複数の爪状係止部48が
部分的に形成されている。タンクプレート43の背壁に
は、冷媒圧縮機2の吐出口に接続される入口配管43
a、およびサイトグラス4の入口に接続される出口配管
43bがそれぞれ取り付けられている。
【0039】図1、図6ないし図8はモジュレータ一体
型冷媒凝縮器3の主要部、すなわち、モジュレータ一体
型冷媒凝縮器3の右側ヘッダ32およびモジュレータ3
3を示した図である。この実施例の右側ヘッダ32およ
びモジュレータ33は、略瓢箪形状の接合体50よりな
る。この接合体50は、本発明の一対の成形板としての
一対の成形プレート51、52の開口側の端縁同士を張
り合わせることによってコア30の厚さ方向に略円筒形
状の筒体を2個重ね合わせた断面形状をしている。
【0040】一方の成形プレート51には、断面形状が
略半円筒状の第1の突条部53、この第1の突条部53
より大径で断面形状が略半円筒状の第2の突条部54、
および第1の突条部53と第2の突条部54とを連結す
る断面形状が平板状の連結部55が形成されている。
【0041】第1の突条部53は、複数の凝縮用チュー
ブ38の出口端部および複数の過冷却用チューブ40の
入口端部が差し込まれる多数の抜き穴56(図9参照)
を開口した平坦部57が形成されている。第2の突条部
54は、第1の突条部53より、コア30の厚さ方向に
隣合うように設けられ、最も左側部分はコア30の後方
に重なり合うように形成されている。連結部55は、他
方の成形プレート52との接合部を兼ねており、第1の
突条部53の開口側の後端縁と第2の突条部54の開口
側の前端縁とを連結する連結手段である。
【0042】他方の成形プレート52は、断面形状が略
半円筒状の第1の突条部58、この第1の突条部58よ
り大径で断面形状が略半円筒状の第2の突条部59、お
よび第1の突条部58と第2の突条部59とを連結する
断面形状が平板状の連結部60が形成されている。
【0043】第1の突条部58の開口側の前端縁には、
一方の成形プレート51の第1の突条部53の開口側の
前端縁の外周面に重ね合わされる鍔状係合部61が形成
されている。また、第2の突条部59の開口側の後端縁
には、一方の成形プレート51の第2の突条部54の開
口側の後端縁の外周面に重ね合わされる鍔状係合部62
が形成されている。
【0044】連結部60は、一方の成形プレート51の
連結部55との接合部を兼ねており、第1の突条部58
の開口側の後端縁と第2の突条部59の開口側の前端縁
とを連結する連結手段である。また、連結部60の一部
には、図6ないし図8に示したように、断面形状が半円
筒状の膨出部63、64が2箇所隣設して設けられてい
る。これらの膨出部63、64と連結部55とで囲まれ
た空間は、冷媒入口通路65および冷媒出口通路66と
して利用される。
【0045】冷媒入口通路65は、本発明の連通路であ
って、後記する右側ヘッダ32の第1の内部空間67の
うちの上側連通室68とモジュレータ33の第2の内部
空間71とを連通する連通手段である。また、冷媒出口
通路66は、本発明の連通路であって、後記する右側ヘ
ッダ32の第1の内部空間67のうちの下側連通室69
とモジュレータ33の第2の内部空間71とを連通する
連通手段である。
【0046】なお、右側ヘッダ32は、一方の成形プレ
ート51の第1の突条部53の開口側の両端縁と他方の
成形プレート52の第1の突条部58の開口側の両端縁
とを張り合わせることにより成形され、内部にコア30
の高さ方向に延びる第1の内部空間67が形成される。
【0047】そして、右側ヘッダ32内、つまり第1の
内部空間67内には、略円板形状のセパレータ70がろ
う付け等の接合手段を用いて接合されている。このセパ
レータ70は、第1の内部空間67を上側連通室68と
下側連通室69に2分割する仕切り手段である。なお、
上側連通室68は複数の凝縮用チューブ38の出口に連
通し、下側連通室69は複数の過冷却用チューブ40の
入口に連通している。そして、右側ヘッダ32の上下端
部の開口部、つまり第1の突条部53、58の上下端部
の開口部には、円板形状のキャップ(図示せず)がそれ
ぞれ嵌め込まれている。これらのキャップは、第1の突
条部53、58の上下端部の開口部をそれぞれ塞ぐ閉塞
手段である。
【0048】また、モジュレータ33は、一方の成形プ
レート51の第2の突条部54の開口側の両端縁と他方
の成形プレート52の第2の突条部59の開口側の両端
縁とを張り合わせることにより成形され、内部にコア3
0の高さ方向に延びる第2の内部空間71が形成され
る。
【0049】そして、モジュレータ33、つまり第2の
内部空間71は、内部に断面形状が略円形状で略円柱状
の気液分離室を形成しており、右側ヘッダ32の上側連
通室68より内部に流入した冷媒を気液分離して液冷媒
のみ右側ヘッダ32の下側連通室69へ送り出す気液分
離手段として働く。そして、モジュレータ33の上下端
部の開口部、つまり第2の突条部54、59の上下端部
の開口部には、略円板形状のキャップ72がそれぞれ嵌
め込まれている。これらのキャップ72は、第2の突条
部54、59の上下端部の開口部をそれぞれ塞ぐ閉塞手
段である。
【0050】〔第1実施例の製造方法〕次に、この実施
例のモジュレータ一体型冷媒凝縮器3の組付方法を図
1、図5ないし図8に基づいて説明する。
【0051】この実施例では、左側ヘッダ31のヘッダ
プレート42とタンクプレート43、サイドプレート3
6、37、複数の凝縮用チューブ38、複数の過冷却用
チューブ40、複数のコルゲートフィン39、41、一
対の成形プレート51、52および各キャップ47、7
2等の各部品の材料として、耐腐食性、熱伝導性に優れ
たアルミニウム合金等の金属プレートの両面にろう材を
クラッドしたブレイジングシートを使用している。
【0052】また、複数の凝縮用チューブ38および複
数の過冷却用チューブ40は、平板状のブレイジングシ
ートを押出し加工することにより所定の形状を得てお
り、一対の成形プレート51、52等のその他の部品は
平板状のブレイジングシートをプレス加工することによ
り所定の形状を得ている。
【0053】先ず、一方のサイドプレート37の上に、
コルゲートフィン41と過冷却用チューブ40を交互に
複数積層して過冷却部35を形成し、続いてこの過冷却
部35の上に、コルゲートフィン39と凝縮用チューブ
38を交互に複数積層して凝縮部34を形成する。さら
に、この凝縮部34の上にサイドプレート36を積層す
る。
【0054】次に、複数の凝縮用チューブ38および複
数の過冷却用チューブ40の左端部をヘッダプレート4
2の抜き穴内に差し込み、それらの右端部を一方の成形
プレート51の第1の突条部53に形成された多数の抜
き穴56内に差し込んでコア30を仮組み付けする。こ
のとき、コア30の形状がくずれないようにワイヤ(図
示せず)等の治具を用いて両サイドプレート36、37
を締め付けてコア30の形状を保持する。
【0055】次に、セパレータ46を所定の場所にて挟
み込み、ヘッダプレート42の開口側とタンクプレート
43の開口側とを重ね合わせて、タンクプレート43の
開口側の端縁に部分的に形成された複数の爪状係止部4
8をかしめることにより、これらの爪状係止部48がヘ
ッダプレート42の開口側の端縁の外側面を係止するこ
とによって、コア30の左端部に円筒状の左側ヘッダ3
1が仮組み付けされる。
【0056】一方、右側ヘッダ32およびモジュレータ
33側においては、セパレータ70を所定の場所にて挟
み込み、一対の成形プレート51、52の開口側の端縁
同士を重ね合わせて、他方の成形プレート52の開口側
の前後端縁に形成された鍔状係合部61、62をかしめ
ることにより、これらの鍔状係合部61、62が一方の
成形プレート51の前後端縁の外側面を係止する。
【0057】すると、コア30の幅方向の右端部に略円
筒状の右側ヘッダ32が仮組み付けされ、右側ヘッダ3
2の室外空気の流れ方向の風下側、つまり右側ヘッダ3
2の後側に略円筒状のモジュレータ33が仮組み付けさ
れる。さらに、連結部55、60同士を張り合わせるこ
とによって、右側ヘッダ32の第1の内部空間67とモ
ジュレータ33の第2の内部空間71とを連通させる冷
媒入口通路65、冷媒出口通路66が設けられる。
【0058】次に、左側ヘッダ31、右側ヘッダ32お
よびモジュレータ33の上下端部に形成された開口部に
キャップ47、72をそれぞれ嵌め込んだ後に、真空一
体ろう付け等の溶接手段を行うことによって、各ろう付
け箇所の接合が行われて、図1に示したように、モジュ
レータ一体型冷媒凝縮器3が製造される。
【0059】〔第1実施例の作用〕次に、この実施例の
冷凍サイクル1の作用を図1ないし図9に基づいて簡単
に説明する。ここで、図9はモジュレータ一体型冷媒凝
縮器3の主要部の作動原理図である。
【0060】自動車用空気調和装置の運転が開始される
と、電磁クラッチ13が通電され、冷媒圧縮機2がプー
リ10、ベルト11、プーリ12、電磁クラッチ13を
介してエンジン9によって回転駆動される。このため、
冷媒圧縮機2内で圧縮されて吐出された高温、高圧のガ
ス冷媒は、入口配管43aを通って左側ヘッダ31の入
口側連通室44内に流入する。入口側連通室44内に流
入したガス冷媒は、入口側連通室44内で複数の凝縮用
チューブ38に分配される。
【0061】そして、複数の凝縮用チューブ38に分配
されたガス冷媒は、これらの凝縮用チューブ38を通過
する際にコルゲートフィン39を介して室外空気と熱交
換して凝縮液化され、一部のガス冷媒を残してほとんど
液冷媒となる。このような気液二相状態の冷媒は、複数
の凝縮用チューブ38より右側ヘッダ32の上側連通室
68内に流入する。
【0062】上側連通室68内に流入した気液二相状態
の冷媒は、一旦集められた後に、冷媒入口通路65を通
ってモジュレータ33の第2の内部空間(気液分離室)
71内へ流入する。これにより、複数の凝縮用チューブ
38の出口より出る細かい気泡状のガス冷媒が上側連通
室68内で集められて径の大きい気泡状のガス冷媒とな
って浮力の影響を大きく受けるようになる。
【0063】このとき、セパレータ70によって、複数
の凝縮用チューブ38から右側ヘッダ32内に流入した
冷媒がUターンして複数の過冷却用チューブ40へ流出
するようにしているので、気液二相状態の冷媒が気液分
離し気泡状のガス冷媒がより一箇所(内側)に集められ
る。このため、気液が分離し気泡状のガス冷媒がより集
まることで気泡状のガス冷媒の径がより大きくなり、浮
力の影響をより大きく受けて気液分離がよりし易くな
る。
【0064】すなわち、冷媒入口通路65が上側連通室
68の下部で開口しており、冷媒入口通路65と冷媒出
口通路66とが比較的に接近しているので、気液二相状
態の冷媒が冷媒入口通路65→第2の内部空間71→冷
媒出口通路66をそれぞれ通過する時に、比重の大きい
液冷媒がモジュレータ33の背壁側部に移行し、比重の
小さい気泡状のガス冷媒がモジュレータ33のコア30
側部に集まる。
【0065】したがって、モジュレータ33内で気液二
相状態の冷媒が効率良く気液分離するため、モジュレー
タ33の上部に凝縮しきれなかったガス冷媒が溜り、下
部に液冷媒が溜まることになる。よって、モジュレータ
33内において気液界面ができるだけの十分な冷媒が冷
凍サイクル1内に充填されているならば、モジュレータ
33の下部にある冷媒出口通路66からは過冷却度(サ
ブクール)を持たない液冷媒のみが下側連通室69内に
流入する。下側連通室69内に流入した液冷媒は、下側
連通室69内で複数の過冷却用チューブ40に分配され
る。
【0066】そして、複数の過冷却用チューブ40に分
配された液冷媒は、これらの過冷却用チューブ40を通
過する際にコルゲートフィン41を介して室外空気と熱
交換して過冷却され、過冷却度(サブクール)を持つ液
冷媒となり、左側ヘッダ31の出口側連通室45内に流
入する。
【0067】出口側連通室45内に流入した液冷媒は、
出口配管43b、サイトグラス4を通って膨張弁5内へ
流入する。なお、膨張弁5内にはガス冷媒を含まない単
相の液冷媒が供給されるため、膨張弁5内に流入する液
冷媒の冷媒循環量が低下することはない。これにより、
十分な量の霧状冷媒が冷媒蒸発器6内へ供給されるの
で、自動車用空気調和装置の冷凍能力の低下を防止する
ことができる。
【0068】〔第1実施例の効果〕以上のように、自動
車用空気調和装置の冷凍サイクル1は、上側連通室68
の下部、つまりモジュレータ33の下側で冷媒入口通路
65が開口しているので、特に冷媒圧縮機2を高速運転
した時のように冷媒循環量が大きい場合でも、モジュレ
ータ33の断面積を異様に大きくしなくても、モジュレ
ータ33内で気液界面ができる。また、第2の内部空間
71内における気液分離性を向上しているので、第2の
内部空間71内においてガス冷媒が上方に液冷媒が下方
に滞留する。
【0069】したがって、モジュレータ33の冷媒出口
通路66から複数の過冷却用チューブ40、サイトグラ
ス4および膨張弁5へ分離できていない気泡状のガス冷
媒を流出させることがなくなり、過冷却部35を有効に
働かせることができ、且つ膨張弁5での流動音の発生を
防止することができる。
【0070】なお、この実施例では、過冷却部35より
下流側にサイトグラス4を接続しているため、モジュレ
ータ33での気液分離性を確実にする必要はなく、モジ
ュレータ33の内部容積、つまり第2の内部空間71の
断面積は冷凍サイクル1の負荷変動による冷媒変動量と
冷媒漏れに対する余裕量の分だけ見込んでおけば良い。
【0071】また、モジュレータ33の第2の内部空間
71の下流側に過冷却部35が設けられているため、第
2の内部空間71内での気液分離が完全でなくても、過
冷却部35にて気泡状のガス冷媒は完全に消滅する。し
たがって、モジュレータ33の内部容積、つまり第2の
内部空間71の断面積を小さくすることが可能となり、
凝縮部34と過冷却部35を有するコア30の有効な放
熱面積を従来の技術と比較して大きくとることができ
る。
【0072】そして、この実施例のモジュレータ一体型
冷媒凝縮器3においては、コア30の幅方向の右端部に
接続された略円筒状の右側ヘッダ32に、略円筒状のモ
ジュレータ33をコア30の厚さ方向に設けている。さ
らに、他方の成形プレート52の連結部60に半円筒状
の膨出部63、64を2個形成することにより、右側ヘ
ッダ32の第1の内部空間67とモジュレータ33の第
2の内部空間71とを連通させているので、パイプ等の
継手が不要となる。
【0073】これらにより、仮に気液分離性を向上させ
るために、一対の成形プレート51、52の第2の突条
部54、59の半径方向寸法を大きくしてモジュレータ
33の内部容積を大型化したとしても、図1に2点鎖線
で示したような出口側ヘッダ101とモジュレータ10
2とがコア30の幅方向に隣合って設けられた従来の技
術と比較して、冷媒と室外空気との熱交換に寄与しない
デッドスペースの幅方向寸法をB程度減少することがで
きる。
【0074】また、自動車のエンジンルーム8内のよう
に、モジュレータ一体型冷媒凝縮器3の取付スペースを
大きく取ることができない場合でも、上記のようにデッ
ドスペースの幅方向寸法を、モジュレータを持たない凝
縮器程度まで縮小化することができるので、コア30の
幅方向寸法を小さくする必要はない。したがって、コア
の有効な放熱面積の減少を防止できるため、モジュレー
タ一体型冷媒凝縮器3の放熱性能の低下を防止できるの
で、冷凍サイクル1の冷凍能力の低下を防止することが
できる。また、自動車の運転条件や環境等の変化に対応
した冷凍サイクル1内の冷媒循環量の変動分を吸収でき
るモジュレータ容量を確保するために、モジュレータ3
3の断面積を大きくした場合でも、熱交換に寄与しない
デッドスペースの幅方向寸法を大きくすることはない。
【0075】この実施例では、平板状のブレイジングシ
ートをプレス加工することにより、右側ヘッダ32とモ
ジュレータ33とを同時に一体成形しているため、材料
費を低減することができ、且つ部品点数を減少すること
ができる。また、ブレイジングシート(クラッド材)を
使用できるため、コア30と接合体50との一体ろう付
けが容易となり、且つ安定したろう付け性を得ることが
できる。したがって、モジュレータ一体型冷媒凝縮器3
の組付作業性を向上することができるので、生産性の向
上と共に製品コストの低減を実現することができる。
【0076】〔第2実施例の構成〕図10はこの発明の
第2実施例を示したもので、モジュレータ一体型冷媒凝
縮器の右側ヘッダの周辺構造を示した図である。この実
施例では、一対の成形プレート51、52の開口側の端
縁同士を張り合わせることによって、右側ヘッダ32お
よび2個のモジュレータ33が一体成形されている。
【0077】すなわち、一方の成形プレート51の中央
部には、断面形状が半円筒状の第1の突条部53が形成
され、さらにこの第1の突条部53のコア30の厚さ方
向の前後側には、第1の突条部54より大径で断面形状
が半円筒状の第2の突条部54が2個形成されている。
そして、第1の突条部53と2個の第2の突条部54と
の間には、これらをそれぞれ連結する2個の連結部55
が形成されている。
【0078】また、他方の成形プレート52の中央部に
は、断面形状が半円筒状の第1の突条部58が形成さ
れ、さらにこの第1の突条部58のコア30の厚さ方向
の前後側には、第1の突条部58より大径で断面形状が
半円筒状の第2の突条部59が形成されている。なお、
前側の第2の突条部59の開口側の前端縁には、一方の
成形プレート51の前側の第2の突条部54の開口側の
前端縁の外周面に重ね合わされる鍔状係合部62aが形
成され、後側の第2の突条部59の開口側の後端縁に
は、一方の成形プレート51の後側の第2の突条部54
の開口側の後端縁の外周面に重ね合わされる鍔状係合部
62bが形成されている。
【0079】そして、第1の突条部58と2個の第2の
突条部59との間には、これらをそれぞれ連結する2個
の連結部60が形成されている。なお、一対の成形プレ
ート51、52の開口側の端縁同士を張り合わせること
によって、第1の突条部53、58同士により右側ヘッ
ダ32が成形され、2個の第2の突条部54、59同士
により2個のモジュレータ33が成形される。
【0080】〔第2実施例の効果〕この実施例では、2
個のモジュレータ33の内部容積、つまり2個の第2の
内部空間(気液分離室)71の断面積が、第1実施例の
モジュレータ33と同一とすると、2個のモジュレータ
33の幅方向寸法を短くすることができ、且つ2個のモ
ジュレータ33の半径方向寸法を小さくすることができ
る。これにより、冷媒と室外空気との熱交換に寄与しな
いデッドスペースの幅方向寸法を、第1実施例のものよ
りさらに減少することができる。
【0081】〔第3実施例の構成〕図11および図12
はこの発明の第3実施例を示したもので、図12はモジ
ュレータ一体型冷媒凝縮器の全体構造を示した図で、図
13はモジュレータ一体型冷媒凝縮器の右側ヘッダの周
辺構造を示した図である。この実施例では、他方の成形
プレート52の第1の突条部53の一部および第2の突
条部54の一部に平坦部73、74をそれぞれ形成して
いる。
【0082】平坦部73、74は、本発明の取付部であ
って、冷媒圧縮機2の吐出口と冷媒配管(図示せず)を
介して接続する入口配管75をろう付け等の接合手段を
用いて接合する。また、平坦部73には、略円形状の連
通孔76が形成されている。なお、入口配管75には、
連通孔76を介して第1の内部空間67に連通する略円
形状の連通孔77が形成され、さらに内部に冷媒通路7
8が形成されている。70aは上側連通室68を上下に
2分割するセパレータ(仕切り手段)である。
【0083】〔第3実施例の効果〕ここで、冷媒凝縮器
は自動車のエンジンルーム内の前面に取り付けられてお
り、組み付け上前面から入口配管や出口配管等の配管ジ
ョイントを取り出すレイアウトが一般的である。第1実
施例のモジュレータ一体型冷媒凝縮器3の場合には、モ
ジュレータ33が右側ヘッダ32に一体成形されている
ため、入口配管43aや出口配管43b等の配管ジョイ
ントを接続するヘッダが左側ヘッダ31(モジュレータ
33を設けない側のヘッダ)に限定されてしまうので、
配管レイアウトの自由度が少ない。
【0084】したがって、この実施例では、図12に示
したように、略円筒状の右側ヘッダ32の一部および略
円筒状のモジュレータ33の一部を潰して平坦部73、
74を形成することによって、左側ヘッダ31または右
側ヘッダ32のどちらのヘッダでも入口配管43aや出
口配管43b等の配管ジョイントを接続できるようにし
て、配管レイアウトの自由度を増加させるようにした。
【0085】〔第4実施例の構成〕図13ないし図19
はこの発明の第4実施例を示したもので、図13はモジ
ュレータ一体型冷媒凝縮器の右側ヘッダの周辺構造を示
した図で、図14はモジュレータ一体型冷媒凝縮器の全
体構造を示した図である。この実施例では、右側ヘッダ
32とモジュレータ33とを別体にて成形している。
【0086】この実施例の右側ヘッダ32は、コア30
の右端部に接続される断面形状が略U字状のヘッダプレ
ート81、およびこのヘッダプレート81の開口側に接
続される断面形状が半円弧状のタンクプレート82等よ
り構成されている。また、右側ヘッダ32の第1の内部
空間67は、セパレータ70によって、複数の凝縮用チ
ューブ38の出口に連通する上側連通室68と、複数の
過冷却用チューブ40の入口に連通する下側連通室69
に2分割されている。そして、右側ヘッダ32の上下端
部の開口部には、円板形状のキャップ83がそれぞれ嵌
め込まれている。これらのキャップ83は、右側ヘッダ
32の上下端部の開口部を塞ぐ閉塞手段である。
【0087】ヘッダプレート81の平坦部57には、複
数の凝縮用チューブ38の出口端部および複数の過冷却
用チューブ40の入口端部が差し込まれる多数の抜き穴
(図示せず)が形成されている。タンクプレート82の
開口側の端縁には、かしめることによってヘッダプレー
ト81の開口側の端縁の外側面を係止する複数の爪状係
止部84が部分的に形成されている。
【0088】右側ヘッダ32のコア30の幅方向の外側
壁、すなわち、タンクプレート82の外側壁には、図1
3ないし図15に示したように、モジュレータ33を取
り付けるための取付部としての平板形状の平坦部85が
形成されている。この平坦部85のセパレータ70の上
下部分には、図15に示したように、右側ヘッダ32の
第1の内部空間67とモジュレータ33の第2の内部空
間71とを連通させる略方形状の貫通穴86、87が開
口している。
【0089】これらの貫通穴86、87の周縁からは、
図15に示したように、モジュレータ3を係止する2個
のリブ(係止片)86a、87aおよび2個のリブ(係
止片)86b、87bがモジュレータ33側へそれぞれ
折り返されている。なお、2個のリブ86a、87a
は、2個のリブ86b、87bよりモジュレータ33側
への突出し寸法が長く形成されている。
【0090】図16ないし図19はモジュレータ33の
主要部を示した図である。このモジュレータ33は、一
対に成形プレート88、89の開口側の端縁同士を張り
合わせることによって、内部にコア30の高さ方向に延
びる第2の内部空間71を有するように略円筒形状に成
形されている。一方の成形プレート88には、断面形状
が平板状の被取付部90、およびこの被取付部90より
コア30の厚さ方向の後端側(または前端側)に、断面
形状が略半円筒状の突条部91が形成されている。
【0091】被取付部90は、右側ヘッダ32の平坦部
85の外側面にろう付け等の接合手段を用いて接合され
ている。また、図16および図17に示したように、被
取付部90のセパレータ70に対応した場所には、右側
ヘッダ32の貫通穴86、87に連通する連通穴92、
93が形成されている。突条部91は、被取付部90の
後端(または前端)より右側ヘッダ32の後方(または
前方)を覆うように略円筒状に膨らんでいる。
【0092】他方の成形プレート89には、断面形状が
平板状の被取付部94、およびこの被取付部94よりコ
ア30の厚さ方向の後端側(または前端側)に、断面形
状が略半円筒状の突条部95が形成されている。被取付
部94は、一方の成形プレート88の被取付部90の外
側面にろう付け等の接合手段を用いて接合されている。
また、被取付部94の一部には、断面形状が半円筒状の
膨出部63、64が2箇所隣設して設けられている。こ
れらの膨出部63、64と被取付部94とで囲まれた空
間は、本発明の連通路を形成する冷媒入口通路65およ
び冷媒出口通路66として利用される。また、突条部9
5の開口側の後端縁(または前端縁)には、一方の成形
プレート88の突条部91の開口側の後端縁(または前
端縁)の外周面に重ね合わされる鍔状係合部96が形成
されている。
【0093】第2の内部空間71は、右側ヘッダ32の
上側連通室68より内部に流入した冷媒を気液分離して
液冷媒のみ右側ヘッダ32の下側連通室69へ送り出す
気液分離手段である。そして、モジュレータ33の上下
端部の開口部には、略円板形状のキャップ72がそれぞ
れ嵌め込まれている。これらのキャップ72は、モジュ
レータ33の上下端部の開口部をそれぞれ塞ぐ閉塞手段
である。
【0094】〔第4実施例の製造方法〕次に、この実施
例のモジュレータ一体型冷媒凝縮器3の組付方法を図1
3ないし図19に基づいて説明する。なお、第1実施例
と同様な組付方法の説明は省略する。
【0095】この実施例では、第1実施例のものの他
に、右側ヘッダ32のヘッダプレート81とタンクプレ
ート82、モジュレータ33の一対の成形プレート8
8、89および各キャップ83等の各部品の材料とし
て、耐腐食性、熱伝導性に優れたアルミニウム合金等の
金属プレートの両面にろう材をクラッドしたブレイジン
グシートを使用している。なお、一対の成形プレート8
8、89は平板状のブレイジングシートをプレス加工す
ることにより所定の形状を得ている。
【0096】ここで、右側ヘッダ32およびモジュレー
タ33の組付方法としては先ず、一対の成形プレート8
8、89の開口側の端縁同士を重ね合わせて、他方の成
形プレート88の突条部95の開口側の端縁に形成され
た鍔状係合部96をかしめることにより、鍔状係合部9
6が一方の成形プレート88の開口側の端縁の外側面を
係止することによって、内部に円形状の第2の内部空間
71を有するモジュレータ33が仮組み付けされる。
【0097】そして、図15に示したように、タンクプ
レート82の平坦部85で開口している貫通穴86、8
7の周縁から複数のリブ86a、86bおよび複数のリ
ブ87a、87bを折り返しておく。そして、複数のリ
ブ86a、86bおよび複数のリブ87a、87bを、
図16に示したように、モジュレータ33の一方の成形
プレート88の被取付部90で開口している連通穴9
2、93を介して、他方の成形プレート89の被取付部
94で開口している冷媒入口通路65内および冷媒出口
通路66内に差し込んでかしめる。
【0098】すると、2個のリブ86a、87aがモジ
ュレータ33の冷媒入口通路65と冷媒出口通路66の
前側周縁および後側周縁をそれぞれ係止し、2個のリブ
86b、87bがモジュレータ33の冷媒入口通路65
と冷媒出口通路66の上側周縁および下側周縁をそれぞ
れ係止することにより、右側ヘッダ32の平坦部85と
モジュレータ33の被取付部90、94とが密着した状
態で組み付けられる。
【0099】次に、セパレータ70を所定の場所にて挟
み込み、ヘッダプレート81の開口側とタンクプレート
82の開口側とを重ね合わせて、タンクプレート82の
開口側の端縁に部分的に形成された複数の爪状係止部8
4をかしめることにより、これらの爪状係止部84がヘ
ッダプレート81の開口側の端縁の外側面を係止するこ
とによって、コア30の右端部に略円筒状の右側ヘッダ
32とモジュレータ33が仮組み付けされる。
【0100】次に、左側ヘッダ31、右側ヘッダ32お
よびモジュレータ33の上下端部に形成された開口部に
キャップ47、83、72をそれぞれ嵌め込んだ後に、
真空一体ろう付け等の溶接手段を行うことによって、タ
ンクプレート82の平坦部85とモジュレータ33の被
取付部90、94との接合部分を含む各ろう付け箇所の
接合が行われて、図14に示したように、モジュレータ
一体型冷媒凝縮器3が製造される。
【0101】〔第4実施例の効果〕以上のように、この
実施例では、第1実施例に対して、左側ヘッダ31およ
び右側ヘッダ32の構成部品を共通化できるので、製品
コストを低減することができる。また、モジュレータ3
3の高さ方向寸法を、右側ヘッダ32の高さ方向寸法を
考慮することなく、自由に設定することができる。
【0102】また、モジュレータ一体型冷媒凝縮器3
は、コア30の幅方向の右端部に接続された右側ヘッダ
32の後端側に、モジュレータ33を接続している。そ
して、他方の成形プレート89の被取付部94に半円筒
状の膨出部63、64を2個形成することにより、右側
ヘッダ32の第1の内部空間67とモジュレータ33の
第2の内部空間71とを連通させているので、パイプ等
の継手が不要となる。
【0103】これらにより、仮に気液分離性をさらに向
上させるために、一対の成形プレート88、89の突条
部91、95の半径方向寸法を大きくしてモジュレータ
33の内部容積を大型化したとしても、図13に2点鎖
線で示したような出口側ヘッダ101とモジュレータ1
02とがコア30の幅方向に隣合って設けられた従来の
技術と比較して、冷媒と室外空気との熱交換に寄与しな
いデッドスペースの幅方向寸法をB程度減少することが
できる。
【0104】〔第5実施例の構成〕図20はこの発明の
第5実施例を示したもので、モジュレータ一体型冷媒凝
縮器の右側ヘッダの周辺構造を示した図である。この実
施例では、一対の成形プレート88、89の開口側の端
縁同士を張り合わせることによって2個のモジュレータ
33が成形されている。
【0105】すなわち、一方の成形プレート88の中央
部には、右側ヘッダ32の平坦部85に接合される断面
形状が平板状の被取付部90が形成され、さらに被取付
部90のコア30の厚さ方向の前後側には、断面形状が
略半円筒状の突条部91が2個形成されている。
【0106】また、他方の成形プレート89の中央部に
は、被取付部90に重ね合わされて接合される断面形状
が平板状の被取付部94が形成され、さらに被取付部9
4のコア30の厚さ方向の前後側には、断面形状が略半
円筒状の突条部95が2個形成されている。なお、前側
の突条部95の開口側の前端縁には、一方の成形プレー
ト88の前側の突条部91の開口側の前端縁の外周面に
重ね合わされる鍔状係合部62aが形成され、後側の突
条部95の開口側の後端縁には、一方の成形プレート5
1の後側の突条部91の開口側の後端縁の外周面に重ね
合わされる鍔状係合部62bが形成されている。
【0107】〔第5実施例の効果〕この実施例では、2
個のモジュレータ33の内部容積、つまり2個の第2の
内部空間(気液分離室)71の断面積が、第4実施例の
モジュレータ33と同一とすると、2個のモジュレータ
33の幅方向寸法を短くすることができ、且つ2個のモ
ジュレータ33の半径方向寸法を小さくすることができ
る。これにより、冷媒と室外空気との熱交換に寄与しな
いデッドスペースの幅方向寸法を、第4実施例のものよ
りさらに減少することができる。
【0108】〔変形例〕この実施例では、本発明を自動
車用空気調和装置の冷凍サイクル1に組み込んだが、本
発明を鉄道車両、船舶、航空機用空気調和装置の冷凍サ
イクルに組み込んでも良く、家庭や工場等の定置式の空
気調和装置の冷凍サイクルに組み込んでも良い。とくに
は、冷凍サイクル内の冷媒循環量が変動する車両用空気
調和装置の冷凍サイクルに本発明を組み込むことが最適
である。
【0109】この実施例では、熱媒体として冷却ファン
15により送風される室外空気を用いたが、熱媒体とし
て室内空気等の気体や冷却水等の液体を用いても良い。
さらに、この実施例では、コア30に過冷却部35を設
けたが、コア30に過冷却部35を設けなくても良い。
また、凝縮部34および過冷却部35内での冷媒の流し
方はセパレータ46、70を廃止したり、2個以上に増
加したりすることでターン数を増減しても良い。但し、
モジュレータ33の入口は、凝縮部34の出口側に設け
る必要がある。そして、モジュレータ33内にドライヤ
を設置しても良い。
【0110】この実施例では、コルゲートフィン・チュ
ーブ型の熱交換器を用いたが、プレートフィン・チュー
ブ型の熱交換器を用いても良い。さらに、モジュレータ
一体型冷媒凝縮器3を空気調和装置のダクト内に設置す
る等のように、エンジンルーム8やラジエータ14とは
異なる場所に設置しても良い。
【0111】この実施例では、右側ヘッダ32の後端側
または右側ヘッダ32の前後にモジュレータ33を設置
したが、右側ヘッダ32の前端側にモジュレータ33を
設置しても良い。また、モジュレータ33を左側ヘッダ
31の前端側、後端側または前後に設置しても良い。
【0112】
【発明の効果】この発明は、熱交換に寄与しないデッド
スペースの幅方向寸法を減少できるので、コアの有効な
放熱面積の減少を防止することができる。これにより、
モジュレータ一体型冷媒凝縮器の放熱性能の低下を防止
することができる。また、冷凍サイクル内の冷媒循環量
の変動分を吸収できるモジュレータ容量を確保すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例に用いたモジュレータ一
体型冷媒凝縮器の主要部を示した断面図である。
【図2】この発明の第1実施例に用いた自動車用空気調
和装置の冷凍サイクルを示した構成図である。
【図3】この発明の第1実施例に用いたモジュレータ一
体型冷媒凝縮器の自動車への搭載状態を模式的に示した
平面図である。
【図4】この発明の第1実施例に用いたモジュレータ一
体型冷媒凝縮器の自動車への搭載状態を模式的に示した
断面図である。
【図5】この発明の第1実施例に用いたモジュレータ一
体型冷媒凝縮器を示した正面図である。
【図6】この発明の第1実施例に用いたモジュレータ一
体型冷媒凝縮器の主要部を示した分解断面図である。
【図7】この発明の第1実施例に用いたモジュレータ一
体型冷媒凝縮器の主要部を示した断面図である。
【図8】図7のA−A断面図である。
【図9】この発明の第1実施例に用いたモジュレータ一
体型冷媒凝縮器の作動原理図である。
【図10】この発明の第2実施例に用いたモジュレータ
一体型冷媒凝縮器の主要部を示した断面図である。
【図11】この発明の第3実施例に用いたモジュレータ
一体型冷媒凝縮器を示した正面図である。
【図12】この発明の第3実施例に用いたモジュレータ
一体型冷媒凝縮器の主要部を示した断面図である。
【図13】この発明の第4実施例に用いたモジュレータ
一体型冷媒凝縮器の主要部を示した断面図である。
【図14】この発明の第4実施例に用いたモジュレータ
一体型冷媒凝縮器を示した正面図である。
【図15】この発明の第4実施例に用いた右側ヘッダを
示した側面図である。
【図16】この発明の第4実施例に用いたモジュレータ
を示した分解図である。
【図17】この発明の第4実施例に用いた右側ヘッダお
よびモジュレータを示した側面図である。
【図18】図17のB−B断面図である。
【図19】図18のC−C断面図である。
【図20】この発明の第5実施例に用いたモジュレータ
一体型冷媒凝縮器の主要部を示した断面図である。
【符号の説明】
1 冷凍サイクル 3 モジュレータ一体型冷媒凝縮器 30 コア 32 右側ヘッダ(ヘッダ) 33 モジュレータ 38 凝縮用チューブ 40 過冷却用チューブ 51 一方の成形プレート(成形板) 52 他方の成形プレート(成形板) 53 第1の突条部 54 第2の突条部 56 抜き穴 58 第1の突条部 59 第2の突条部 65 冷媒入口通路(連通路) 66 冷媒出口通路(連通路) 67 第1の内部空間 71 第2の内部空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山中 康司 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 松尾 弘樹 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 大塚 春彦 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 黒田 吉孝 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 橘▲高▼ 清是 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)幅方向に延ばされた複数のチューブ
    を高さ方向に列設してなるコアと、 (b)このコアの幅方向の端部に接続され、前記コアの
    高さ方向に延びる第1の内部空間を有する略円筒状のヘ
    ッダと、 (c)このヘッダに対して前記コアの厚さ方向に直接接
    続され、前記第1の内部空間と同一方向に延びる第2の
    内部空間、および前記第1の内部空間と前記第2の内部
    空間とを連通させる連通路を有する略円筒状のモジュレ
    ータとを備えたモジュレータ一体型冷媒凝縮器。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のモジュレータ一体型冷媒
    凝縮器において、 各々に、断面形状が略半円筒状の第1の突条部が形成さ
    れ、この第1の突条部の前記コアの厚さ方向の一方側
    に、前記第1の突条部より大径で断面形状が略半円筒状
    の第2の突条部が形成された一対の成形板の開口側の端
    縁同士を張り合わせることにより、 前記ヘッダおよび前記モジュレータを一体成形したこと
    を特徴とするモジュレータ一体型冷媒凝縮器。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のモジュレータ一体型冷媒
    凝縮器において、 各々に、断面形状が略半円筒状の第1の突条部が形成さ
    れ、且つこの第1の突条部の前記コアの厚さ方向の両側
    に、前記第1の突条部より大径で断面形状が略半円筒状
    の第2の突条部が2個形成された一対の成形板の開口側
    の端縁同士を張り合わせることにより、 前記ヘッダおよび前記モジュレータを一体成形したこと
    を特徴とするモジュレータ一体型冷媒凝縮器。
  4. 【請求項4】請求項2または請求項3のいずれかに記載
    のモジュレータ一体型冷媒凝縮器において、 前記第1の突条部は、前記コアの幅方向の外側部分に、
    内部が前記第1の内部空間と連通する冷媒配管を取り付
    けるための平坦な取付部を形成したことを特徴とするモ
    ジュレータ一体型冷媒凝縮器。
  5. 【請求項5】請求項2または請求項3のいずれかに記載
    のモジュレータ一体型冷媒凝縮器において、 前記第1の突条部は、前記コアの幅方向の内側部分に、
    前記複数のチューブの端部が差し込まれる抜き穴を形成
    したことを特徴とするモジュレータ一体型冷媒凝縮器。
  6. 【請求項6】請求項1に記載のモジュレータ一体型冷媒
    凝縮器において、 各々に、前記ヘッダに取り付けられる平板状の被取付
    部、およびこの被取付部より前記コアの厚さ方向の一方
    側に、断面形状が略半円筒状の突条部を設けた一対の成
    形板の開口側の端縁同士を張り合わせることにより、前
    記モジュレータを成形したことを特徴とするモジュレー
    タ一体型冷媒凝縮器。
  7. 【請求項7】請求項1に記載のモジュレータ一体型冷媒
    凝縮器において、 各々に、前記ヘッダに取り付けられる平板状の被取付部
    が形成され、且つこの被取付部より前記コアの厚さ方向
    の両側に、断面形状が略半円筒状の突条部が2個形成さ
    れた一対の成形板の開口側の端縁同士を張り合わせるこ
    とにより、前記モジュレータを成形したことを特徴とす
    るモジュレータ一体型冷媒凝縮器。
  8. 【請求項8】請求項6または請求項7のいずれかに記載
    のモジュレータ一体型冷媒凝縮器において、 前記ヘッダは、前記コアの幅方向の外側部分に、前記モ
    ジュレータの被取付部を取り付けるための平坦な取付部
    を形成したことを特徴とするモジュレータ一体型冷媒凝
    縮器。
  9. 【請求項9】請求項6または請求項7のいずれかに記載
    のモジュレータ一体型冷媒凝縮器において、 前記ヘッダは、前記コアの幅方向の内側部分に、前記複
    数のチューブの端部が差し込まれる抜き穴を形成したこ
    とを特徴とするモジュレータ一体型冷媒凝縮器。
JP6878594A 1994-03-29 1994-04-06 モジュレータ一体型冷媒凝縮器 Pending JPH07280389A (ja)

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US08/413,103 US5582027A (en) 1994-03-29 1995-03-29 Modulator integrated type refrigerant condenser

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0802380A1 (en) * 1996-04-17 1997-10-22 Sanden Corporation Refrigerant condenser with a built-in receiver
FR2759447A1 (fr) * 1997-02-11 1998-08-14 Valeo Thermique Moteur Sa Condenseur a reservoir integre pour installation de climatisation, notamment de vehicule automobile
JPH11211279A (ja) * 1998-01-22 1999-08-06 Showa Alum Corp サブクールシステムコンデンサ
JP2008064455A (ja) * 2007-11-23 2008-03-21 Denso Corp 冷却用熱交換器モジュール

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