JPH07279546A - 建 具 - Google Patents

建 具

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JPH07279546A
JPH07279546A JP7683194A JP7683194A JPH07279546A JP H07279546 A JPH07279546 A JP H07279546A JP 7683194 A JP7683194 A JP 7683194A JP 7683194 A JP7683194 A JP 7683194A JP H07279546 A JPH07279546 A JP H07279546A
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JP
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surface material
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frame
warp
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JP7683194A
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Kazuya Izumimoto
和哉 泉本
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National House Industrial Co Ltd
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National House Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 反り性能の向上を図り、ルーター溝の加工の
仕上がりの改善を図る。 【構成】 外枠1と、この外枠1の内部に配置した内枠
2と、周縁部を外枠1に貼設し中間部を内枠2に貼設し
た表面材4とを備え、かつ内枠2に対応する表面材4の
位置から内枠2にかけてルーター溝3を形成した建具で
あって、表面材4および内枠2が繊維板で形成されると
ともに、表面材4の裏面に防湿層5を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、扉等の建具に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の建具の一例であり、外枠5
0と、この外枠50の内部に配置した内枠51と、周縁
部を外枠50に貼設し中間部を内枠51に貼設した表面
材53とを備え、かつ内枠51に対応する表面材53の
位置から内枠51にかけてルーター溝52を形成してい
る。外枠50および内枠51は単板積層材(LVL)で
形成され、表面材53は合板の表面に塩化ビニルシート
をラッピングした塩化ビニル合板が用いられる。また、
内枠51の繊維方向を、表面材53に直交する方向とし
て反りの発生を防止している。しかしながら、この従来
例では、ルーター溝52を形成する表面材53および内
枠51の切削面が塗料の吸い込みにより毛羽立つという
問題点があった。そのため、図4に示すように、内枠5
1の繊維方向を表面材53の面方向として毛羽立ちを防
止していた。その他の構成は、図3の従来例と同様であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4の
従来例では、毛羽立ちを防止できる反面、反りが発生す
るという問題があった。なお、この建具の反り量を測定
するため反り性能試験を行った。試験体として全体形状
が幅826×高さ2305×厚さ30mmで、外枠50
および内枠51の厚さが22mm、表面材53の厚さが
4mmの建具を用い、室内20℃、室外−10℃、湿度
60%にて72時間放置すると、約10mmの反りが生
じた。
【0004】したがって、この発明の目的は、反り性能
の向上を図り、ルーター溝の加工の仕上がりの改善を図
る建具を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の建具は、外枠
と、この外枠の内部に配置した内枠と、周縁部を前記外
枠に貼設し中間部を前記内枠に貼設した表面材とを備
え、かつ前記内枠に対応する前記表面材の位置から前記
内枠にかけてルーター溝を形成した建具であって、前記
内枠が繊維板で形成されたことを特徴とするものであ
る。
【0006】請求項2の建具は、請求項1において、前
記表面材が繊維板で形成されたものである。請求項3の
建具は、請求項1または2において、前記表面材の裏面
に防湿層を形成したものである。
【0007】
【作用】請求項1の構成によれば、内枠を形成した繊維
板は、繊維が短くかつ方向がランダムであるため、反り
が発生し難くなる。また、ルーター溝を形成する内枠が
上記のように繊維板で形成されているため、その切削面
が毛羽立つことがない。請求項2の構成によれば、表面
材および内枠を繊維板で形成したので、請求項1よりも
さらに反りが発生し難くなり、かつ毛羽立ちを防止でき
る。
【0008】請求項3の構成によれば、請求項1または
2の作用に加えて、表面材に防湿層を設けたので、表面
材自体の温度差によって起こる含水の移行が防止され
る。このため、表面材の表裏面における伸縮が抑制さ
れ、反り難くなる。
【0009】
【実施例】この発明の一実施例の建具を図1および図2
に基づいて説明する。この建具は、ルーター溝3を形成
して意匠性の向上を図った扉等であり、外枠1と、この
外枠1の内部に配置した内枠2と、周縁部を外枠1に貼
設し中間部を内枠2に貼設した表面材4とを備えてい
る。また、内枠2に対応する表面材4の位置から内枠2
にかけてルーターで切削してルーター溝3が形成され
る。また、表面材4および内枠2は繊維板で形成され、
かつ表面材4の裏面に塩化ビニルシート等の防湿層5が
設けてある。繊維板はスターウッド等を用いる。なお、
外枠1は単板積層材を用いる。
【0010】つぎに、この建具の反り性能試験を行った
結果を示す。試験条件は従来例と同様で、試験体として
全体形状が幅826×高さ2305×厚さ30mmで、
外枠1および内枠2の厚さが24mm、表面材4の厚さ
が3mm、防湿層(塩化ビニルシート)5の厚さが50
μmの建具を用い、室内20℃、室外−10℃、湿度6
0%にて72時間放置する。試験結果は、約3.8 mmの
反りが生じた。この測定値は従来例の10mmに比較し
てかなり反り難いことを示しており、また規格値5mm
以下を満たすものである。このように反り難くなるの
は、表面材4および内枠2を形成した繊維板は、繊維が
短くかつ方向がランダムであり、かつ表面材4の裏面に
設けた防湿層5により表面材4自体の室内外の温度差に
よって起こる含水の移行が防止され、表面材4の表裏面
における伸縮が抑制されるためである。
【0011】以上のようにこの実施例では、表面材4お
よび内枠2を繊維板で形成し、表面材4の裏面に防湿層
5を設けたことにより、反り性能が向上する。また、表
面材4および内枠2を上記のように繊維板で形成したの
で、ルーター溝3を形成する表面材4および内枠2の切
削面が毛羽立つことがなく仕上がりが良好となる。な
お、防湿層5を設けなくてもよい。また、表面材4を従
来と同様の単板積層材等で形成し、内枠2だけを繊維板
で形成してもよい。この場合も防湿層5を設けなくても
よい。
【0012】また、繊維板は中質繊維板または硬質繊維
板が好ましい。JISに規格されているように、繊維板
は、植物繊維を主な原料として成形熱圧したもので、密
度0.4 g/cm3 以上0.8 g/cm3 未満の板を中質繊
維板と規定し、密度0.8 g/cm3 以上の板を硬質繊維
板と規定している。
【0013】
【発明の効果】請求項1の建具によれば、内枠を形成し
た繊維板は、繊維が短くかつ方向がランダムであるた
め、反りが発生し難く、反り性能が向上する。また、ル
ーター溝を形成する内枠が上記のように繊維板で形成さ
れているため、その切削面が毛羽立つことがなく仕上が
りが良好となる。
【0014】請求項2の建具によれば、表面材および内
枠を繊維板で形成したので、請求項1よりもさらに反り
が発生し難くなり、かつ毛羽立ちを防止できる。請求項
3の建具によれば、請求項1または2の効果に加えて、
表面材に防湿層を設けたので、表面材自体の温度差によ
って起こる含水の移行が防止される。このため、表面材
の表裏面における伸縮が抑制され、反り難くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の建具の要部断面図であ
る。
【図2】建具の正面図である。
【図3】従来例の要部断面図である。
【図4】別の従来例の要部断面図である。
【符号の説明】
1 外枠 2 内枠 3 ルーター溝 4 表面材 5 防湿層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外枠と、この外枠の内部に配置した内枠
    と、周縁部を前記外枠に貼設し中間部を前記内枠に貼設
    した表面材とを備え、かつ前記内枠に対応する前記表面
    材の位置から前記内枠にかけてルーター溝を形成した建
    具であって、前記内枠が繊維板で形成されたことを特徴
    とする建具。
  2. 【請求項2】 前記表面材が繊維板で形成された請求項
    1記載の建具。
  3. 【請求項3】 前記表面材の裏面に防湿層を形成した請
    求項1または2記載の建具。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5833234U (ja) * 1981-08-27 1983-03-04 北新合板株式会社 防湿性化粧ボ−ド
JPH0339536U (ja) * 1989-08-28 1991-04-16

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PH12303A (en) * 1973-02-08 1979-01-16 Hoffmann La Roche Thienotriazolodiazepine derivatives

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