JPH07279307A - ハニカムとその製造方法、及びハニカムを用いたパネル - Google Patents

ハニカムとその製造方法、及びハニカムを用いたパネル

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JPH07279307A
JPH07279307A JP9057694A JP9057694A JPH07279307A JP H07279307 A JPH07279307 A JP H07279307A JP 9057694 A JP9057694 A JP 9057694A JP 9057694 A JP9057694 A JP 9057694A JP H07279307 A JPH07279307 A JP H07279307A
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JP
Japan
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honeycomb
corrugated
corrugated plate
slit portion
slit
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JP9057694A
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English (en)
Inventor
Shuichi Inoue
修一 井上
Tetsuo Matsumura
哲夫 松村
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Kohan Kenzai KK
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Kohan Kenzai KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ハニカム構造として十分に利用可能な強度・厚
みを有し、かつ短時間・低コストで量産可能なハニカム
及びハニカムの製造方法を提供する。 【構成】それぞれ特定方向Xに連続する複数枚の波板
を、これと直角方向Yに多段に重ねたハニカムであっ
て、前記波板が、波板の山部または谷部となるべき、前
記方向Xおよびハニカムの厚み方向tにより形成される
面に並行に、かつ方向Yに交互にずれるように千鳥状に
配置される第1の隔壁と、たがいに隣接する第1の隔壁
の側辺同士を繋ぐごとく斜めに配置される第2の隔壁と
からなり、Y方向に隣接して重ねられる少なくとも一対
の波板の第1の隔壁同士がハニカムの上端または下端で
繋がっていることを特徴とするハニカム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ハニカムに関する。
また、このハニカムを用いたパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】ハニカム構造は、軽量でかつ強度を増す
ことができる等の理由により、構造用部品や建材部品と
して広く用いられている。
【0003】ところで、従来、ハニカムの製造は図6に
示すように、板材の表面に、筋状に接着剤を部分的に塗
布し、この板材を重積・加圧・接着しいわゆるブロック
を形成してこれをハニカムの厚みサイズにスライスす
る。そしてこのスライスしたものを上下に展張し展張コ
ア(ハニカム)としていた。
【0004】また金属板などをパンチング工具でスリッ
トを形成し、いわゆるエキスパンドメタル方式でハニカ
ムを製造する場合もあった。即ち、スリットを千鳥状に
形成し、この金属板をスリットと直角方向に引っ張り、
スリット間に残留する部材を引き起こし(金属板の平面
の方向とは異なる方向に塑性加工する)隔壁面としハニ
カムを作る場合もあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
場合には、複数枚の板に筋状に接着剤を用いて固着して
いるので展張工程で接着部分が剥離する場合もあった。
また、板の厚みを厚くすると展張作業に大きな力を必要
とするので、板厚の大きなものをハニカム成形するのは
困難となり、多時間・多コストを要し、量産に向かない
という問題があった。
【0006】また、後者の場合には、ハニカム構造の各
セルの隔壁面がハニカム厚み方向に平行にはならず、従
って、ハニカムの厚み方向の座屈強度が十分ではなく、
また十分な厚み(高さ)を有するハニカム構造を作るこ
とができないという問題があった。
【0007】そこで本発明の目的は、ハニカム構造とし
て十分に利用可能な強度・厚みを有し、かつ短時間・低
コストで量産可能なハニカム及びハニカムの製造方法を
提供することにある。
【0008】また本発明の他の目的は、上記ハニカムを
用いた防火性・強度に優れたパネルを提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のハニカムは、それぞれ特定方向Xに連続す
る複数枚の波板を、これと直角方向Yに多段に重ねたハ
ニカムであって、前記波板が、波板の山部または谷部と
なるべき、前記方向Xおよびハニカムの厚み方向tによ
り形成される面に並行に、かつ方向Yに交互にずれるよ
うに千鳥状に配置される第1の隔壁と、たがいに隣接す
る第1の隔壁の側辺同士を繋ぐごとく斜めに配置される
第2の隔壁とからなり、Y方向に隣接して重ねられる少
なくとも一対の波板の第1の隔壁同士がハニカムの上端
または下端で繋がっていることを特徴とする。
【0010】さらに上記目的を達成するため、本発明の
ハニカムは、波板に、波の方向と直角方向に、山部を残
した第1のスリット部と、谷部を残した第2のスリット
部とを所定の間隔をあけて交互に千鳥状に形成し、上記
第1のスリット部および第2のスリット部において、ス
リット部間の波板部分をそれぞれ反対方向に折り返して
なることを特徴とする。
【0011】さらに次の目的を達成するため、本発明の
ハニカムは、所定幅の波板を、奇数段の波板の山部と偶
数段の波板の谷部、及び奇数段の波板の谷部と偶数段の
波板の山部、とがそれぞれ重なるように多段に重ねたハ
ニカムであって、前記波板のうち上下に重なる少なくと
も一対の波板の谷部と山部とが、ハニカムの厚み方向に
おける上端または下端側で繋がっていることを特徴とす
る。
【0012】このため本発明のハニカムは、前記奇数段
の波板の谷部と偶数段の波板の山部とがハニカムの厚み
方向における上端側で繋がっており、かつ奇数段の波板
の山部と偶数段の波板の谷部とがハニカムの厚み方向に
おける下端側で繋がっていることが望ましい。
【0013】本発明の別の目的を達成するため、本発明
のパネルはハニカムの両面に表面板を配設したことを特
徴とする。
【0014】本発明のさらに別の目的を達成するため、
本発明のハニカムの製造方法は、平面状の部材を波板に
加工する工程と、山部を残した第1のスリット部及び谷
部を残した第2のスリット部を交互に千鳥状に形成する
工程と、上記第1のスリット部及び第2のスリット部に
おいてそれぞれ反対方向に折り曲げ加工工程とを含むこ
とを特徴とする。
【0015】
【作用】本発明におけるハニカムは、それぞれ特定方向
Xに連続する複数枚の波板を、これと直角方向Yに多段
に重ねたハニカムであって、前記波板が、波板の山部ま
たは谷部となるべき、前記方向Xおよびハニカムの厚み
方向tにより形成される面に並行に、かつ方向Yに交互
にずれるように千鳥状に配置される第1の隔壁と、たが
いに隣接する第1の隔壁の側辺同士を繋ぐごとく斜めに
配置される第2の隔壁とからなり、Y方向に隣接して重
ねられる少なくとも一対の波板の第1の隔壁同士がハニ
カムの上端または下端で繋がっているように構成されて
いるので、ハニカム構造として十分に利用可能な強度・
厚みを有し、かつ短時間・低コストで量産可能となる。
【0016】また本発明におけるパネルは、上記構造の
ハニカムの両面に表面板を配設した構成としたので防火
性・強度に優れている。
【0017】本発明におけるハニカムの製造は、平面状
の部材を波板に加工する工程と、山部を残した第1のス
リット部及び谷部を残した第2のスリット部を交互に千
鳥状に形成する工程と、上記第1のスリット部及び第2
のスリット部においてそれぞれ反対方向に折り曲げ加工
工程とを含むことにより、容易に製造することが可能に
なる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1に本実施例のハニカムの斜視図が示
され、図2〜図5にハニカムの製造工程が示されてい
る。なお図5では隔壁の板厚が省略されている。
【0019】まず、本実施例のハニカムの構造を図1に
基づいて説明する。
【0020】本実施例のハニカム10を、図1又は図5
を用いて説明する。ハニカム10は、それぞれ特定方向
Xに連続する複数枚の波板を、これと直角方向Yに多段
に重ねたハニカム構造となっている。そして、第1の隔
壁1cは波板の山部1iまたは谷部1hとなり、方向Y
に交互にずれるように千鳥状に配置されている。さらに
第1の隔壁1cは、方向Xおよびハニカムの厚み方向t
により形成される面にほぼ並行に形成されている。そし
て、第1の隔壁1cは2枚の平面部により構成されてお
り、Y方向に隣接して重ねられる少なくとも一対の波板
の第1の隔壁1c同士が、ハニカム10の上端1fまた
は下端1gで繋がっている。そして第2の隔壁1dは、
たがいに隣接する第1の隔壁1cの側辺同士を繋ぐごと
く斜めに配置され、ハニカムの厚み方向tにほぼ平行に
形成されている。さらに、ハニカム10の各セル1a
は、対向位置にある一対の第1の隔壁1cと、4個の第
2の隔壁1dとから構成されている。
【0021】別の観点から見れば、このハニカム10
は、所定幅(図1の厚み方向tで示した板幅)でもって
方向Xに延伸する波板が、方向Yに多段に積層された構
成となっている。そしてハニカム10は、奇数段(図1
でいえば図の左手前側から1段目とする)の波板の山部
と偶数段の波板の谷部と、及び奇数段の波板の谷部と偶
数段の波板の山部、とがそれぞれ重なるように多段に重
ねられた構成となっており、波板のうち上下に重なる
(図1でいえばY方向に上下に重なっている)少なくと
も一対の波板の谷部1hと山部1iとが、ハニカム10
の厚み方向tにおける上端または下端側で繋がってい
る。図1では上端側で繋がっている部分を1fで示し、
下端側で繋がっている部分を1gで示す。
【0022】次に、本実施例のハニカム10の製造方法
を図2〜図5に基づいて説明する。
【0023】まず、鋼板等の金属板、プラスチック板、
紙等の一定の剛性を有し、かつ折り曲げたときにその折
り曲げ状態が維持される素材からなる平面状の部材1を
用意する。
【0024】次に、図2に示すように、平面状の部材1
を、波形に折り曲げ加工する。この際、波形の山部1i
及び谷部1hがそれぞれ、互いに平行な平面u,v内に
あるようにする。ここに波形の山部1i及び谷部1hは
相対的な名称であり、図2(a)の折り曲げ加工された
部材1を裏返せば、下側が山部になり、上側が谷部にな
る。なお、波形の山部1iと谷部1hとを結ぶ面1dは
本実施例では平面としてあり、かつ面1dが平面u又は
vとなす角Qは例えば45度としてあり、従ってまた面
1d同士の交角Rは例えば90度としてある。交角Rは
種々とることができ、正六角形のハニカムセルの場合交
角Rは60度とすることもできる。この波形の折曲加工
は、波形を波形の溝方向に形成していく場合には多段の
ロール成形により、波形の溝直角方向に形成していく場
合には1段のロール成形により、容易に行うことができ
る。また、ロール成形法に代えてプレス成形法や張り出
し成形法も採用できる。
【0025】次に、図3に示すように、波形に折り曲げ
加工された部材1に、第1のスリット部1jと第2のス
リット部1kとを形成する。即ち、波形の山部または谷
部に直角方向に、所定間隔で、線状のスリット部を形成
していくが、スリット部の一つの列上では山部1iを残
して第1のスリット部1jを形成し、これから所定間隔
隔てた隣接する列上では谷部1hを残して第2のスリッ
ト部1kを形成し、更にこれから所定間隔隔てたさらに
隣接する列上では再び第1のスリット部1jを形成する
ようにする。従ってこれにより第1のスリット部1j及
び第2のスリット部1kが交互にいわゆる千鳥状配置に
なる。スリット部は切断面を形成(切り込みをいれる)
してもよく、また狭い所定幅で部材を切除することによ
り形成してもよい。平板を波形状に形成するには上下型
に波形の形状の金型を用いて、さらにスリット部の形成
は凸刃及びこれと嵌合する凹刃とを用いて、プレス加工
等により容易に行うことができる。なお、波形成形加工
とスリット部の形成加工はその工程順序が逆でもよい。
【0026】次に図4及び図5に示すように、第1のス
リット部1j及び第2のスリット部1kの位置において
それぞれ、反対方向に折り曲げ加工を施す。即ち、谷部
1hが残っている箇所(図3(b)におけるp1 ,p3
,p5 の位置)では、その両側を下面が互いに近づく
方向に十分に折り曲げ、山部1iが残っている箇所(図
3(b)におけるp2 ,p4 ,p6 の位置)では、その
両側を上面が互いに近づく方向に十分に折り曲げる。つ
まり、部材1における第2の隔壁1dとなる面が、ハニ
カム10の主面(ハニカムの広がっている面、すなわち
X方向とY方向によって形成される面)に対してほぼ垂
直、即ちハニカムの厚み方向tにほぼ平行になるように
なるまで折り曲げるのである。この折り曲げ加工は、例
えば、図3の部材1を波形の凹凸形成方向sに移動させ
るコンベアを設けておき、かつこのコンベアの先端を越
した先方にコンベア面垂直方向に上側から下側へ移動す
る第1の曲げ部材及び下側から上側へ移動する第2の曲
げ部材を設けておき、かつ第1,2の曲げ部材で曲げ加
工するときに部材1のコンベア上の部分を押さえて、こ
れの持ち上がりを防止する押え部材を設け、図3の部材
1をコンベア上で移動させて、図3の最も左側の三角印
p1 位置のスリット部がコンベアの先端に位置する状態
で押え部材を働かせて、第1の曲げ部材を駆動してコン
ベアの先端を越した先方でかつ先端近傍部分を所定角度
(一例として,90度)下側に折り曲げ、次に、部材1
をコンベア上で更に移動させて、次の三角印p2 位置
(図3参照)のスリット部がコンベアの先端に位置する
状態で押え部材を働かせて、第2の曲げ部材を駆動して
コンベアの先端を越した先方でかつ先端近傍部分を所定
角度(一例として,90度)上側に折り曲げるという動
作を繰り返して、図4に示す形状の部材1を形成する。
そして、所定の装置により、この部材1の図4(b)の
左右端部をq方向に狭める。このようにして折り曲げ加
工は容易に行うことができ、量産化が容易となる。
【0027】これにより、図5又は図1に示す構造のハ
ニカムが得られる。
【0028】次に、このハニカムの構造の強度を更に増
す必要がある場合には、第1の隔壁1cの2枚の平面部
を接着剤を用いた接着あるいはスポット溶接等により固
着する。この固着は厚み方向tでの2枚の平面部の繋が
っていない側(1fや1gで示した側と反対側)を固着
するのが好ましい。この固着は、第1の隔壁1cの2枚
の平面部の位置合わせを改めて行うことなく、折り曲げ
られた2枚の平面部の相対する部分をそのまま互いに固
着すればよいので、この固着作業は容易に行うことがで
き、量産化も容易である。なお、固着は全ての2枚の平
面部の箇所において行う必要はなく、Y方向の各列にお
いて、所定個数の固着が行われていればよい。
【0029】このようにして形成されたハニカム10
は、建築の際に、所定のサイズに切られて、床材・壁材
等の芯材として建築現場で充填されて用いられ、或いは
建築現場でそのまま壁材等として用いられ、或いは、機
械・装置等の構造材、整流板、電磁遮蔽板、照明用散光
板、その他の種々の部材として用いられる。
【0030】次に、本発明のハニカムを芯材として用い
たパネルの一実施例について説明する。
【0031】上記のハニカムを金属板を用いて製造し、
このハニカムの両面に鋼板等の表面板を固着する。な
お、これに用いるハニカムは前記第1の隔壁1cの2枚
の平面部間の固着を行っていないものであってもよい。
なお、ハニカムの両面に固着する表面板は、平面板に限
らず、種々の断面形状であってよい。本発明のパネル7
0について図7を用いて説明すると、例えば一実施例と
してパネルとして扉を製造する場合には、一方の表面板
(底板)71に矩形の枠材72を固着し、表面板71上
に接着剤層74を介在させ、ハニカム10を矩形の枠材
72の中に収納し、次に接着剤層74を介在させて他方
の表面板(蓋)73をこの上に固着することにより形成
することができる。なお、上記のように枠材72の内部
にハニカム10を収める場合にはハニカム10と両表面
板との固着は必ずしも行わなくてもよい。すなわち上記
接着剤層は必ずしも必要ではなく、表面板71,73と
枠材72間の固着がされていればよい。また、枠材74
も必ずしも設けなくてもよい。この場合はハニカム10
は、両表面板に接着剤・溶接等により固着されている。
【0032】このようにして構成されたパネル70は、
パネルの厚みを厚くしても、両表面板を一定間隔に保つ
ことができ、従って軽量でかつ高い剛性を得ることがで
きる。またパネル70の厚みを厚くできて、かつハニカ
ム10は燃えない金属製であるので、火事の際、パネル
70を隔てた熱の移動を大きく抑えることができると同
時にパネルの剛性を維持することができる。従って大き
な防火性を得ることができる。本発明のパネルは、防火
扉や床・壁等の建材、或いは仕切材として、種々の箇所
に用いることができる。
【0033】上記実施例では波形を形成する際に、波形
の山部1iと谷部1hとを繋ぐ面(第2の隔壁1d)を
全て同一形状の平面として説明したが、この部分の形状
を種々変えたり、第1の隔壁1cの長さを変えたりし
て、ハニカムのセル1aの形状を種々の形状にすること
ができる。なおこの場合において、製造されたハニカム
10は、各セル1aにおいて、ある特定の方向Xと直角
方向Yの方向に存在する一対の第2の隔壁1dは互いに
ある特定の方向の中心軸r(図5参照)に対して線対称
な形になっている。また、スリット部間の間隔を変える
ことにより、ハニカムの高さを種々変えることができ
る。
【0034】
【発明の効果】本発明のハニカムは以上のように構成し
たので、ハニカムの製造が極めて容易になり、短時間・
低コストで製造することができ、量産することが可能に
なる。
【0035】また本発明のハニカムの両面に表面板を固
着したパネルは、防火性・強度に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のハニカムの斜視図である。
【図2】波板を三角図法で示した図であり、同図(a)
は平面図,同図(b)は正面図,同図(c)は側面図で
ある。
【図3】波板にスリット部を形成した状態を示した図で
あり、同図(a)は平面図,同図(b)は正面図であ
る。
【図4】図3の波板を上下反対方向に折り曲げた状態を
示した図であり、同図(a)は平面図,同図(b)は正
面図である。
【図5】図4の波板の端部を狭めた状態を示した図であ
り、同図(a)は平面図,同図(b)は正面図,同図
(c)は側面図である。
【図6】従来のハニカムの製造方法の概略説明図であ
る。
【図7】パネルの製造方法の概略説明図である。
【符号の説明】
1 ハニカムとなる部材 1a ハニカムのセル 1c 第1の隔壁 1d 第2の隔壁 1f ハニカムの厚み方向の上端 1g ハニカムの厚み方向の下端 1h 谷部 1i 山部 1j 第1のスリット部 1k 第2のスリット部 10 ハニカム X ある特定の方向 Y ある特定の方向と直角方向 r 各セルのある特定の方向の中心軸

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ特定方向Xに連続する複数枚の
    波板を、これと直角方向Yに多段に重ねたハニカムであ
    って、前記波板が、波板の山部または谷部となるべき、
    前記方向Xおよびハニカムの厚み方向tにより形成され
    る面に並行に、かつ方向Yに交互にずれるように千鳥状
    に配置される第1の隔壁と、たがいに隣接する第1の隔
    壁の側辺同士を繋ぐごとく斜めに配置される第2の隔壁
    とからなり、Y方向に隣接して重ねられる少なくとも一
    対の波板の第1の隔壁同士がハニカムの上端または下端
    で繋がっていることを特徴とするハニカム。
  2. 【請求項2】 波板に、波の方向と直角方向に、山部を
    残した第1のスリット部と、谷部を残した第2のスリッ
    ト部とを所定の間隔をあけて交互に千鳥状に形成し、上
    記第1のスリット部および第2のスリット部において、
    スリット部間の波板部分をそれぞれ反対方向に折り返し
    てなるハニカム。
  3. 【請求項3】 所定幅の波板を、奇数段の波板の山部と
    偶数段の波板の谷部、及び奇数段の波板の谷部と偶数段
    の波板の山部、とがそれぞれ重なるように多段に重ねた
    ハニカムであって、前記波板のうち上下に重なる少なく
    とも一対の波板の谷部と山部とが、ハニカムの厚み方向
    における上端または下端側で繋がっているハニカム。
  4. 【請求項4】 前記奇数段の波板の谷部と偶数段の波板
    の山部とがハニカムの厚み方向における上端側で繋がっ
    ており、かつ奇数段の波板の山部と偶数段の波板の谷部
    とがハニカムの厚み方向における下端側で繋がっている
    請求項3記載のハニカム。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1に記載のハニ
    カムの両面に表面板を配設したことを特徴とするパネ
    ル。
  6. 【請求項6】 平面状の部材を波板に加工する工程と、
    山部を残した第1のスリット部及び谷部を残した第2の
    スリット部を交互に千鳥状に形成する工程と、上記第1
    のスリット部及び第2のスリット部においてそれぞれ反
    対方向に折り曲げ加工工程とを含むことを特徴とするハ
    ニカムの製造方法。
JP9057694A 1994-04-04 1994-04-04 ハニカムとその製造方法、及びハニカムを用いたパネル Pending JPH07279307A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005139897A (ja) * 2004-12-24 2005-06-02 Nippon Steel Corp 仕切り用部材
JP2012512050A (ja) * 2008-12-15 2012-05-31 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) 管状セルを有する半開構造
WO2022096897A1 (en) * 2020-11-06 2022-05-12 Corridoor Limited Structure formation apparatus, method and structure
KR102417797B1 (ko) * 2022-01-21 2022-07-07 (주)더굿도어 허니컴 패널의 균일한 장착 상태를 보장한 방화문의 제조 방법

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