JPH07279018A - 伸縮ボールチエンおよびその製造方法 - Google Patents
伸縮ボールチエンおよびその製造方法Info
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- JPH07279018A JPH07279018A JP7674194A JP7674194A JPH07279018A JP H07279018 A JPH07279018 A JP H07279018A JP 7674194 A JP7674194 A JP 7674194A JP 7674194 A JP7674194 A JP 7674194A JP H07279018 A JPH07279018 A JP H07279018A
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Abstract
着された伸縮可能なボールチエンであり、製造も簡単で
ある。 【構成】 弾性のある紐体2に合成樹脂製ボール8を等
間隔に射出成形などによって、一体成形して固定し、こ
のボール8は弾性のある紐体2に喰い込むように、紐体
2を圧潰した状態で固定された伸縮可能なボールチエン
1であり、製造においては弾性紐体2を一定のテンショ
ンをかけて引伸し、この状態のもとで合成樹脂製ボール
8を成形する。その結果、合成樹脂製ボール8と弾性の
ある紐体2とは強固に溶着され、品質のよい伸縮ボール
チエンが得られ、頭髪結束用のヘアゴムなどに用いると
便利である。
Description
を紐体に、一体成形して固定したボールチエンであっ
て、紐体は弾性を備えており自由自在に伸縮し、その結
果ボールチエン自体も伸縮するボールチエンに関するも
のである。
製の紐体に、合成樹脂の一部が滲透凝固した状態で固定
した合成樹脂製のボールチエンは、実開昭52−802
49号公報に開示されている。また合成繊維製の一本の
紐体に合成樹脂製のボールを射出成形により、成形固着
した合成樹脂製のボールチエンも実開昭62−4502
5号公報に開示されている。
例は、ともに繊維製の紐体に合成樹脂製のボールを射出
成形などによって固定したものであり、繊維製の紐体は
柔軟性はあるが弾性が備えられていないため、ボールチ
エン自体も非伸縮性であり、使用範囲も限られている。
であれ、金属製のボールチエンであれその全ての製品が
非伸縮性のボールチエンであるため、伸縮性のあるボー
ルチエンを必要とする場合、きわめて不都合であった。
成形によって成形され非伸縮性であるが、紐体が弾性を
備えており、ボールチエン全体が伸縮可能であるボール
チエン、および伸縮可能なボールチエンをきわめて簡単
な方法によって製造できる製造方法を提供することが目
的である。
め、この発明のボールチエン1は、弾性のある紐体2に
合成樹脂製のボール8を等間隔に一体成形によって固定
し、このボール8は弾性を備えた紐体2を圧潰した状態
で固着している伸縮ボールチエンを主な構成としてい
る。
料から形成された複数本の芯材3の外周に合成繊維糸
4、5を互いに交錯させて組みつけ、芯材3を被覆した
紐体2から形成した伸縮ボールチエンであり、また紐体
2は弾性材料から形成された複数本の芯材3を合成ゴム
から形成されたチューブ7内に挿通した紐体2から形成
した伸縮ボールチエンでもある。
に、この発明は、最初に射出成形金型12における直線
状の紐体キャビティ13よりも大径の弾性を備えた紐体
2を引伸した状態で紐体キャビティ13に配置し、型閉
じを行った後、弾性を備えた紐体2を紐体キャビティ1
3と同径になるまで張力を緩和した後、紐体キャビティ
13の外側に配設されたボールキャビティ17に合成樹
脂を射出してボール8を成形する伸縮ボールチエンの製
造方法である。
ルチエンの製造方法の構成は、上述のとおりであり、図
1、2に示す伸縮ボールチエンは、ボールチエン1に使
用されている紐体2が弾性を備えているため、非弾性の
ボール8とボール8との間の紐体2が伸縮し、ボールチ
エン1全体が伸縮する。従って伸縮性を要求される商品
または物品の連結、たとえば頭髪結束用のヘアゴム、ま
た図5に示すような手首10と手袋11とを連結する紐
に使用すると手袋11の嵌脱が容易であるうえ手袋11
を紛失することがない。
について、図面を参照しながら具体的に説明する。
図3、4に示すように、弾性を備えた紐体2は、天然ゴ
ムあるいは合成ゴムによる弾性材料から形成した芯材3
を複数本まとめ、その外周をポリアミド、ポリエステ
ル、ポリエチレンなどの合成繊維糸4、5を互いに交錯
させながら組みつけ、伸縮性のある被覆体6を形成し、
あるいは合成ゴムから成形されたチューブ7内に天然ゴ
ムまたは合成ゴムにより形成した芯材3を複数本挿通
し、弾性のある紐体2を形成する。
ように、等間隔でポリアセタール、ポリブチレンテレフ
タレート、ポリアミド、ポリプロピレンおよびそのブレ
ンドされた合成樹脂を射出成形手段などによって一体成
形することによって、ボール8を成形固定し、このボー
ル8は図2に示す如く、紐体2に喰い込むように圧潰状
態で固着されて伸縮性のあるボールチエン1が形成され
る。なお紐体2とボール8とは同色であってもよいが、
異色に形成し装飾的要素を加味した優美なボールチエン
1に仕上げることもできる。
は、伸縮性を要求される個所に使用され、たとえば前述
のように頭髪結束用のヘアゴム、あるいは図5に示すよ
うにボールチエン1の端部に連結止具9を取付け、一方
の止具9は手首10に装着し、他方の止具9は手袋11
に装着して、手袋11と手首10とを連結する連結紐と
してボールチエン1を用いるなど、伸縮性を要求される
個所に使用する。
ついて説明すると、紐体2は弾性を備えているため、紐
体2に合成樹脂製のボール8を成形固定させるのに、紐
体2に一定のテンションを加えた状態で、ボール8を成
形しないと合成樹脂の湯漏れ現象等が起り、バリが生ず
る弊害がある。また紐体2にある程度のテンションを加
えて成形しないと、紐体キャビティ13で紐体2が圧着
切断されたり、また成形後のボールチエン1の使用中に
紐体2とボール8とが剥離分離する恐れがあることであ
る。
金型12における紐体キャビティ13との関係について
説明すると、弾性を備えた紐体2は紐体キャビティ13
の径よりも大径であることが要件である。このような要
件をみたした紐体2を図6に示すように成形金型12の
前後に配置した搬送ローラ14と排出ローラ15との間
で張架するとともに、成形金型12の直線状の紐体キャ
ビティ13上に待機対応させた後、搬送ローラ14と排
出ローラ15とを固定し、成形金型12と搬送ローラ1
4との間に設けた押圧ローラ16を進出させることによ
って、弾性を備えた紐体2を押圧し、その結果紐体2は
引伸され、図8に示す如く紐体キャビティ13内に配置
される。
行った後、紐体2に加えられた押圧力を徐々に解除し、
図9に示す如く紐体2が紐体キャビティ13を充填し同
径になった時点で、押圧ローラ16による押圧解除の作
用を停止し、成形金型12における射出ノズル18から
スプル19を通じて、ポリアセタール、ポリブチレンテ
レフタレート、ポリアミド、ポリプロピレンおよびその
ブレンドされた合成樹脂を注入し、ランナー20、ゲー
ト21を通ってボールキャビティ17内に圧入され、ボ
ール8を紐体2に等間隔で射出成形する。
は可動金型12を可動させるとともに、紐体キャビティ
13およびボールキャビティ17からそれぞれ成形され
たボールチエン1を取り外し、同時に押圧ローラ16を
後退させて紐体2の押圧を解除し、紐体2を自由にした
時点で搬送ローラ14と排出ローラ15とを駆動させて
ボールチエン1を搬送し、次位の成形個所で紐体2を成
形金型12にセットして、前記の成形加工順序に従って
漸次成形加工が行われ、伸縮ボールチエンが製造され
る。
6を前進後退を作動させるシリンダーであり、23はエ
ジェクトピンである。
ボールチエンの製造方法は、以上説明したとおりの構成
であり、この構成によって下記の効果を奏する。
えた紐体に合成樹脂製のボールを等間隔に一体成形によ
って固定し、このボールは紐体を圧潰して固着されてい
るため、紐体が弾性を備えているからボールチエンを容
易に伸縮させることができ、かつ合成樹脂製ボールは紐
体を圧潰して固着されているから、ボールチエンのいか
なる使用にも耐え、ボールが紐体から剥離し滑動すると
いう弊害もない。
ることができるから、優美なボールチエンを作製でき使
用範囲を拡大させる効果がある。たとえば頭髪結束用の
ヘアゴムに使用すると、紐体が伸縮し取扱い易く、また
ボールの存在によって髪を整飾することができるなど体
裁のよいボールチエンが得られる。
繊維糸の組みつけによる被覆、また合成ゴムのチューブ
によって被覆されているから、弾性芯材を的確に保護
し、かつ外皮および複数本の芯材間に空隙が存在するた
め、弾性芯材の伸縮作用が円滑に行える。さらに外皮が
合成繊維糸または合成ゴムのチューブであるため、合成
樹脂製ボールを容易に溶着させることができ、強靱なボ
ールチエンが得られる利点がある。
方法は、射出成形金型における直線状の紐体キャビティ
よりも大径の弾性紐体を、引伸した状態で紐体キャビテ
ィに配置し、型閉じを行った後、紐体キャビティと同径
になるまで紐体の張力を緩和した後、ボールキャビティ
に合成樹脂を射出してボールを成形するので、弾性紐体
が成形金型の紐体キャビティよりも大径であっても、こ
の紐体を引伸して直線状の紐体キャビティに配置させる
とき、操作がきわめて簡易に行え、しかも配置後におい
て紐体に加えられた張力を緩めて紐体キャビティと同径
にさせ、紐体キャビティを充填させるから、ボール形成
による合成樹脂の湯漏れを未然に防ぎ、バリのない体裁
のよい伸縮自在のボールチエンを容易に製造することが
できるなど、この発明の効果は顕著である。
ある。
ある。
ある。
である。
Claims (4)
- 【請求項1】 弾性を備えた紐体に合成樹脂製ボールを
等間隔に一体成形によって固定し、該ボールは紐体を圧
潰した形態で固着していることを特徴とする伸縮ボール
チエン。 - 【請求項2】 弾性材料から形成された複数本の芯材の
外周に合成繊維糸を互いに交錯させて組みつけ、芯材を
被覆した紐体から形成した請求項1記載の伸縮ボールチ
エン。 - 【請求項3】 弾性材料から形成された複数本の芯材を
合成ゴムから形成されたチューブ内に挿通した紐体から
形成した請求項1記載の伸縮ボールチエン。 - 【請求項4】 射出成形金型における直線状の紐体キャ
ビティよりも大径の弾性を備えた紐体を引伸した状態で
紐体キャビティに配置し、型閉じを行った後、紐体キャ
ビティと同径になるまで張力を緩和した後、ボールキャ
ビティに合成樹脂を射出してボールを成形することを特
徴とする伸縮ボールチエンの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7674194A JP3220777B2 (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | 伸縮ボールチエンおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7674194A JP3220777B2 (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | 伸縮ボールチエンおよびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07279018A true JPH07279018A (ja) | 1995-10-24 |
JP3220777B2 JP3220777B2 (ja) | 2001-10-22 |
Family
ID=13614036
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7674194A Expired - Fee Related JP3220777B2 (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | 伸縮ボールチエンおよびその製造方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3220777B2 (ja) |
-
1994
- 1994-04-15 JP JP7674194A patent/JP3220777B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
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