JPH07278934A - ヘルメットの内装材調節装置 - Google Patents

ヘルメットの内装材調節装置

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JPH07278934A
JPH07278934A JP6693294A JP6693294A JPH07278934A JP H07278934 A JPH07278934 A JP H07278934A JP 6693294 A JP6693294 A JP 6693294A JP 6693294 A JP6693294 A JP 6693294A JP H07278934 A JPH07278934 A JP H07278934A
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JP
Japan
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pad
air bag
air
interior material
cap body
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Pending
Application number
JP6693294A
Other languages
English (en)
Inventor
Reiko Hirozawa
令子 広沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shoei Kako Co Ltd
Original Assignee
Shoei Kako Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shoei Kako Co Ltd filed Critical Shoei Kako Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 帽体と内装材との間に空気袋を介装し、空気
袋の膨脹量を調節して、内装材を使用者の頭部や顔に個
人差に拘らずフィットさせる場合、空気袋の各部に圧力
差があっても、これを平均化して使用者に違和感を与え
ないようにする。 【構成】 内装材8を、使用者の頭部又は顔に接するパ
ッド本体10と、このパッド本体10の裏面に接合され
る硬質のパッド基板11とから構成し、そのパッド基板
11と帽体1との間に空気袋13を介装し、空気袋13
の各部の圧力をパッド基板11で平均化させてパッド本
体10に伝える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の乗員や、スポー
ツプレーヤ、各種作業者等が使用するヘルメットの内装
材調節装置に関し、特に、帽体の内面と、帽体内に変位
可能に配設される内装材との間に空気袋を介装し、この
空気袋に、該袋に空気を充填し得る空気ポンプと、該袋
の空気を排出し得る排気弁とを接続したものゝ改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】かゝる内装材調節装置は、例えば実開平
3−59324号公報に開示されているように既に知ら
れており、それによれば、空気袋の膨脹量を調節するこ
とにより、帽体を使用者の個人差に拘らずその頭部や顔
にフィットさせることができ、また空気袋を収縮させる
ことにより、帽体の着脱を容易に行うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の内装
材調節装置では、帽体の内面に配設され多数の空気室を
有する空気袋の内面にウレタンフォーム製の内装材を直
接接合しているため、空気袋の膨脹時、各空気室の頂部
と、相隣る空気室間の谷部では内装材に与える圧力が異
なり、使用者に違和感を与えるという欠点がある。
【0004】本発明は、かゝる事情に鑑みてなされたも
ので、空気袋の膨脹時、内装材が各部均等の圧力をもっ
て使用者の頭部や顔に密着し、良好な装着感を使用者に
与え得る前記ヘルメットの内装材調節装置を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、内装材を柔軟性のパッド本体と、このパ
ッド本体の裏面に接合された硬質のパッド基板とから構
成し、そのパッド基板と帽体内面との間に空気袋を介装
し、空気袋の膨脹力をパッド基板を介してパッド本体に
伝えるようにしたことを第1の特徴とする。
【0006】また本発明は、上記特徴に加えて、帽体
を、その前面の窓孔直下に顎覆い部を有するフルフェイ
ス型に形成し、その顎覆い部内壁に空気ポンプ及び排気
弁を、顎覆い部内方の使用者用呼吸空間から手動操作し
得るように付設したことを第2の特徴とする。
【0007】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例について
説明する。先ず、図1及び図2において、ヘルメットH
の帽体1は、左右の側壁部1s,1s間を前方に湾曲す
る顎覆い部1fを介して一体に連結したフルフェイス型
に形成され、これら側壁部1s,1s及び顎覆い部1f
は帽体1前面に開口する窓孔2の左右側縁及び下縁を形
成する。
【0008】帽体1には、その窓孔2を開閉すべく透明
のシールド板3が上下方向回動可能に軸支され、また顎
ベルト4の基端が固着される。
【0009】帽体1は、FRP製のシェル5と、側壁部
1s及び顎覆い部1fを除いてシェル5の内面に嵌合し
て接着される発泡スチレン製の衝撃吸収ライナ6とから
なっており、この衝撃吸収ライナ6の内面適所には固定
内装パッド7が、またシェル5の各側壁部1s内側には
可動内装パッド8(内装材)が、更にシェル5の顎覆い
部1f内側には薄肉ライナ9がそれぞれ配設される。
【0010】図4に示すように、各可動内装パッド8
は、発泡ウレタン製のパッド本体10の裏面に比較的硬
質で適度の可撓性を有する合成樹脂製パッド基板11を
接合して構成される。パッド基板11の後端には、後方
へ延出する可撓性の取付片11aが縫着されており、そ
れは前記衝撃吸収ライナ6及びシェル5間に抜差し可能
に挟入、支持される。
【0011】また図2に示すように、左右のパッド基板
11,11と、これらの間に挟まれる前記薄肉ライナ9
とは、可撓性の連結片12を介して接続される。而し
て、上記取付片11a及び連結片12の撓みにより、可
動内装パッド8は帽体1内方へ変位可能である。
【0012】図4ないし図6において、各パッド基板1
1とシェル5内面との間には空気袋13が介装される。
この空気袋13は、周囲を接合した2枚の合成樹脂製シ
ートからなっており、両シート間には複数の空気室1
4,14と、これら空気室14間を相互に連通する連通
路15が画成される。この空気袋13は、粘着テープ等
によりパッド基板11に部分的に固定される。
【0013】各空気袋13には可撓性の導管16を介し
て空気ポンプ17が接続される。この空気ポンプ17
は、支持板18の表面に形成された弾性材料からなる半
球状のポンプ本体19と、このポンプ本体19の一側に
形成されて大気に開口する入口19aに装着される吸入
弁20と、同本体19の他側に形成されて導管16に連
なる出口19bに装着される吐出弁21とからなってお
り、ポンプ本体19に対して指による収縮と復元を繰返
すポンピング動作を与えることにより、吸入弁20から
吸入した大気を吐出弁21から導管16を経て空気室1
4に圧送することができる。
【0014】支持板18の裏面には、導管16と連通す
る排気室22が形成され、この排気室22から空気を外
部へ排出させる排気弁23が支持板18の表面に突設さ
れる。この排気弁23は指先で押されることにより開弁
するようになっている。
【0015】このように空気ポンプ17及び排気弁23
を支持した支持板18は粘着テープを介して前記薄肉ラ
イナ9の裏面に付設される。その際、ポンプ本体19及
び排気弁23は、薄肉ライナ9に形成された大小の透孔
24,25を通して該ライナ9の表面に突出するように
配置される。したがって、ポンプ本体19及び排気弁2
3は、顎覆い部1f内側に画成される使用者Uのための
呼吸空間26において操作可能である。
【0016】再び図1において、前記顎ベルト4の基端
は、シェル5にリベット止めされた固定金具27に接続
され、そして可動内装パッド8に穿設されたスリット2
8を貫通して帽体1内方へ引き出される。上記スリット
28は、顎ベルト4が空気袋13と干渉しないように、
空気袋13の上方に設けられる。
【0017】次に、この実施例の作用について説明す
る。使用者Uが本発明のヘルメットHを装着するに当っ
ては、先ず排気弁23を開いた状態で可動内装パッド8
を手で内側から外方へ押圧することにより、空気室14
から空気を排出させて、空気袋13を充分に潰してお
く。こうすることにより左右の可動内装パッド8,8間
が広げられるので、次に使用者Uは上記可動内装パッド
8,8に殆ど邪魔されることなく、帽体1を自己の頭部
に容易に被せることができる。
【0018】そして、帽体1を使用者Uの頭部の定位置
にセットしてから、顎覆い部1f内に挿入した指先でポ
ンプ本体19に前述のポンプ動作を与えることにより空
気室14に空気を充填して空気袋13を適度に膨脹させ
る。
【0019】すると、空気袋13は可動内装パッド8の
比較的硬質のパッド基板11を帽体1内方へ押圧するの
で、パッド本体10全体が使用者Uの頬を適度に圧迫し
て保持する。
【0020】このように、膨脹する空気袋13の膨脹力
をパッド基板11を介してパッド本体10に伝えるよう
にすると、空気袋13において、各空気室14の頂部
と、相隣る空気室14間の谷部でパッド基板11に及ぼ
す圧力が異なっても、それらの圧力はパッド基板11で
平均されてパッド本体10に伝えられるので、パッド本
体10は各部均等の圧力をもって使用者の頭部や顔に的
確にフィットし、違和感を生じさせない。
【0021】その後、左右の顎ベルト4を使用者の顎下
に掛けて接続し、ヘルメットHの装着は完了する。
【0022】使用者Uが頭部から帽体1を外す場合に
は、排気弁23を再び開いて空気室14から空気を排出
し、空気袋13を収縮させれば、帽体1を容易に外すこ
とができる。
【0023】尚、上記実施例においては、本発明の要旨
を逸脱することなく、種々の設計変更が可能である。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の特徴によれ
ば、内装材を柔軟性のパッド本体と、このパッド本体の
裏面に接合された硬質のパッド基板とから構成し、その
パッド基板と帽体内面との間に空気袋を介装し、空気袋
の膨脹力をパッド基板を介してパッド本体に伝えるよう
にしたので、空気袋の膨脹時、空気袋のパッド基板に及
ぼす圧力が各部で異なるとも、それら圧力はパッド基板
で平均化されてパッド本体に伝えられ、パッド本体は各
部均等の圧力をもって使用者の頭部や顔に的確にフィッ
トし、良好な装着感を使用者に与えることができる。
【0025】また本発明の第2の特徴によれば、帽体
を、その前面の窓孔直下に顎覆い部を有するフルフェイ
ス型に形成し、その顎覆い部内壁に空気ポンプ及び排気
弁を、顎覆い部内方の使用者用呼吸空間から手動操作し
得るように付設したので、空気ポンプ及び排気弁は帽体
内に収められ、他物との接触による損傷を回避すること
ができ、しかも顎覆い部内の呼吸空間を利用して空気ポ
ンプ及び排気弁を容易に操作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の内装材調節装置を有するヘルメットの
縦断側面図
【図2】図1の2−2線断面図
【図3】図1の3−3線断面図
【図4】図1の4−4線断面図
【図5】内装材調節装置の斜視図
【図6】図5の6−6線断面図
【符号の説明】
H ヘルメット U 使用者 1 帽体 1f 顎覆い部 2 窓孔 8 内装材としての可動内装パッド 10 パッド本体 11 パッド基板 13 空気袋 14 空気室 17 空気ポンプ 23 排気弁 26 呼吸空間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帽体(1)の内面と、帽体(1)内に変
    位可能に配設される内装材(8)との間に空気袋(1
    3)を介装し、この空気袋(13)に、該袋に空気を充
    填し得る空気ポンプ(17)と、該袋の空気を排出し得
    る排気弁(23)とを接続した、ヘルメットの内装材調
    節装置において、 内装材(8)を柔軟性のパッド本体(10)と、このパ
    ッド本体(10)の裏面に接合された硬質のパッド基板
    (11)とから構成し、そのパッド基板(11)と帽体
    (1)内面との間に空気袋(13)を介装し、空気袋
    (13)の膨脹力をパッド基板(11)を介してパッド
    本体(10)に伝えるようにしたことを特徴とする、ヘ
    ルメットの内装材調節装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、帽体
    (1)を、その前面の窓孔(2)直下に顎覆い部(1
    f)を有するフルフェイス型に形成し、その顎覆い部
    (1f)内壁に空気ポンプ(17)及び排気弁(23)
    を、顎覆い部(1)内方の使用者用呼吸空間(26)か
    ら手動操作し得るように付設したことを特徴とする、ヘ
    ルメットの内装材調節装置。
JP6693294A 1994-04-05 1994-04-05 ヘルメットの内装材調節装置 Pending JPH07278934A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114794642A (zh) * 2022-06-06 2022-07-29 承德石油高等专科学校 一种具有减震系统的滑雪头盔

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19961203