JP2014031606A - スポーツ活動用の保護ヘルメット - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者固有の頭蓋外形に迅速にかつ容易に適合するスポーツ活動用保護ヘルメットを提供すること。
【解決手段】ヘルメットは、使用者の頭蓋の少なくとも一部を覆う緩衝層(3)と、緩衝層と頭蓋との間に少なくとも部分的に配置される裏当て(4、104、204)とを含み、裏当てが少なくとも1つのポケット(40、1040、2040)を含んでいる。ポケットの内部容積が、初期カスタマイズ形態において、裏当ての初期厚さ(Ei)を少なくとも局所的に画定する。ポケットの圧縮に続き、ポケット内に含まれる流体の一部の排出を可能にするポケットの内部容積の調節手段(5、105、205)を含んでいる。ポケットの内部容積減少により裏当ての初期厚さの局所的低下を確実にして裏当てを頭蓋の外形に相応させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、スポーツ活動用の保護ヘルメットに関する。特に、但し専らではないが、本発明は、スポーツ、特に山岳スポーツ、例えばスキー、スノーボード、また自転車競技、登山、登攀、アイスホッケー、アイススケート、サッカー、ローラスケートを行うためのヘルメットに関する。
知られているように、ヘルメットは、使用者が転倒又は衝突する時、又は物体がその方向に投げられる時に受け得るショックから頭蓋を保護する頭部保護手段を含む。保護手段は、シェル(coque)と、緩衝キャップ(calotte amortissante)とから形成できる。シェルは、剛性であっても良い。例えばシェルは、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)のような熱可塑性材料の成形/射出によって製作される。あるいは、シェルは、それ自体が剛性を有さないが、緩衝キャップに結合されると剛性を獲得する、外皮に過ぎなくても良い。例えば、外皮は、PVC(ポリ塩化ビニル)又はPC(ポリカーボネート)シートの成形によって製作され得る。一般的には、緩衝キャップは、EPS(発泡ポリスチレン)又はEPP(発泡ポリプロピレン)のような発泡材料で製作される。使用者に対する良好な快適さを保証するために、ヘルメットに快適手段を備える。快適手段は、例えば布地で被覆されたフォームで作られる内部裏当て(coiffe interne)の形態を取っても良い。
ヘルメットの内部容積を使用者の頭部に適合できるようにするために、多数の装置が、先行技術から知られている。
文献・米国特許第6,647,556号は、ヘルメットを構成する様々な部分を互いに摺動することによって容積を適合させることを提案している。かかる装置は、使用者にとって調節し難く、かつヘルメットの着用がかなり重くなる。
もう1つの解決法が、文献・仏国特許出願公開第2888729号によって与えられ、文献において、手動ポンプを用いて内部裏当てのポケットを膨張させて、ヘルメットの内部容積を修正することが提案されている。ポケットは、最初に空気が抜かれる。ポケットの内部容積は、ほぼゼロである。裏当ての厚さは、薄く、かつポケットの壁の厚さに相当する。裏当ての周縁は、使用者の頭蓋の周縁よりも大きい。従って、使用者は、裏当てと、頭蓋との間の遊びのために、ヘルメットを容易に身に着けることができる。裏当てを着用者の外形に適合させるために、着用者は、裏当てが固定されるまで、手動ポンプを用いてポケットを膨張させる。好適には裏当ては、手動で作動可能であり、ヘルメットが使用者の頭蓋の外形にもはや適合しないようにポケットの空気を排出することを可能にする排気弁を組み込む。かかる装置は、ほぼ毎回このヘルメットを着用する度に、手動で膨張させる行為によってヘルメットの内部容積を、適合させねばならないので、使用に最適ではない。膨張させることは、頭蓋の外形に応じて時間がかかってしまう。他方で、ポケット内部の圧力が高すぎる場合、それにより使用者に苦痛が生じ得る。実際に、容積を適合させる全ての装置に関して事実であるが、ヘルメットが、不快さを引き起こす使用者の頭部に対する圧力を局所的に及ぼすことは、是が非でも回避せねばならない。頭蓋に対して及ぼされる圧力の調整は、ポンプにより一定の送気によって行われる。容積を調整するこの能動的原理は、使用者の頭蓋の外形に対するヘルメットの迅速化かつ自動的な調節を行うことはできない。
米国特許第6,647,556号 仏国特許出願公開第2888729号
先行技術の問題点に鑑み、本発明は、迅速で、使用が容易であり、かさばらず、安価であり、かつあらゆるタイプの頭蓋外形に適合する保護ヘルメットであって、その内部容積のカスタマイズ手段を含む、特にスポーツを行うための保護ヘルメットの提供を目的としている。好適には、このカスタマイズ手段は、自動である。
本発明の目的は、使用者の頭蓋の一部を覆う少なくとも1つの緩衝層と、前記緩衝層と、頭蓋との間に少なくとも部分的に配置される裏当てとを含み、裏当てが少なくとも1つのポケットを含む、スポーツを行うためのヘルメットを提供することによって達成される。
ヘルメットは、ポケットの内部容積が、初期カスタマイズ形態において、裏当ての初期厚さを少なくとも局所的に画定すること、及びヘルメットが、ポケットの圧縮に続き、ポケットに含まれる流体の一部の排出を可能にするポケットの内部容積の調節手段を含み、ポケットのこの内部容積減少は、裏当てを頭蓋の外形に一致させるために、裏当ての初期厚さの局所的減少を確実にすることを特徴とする。
このようにして、ヘルメットの裏当てのポケットは、カスタマイズ前においては膨張した状態にある。次に、ヘルメットを頭部の外形に適合させるためには、ヘルメットを頭部に対して快適な位置までかぶるだけで十分であり、これによりポケット内に過圧を形成し、その結果として過圧状態の空気が調節手段によって排出される。調節手段は次いで、ポケットが再び膨張してしまうことを妨げ、かつヘルメット内部は、頭部のこのようにして「植えつけられた」形状が維持される。裏当ては、頭蓋の外形に相応する。
本発明によるヘルメットは、単独で又は組み合わせて選択される次の特徴の1つ以上を含むことができる。
− ポケットが初期カスタマイズ形態にある時、調節手段は、ポケットの内部容積の圧力に対してポケットの内部の圧力低下を維持することを可能にする装置を含む。
− ポケットが初期形態にある時、ポケットの内部は、周囲圧力にある。
− 調節手段は、ポケットの圧縮に続き、ポケット内に含まれる流体の一部の自動排出を可能にする装置を含む。
− 調節手段は、逆止弁を含む。一実施形態によれば、調節手段は、逆止弁に対抗する制御手段を備え、ポケットの再膨張のための空気流入機能を可能にする。変形形態によれば、制御手段のみが、ポケットの内部を周囲空気に接続して、ポケットの再膨張を可能にする。
− 裏当ては、ポケットの自動再膨張手段を含む。好ましくは、この自動再膨張手段は、圧縮性フォームである。一実施形態によれば、圧縮性フォームは、溶接等により互いに接続された2枚のパネル内に、又は溶接等により縁部が互いに接続された1枚の折り曲げられたパネル内に、又は端部が溶接されたスリーブ内に、封入される。好ましくは、圧縮性フォームの密度は、20kg/m〜50kg/mである。好ましくは、圧縮性フォームの厚さは、5mm〜12mmである。
− 裏当ては、使用者の頭部全体を覆うか、又は頭部の一部の周囲の長さに対応する、ヘルメット内部のほぼ円周方向の帯状の領域を覆う。
− ヘルメットは、使用者の頭蓋の後頭骨下部と接触するための、ヘルメットの一部の領域に配置された膨張チャンバを含み、かつ、ヘルメットを使用者の頭蓋の外形に少なくとも部分的に適合させる際にポケットに含まれる流体の容量を低下させる場合において、この膨張チャンバを少なくとも部分的に膨張させるためにポケットの調節手段の要素がこの膨張チャンバに連結される。
本発明は更に、保護ヘルメットを使用者の頭蓋の外形にカスタマイズする方法にも関する。該方法は、
− ポケットをその初期形態において初期化し、この形態においては裏当ての内周が、頭部の接触領域のレベルで頭蓋の周縁よりも小さくされているステップと、
− ヘルメットを使用者の頭部に設置して、裏当てを頭蓋の外形に一致させるために、ポケットの圧縮に続き、ポケット内に含まれる流体の一部の自動的、又は手動作用による排出を引き起こすステップとを含む。
他の利点及び特徴は、以下に記載の本発明の説明及び添付の図面によりば明らかとなろう。
本発明によるヘルメットの断面図である。 ヘルメットを使用者の頭部の外形に適合させる時に使用者の頭部に置かれた、本発明によるヘルメットの断面図である。 ヘルメットの裏当ての再初期化の時の本発明によるヘルメットの断面図である。 本発明によるヘルメットの第2の実施形態の断面図である。 本発明によるヘルメットの第3の実施形態の断面図である。 本発明によるヘルメットの製造ための製作ステップを概略的に示すフローチャートである。
図1に、スポーツを行うための、特に山岳スポーツ、とりわけスキー、スノーボード等のような滑走するスポーツ活動用の保護ヘルメット1が断面図で示されている。
このヘルメット1は、幾つかの保護層を含む。この実施例において、シェル2と、シェル2の内部を被覆する、キャップとも呼ばれる少なくとも1つの緩衝層3とを含む。この緩衝層又はキャップ3は、使用者の頭蓋71の一部を覆うためにある。
シェル2は、例えばABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)又はPC(ポリカーボネート)のような熱可塑性材料の成形/射出によって製作される。
キャップ3は、例えばEPS(発泡ポリスチレン)又はEPP(発泡ポリプロピレン)のような発泡材料で製作される。単一の層、又は組み付けられた同一若しくは異なる幾つかの層であっても良い。
更に、ヘルメット1は、キャップ3と、ヘルメットの使用者の頭部7との間に配置される裏当て4を含む(図2参照)。裏当て4は、流体、とりわけ本実施例においては空気を受けることが可能なポケット40を含む。
キャップ3は裏当て4と区分されている。キャップ3は、ショックの緩衝を確実にする。この層のために、衝撃は、緩衝される。このようにして緩衝層は、頭部を直接保護する役目を果たす。本発明によれば、裏当て4は、頭部の保護にほとんど影響を及ぼさない快適さを提供する要素である。この追加の層は、保護層を使用者の頭蓋の周りにより良好に固定できるようにして、ヘルメットの着用を改善する。
ヘルメット1は、ポケットの内部容積の調節手段5も含む。この調節手段5は、ポケット40に連結される。調節手段5は、ポケットの圧縮に続き、ポケット40に含まれる空気の一部の排出を可能にする逆止弁51を含む。この弁は、ポケット40内部の空気を、例えば外部に向かって(図2の矢印Ap参照)排出させるが、外部空気がポケット内に戻ることを妨げる。この弁は、以下で説明するように、ヘルメットを使用者の頭部の外形に少なくとも部分的に適合させることを可能にする。
ヘルメットをその着用者の頭部の外形にカスタマイズするために、着用者は、次のステップを行う。
第1ステップにおいては、使用者は、ゼロでないいくらかの空気容積がポケットを満たすようにポケット40を初期化する。この空気容積は、裏当ての厚さEiを少なくとも局所的に作り出すことを可能にする。この厚さEiは、裏当ての前部、頂部、又は後部で異なっていても良い。この初期化形態において、裏当て4の内側の周囲は、頭蓋71の外側の周囲よりも小である。同様に、裏当ての内周は、対応する領域の頭蓋の周縁よりも小である。
第2ステップにおいては、使用者は、裏当てが使用者の頭蓋の外形に相応するまで、ヘルメットに頭部7を挿入する。この行為は、ポケット40内に過圧を作り出す。ポケット40の空気は、その場合、調節手段5の要素である逆止弁51から排出される。この逆止弁は、一方向のみにおける空気の通気、すなわちポケットの空気抜きを確実にする。逆止弁は、ポケット40が再び膨張することを防止する。従って、逆止弁は、ポケットの圧縮に続き、ポケットの内部容積の低下を可能にする。この容積減少は、裏当ての厚さの少なくとも局所的な低下を引き起こす。その場合、ヘルメット内部は、頭部7のこのようにして「植えつけられた」形状が維持される。
このような操作を簡易に行うことができ、かつ非常に迅速に行うことが出来るという利点を有する。ヘルメット内部の調節は、使用者がヘルメットを着けるのと同時に行われる。それは、ポケットの手動膨張が必要である先行技術の装置とは逆に、ヘルメットを頭部に設置した後に特殊な追加のカスタマイズ行為の必要性がないという意味において受動的原理である。カスタマイズは、ヘルメットを頭部に設置するのと同時に行われ、このことは、時間の節約を可能にする。その上、このカスタマイズは、裏当てが使用者の頭蓋の外形に正確に従うことを可能にする。第2のステップは、このようにして裏当てに対する頭蓋の正確な植え付けを作り出すことを可能にし、このことは、着用の快適さの改善をもたらす。
逆止弁51に関しては、ボタンによって、栓を抜いて、又は他のあらゆる手段によって手動で作動できる。変形形態において、弁51は、逆止弁でない。この場合に、空気通気の遮断は、弁を起動させることによって得られる。例えば、弁は、単純な仕切り弁であっても良い。好適には、逆止弁は、例えばエネルギーを与えられて自動的に起動する。この弁はこのようにして、ポケットの圧縮に続き、内圧が閾値を超える時から、空気の自動排出を確実にする装置を形成する。この自動的側面は、裏当ての構造をカスタマイズするための使用者の特殊な行為をもはや必要としないので、カスタマイズを一層容易にする。着用者は、第1のステップに従ってポケットを初期化した後にヘルメットを着用するだけである。以下に記載する実施形態において、逆止弁51は、自動である。
ポケットを初期化するために、幾つもの解決法を考慮することができる。
第1の解決法は、ポケットをポンプに連結することからなる。このようにして使用者は、ポケット内で初期膨張圧力を得るために、ポンプによってポケットの内部容積を膨張させる。使用者がヘルメットを着用した時、ポケットは押され、このことは、ポケットに含まれる空気の過圧を発生させる。その場合、空気は、初期膨張圧力以上の、所定の圧力に対して釣り合いが取られるように逆止弁から排出される。ポケットの内部容積は減少し、それにより所望の外形適合が可能になる。ポケットの低下した内部容積に残る空気は、なおも加圧下にある。
図1〜図6に記載された第2の解決法は、ポケットの内部が周囲圧力にある時、一定の初期内部容積を維持することを可能にする成形手段をヘルメット内に組み入れることからなる。従って、ポケットを周囲空気に単に接続して、ポケットのいくらかの内部容積が、少なくとも局所的にゼロでない裏当ての初期厚さEiによって現れることを確実にする。この形態は、カスタマイズの初期形態に対応する。
ヘルメットを頭部上に設置する時、頭蓋によりポケットが押され、それによりポケットに含まれる空気の過圧が発生する。その場合、空気は、ポケットに連結された逆止弁から排出され、かつ、ポケットの内部容積は減少し、それにより少なくとも部分的に所望の外形適合が可能になる。第1の解決法とは異なり、低下した内部容積のポケットに残る空気は、圧力降下状態である。このために、調節装置5の要素である逆止弁51は、従って、ポケットの圧縮に続き、内部容積の圧力降下を維持することを可能にせねばならない。内部容積の低下により、裏当ての厚さの局所的な低下を確実にするのは、この圧力降下である。
ポケットを初期化するためには、ポケットを周囲空気に単に接続すればよい。その時から、成形手段は、ポケットの内部容積が一定の初期内部容積に達するために、ポケットの内部容積に影響を及ぼす。そのために、調節手段5は、ポケットの再膨張のための空気通気機能を可能にする逆止弁51に対抗する対抗手段52も含む。先に記載された成形手段は、初期カスタマイズ形態に対応する初期内部容積をポケットに再び与えることが可能であるので、ポケットの自動膨張手段に対応する。
この第2の解決法は、ポンプの必要性がなく、対抗手段が手動で作動可能な、簡易な逆止弁であっても良いので、小型とすることができ、かつヘルメットに容易に好適に組み入れられる。その上、第2の解決法は、スイッチ式で順次圧力によりポケットを膨張させることができるので、使用者は簡易かつ容易に操作することができる。
その他の解決法も可能である。例えば、単一カスタマイズの裏当てを備えることができる。この場合に、調節手段は、裏当ての初期化を可能にしない。裏当ては、初期内部容積を有する。ヘルメットの頭部への設置は、裏当てが、使用者の頭部の外形に従うために、過圧の空気を追い出す。ヘルメットは、その場合再初期化する可能性がなく調節される。
以下においては、上記で述べた図1〜図6に記載された第2の解決法に対応する実施形態を詳しく説明する。
図1〜図3によって示される第1の実施形態によれば、裏当て4は、2枚のパネル41及び42を含み、一方のパネル41はキャップ3側に近く、他方のパネル42は、頭部7側に近い方に配置されている。これら2枚のパネル41及び42は、使用者の頭蓋との接触、及びそれ故に着用の快適さを改善するために、プラスチック材料、又は防水フィルム及び熱接着フィルムを組み込んだ布地ベースで製作され得る。これら2枚のパネル41及び42は、少なくとも1つの圧縮性フォーム61、62、63、64をそれらの間に封入する密封ポケット40を形成するために、互いに例えば溶接等により接続される。この圧縮性フォームは、ポケットの成形手段、又は換言すると自動再膨張手段を構成する。
ポケット40を製作するために、他の解決法も考慮できる。それは、縁部が互いに溶接等により接続される、単一の折り曲げられたパネル、又は端部に溶接等により接続されたスリーブであっても良い。あるいは、キャップ3の密封化された内壁に直接固定されるパネルであっても良い。
図1〜図3を通して示される実施例において、裏当て4は、頭蓋71の上部全体を覆うようにされている。ポケット40は、4つの別個のフォーム61、62、63、64を含む。これらのフォームを裏当て4内の所定位置に維持するために、裏当ては、ポケットの2つの壁、すなわちパネル41、42の間で溶接等により中断される区分によって画定される、開口部によって互いに連通するチャンバ461、462、463、464を含んでも良い。変形形態においては、裏当て4は、導管によって連結される幾つかの別個のポケット40を含んでも良い。その場合、調節手段5の要素51、52が、このチャンバ又はポケット網に接続されることが重要である。
図4は、裏当て104が、使用者の頭部全体の周囲の長さに対応する、ヘルメット101内部のほぼ円周方向の帯状の領域を覆う、もう1つの実施形態を示す。この形態は、頭蓋のより良好な通気を可能にする。その上、この界面領域が、ヘルメットの快適かつ十分な維持を確実にするためには十分である。この場合に、フォーム106が収容される唯一のポケット1040しかない。
カスタマイズが有効であるためには、圧縮性フォームの適切な選択が重要である。20kg/m〜50kg/mのフォーム密度、及び/又は頭蓋の上部に対して、かつ/又は頭蓋の前部に対して少なくとも5mm〜12mmのフォーム厚さによって良好な結果が得られた。局所的に、例えば頭蓋の後部領域のように、より大きなフォームの厚さを有することが好適であり得る。これらの特徴は、使用者が、ヘルメット1の最初の使用の際に、サイズを間違える印象を得ることなく、十分な適合幅を有することを可能にする。この形態により、フォームは、カスタマイズ及び使用時に、使用者の着用及び外形適合の快適感が改善される。フォームは、例えばポリウレタンで製作される。
このようにしてヘルメット1の内部で形状記憶効果を得ることができる。ヘルメット1を頭部7に対して押圧して(図2参照)、フォーム61、62、63、64の小孔から空気を外部に向かって、逆止弁51を経由して追い出す。空気がポケット40内に戻ることを、逆止弁51が妨げるので、ポケットは、このようにしてその形状を保つことができる。ポケット40の内部の圧力降下により、ポケット40の壁、すなわちパネル41、42によるフォーム61、62、63、64の圧縮を引き起こす。裏当て4は、平坦な状態に維持される。
フォーム61、62、63、64は、その低い密度及び弾性により、2枚のパネル41及び42を引き離す方向に作用する傾向を有し、それにより一旦ポケットがもはや圧力降下中でなくなると、ポケット40の自動膨張効果を得ることができる。
しかしながら、2枚のパネル41及び42によって形成されるポケットは密封しているので、逆止弁51により膨張が抑制される、すなわちポケット内に外部空気が導入される場合以外には膨張はなされ得ない。さもなければ、ポケット40の厚さは、ポケットの内圧に応じて安定した状態に留まる。これが、調節手段5が、先に言及したように、逆止弁51に対抗する対抗手段52を含む理由である。例示した実施形態において、逆止弁51及びその対抗手段52は、調節手段5の2つの別個の部材である。あるいは、これら2つの部材は、一の装置を形成するために組み合わせることができる。この場合に、対抗手段52は、例えば逆止弁による開放に対抗して作用する。
対抗手段52は、ポケットの再膨張のために空気通気機能を可能にする。このようにして、対抗手段により、ポケット40内部の圧力降下を取り除く。ポケットの内部は、周囲圧力に戻る。ポケット40の内部に配置されたフォーム61、62、63、64は、その場合、ポケットの壁41、42により、圧力降下の結果生じる圧縮によってもはや圧縮されないので、その初期形状を取り戻す傾向がある。従ってフォームは、ポケットの壁を押し返す。従ってフォームは、ポケットがその初期容積を取り戻すことを補助する。裏当て及びポケットは、関連した裏当ての厚さEiで、その初期カスタマイズ形態を取り戻す。
圧縮性フォームの使用以外のポケットの自動再膨張手段、又は成形手段についても考慮することができる。これは、例えば、ばね又は板ばねであっても良い。これらの自動再膨張手段は、ポケットの初期内部容積を取り戻すために、ポケットの内部容積の増加を可能にするばねの効果を特徴とする。
キャップ3に対して裏当て4、104を維持するために、面ファスナによる取り付け部又は固定部8を備える。スナップ、クリップのような、他のフックのような結合部材を使用することができる。
好適には、ヘルメットを正しく身に着けた使用者の知覚(感覚)を改善し、かつその快適感を改善するために、追加フォーム65が、後頭領域において、裏当ての後部のみに対して下部フォーム61に重ねられる。この重ね合わせは、裏当ての厚さを局所的に増加させることを可能にする。この追加の厚さは、使用者の自己受容性感覚を改善する。実際に、着用者の頭蓋71の後頭部が、フォームのこの追加の厚さを超える時に、当然に後頭骨の下の頭蓋の後部陥凹内に固定される。この時点で、ヘルメットは、使用者にとって快適な位置に自動的に調整される。この場合、使用者は、頭蓋を通過させ、かつヘルメットを上手く置いた感覚を有するであろう。好ましくは、この追加フォーム65は、この後頭領域において頭蓋の外形に近い輪郭を再生するために、人間工学的に切り取られている。それにより、裏当て、及びそれ故にヘルメットを頭部に対して、頭蓋のこの後部領域で維持する圧力が更に均一にすることが可能になる。
要約すると、図1〜図3の実施形態に応用される本発明による特定事項は、次の通りである。
ポケットの第1初期化ステップは、図3に示される。対抗手段52を作動させると、周囲空気が、ポケット40に入り込む(図3矢印Ai参照)。従って、フォーム61、62、63、64は、その元の形状を取り戻して、ポケット40の壁41、42に対して圧力を及ぼす(図3矢印Pi参照)。ポケット40、換言すると裏当て4は、図1に示すようにその初期のカスタマイズ形態に戻る。
図2に示した第2ステップは、裏当て4を使用者の頭蓋71の外形に従わせることからなる。ヘルメット1を、頭部7に対して快適な位置までかぶる。ポケット40は、圧縮され、それによりフォーム61、62、63、64の圧縮が引き起こされる。ポケット40の内部容積は、その場合過圧にある。その場合、圧縮空気は、逆止弁51から排出される(図2矢印Ap参照)。従って、ポケットの内部容積が減少し、かつ圧力降下中、すなわち周囲圧力よりも低い圧力にある。この圧力降下は、フォーム61、62、63、64の圧縮を維持することを可能にする。裏当て4は、その場合、その接触領域で頭蓋71の形状に合致する。その場合、局所的に、裏当ての厚さEcは、その初期カスタマイズ形態における裏当ての初期厚さEiよりも薄い。従って、裏当てが、頭蓋の外形に相応する最終カスタマイズ形態は、ポケットが初期容積を取り戻した形態、又は初期容積に近い初期カスタマイズ形態と区別される。
図4は、裏当て104のもう1つの実施形態として、フォーム106を収容する周縁の帯状の領域を形成する唯一のポケット1040の形状で示している。カスタマイズ機能の原理は、先に述べたのと同様である。調節手段105の逆止弁1051及びその対抗手段1052は、裏当て104のポケット1040に対して直接接続される。追加のフォーム1065は、後頭領域においてフォーム106に並置される。
本発明によるカスタマイズは、例えば異なる時点での髪の長さや、使用者間における貸借を考慮するようにされており、ヘルメットの賃貸借の場合に、所望の通りに繰り返し利用することができる。その場合、上記のようにポケットの自動再膨張を作動させれば十分である。
図5に、本発明によるヘルメットの代替的な実施形態が示される。
ヘルメット201は、使用者の頭蓋71の後頭骨下部のレベルに、膨張チャンバ208を含むことによって図4のヘルメットから区別される。
先のように、ヘルメット201は、フォーム206、2065が収容されるポケット2040を組み込む裏当て204を含む。このヘルメット201は、逆止弁2051と、逆止弁の対抗手段2052とを含むポケットの内部容積の調節手段205を含む。
しかしながら、この実施形態において、逆止弁2051が、導管209によって膨張チャンバ208に連結されるようにされている。この逆止弁2051は、ヘルメットを使用者の頭部7の外形に少なくとも部分的に適合させる時に、ポケット2040の膨張状態の低下の際に、膨張チャンバ208を少なくとも部分的に膨張させることを可能にする。
従って、頭部7上に置かれたヘルメット201を押してポケット2040から空気を追い出す時に、頭蓋71の後頭骨下部に関して膨張チャンバ208を少なくとも部分的に、自動的に膨張させる。この膨張チャンバ208は、うなじの一部を保護して、使用の快適さを著しく改善する。頭部はその場合、より良好に維持される。
ヘルメットの着用は、一方においては、内部容積が頭蓋の外形を受け入れるために減少するポケット2040によって、かつ、他方において、内部容積が頭蓋の後頭骨下部と接触するために増加する膨張チャンバ208によって、このようにして確実になされる。一方では、頭蓋の形状がポケット2040内に記録されるという意味で、負の刻印が得られ、しかるに他方では、維持手段208が、裏当てと、頭部との間の空いている空間を埋めるために変形されるという意味で、正の刻印が得られる。
好ましくは、完全に膨張した状態のポケット2040の空気容積は、膨張した状態の膨張チャンバ208の容積よりも大きく、好ましくは膨張した状態の膨張チャンバ208の容積の1.5〜2倍であることが見込まれる。このことは、適合の際にポケット2040から空気を完全に追い出されないことが考慮されている。
膨張チャンバ208の破裂を回避するために、膨張チャンバは、膨張チャンバ内に含まれる過剰な空気を排出することを可能にする過圧弁210を備える。過圧弁は、自動逆止弁、手動仕切り弁、又は他のタイプの弁であっても良い。
膨張チャンバ208が、十分に膨張されない場合、膨張チャンバ208に連結される、図示しない空気注入器によって補足膨張を行うことができる。かかる構成は、例えば文献・仏国特許出願公開第2888729号に記載されている。
この実施形態に関して、他の変形形態を考慮することができる。
例えば、ポケット2040は、膨張チャンバ208に連結される逆止弁2051の他に、第2の弁によって周囲空気に連結することができる。この第2の弁は、逆止弁2051が遮断されている場合、ポケット2040の過大な膨張を回避することを特に可能にする。
あるいは、膨張チャンバ208は、頭蓋に更に迅速に近付くために、膨張チャンバの成形を可能にするフォームを組み込むようにしてもよい。チャンバの膨張の働きは、ポケット2040のそれに類似し得る。フォームは、チャンバが周囲圧力に向けて戻る時から、膨張チャンバの壁に対して作用する傾向がある成形手段の機能を務める。この場合に、膨張チャンバは、例えば壁に対する手動圧力によって予め圧力降下状態にされていてもよい。
もう1つの変形形態としては、ポケット2040の内部容積を調整するために、ポンプとして膨張チャンバ208を使用することからなる。このようにして、膨張チャンバをポケットに連結する逆止弁を加える。この弁は、膨張チャンバの圧縮に続き、過剰の空気を膨張チャンバからポケットに向かって排出することを可能にする。従って、ヘルメットの初期化は、膨張チャンバの圧縮によって実行され得る。膨張チャンバからポケットに向かって排出される空気は、フォーム206、2065により、初期形状を取り戻す傾向があるポケットの圧力降下を少なくとも部分的に取り除く。その時から、ポケットは、その初期カスタマイズ形態に向けて戻る。同様に、膨張チャンバは、容積が減少する傾向があり、それにより次のカスタマイズの際に、ヘルメットの設置を容易にする。
先の実施形態は、空気で膨張したポケットについて述べたものである。類似した結果を得るために、他の流体も使用できる。例えば、空気をゲルと置き換えられる。
先に記載された解決法の他の組み合わせが、可能である。
裏当て4は、図6に概略的に示した製造方法によって製作できる。
ステップ50により、ポリウレタンフォーム層61、62、63、64、65、106、1065、206、2065と、2枚のパネル41及び42とを切り取り、後者は、熱接着剤等の接着剤で少なくとも縁部が塗布される。
パネル41及び42に関して、ポリウレタンフィルムを使用し、パネル41は、ヘルメット内部で面ファスナーにより取り外し可能に締結されることを可能にするために、例えばビロードで被覆され、パネル42は、使用者の良好な快適さのために例えばフリースで被覆される。
次に、ステップ52により、深さが、フォーム61、62、63、64、65、106、1065、206、2065の厚さよりも大きい、成形型内で、フォーム層61、62、63、64、65、106、1065、206、2065を挟む2枚のパネル41及び42の積層を形成する。
次に、ステップ54により、熱作用での材料の溶接作業であるヒートシールを実行する。ヒートシールは、例えば高周波溶接である。2枚のパネル41及び42を互いに周縁部の領域で押圧する。次に材料の外部又は内部熱源を適用する。その場合、ポケット40を形成する密封エンベロープが得られる。
パネル積層の成形型が、フォーム61、62、63、64、65、106、1065、206、2065の厚さよりも大きい深さを持つために、フォームは、その初期形状を良好に保つ(圧縮されない)。
次に、ステップ56においては、このように形成されたポケット40内に第1開口部を開け、かつこの開口部内に、ポケットの内部容積の調節手段5、105、205の要素51、1051、2051(逆止弁)を固定する。ヘルメット内のポケット40の位置決めに応じて、かつ使用者によるより良好な操作を可能ならしめるために、調節手段5、105、205の要素は、簡易な逆止弁51、1051、2051とすることができ、又は導管によって形成されるアセンブリ、例えば逆止弁51、1051、2051が内部に位置決めされるプラスチック管であっても良い。
特に、調節手段5、105、205が、逆止弁と組み合わされた、逆止弁に対抗する制御装置52、1052、2052を有する場合、制御装置の操作を容易にするために、好適には逆止弁51、1051、2051によって管がポケットに連結される。
次に、もう1つの変形形態によれば、ステップ58によりポケット40内に第2の開口部を開けることができ、かつポケット40の再膨張のために制御可能な空気通気孔を形成し制御手段52、1052、2052を取り付ける。このようにして、自動膨張及び形状維持は、分離される。このことは、ポケット2040が図5に示すように膨張チャンバ208に結合される場合において、特に意義を有する。
あるいは、ステップ56及び58は、パネル組み立てのステップ52に先行し得る。実際に、調節手段5、105、205の要素51、1051、2051、52、1052、2052は、プロセスの開始時にパネル41、42に固定され得る。
プロセスは、2枚の別個のパネル41、42から形成されたポケット40に関して記載される。この方法は、縁部が互いに溶接された折り曲げられたパネルの使用、又は端部に溶接されたスリーブのようなポケットの他の構成に必要に応じて変更を加えて応用され得る。
従ってポケット40は、その使いやすさ及びその自動性により識別される、カスタマイズ手段、快適手段であると理解される。このようにして使用者は、保護ヘルメットをその人に固有の外形に完全に適合させることができる。

Claims (15)

  1. 使用者の頭蓋(71)の少なくとも一部を覆う緩衝層(3)と、
    前記緩衝層(3)と、前記頭蓋(71)との間に少なくとも部分的に配置される裏当て(4、104、204)とを含み、前記裏当て(4、104、204)が少なくとも1つのポケット(40、1040、2040)を含む、スポーツ活動用保護ヘルメット(1、101、201)であって、
    前記ポケットの内部容積が、初期カスタマイズ形態において、裏当ての初期厚さ(Ei)を少なくとも局所的に画定し、及び前記ヘルメット(1)が、前記ポケットの圧縮に続き、前記ポケット内に含まれる流体の一部の排出を可能にする前記ポケットの内部容積の調節手段(5、105、205)を含み、前記ポケットの内部容積減少により前記裏当ての初期厚さの局所的低下を確実にして前記裏当てを前記頭蓋の外形に相応させることを特徴とする保護ヘルメット。
  2. 前記ポケット(40、1040、2040)が初期カスタマイズ形態にある時、前記調節手段(5、105、205)が、前記ポケットの内部の圧力に対して前記ポケットの内部の圧力の低下を可能にする装置(51、1051、2051)を含むことを特徴とする請求項1に記載の保護ヘルメット。
  3. 前記ポケット(40、1040、2040)が初期カスタマイズ形態にある時、前記ポケットの内部は周囲圧力であることを特徴とする請求項1又は2に記載の保護ヘルメット。
  4. 前記調節手段(5、105、205)が、前記ポケット(40、1040、2040)の圧縮に続き、前記ポケット内に含まれる流体の一部の自動排出を可能にする装置(51、1051、2051)を含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の保護ヘルメット。
  5. 前記調節手段(5、105、205)が、前記ポケット(40、1040、2040)の空気を抜くことのみを可能にする逆止弁(51、1051、2051)を含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の保護ヘルメット。
  6. 前記調節手段(5、105、205)が、前記ポケット(40、1040、2040)の再膨張のための空気抜き機能を可能にする前記逆止弁(51、1051、2051)に対抗する対抗手段(52、1052、2052)を含むことを特徴とする請求項5に記載の保護ヘルメット。
  7. 前記対抗手段(52、1052、2052)のみが、前記ポケット(40、1040、2040)の内部を周囲空気に接続して、前記ポケットの再膨張を可能にすることを特徴とする請求項6に記載の保護ヘルメット。
  8. 前記ポケット(40、1040、2040)の内部が周囲空気に接続される時、前記裏当て(4、104、204)が、前記ポケット(40、1040、2040)の自動再膨張手段(61、62、63、64、65、106、1065、206、2065)を含むことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の保護ヘルメット。
  9. 前記自動再膨張手段が、圧縮性フォーム(61、62、63、64、65、106、1065、206、2065)であることを特徴とする請求項8に記載の保護ヘルメット。
  10. 前記圧縮性フォーム(61、62、63、64、65、106、1065、206、2065)の密度が、20kg/m〜50kg/mであることを特徴とする請求項9に記載の保護ヘルメット。
  11. 前記圧縮性フォーム(61、62、63、64、65、106、1065、206、2065)の厚さが、5mm〜12mmであることを特徴とする請求項9又は10に記載の保護ヘルメット。
  12. 前記裏当て(104)が、使用者の頭部全体又は一部の周囲の長さに対応する、前記ヘルメット(101)内部のほぼ円周方向の帯状の領域を覆うことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の保護ヘルメット。
  13. 前記裏当て(104)が、後頭領域において追加的な厚さを含むことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の保護ヘルメット。
  14. 使用者の前記頭蓋の後頭骨下部と接触するようにされている、前記ヘルメットの一部の領域に配置された膨張チャンバ(208)を含み、かつ前記ポケット(2040)の前記調節手段(205)の要素(2051)は、前記ヘルメット(201)を前記使用者の前記頭蓋(71)の外形に少なくとも部分的に適合させるために、前記ポケット(2040)に含まれる流体の容量を低下させる際に、この膨張チャンバ(208)を少なくとも部分的に膨張させるためにこの膨張チャンバに連結されることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の保護ヘルメット。
  15. 請求項1乃至14のいずれか1項に記載の保護ヘルメット(1)を使用者の頭蓋(71)の外形にカスタマイズする方法であって、
    ポケットをその初期形態において初期化し、この形態において裏当ての内周が、接触領域の位置において頭蓋の周縁よりも小さくされているステップと、
    ヘルメットを使用者の頭部に設置することにより前記裏当てを前記頭蓋の外形に相応させるために、前記ポケットの圧縮に続き、前記ポケット内に含まれる流体の一部の自動又は手動作用による排出を引き起こすステップとを含む方法。
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