JPH07112441B2 - 膨張可能袋付き運動靴 - Google Patents

膨張可能袋付き運動靴

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JPH07112441B2
JPH07112441B2 JP3510271A JP51027191A JPH07112441B2 JP H07112441 B2 JPH07112441 B2 JP H07112441B2 JP 3510271 A JP3510271 A JP 3510271A JP 51027191 A JP51027191 A JP 51027191A JP H07112441 B2 JPH07112441 B2 JP H07112441B2
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B17/00Insoles for insertion, e.g. footbeds or inlays, for attachment to the shoe after the upper has been joined
    • A43B17/02Insoles for insertion, e.g. footbeds or inlays, for attachment to the shoe after the upper has been joined wedge-like or resilient
    • A43B17/03Insoles for insertion, e.g. footbeds or inlays, for attachment to the shoe after the upper has been joined wedge-like or resilient filled with a gas, e.g. air
    • A43B17/035Insoles for insertion, e.g. footbeds or inlays, for attachment to the shoe after the upper has been joined wedge-like or resilient filled with a gas, e.g. air provided with a pump or valve

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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本出願は、1987年8月27日に出願されて現在放棄されて
いる米国特許出願連続番号第89,749号の一部継続出願で
ある、1989年2月8日に出願された米国特許出願番号第
307,566号の一部継続出願である、1990年5月30日に出
願された米国特許出願継続番号第07/530,854号の継続出
願である。
発明分野 本発明は、柔軟性のある甲革を有する種類の改良された
運動靴、特に例えばバスケットボール、エアロビクス、
テニス等の運動活動又はランニングなどの活動に適した
運動靴に関するものである。
発明の背景 運動靴は、様々な種類の圧力がかかっているときに、体
のための安定しかつ快適なサポート・ポイントとして機
能しなければならないことが知られている。履物は、運
動活動に関連した様々な足の動きに応じて、快適に、適
切なサポートを提供することが重要である。
商品としての履物は、通常靴の甲革及び靴底を含むもの
であり、かつ足の大きさ及び幅に従った様々なサイズで
販売されている。しかし、同じような大きさの足でさ
え、必ずしも同一の形態を有しているわけではない。従
って、靴の甲革は、様々な足の形状に適応させるために
調節可能としてもよい。かかる調節は、張力がかかった
ときに足へのサポートを提供する内足及び外足部分を含
めることができる。さらに、靴の甲革には、足のくるぶ
し部を包む、くるぶし部分をこれに含めることができ、
これによってくるぶし部に対するサポートを提供する。
通常靴のサイズを調節する方法としては、紐で締める方
法が使用されている。しかしながら、紐のみでは若干の
不都合が生じる。例を挙げれば、靴紐を強く締めすぎた
ときには、この締結構造が足の甲に圧力を生じ得る。か
かる局部的な圧力は、着用者にとって不快なものであ
り、靴の長時間着用を困難なものとする。さらに、かか
る締結構造は、様々な足及びくるぶしの形状に適応させ
るために靴の甲革を調節可能なものとするが、必ずしも
個々の足の形状に合わせて形成されるとは限らない。ま
た前記内足及び外足部分にいかなる張力が加えられよう
とも、足の変則的な形状によって足には甲革がサポート
とならない部分が残る。履物と足との間のずれを回避す
ることが、結果としてくるぶし及び足のその他の部位に
対する圧力を減ずることとなる。
スキー産業では、スキー・ブーツ内の様々な位置に配さ
れる膨張可能なバッグを使用して、スキー・ブーツにク
ッションを与える様々な方法が試みられている。ビュー
チに対する米国特許番号第4,662,087号に例を見ること
ができる。しかし、バスケットボール、テニス、エアロ
ビクス及びランニング用の運動靴にクッションを与える
ための技術的な考察は、スキー・ブーツ産業のそれとは
同様のものではない。バスケットボール、テニス、エア
ロビクス、ランニング等のスポーツ向けの運動靴は、縫
い目のある柔らかい柔軟な甲革(スキー・ブーツに使用
されるような固いモールドされたプラスチックではな
い)を有している。さらに、運動靴は、比較的軽く、安
価であって自足式(必要部品すべてを含むもの)でなけ
ればならない。
スキー・ブーツは通常運動靴よりもはるかに重い構造を
有している。従って、袋体システムのようなクッション
効果のあるシステムを含めるときには、システムの重さ
は技術的な考察の対象とならない。
同様に、スキー・ブーツは、運動靴よりもはるかに高価
な商品である。従って、スキー・ブーツで使用されてい
るような膨張可能な袋体システムの費用の増加分と同様
の費用の増加を運動靴に加えることは現実問題として不
可能である。運動靴に加えられるクッション・システム
は、安価であり、かつ簡単に使用できるものでなければ
ならない。
これに関して、クッション・システムの操作のために、
取り外し可能な取手付きポンプのような付属品を必要と
しないよう、運動靴が自足式であることが肝要である。
つまり、スキー・ブーツの内部を膨張させるには様々な
装置がある。通常、スキー・ブーツの分野で使用される
装置は、運動靴の分野と同様のニーズを有するものでは
ない。膨張クッション装置が軽量で、安価であり、かつ
靴と一体となっているポンプを含むことが運動靴(例え
ば、バスケットボール、ランニング、テニス等)の分野
では極めて重要である。スキー・ブーツは重いので、膨
張又はサポート装置の重量を加えることはさほど影響を
生ずるものではない。運動靴では、重さ1オンスが靴の
性能や快適さにとって非常に重要なものとなる。
着用者の足にしっかりとフィットし、かつ締め付けら
れ、よって着用者のくるぶしや足の甲周辺の快適かつし
っかりとしたグリップを保証する、履物を提供すること
が本発明の目的である。
また、軽量で、安価で、自足式で、かつ使用が容易な運
動靴内の可膨張袋を提供することも本発明の目的であ
る。
発明の概要 本書中に具現化され、かつ記載されている本発明の目的
に基づいて、本発明は、足の構造的な形態に適合し、か
つ靴の甲革と足との間に生じる可能性のある隙間及び空
間を防止する膨張可能な袋体が付いた運動靴である。
本発明は、柔軟性のある素材によって作られた甲革を有
する運動靴である。可膨張袋は、柔軟性のある甲革内に
配置されており、また甲革に接着されかつ空洞を形成す
るポンプと連絡している。ポンプは、運動靴の舌革の上
端又は運動靴の側面に都合よく配置してもよい。
発明の1態様として、可膨張袋は、外足部分、内足部分
及び甲部分を有する。また、可膨張袋は、ポンプ付近に
配置されるリリースバルブを含めることもできる。
発明の1態様として、ポンプ及びリリースバルブの一部
は、可膨張袋に溶接される単一のモールドされた素材か
ら形成されている。
本発明が提供する利点の一つは、締金部分の紐の組み合
わせによる起伏又は隆起の補正である。本発明のもう一
つの利点は、靴が着用者のかかとを靴の中でかかと革に
向けて押し戻すことを助けることである。
さらに、本発明は極めて軽量かつ簡素なものである。本
発明は、軽量なポンプを運動靴と一体化することを可能
とし、個別の付属品(すなわち、ポンプ)を靴と一緒に
販売する必要をなくしている。
発明の1態様として、靴の舌革の上端又は靴の側面に利
用しやすいようにゴム製の球形のポンプが形成される。
図面の簡単な説明 明細書に組み込まれ、かつその一部をなす添付図面は、
本発明の実施態様を図示し、かつ記述部分とともに発明
の原理を説明するものである。図面中、 第1図は、本発明の1実施例が組み込まれた履物の左側
面図である。
第2図は、本発明の可膨張袋の1実施例である。
第3図は、本発明の可膨張袋の1実施例の斜視図であ
る。
第4図は、本発明の可膨張袋の変形例である。
第5図は、本発明の1実施例の舌革の分解図である。
第6図は、6−6の線で切った第2図のポンプの断面図
である。
第7図は、本発明で使用されるポンプの1実施例の断面
図である。
第8図は、本発明のポンプの1実施例の平面図である。
第9図は、本発明に使用されるポンプ・システムの1実
施例の概略図である。
第10図は、本発明に使用される1バルブの断面図であ
る。
第11図は、本発明の2室可膨張袋の概略図である。
第12図は、本発明の2室可膨張袋である。
第13図は、本発明のバッカー・プレートである。
第14図は、第13図のバッカー・プレートの平面図であ
る。
第15図は、第13図のバッカー・プレートの側面図であ
る。
第16図は、16-16の線で切った第13図の断面図である。
第17図は、17-17の線で切った第13図の断面図である。
第18図は、18-18の線で切った第13図の断面図である。
第19図は、本発明のカム装置である。
第20図は、20-20の線で切った第19図の断面図である。
第21図は、21-21の線で切った第19図の断面図である。
第22図は、22-22の線で切った第19図の断面図である。
第23図は、本発明の可膨張袋、ポンプ及びリリースバル
ブの断面図である。
第24図は、本発明のカラー用可膨張袋である。
第25図は、本発明が組み込まれた靴の側面図である。
第26図は、本発明の土踏まず用可膨張袋である。
第27図は、本発明の1実施例の斜視図である。
第28図は、本発明が組み込まれた舌革の平面図である。
発明の好適な実施例の詳細な説明 以下に、本発明の好適な実施例について詳細に記述す
る。その例は、ほとんどの場合添付図面に描写されてい
る。類似又は同一の構造は、同一の番号を使用して識別
する。
まず、第1図に示された本発明の実施例について述べ
る。靴は通常10で示されている。靴10には、本発明のサ
ポート・システムが組み込まれている。サポート・シス
テムについては以下に詳述するが、これは、着用者の足
に適用される所望の圧力を着用者が選択することを可能
とするものである。
様々な構造の靴に本発明を組み込むことが可能である。
しかしながら、靴10が概略的に12で示される靴底と、概
略的に14で示される甲革を含むことが望ましい。靴底12
は、通常、従来技術により、かつ通常運動靴(バツケッ
トボール・シューズ、テニス・シューズ、エアロビクス
・シューズ、ランニング・シューズ等)に使用される耐
摩耗性素材から作られた着地表底16を含む。表底16と甲
革14との間には、通常エチル・ビニル・アセテート(EV
A)又はポリウレタン(P.U.)製の中底18が配置されて
いる。発砲素材のEVAとP.U.製の中底がよく知られてい
るが、その他の中底の構造も本発明に関連して使用でき
る。例えば、空気式の中底又はHYTREL(イー・アイ・デ
ュポン・デ・ヌモア・アンド・カンパニーから入手でき
る素材)等の素材から作られたサポート構造のついた中
底とともに本発明を使用することも可能である。かかる
サポート構造の例としては、リーボックが商標エナジー
・リターン・システム(ERS)のもとで販売しているも
のがある。この技術は、運動靴の中底内にカプセル化さ
れた複数のHYTREL管を利用している。この管は、靴の縦
軸とほぼ直角に延在し、中底素材がすばやくその当初の
形状を回復することに役立っている。
EVA又はP.U.以外の発泡素材も本発明に使用する中底の
形成に使用できる。甲革は、革などの通常の柔軟な素材
又は運動靴業界で通常知られているその他の素材で作る
ことができる。甲革14は、既知のいかなる方法によって
も靴底12に取り付けることができる。
第1図は、左足の靴を示している。本発明の原理が組み
込まれた右足用の靴は、実質的には第1図の鏡像とな
る。靴10には、かかと安定部20、舌革22、紐24及びはと
目26を含めることができる。もちろん、発明の効果に影
響を与えずに舌革14に多くの修正を加えることもでき
る。
本発明は、着用者の足に対するサポートを提供する独特
の器具である。本発明は、中底及び柔軟な甲革を有する
ような運動靴に使用されるものである。さらに靴は、個
々の顧客へ適応するよう形成されている。サポートを提
供するため、使用者が都合のよい位置に設置されたポン
プで希望の圧力まで可膨張袋を膨らませることができる
ような可膨張袋及びポンプを含む軽量システムが組み込
まれている。可膨張袋は、膨張時に着用者のかかとを靴
の後部へ向けて、かかと革へ押しことを助ける。さら
に、可膨張袋は、クッションを必要とする足の部位のみ
に空気が分配されることを保証するよう特に構成されて
おり、運動者の運動能力に大きな影響を与えないよう軽
量となっており、またフィット感を増進し、怪我を減ら
すためのサポートを提供する。
次に第2図ないし第4図を参照すると、考えられる3種
類の本発明のサポート・システムが示されている。これ
らのシステムは、膨張可能な袋体30との流体連通状態を
有しているポンプ28を含むものである。サポート・シス
テム及びバリエーションの好適な実施例の各構成要素を
以下に個別に述べる。
A 可膨張袋 可膨張袋30は、多くの構成部品からなり、第2図に示す
形状の第1フィルム又は外部層32を含む。外部層は、マ
サチューセッツ州ノーサンプトンのジェイ・ピー・ステ
ィーブンス・アンド・カンパニー・インクから入手でき
る製品指定番号第MP1880号等の軽量のウレタン・フィル
ムから製作できる。外部層32とほぼ同一面上に延びる第
2フィルム又は内部層34(第3図に示されている)は、
周縁結着線36に沿って外部層32に取り付けられている。
周縁結着線36は、外部層32を内部層34に接着し、またそ
の間の空気漏れを防いでいる。適切な外部層32と内部層
34の接着方法の一例としては、第1及び第2フィルムの
エッジに無線高周波(r.f.)を適用することが挙げられ
る。内部結着線38も設けられている。これらの内部結着
線38も、無線高周波溶接によって形成され、開口部40及
び42が画定する。第2図に示す本発明の実施例では、ほ
ぼ円形の開口部40が内くるぶしに適応させるよう使用さ
れ、また楕円形の開口部42が外くるぶしに適応させるよ
う使用される。これらの開口部の形状は、本発明の実施
に不可欠なものではない。内部層34及び外部層32は、周
縁結着線36並びに内部結着線及び円形溶接部44で接着さ
れている。外部層32と内部層34は、その他の場合では接
着されておらず、外部層32と内部層34との間に空気その
他の気体の導入を可能とするようポケット又は可膨張袋
が形成できるようになっている。
さらに、円形溶接部44は、可膨張袋30中に配置されてい
る。これらの円形溶接部44は、可膨張袋30が充填された
形状を有するとき(例えば、可膨張袋30に空気がポンプ
で送られたとき)に可膨張袋30の厚みを調節するために
使用される。最少の厚みに可膨張袋を膨らませることが
望ましい可膨張袋30の部分では、より大きな厚みをもた
せて膨張することが可能か又は望ましい部分よりも円形
溶接部の密度が大きくなっている。例えば、舌革は、着
用者のくるぶし周辺の厚みよりも薄く膨らませることが
望ましい場合がある。従来の運動靴は、着用者の足に完
全にフィットしていない。くるぶしの寸法や形状といっ
た生理学的な相違のため、革製又はキャンバス製の甲革
は足の形状にフィットできない。しかし、靴と足の間の
空間が最大となる場所については知られている。従っ
て、円形溶接部の密度は、これらの部分に厚みを加える
よう構成できる。
可膨張袋の壁を構成しているフィルムは、円形溶接部44
で接触しているので、円形溶接部44が密集している場合
には、膨張した可膨張袋の厚みは減ぜられる。逆に、円
形溶接部44が離れている場合には、円形溶接部44の間の
区域は、より厚みをもって拡張できる。
特定の場所での可膨張袋30の厚みの調節に円形溶接部を
使用することに加えて、結着線4及び4′(第27図及び
第28図に示されている)を使用することによって可膨張
袋の厚みを調節することもできる。第27図及び第28図に
おいて示された本発明の実施例では、可膨張袋30が区画
分けされており、個々の区画室又は流体受領室を可膨張
袋30の様々な場所に配置することができる。1例として
は、可膨張袋30に沿った熱シールのシームによるものが
挙げられる。かかるシームも足への通気を可能とするた
めに穴を開けることができる。かかる区画室は相互連絡
するか、又はポンプ28又はいくつかのポンプによって個
別に膨らませることができる。
第2図に示される可膨張袋は、多くの異なった区画室を
有し、外足区画室46、内足区画室48及び舌革区画室50を
含む。第2図に示す本発明の実施例では、舌革部分の円
形溶接部44は高密度である。通常、舌革が、内足及び外
足区画室の厚みと同様の厚みとなることは望ましくな
い。選ばれた場所に円形溶接部44を配置することによっ
て、輪郭形成効果が生じ、よって円形溶接部44の密度が
低い部分は、密度が高い部分よりも厚みを増すこととな
る。
外足区画室46、内足区画室48及び舌革区画室50に加え
て、これらの区画室それぞれをさらに仕切ることもでき
る。例えば、舌革区画室50内に第1舌革部52と第2舌革
部54を配することができる。第1部52と第2部54は、1
組の切り欠き56及ぶ58(それぞれ舌革区画室50の各側面
に配されている)によって分割されている。これらに切
り欠きによって舌革区画室50は第1部52と第2部54との
間の場所で容易に曲げることができる。
第2図に示す本発明の実施例では、円形溶接部44に小さ
な通気孔106を配することができる。溶接部44は円形で
あって、通気可能でないので、気体又は空気漏れの危険
を生ずることなく、溶接部44内に穴106を配することが
できる。
舌革区画室50の一方の端にはポンプ28が配されている。
第2図に示されているポンプの詳細及びその他のポンプ
の構成については以下に述べる。しかし、通常は、第2
図に示すポンプは、舌革の上端に配される半球形にモー
ルドされたラテックス・ゴム製である。従って、可膨張
袋30を運動靴内に配置するときには、ポンプ28は、着用
者が単にモールドされたゴム製のポンプの円形サイドに
1本の指(すなわち親指)をおき、別の指を舌革の内側
に、ポンプの平坦なサイドにおくことができるような、
都合のよい場所に配置されている。そこで、可膨張袋に
空気を充填するよう、ポンプを押すことが可能となる。
第1図に示される本発明の実施例では、ポンプは靴の背
に配置されている。または、ポンプは、舌革(前述の通
り)又は靴のいずれかの側面に配置することもできる。
第2図に示す可膨張袋が靴の甲革内に配置されるときに
は、舌革区画室50は、通常使用されている外部用素材
(例えば革又は織物素材)とフロック素材等の素材層の
間に位置する。第5図を参照すると、本発明に使用され
る舌革の分解図が示されている。舌革外部素材49は、革
もしくは織物素材又はその組み合わせといった従来の素
材から作られている。舌革外部素材49は、舌革パッキン
グ51に縫いつけられており、舌革パッキングは、パッド
53及び着用者の足と接触する布製の裏地を含めることが
できる。パッド53は、従来から運動靴の舌革に使用され
ている柔らかい発泡部材等の適切なパッド素材から製作
できる。舌革外部素材49と舌革パッキング51との間には
舌革区画室50の一つの実施例が配置されている。
引き続き第5図を参照すると、ポンプ・カバー55が描か
れている。本発明の好適な実施例では、ポンプ・カバー
55は、ほぼ平坦な部分57、球形カバー部分59及びフラン
ジ61を有するモールドされたゴム素材から作られてい
る。フランジ61は、ポンプ・カバーを舌革外部素材に縫
いつけることを可能としている。球形カバー部分59は、
通常半球形であり、球形のポンプ上に配置される。
第2図に示される可膨張袋の作用において、舌革区画室
50は、運動靴の甲革内の革等の最も外側の素材層と靴の
中の裏地等の内部層との間に配置する。従って操作中に
可膨張袋を見ることはできない。内足区画室48は、靴の
内足部分を形成し、またここでも運動靴の最も外側の層
又は甲革と内部層素材の間に配置される。外足区画室46
は、かかと周辺を包み、運動靴の外足部分を形成する。
ここでも、この区画室は、通常運動靴の柔軟性のある甲
革と内部層の間に配置される。可膨張袋の構成によっ
て、1個のポンプで運動靴の甲革全体を膨らませること
ができる。円形溶接部44を特定の位置、例えば第2図に
示されているような位置、に配することによって、足の
特定の部分は、その他の部分よりも多くの空気を受ける
ことができる。
リリースバルブ94は、排気を可能とするために可膨張袋
30に設けられている。好適なリリースバルブの詳細につ
いては、以下に述べる。
本発明の可膨張袋は、その他の多くの構成を有すること
ができる。第4図を参照すると、可膨張袋30は、テニス
・シューズ、エアロビクス・シューズ又はランニング・
シューズ等のロートップ(背の低い)運動靴に使用され
るものが示されている。この実施例では、可膨張袋に
は、舌革区画室50が付されている。舌革区画室50は、3
つの部分50(a)、50(b)及び50(c)に分割されて
いる。舌革区画室は、外足区画室46と内足区画室48と流
体連通状態を有している。
本発明のその他の実施例と同様に、軽量ポリウレタン・
フィルム等の薄いシート素材2枚を接着する周縁結着線
36がある。シートは、無線高周波溶接、熱溶接又はその
他の適切な方法のいずれかによって結着線36に沿って溶
接され、所定の形状となるようダイス切断される。可膨
張袋30には、空気の充電はされないが、製造工程で可膨
張袋30の心合わせ又は配置を助けるよう設計されるセン
タリング・タブ122を含めることができる。
この実施例(第4図)の作用において、内足区画室48と
外足区画室46は、第4図に示される方向とほぼ直角にお
り曲げられる。その他の実施例と同様に、ポンプ28が可
膨張袋30に空気を注入するために使用されている。リリ
ースバルブ92は、着用者の希望に従って可膨張袋30から
空気を解放するために使用できる。
また本発明の可膨張袋としては、内部層34と外部層32と
の間に配置される発泡層108(第3図に示されている)
も利用できる。ポンプ28が可膨張袋30への空気の導入に
使用されている。前に述べたように、外部層32と内部層
34両方が適切な素材、例えばウレタン・フィルムを使用
して形成されている。発泡層108も、流体が通過できる
ような適切な弾性のある素材で構成できる。一例を挙げ
れば、10から55PPI(1インチ当たり気孔数)を有する
ポリウレタン・オープンセル又は網状発泡部材等のオー
プンセル発泡部材が挙げられる。このような素材は、マ
サチューセッツ州ジョージタウンのユナイテッド・フォ
ーム・プラスティックスから入手できる。
外部層32と内部層34は、発泡層108をその間に配して、
可膨張袋30を形成するようそのエッジで接着されてい
る。かかる接着は、既知のいかなる方法によってもよ
い。例えば、上記のように層を接合する無線高周波によ
る方法が挙げられる。また、可膨張袋30は、外部層34が
甲革14の内部を形成するよう甲革14の一部を形成するこ
ともできる。外部層34は、さらに快適さを増すために足
に面する表面をけば立て加工又はナップとすること又は
甲革の内部を形成することができる。また足に合うライ
ナーを外部層34の足に接する面に接着することもでき
る。
可膨張袋30は、これ通じて着用者の足が挿入される履口
220を含めることができる。また可膨張袋30は、内足部
分112、外足部分114、靴10の舌革22の下に位置する甲部
分116及び前足部分118を含む。前足部分118は、内足部
分112及び外足部分114を甲部分116と接続している。可
膨張袋30の前端120は、底12のつま先受領端より短い地
点で終わっている。この代わりに、前端120を底12の長
さ一杯まで延ばし、これによって着用者のつま先全部を
覆うこともでき、又は前端120は、底12のつま先及びか
かと受領端の間のいかなる地点に配置することもでき
る。
さらに、可膨張袋30は、底12と接続する場所で終了する
ように示されているが、靴底12の上面に沿って延在さ
せ、これによって着用者の足に敷くことができる。該構
造の1例としては、土踏まずへのサポート及びクッショ
ンによる保護を与えるために可膨張袋30を足の甲部分の
下へ延ばすことができる。
可膨張袋30内の空気圧力は、これがなければ甲革14のみ
では提供できない着用者の足へのサポートを提供する。
さらに、可膨張袋30は、足の特定の輪郭に合わせて形成
することによって足へのクッション性を向上し、これに
よって、人間の足本来の構造上の変則性に適応する。従
って、可膨張袋30は、靴10について着用者個人の内部寸
法調節を可能とする。
さらに、可膨張袋30は、足と締結構造との間にクッショ
ンを提供することによって、靴の締結構造からの不快な
局部的圧力を防止する。可膨張袋30は、締結構造からの
圧力を可膨張袋30全体に亙って分配することによって、
均一なクッションによる保護を提供する。
第27図及び第28図に示すように、二重壁構造の舌革1が
設けられた運動靴が示されており、二重壁構造の舌革1
の中に、小さなサイド・チューブ3を通じて膨らませる
ことができるバッグ2が配されている。かかるサイド・
チューブには、適切な道具によって膨らませるためのバ
ルブも設けられている。第2図で最もよくわかるよう
に、膨張可能なバッグ2は、すべて相互接続することが
でき、これによって、結着線4の形状に従って圧力を均
一に分配する。膨張可能なバッグ2は、舌革の基部から
舌革の上端まで分岐するわずかに湾曲した輪郭(すなわ
ち該舌革の形状に沿っている)を有する一方、舌革1の
自由端において結着線4′は、同様に相互接続する3個
のバッグを画定するように直角に配置され、外足のバッ
グ2個は四分円の形状をとる。後方端の膨張可能なバッ
グが、その位置及び構造に起因して、膨らませた後で過
度にクッションのような形状をとることを回避するた
め、結合点又は領域5がこれらの端に設置されたバッグ
それぞれの中央領域に設けられている。
舌革1の中央部分には、履物内にフィットした足に所定
の通気を与えるために2列の貫通孔6が配されており、
その輪郭は、縦型の膨張可能なバッグ2の1つに沿って
いる。靴の甲革に結合されるべき舌革の基部は、膨張可
能なバッグ2の壁をなす同一の気密構造素材のフラップ
7内へ伸びている。
B ポンプ 第2図及び第4図に示されている本発明の実施例では、
ポンプ28は、ゴム素材で製作されるボディ部分60を有す
る。また、ポンプ28は、ブチル・ゴム又はラテックス・
ゴム等のゴムからゴム球を形状するようモールドでき
る。また、ポンプ28は、優良な記憶性能を有するモール
ドされたウレタンその他の素材でもよい。ポンプがモー
ルドされたウレタンの場合には、無線超音波溶接等によ
って可膨張袋30に接続できる。この発明の実施例は、ポ
ンプと可膨張袋の組立を簡易化する。ボディは、ほぼ半
球形で、半球形の平坦な部分が、外部層32に接着されて
いる。ポンプ28のボディ部分60の1端には、空気をボデ
ィ部分60に流入させる一方、空気がポンプ28から大気へ
流出することを防ぐための第1ポンプ・バルブ62を備え
る。ボディ部分60の他方の端には、流体(通常空気)が
ポンプ28から、外部層32と内部層34の間に形成されてい
る可膨張袋30の内部に連通することを可能とするコネク
タ64を備える。ポンプ28と可膨張袋30の結合点の端に
は、ポンプ20に圧力を適用することによって可膨張袋に
空気を押し込むことを可能とする第2一方向バルブ66を
備える。一方向バルブ66は、空気が可膨張袋からポンプ
へ逆流することを防ぐ。従って、可膨張袋には、単純に
可膨張袋が所望の圧力に達するまでポンプを繰り返し押
すだけで空気が注入される。第2図のポンプの分解断面
図が第6図に示されている。ポンプ28は、可膨張袋30と
接着している底面と、押しつけることによって可膨張袋
に空気を注入できる半球形の上面を有する。ポンプ28
は、射出成形されたゴムで製作でき、またポンプ28内の
開口部に適合される引き込みチェック・バルブすなわち
第1ポンプ・チェック・バルブ62を含めることができ
る。
第6図は、開口部の外側に配置されるチェック・バルブ
62を描いたものである。実際の使用において、チェック
・バルブ62は、穴に挿入され、空気が矢印63の方向のみ
に移動することを可能としている。チェック・バルブの
作用は、以下の通りである。チェック・バルブ用のディ
スク65をショルダー67と支持ピン69との間に組み込む。
ディスクは、チェック・バルブで形成されるシリンダ内
よりも直径が小さいので、チェック・バルブ62内で自由
に移動できる。空気が矢印63と逆方向に動いている場合
には、ディスクがショルダーに接し、空気がチェック・
バルブから流出しない。また空気が矢印63の方向でチェ
ック・バルブ62に流入する場合には、ディスク65は、支
持ピン69に対して支持される。ピンは、バルブを形成す
る筒状空間の周辺に断続的に間隔をおいて配され、これ
によって、空気が、ピンが配置されていない部分におい
てディスク65周辺を通過する。つまり、一方向チェック
・バルブ62は、空気がこれを通って矢印63の方向のみに
移動することを可能とする。ポンプの操作中に、ポンプ
28のボディは、圧縮され、空気をコネクタ64を通じて最
終的には可膨張袋へ押し込む。実際の使用において、コ
ネクタ64は、ポンプ28の一方の側面の穴に挿入できる。
あらかじめポンプのボディ部分に充填された空気は、コ
ネクタ64、一方向チェック・バルブ(第6図には示され
ていない)を通じて可膨張袋へ送り込まれる。つまり、
ポンプ・ボディは、圧縮された後に当初の形状を回復し
ようとする。ポンプ・ボディが当初の形状を回復する
と、空気は強制的にチェック・バルブを通じて矢印63の
方向に送り込まれる。可膨張袋に所望の空気圧力を提供
するため、ポンプを繰り返し圧縮する。本発明の好適な
実施例において、第6図中の壁の厚みの寸法Aは、約2.
0mm、また壁の厚みの寸法Bは、約3.0mmである。
本発明の別の実施例(第23図に示されている)では、ポ
ンプ・ボディ60の上端に小さな穴160が形成されてい
る。この穴によって一方向チェック・バルブが不要とな
る。ポンプ・ボディ60の上端の小さな穴を使用すること
によって、使用者の親指又は指が穴を覆うため、ポンプ
28を押しつけたときに空気が大気中へ流出することがで
きない。使用者がポンプを手から離すと、小さな穴も解
放され、空気をポンプ・ボディ60に流入できる。この実
施例は、ポンプ及び可膨張袋システムの容易かつ安価な
製造を促進する。
第7図及び第8図を特に参照すると、可膨張袋30を膨ら
ませるためのポンプ28Aの別の実施例が示されている。
ポンプ28Aは、上層68と底層70を含み、両方が例えばウ
レタン・フィルムのような適切な素材で製作されてい
る。本発明に適したウレタン・フィルムの1例は、マサ
チューセッツ州ノーサンプトン、J.P.スティーブンス・
アンド・カンパニー・インクから、製品指定番号第MP18
80号として入手可能である。上層68と底層70との間に
は、発泡部材72が配置されている。発泡部材72の機能
は、ポンプ28Aに弾性を加えることである。発泡部材72
は、流体がこれを通ることができるような適切な多孔性
のいかなる素材からでも製作できる。適切な素材の1例
としては、10ないし55PPI(1インチ当たり気孔数)を
有するポリウレタン・オープン・セル発泡体が挙げられ
る。これは、マサチューセッツ州ジョージタウン所在の
ユナイテッド・フォーム・プラスティックスから入手で
きるような素材である。もちろん、モールドされたポン
プ及びその内部に発泡部材を有したポンプ以外のポンプ
も、本発明において特に記載するポンプに代えて使用で
きる。
ポンプ28の底層70は、第1図に示されるとおり甲革14の
付近に位置するポンプ28の側面を形成するほぼ水平な素
材シートでもよい。上層68は、空洞の境界を画定する真
空形成されたシートであり、また発泡部材72は、寸法上
空洞と同等でこの中に配置されている。
上層68は、空洞からの空気を可膨張袋30に押し込むため
に都合のよい表面を提供する第1表面74を形成する。ま
た上層68は、底層70へ適切に接着するための表面を提供
するエッジ76を有している。適切な接着方法の1例とし
ては、エッジ76と底層70へ高無線周波(r.f.)を適用す
る方法が挙げられる。無線周波の適用により、上層68と
底層70それぞれを相互に接着させることとなる。但し、
無線周波による溶接以外の接着方法も可能である。
特に第7図及び第8図を参照すると、ポンプの1例が示
されており、この中で上層68と底層70によって形成され
る空洞は、約1.0″×1.0″×0.5″である。ポンプの精
密な寸法及び形状は、変更可能なものである。ポンプ28
には、引き込み口78と引き出し口80が配されている。こ
れらの口は、示されているとおり上層68と底層70との間
に延ばすか、又は上層68と底層70のいずれかを通じて延
在することができる。
ポンプ28は、一般的には運動靴10の甲革14上に配置され
る。第1図では、ポンプ28は、靴の背に、底層70が甲革
を形成する素材の付近又は隣接して、設置されるように
示されている。また、ポンプは、靴の舌革又は靴の爪革
等その他の場所に配置することもできる。第3図に描か
れている可膨張袋の実施例においては、ポンプは、運動
靴の舌革22に配置されている。この実施例では、可膨張
袋を甲革14を形成する革その他の柔軟性のある素材と靴
の内部を形成する柔らかい素材の間に敷くことができ
る。望ましい場合には、ポンプ28を革製の甲革内に形成
される半球形の空洞内に組み込むことができる。この空
洞は、多くの従来の素材で形成できる。
第7図及び第8図において示されている発明の実施例に
おいて、ポンプ28は、引き込み管82を通じて大気と連通
状態にある。引き出し管84は、可膨張袋30と連通状態に
ある。これは、第9図に描かれているシステムの概略的
表示でみることができる。
本発明で使用できる配管は、ポンプ28及び可膨張袋30に
取り付けることができる適切な柔軟性のある小口径の管
素材で構成できる。本発明での使用に適した管の1例と
しては、コロラド州イングルウッドのインダストリアル
・スペシャルティーズ・インクから入手可能な内径1/16
インチ×外径1/8インチのクリア・ポリウレタン・チュ
ーブが挙げられる。
引き込み管82は、空気が大気からポンプ28のみへ流入す
ることを保証する引き込みチェック・バルブ86を有して
いる。本発明に使用できるチェック・バルブの1例とし
ては、ウィスコンシン州レーシンのエア・ロジックから
入手可能なモデル第2804-401型が挙げられる(その他の
引き出しバルブについては以下に詳述する。)。引き出
し管84は、可膨張袋が希望の圧力まで膨張した後に、空
気がポンプ28を通じて可膨張袋30から流出しないことを
保証する引き出しチェック・バルブ88を有している。
第9図を引き続き参照すると、引き出し管84は、T−コ
ネクタ90に接続されている。もちろん、T−コネクタ90
の形状は、T字型であることを要しない。T−コネクタ
90は、引き出し管84を通じて通過する空気が可膨張袋入
口83を通じて可膨張袋との連通状態を有することを可能
とする。
作用について、ポンプ28を押すことによって、発泡部材
が使用されたポンプを使用している場合には、発泡部材
72を加圧する。チェック・バルブ86によって、ポンプ28
内の空洞にあらかじめ充満していた空気が、大気に流出
することを防止する。従って、空気が引き出し管84、チ
ェック・バルブ88を通じて可膨張袋30に押し出される。
ポンプ28を手で押しつけた後に、これは解放される。ポ
ンプの形成に使用される発泡部材その他の素材は、優良
な記憶性のある素材によって製作されており、従ってポ
ンプ28は、押しつける前の状態にすばやく復元する。ポ
ンプ28がその形状を復元すると、周囲の空気は、引き込
み管82(使用される場合)を通じて一方向引き込みチェ
ック・バルブ86経由で、ポンプ28の空洞へ吸い込まれ
る。この時点でポンプが再び押しつけられ、可膨張袋30
が希望の圧力まで膨張するまでこの過程が繰り返され
る。
圧力を解放するには、可膨張袋30から空気が流出できる
よう、リリースバルブ94を押しつける。このリリースバ
ルブ94は、可膨張袋30との連通がある限り、多くの異な
った場所に配置できる。好適なリリースバルブについて
は以下に詳述する。
C リリースバルブ 前述のとおり、リリースバルブは、可膨張袋からの排気
のために本発明の一部として使用されている。リリース
バルブ94は、可膨張袋30の排気又は収縮を可能とするた
めに可膨張袋30と連通状態にある。リリースバルブ94
は、可膨張袋のどこに配置してもよいが、運動靴の使用
者が都合よく操作できるような方法でリリースバルブ94
を可膨張袋30に配置することが望ましい。例えば、リリ
ースバルブ94をポンプ28の位置の付近に配することが望
ましい場合もある。
本発明の実施に適したリリースバルブには多くの異なっ
た種類のリリースバルブがあるが、好適なリリースバル
ブの1例としては、第10図に示したような簡単な装置が
挙げられる。第10図に示すリリースバルブ94は、第10図
に示すような閉鎖位置においてプランジャーを付勢する
ばね100を有するプランジャー98を含めることができ
る。フランジ102が閉鎖位置に付勢され、かつ解放フィ
ッティング105と接触しているため、プランジャー98の
軸104周囲のフランジ102によって、空気がプランジャー
98と解放フィッティング105の間から逃げないようにし
ている。可膨張袋30から空気を解放するには、使用者が
プランジャー98を押しつける。すると、空気がプランジ
ャー98の軸104周辺から逃げる。このリリースバルブ
は、機械的に単純であって軽量である。
リリースバルブの部品は、プラスチック又は金属を含む
多くの異なった素材から製作することができる。アルミ
ニウム製のプランジャーが特定の形態(例えば、丸い
形)をとることの確保が容易であり、よってプランジャ
ーが変則的な形態であることから生ずる空気漏れの問題
を回避できるため、プランジャー98の形成にはアルミニ
ウム等の素材を使用することが望ましい。
本発明の実施例において、解放フィッティング105は、
モールドされたウレタン製であり、実際解放フィッティ
ング105とポンプ28は統合された1個の部品としてモー
ルドできる。従って、ポンプ28と解放フィッティング10
5を備えた1個のモールドされたウレタン製の部品を可
膨張袋30を形成するウレタン・シートに接着することが
できる。
第23図は、ポンプ、リリースバルブ及び可膨張袋の組立
部品であって、ポンプと解放フィッティングが統一され
た構造でモールドされている部品の概略的な断面図であ
る。この図は、描写及び例示のみを目的とするものであ
って、実物の寸法通りの表示を意図するものではない。
第23図は、可膨張袋30を形成するよう溶接されている。
外部層32と内部層34を描写している。モールドされたウ
レタン製のポンプ28が設けられている。第10図に描写さ
れるリリースバルブと同様にプランジャーの軸周辺にバ
ネを有する、リリースバルブ94も設けられている。リリ
ースバルブ94は、モールドされたウレタン製の解放フィ
ッティング105を有する。本発明の実施例において、ポ
ンプ28と解放フィッティング105は、1個の素材から形
成されている。そこで、ポンプ28と解放フィッティング
105の組立部品を可膨張袋30に溶接する。
第23図に示される本発明の実施例において、空気のポン
プへの流入を可能とし、一方向バルブとして作用するよ
う、小さな穴160がモールドされたポンプ28の頂点に設
けられている。
作用について、ポンプ28を押しつける。通常使用者は、
親指を使用してポンプ28を押しつけるので、穴160が覆
われ、空気が自由に可膨張袋30に流入する。使用者の親
指がポンプから離れると、ポンプ内部の体積を充填する
よう穴160を通じて空気が通過する。
ポンプ28と可膨張袋30の間には、第2一方向バルブ66を
設けることもできる。このバルブは、上記第6図の参照
において記載された種類のものでもよく、又は以下に述
べる種類のものでもよい。第23図に示される第2一方向
バルブ66では、1組のウレタン素材のシート166を使用
し、これを結合点162、164で溶接できる。シートは、ほ
ぼU字型に折り曲げて空気がこれを通じて矢印166の方
向のみに流入できるようにしている。よって、安価かつ
容易に製造できる単純な一方向バルブを構造できる。
可膨張袋30から空気を抜くには、リリースバルブ94のプ
ランジャー98を押しつけ、空気が可膨張袋30からプラン
ジャー98周辺を通って大気へ流出できるようにする。
D 2室可膨張袋の実施例 第11図及び第12図に描かれている本発明の実施例におい
て、運動靴の所定の区域を選択的に膨張させるために2
室可膨張袋システムが使用されている。この実施例にお
いて、複数の可膨張袋室30(a)及び30(b)が本発明
に使用されている。第12図に示す本発明の実施例におい
て、可膨張袋室30(a)及び30(b)は、同一の素材で
形成されており、また同一のウレタン・フィルムのシー
トから型抜きされたものである。1個の可膨張袋室は、
第3図に描かれている可膨張袋に関して記述がなされる
ように靴の甲革内に配することができる。第12図に示す
可膨張袋室30(a)は、多くの異なった形状をとること
ができる。但し、第2図の可膨張袋のように、舌革区画
室50、内足区画室48及び外足区画室46を有する場合もあ
る。前述の通り、可膨張袋30は、可膨張袋の選択される
区域において無線高周波溶接によって形成された円形の
溶接部を使用できる。円形溶接部44は、上記の通り通気
孔106を設けることもできる。
同様に、第2可膨張袋室30(b)が設けられており、可
膨張袋室30(a)と同様の方法で構成できる。すなわ
ち、可膨張袋室30(b)は、ウレタン・フィルムの薄い
シート2枚を使用して、これを無線高周波溶接その他の
適切な方法で溶接し、所望の形状にダイス切断によって
構成できる。第2可膨張袋室30(b)を足の裏面にさら
にクッション効果を提供するために着用者の足の下に挿
入できるような適切な形状に切ることができる。可膨張
袋室30(a)と同様に、可膨張袋室30(b)は、足の裏
面に適応させる必要に応じて、結着線126並びに円形溶
接部44を含めるような適切な溶接構成を有することがで
きる。
本発明の実施例では、2個の可膨張袋室を選択的に膨張
させる単一のポンプ28が使用されている。ポンプ28の下
流であって可膨張袋室30(a)及び30(b)の上流に
は、手動スイッチ124が配置されており、使用者が甲革
内に配置されている可膨張袋室30(a)又は着用者の足
の下に配置されている可膨張袋室30(b)のいずれかを
膨張させることができるようになっている。スイッチ12
4は第12図には描かれていないが、第12図の可膨張袋に
使用されるスイッチの位置は、矢印124によって示され
ている。また、可膨張袋室30(a)、可膨張袋室30
(b)のいずれかを選択的に、又は可膨張袋室30(a)
及び30(b)両方を同時に空気注入できるよう3方向ス
イッチを使用することも可能である。各可膨張袋室30
(a)、30(b)には、リリースバルブ94(a)及び94
(b)が設けられており、余分な空気を可膨張袋室30
(a)、30(b)から解放させることを可能としてい
る。ポンプ28を押しつけた後にポンプ28に空気を充填で
きるよう、第6図の参照において述べられた一方向バル
ブ62を設けることができる。
ポンプ28を押しつけた後で、ポンプ28から押し出された
空気がポンプ28に戻らないよう、第2一方向バルブ66を
設けることもできる。
特に第12図を参照すると、2室可膨張袋の実施例が示さ
れている。作用について、ポンプ28を手動で操作し、適
切な管(示されていない)を通じて空気をチャンネル12
8に導入する。管及びポンプ28は、1個の素材からモー
ルドできる。チャンネル128は、それぞれ流路130及び13
2で示されるように、両方の可膨張袋室30(a)及び可
膨張袋室30(b)と連通状態にある。チャンネル128
は、チャンネル結着線134によって画定され、この結着
線が、空気が流路130に示す以外の方向から可膨張袋室3
0(a)に侵入することを防ぐ。
第12図において見ることができるように、可膨張袋室30
(a)と可膨張袋室30(b)との間の切り換えのための
バルブの位置は、着用者のかかとの後ろである。この位
置は、使用者の便宜を考慮して選択されたものである
が、その他の適切な位置もあることが理解されている。
前述のように、可膨張袋室30(a)又は30(b)のいず
れの可膨張袋室も、バルブを使用して選択的に膨張し、
このバルブによって空気を可膨張袋室30(a)又は30
(b)の一方又は他方に向けることができる。
本発明の実施例では、スイッチは、使用者の希望によっ
て流路130又は流路132のいずれかをつまみ遮断するよう
使用される。
いずれの可膨張袋室を膨らませるかを選択するには多く
の異なったスイッチを使用できるが、第13図ないし第22
図に好適な遮断スイッチが示されている。遮断スイッチ
は、2個の主要な部品、すなわちパッカー・プレート13
6(第13図ないし第18図において見られる)及びカム装
置138(第19図ないし第22図において見られる)によっ
て構成されている。
第12図において見られる可膨張袋30は、流路130又は流
路132のいずれかを選択的に遮断するよう、透明なポリ
エチレン等の素材から製作されるパッカー・プレート13
6とアクロ・ブチル・スチレン(ABS)等の硬質プラスチ
ック素材から製作されるカム装置138にはさまれてい
る。
パッカー・プレート136は、開口部144及び146(第12図
で見られる)を通って突出している突起部140及び142を
含む。突起部140及び142は、カム装置138を受けるため
に円形開口部148及び150を形成している。よって、可膨
張袋30はカム装置138とパッカー・プレート136の表面15
2の間に配置される。カム装置138は、流路130又は流路1
32のいずれかを遮断するためにパッカー・プレート136
の表面152と共同する複数のカム表面154、156及び158を
有する。カム装置138は、円形開口部148及び150に回転
可能な形で配置されている。カム装置138を第1ポジシ
ョンから第2ポジションに回転させると、カム表面が流
路130又は流路132のいずれかを遮断するよう作用する。
カム装置138が円形開口部148、150を通って完全に滑り
落ちないよう、パッカー・プレート136にリップ160が設
けられている(第14図参照)。
上記の2室可膨張袋システムはそれぞれ甲革及び着用者
の足の下に可膨張袋室30(a)、30(b)を配置する
が、その他の構成において2個の可膨張袋室を使用する
こともできる。例えば、第1可膨張袋室を靴のカラー周
辺に配置し(バスケットボール・シューズ又はテニス・
シューズ等)、また第2可膨張袋室を甲に配置すること
もできる(第25図において描写されている靴のカラー
は、参照番号222と指定されている)。同様に、本発明
の実施において、選択的な膨張バルブを備えた、2個よ
りも多い数の可膨張袋室を使用することもできる。
E 可膨張袋構成の他の実施例 上記の構成以外の幾通りかのその他の可膨張袋構成を、
本発明の実施において使用することもできる。例えば、
可膨張袋は、運動靴のカラーに特に配置して使用でき
る。第24図は、本発明のカラー用可膨張袋を示してい
る。可膨張袋30は、前記の実施例と同様に、周縁結着線
36及び円形溶接部44で溶接されるウレタン・フィルムの
シート2枚を使用している。ポンプ28は、モールドされ
たウレタン製のものが設けられている。ポンプ280とリ
リースバルブ94の解放フィッティング105は、一体とな
っている。プランジャー94は、解放フィッティング105
に適合している。可膨張袋30は、運動靴内に配置された
ときには、センタリング・タブ122が着用者の足の両側
とほぼ合致するように、着用者の足の背を包む。
第25図は、運動靴10でのポンプ及びリリースバルブの概
略的な位置を示している。(第24図の)ポンプ30は、ポ
ンプ・カバー168で覆われ、(第24図の)リリースバル
ブは、リリースバルブ・カバー170で覆われている。
また、第26図に描かれている本発明の別の実施例では、
土踏まず用可膨張袋30が、前述の可膨張袋と同様に、ウ
レタン・シート2枚を接着する周縁結着線36を使用して
設けられている。第26図において、土踏まず用可膨張袋
が溶接されているが、周縁結着線36に沿って可膨張袋を
ダイス切断する前の状態が示されている。作用につい
て、第26図の可膨張袋30は、足の土踏まずの下にフィッ
トし、またポンプ28及びリリースバルブ94は、靴の側面
の便利な位置に配置され(第25図と同様の方法によ
る)、靴の側面を包む。
本発明の実施例についての上記の記述は、描写及び説明
を目的として提示されている。これは、網羅的であるこ
と又は開示されたそのままの形態に限定することを意図
するものではない。明らかに、上記指示に従って多くの
修正及び変更を加えることができる。
実施例は、発明の原理を最大限に説明し、かつ他の当業
者が意図する特定の用途にあった様々な実施態様で、ま
た様々な修正を加えて、最大限利用することを可能とす
るために選択され、かつ説明されている。例えば、上記
に特定する部位以外の足の部位にフィットするよう可膨
張袋を設計することができる。さらに、本発明の一実施
例では、デジタルで読み取れる圧力ゲージ等の圧力ゲー
ジを、本発明を使用した靴に組み込み、よって使用者が
可膨張袋に一貫して同一の空気圧力を加えることができ
るようにしてもよい。同様に、複数の可膨張袋が使用さ
れるときには、第2のデジタルで読み取れる圧力ゲージ
を使用できる。本発明の範囲は、本書添付の請求の範囲
で定義することが意図されている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デ カストロ,ホセ タデオ アメリカ合衆国,マサチューセッツ州 02146 ブルックライン,#8,ストラス モア ロード 80 (72)発明者 リッチフィールド,ポール イー. アメリカ合衆国,マサチューセッツ州 01604 ウォスター,ベイ エッジ ドラ イブ 7, (72)発明者 スミス,スティーヴン エフ. アメリカ合衆国,マサチューセッツ州 02780 タウントン,メープル ストリー ト 38 (56)参考文献 特開 昭54−74149(JP,A) 特開 昭54−133939(JP,A) 特開 昭49−8353(JP,A) 特公 昭52−41700(JP,B2)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a) 舌革区画室であって、内足部と、
    外足部と、該舌革区画室の長さに沿って延在する長手軸
    と、を有し、かつ相互に連通状態にある第1舌革部及び
    第2舌革部を有する、舌革区画室; (b) 前記舌革区画室と連通状態にある内足区画室; (c) 末端と隣接端を有する外足区画室であって、前
    記隣接端が前記内足区画室と連通状態にあり、前記外足
    区画室と前記内足区画室が相互にほぼ鏡像である周縁の
    形態を有し、かつ前記内足区画室と前記外足区画室が前
    記外足区画室の前記隣接端の端縁に沿って延びる垂直軸
    に沿って接続され、前記内足区画室と前記外足区画室と
    を接続する垂直軸が前記舌革区画室の長手軸と鋭角をな
    すように交差し、また前記該足区画室が、第1の平均高
    さを有する前足部と、第2の平均高さを有する後足部と
    を有し、前記第1の平均高さが前記第2の平均高さより
    小さい、運動靴に使用するための一体の可膨張袋。
  2. 【請求項2】内足部、外足部、背部、前部及び舌革を有
    する履物に使用するための可膨張袋であって、 (a) 履物の内足部を内張りするための内足区画室; (b) 履物の外足部を内張りするための外足区画室; (c) 実質的に履物の背部に配置され、前記内足区画
    室と前記外足区画室の間の相互連結部; (d) 履物の舌革を内張りするための舌革区画室; (e) 実質的に前記履物の前部に配置され、内足区画
    室及び外足区画室の一つと前記舌革区画室との間の相互
    連結部; (f) 前記舌革に設けられ、前記可膨張袋に空気を導
    入するためのポンプ; (g) 前記可膨張袋から空気を抜くためのリリースバ
    ルブであって、 前記リリースバルブが、前記可膨張袋が周囲の空気と連
    通することを可能とする解放フィッティングを含み、該
    解放フィッティングと前記可膨張袋とが一体となってい
    て、単一の素材から形成されており、 前記リリースバルブがプランジャー及びバネを含み、該
    バネは空気が前記リリースバルブを通過することを防ぐ
    ように配置されている、リリースバルブ; を備えた可膨張袋。
  3. 【請求項3】前記外足区画室、内足区画室及び舌革区画
    室がほぼ同一の寸法の2枚の素材シートから形成され
    る、請求項第2項記載の可膨張袋。
  4. 【請求項4】(a) 靴底; (b) 前記靴底に取付けられ、舌革を含んでいる甲
    革; (c) 第1シート素材と第2シート素材によって形成
    され、該第1及び第2シート素材が周縁結着線に沿って
    溶接されている、可膨張袋; (d) 前記舌革に配置され、前記可膨張袋に空気を導
    入するためのポンプ; (e) 前記可膨張袋から空気を抜くためのリリースバ
    ルブであって、該リリースバルブが可膨張袋が周囲の空
    気と連通することを可能とする解放フィッティングを含
    み、該解放フィッティングと前記ポンプとが一体となっ
    ていて、単一の素材から形成されており、前記リリース
    バルブがプランジャー及びバネを含み、該バネは空気が
    前記リリースバルブを通過することを防ぐように配置さ
    れている、リリースバルブ; を備え、 前記可膨張袋が、これに空気を導入した後に着用者の足
    のクッション効果を提供するよう靴の中の位置に配置さ
    れ、 前記ポンプ及び前記解放フィッティングが前記可膨張袋
    に溶接されている運動靴。
  5. 【請求項5】(a) 中底と表底とを含んでいる靴底ユ
    ニット; (b) 前記靴底ユニットに取り付けられ、柔軟な素材
    で構成された甲革であって、柔軟な舌革と、甲革をひも
    で締める手段と、を備えている甲革; (c) 甲革の舌革にほぼ永久的に取付けられたポン
    プ; (d) 実質的に流体の漏れがなく、実質的に平面なフ
    ィルム素材で構成された内部層と実質的に平面なフィル
    ム素材で構成された外部層を含んでいる可膨張袋であっ
    て、該可膨張袋の少なくとも一部が前記柔軟な舌革に連
    結されるとともに前記ポンプと流体連通状態を有して、
    前記内部層と前記外部層は実質的に同じ大きさであり、
    さらに前記内部層と前記外部層は少なくとも一つの結着
    線に沿って取り付けられている可膨張袋; (e) 解放フィッティングを含むリリースバルブであ
    って、前記解放フィッティングと前記ポンプが、前記可
    膨張袋に溶接された単一の素材から一体的に形成されて
    いるリリースバルブ; を備えている運動靴。
  6. 【請求項6】前記可膨張袋は甲革の内足部と外足部に連
    結されている、請求項第4記載の運動靴。
  7. 【請求項7】前記ポンプは、空気が該ポンプに導入され
    るのを許容する一方向バルブとして作用する穴を備え
    る、請求項第4記載の運動靴。
  8. 【請求項8】さらに、前記可膨張袋内部の空気圧力を測
    定する装置を備えた、請求項第4記載の運動靴。
  9. 【請求項9】前記可膨張袋は運動靴の中底に連結されて
    いる、請求項第6記載の運動靴。
  10. 【請求項10】前記可膨張袋の前記中底は、外方に放射
    状に延びる複数の結着線を含んでいる、請求項第9記載
    の運動靴。
  11. 【請求項11】前記可膨張袋の前記中底は前記可膨張袋
    の前記外足部と流体連通状態を有する、請求項第9記載
    の運動靴。
  12. 【請求項12】内足側と、外足側と、舌革と、選択的に
    該甲革の内足側と外足側を引っ張る手段と、を有する、
    実質的に柔軟な素材から形成された甲革; かかと領域と、つま先領域と、中間領域とを含む、靴
    底; 前記甲革内に配置された可膨張袋; 前記甲革の舌革にほぼ永久的に取付けられ、空気で前記
    可膨張袋を膨らますポンプ; を備えた運動靴。
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