JPH07278913A - レインウェア - Google Patents
レインウェアInfo
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- JPH07278913A JPH07278913A JP5946694A JP5946694A JPH07278913A JP H07278913 A JPH07278913 A JP H07278913A JP 5946694 A JP5946694 A JP 5946694A JP 5946694 A JP5946694 A JP 5946694A JP H07278913 A JPH07278913 A JP H07278913A
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- JP
- Japan
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- edge
- rainwear
- ventilation opening
- cloth
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- Details Of Garments (AREA)
- Outer Garments And Coats (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は雨中の作業時における防水性能を向
上させたレインウェアに関する。 【構成】 防水加工した後身頃(2) の一部に通気開口部
(9) を形成し、同通気開口部(9) 全体を、防水加工した
カバー布(10)で被覆し、同カバー布(10)の下縁を前記通
気開口部(9) の下縁より下方に伸延すると共に、同伸延
下縁を自由端となし、同カバー布(10)下方伸延部(11)と
後身頃(2) との間に、下端を大気と連通し、かつ、上端
を前記通気開口部(9) に連通させた通気路(12)を形成し
たレインウェアにおいて、上記通気開口部(9) の下縁を
なす後身頃(2) の縁部(21)に、雨滴が上記通気路(12)内
を逆流して背中側へ浸入することを防止する雨滴逆流防
止用堰(A) を設けた。
上させたレインウェアに関する。 【構成】 防水加工した後身頃(2) の一部に通気開口部
(9) を形成し、同通気開口部(9) 全体を、防水加工した
カバー布(10)で被覆し、同カバー布(10)の下縁を前記通
気開口部(9) の下縁より下方に伸延すると共に、同伸延
下縁を自由端となし、同カバー布(10)下方伸延部(11)と
後身頃(2) との間に、下端を大気と連通し、かつ、上端
を前記通気開口部(9) に連通させた通気路(12)を形成し
たレインウェアにおいて、上記通気開口部(9) の下縁を
なす後身頃(2) の縁部(21)に、雨滴が上記通気路(12)内
を逆流して背中側へ浸入することを防止する雨滴逆流防
止用堰(A) を設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、レインウェアに関す
るものである。
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、レインウェアにおいては、通気性
を良好にして蒸れを防止し、雨中の作業等にも適するよ
うにしたものがあった。これらのものは、一般に、防水
加工した後身頃の肩部から背中部にかけて、メッシュか
らなる通気部を形成し、同通気部を覆うカバー布で被覆
し、同カバー布の下縁を前記メッシュの下縁よりも下方
へ伸延すると共に、同下縁を自由端としている。
を良好にして蒸れを防止し、雨中の作業等にも適するよ
うにしたものがあった。これらのものは、一般に、防水
加工した後身頃の肩部から背中部にかけて、メッシュか
らなる通気部を形成し、同通気部を覆うカバー布で被覆
し、同カバー布の下縁を前記メッシュの下縁よりも下方
へ伸延すると共に、同下縁を自由端としている。
【0003】また、同カバー布の下方伸延部と後身頃と
の間に、下端を大気と連通し、かつ、上端を前記メッシ
ュに連通させた通気路を形成して、内外を連通させて通
気性を良好にしている。
の間に、下端を大気と連通し、かつ、上端を前記メッシ
ュに連通させた通気路を形成して、内外を連通させて通
気性を良好にしている。
【0004】また、上記自由端にはホック等の連結具を
適宜設けて後身頃と連結して、通気路の下端が大きく開
かないようにしている。
適宜設けて後身頃と連結して、通気路の下端が大きく開
かないようにしている。
【0005】あるいは、上記通気部にメッシュを設けず
に、単に開放部とした安価なものもある。
に、単に開放部とした安価なものもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来のレインウェアでは、未だ、以下のような課題が残さ
れていた。
来のレインウェアでは、未だ、以下のような課題が残さ
れていた。
【0007】すなわち、レインウェアを着用して雨中の
作業を行う場合、前かがみになる姿勢を強いられる場合
があり、そのような場合には、ウェアに付着している雨
滴が後身頃を逆流して、上記した通気路を通り、メッシ
ュから内部へ浸入してしまうという欠点があった。
作業を行う場合、前かがみになる姿勢を強いられる場合
があり、そのような場合には、ウェアに付着している雨
滴が後身頃を逆流して、上記した通気路を通り、メッシ
ュから内部へ浸入してしまうという欠点があった。
【0008】特に、作業が長時間にわたるような場合
は、せっかくレインウェアを着用していても、同ウェア
下の衣服に雨水が完全にしみてしまう結果となってい
た。
は、せっかくレインウェアを着用していても、同ウェア
下の衣服に雨水が完全にしみてしまう結果となってい
た。
【0009】一方、作業中に着用するレインウェアとし
ては、通気性を良好に保つことは不可欠であり、良好な
通気性と確実な防水性とを兼ね備えたレインウェアが強
く望まれていた。
ては、通気性を良好に保つことは不可欠であり、良好な
通気性と確実な防水性とを兼ね備えたレインウェアが強
く望まれていた。
【0010】本発明は、上記課題を解決することのでき
るレインウェアを提供することを目的としている。
るレインウェアを提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明では、防水加工
した後身頃の一部に通気開口部を形成し、同通気開口部
全体を、防水加工したカバー布で被覆し、同カバー布の
下縁を前記通気開口部の下縁より下方に伸延すると共
に、同伸延下縁を自由端となし、同カバー布下方伸延部
と後身頃との間に、下端を大気と連通し、かつ、上端を
前記通気開口部に連通させた通気路を形成したレインウ
ェアにおいて、上記通気開口部の下縁をなす後身頃の縁
部に、雨滴が上記通気路内を逆流して背中側へ浸入する
ことを防止する雨滴逆流防止用堰を設けたことを特徴と
するレインウェアに係るものである。
した後身頃の一部に通気開口部を形成し、同通気開口部
全体を、防水加工したカバー布で被覆し、同カバー布の
下縁を前記通気開口部の下縁より下方に伸延すると共
に、同伸延下縁を自由端となし、同カバー布下方伸延部
と後身頃との間に、下端を大気と連通し、かつ、上端を
前記通気開口部に連通させた通気路を形成したレインウ
ェアにおいて、上記通気開口部の下縁をなす後身頃の縁
部に、雨滴が上記通気路内を逆流して背中側へ浸入する
ことを防止する雨滴逆流防止用堰を設けたことを特徴と
するレインウェアに係るものである。
【0012】また、本発明は、上記逆流防止用堰は、後
身頃の上端縁を折返し、折目の近傍を縫着して得た縁部
の下側に形成される溝により形成したことにも特徴を有
する。
身頃の上端縁を折返し、折目の近傍を縫着して得た縁部
の下側に形成される溝により形成したことにも特徴を有
する。
【0013】また、本発明は、上記逆流防止用堰は、後
身頃の上端縁を複数回折返し、重合する折目の近傍を縫
着して得た縁部の下側に形成される、複数個の溝により
形成したことにも特徴を有する。
身頃の上端縁を複数回折返し、重合する折目の近傍を縫
着して得た縁部の下側に形成される、複数個の溝により
形成したことにも特徴を有する。
【0014】また、本発明は、上記通気開口部に、メッ
シュを取付けたことにも特徴を有する。
シュを取付けたことにも特徴を有する。
【0015】さらに、本発明は、ポケット布とフラップ
とからなるポケットを具備し、同ポケットは、ポケット
布の上端縁をフラップの取付基部より上方へ伸延し、同
伸延端縁の左右上側部をフラップの裏面に連結すると共
に、フラップを閉じた位置で、伸延上端が折り返された
ポケット布の折り返し部により逆流防止用堰を形成する
ことにも特徴を有する。
とからなるポケットを具備し、同ポケットは、ポケット
布の上端縁をフラップの取付基部より上方へ伸延し、同
伸延端縁の左右上側部をフラップの裏面に連結すると共
に、フラップを閉じた位置で、伸延上端が折り返された
ポケット布の折り返し部により逆流防止用堰を形成する
ことにも特徴を有する。
【0016】
【実施例】この発明の実施例を、以下、図面にもとづき
詳説する。
詳説する。
【0017】図1は、本発明に係るレインウェアの正面
図、図2は同背面図、図3は同要部の断面視による説明
図である。
図、図2は同背面図、図3は同要部の断面視による説明
図である。
【0018】図1及び図2に示すように、レインウェア
Wは、それぞれ防水加工した前身頃1と、後身頃2と、
袖部3,3 と、襟部4とから形成した上衣タイプとしてい
る。
Wは、それぞれ防水加工した前身頃1と、後身頃2と、
袖部3,3 と、襟部4とから形成した上衣タイプとしてい
る。
【0019】5はファスナーである。
【0020】また、前身頃1の左右下部には、ポケット
6,6 を設け、同ポケット6,6 にはフラップ7,7 を取付け
ている。従って、出し入れ時以外は同フラップ7,7 を閉
じた状態にしておけば、通常において雨はポケット6,6
内に浸入することがない。16はポケットを形成するため
の布、17はホック等の連結具である。
6,6 を設け、同ポケット6,6 にはフラップ7,7 を取付け
ている。従って、出し入れ時以外は同フラップ7,7 を閉
じた状態にしておけば、通常において雨はポケット6,6
内に浸入することがない。16はポケットを形成するため
の布、17はホック等の連結具である。
【0021】レインウェアWの背部は、後身頃2の肩部
から背中部にかけて切欠して通気開口部9を形成してお
り、さらに、同通気開口部9全体を、防水加工したカバ
ー布10で被覆している。
から背中部にかけて切欠して通気開口部9を形成してお
り、さらに、同通気開口部9全体を、防水加工したカバ
ー布10で被覆している。
【0022】また、同カバー布10の下縁を通気開口部9
の下縁より下方に伸延すると共に、同下縁を自由端とな
し、同カバー布10の下方伸延部11と後身頃2との間に、
下端を大気と連通し、かつ、上端を前記通気開口部9に
連通させた通気路12を形成している。なお、図2中、13
はカバー布10と後身頃2とを連結するホックであり、同
ホック13により、カバー布10の下方伸延部11が大きく開
いたりしないようにしている。
の下縁より下方に伸延すると共に、同下縁を自由端とな
し、同カバー布10の下方伸延部11と後身頃2との間に、
下端を大気と連通し、かつ、上端を前記通気開口部9に
連通させた通気路12を形成している。なお、図2中、13
はカバー布10と後身頃2とを連結するホックであり、同
ホック13により、カバー布10の下方伸延部11が大きく開
いたりしないようにしている。
【0023】本実施例では、上記通気開口部9にメッシ
ュ8を取付け、同メッシュ8により襟部4と後身頃2と
を連結して後身頃2が下方へ垂れ下がってしまうことを
防止してレインウェアW自体の形崩れを防止し、かつ、
通気性を保っている。
ュ8を取付け、同メッシュ8により襟部4と後身頃2と
を連結して後身頃2が下方へ垂れ下がってしまうことを
防止してレインウェアW自体の形崩れを防止し、かつ、
通気性を保っている。
【0024】また、通気開口部9に取付けたメッシュ8
の他、レインウェアW内部全体に内側メッシュ8aを設け
ている。これは、レインウェアWの着用時間が長けれ
ば、通気開口部9を設けていても若干内部が汗等で蒸れ
ることがあり、そのようなときに、同内側メッシュ8aに
より、レインウェアW内部でのべとつき等を防止してい
る。
の他、レインウェアW内部全体に内側メッシュ8aを設け
ている。これは、レインウェアWの着用時間が長けれ
ば、通気開口部9を設けていても若干内部が汗等で蒸れ
ることがあり、そのようなときに、同内側メッシュ8aに
より、レインウェアW内部でのべとつき等を防止してい
る。
【0025】上記構成により、レインウェアWは背部内
外が大気と連通して通気が良好となり、かつ、カバー布
10により雨が内部に浸入することを防止している。
外が大気と連通して通気が良好となり、かつ、カバー布
10により雨が内部に浸入することを防止している。
【0026】上記したレインウェアWにおいて、本発明
の要旨となるのは、上記通気開口部9の下縁をなす後身
頃2の縁部21に、雨滴が上記通気路12内を逆流して背中
側へ浸入することを防止する雨滴逆流防止用堰Aを設け
たことにある。
の要旨となるのは、上記通気開口部9の下縁をなす後身
頃2の縁部21に、雨滴が上記通気路12内を逆流して背中
側へ浸入することを防止する雨滴逆流防止用堰Aを設け
たことにある。
【0027】即ち、図3に示すように、上記後身頃2の
縁部21は、通気開口部9に取付けたメッシュ8と後身頃
2との連結部となっており、同縁部21に雨滴が上記通気
路12内を逆流して背中側へ浸入することを防止する雨滴
逆流防止用堰Aを設けているものである。
縁部21は、通気開口部9に取付けたメッシュ8と後身頃
2との連結部となっており、同縁部21に雨滴が上記通気
路12内を逆流して背中側へ浸入することを防止する雨滴
逆流防止用堰Aを設けているものである。
【0028】また、雨滴逆流防止用堰Aは、後身頃2の
上端縁2aを折返し、折目2bの近傍を縫着して得た縁部21
の下側に形成される断面視でV字状の溝22により形成し
ている。23は縫着部である。
上端縁2aを折返し、折目2bの近傍を縫着して得た縁部21
の下側に形成される断面視でV字状の溝22により形成し
ている。23は縫着部である。
【0029】このように、後身頃2の縁部21に雨滴逆流
防止用堰Aを設けたことにより、例えば、図4に示すよ
うな前かがみの姿勢で雨中作業を行っても、雨滴が通気
路12内を逆流した際に、同堰Aの溝22により受け止めら
れることになり、雨滴が通気開口部9から内部へ浸入す
ることがなく、レインウェアWの下の着衣を濡らしたり
することもなく、不快感を生じることがない。
防止用堰Aを設けたことにより、例えば、図4に示すよ
うな前かがみの姿勢で雨中作業を行っても、雨滴が通気
路12内を逆流した際に、同堰Aの溝22により受け止めら
れることになり、雨滴が通気開口部9から内部へ浸入す
ることがなく、レインウェアWの下の着衣を濡らしたり
することもなく、不快感を生じることがない。
【0030】しかも、通気路12を介して通気性が良好な
ので、内部が蒸すこともなく、作業能率を低下させるこ
とがない。
ので、内部が蒸すこともなく、作業能率を低下させるこ
とがない。
【0031】また、雨滴逆流防止用堰Aは上述したよう
に後身頃2の上端縁2aを折返し、折目2bの近傍を縫着す
ればよく、形成が容易である。
に後身頃2の上端縁2aを折返し、折目2bの近傍を縫着す
ればよく、形成が容易である。
【0032】また、本実施例では、上記逆流防止用堰A
を、後身頃2の上端縁2aを2回折返し、重合する2つの
折目2bの近傍を縫着して、縁部21の下側に溝22を2個形
成することにより構成している。
を、後身頃2の上端縁2aを2回折返し、重合する2つの
折目2bの近傍を縫着して、縁部21の下側に溝22を2個形
成することにより構成している。
【0033】このように、重なった2個の溝22,22 で逆
流防止用堰Aを構成したことにより、雨滴はかかる溝2
2,22 を乗り越えることができずに確実に溝22,22 で受
け止められ、雨滴が通気開口部9から浸入することを確
実に防止することができる。
流防止用堰Aを構成したことにより、雨滴はかかる溝2
2,22 を乗り越えることができずに確実に溝22,22 で受
け止められ、雨滴が通気開口部9から浸入することを確
実に防止することができる。
【0034】なお、逆流防止用堰Aを構成する溝22の数
については、特に限定するものではない。
については、特に限定するものではない。
【0035】また、本発明は、上記したポケット6にお
いて、ポケット布16の上端縁16a をフラップの取付基部
7aより上方へ伸延し、同上方伸延部16b の左右上側部を
フラップ7の裏面に連結すると共に、フラップ7を閉じ
た位置で、上端縁16a が折り返されたポケット布16の折
り返し部16c により逆流防止用堰Aを形成することにも
特徴を有する。
いて、ポケット布16の上端縁16a をフラップの取付基部
7aより上方へ伸延し、同上方伸延部16b の左右上側部を
フラップ7の裏面に連結すると共に、フラップ7を閉じ
た位置で、上端縁16a が折り返されたポケット布16の折
り返し部16c により逆流防止用堰Aを形成することにも
特徴を有する。
【0036】即ち、図1及び図5に示すように、ポケッ
ト布16の上端縁16a をフラップ7の取付基部7aよりも上
方へ伸延して上方伸延部16b を形成し、同伸延部16b の
左右上側をフラップ7の裏面に連結している。
ト布16の上端縁16a をフラップ7の取付基部7aよりも上
方へ伸延して上方伸延部16b を形成し、同伸延部16b の
左右上側をフラップ7の裏面に連結している。
【0037】そして、フラップ7を閉じた位置において
は、ポケット布16はその上端縁16aが折り返されて、フ
ラップ7の取付基部7aに対応する個所を折り目として折
り返し部16c が形成される。
は、ポケット布16はその上端縁16aが折り返されて、フ
ラップ7の取付基部7aに対応する個所を折り目として折
り返し部16c が形成される。
【0038】かかる折り返し部16c が、図6に示すよう
に溝状となって、逆流防止用堰Aを形成することにな
る。
に溝状となって、逆流防止用堰Aを形成することにな
る。
【0039】従って、図1に示すように、フラップ7を
閉じた状態でのポケット6は、図6に示すように逆流防
止用堰Aが形成されており、通常の雨がポケット6内に
浸入することを防止できることに加え、図4に示したよ
うな作業時にあっても、ポケット布16を伝って雨滴がポ
ケット6内に浸入することもない。
閉じた状態でのポケット6は、図6に示すように逆流防
止用堰Aが形成されており、通常の雨がポケット6内に
浸入することを防止できることに加え、図4に示したよ
うな作業時にあっても、ポケット布16を伝って雨滴がポ
ケット6内に浸入することもない。
【0040】上記構成によって、ポケット6の防水性能
を高めているので、ティッシュやハンカチ等、その他雨
等に濡れてはいけないものも安心してポケット6内に収
納でき、雨中の作業を安心して行える。
を高めているので、ティッシュやハンカチ等、その他雨
等に濡れてはいけないものも安心してポケット6内に収
納でき、雨中の作業を安心して行える。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果を得ること
ができる。
ができる。
【0042】防水加工した後身頃の一部に通気開口部
を形成し、同通気開口部全体を、防水加工したカバー布
で被覆し、同カバー布の下縁を前記通気開口部の下縁よ
り下方に伸延すると共に、同伸延下縁を自由端となし、
同カバー布下方伸延部と後身頃との間に、下端を大気と
連通し、かつ、上端を前記通気開口部に連通させた通気
路を形成したレインウェアにおいて、上記通気開口部の
下縁をなす後身頃の縁部に、雨滴が上記通気路内を逆流
して背中側へ浸入することを防止する雨滴逆流防止用堰
を設けたことにより、前かがみの姿勢で雨中作業を行っ
ても、雨滴が通気路内を逆流した際に、同雨滴逆流防止
用堰により受け止められることになり、雨滴が通気開口
部から内部へ浸入することがなく、レインウェアの下の
着衣を濡らしりすることもなく、不快感を生じることが
ない。
を形成し、同通気開口部全体を、防水加工したカバー布
で被覆し、同カバー布の下縁を前記通気開口部の下縁よ
り下方に伸延すると共に、同伸延下縁を自由端となし、
同カバー布下方伸延部と後身頃との間に、下端を大気と
連通し、かつ、上端を前記通気開口部に連通させた通気
路を形成したレインウェアにおいて、上記通気開口部の
下縁をなす後身頃の縁部に、雨滴が上記通気路内を逆流
して背中側へ浸入することを防止する雨滴逆流防止用堰
を設けたことにより、前かがみの姿勢で雨中作業を行っ
ても、雨滴が通気路内を逆流した際に、同雨滴逆流防止
用堰により受け止められることになり、雨滴が通気開口
部から内部へ浸入することがなく、レインウェアの下の
着衣を濡らしりすることもなく、不快感を生じることが
ない。
【0043】しかも、通気路を介して通気性が良好なの
で、内部が蒸すこともなく、作業能率を低下させること
がない。
で、内部が蒸すこともなく、作業能率を低下させること
がない。
【0044】また、上記逆流防止用堰は、後身頃の上
端縁を折返し、折目の近傍を縫着して得た縁部の下側に
形成される溝により形成するので、容易に形成可能であ
る。
端縁を折返し、折目の近傍を縫着して得た縁部の下側に
形成される溝により形成するので、容易に形成可能であ
る。
【0045】また、上記逆流防止用堰は、後身頃の上
端縁を複数回折返し、重合する折目の近傍を縫着して得
た縁部の下側に形成される、複数個の溝により形成した
ことにより、雨滴はかかる溝を乗り越えることができず
に確実に同溝で受け止められ、雨滴が通気開口部から浸
入することを確実に防止することができる。
端縁を複数回折返し、重合する折目の近傍を縫着して得
た縁部の下側に形成される、複数個の溝により形成した
ことにより、雨滴はかかる溝を乗り越えることができず
に確実に同溝で受け止められ、雨滴が通気開口部から浸
入することを確実に防止することができる。
【0046】また、上記通気開口部に、メッシュを取
付けたことにより、同メッシュにより襟部と後身頃とを
連結して後身頃が下方へ垂れ下がってしまうことを防止
してレインウェア自体の形崩れを防止し、かつ、通気性
を保っている。
付けたことにより、同メッシュにより襟部と後身頃とを
連結して後身頃が下方へ垂れ下がってしまうことを防止
してレインウェア自体の形崩れを防止し、かつ、通気性
を保っている。
【0047】さらに、ポケット布とフラップとからな
るポケットを具備し、同ポケットは、ポケット布の上端
縁をフラップの取付基部より上方へ伸延し、同伸延端縁
の左右上側部をフラップの裏面に連結すると共に、フラ
ップを閉じた位置で、伸延上端が折り返されたポケット
布の折り返し部により逆流防止用堰を形成することによ
り、通常の雨がポケット内に浸入することを防止できる
ことに加え、前かがみとなるような雨中の作業時にあっ
ても、ポケット布を伝って雨滴がポケット内に浸入する
こともない。
るポケットを具備し、同ポケットは、ポケット布の上端
縁をフラップの取付基部より上方へ伸延し、同伸延端縁
の左右上側部をフラップの裏面に連結すると共に、フラ
ップを閉じた位置で、伸延上端が折り返されたポケット
布の折り返し部により逆流防止用堰を形成することによ
り、通常の雨がポケット内に浸入することを防止できる
ことに加え、前かがみとなるような雨中の作業時にあっ
ても、ポケット布を伝って雨滴がポケット内に浸入する
こともない。
【0048】従って、ポケットの防水性能が高まり、テ
ィッシュやハンカチ等、その他雨等に濡れてはいけない
ものも安心してポケット内に収納でき、雨中の作業を安
心して行える。
ィッシュやハンカチ等、その他雨等に濡れてはいけない
ものも安心してポケット内に収納でき、雨中の作業を安
心して行える。
【図1】本発明に係るレインウェアの正面図である。
【図2】同背面図である。
【図3】図2のI−I線における断面図である。
【図4】同レインウェアの使用状態を示す説明図であ
る。
る。
【図5】図1のI−I線における断面図である。
【図6】図1のII−II線における断面図である。
A 雨滴逆流防止用堰 W レインウェア 2 後身頃 2a 上端縁 2b 折目 6 ポケット 7 フラップ 7a 取付基部 8 メッシュ 9 通気開口部 10 カバー布 11 下方伸延部 16 ポケット布 16a 上端縁 16b 上方伸延部 16c 折り返し部 21 縁部 22 溝
Claims (5)
- 【請求項1】 防水加工した後身頃(2) の一部に通気開
口部(9) を形成し、同通気開口部(9) 全体を、防水加工
したカバー布(10)で被覆し、同カバー布(10)の下縁を前
記通気開口部(9) の下縁より下方に伸延すると共に、同
伸延下縁を自由端となし、同カバー布(10)下方伸延部(1
1)と後身頃(2) との間に、下端を大気と連通し、かつ、
上端を前記通気開口部(9) に連通させた通気路(12)を形
成したレインウェアにおいて、 上記通気開口部(9) の下縁をなす後身頃(2) の縁部(21)
に、雨滴が上記通気路(12)内を逆流して背中側へ浸入す
ることを防止する雨滴逆流防止用堰(A) を設けたことを
特徴とするレインウェア。 - 【請求項2】 上記逆流防止用堰(A) は、後身頃(2) の
上端縁(2a)を折返し、折目(2b)の近傍を縫着して得た縁
部(21)の下側に形成される溝(22)により形成したことを
特徴とする請求項1記載のレインウェア。 - 【請求項3】 上記逆流防止用堰(A) は、後身頃(2) の
上端縁(2a)を複数回折返し、重合する折目(2b)の近傍を
縫着して得た縁部(21)の下側に形成される、複数個の溝
(22)により形成したことを特徴とする請求項1または2
記載のレインウェア。 - 【請求項4】 上記通気開口部(9) に、メッシュ(8) を
取付けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記
載のレインウェア。 - 【請求項5】 ポケット布(16)とフラップ(7) とからな
るポケット(6) を具備し、同ポケット(6) は、ポケット
布(16)の上端縁(16a) をフラップの取付基部(7a)より上
方へ伸延し、同上方伸延部(16b) の左右上側部をフラッ
プ(7) の裏面に連結すると共に、フラップ(7) を閉じた
位置で、上端縁(16a) が折り返されたポケット布(16)の
折り返し部(16c) により逆流防止用堰(A) を形成するこ
とを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のレイン
ウェア。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP6059466A JP2810315B2 (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | レインウェア |
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JP6059466A JP2810315B2 (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | レインウェア |
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JPH07278913A true JPH07278913A (ja) | 1995-10-24 |
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ID=13114123
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JP6059466A Expired - Fee Related JP2810315B2 (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | レインウェア |
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1994
- 1994-03-29 JP JP6059466A patent/JP2810315B2/ja not_active Expired - Fee Related
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