JPH072492U - 脱水装置 - Google Patents

脱水装置

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Publication number
JPH072492U
JPH072492U JP3781493U JP3781493U JPH072492U JP H072492 U JPH072492 U JP H072492U JP 3781493 U JP3781493 U JP 3781493U JP 3781493 U JP3781493 U JP 3781493U JP H072492 U JPH072492 U JP H072492U
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JP
Japan
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cloth
rope
pressure
fabric
dewatering
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Pending
Application number
JP3781493U
Other languages
English (en)
Inventor
一之 棗
芳之 藤島
Original Assignee
セーレン電子株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by セーレン電子株式会社 filed Critical セーレン電子株式会社
Priority to JP3781493U priority Critical patent/JPH072492U/ja
Publication of JPH072492U publication Critical patent/JPH072492U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロープ状布地の脱水が効率的に行える脱水装
置を得る。 【構成】 それぞれ相互圧接可能に軸支された2個のタ
イヤ状弾性体チューブからなる圧接ロール間に、ロープ
状拘束布地を通過させることによって該布地の脱水を行
う脱水装置に、前記チューブ内へ流体を供給して前記圧
接ロールが所定の圧力で前記布地に圧接するよう制御す
る圧力制御手段を備えた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、編織布地の晒、染色工程において、ロープ状拘束布地を脱水して次 の工程、例えば拡布装置(スカッチャー)等に連結するための脱水装置に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、編織布地の晒、染色では、ロープ状拘束布地を脱水して次へ進む工程が ある。このようなロープ状拘束布地の脱水方式では、2個のゴムロールを利用し たものが広く用いられている。例えば図2に示すような脱水装置がある。これは 、2個のゴムロール21a,ゴムロール21bが相互に圧接可能に軸22a,軸 22bに支持され、該軸22a,22bが回転可能に保持されてなる装置である 。
【0003】 ロープ状布地Aの脱水の際には、エアシリンダ24にエアを供給し、これによ って軸22aを介してゴムロール21aを加圧し、ゴムロール21bに対して圧 接状態とする。さらにモータ23の駆動により軸22bを介してゴムロール21 bを回転させ、これに伴って圧接状態のゴムロール21aも回転し、これらゴム ロール21a,ゴムロール21b間にロープ状布地Aを送り込むと、布地Aは両 ゴムロール間で圧接されつつ通過し脱水が行われていく。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の如き従来の方法では、ロープ状布地Aが、その断面形状 が楕円形となる状態であるため、相互にゴムロール21a,ゴムロール21bを 圧接しても、ロープ状布地Aの両側部xでゴムロール21a,ゴムロール21b は接触しないで離れた状態となる。従ってこのときロープ状布地Aの中心部のみ が脱水されることとなり、ここで脱水された水分が再び布地の両側部xから浸水 してしまい結果的に脱水効果を悪くしている。
【0005】 例えゴムロールの弾性、即ちゴム硬度を低くしたとしても、ゴムの耐久性が悪 くなり装置としての限界が生じる。また、ゴムロールの圧接力が布地中心部に集 中するため、ロープ状の折れシワの跡が生じる恐れもあり、ロール加圧力にも限 界が出てくるという問題があった。
【0006】 本考案は、上記問題を解消し、ロープ状拘束布地の脱水が効率的に行える脱水 装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の考案に係る脱水装置では、それぞ れ相互圧接可能に軸支された2個の圧接ロール間にロープ状拘束布地を通過させ ることによって該布地の脱水を行う脱水装置において、前記2個の圧接ロールを 各々タイヤ状弾性体チューブからなるものとし、前記チューブ内へ流体を供給し て前記圧接ロールが所定の圧力で前記布地に圧接するよう制御する圧力制御手段 を備えた。
【0008】
【作用】
本考案は、それぞれ相互圧接可能に軸支された2個の圧接ロール間にロープ状 拘束布地を通過させることによって該布地の脱水を行う脱水装置において、2個 の圧接ロールをタイヤ状の弾性体チューブから構成し、圧力制御手段によって圧 接ロールが所定の圧力で布地に圧接するようチューブ内へ流体を供給し、布地の 脱水を行う脱水装置である。
【0009】 このような構成においては、圧接ロールは、布地通過の際に布地断面の楕円形 に応じて均等の圧力で圧接し、布地周囲に密着するとともにその両側で両圧接ロ ール同士も密着する。従って布地は全体が均等に脱水され、布地から脱水された 水が再び浸水する恐れはなく、脱水効率が向上する。
【0010】
【実施例】
以下に、本考案を実施例をもって説明する。図1は、本考案の一実施例による 脱水装置の構成を示すものである。図1において、2個のタイヤ状の弾性体チュ ーブからなる圧接ロール1a,圧接ロール1bは、それぞれ軸2a,軸2bに支 持され、各軸2a,軸2bを回転可能に保持する軸受5a,軸受5bは装置のフ レーム6の固定されている。
【0011】 軸2a,軸2b内には、各圧接ロール1a,1bのチューブ内へエアを供給す るための供給管4a,4bがそれぞれ設けられている。また、軸受け5aおよび 軸2aを介して圧接ロール1aを下方(図中矢印方向)へ加圧するためのエアシ リンダ8が備えられている。
【0012】 ロープ状布地Aの脱水を行う際には、エア源10よりエアを減圧弁11を経由 して供給し、まずさらに減圧弁12を経てロータリージョイント9a,ロータリ ージョイント9bよりそれぞれエア供給管4a,エア供給管4bを介して圧接ロ ール1a,圧接ロール1bのチューブ内へエアを供給する。
【0013】 また一方では、減圧弁11を経由して供給されたエアは切替弁13を経てエア シリンダ8へ供給され、軸受5aおよび軸2aを介して圧接ロール1aが下方へ 加圧され、圧接ロール1bに対して圧接状態となる。
【0014】 このような圧接状態において、圧接ロール1bは軸2bを介してギヤモータ7 の駆動によって回転し、これに応じて圧接ロール1aも回転する。そこで、ロー プ状布地Aを2つの圧接ロール1a,1b間に挿入すると、両圧接ロールによっ て圧接され脱水されつつ圧接ロール間をこれらの回転に沿って通過していく。
【0015】 この時、減圧弁12の圧力調整を行うことにより、布地に対して両圧接ロール が密着し、均一に加圧するよう設定する。
【0016】
【考案の効果】
本考案は以上説明したとおり、ロープ状拘束布地の脱水時に、布地の周囲を上 下両側から完全に密着し、均一に加圧することができ、従来になく脱水効率が向 上した。さらに、布地中心部以外の部分にも均等に加圧できるので、布地のロー プ状の折れシワの発生が低減できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による脱水装置の概略構成図
である。
【図2】従来技術による脱水装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1a,1b:圧接ロール(タイヤ状弾性体チューブ) 2a,2b,22a,22b:軸 4a,4b:エア供給管 5a,5b軸受 7,23:ギヤモータ 8,24:エアシリンダ 9a,9b:ロータリージョイント 10:エア供給源 11,12:減圧弁 13:切替弁 A:ロープ状布地

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ相互圧接可能に軸支された2個
    の圧接ロール間にロープ状拘束布地を通過させることに
    よって該布地の脱水を行う脱水装置において、 前記2個の圧接ロールは各々タイヤ状弾性体チューブか
    らなり、前記チューブ内へ流体を供給して前記圧接ロー
    ルが所定の圧力で前記布地に圧接するよう制御する圧力
    制御手段を備えたことを特徴とする脱水装置。
JP3781493U 1993-06-18 1993-06-18 脱水装置 Pending JPH072492U (ja)

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JP3781493U JPH072492U (ja) 1993-06-18 1993-06-18 脱水装置

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JP3781493U JPH072492U (ja) 1993-06-18 1993-06-18 脱水装置

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JPH072492U true JPH072492U (ja) 1995-01-13

Family

ID=12507994

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JP3781493U Pending JPH072492U (ja) 1993-06-18 1993-06-18 脱水装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07278913A (ja) * 1994-03-29 1995-10-24 Aabuan:Kk レインウェア

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6285065A (ja) * 1985-10-04 1987-04-18 クライネヴエ−フア−ス テクステイルマシ−ネン ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクタ− ハフツング 圧搾により帯状製品の湿度を制御する方法ならびにその方法を実施するための装置

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6285065A (ja) * 1985-10-04 1987-04-18 クライネヴエ−フア−ス テクステイルマシ−ネン ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクタ− ハフツング 圧搾により帯状製品の湿度を制御する方法ならびにその方法を実施するための装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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