JPH0727885U - 筆記具用2重キャップ構造 - Google Patents

筆記具用2重キャップ構造

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JPH0727885U
JPH0727885U JP5803093U JP5803093U JPH0727885U JP H0727885 U JPH0727885 U JP H0727885U JP 5803093 U JP5803093 U JP 5803093U JP 5803093 U JP5803093 U JP 5803093U JP H0727885 U JPH0727885 U JP H0727885U
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inner cap
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JP5803093U
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宏一 相原
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オート株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外キャップと内装バネと内キャップを有す
る筆記具のキャップ構造において、内キャップ側に装着
されるパッキン部材とその装着構造に工夫を施してキャ
ップの長大化をなくし、内キャップを真っ直ぐに移動可
能として内キャップの押込み量を大きめに設定しなくて
も済むようにする。 【構成】 外キャップ1の内部に形成した傾斜肩部面
15に密着可能な弾性パッキングリング12を内キャッ
プ2の傾斜肩部面14に形成する。内キャップ2の外周
面には案内条10を形成する。案内条10の端部が外キ
ャップ1の環状隆起部11に当接する係止位置でキャッ
プ内外の連通状態を維持する。弾性パッキングリング1
2が外キャップ1の傾斜肩部面15に密着するシール箇
所で連通状態が断たれる。そのときには筆記具6の環状
隆起部16が外キャップ1の環状隆起部11を乗り越え
てもう一つのシール箇所が構成され、筆記具6に穿設さ
れた空気孔17は上記2つのシール箇所で区画された密
封空間に開口する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、外キャップと内キャップとからなる筆記具用の2重キャップ構造に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
蛇腹構造体のような流量調節機構をもつインキ貯溜式の筆記具では、キャップ 被着中は密封状態を維持してインキの蒸散・乾燥を防止し、キャップ被着の際は 可及的にそのキャップ内空気を流量調節機構側へ侵入させないように圧縮させな くすること、キャップを引き抜くときには逆にキャップ内空気を減圧させないよ うにして筆記具軸筒内に貯溜しているインキを引き出さないようにすることが必 要である。このため、外キャップと、その外キャップの内装バネにより外キャッ プ開口端に向けて押圧される内キャップを設けた図3に示す2重キャップ構造が 従来公知である(実開平4−120087号公報参照)。同図において、内装バ ネ4により外キャップ1の開口端に向けて押圧される内キャップ2の頭部には通 気孔3が穿設され、その通気孔3を巡って筒状パッキン部材5が取り付いている 。外キャップ1に形成された連通孔9により外キャップ1の内外は連通し、外キ ャップ1の内側と内キャップ2の内側とは筒状パッキン部材5および内キャップ 2の通気孔3を介して連通している。しかし、筆記具6の軸筒先端部7をキャッ プ本体1内に挿入し、上記内装バネ4に抗し内キャップ2を外キャップ1の内奥 へ進入させると、筒状パッキン部材5は外キャップ1の内端面8に密着し、筆記 具6は外キャップ1に係止するようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記した外キャップの内端面に押圧される筒状パッキン部材は比較的大きな弾 性変形を呈するから、キャップ各部の寸法精度が差程厳密でなくても、筆記具が 外キャップに係止するときには筒状パッキン部材を確実に外キャップ内端面に密 接させることができる。しかし、筒状パッキン部材自体、その成形が比較的面倒 であるし、筒状パッキン部材の取付構造が内キャップ頭部に突き出して形成され るため、外キャップの長さもそれだけ長くならざるを得なかった。また、筒状パ ッキン部材の端面と外キャップの内端面との平行関係を保たせる手段を欠くため 押込み量は大きめに設定しておく必要があった。
【0004】 本考案は上記した欠点を解消させることをその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、内周面に環状隆起部を形成した外キャップと、該外キャップの内側 に装着されたバネと、該バネにより弾圧される内キャップとからなる筆記具用2 重キャップ構造において、該外キャップの内部に形成した傾斜肩部面に密着可能 な弾性パッキングリングを該内キャップの傾斜肩部面に形成した環状凹溝に装着 し、内キャップの外周面長手方向には複数の案内条を形成し、その案内条の端部 が外キャップの上記環状隆起部に当接する係止位置では、外キャップの頭部に穿 設した連通孔並びに外キャップと内キャップとの隙間を介して連通しており、そ の内キャップの係止位置から押し込まれて弾性パッキングリングが外キャップの 傾斜肩部面に密着する第1のシール箇所を構成するときには、筆記具の環状隆起 部が外キャップの上記環状隆起部を乗り越えて第2のシール箇所が構成され、上 記第1と第2のシール箇所とで区画された密封空間には筆記具のインキ貯溜部を 大気圧とするため穿設された空気孔が開口するようにした。
【0006】
【作 用】
外キャップ内へ挿入した筆記具の端面で内キャップの端面をバネに抗し押すキ ャップの被嵌過程で、内キャップ内空気に圧縮を与えるようなことはないし、キ ャップの引き外し過程で、内キャップ内空気を負圧にするようなこともない。
【0007】 キャップ被着中は、筆記具の筆記先端は密閉された内キャップ内にあり、筆記 具のインキ貯溜部を大気圧とするため穿設された空気孔は、第1と第2のシール 箇所とで区画された密封空間に開口するためインキの蒸散乾燥を防止できる。
【0008】
【実施例】
図1に示した本考案になる筆記具の2重キャップ構造において、1は外キャッ プ、2は外キャップ1内に設けた内装バネ4により外キャップ1の開口端に向け て押圧される内キャップである。内キャップ2の外周面長手方向には複数の案内 条10が形成されていて、各案内条10の端部が外キャップ1内周面に形成した 環状隆起部11に当接して内キャップ2は所定の位置に停止する。内キャップ2 の開口箇所は下端側だけであり、図3の符号3で示した通気孔は穿設されていな い。外キャップ1内へ挿入した筆記具6の端面6aで内キャップ2の端面2aを 上記バネ4に抗し押すことで内キャップ2の移動が行われる。内キャップ2が外 キャップ1内をがたつかず且つ真っ直ぐに移動可能とするには、各案内条10の 外周面と外キャップ1の内周面との間に形成される隙間を小とするとよい。
【0009】 この内キャップ2には、弾性パッキングリング12を装着した環状凹溝13が 傾斜肩部面14に形成されている。また外キャップ1には傾斜肩部面15が形成 されている。図1の状態で、矢印は外キャップ1の天板箇所に形成した連通孔9 から侵入した空気は両キャップ1,2間の隙間を通って流通自在であることを示 している。外キャップ1の天板箇所に連通孔9を形成すると、幼児が誤ってキャ ップを飲み込んだ場合に窒息させないようにする空気通路を確保できるうえで有 効である。前記の如く、筆記具6の端面6aで内キャップ2の端面2aを押して 内キャップ2をバネ4に抗し押し進める過程で、筆記具6の筆記先端は内キャッ プ2内に封入されるが、内キャップ2内空気は格別圧縮されることはないから、 筆記先端から筆記具6内に圧縮空気が侵入することはない。内キャップ2が更に 押し進められ、前記弾性パッキングリング12が外キャップ1の傾斜肩部面15 に密着(図2参照)することで、連通孔9側と案内条10側との連通が断たれた 状態となる。これを第1のシール箇所と呼ぶと、この第1のシール箇所が構成さ れるのと相前後して、筆記具6の軸筒先端部7に形成した環状隆起部16は外キ ャップ1の環状隆起部11を乗り越えて外キャップ1と筆記具6とが係合係止し 、これによって外キャップ1の環状隆起部11と筆記具6の環状隆起部16とで 第2のシール箇所が構成されることになる。筆記具6のインキ貯溜部を大気圧と するため穿設される空気孔17は、上記した第1と第2のシール箇所とで区画さ れた密封空間に開口する(図2参照)。第1と第2のシール箇所とで区画された 密封空間を形成する過程で該密封空間内空気は格別圧縮を受けることがないので 、空気孔17から圧縮された空気が侵入されることはない。筆記具6から外キャ ップ1を離脱するのは僅かの変位で可能であるから、内キャップ2内空気や第1 と第2のシール箇所とで区画された密封空間内空気を負圧とする度合いは僅かで ある。
【0010】
【考案の効果】
以上、説明したように、成形容易な弾性パッキングリングを使用し、その弾性 パッキングリングの取付凹溝は内キャップ肩部に形成したため、内キャップにせ よ外キャップにせよ長さを長くする必要がなく、僅かな変位で密着密封とその解 除が可能なので、キャップの被嵌あるいは取外し過程で、内キャップ内あるいは 第1と第2のシール箇所とで区画された密封空間の内圧力変動を僅かにすること ができる。また、内キャップの外周面に案内条を形成したことによって、押され 方とは係わりなく、内キャップを比較的真っ直ぐに押し進めることができ、上記 弾性パッキングリングを押圧変形させるのに必要な押込み量を大きめに設定する 必要はない。キャップ被着中、筆記具の筆記先端は密閉された内キャップ内にあ るし、筆記具のインキ貯溜部を大気圧とするため穿設された空気孔は第1と第2 のシール箇所とで区画された密封空間に開口するから、インキの蒸散乾燥を防止 することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案になる筆記具用2重キャップ構造の
被嵌前ないしは取外し後の状態を示した断面図である。
【図2】 被嵌中の状態を示した断面図である。
【図3】 従来例を示した断面図である。
【符号の説明】
1は外キャップ 2は内キャップ 4はバネ 6は筆記具 7は軸筒先端部 9は連通孔 10は案内条 11は環状隆起部 12は弾性パッキングリング 13は環状凹溝 14,15は傾斜肩部面 16は環状隆起部 17は空気孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周面に環状隆起部11を形成した外
    キャップ1と、該外キャップ1の内側に装着されたバネ
    4と、該バネ4により弾圧される内キャップ2とからな
    る筆記具用2重キャップ構造において、該外キャップ1
    の内部に形成した傾斜肩部面15に密着可能な弾性パッ
    キングリング12を該内キャップ2の傾斜肩部面14に
    形成した環状凹溝13に装着し、内キャップ2の外周面
    長手方向には複数の案内条10を形成し、その案内条1
    0の端部が外キャップ1の上記環状隆起部11に当接す
    る係止位置では、外キャップ1の頭部に穿設した連通孔
    9並びに外キャップ1と内キャップ2との隙間を介して
    連通しており、その内キャップ2の係止位置から押し込
    まれて弾性パッキングリング12が外キャップ1の傾斜
    肩部面15に密着する第1のシール箇所を構成するとき
    には、筆記具6の環状隆起部16が外キャップ1の上記
    環状隆起部11を乗り越えて第2のシール箇所が構成さ
    れ、上記第1と第2のシール箇所とで区画された密封空
    間には筆記具6のインキ貯溜部を大気圧とするため穿設
    された空気孔17が開口することを特徴とする筆記具用
    2重キャップ構造。
JP5803093U 1993-10-27 1993-10-27 筆記具用2重キャップ構造 Expired - Lifetime JP2579708Y2 (ja)

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