JPH07278734A - 靱性の優れた含Ｎｉ低温用鋼 - Google Patents
靱性の優れた含Ｎｉ低温用鋼Info
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- JPH07278734A JPH07278734A JP7077894A JP7077894A JPH07278734A JP H07278734 A JPH07278734 A JP H07278734A JP 7077894 A JP7077894 A JP 7077894A JP 7077894 A JP7077894 A JP 7077894A JP H07278734 A JPH07278734 A JP H07278734A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 不純物であるP 、S を極端にまで低減するこ
とにより-196℃におけるＣＴＯＤ値が0.60mm以上である
靱性の優れた含Ni低温用鋼を提供する。 【構成】 C:0.04〜0.06％、 Si:0.03〜0.30％、 Mn:0.
50〜0.70％、 Ni:8.50〜9.50％、Al:0.020〜0.050 ％を
含有し、不純物であるP 、S をP:0.0020％未満、S:0.00
10％未満とし、残部Feおよび不可避的不純物からなる靱
性の優れた含Ni低温用鋼。さらに必要に応じて、 Cr:0.
10〜0.50％、 Mo:0.05〜0.30％の内から選んだ一種以上
を含有する靱性の優れた含Ni低温用鋼。
とにより-196℃におけるＣＴＯＤ値が0.60mm以上である
靱性の優れた含Ni低温用鋼を提供する。 【構成】 C:0.04〜0.06％、 Si:0.03〜0.30％、 Mn:0.
50〜0.70％、 Ni:8.50〜9.50％、Al:0.020〜0.050 ％を
含有し、不純物であるP 、S をP:0.0020％未満、S:0.00
10％未満とし、残部Feおよび不可避的不純物からなる靱
性の優れた含Ni低温用鋼。さらに必要に応じて、 Cr:0.
10〜0.50％、 Mo:0.05〜0.30％の内から選んだ一種以上
を含有する靱性の優れた含Ni低温用鋼。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ＬＮＧタンク等の低温
用鋼材として使用される靱性の優れた含Ni低温用鋼に関
するものである。
用鋼材として使用される靱性の優れた含Ni低温用鋼に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】ＬＮＧタンクが破壊した場合の被害は甚
大であり、使用鋼材に対しては優れた靱性が要求され
る。これに応えうる鋼材として含Ni低温用鋼が開発さ
れ、その中でも９％Ni鋼はＬＮＧタンク用鋼材として広
く使用されている。
大であり、使用鋼材に対しては優れた靱性が要求され
る。これに応えうる鋼材として含Ni低温用鋼が開発さ
れ、その中でも９％Ni鋼はＬＮＧタンク用鋼材として広
く使用されている。
【０００３】９％Ni鋼製ＬＮＧタンクは、通常運転時は
もちろん、地震発生時においても脆性破壊は発生しない
と考えられている。しかしながら、都市近郊でのＬＮＧ
タンクの建設が進む中で破壊安全性の一層の向上が課題
となっており、これに伴い、９％Ni鋼の靱性の更なる改
善が望まれている。この要望に応えるべく、 C含有量の
低減、P 、S の低減等の対策が講じられているが、いま
だ十分な靱性を有する９％Ni鋼は得られていない。
もちろん、地震発生時においても脆性破壊は発生しない
と考えられている。しかしながら、都市近郊でのＬＮＧ
タンクの建設が進む中で破壊安全性の一層の向上が課題
となっており、これに伴い、９％Ni鋼の靱性の更なる改
善が望まれている。この要望に応えるべく、 C含有量の
低減、P 、S の低減等の対策が講じられているが、いま
だ十分な靱性を有する９％Ni鋼は得られていない。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を解決するためになされたもので、不純物であるP 、
S を極端にまで低減することにより-196℃におけるＣＴ
ＯＤ値が0.60mm以上である靱性の優れた含Ni低温用鋼を
提供することを目的とする。
点を解決するためになされたもので、不純物であるP 、
S を極端にまで低減することにより-196℃におけるＣＴ
ＯＤ値が0.60mm以上である靱性の優れた含Ni低温用鋼を
提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、C:0.04
〜0.06％、 Si:0.03〜0.30％、 Mn:0.50〜0.70％、 Ni:
8.50〜9.50％、Al:0.020〜0.050 ％を含有し、不純物で
あるP 、S をP:0.0020％未満、S:0.0010％未満とし、残
部Feおよび不可避的不純物からなる靱性の優れた含Ni低
温用鋼である。
〜0.06％、 Si:0.03〜0.30％、 Mn:0.50〜0.70％、 Ni:
8.50〜9.50％、Al:0.020〜0.050 ％を含有し、不純物で
あるP 、S をP:0.0020％未満、S:0.0010％未満とし、残
部Feおよび不可避的不純物からなる靱性の優れた含Ni低
温用鋼である。
【０００６】Cr:0.10〜0.50％、 Mo:0.05〜0.30％の内
から選んだ一種以上を含有する上記の靱性の優れた含Ni
低温用鋼である。
から選んだ一種以上を含有する上記の靱性の優れた含Ni
低温用鋼である。
【０００７】
【作用】本発明者らは、９％Ni鋼の靱性改善方法につい
て鋭意研究を重ねた結果、不純物であるP およびS を、
一般的な精錬技術では容易に達成できないレベルまで低
減することにより、９％Ni鋼の大幅な靱性改善の図れる
ことを見出した。以下にその内容について説明する。
て鋭意研究を重ねた結果、不純物であるP およびS を、
一般的な精錬技術では容易に達成できないレベルまで低
減することにより、９％Ni鋼の大幅な靱性改善の図れる
ことを見出した。以下にその内容について説明する。
【０００８】９％Ni鋼のＣＴＯＤ特性に及ぼすP および
S の影響について調査した。その結果を図１〜３に示
す。図１は板厚50mmの９％Ni鋼の-196℃におけるＣＴＯ
Ｄ値をP とS の関係においてプロットしたものである。
図２はP:0.0020％以下の９％Ni鋼の-196℃におけるＣＴ
ＯＤ値とS との関係を、図３はS:0.0010％以下の９％Ni
鋼の-196℃におけるＣＴＯＤ値とP との関係を示したも
のである。なお、９％Ni鋼の熱処理はＱ−Ｑ′−Ｔ
（Ｑ：γ域からの焼入れ、Ｑ′：（α＋γ）２相域から
の焼入れ、Ｔ：焼戻し）である。
S の影響について調査した。その結果を図１〜３に示
す。図１は板厚50mmの９％Ni鋼の-196℃におけるＣＴＯ
Ｄ値をP とS の関係においてプロットしたものである。
図２はP:0.0020％以下の９％Ni鋼の-196℃におけるＣＴ
ＯＤ値とS との関係を、図３はS:0.0010％以下の９％Ni
鋼の-196℃におけるＣＴＯＤ値とP との関係を示したも
のである。なお、９％Ni鋼の熱処理はＱ−Ｑ′−Ｔ
（Ｑ：γ域からの焼入れ、Ｑ′：（α＋γ）２相域から
の焼入れ、Ｔ：焼戻し）である。
【０００９】これらの図からわかるように、P およびS
の低減によりＣＴＯＤ値は向上する傾向にあり、特に、
P:0.0020％未満、かつS:0.0010％未満の場合に、-196℃
におけるＣＴＯＤ値は0.60mm以上の著しく高い値を示し
ている。
の低減によりＣＴＯＤ値は向上する傾向にあり、特に、
P:0.0020％未満、かつS:0.0010％未満の場合に、-196℃
におけるＣＴＯＤ値は0.60mm以上の著しく高い値を示し
ている。
【００１０】P およびS の低減により靱性が改善される
ことは、これまでにも多く報告されているが、精錬技術
の困難さや精錬コストの点からP:0.0020％未満、かつS:
0.0010％未満のような極端に低いレベルでの検討は全く
なされていなかったのが実情である。例えば、特公平4-
9861号公報の実施例の表１に開示してあるように、Pは
0.002〜0.006 ％、S は 0.001〜0.002 ％である。これ
に対し、本発明者らは、従来の精錬技術の常識を越えた
低P 、低S レベルでの検討を行い、大幅な靱性改善の図
られることを見出したのである。
ことは、これまでにも多く報告されているが、精錬技術
の困難さや精錬コストの点からP:0.0020％未満、かつS:
0.0010％未満のような極端に低いレベルでの検討は全く
なされていなかったのが実情である。例えば、特公平4-
9861号公報の実施例の表１に開示してあるように、Pは
0.002〜0.006 ％、S は 0.001〜0.002 ％である。これ
に対し、本発明者らは、従来の精錬技術の常識を越えた
低P 、低S レベルでの検討を行い、大幅な靱性改善の図
られることを見出したのである。
【００１１】なお、P を0.0020％未満に低減する手段と
しては、９％Ni鋼の溶製に先立って、脱P 銑による転炉
の炉洗いを行った。また、S を0.0010％未満に低減する
手段としては、溶製に先立って、溶銑の炉外脱硫を行っ
た。
しては、９％Ni鋼の溶製に先立って、脱P 銑による転炉
の炉洗いを行った。また、S を0.0010％未満に低減する
手段としては、溶製に先立って、溶銑の炉外脱硫を行っ
た。
【００１２】常識を越えた低P 、低S レベルにより靱性
が向上する理由は、P については焼戻し脆化の緩和、S
については破壊の起点となる介在物の低減によるものと
考えられる。
が向上する理由は、P については焼戻し脆化の緩和、S
については破壊の起点となる介在物の低減によるものと
考えられる。
【００１３】つぎに、本発明における化学成分の限定理
由について説明する。C は、強度を確保するために必要
な元素であり、含有量が0.04％未満ではその効果が小さ
く、また、0.06％を超えて含有させると母材靱性および
溶接性が劣化する。したがって、C 含有量は0.04〜0.06
％の範囲とする。
由について説明する。C は、強度を確保するために必要
な元素であり、含有量が0.04％未満ではその効果が小さ
く、また、0.06％を超えて含有させると母材靱性および
溶接性が劣化する。したがって、C 含有量は0.04〜0.06
％の範囲とする。
【００１４】Siは、脱酸元素として、かつ強度を確保す
るために必要であり、含有量が0.03％未満ではこのよう
な効果は小さく、また、0.30％を超えて過剰に含有させ
ると、溶接部の靱性が劣化する。したがって、Si含有量
は0.03〜0.30％の範囲とする。
るために必要であり、含有量が0.03％未満ではこのよう
な効果は小さく、また、0.30％を超えて過剰に含有させ
ると、溶接部の靱性が劣化する。したがって、Si含有量
は0.03〜0.30％の範囲とする。
【００１５】Mnは、強度を確保するために必要な元素で
あるり、含有量が0.50％未満ではこのような効果は小さ
く、また、0.70％を超えて含有させると、靱性および溶
接性が劣化する。したがって、Mn含有量は0.50〜0.70％
の範囲とする。
あるり、含有量が0.50％未満ではこのような効果は小さ
く、また、0.70％を超えて含有させると、靱性および溶
接性が劣化する。したがって、Mn含有量は0.50〜0.70％
の範囲とする。
【００１６】Niは、強度および靱性を同時に向上させる
元素であり、低温用鋼としての性能を確保する上で不可
欠な元素であり、含有量が8.50％未満では十分な靱性お
よび強度を得ることができず、また、9.50％を超えて含
有させても、靱性向上効果が飽和してしまうばかりでな
く、製造コストが大きく増大する。したがって、Ni含有
量は8.50〜9.50％の範囲とする。
元素であり、低温用鋼としての性能を確保する上で不可
欠な元素であり、含有量が8.50％未満では十分な靱性お
よび強度を得ることができず、また、9.50％を超えて含
有させても、靱性向上効果が飽和してしまうばかりでな
く、製造コストが大きく増大する。したがって、Ni含有
量は8.50〜9.50％の範囲とする。
【００１７】Alは、結晶粒の粗大化を抑制し、靱性を確
保するために有効な元素であり、含有量が 0.020％未満
では十分な効果が期待できず、また、 0.050％を超えて
過剰に含有させても、靱性向上効果は飽和してしまう。
したがって、Al含有量は 0.020〜0.050 ％の範囲とす
る。
保するために有効な元素であり、含有量が 0.020％未満
では十分な効果が期待できず、また、 0.050％を超えて
過剰に含有させても、靱性向上効果は飽和してしまう。
したがって、Al含有量は 0.020〜0.050 ％の範囲とす
る。
【００１８】P 、S は、靱性に有害な不純物元素であ
り、含有量は少ない程望ましい。特に、P:0.0020％未
満、かつS:0.0010％未満と、従来の精錬技術の常識を越
えたレベルまで低減することにより大幅な靱性改善が図
られることは、本発明者らの研究結果で明らかにされて
いる。したがって、P 含有量は0.0020％未満、S 含有量
は0.0010％未満とする。
り、含有量は少ない程望ましい。特に、P:0.0020％未
満、かつS:0.0010％未満と、従来の精錬技術の常識を越
えたレベルまで低減することにより大幅な靱性改善が図
られることは、本発明者らの研究結果で明らかにされて
いる。したがって、P 含有量は0.0020％未満、S 含有量
は0.0010％未満とする。
【００１９】上記の各元素の含有量限定範囲を本発明の
基本成分範囲とするが、強度レベルに応じて、本発明で
は Cr:0.10〜0.50％、 Mo:0.05〜0.30％の内から選んだ
一種以上を含有することができる。
基本成分範囲とするが、強度レベルに応じて、本発明で
は Cr:0.10〜0.50％、 Mo:0.05〜0.30％の内から選んだ
一種以上を含有することができる。
【００２０】Cr、Moは、強度上昇に有効な元素であり、
含有量がCrについては0.10％未満、Moについては0.05％
未満ではその効果が小さく、また、Crについては0.50％
を超えて、Moについては0.30％を超えて含有させると靱
性が劣化する。したがって、Cr含有量は0.10〜0.50％、
Mo含有量は0.05〜0.30％の範囲とする。
含有量がCrについては0.10％未満、Moについては0.05％
未満ではその効果が小さく、また、Crについては0.50％
を超えて、Moについては0.30％を超えて含有させると靱
性が劣化する。したがって、Cr含有量は0.10〜0.50％、
Mo含有量は0.05〜0.30％の範囲とする。
【００２１】なお、本発明は靱性に有害な不純物元素で
るP 、S を、従来の精錬技術の常識を越えて極端に低減
することにより靱性の改善を図らんとするものであり、
その主旨からして、製造条件については特に規定しない
が、優れた靱性を得るという目的からは、つぎのような
熱処理を施すのが好ましい。すなわち、Ｑ−Ｔ、Ｑ−Ｑ
−Ｔ、Ｑ−Ｑ′−Ｔ、ＤＱ−Ｔ、ＤＱ−Ｑ−Ｔ、ＤＱ−
Ｑ′−Ｔである。ここで、Ｑはγ域からの焼入れ、Ｑ′
は（α＋γ）２相域からの焼入れ、ＤＱは熱間圧延後の
直接焼入れ、Ｔは焼戻しをそれぞれ示す。
るP 、S を、従来の精錬技術の常識を越えて極端に低減
することにより靱性の改善を図らんとするものであり、
その主旨からして、製造条件については特に規定しない
が、優れた靱性を得るという目的からは、つぎのような
熱処理を施すのが好ましい。すなわち、Ｑ−Ｔ、Ｑ−Ｑ
−Ｔ、Ｑ−Ｑ′−Ｔ、ＤＱ−Ｔ、ＤＱ−Ｑ−Ｔ、ＤＱ−
Ｑ′−Ｔである。ここで、Ｑはγ域からの焼入れ、Ｑ′
は（α＋γ）２相域からの焼入れ、ＤＱは熱間圧延後の
直接焼入れ、Ｔは焼戻しをそれぞれ示す。
【００２２】
【実施例】以下に、実施例により本発明を説明する。供
試鋼板は、表１に示す化学成分の鋼を、本発明鋼は脱P
銑による転炉の炉洗いと溶銑の炉外脱硫を実施して溶製
し、鋳造した鋼片を板厚16〜50mmに圧延して、表２に示
す熱処理を施したものである。なお、比較鋼は脱P 銑に
よる転炉の炉洗いまたは溶銑の炉外脱硫のいずれか一方
を実施し、またはいずれも実施せずに溶製したものであ
る。これらの鋼板から試験片を採取し、ＣＴＯＤ試験を
行った。その結果を表２に示す。
試鋼板は、表１に示す化学成分の鋼を、本発明鋼は脱P
銑による転炉の炉洗いと溶銑の炉外脱硫を実施して溶製
し、鋳造した鋼片を板厚16〜50mmに圧延して、表２に示
す熱処理を施したものである。なお、比較鋼は脱P 銑に
よる転炉の炉洗いまたは溶銑の炉外脱硫のいずれか一方
を実施し、またはいずれも実施せずに溶製したものであ
る。これらの鋼板から試験片を採取し、ＣＴＯＤ試験を
行った。その結果を表２に示す。
【００２３】表２から明らかなように、本発明鋼No.1〜
24は、いずれもP 、S レベルが本発明の限定範囲内にあ
り、その結果として、ＣＴＯＤ値は0.67mm以上の優れた
値を示している。
24は、いずれもP 、S レベルが本発明の限定範囲内にあ
り、その結果として、ＣＴＯＤ値は0.67mm以上の優れた
値を示している。
【００２４】一方、比較鋼No.1〜3 は、S レベルは本発
明の限定範囲内にあるが、P レベルが本発明の限定範囲
から外れている。比較鋼No.4〜7 は、P レベルは本発明
の限定範囲内にあるが、S レベルが本発明の限定範囲か
ら外れている。比較鋼No.8〜10は、P 、S レベルとも本
発明の限定範囲から外れている。これらの結果として、
比較鋼No.1〜10のＣＴＯＤ値は、いずれも0.39mm以下で
あり本発明鋼よりも大幅に靱性が劣っている。したがっ
て、従来のP 、S レベルでは、到底0.60mm以上のＣＴＯ
Ｄ値は期待できない。
明の限定範囲内にあるが、P レベルが本発明の限定範囲
から外れている。比較鋼No.4〜7 は、P レベルは本発明
の限定範囲内にあるが、S レベルが本発明の限定範囲か
ら外れている。比較鋼No.8〜10は、P 、S レベルとも本
発明の限定範囲から外れている。これらの結果として、
比較鋼No.1〜10のＣＴＯＤ値は、いずれも0.39mm以下で
あり本発明鋼よりも大幅に靱性が劣っている。したがっ
て、従来のP 、S レベルでは、到底0.60mm以上のＣＴＯ
Ｄ値は期待できない。
【００２５】
【表１】
【００２６】
【表２】
【００２７】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように、
不純物であるP 、S を極端にまで低減した本発明鋼は-1
96℃におけるＣＴＯＤ値が0.60mm以上である優れた靱性
を有しており、ＬＮＧタンクの安全性をさらに向上させ
ることができる。
不純物であるP 、S を極端にまで低減した本発明鋼は-1
96℃におけるＣＴＯＤ値が0.60mm以上である優れた靱性
を有しており、ＬＮＧタンクの安全性をさらに向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】板厚50mmの９％Ni鋼の-196℃におけるＣＴＯＤ
値をP とS の関係においてプロットした図である。
値をP とS の関係においてプロットした図である。
【図２】P:0.0020％以下の９％Ni鋼の-196℃におけるＣ
ＴＯＤ値とS との関係を示す図である。
ＴＯＤ値とS との関係を示す図である。
【図３】S:0.0010％以下の９％Ni鋼の-196℃におけるＣ
ＴＯＤ値とP との関係を示す図である。
ＴＯＤ値とP との関係を示す図である。
Claims (2)
- 【請求項１】 C:0.04〜0.06％、 Si:0.03〜0.30％、 M
n:0.50〜0.70％、 Ni:8.50〜9.50％、Al:0.020〜0.050
％を含有し、不純物であるP 、S をP:0.0020％未満、S:
0.0010％未満とし、残部Feおよび不可避的不純物からな
ることを特徴とする靱性の優れた含Ni低温用鋼。 - 【請求項２】 Cr:0.10〜0.50％、 Mo:0.05〜0.30％の
内から選んだ一種以上を含有する請求項１記載の靱性の
優れた含Ni低温用鋼。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7077894A JPH07278734A (ja) | 1994-04-08 | 1994-04-08 | 靱性の優れた含Ｎｉ低温用鋼 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7077894A JPH07278734A (ja) | 1994-04-08 | 1994-04-08 | 靱性の優れた含Ｎｉ低温用鋼 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07278734A true JPH07278734A (ja) | 1995-10-24 |
Family
ID=13441328
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7077894A Withdrawn JPH07278734A (ja) | 1994-04-08 | 1994-04-08 | 靱性の優れた含Ｎｉ低温用鋼 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07278734A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7967923B2 (en) | 2008-10-01 | 2011-06-28 | Nippon Steel Corporation | Steel plate that exhibits excellent low-temperature toughness in a base material and weld heat-affected zone and has small strength anisotropy, and manufacturing method thereof |
| WO2012005330A1 (ja) | 2010-07-09 | 2012-01-12 | 新日本製鐵株式会社 | Ｎｉ添加鋼板およびその製造方法 |
| US9260771B2 (en) | 2011-09-28 | 2016-02-16 | Nippon Steel & Sumitomo Metal Corporation | Ni-added steel plate and method of manufacturing the same |
-
1994
- 1994-04-08 JP JP7077894A patent/JPH07278734A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7967923B2 (en) | 2008-10-01 | 2011-06-28 | Nippon Steel Corporation | Steel plate that exhibits excellent low-temperature toughness in a base material and weld heat-affected zone and has small strength anisotropy, and manufacturing method thereof |
| WO2012005330A1 (ja) | 2010-07-09 | 2012-01-12 | 新日本製鐵株式会社 | Ｎｉ添加鋼板およびその製造方法 |
| US8882942B2 (en) | 2010-07-09 | 2014-11-11 | Nippon Steel & Sumitomo Metal Corporation | Ni-added steel plate and method of manufacturing the same |
| US9260771B2 (en) | 2011-09-28 | 2016-02-16 | Nippon Steel & Sumitomo Metal Corporation | Ni-added steel plate and method of manufacturing the same |
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