JPH07278547A - 強誘電性高分子液晶組成物 - Google Patents

強誘電性高分子液晶組成物

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JPH07278547A
JPH07278547A JP9386694A JP9386694A JPH07278547A JP H07278547 A JPH07278547 A JP H07278547A JP 9386694 A JP9386694 A JP 9386694A JP 9386694 A JP9386694 A JP 9386694A JP H07278547 A JPH07278547 A JP H07278547A
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polymer
integer
crystal compound
molecular weight
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JP9386694A
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English (en)
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Masakazu Funahashi
正和 舟橋
Hitoki Takahashi
仁樹 高橋
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Idemitsu Kosan Co Ltd
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Idemitsu Kosan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 配向制御が容易で、配向性に優れている上
に、強誘電性を示し、外的因子に対する応答が速く、ま
たその温度依存性が低く、かつ大画面、屈曲画面の表示
素子として有利に使用できる強誘電性高分子液晶組成物
を提供する。 【構成】 下記の一般式で表わされる繰り返し単位
[I]からなり、3量体、4量体及び5量体の総量がポ
リマー全体の70重量%以上であるポリマーと低分子ス
メクチック液晶化合物とからなる強誘電性高分子液晶組
成物。 【化1】 (式中、m、nは2〜5の整数、aは8〜12の整数、
bは0〜3の整数、cは1〜7の整数、kは1〜2の整
数、*は不斉炭素原子を表す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は強誘電性高分子液晶組成
物に関する。更に詳しくいえば、本発明はオプトエレク
トロニクス分野、特に電卓、時計などのデジタル表示素
子、ドットマトリクス型表示素子、室温スイッチング素
子、電子光学シャッター、電子光学絞り、光変調器、光
通信光路切替スイッチ、メモリー、液晶プリンターヘッ
ド、焦点距離可変レンズなどに用いられる液晶素子の材
料として好適に用いられる強誘電性高分子液晶組成物に
関する。
【0002】
【従来の技術】液晶組成物として不斉炭素を有する高分
子液晶化合物と低分子液晶化合物からなる高分子液晶組
成物が提案されている(特開昭63−284291号公
報)。しかし、例示されている側鎖型高分子液晶化合物
は通常のアクリレートやシロキサン鎖を主鎖とするもの
であるので側鎖間隔が十分でなく、分子量を大きくする
と低分子液晶化合物を十分に混合できなくなって高速化
が難しくなる。従って従来の高分子性を保ちつつ、高速
応答性を有する組成物を得ることが難しいという問題点
がある。
【0003】また、非液晶性高分子化合物と低分子液晶
化合物からなる組成物で高分子性を保ちつつ、高速応答
性の組成物を得ようとする試みとしては、特開昭61−
47427号公報に低分子液晶化合物に非液晶質ポリマ
ーを配合して自己形状保持能力を付与した組成物が記載
されている。この組成物においては、高分子化合物(樹
脂)マトリックス中に分散して液晶領域が存在するため
長時間放置すると分離してくる可能性があり、また島状
に液晶が分散しているので、コントラストが悪いなどの
問題点があり、分散系なので配向制御も難しい。特開昭
62−260859号公報、特開昭62−260841
号公報には熱可塑性樹脂と低分子液晶化合物を含む強誘
電性複合膜が記載されており、相溶系になる熱可塑性樹
脂が用いられているが、この熱可塑性樹脂と相溶系にな
る低分子液晶化合物の組合わせが難しく、配向制御も難
しい。また、用いる低分子液晶化合物が強誘電性液晶に
限定されるという問題点がある。特開平1−19868
3号公報にはプロトン供与体(又はプロトン受容体)を
持つポリマーとプロトン受容体(又はプロトン供与体)
を持つ低分子液晶化合物からなる組成物が記載されてい
るが、ポリマー、低分子液晶化合物ともプロトン供与体
(又はプロトン受容体)を持たなければならないので、
どちらの構造もかなり限定されるという問題点がある。
【0004】更に、国際公開第92/01731号パン
フレット(1992)には、側鎖に芳香環を有し、主鎖
に鎖状炭化水素骨格とシロキサン骨格を有する繰り返し
単位を有する強誘電性高分子液晶化合物が記載されてお
り、また、特開平5−132558号公報には、同様の
強誘電性高分子液晶化合物、例えば、下記式(II)に
示される繰り返し単位を有する強誘電性高分子液晶化合
物と、低分子のスメクチック液晶化合物からなる液晶組
成物が開示されている。
【0005】
【化5】 しかしながら、これら従来の側鎖型強誘電性高分子液晶
化合物や組成物は、配向制御が容易になるという利点は
あるものの、電界変化に対する応答速度が遅く、またそ
の応答速度の温度依存性も高いという難点があった。
【0006】この原因の一つに高分子液晶化合物の重合
度が適切でなかった点が挙げられる。これら高分子化合
物は、未反応モノマーや副生モノマーまでを含む非常に
幅広い分子量分布を持つポリマーであった。そのうち、
未反応、副生モノマーや低重合度ポリマーは電界応答性
には寄与するが形状保持性に劣るものであった。逆に重
合度が極端に高い高分子液晶化合物は、それ自体の電界
応答性を減じ、更にスメクチック低分子液晶化合物との
相溶性も低下させるなど好ましくない効果が現れる。よ
って、このようなポリマーでは、低分子の特徴である高
速電界応答性と、高分子の特徴である配向性・製膜性・
形状保持性といった特性がともに十分には発揮されてい
ない状態となっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、配向制御が
容易で、配向性に優れている上に、強誘電性を示し、外
的因子に対する応答が速く、またその温度依存性が低
く、かつ大画面、屈曲画面の表示素子として有利に使用
できる強誘電性高分子液晶組成物を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決するために鋭意研究を重ねた結果、側鎖に特定の
メソゲン基を有し、かつ主鎖内に柔軟なシロキサン鎖を
有する特定な繰り返し単位からなるポリマーであって、
3量体、4量体及び5量体を特定な割合で含有するポリ
マーと低分子スメクチック液晶化合物からなる組成物が
形状保持性のみならず、電界応答性に優れ、かつ応答速
度の温度依存性が小さいことを見出し、これらの知見に
基づいて本発明を完成するに至った。
【0009】すなわち、本発明は下記の一般式で表わさ
れる繰り返し単位[I]からなり、3量体、4量体及び
5量体の総量がポリマー全体の70重量%以上であるポ
リマーと低分子スメクチック液晶化合物とからなること
を特徴とする強誘電性高分子液晶組成物を提供するもの
である。
【0010】
【化6】 (式中、m、nは2〜5の整数、aは8〜12の整数、
bは0〜3の整数、cは1〜7の整数、kは1〜2の整
数、*は不斉炭素原子を表す。)
【0011】本発明において用いられるポリマーは低分
子ポリマーと高分子ポリマーの双方の特性を保持するも
のである。
【0012】上記一般式[I]中、m、nが5を超える
と、ポリマーの等方相への転移温度が低くなりすぎ、a
が8未満であると強誘電相の温度範囲が狭まり、12を
超えると液晶相の下限温度が上昇しすぎ、bが3を超え
ると応答速度が著しく低下し、cが7を超えるとポリマ
ーの等方相への転移温度が低くなりすぎ、kが2を超え
ると液晶層が不安定となりやすいなどの問題が生じる。
【0013】本発明においては、上記一般式[I]で表
される繰り返し単位1種類のみからなるポリマーを用い
てもよいし、上記一般式[I]で表される繰り返し単位
2種類以上からなるポリマーを用いてもよいし、あるい
はそれら2種以上のポリマーの混合物を用いてもよい。
【0014】本発明においては、上記一般式[I]で表
されるポリマーのうち、3量体、4量体及び5量体の総
量が70重量%以上を占めるものが用いられる。3量
体、4量体及び5量体の総量が70重量%未満である
と、電界応答性が低下したり、配向性・製膜性・形状保
持性が低下したりする。
【0015】本発明において用いられるポリマーの調製
法を、次の式で表される繰り返し単位[III]からな
るポリマーを具体例として説明する。先ず、例えば国際
公開第92/01731号パンフレット(1992)に
記載されているような製造法によって繰り返し単位[I
II]からなる原料ポリマー(III)を合成する。次
いで得られた原料ポリマー(III)から3〜5量体を
分取することにより本発明に用いられるポリマーを得る
ことができる。
【0016】
【化7】
【0017】分取法は、カラムクロマトグラフィー、高
速液体クロマトグラフィー(HPLC)、ゲル透過クロ
マトグラフィー(GPC)などにより行うことができ
る。このうち3〜5量体を大量に分取するにはカラムク
ロマトグラフィー法が最適である。
【0018】この場合、充填剤としてはシリカゲルを用
い、展開溶媒としては特に制限はないが、酢酸エチル/
ヘキサン系の混合溶媒が好適である。
【0019】前記の方法によって製造した繰り返し単位
[III]からなる原料ポリマー(III)を実際に分
取した方法を以下に説明する。
【0020】まず、展開溶媒として酢酸エチル/ヘキサ
ン=20/80(容量比、以下同じ)の溶媒を用い、シ
リカゲルカラムクロマトグラフィーによって、それぞれ
分子の極性の異なるフラクションに分離する。それぞれ
のRf値を、ヘキサン/ジエチルエーテル=50/50
の混合溶媒の薄層クロマトグラフィーによって算出し、
0.05〜0.50のフラクションを分取し、ポリマー
(IV)、ポリマー(V)、ポリマー(VI)を得た。
【0021】Rf値は、薄層クロマトグラフィーにおい
て、溶媒が原点を過ぎて原点からaだけ浸透したとき、
その展開によって原点にあった物質がbだけ先に動かさ
れたとすればb/aの値をその物質のRf値とした。
【0022】得られたポリマー(IV)、ポリマー
(V)、ポリマー(VI)の3〜5量体を含む割合は、
以下のようにして決定することができる。重付加反応に
よって得られた原料ポリマー(III)を、溶媒にクロ
ロホルム、検出器に示差屈折計(RI)を用い、GPC
にて1量体(IIIa)、2量体(IIIb)、3量体
(IIIc)、4量体(IIId)、5量体(III
e)、6量体以上(IIIf)に分離する。それぞれ
は、イオン化法として電界脱離法を用いた質量分析(F
D−MS)により同定した。
【0023】次に、溶媒にクロロホルム/メタノール系
混合溶媒、検出器に赤外吸光光度計(UV、254n
m)を用い、HPLCにより、3量体(IIIc)、5
量体(IIIe)の保持時間を導き出し、この条件をも
とにして、3量体から5量体までの流出開始時刻と流出
終了時刻を設定する。
【0024】分取によって得られたポリマー(IV)、
ポリマー(V)、ポリマー(VI)についても、前述と
同じ条件でHPLC測定をし、流出開始から終了時刻内
に現れたピーク面積とそれ以外の保持時間で現れたピー
ク面積比から3、4、5量体の存在比を算出した。
【0025】本発明の強誘電性高分子液晶組成物は前記
ポリマーと低分子スメクチック液晶化合物を混合するこ
とにより得られる。
【0026】本発明において用いられる低分子スメクチ
ック液晶化合物については特に制限はなく、従来公知の
化合物の中から任意のものを1種以上選択して用いるこ
とができる。これらの液晶化合物の具体例としては、
【0027】
【化8】
【0028】
【化9】 などが挙げられる。これらのうち、次に示す化合物の1
種又は混合物が好適に用いられる。
【0029】
【化10】
【0030】ポリマーと低分子スメクチック液晶化合物
の混合方法としては、特に制限はなく、直接混合でも溶
液混合でもよい。例えば、溶液混合としては、ポリマー
と低分子スメクチック液晶化合物の所定量を容器に入れ
てジクロロメタン等の溶媒に溶解し混合して溶媒を蒸発
させる方法が好適である。
【0031】混合比率としては、ポリマーの分率を好ま
しくは5〜55重量%、更に好ましくは10〜30重量
%とする。ポリマーの分率が5重量%未満では液晶組成
物の製膜性、配向性が低下することがある。また、混合
する低分子のスメクチック液晶化合物が非カイラルの場
合、強誘電相を発現しないなどの不都合を生じることが
ある。ポリマーの分率が55重量%を超えると電界変化
に対する応答時間が長くなることがある。本発明の強誘
電性高分子液晶組成物中には本発明の組成物の特性を損
なわない範囲で本発明のポリマー以外のポリマー、色
素、接着剤等が含まれていてもよい。
【0032】
【実施例】次に、本発明を実施例に基づいて説明する
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
【0033】以下の合成例においてMwは重量平均分子
量を、Mnは数平均分子量を表わし、それぞれGPC測
定によるポリスチレン換算値である。
【0034】ポリマー及び組成物の評価は次のようにし
て行った。試料200mgを、溶媒(ジクロロメタン)
5mlに溶解し混合した後、約100℃に加熱し、溶媒
を蒸発させた。上記試料を、ITO電極付きガラス基板
(電極面積0.2cm2、ITOの厚さ1000オング
ストローム)に挟持し、偏向顕微鏡下(倍率400倍)
で観察し、相の同定を行った(セル厚3μm)。
【0035】なお、相転移挙動を示す式中、数字は℃を
表わし、各記号は下記の意味を有する。 G:ガラス相、SA:スメクチックA液晶相、SC *:カ
イラルスメクチックC液晶相、I:等方性液体相 電界応答時間(τ)は、上記セルに97℃において上下
基板に剪断応力を数回かけて(剪断法による配向)液晶
を配向させ、25℃で±10V/μmの矩形波状電圧
印加し、その際の透過光量変化(10→90%)に要し
た時間である。温度依存性(τ0/τ40)は、0℃の
応答時間/40℃の応答時間 で表す。
【0036】配向安定性を評価するために用いたパネル
は、10×10cmのITO電極付ポリエーテルスルホ
ン(PES)基板(厚さ0.1mm)に液晶組成物の3
0wt%2−ブタノン溶液をバーコーターを用いて塗布
し、溶媒を蒸発させた後、もう一枚PES基板を重ね、
2枚の基板間に剪断力を加えて、液晶を配向させて作製
した。
【0037】合成例1 液晶ポリマー(IV)、
(V)、(VI)の合成
【0038】
【化11】
【0039】水素化ナトリウム0.18モルのTHF2
00ml溶液に、攪拌下、室温で、1,6−ヘプタジエ
ン−4−オール0.18モルを滴下し、次いで1,10
−ジブロモデカン0.26モルを滴下した。1.5時間
還流した後、反応液を濾過、濃縮後、シリカゲルカラム
クロマトグラフィーにより精製し、目的とするエーテル
体(a)48ミリモルを得た(収率27%)。
【0040】
【化12】 (1)で得られたエーテル体(a)45ミリモル、4−
ヒドロキシ安息香酸メチルエステル54ミリモル及び炭
酸カリウム160ミリモルの2−ブタノン100ml溶
液を10時間還流した。反応液を濾過、濃縮した後、シ
リカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、目的と
するエステル体(b)を得た(収率75%)。
【0041】
【化13】 (2)で得られたエステル体(b)32ミリモル、水酸
化カリウム91ミリモル、メタノール30ml、水70
mlを6時間還流した。
【0042】反応液を水300mlに加え、濃塩酸でp
H=1とした。析出した固形物を濾別し、水で洗浄した
後、30℃で減圧乾燥し、目的とする化合物(c)を得
た(収率96%)。
【0043】
【化14】 (3)で得られた化合物(c)31ミリモルに塩化チオ
ニル20mlを加え、60℃で3時間攪拌した。過剰の
塩化チオニルを減圧下留去し、酸塩化物を得た。この酸
塩化物をトルエン50mlに溶解し、個々に、4′−ヒ
ドロキシビフェニル−4−カルボン酸1−メチルブチル
エステル32ミリモル、ピリジン39ミリモルのトルエ
ン100ml溶液を室温下、滴下し、更に室温で15時
間攪拌した。固形物を濾別した後、溶媒を減圧下留去し
た。残渣をアルミナ、更にシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーにより精製し、目的とするジエン化合物(d)
を得た(収率78%)。
【0044】下記繰り返し単位[III]からなる原料
ポリマー(III)の合成
【0045】
【化15】 (4)で得られたジエン化合物(d)3.0ミリモル、
1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン3.0ミリ
モル及びヘキサクロロ白金酸・6水和物5mgのトルエ
ン15ml溶液を、アルゴン雰囲気下、85℃で5時間
攪拌した。反応液を濃縮した後、活性炭処理により精製
し、目的とする原料ポリマー(III)(転化率89
%)を得た。分子量はMw=4232、Mn=2285
であった。
【0046】−分取ー 重付加反応によって得られた原料ポリマー(III)
(10g、13ミリモル)に対して、シリカゲル(80
g)を用い、展開溶媒としてヘキサン/酢酸エチル=8
0/20としてカラムクロマトグラフィーにより下記の
ポリマー(IV)、(V)、(VI)に分離した。
【0047】Rf=0.27〜0.44 :(IV) Rf=0.05〜0.44 :(V) Rf=0.22〜0.49 :(VI) Rf値は展開溶媒ジエチルエーテル:ヘキサン=50:
50、シリカゲル薄層クロマトグラフィーによる結果で
ある。得られたポリマー(IV)、(V)、(VI)の
分子量、相転移温度、応答速度、温度依存性を表1に示
す。
【0048】
【表1】 ポリマー(IV)、(V)、(VI)に含まれる3、
4、5量体の割合は以下の方法により決定した。
【0049】共重合によって得られた原料ポリマー(I
II)を、RI検出器(日本分光工業(株)製830−
RI)クロロホルム溶媒を用いてGPCにより、1量体
(IIIa)、2量体(IIIb)、3量体(III
c)、4量体(IIId)、5量体(IIIe)、6量
体以上(IIIf)に分離した。それぞれの分子量、G
PCにおける保持時間(RT)、FD−MS(日本電子
(株)製JMS−HX110)(m/z)の測定結果を
表2に示す。
【0050】
【表2】 GPC分離によって得られたポリマー(IIIc)、
(IIIe)について、UV検出器(日本分光工業
(株)製(254nm))、逆相カラム、クロロホルム
/メタノール系混合溶媒を図1に示す移動相を用いるこ
とにより、HPLCにおける保持時間を算出した。
【0051】ポリマー(IIIc)のHPLCにおける
流出開始時間は23.4分であり、ポリマー(III
e)のHPLCにおける流出終了時間は27.6分であ
った。
【0052】ポリマー(IV)、(V)、(VI)につ
いて上記と同じ条件でHPLC測定をし、保持時間が2
3.4〜27.6分の間に現れたピーク面積と、それ以
外の保持時間で現れたピーク面積の比から3、4、5量
体の存在比を算出した。得られた存在比は(IV)は9
5重量%、(V)は86重量%、(VI)は70重量%
であった。
【0053】合成例2 低分子スメクチック液晶化合物
(VII)の合成
【0054】
【化16】
【0055】
【化17】 4−(9−デセニルオキシ)ベンゾイックアシッド8.
0gに、チオニルクロリド4mlを加え、65℃で4時
間攪拌した。過剰のチオニルクロリドを減圧留去した
後、トルエン20mlを加えた。そこへ、(s)−1−
メチルブチル 4−ヒドロキシビフェニル−4′−カル
ボキシレート9.1g、ピリジン2.8gのトルエン2
0ml溶液を室温で滴下し、室温で1日反応させた。生
じた不溶物を濾過により除き、溶媒を減圧留去した。エ
タノールからの再結晶により、目的とする化合物(e)
11.7gを得た(収率74%)。
【0056】(2)4−クロルメチル−1,6−ヘプタ
ジエン4.5g(31ミリモル)、マグネシウム1.5
g(62ミリモル)、1,2−ジブロモエタン1.2g
(6.2ミリモル)のTHF100ml溶液をアルゴン
雰囲気下、3時間還流した。室温まで冷却した後、これ
をテトラクロルシラン5.3g(31ミリモル)のTH
F50ml溶液に加え、アルゴン雰囲気、水冷条件で8
時間還流した。ここにメチルリチウムの1.4Mエーテ
ル溶液49ml(69ミリモル)を加え、アルゴン雰囲
気、水冷条件で7時間攪拌して4−クロルジメチルシリ
ルメチル−1,6−ヘプタジエン(f)のエーテル溶液
を得た。
【0057】同時に、化合物(e)4.5g(8.3ミ
リモル)をトルエン9mlに溶解し、更に、クロルジメ
チルシラン1.6g(17ミリモル)、塩化白金酸6水
和物の4重量%2−プロパノール溶液70μlを加え、
アルゴン雰囲気下、100℃で3時間攪拌し、下記式で
表されるクロルシラン化合物(g)構造を得た。この反
応溶液に、水150mg(8.3ミリモル)、トリエチ
ルアミン0.84g(8.3ミリモル)のTHF50m
l溶液を加え、アルゴン雰囲気、水冷条件で10分間攪
拌し、下記式で表されるシラノール化合物(h)構造を
得た。
【0058】
【化18】 この反応溶液に前記の4−クロルジメチルシリルメチル
−1,6−ヘプタジエン(f)のエーテル溶液及びトリ
エチルアミン2.5g(25ミリモル)のTHF18m
l溶液を水冷下、アルゴン雰囲気で加えた。その後、ア
ルゴン雰囲気、室温にて2日間反応させた。食塩水で洗
浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去し
た。シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製
し、目的とする低分子スメクチック液晶化合物(VI
I)1.7g(2.2ミリモル)を得た(収率27
%)。低分子スメクチック液晶化合物(VII)の1
−NMRチャートを図2に、諸物性を表3に示す。
【0059】
【表3】
【0060】合成例3 低分子スメクチック液晶化合物
(VIII)の合成
【0061】
【化19】
【0062】(1)jの合成 DMF14mlに60%油性水素化ナトリウム1.50
gを加え、更に、ヒドロキシフェニルピリミジン誘導体
(i)7.83gのDMF50ml溶液を室温で滴下し
た。そのまま室温で30分間攪拌した後、1,8−ジブ
ロモオクタン20.40gのDMF50ml溶液を滴下
し、更に8時間攪拌した。反応終了後、反応混合物を水
に注ぎ、ジクロロメタンで抽出した。有機層を無水硫酸
マグネシウムで乾燥した後、濾過を行い、濾液を減圧で
留去することにより残渣52.80gを得た。これをカ
ラムクロマトグラフィー(シリカゲル充填、10%酢酸
エチル/20%ジクロロメタン/n−ヘキサン展開)に
より精製することで、目的とする化合物(j)7.7g
を得た(収率61%)。1H−NMR(TMS/CDC
3)の分析結果(ppm)を以下に示す。
【0063】8.50(s,2H)、8.33(d,2
H)、7.00(d,2H)、4.10(t,2H)、
3.36(t,2H)、2.60(t,2H)、2.1
0〜0.85(m,31H)
【0064】(2)低分子スメクチック液晶化合物(V
III)の合成 トリメチル酢酸0.37gとテトラメチルアンモニウム
ヒドロキサイド5水和物0.66gを透明な液体になる
まで攪拌した後、DMF10mlを加えた。化合物
(j)1.01gのDMF80mml溶液を加え、40
℃で12時間反応させた。反応終了後、反応混合物を希
塩酸水溶液に注ぎ、ジクロロメタンで抽出した。有機層
を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濾過を行い、濾
液から減圧で溶媒を留去した。残渣をカラムクロマトグ
ラフィー(シリカゲル充填、10%酢酸エチル/20%
ジクロロメタン/n−ヘキサン展開)により精製するこ
とで、目的とする低分子スメクチック液晶化合物(VI
II)0.91gを得た(収率87%)。1H−NMR
(TMS/CDCl3)の分析結果(ppm)を以下に
示す。
【0065】8.50(s,2H)、8.33(d,2
H)、7.00(d,2H)、4.10(t,2H)、
4.00(t,2H)、2.60(t,2H)、2.1
0〜0.85(m,40H) また、偏光顕微鏡観察による低分子スメクチック液晶化
合物(VIII)の相転移挙動(降温過程)は表4の通
りであった。
【0066】
【表4】
【0067】合成例4 低分子スメクチック液晶化合物
(IX)の合成
【0068】
【化20】
【0069】化合物(j)を用い、合成例3と同様な操
作を行うことにより化合物(j)1.01gから目的と
する低分子スメクチック液晶化合物(IX)0.93g
を得た(収率89%)。得られた化合物の1H−NMR
(TMS/CDCl3)の分析結果(ppm)を以下に
示す。
【0070】8.56(s,2H)、8.34(d,2
H)、6.97(d,2H)、4.05(m,4H)、
2.58(t,2H)、2.18(d,2H)、2.1
0(m,1H)、1.80(m,2H)、1.62
(m,2H)、1.54〜1.20(m,24H)、
0.95(d,6H)、0.87(t,3H) また、偏光顕微鏡観察による低分子スメクチック液晶化
合物(IX)の相転移挙動(降温過程)は表5の通りで
あった。
【0071】
【表5】
【0072】合成例5 繰り返し単位[X]からなる液
晶ポリマー(X)の合成
【0073】
【化21】 合成例1で得られたジエン化合物(d)1.5ミリモ
ル、1,1,3,3,5,5−ヘキサメチルトリシロキ
サン1.5ミリモル及びヘキサクロロ白金酸・6水和物
4mgのトルエン3ml溶液を、アルゴン雰囲気下、8
5℃で5時間攪拌した。反応液を濃縮した後、活性炭処
理にて精製し、目的とする原料ポリマー(転化率92
%)を得た。
【0074】−分取ー 続いて合成例1と同様にして、3量体、4量体及び5量
体を分取し、ポリマー(X)を得た。(X)の分子量、
相転移温度、応答速度、温度依存性を表6に示す。
【0075】
【表6】
【0076】実施例1 合成例1で得られたポリマー(IV)、合成例2で得ら
れた低分子スメクチック液晶化合物(VII)、合成例
4で得られた低分子スメクチック液晶化合物(IX)
と、下記液晶化合物P908、P1008(みどり化学
(株)製)を表7の重量比で合計量200mgになるよ
うに秤量し、混合した後、組成物の評価を行った。
【0077】液晶状態では分散系特有の島状構造は確認
されず一様に液晶相となっており、相溶系になっている
ことが確認できた。
【0078】また、配向安定性の試験のため、パネル上
に10g/cmの重りをのせて、一日放置したが、配向
に乱れは生じなかった。
【0079】
【化22】
【0080】
【表7】
【0081】実施例2 合成例1で得られたポリマー(IV)、(V)、合成例
2で得られた低分子スメクチック液晶化合物(VI
I)、合成例4で得られた低分子スメクチック液晶化合
物(IX)と、液晶化合物P908、P1008(みど
り化学(株)製)を表8の重量比で混合した。混合方
法、組成物の評価は実施例1と同じとした。
【0082】液晶状態では分散系特有の島状構造は確認
されず一様に液晶相となっており、相溶系になっている
ことが確認できた。
【0083】また、配向安定性の試験のため、パネル上
に10g/cmの重りをのせて、一日放置したが、配向
に乱れは生じなかった。
【0084】
【表8】
【0085】実施例3 合成例1で得られたポリマー(VI)、合成例2で得ら
れた低分子スメクチック液晶化合物(VII)、合成例
4で得られた低分子スメクチック液晶化合物(IX)
と、液晶化合物P908、P1008(みどり化学
(株)製)を表9の重量比で混合した。混合方法、組成
物の評価は実施例1と同じとした。
【0086】液晶状態では分散系特有の島状構造は確認
されず一様に液晶相となっており、相溶系になっている
ことが確認できた。
【0087】また、配向安定性の試験のため、パネル上
に10g/cmの重りをのせて、一日放置したが、配向
に乱れは生じなかった。
【0088】
【表9】
【0089】実施例4 合成例5で得られたポリマー(X)、合成例2で得られ
た低分子スメクチック液晶化合物(VII)、合成例4
で得られた低分子スメクチック液晶化合物(IX)と、
液晶化合物P908、P1008(みどり化学(株)
製)を表10の重量比で混合した。混合方法、組成物の
評価は実施例1と同じとした。
【0090】液晶状態では分散系特有の島状構造は確認
されず一様に液晶相となっており、相溶系になっている
ことが確認できた。
【0091】また、配向安定性の試験のため、パネル上
に10g/cmの重りをのせて、一日放置したが、配向
に乱れは生じなかった。
【0092】
【表10】
【0093】比較例1 合成例1で得られた原料ポリマー(III)(分取
前)、合成例3で得られた低分子スメクチック液晶化合
物(VIII)と、液晶化合物P908、P1008
(みどり化学(株)製)を表11の重量比で混合した。
混合方法、組成物の評価は実施例1と同じとした。
【0094】
【表11】
【0095】比較例2 合成例1で得られた原料ポリマー(III)の6量体以
上の成分(IIIf)と合成例2で得られた低分子スメ
クチック液晶化合物(VII)、合成例4で得られた低
分子スメクチック液晶化合物(IX)と、液晶P90
8、P1008(みどり化学(株)製)を表12の重量
比で混合した。混合方法、組成物の評価は実施例1と同
じとした。
【0096】
【表12】
【0097】比較例3 合成例1で得られた原料ポリマー(III)の2量体以
上の成分(IIIb)と合成例2で得られた低分子スメ
クチック液晶化合物(VII)、合成例4で得られた低
分子スメクチック液晶化合物(IX)と、液晶化合物P
908、P1008(みどり化学(株)製)を2:4:
2:1:1の重量比で混合し、配向安定性の試験を実施
例1と同様に行ったが、1時間で配向が乱れ実用に耐え
なかった。
【0098】
【発明の効果】本発明の強誘電性高分子液晶組成物は、
従来の幅広い分子量分布をもつ強誘電性高分子液晶に較
べて、形状保持性に劣る低重合度ポリマーと、応答速度
に劣る高重合度ポリマーを除去してあるので、配向制御
が容易で、配向性に優れている上に、外的因子に対する
応答が速く、またその温度依存性が低く、大画面、屈曲
画面の表示素子として有利に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】HPLCのクロロホルム/メタノール移動層を
示すグラフ。
【図2】合成例2で得た低分子スメクチック液晶化合物
1 −NMRチャート。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の一般式で表わされる繰り返し単位
    [I]からなり、3量体、4量体及び5量体の総量がポ
    リマー全体の70重量%以上であるポリマーと低分子ス
    メクチック液晶化合物とからなることを特徴とする強誘
    電性高分子液晶組成物。 【化1】 (式中、m、nは2〜5の整数、aは8〜12の整数、
    bは0〜3の整数、cは1〜7の整数、kは1〜2の整
    数、*は不斉炭素原子を表す。)
  2. 【請求項2】 繰り返し単位[I]が下記繰り返し単位
    [III]である請求項1記載の強誘電性高分子液晶組
    成物。 【化2】
  3. 【請求項3】 繰り返し単位[I]が下記繰り返し単位
    [X]である請求項1記載の強誘電性高分子液晶組成
    物。 【化3】
  4. 【請求項4】 低分子スメクチック液晶化合物が強誘電
    性液晶化合物である請求項1記載の強誘電性高分子液晶
    組成物。
  5. 【請求項5】 低分子スメクチック液晶化合物が次に示
    す化合物の1種又は混合物である請求項1記載の強誘電
    性高分子液晶組成物。 【化4】
  6. 【請求項6】 ポリマーの分率が5〜55重量%である
    請求項1、2、3、4又は5記載の強誘電性高分子液晶
    組成物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0892563A2 (en) * 1997-07-18 1999-01-20 Idemitsu Kosan Co., Ltd. Stereoscopic television system
WO2021054413A1 (ja) * 2019-09-20 2021-03-25 Agc株式会社 含フッ素エーテル化合物、表面処理剤、含フッ素エーテル組成物、コーティング液、物品、及び化合物

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CN114450325A (zh) * 2019-09-20 2022-05-06 Agc株式会社 含氟醚化合物、表面处理剂、含氟醚组合物、涂覆液、物品和化合物

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