JPH07278522A - ペレット等が粘着固化しないホットメルト接着性組成物 - Google Patents
ペレット等が粘着固化しないホットメルト接着性組成物Info
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- JPH07278522A JPH07278522A JP9384894A JP9384894A JPH07278522A JP H07278522 A JPH07278522 A JP H07278522A JP 9384894 A JP9384894 A JP 9384894A JP 9384894 A JP9384894 A JP 9384894A JP H07278522 A JPH07278522 A JP H07278522A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ペレット等が粘着固化しないホットメルト接
着性組成物を提供する。 【構成】 このホットメルト接着性組成物は、粘着性ホ
ットメルト用熱可塑性ポリマー100重量部に粘着付与
剤0〜150重量部及び(又は)ワックス0〜100重
量部を配合して成る混合物99〜50重量%とポリオレ
フィン変性ポリシロキサン1〜50重量%とからなる。 【効果】 本発明の組成物は、保管中自重により、或い
は積み重ねによりペレット等の一つ一つの固形状物が互
いに粘着固化するトラブルを起こさず、さらにホットメ
ルト接着剤として使用すると、その接着性にも優れると
いう効果を示す。
着性組成物を提供する。 【構成】 このホットメルト接着性組成物は、粘着性ホ
ットメルト用熱可塑性ポリマー100重量部に粘着付与
剤0〜150重量部及び(又は)ワックス0〜100重
量部を配合して成る混合物99〜50重量%とポリオレ
フィン変性ポリシロキサン1〜50重量%とからなる。 【効果】 本発明の組成物は、保管中自重により、或い
は積み重ねによりペレット等の一つ一つの固形状物が互
いに粘着固化するトラブルを起こさず、さらにホットメ
ルト接着剤として使用すると、その接着性にも優れると
いう効果を示す。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホットメルト接着性組
成物に関する。詳細には、ホットメルト接着剤のペレッ
ト等が互いに粘着して固まってしまう現象を防止すると
ともに、接着剤として使用する際に接着性に優れる組成
物に関する。
成物に関する。詳細には、ホットメルト接着剤のペレッ
ト等が互いに粘着して固まってしまう現象を防止すると
ともに、接着剤として使用する際に接着性に優れる組成
物に関する。
【0002】
【従来の技術】ホットメルト接着剤は無溶剤で接着スピ
ードが早く、比較的広範囲の被着体に接着し、接着工程
の自動化・省力化が図れるなど、その衛生性、経済性、
利便性から従来の溶剤形接着剤やエマルジョン形接着剤
に替わって、その使用量は増加している。ホットメルト
接着剤は、粘着性熱可塑性ポリマーを樹脂成分としてさ
らに粘着付与剤やワックスを添加して成る組成物が一般
的であり、その形状はペレット状、フレーク状あるいは
スラブ状等の固形状物が多く使用されている。このよう
にホットメルト接着剤は、粘着性ポリマーを使用した
り、さらに粘着付与剤などを添加するなどしている関係
で、保管中に自重により、或いは積み重ねにより、ペレ
ット等の固形状物が互いに粘着して固まってしまうトラ
ブルがある。一旦、粘着し固化してしまうと、使用する
際に溶解タンクや移送ラインに入れられないので、人力
等で塊をほぐしてから使用しなければならないなど、作
業性を著しく損ねてしまう。
ードが早く、比較的広範囲の被着体に接着し、接着工程
の自動化・省力化が図れるなど、その衛生性、経済性、
利便性から従来の溶剤形接着剤やエマルジョン形接着剤
に替わって、その使用量は増加している。ホットメルト
接着剤は、粘着性熱可塑性ポリマーを樹脂成分としてさ
らに粘着付与剤やワックスを添加して成る組成物が一般
的であり、その形状はペレット状、フレーク状あるいは
スラブ状等の固形状物が多く使用されている。このよう
にホットメルト接着剤は、粘着性ポリマーを使用した
り、さらに粘着付与剤などを添加するなどしている関係
で、保管中に自重により、或いは積み重ねにより、ペレ
ット等の固形状物が互いに粘着して固まってしまうトラ
ブルがある。一旦、粘着し固化してしまうと、使用する
際に溶解タンクや移送ラインに入れられないので、人力
等で塊をほぐしてから使用しなければならないなど、作
業性を著しく損ねてしまう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のように、ホット
メルト接着剤はその衛生性、経済性、利便性からその使
用量は増加しているが、保管中に自重により、或いは積
み重ねにより、ペレット等が互いに粘着して固まってし
まうトラブルがある。そこでペレット等の表面にワック
スや界面活性剤、無機微粉末等を付着させて粘着固化を
防止する試みもあるが、その防止効果が不十分であると
か、ホットメルト接着剤の接着性が低下するという問題
がある。本発明が解決しようとする課題はこれ等従来技
術の問題点を解決することである。
メルト接着剤はその衛生性、経済性、利便性からその使
用量は増加しているが、保管中に自重により、或いは積
み重ねにより、ペレット等が互いに粘着して固まってし
まうトラブルがある。そこでペレット等の表面にワック
スや界面活性剤、無機微粉末等を付着させて粘着固化を
防止する試みもあるが、その防止効果が不十分であると
か、ホットメルト接着剤の接着性が低下するという問題
がある。本発明が解決しようとする課題はこれ等従来技
術の問題点を解決することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は鋭意検討した
結果、従来のホットメルト接着剤にポリオレフィン変性
ポリシロキサンを特定量配合することにより本課題が解
決されることを見い出し本発明を完成させた。即ち、本
発明は次の事項である。粘着性ホットメルト用熱可塑性
ポリマー100重量部に粘着付与剤0〜150重量部、
好ましくは70〜130重量部及び(又は)ワックス0
〜100重量部、好ましくは30〜70重量部配合して
成る混合物99〜50重量%、好ましくは90〜70と
ポリオレフィン変性ポリシロキサン1〜50重量%、好
ましくは10〜30重量部とからなることを特徴とする
ペレット等が粘着固化しないホットメルト接着性組成
物。
結果、従来のホットメルト接着剤にポリオレフィン変性
ポリシロキサンを特定量配合することにより本課題が解
決されることを見い出し本発明を完成させた。即ち、本
発明は次の事項である。粘着性ホットメルト用熱可塑性
ポリマー100重量部に粘着付与剤0〜150重量部、
好ましくは70〜130重量部及び(又は)ワックス0
〜100重量部、好ましくは30〜70重量部配合して
成る混合物99〜50重量%、好ましくは90〜70と
ポリオレフィン変性ポリシロキサン1〜50重量%、好
ましくは10〜30重量部とからなることを特徴とする
ペレット等が粘着固化しないホットメルト接着性組成
物。
【0005】本発明に使用する粘着性ホットメルト用熱
可塑性ポリマーとしては、以下のものが例示される。 (1) エチレン−酢酸ビニル共重合体 (2) エチレン−アクリル酸エチル共重合体 (3) エチレン−アクリル酸共重合体 (4) エチレン−アクリル酸共重合体をイオン架橋したア
イオノマー樹脂 (5) 直鎖状超低密度エチレン−α−オレフィン共重合体 (6) アタクチックポリプロピレン (7) エチレン−プロピレン共重合体 (8) ポリオレフィン系樹脂を不飽和カルボン酸又はその
無水物で変性した酸変性ポリオレフィン系樹脂 (9) スチレン系合成ゴム;例えばスチレン・ブタジエン
・スチレンブロック共重合体、スチレン・イソプレン・
スチレンブロック共重合体、スチレン・エチレン・ブチ
レン・スチレンブロック共重合体 (10)ポリアミド系樹脂 (11)ポリエステル系樹脂 これらの粘着性ホットメルト用熱可塑性ポリマーは単独
で用いてもよく、二種類以上混合して用いてもよい。
可塑性ポリマーとしては、以下のものが例示される。 (1) エチレン−酢酸ビニル共重合体 (2) エチレン−アクリル酸エチル共重合体 (3) エチレン−アクリル酸共重合体 (4) エチレン−アクリル酸共重合体をイオン架橋したア
イオノマー樹脂 (5) 直鎖状超低密度エチレン−α−オレフィン共重合体 (6) アタクチックポリプロピレン (7) エチレン−プロピレン共重合体 (8) ポリオレフィン系樹脂を不飽和カルボン酸又はその
無水物で変性した酸変性ポリオレフィン系樹脂 (9) スチレン系合成ゴム;例えばスチレン・ブタジエン
・スチレンブロック共重合体、スチレン・イソプレン・
スチレンブロック共重合体、スチレン・エチレン・ブチ
レン・スチレンブロック共重合体 (10)ポリアミド系樹脂 (11)ポリエステル系樹脂 これらの粘着性ホットメルト用熱可塑性ポリマーは単独
で用いてもよく、二種類以上混合して用いてもよい。
【0006】本発明に必要に応じて添加配合される粘着
付与剤は、前記粘着性ホットメルト用熱可塑性ポリマー
と相溶性がよいもので、当該ホットメルト接着性組成物
にホットタック性を付与し、かつ塗布時の作業性を良く
するものでなければならず、以下のものが例示される。 (1) テルペン樹脂 (2) ロジン、エステル化ロジン、水素添加ロジン等のロ
ジン類 (3) 脂肪族系石油樹脂 (4) 芳香族系石油樹脂 (5) 脂肪族・芳香族共重合系石油樹脂 (6) クロマン・インデン樹脂 これらの粘着付与剤は単独で用いてもよく、二種類以上
混合して用いてもよい。粘着付与剤の配合割合は、粘着
性ホットメルト用熱可塑性ポリマー100重量部に対し
て150重量部以下であり、好ましくは70〜130重
量部である。この配合量が150重量部を超えると、当
該ホットメルト接着性組成物のペレット等が粘着固化を
起こしたり、接着後の強度が低下したりするので好まし
くない。
付与剤は、前記粘着性ホットメルト用熱可塑性ポリマー
と相溶性がよいもので、当該ホットメルト接着性組成物
にホットタック性を付与し、かつ塗布時の作業性を良く
するものでなければならず、以下のものが例示される。 (1) テルペン樹脂 (2) ロジン、エステル化ロジン、水素添加ロジン等のロ
ジン類 (3) 脂肪族系石油樹脂 (4) 芳香族系石油樹脂 (5) 脂肪族・芳香族共重合系石油樹脂 (6) クロマン・インデン樹脂 これらの粘着付与剤は単独で用いてもよく、二種類以上
混合して用いてもよい。粘着付与剤の配合割合は、粘着
性ホットメルト用熱可塑性ポリマー100重量部に対し
て150重量部以下であり、好ましくは70〜130重
量部である。この配合量が150重量部を超えると、当
該ホットメルト接着性組成物のペレット等が粘着固化を
起こしたり、接着後の強度が低下したりするので好まし
くない。
【0007】本発明に必要に応じて添加配合されるワッ
クスは、前記粘着性ホットメルト用熱可塑性ポリマーと
相溶性がよいもので、当該ホットメルト接着性組成物の
加熱溶融時の流動性を増大させるものでなければなら
ず、以下のものが例示される。 (1) パラフィンワックス (2) マイクロクリスタリンワックス (3) フィッシャー・トロプシュワックス (4) ポリエチレンワックス (5) 変性ワックス (6) α−オレフィンワックス これらのワックスは単独で用いてもよく、二種類以上混
合して用いてもよい。ワックスの配合割合は、粘着性ホ
ットメルト用熱可塑性ポリマー100重量部に対して1
00重量部以下であり、好ましくは30〜70重量部で
ある。この配合量が100重量部を超えると、当該ホッ
トメルト接着性組成物の可撓性、耐寒性、耐衝撃性など
が悪くなるので好ましくない。
クスは、前記粘着性ホットメルト用熱可塑性ポリマーと
相溶性がよいもので、当該ホットメルト接着性組成物の
加熱溶融時の流動性を増大させるものでなければなら
ず、以下のものが例示される。 (1) パラフィンワックス (2) マイクロクリスタリンワックス (3) フィッシャー・トロプシュワックス (4) ポリエチレンワックス (5) 変性ワックス (6) α−オレフィンワックス これらのワックスは単独で用いてもよく、二種類以上混
合して用いてもよい。ワックスの配合割合は、粘着性ホ
ットメルト用熱可塑性ポリマー100重量部に対して1
00重量部以下であり、好ましくは30〜70重量部で
ある。この配合量が100重量部を超えると、当該ホッ
トメルト接着性組成物の可撓性、耐寒性、耐衝撃性など
が悪くなるので好ましくない。
【0008】本発明に用いられるポリオレフィン変性ポ
リシロキサンとは、分子内にポリオレフィン単位とポリ
シロキサン単位を有する共重合体であり、主成分として
のオレフィン系重合体とオルガノポリシロキサンとを加
熱混練し、両者をグラフトして得た混練物が代表的なも
のであり、これらの製法については、本出願人による先
の出願である特願昭63−42218号、同63−10
7616号、同63−207221号、同63−215
972号、同63−305185号、特願平1−154
699号、同1−154700号、同2−171142
号等に詳細に説明されている。
リシロキサンとは、分子内にポリオレフィン単位とポリ
シロキサン単位を有する共重合体であり、主成分として
のオレフィン系重合体とオルガノポリシロキサンとを加
熱混練し、両者をグラフトして得た混練物が代表的なも
のであり、これらの製法については、本出願人による先
の出願である特願昭63−42218号、同63−10
7616号、同63−207221号、同63−215
972号、同63−305185号、特願平1−154
699号、同1−154700号、同2−171142
号等に詳細に説明されている。
【0009】ポリオレフィン変性ポリシロキサンの一方
の成分であるオレフィン系重合体は、エチレン系重合体
やプロピレン系重合体が挙げられる。エチレン系重合体
には、高圧法低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エ
チレン−アクリル酸メチル共重合体、エチレン−メタク
リル酸メチル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合
体、エチレン−ビニルアルコール共重合体、直鎖状の超
低密度、低密度、中密度、或いは高密度エチレン−α−
オレフィン共重合体等を例示できる。またプロピレン系
重合体としては、チーグラーナッタ型触媒などの公知の
α−オレフィンの立体規則性触媒の下で、比較的低温
度、所謂中・低圧でプロピレンを単独重合させるか、或
いはプロピレンと他のα−オレフィンとを共重合させた
物である。具体的にはプロピレン単独重合体、エチレン
−プロピレン共重合体、プロピレン−ブテン−1共重合
体、エチレン−プロピレンーブテン−1三元共重合体な
どを例示できる。
の成分であるオレフィン系重合体は、エチレン系重合体
やプロピレン系重合体が挙げられる。エチレン系重合体
には、高圧法低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エ
チレン−アクリル酸メチル共重合体、エチレン−メタク
リル酸メチル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合
体、エチレン−ビニルアルコール共重合体、直鎖状の超
低密度、低密度、中密度、或いは高密度エチレン−α−
オレフィン共重合体等を例示できる。またプロピレン系
重合体としては、チーグラーナッタ型触媒などの公知の
α−オレフィンの立体規則性触媒の下で、比較的低温
度、所謂中・低圧でプロピレンを単独重合させるか、或
いはプロピレンと他のα−オレフィンとを共重合させた
物である。具体的にはプロピレン単独重合体、エチレン
−プロピレン共重合体、プロピレン−ブテン−1共重合
体、エチレン−プロピレンーブテン−1三元共重合体な
どを例示できる。
【0010】ポリオレフィン変性ポリシロキサンのもう
一方の成分であるオルガノポリシロキサンとしては、次
式(A): R1 aR2 bSi O(4-a-b)/2 (A) (式中、R1 は脂肪族不飽和基、例えばビニル基、アリ
ル基、メタクリル基などを表し、R2 は脂肪族不飽和基
を含まない非置換又は置換1価炭化水素基、例えばメチ
ル基、エチル基、プロピル基などのアルキル基、フェニ
ル基、トリル基などのアリール基、シクロヘキシル基、
シクロブチル基などのシクロアルキル基やこれら炭化水
素基の炭素原子に結合した水素を部分的にハロゲン原
子、シアノ基、メルカプト基などで置換した基などを表
し、a及びbは次の条件:0<a<1、0.5<b<
3、1<a+b<3、を満たす数値を表す。)で表され
るものである。具体的には、ビニルメチル−ジメチルポ
リシロキサン、ビニルメチル−フェニルメチル−ジメチ
ルポリシロキサンなどを例示できる。
一方の成分であるオルガノポリシロキサンとしては、次
式(A): R1 aR2 bSi O(4-a-b)/2 (A) (式中、R1 は脂肪族不飽和基、例えばビニル基、アリ
ル基、メタクリル基などを表し、R2 は脂肪族不飽和基
を含まない非置換又は置換1価炭化水素基、例えばメチ
ル基、エチル基、プロピル基などのアルキル基、フェニ
ル基、トリル基などのアリール基、シクロヘキシル基、
シクロブチル基などのシクロアルキル基やこれら炭化水
素基の炭素原子に結合した水素を部分的にハロゲン原
子、シアノ基、メルカプト基などで置換した基などを表
し、a及びbは次の条件:0<a<1、0.5<b<
3、1<a+b<3、を満たす数値を表す。)で表され
るものである。具体的には、ビニルメチル−ジメチルポ
リシロキサン、ビニルメチル−フェニルメチル−ジメチ
ルポリシロキサンなどを例示できる。
【0011】このポリオレフィン変性ポリシロキサンの
配合量は、当該ホットメルト接着性組成物の全体量に対
して、1〜50重量%であり、好ましくは10〜30重
量%である。この配合量が1重量%未満であると、当該
ホットメルト接着性組成物のペレット等の粘着固化防止
が不十分になる。この配合量が50重量%を超えると当
該ホットメルト接着性組成物の接着後の接着強度が低下
するので好ましくない。
配合量は、当該ホットメルト接着性組成物の全体量に対
して、1〜50重量%であり、好ましくは10〜30重
量%である。この配合量が1重量%未満であると、当該
ホットメルト接着性組成物のペレット等の粘着固化防止
が不十分になる。この配合量が50重量%を超えると当
該ホットメルト接着性組成物の接着後の接着強度が低下
するので好ましくない。
【0012】本発明のホットメルト接着性組成物には樹
脂組成物に慣用の各種添加剤や補助資材を配合すること
ができる。各種添加剤や補助資材としては、安定剤、酸
化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、帯電防止剤、架橋
剤、滑剤、加工性改良剤、充填剤、着色剤、カーボンブ
ラックなどがある。
脂組成物に慣用の各種添加剤や補助資材を配合すること
ができる。各種添加剤や補助資材としては、安定剤、酸
化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、帯電防止剤、架橋
剤、滑剤、加工性改良剤、充填剤、着色剤、カーボンブ
ラックなどがある。
【0013】本発明に係わるホットメルト接着性組成物
を調製するには、前記各成分を容器内で混合加熱撹拌す
るだけでもよいし、通常のポリマーの混合に用いられ
る、ロール、バンバリーミキサー、ニーダー、押出機等
を用いてもよく、これを所望の形状例えばペレット状、
フレーク状、スラブ状等に成形すればよい。このように
して得られたホットメルト接着性組成物は、これを通常
のホットメルト用のアプリケーター等を用いて紙、布、
木材、各種合成樹脂、金属、石材などの被着体に溶融塗
布により適用される。
を調製するには、前記各成分を容器内で混合加熱撹拌す
るだけでもよいし、通常のポリマーの混合に用いられ
る、ロール、バンバリーミキサー、ニーダー、押出機等
を用いてもよく、これを所望の形状例えばペレット状、
フレーク状、スラブ状等に成形すればよい。このように
して得られたホットメルト接着性組成物は、これを通常
のホットメルト用のアプリケーター等を用いて紙、布、
木材、各種合成樹脂、金属、石材などの被着体に溶融塗
布により適用される。
【0014】
【効果】本発明の組成物は、粘着性ホットメルト用熱可
塑性ポリマーに必要に応じて粘着性付与剤、ワックスを
添加配合した混合物99〜50重量%にポリオレフィン
変性ポリシロキサン1〜50重量%を配合したもので、
保管中自重により、或いは積み重ねによりペレット等の
一つ一つの固形状物が互いに粘着固化するトラブルを起
こさず、さらに本発明の組成物をホットメルト接着剤と
して使用すると、その接着性にも優れるという効果を示
す。
塑性ポリマーに必要に応じて粘着性付与剤、ワックスを
添加配合した混合物99〜50重量%にポリオレフィン
変性ポリシロキサン1〜50重量%を配合したもので、
保管中自重により、或いは積み重ねによりペレット等の
一つ一つの固形状物が互いに粘着固化するトラブルを起
こさず、さらに本発明の組成物をホットメルト接着剤と
して使用すると、その接着性にも優れるという効果を示
す。
【0015】
【実施例】以下実施例に基づいて本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるもので
はない。なお、試験方法は以下の通りである。 ・ペレットの粘着固化試験 100mm×100mm×100mmの容器に、ペレットを容
器の半分の高さまで充填し、10kgの荷重を乗せ、温度
40℃のオーブン中に24時間静置した後、荷重をかけ
たまま温度23℃、湿度50%で24時間コンディショ
ニングした後、固着固化状況を確認した。評価は次の等
級をつけた。 1…粘着固化なし 2…粘着固化しているが、ほぐすと容易にほぐれる 3…粘着固化が強く、ほぐしてもほぐれない ・接着強度試験 厚さ0.1mmのアルミニウム板間にホットメルト接着性
組成物層が厚さ0.2mmになるようにプレス温度150
℃、プレス圧力150kg/cm2 、プレス時間3分間の条
件でプレス成形し、その成形物を温度23℃、湿度50
%で24時間コンディショニングした後、温度23℃、
湿度50%の条件でテンシロン引張試験機を用いて剥離
速度300mm/分でT型剥離を行った。
説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるもので
はない。なお、試験方法は以下の通りである。 ・ペレットの粘着固化試験 100mm×100mm×100mmの容器に、ペレットを容
器の半分の高さまで充填し、10kgの荷重を乗せ、温度
40℃のオーブン中に24時間静置した後、荷重をかけ
たまま温度23℃、湿度50%で24時間コンディショ
ニングした後、固着固化状況を確認した。評価は次の等
級をつけた。 1…粘着固化なし 2…粘着固化しているが、ほぐすと容易にほぐれる 3…粘着固化が強く、ほぐしてもほぐれない ・接着強度試験 厚さ0.1mmのアルミニウム板間にホットメルト接着性
組成物層が厚さ0.2mmになるようにプレス温度150
℃、プレス圧力150kg/cm2 、プレス時間3分間の条
件でプレス成形し、その成形物を温度23℃、湿度50
%で24時間コンディショニングした後、温度23℃、
湿度50%の条件でテンシロン引張試験機を用いて剥離
速度300mm/分でT型剥離を行った。
【0016】実施例1 表1の組成物をバンバリーミキサーで溶融混合し、さら
に押出機で押し出し、直径3mm、長さ3mmの円筒状のペ
レットに形成した。このペレットを用いて前記のペレッ
トの粘着固化試験及び接着強度試験をを行い、評価結果
を表1に示した。 実施例2、比較例1、2 表1の組成物を用いて、実施例1と同様に行い、評価結
果を表1に示した。
に押出機で押し出し、直径3mm、長さ3mmの円筒状のペ
レットに形成した。このペレットを用いて前記のペレッ
トの粘着固化試験及び接着強度試験をを行い、評価結果
を表1に示した。 実施例2、比較例1、2 表1の組成物を用いて、実施例1と同様に行い、評価結
果を表1に示した。
【0017】
【表1】
Claims (3)
- 【請求項1】 粘着性ホットメルト用熱可塑性ポリマー
100重量部に粘着付与剤0〜150重量部及び(又
は)ワックス0〜100重量部を配合して成る混合物9
9〜50重量%とポリオレフィン変性ポリシロキサン1
〜50重量%とからなることを特徴とするペレット等が
粘着固化しないホットメルト接着性組成物。 - 【請求項2】 粘着性ホットメルト用熱可塑性ポリマー
100重量部に粘着付与剤70〜130重量部及びワッ
クス30〜70重量部を配合して成る混合物90〜70
重量%とポリオレフィン変性ポリシロキサン10〜30
重量%とからなることを特徴とするペレット等が粘着固
化しないホットメルト接着性組成物。 - 【請求項3】 ポリオレフィン変性ポリシロキサンがエ
チレン−酢酸ビニル共重合体変性ポリシロキサン又はエ
チレン−(メタ)アクリル酸エチル若しくはメチル共重
合体変性ポリシロキサンである請求項1又は2記載のホ
ットメルト接着性組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9384894A JPH07278522A (ja) | 1994-04-08 | 1994-04-08 | ペレット等が粘着固化しないホットメルト接着性組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP9384894A JPH07278522A (ja) | 1994-04-08 | 1994-04-08 | ペレット等が粘着固化しないホットメルト接着性組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07278522A true JPH07278522A (ja) | 1995-10-24 |
Family
ID=14093833
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP9384894A Pending JPH07278522A (ja) | 1994-04-08 | 1994-04-08 | ペレット等が粘着固化しないホットメルト接着性組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH07278522A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997048778A1 (de) * | 1996-06-18 | 1997-12-24 | Henkel Teroson Gmbh | Reaktive schmelzklebstoff-zusammensetzung für isolierglas |
JP2009503133A (ja) * | 2005-07-22 | 2009-01-29 | ダウ・コ−ニング・コ−ポレ−ション | 有機シロキサン組成物 |
-
1994
- 1994-04-08 JP JP9384894A patent/JPH07278522A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997048778A1 (de) * | 1996-06-18 | 1997-12-24 | Henkel Teroson Gmbh | Reaktive schmelzklebstoff-zusammensetzung für isolierglas |
JP2009503133A (ja) * | 2005-07-22 | 2009-01-29 | ダウ・コ−ニング・コ−ポレ−ション | 有機シロキサン組成物 |
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A02 | Decision of refusal |
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