JPH07278452A - 5−アザフタリド誘導体の製造方法 - Google Patents
5−アザフタリド誘導体の製造方法Info
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- JPH07278452A JPH07278452A JP6074642A JP7464294A JPH07278452A JP H07278452 A JPH07278452 A JP H07278452A JP 6074642 A JP6074642 A JP 6074642A JP 7464294 A JP7464294 A JP 7464294A JP H07278452 A JPH07278452 A JP H07278452A
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- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09B—ORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
- C09B11/00—Diaryl- or thriarylmethane dyes
- C09B11/04—Diaryl- or thriarylmethane dyes derived from triarylmethanes, i.e. central C-atom is substituted by amino, cyano, alkyl
- C09B11/10—Amino derivatives of triarylmethanes
- C09B11/12—Amino derivatives of triarylmethanes without any OH group bound to an aryl nucleus
- C09B11/16—Preparation from diarylketones or diarylcarbinols, e.g. benzhydrol
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 記録材料等に有用な5−アザフタリド誘導体
の新規な製造方法を提供する。 【構成】 ピリジン−3,4−ジカルボン酸を4−アル
コキシカルボニル−3−ピリジンカルボン酸とした後、
酸クロ化を経て置換アミノ基含有芳香環と反応させてケ
トカルボン酸へと導き、さらに置換アミノ基含有芳香環
と反応させることにより、目的とする5−アザフタリド
誘導体を選択的に得る。
の新規な製造方法を提供する。 【構成】 ピリジン−3,4−ジカルボン酸を4−アル
コキシカルボニル−3−ピリジンカルボン酸とした後、
酸クロ化を経て置換アミノ基含有芳香環と反応させてケ
トカルボン酸へと導き、さらに置換アミノ基含有芳香環
と反応させることにより、目的とする5−アザフタリド
誘導体を選択的に得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録材料等に有用な5−
アザフタリド誘導体の製造方法に関する。
アザフタリド誘導体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】5−アザフタリド誘導体は、対応する6
−アザフタリド誘導体に比べて発色性が高く、記録材料
等の発色剤として有用である。しかしながら、その選択
的な製造法に関しては、満足のゆく方法がないのが現状
であった。例えば特公昭48−8730号公報、特開昭
60−86166号公報等に記載されているピリジン−
3,4−ジカルボン酸無水物と芳香環との反応では、5
−アザフタリド誘導体は6−アザフタリド誘導体との混
合物として得られるため、その単離にはカラム分取等の
煩雑な操作を必要とし、また5−アザフタリド誘導体生
成の選択性が極端に低いため、収率も10%未満と低収
率であった。〔従来法による合成例〕
−アザフタリド誘導体に比べて発色性が高く、記録材料
等の発色剤として有用である。しかしながら、その選択
的な製造法に関しては、満足のゆく方法がないのが現状
であった。例えば特公昭48−8730号公報、特開昭
60−86166号公報等に記載されているピリジン−
3,4−ジカルボン酸無水物と芳香環との反応では、5
−アザフタリド誘導体は6−アザフタリド誘導体との混
合物として得られるため、その単離にはカラム分取等の
煩雑な操作を必要とし、また5−アザフタリド誘導体生
成の選択性が極端に低いため、収率も10%未満と低収
率であった。〔従来法による合成例〕
【0003】
【化3】
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
のような問題点を解決し、従来の方法に比べ選択的に収
率よく5−アザフタリド誘導体を得る製造方法を提供す
ることにある。
のような問題点を解決し、従来の方法に比べ選択的に収
率よく5−アザフタリド誘導体を得る製造方法を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明が解決しようとす
る課題は、一般式(1)で表されるピリジン−3,4−
ジカルボン酸無水物と一般式(2)で表されるアルコー
ルと反応させて一般式(3)で表されるピリジンモノカ
ルボン酸を得て、次いで該ピリジンモノカルボン酸を塩
素化剤と反応させて一般式(4)で表される酸塩化物と
し、該酸塩化物を反応中間体とする5−アザフタリド誘
導体の製造方法において、一般式(4)で表される酸塩
化物と一般式(5)または(6)で表される化合物とを
反応させ一般式(7)または(8)で表されるケトカル
ボン酸エステルを得、該ケトカルボン酸エステルをアル
カリの存在下で加水分解したのち、さらに一般式(9)
または(10)で表される化合物とを反応させて一般式
(11)〜(14)で表される5−アザフタリド誘導体
を得ることを特徴とする5−アザフタリド誘導体の製造
方法により達成された。
る課題は、一般式(1)で表されるピリジン−3,4−
ジカルボン酸無水物と一般式(2)で表されるアルコー
ルと反応させて一般式(3)で表されるピリジンモノカ
ルボン酸を得て、次いで該ピリジンモノカルボン酸を塩
素化剤と反応させて一般式(4)で表される酸塩化物と
し、該酸塩化物を反応中間体とする5−アザフタリド誘
導体の製造方法において、一般式(4)で表される酸塩
化物と一般式(5)または(6)で表される化合物とを
反応させ一般式(7)または(8)で表されるケトカル
ボン酸エステルを得、該ケトカルボン酸エステルをアル
カリの存在下で加水分解したのち、さらに一般式(9)
または(10)で表される化合物とを反応させて一般式
(11)〜(14)で表される5−アザフタリド誘導体
を得ることを特徴とする5−アザフタリド誘導体の製造
方法により達成された。
【0006】
【化4】
【0007】
【化5】
【0008】一般式(1)、(3)、(4)、(7)、
(8)、(11)、(12)、(13)および(14)
において、Xは水素原子、低級アルキル基、低級アルコ
キシ基、またはハロゲン原子を表す。一般式(2)、
(3)、(4)、(7)および(8)において、R1 は
低級アルキル基を表す。一般式(5)、(7)、(1
1)および(12)において、R2およびR3 は、水素
原子、アルキル基、シクロアルキル基、アラルキル基ま
たはアリール基を表す。R4 は水素原子、ハロゲン原
子、低級アルキル基、低級アルコキシ基またはアシルア
ミノ基を表す。一般式(6)、(8)、(13)および
(14)において、R5 は水素原子、アルキル基または
アラルキル基を表し、R 6 は水素原子、低級アルキル基
またはアリール基を、R7 は水素原子、ハロゲン原子、
低級アルキル基または低級アルコキシ基を表す。一般式
(9)、(11)および(13)においてR8 およびR
9 は、それぞれR2 およびR3 で表される基と同じ基を
表し、R10はR4 で表される基と同じ基を表す。一般式
(10)、(12)および(14)においてR11および
R12は、それぞれR5 およびR6 で表される基と同じ基
を表し、R13はR7 で表される基と同じ基を表す。
(8)、(11)、(12)、(13)および(14)
において、Xは水素原子、低級アルキル基、低級アルコ
キシ基、またはハロゲン原子を表す。一般式(2)、
(3)、(4)、(7)および(8)において、R1 は
低級アルキル基を表す。一般式(5)、(7)、(1
1)および(12)において、R2およびR3 は、水素
原子、アルキル基、シクロアルキル基、アラルキル基ま
たはアリール基を表す。R4 は水素原子、ハロゲン原
子、低級アルキル基、低級アルコキシ基またはアシルア
ミノ基を表す。一般式(6)、(8)、(13)および
(14)において、R5 は水素原子、アルキル基または
アラルキル基を表し、R 6 は水素原子、低級アルキル基
またはアリール基を、R7 は水素原子、ハロゲン原子、
低級アルキル基または低級アルコキシ基を表す。一般式
(9)、(11)および(13)においてR8 およびR
9 は、それぞれR2 およびR3 で表される基と同じ基を
表し、R10はR4 で表される基と同じ基を表す。一般式
(10)、(12)および(14)においてR11および
R12は、それぞれR5 およびR6 で表される基と同じ基
を表し、R13はR7 で表される基と同じ基を表す。
【0009】一般式(3)で示される4−アルコキシカ
ルボニル−3−ピリジンカルボン酸類の合成は、ピリジ
ン−3,4−ジカルボン酸類を無水酢酸と加熱して酸無
水物として、過剰の低級アルコールと反応させた後、溶
媒を除くことによって容易に得ることが出来る。最初の
酸無水物化は公知の方法に従って当量以上の無水酢酸
中、70℃〜還流の温度範囲で0.1〜6時間反応させ
ることにより得られ、次のエステル化は氷冷下〜還流温
度、より好ましくは10〜50℃で0.5〜8時間攪拌
することにより得られる。このとき3−アルコキシカル
ボニル−4−ピリジンカルボン酸類が少量生成するが、
次工程の酸クロ化の段階で脱炭酸を伴って分解するた
め、最終的には6−アザフタリド誘導体は生成しない。
また、低級アルコールとしてメタノールを用いた場合に
はそのまま室温で攪拌して析出した結晶を濾過すれば、
目的とする4−メトキシカルボニル−3−ピリジンカル
ボン酸類がほぼ選択的に得られる。副生成物である3−
メトキシカルボニル−4−ピリジンカルボン酸類は目的
物に比べて溶解性が高いため、析出した結晶中にほとん
ど混入することがなく好ましい。
ルボニル−3−ピリジンカルボン酸類の合成は、ピリジ
ン−3,4−ジカルボン酸類を無水酢酸と加熱して酸無
水物として、過剰の低級アルコールと反応させた後、溶
媒を除くことによって容易に得ることが出来る。最初の
酸無水物化は公知の方法に従って当量以上の無水酢酸
中、70℃〜還流の温度範囲で0.1〜6時間反応させ
ることにより得られ、次のエステル化は氷冷下〜還流温
度、より好ましくは10〜50℃で0.5〜8時間攪拌
することにより得られる。このとき3−アルコキシカル
ボニル−4−ピリジンカルボン酸類が少量生成するが、
次工程の酸クロ化の段階で脱炭酸を伴って分解するた
め、最終的には6−アザフタリド誘導体は生成しない。
また、低級アルコールとしてメタノールを用いた場合に
はそのまま室温で攪拌して析出した結晶を濾過すれば、
目的とする4−メトキシカルボニル−3−ピリジンカル
ボン酸類がほぼ選択的に得られる。副生成物である3−
メトキシカルボニル−4−ピリジンカルボン酸類は目的
物に比べて溶解性が高いため、析出した結晶中にほとん
ど混入することがなく好ましい。
【0010】一般式(4)で示される酸塩化物の合成
は、従来公知の塩素化剤により行うことができる。代表
的な例としては塩化チオニル、五塩化リン等を用いて行
なう。塩素化剤は、カルボン酸に対して1〜6倍モル当
量、より好ましくは1.5〜4倍モル当量使用する。反
応は、無溶媒もしくはトルエン、ベンゼン、クロルベン
ゼン、キシレン、アセトニトリル等の有機溶媒の存在下
で行なう。この時にジメチルホルムアミド、ピリジン等
の塩基性有機化合物を少量添加すると反応は速やかに進
行するが、同時に反応液の着色及びジメチルホルムアミ
ドを用いた場合には次工程で芳香環へのホルミル化とい
う副反応が生じるため、使用する場合には触媒量である
ことが好ましい。反応温度は0℃〜還流の温度範囲で行
なうが、より好ましくは20〜110℃で行なう。反応
時間は0.1〜20時間、より好ましくは0.5〜10
時間の範囲で行なう。反応終了後、反応液の溶媒を減圧
留去することにより目的とする酸塩化物が固体もしくは
オイル状物として得られる。
は、従来公知の塩素化剤により行うことができる。代表
的な例としては塩化チオニル、五塩化リン等を用いて行
なう。塩素化剤は、カルボン酸に対して1〜6倍モル当
量、より好ましくは1.5〜4倍モル当量使用する。反
応は、無溶媒もしくはトルエン、ベンゼン、クロルベン
ゼン、キシレン、アセトニトリル等の有機溶媒の存在下
で行なう。この時にジメチルホルムアミド、ピリジン等
の塩基性有機化合物を少量添加すると反応は速やかに進
行するが、同時に反応液の着色及びジメチルホルムアミ
ドを用いた場合には次工程で芳香環へのホルミル化とい
う副反応が生じるため、使用する場合には触媒量である
ことが好ましい。反応温度は0℃〜還流の温度範囲で行
なうが、より好ましくは20〜110℃で行なう。反応
時間は0.1〜20時間、より好ましくは0.5〜10
時間の範囲で行なう。反応終了後、反応液の溶媒を減圧
留去することにより目的とする酸塩化物が固体もしくは
オイル状物として得られる。
【0011】一般式(7)または(8)で示されるケト
カルボン酸エステルの合成は、一般式(4)で示される
酸塩化物に対して一般式(5)もしくは(6)で示され
る化合物を0.5〜1.5モル当量、より好ましくは
0.9〜1.2モル当量使用して行なう。この際に、塩
化アルミニウム、塩化亜鉛、塩化鉄等のルイス酸を使用
してもよい。ルイス酸を使用する場合には、酸塩化物に
対して1〜4倍モル当量、より好ましくは1.5〜2倍
モル当量使用する。このとき、一般式(6)で示される
ような求核性の高い芳香環を用いた場合には、ルイス酸
なしでも反応は容易に進行する。ルイス酸を使用した場
合に比べて収率は若干低下するものの、副反応が抑えら
れる点からは好ましい。この際の反応は、無溶媒もしく
はトルエン、ベンゼン、クロルベンゼン、キシレン、ア
セトニトリル等の有機溶媒の存在下で行なう。反応温度
は、氷冷下〜100℃の温度範囲で行なうが、10〜8
0℃の温度範囲が好ましい。求核性の高い芳香環に対し
てルイス酸を用いる場合には、3,3−ビスアリール−
5−アザフタリド体の副生成を抑えるために40℃以下
で反応させることが好ましい。反応時間は0.1〜20
時間、より好ましくは0.5〜8時間の範囲で行なう。
この反応によって得られる一般式(7)もしくは(8)
で示されるケトカルボン酸エステルは、溶媒の留去によ
りそのまま次工程の加水分解に使用可能であり、また必
要によっては公知の方法に従ってカラムクロマトグラフ
ィー等の操作で単離することができる。
カルボン酸エステルの合成は、一般式(4)で示される
酸塩化物に対して一般式(5)もしくは(6)で示され
る化合物を0.5〜1.5モル当量、より好ましくは
0.9〜1.2モル当量使用して行なう。この際に、塩
化アルミニウム、塩化亜鉛、塩化鉄等のルイス酸を使用
してもよい。ルイス酸を使用する場合には、酸塩化物に
対して1〜4倍モル当量、より好ましくは1.5〜2倍
モル当量使用する。このとき、一般式(6)で示される
ような求核性の高い芳香環を用いた場合には、ルイス酸
なしでも反応は容易に進行する。ルイス酸を使用した場
合に比べて収率は若干低下するものの、副反応が抑えら
れる点からは好ましい。この際の反応は、無溶媒もしく
はトルエン、ベンゼン、クロルベンゼン、キシレン、ア
セトニトリル等の有機溶媒の存在下で行なう。反応温度
は、氷冷下〜100℃の温度範囲で行なうが、10〜8
0℃の温度範囲が好ましい。求核性の高い芳香環に対し
てルイス酸を用いる場合には、3,3−ビスアリール−
5−アザフタリド体の副生成を抑えるために40℃以下
で反応させることが好ましい。反応時間は0.1〜20
時間、より好ましくは0.5〜8時間の範囲で行なう。
この反応によって得られる一般式(7)もしくは(8)
で示されるケトカルボン酸エステルは、溶媒の留去によ
りそのまま次工程の加水分解に使用可能であり、また必
要によっては公知の方法に従ってカラムクロマトグラフ
ィー等の操作で単離することができる。
【0012】一般式(7)もしくは(8)で示されるケ
トカルボン酸エステルの加水分解は水、もしくは水とア
ルコールもしくはアセトニトリル等の親水性有機溶媒と
の混合溶媒中、エステルに対して0.5〜3モル当量の
水酸化ナトリウム等のアルカリ存在下、室温〜60℃で
0.1〜1時間反応させることにより容易に進行する。
反応後、酸で中和することにより目的とするケトカルボ
ン酸が固体として得られる。このケトカルボン酸と一般
式(9)もしくは(10)で示される化合物との反応
は、適当な脱水縮合剤の存在下、ケトカルボン酸に対し
て一般式(9)もしくは(10)で示される化合物を
0.8〜3モル当量、より好ましくは0.9〜1.2モ
ル当量使用して行なう。脱水縮合剤としては、塩化亜
鉛、塩化アルミニウム等の無水金属塩化物、硫酸、リン
酸、オキシ塩化リン、無水酢酸等が挙げられる。これら
の脱水縮合剤は、ケトカルボン酸に対して1〜10モル
当量用いる。この際の反応は無溶媒もしくは酢酸、無水
酢酸等の有機溶媒の存在下で行なう。反応温度は、氷冷
下〜80℃の温度範囲で行なうが、10〜80℃の温度
範囲が好ましい。反応時間は0.1〜20時間、より好
ましくは0.5〜8時間の範囲で行なう。一般式(1
1)〜(14)で示される5−アザフタリド誘導体の単
離は一般に公知の方法に従って反応液をアルカリで中和
後、生成した沈澱の分離、洗浄、乾燥によりまたは適当
な有機溶媒による処理もしくはカラムクロマトグラフィ
ー等の操作で単離することができる。
トカルボン酸エステルの加水分解は水、もしくは水とア
ルコールもしくはアセトニトリル等の親水性有機溶媒と
の混合溶媒中、エステルに対して0.5〜3モル当量の
水酸化ナトリウム等のアルカリ存在下、室温〜60℃で
0.1〜1時間反応させることにより容易に進行する。
反応後、酸で中和することにより目的とするケトカルボ
ン酸が固体として得られる。このケトカルボン酸と一般
式(9)もしくは(10)で示される化合物との反応
は、適当な脱水縮合剤の存在下、ケトカルボン酸に対し
て一般式(9)もしくは(10)で示される化合物を
0.8〜3モル当量、より好ましくは0.9〜1.2モ
ル当量使用して行なう。脱水縮合剤としては、塩化亜
鉛、塩化アルミニウム等の無水金属塩化物、硫酸、リン
酸、オキシ塩化リン、無水酢酸等が挙げられる。これら
の脱水縮合剤は、ケトカルボン酸に対して1〜10モル
当量用いる。この際の反応は無溶媒もしくは酢酸、無水
酢酸等の有機溶媒の存在下で行なう。反応温度は、氷冷
下〜80℃の温度範囲で行なうが、10〜80℃の温度
範囲が好ましい。反応時間は0.1〜20時間、より好
ましくは0.5〜8時間の範囲で行なう。一般式(1
1)〜(14)で示される5−アザフタリド誘導体の単
離は一般に公知の方法に従って反応液をアルカリで中和
後、生成した沈澱の分離、洗浄、乾燥によりまたは適当
な有機溶媒による処理もしくはカラムクロマトグラフィ
ー等の操作で単離することができる。
【0013】上記一般式(1)、(3)、(4)、
(7)、(8)、(11)、(12)、(13)および
(14)においてXで表される基の具体例としては、水
素原子の他にメチル基、エチル基、プロピル基、メトキ
シ基、エトキシ基、プロポキシ基、フッ素原子、塩素原
子等が挙げられ、好ましくは水素原子、メチル基、メト
キシ基、塩素原子が挙げられる。一般式(2)、
(3)、(4)、(7)および(8)においてR1 とし
ては具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、ブ
チル基等が挙げられ、好ましくはメチル基、エチル基が
挙げられる。 上記一般式(5)、(7)、(11)お
よび(12)においてR2 、R3 の具体例としてはそれ
ぞれメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペン
チル基、ヘキシル基、シアノエチル基、クロロエチル
基、メトキシエチル基、エトキシエチル基、シクロヘキ
シル基、ベンジル基、フェニル基、またはR2 とR3 と
が互いに結合したモルホリノ基、ピペリジノ基、ピロー
ル基等が挙げられ、好ましくはメチル基、エチル基、プ
ロピル基、ブチル基が挙げられる。R4 の具体例として
は、水素原子の他にメチル基、エチル基、プロピル基、
ブチル基、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブ
トキシ基、フッ素原子、塩素原子等が挙げられ、好まし
くは水素原子、メチル基、メトキシ基、エトキシ基、塩
素原子が挙げられる。
(7)、(8)、(11)、(12)、(13)および
(14)においてXで表される基の具体例としては、水
素原子の他にメチル基、エチル基、プロピル基、メトキ
シ基、エトキシ基、プロポキシ基、フッ素原子、塩素原
子等が挙げられ、好ましくは水素原子、メチル基、メト
キシ基、塩素原子が挙げられる。一般式(2)、
(3)、(4)、(7)および(8)においてR1 とし
ては具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、ブ
チル基等が挙げられ、好ましくはメチル基、エチル基が
挙げられる。 上記一般式(5)、(7)、(11)お
よび(12)においてR2 、R3 の具体例としてはそれ
ぞれメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペン
チル基、ヘキシル基、シアノエチル基、クロロエチル
基、メトキシエチル基、エトキシエチル基、シクロヘキ
シル基、ベンジル基、フェニル基、またはR2 とR3 と
が互いに結合したモルホリノ基、ピペリジノ基、ピロー
ル基等が挙げられ、好ましくはメチル基、エチル基、プ
ロピル基、ブチル基が挙げられる。R4 の具体例として
は、水素原子の他にメチル基、エチル基、プロピル基、
ブチル基、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブ
トキシ基、フッ素原子、塩素原子等が挙げられ、好まし
くは水素原子、メチル基、メトキシ基、エトキシ基、塩
素原子が挙げられる。
【0014】上記一般式(6)、(8)、(13)およ
び(14)においてR5 の具体例としては、水素原子の
他にメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペン
チル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、シアノ
エチル基、クロロエチル基、メトキシエチル基、ベンジ
ル基等が挙げられ、好ましくはメチル基、エチル基、プ
ロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチ
ル基、オクチル基が挙げられる。R6 の具体例として
は、水素原子の他にメチル基、エチル基、プロピル基、
ブチル基、フェニル基等が挙げられ、好ましくは水素原
子、メチル基、フェニル基が挙げられる。R7 の具体例
としては、水素原子の他にメチル基、エチル基、プロピ
ル基、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、フッ素
原子、塩素原子等が挙げられ、好ましくは水素原子、メ
チル基、メトキシ基、塩素原子が挙げられる。一般式
(9)、(11)および(13)においてR8 およびR
9 の具体例としては、それぞれR2 およびR3 で表され
る基と同じ基が挙げられ、R10の具体例としてはR4 で
表される基と同じ基が挙げられる。一般式(10)、
(12)および(14)においてR11およびR12の具体
例としては、それぞれR5 およびR 6 で表される基と同
じ基が挙げられ、R13の具体例としてはR7 で表される
基と同じ基が挙げられる。
び(14)においてR5 の具体例としては、水素原子の
他にメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペン
チル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、シアノ
エチル基、クロロエチル基、メトキシエチル基、ベンジ
ル基等が挙げられ、好ましくはメチル基、エチル基、プ
ロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチ
ル基、オクチル基が挙げられる。R6 の具体例として
は、水素原子の他にメチル基、エチル基、プロピル基、
ブチル基、フェニル基等が挙げられ、好ましくは水素原
子、メチル基、フェニル基が挙げられる。R7 の具体例
としては、水素原子の他にメチル基、エチル基、プロピ
ル基、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、フッ素
原子、塩素原子等が挙げられ、好ましくは水素原子、メ
チル基、メトキシ基、塩素原子が挙げられる。一般式
(9)、(11)および(13)においてR8 およびR
9 の具体例としては、それぞれR2 およびR3 で表され
る基と同じ基が挙げられ、R10の具体例としてはR4 で
表される基と同じ基が挙げられる。一般式(10)、
(12)および(14)においてR11およびR12の具体
例としては、それぞれR5 およびR 6 で表される基と同
じ基が挙げられ、R13の具体例としてはR7 で表される
基と同じ基が挙げられる。
【0015】以下に本発明によって製造可能な5−アザ
フタリド誘導体の具体例を示す。 3−(4−ジメチルアミノフェニル)−3−(1−エチ
ル−2−メチルインドール−3−イル)−5−アザフタ
リド 3−(4−ジエチルアミノフェニル)−3−(1−エチ
ル−2−メチルインドール−3−イル)−5−アザフタ
リド 3−(4−ジエチルアミノ−2−クロロフェニル)−3
−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−
5−アザフタリド 3−(4−ジメチルアミノ−2−メチルフェニル)−3
−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−
5−アザフタリド 3−(4−ジメチルアミノ−2−エチルフェニル)−3
−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−
5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)−3
−(1−メチル−2−メチルインドール−3−イル)−
5−アザフタリド
フタリド誘導体の具体例を示す。 3−(4−ジメチルアミノフェニル)−3−(1−エチ
ル−2−メチルインドール−3−イル)−5−アザフタ
リド 3−(4−ジエチルアミノフェニル)−3−(1−エチ
ル−2−メチルインドール−3−イル)−5−アザフタ
リド 3−(4−ジエチルアミノ−2−クロロフェニル)−3
−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−
5−アザフタリド 3−(4−ジメチルアミノ−2−メチルフェニル)−3
−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−
5−アザフタリド 3−(4−ジメチルアミノ−2−エチルフェニル)−3
−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−
5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)−3
−(1−メチル−2−メチルインドール−3−イル)−
5−アザフタリド
【0016】3−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフ
ェニル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール−
3−イル)−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)−3
−(1−n−プロピル−2−メチルインドール−3−イ
ル)−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)−3
−(1−n−ブチル−2−メチルインドール−3−イ
ル)−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)−3
−(1−n−ペンチル−2−メチルインドール−3−イ
ル)−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)−3
−(1−n−ヘキシル−2−メチルインドール−3−イ
ル)−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)−3
−(1−n−ヘプチル−2−メチルインドール−3−イ
ル)−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)−3
−(1−n−オクチル−2−メチルインドール−3−イ
ル)−5−アザフタリド 3−(4−ジ−n−ブチルアミノ−2−メチルフェニ
ル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−
イル)−5−アザフタリド 3−(4−ジ−n−ブチルアミノ−2−メチルフェニ
ル)−3−(1−n−プロピル−2−メチルインドール
−3−イル)−5−アザフタリド 3−(4−ジ−n−ブチルアミノ−2−メチルフェニ
ル)−3−(1−n−ブチル−2−メチルインドール−
3−イル)−5−アザフタリド 3−(4−ジ−n−ブチルアミノ−2−メチルフェニ
ル)−3−(1−n−ペンチル−2−メチルインドール
−3−イル)−5−アザフタリド
ェニル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール−
3−イル)−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)−3
−(1−n−プロピル−2−メチルインドール−3−イ
ル)−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)−3
−(1−n−ブチル−2−メチルインドール−3−イ
ル)−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)−3
−(1−n−ペンチル−2−メチルインドール−3−イ
ル)−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)−3
−(1−n−ヘキシル−2−メチルインドール−3−イ
ル)−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)−3
−(1−n−ヘプチル−2−メチルインドール−3−イ
ル)−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)−3
−(1−n−オクチル−2−メチルインドール−3−イ
ル)−5−アザフタリド 3−(4−ジ−n−ブチルアミノ−2−メチルフェニ
ル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−
イル)−5−アザフタリド 3−(4−ジ−n−ブチルアミノ−2−メチルフェニ
ル)−3−(1−n−プロピル−2−メチルインドール
−3−イル)−5−アザフタリド 3−(4−ジ−n−ブチルアミノ−2−メチルフェニ
ル)−3−(1−n−ブチル−2−メチルインドール−
3−イル)−5−アザフタリド 3−(4−ジ−n−ブチルアミノ−2−メチルフェニ
ル)−3−(1−n−ペンチル−2−メチルインドール
−3−イル)−5−アザフタリド
【0017】3−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフ
ェニル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール−
3−イル)−6−メチル−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)−3
−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−
4−メチル−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)−3
−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−
7−メチル−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)−3
−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−
6−メトキシ−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)−3
−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−
4−メトキシ−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)−3
−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−
7−メトキシ−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)−3
−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−
6−クロロ−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)−3
−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−
4−クロロ−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)−3
−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−
7−クロロ−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−エチルフェニル)−3
−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−
5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)−3
−(1−エチル−2−フェニルインドール−3−イル)
−5−アザフタリド
ェニル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール−
3−イル)−6−メチル−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)−3
−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−
4−メチル−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)−3
−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−
7−メチル−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)−3
−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−
6−メトキシ−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)−3
−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−
4−メトキシ−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)−3
−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−
7−メトキシ−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)−3
−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−
6−クロロ−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)−3
−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−
4−クロロ−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)−3
−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−
7−クロロ−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−エチルフェニル)−3
−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−
5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)−3
−(1−エチル−2−フェニルインドール−3−イル)
−5−アザフタリド
【0018】3−(4−ジメチルアミノ−2−エトキシ
フェニル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール
−3−イル)−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−
3−(1−メチル−2−メチルインドール−3−イル)
−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−
3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)
−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−
3−(1−n−プロピル−2−メチルインドール−3−
イル)−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−
3−(1−n−ブチル−2−メチルインドール−3−イ
ル)−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−
3−(1−n−ペンチル−2−メチルインドール−3−
イル)−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−
3−(1−n−ヘキシル−2−メチルインドール−3−
イル)−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−
3−(1−n−ヘプチル−2−メチルインドール−3−
イル)−5−アザフタリド
フェニル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール
−3−イル)−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−
3−(1−メチル−2−メチルインドール−3−イル)
−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−
3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)
−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−
3−(1−n−プロピル−2−メチルインドール−3−
イル)−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−
3−(1−n−ブチル−2−メチルインドール−3−イ
ル)−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−
3−(1−n−ペンチル−2−メチルインドール−3−
イル)−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−
3−(1−n−ヘキシル−2−メチルインドール−3−
イル)−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−
3−(1−n−ヘプチル−2−メチルインドール−3−
イル)−5−アザフタリド
【0019】3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシ
フェニル)−3−(1−n−オクチル−2−メチルイン
ドール−3−イル)−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−n−プロポキシフェニ
ル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−
イル)−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−n−ブトキシフェニ
ル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−
イル)−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−n−ブトキシフェニ
ル)−3−(1−n−プロピル−2−メチルインドール
−3−イル)−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−n−ブトキシフェニ
ル)−3−(1−n−ブチル−2−メチルインドール−
3−イル)−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−n−ブトキシフェニ
ル)−3−(1−n−ペンチル−2−メチルインドール
−3−イル)−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−n−ペンチルオキシフ
ェニル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール−
3−イル)−5−アザフタリド
フェニル)−3−(1−n−オクチル−2−メチルイン
ドール−3−イル)−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−n−プロポキシフェニ
ル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−
イル)−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−n−ブトキシフェニ
ル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−
イル)−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−n−ブトキシフェニ
ル)−3−(1−n−プロピル−2−メチルインドール
−3−イル)−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−n−ブトキシフェニ
ル)−3−(1−n−ブチル−2−メチルインドール−
3−イル)−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−n−ブトキシフェニ
ル)−3−(1−n−ペンチル−2−メチルインドール
−3−イル)−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−n−ペンチルオキシフ
ェニル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール−
3−イル)−5−アザフタリド
【0020】3,3−ビス(1−メチルインドール−3
−イル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(1−エチルインドール−3−イル)−5
−アザフタリド 3,3−ビス(1−n−プロピルインドール−3−イ
ル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(1−n−ブチルインドール−3−イル)
−5−アザフタリド 3,3−ビス(1−n−ペンチルインドール−3−イ
ル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(1−n−ヘキシルインドール−3−イ
ル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(1−n−ヘプチルインドール−3−イ
ル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(1−n−オクチルインドール−3−イ
ル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(1−メチル−2−メチルインドール−3
−イル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(1−エチル−2−メチルインドール−3
−イル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(1−n−プロピル−2−メチルインドー
ル−3−イル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(1−n−ブチル−2−メチルインドール
−3−イル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(1−n−ペンチル−2−メチルインドー
ル−3−イル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(1−n−ヘキシル−2−メチルインドー
ル−3−イル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(1−n−ヘプチル−2−メチルインドー
ル−3−イル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(1−n−オクチル−2−メチルインドー
ル−3−イル)−5−アザフタリド
−イル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(1−エチルインドール−3−イル)−5
−アザフタリド 3,3−ビス(1−n−プロピルインドール−3−イ
ル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(1−n−ブチルインドール−3−イル)
−5−アザフタリド 3,3−ビス(1−n−ペンチルインドール−3−イ
ル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(1−n−ヘキシルインドール−3−イ
ル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(1−n−ヘプチルインドール−3−イ
ル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(1−n−オクチルインドール−3−イ
ル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(1−メチル−2−メチルインドール−3
−イル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(1−エチル−2−メチルインドール−3
−イル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(1−n−プロピル−2−メチルインドー
ル−3−イル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(1−n−ブチル−2−メチルインドール
−3−イル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(1−n−ペンチル−2−メチルインドー
ル−3−イル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(1−n−ヘキシル−2−メチルインドー
ル−3−イル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(1−n−ヘプチル−2−メチルインドー
ル−3−イル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(1−n−オクチル−2−メチルインドー
ル−3−イル)−5−アザフタリド
【0021】3−(1−メチルインドール−3−イル)
−3−(1−エチルインドール−3−イル)−5−アザ
フタリド 3−(1−エチルインドール−3−イル)−3−(1−
n−ペンチルインドール−3−イル)−5−アザフタリ
ド 3−(1−エチルインドール−3−イル)−3−(1−
n−オクチルインドール−3−イル)−5−アザフタリ
ド 3−(1−メチルインドール−3−イル)−3−(1−
メチル−2−メチルインドール−3−イル)−5−アザ
フタリド 3−(1−エチルインドール−3−イル)−3−(1−
エチル−2−メチルインドール−3−イル)−5−アザ
フタリド 3−(1−メチル−2−メチルインドール−3−イル)
−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イ
ル)−5−アザフタリド 3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)
−3−(1−n−ペンチル−2−メチルインドール−3
−イル)−5−アザフタリド 3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)
−3−(1−n−オクチル−2−メチルインドール−3
−イル)−5−アザフタリド
−3−(1−エチルインドール−3−イル)−5−アザ
フタリド 3−(1−エチルインドール−3−イル)−3−(1−
n−ペンチルインドール−3−イル)−5−アザフタリ
ド 3−(1−エチルインドール−3−イル)−3−(1−
n−オクチルインドール−3−イル)−5−アザフタリ
ド 3−(1−メチルインドール−3−イル)−3−(1−
メチル−2−メチルインドール−3−イル)−5−アザ
フタリド 3−(1−エチルインドール−3−イル)−3−(1−
エチル−2−メチルインドール−3−イル)−5−アザ
フタリド 3−(1−メチル−2−メチルインドール−3−イル)
−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イ
ル)−5−アザフタリド 3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)
−3−(1−n−ペンチル−2−メチルインドール−3
−イル)−5−アザフタリド 3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)
−3−(1−n−オクチル−2−メチルインドール−3
−イル)−5−アザフタリド
【0022】3,3−ビス(4−ジメチルアミノフェニ
ル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノフェニル)−5−ア
ザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノフェニル)−6−メ
チル−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノフェニル)−4−メ
チル−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノフェニル)−7−メ
チル−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノフェニル)−6−メ
トキシ−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノフェニル)−4−メ
トキシ−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノフェニル)−7−メ
トキシ−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノフェニル)−6−ク
ロロ−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノフェニル)−4−ク
ロロ−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノフェニル)−7−ク
ロロ−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジメチルアミノ−2−メチルフェニ
ル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニ
ル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノ−2−クロロフェニ
ル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジ−n−ブチルアミノ−2−メチル
フェニル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノ−2−エチルフェニ
ル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニ
ル)−6−メチル−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニ
ル)−4−メチル−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニ
ル)−7−メチル−5−アザフタリド
ル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノフェニル)−5−ア
ザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノフェニル)−6−メ
チル−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノフェニル)−4−メ
チル−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノフェニル)−7−メ
チル−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノフェニル)−6−メ
トキシ−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノフェニル)−4−メ
トキシ−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノフェニル)−7−メ
トキシ−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノフェニル)−6−ク
ロロ−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノフェニル)−4−ク
ロロ−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノフェニル)−7−ク
ロロ−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジメチルアミノ−2−メチルフェニ
ル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニ
ル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノ−2−クロロフェニ
ル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジ−n−ブチルアミノ−2−メチル
フェニル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノ−2−エチルフェニ
ル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニ
ル)−6−メチル−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニ
ル)−4−メチル−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニ
ル)−7−メチル−5−アザフタリド
【0023】3−(4−ジメチルアミノフェニル)−3
−(4−ジエチルアミノフェニル)−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノフェニル)−3−(4−ジ−
n−ブチルアミノフェニル)−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノフェニル)−3−(4−ジエ
チルアミノ−2−メチルフェニル)−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノフェニル)−3−(4−ジエ
チルアミノ−2−クロロフェニル)−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノフェニル)−3−(4−ジエ
チルアミノ−2−メトキシフェニル)−5−アザフタリ
ド 3−(4−ジメチルアミノ−2−メチルフェニル)−3
−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)−5−
アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)−3
−(4−ジ−n−ブチルアミノ−2−メチルフェニル)
−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジメチルアミノ−2−メトキシフェ
ニル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノ−2−メトキシフェ
ニル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェ
ニル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノ−2−n−プロポキ
シフェニル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノ−2−n−ブトキシ
フェニル)−5−アザフタリド
−(4−ジエチルアミノフェニル)−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノフェニル)−3−(4−ジ−
n−ブチルアミノフェニル)−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノフェニル)−3−(4−ジエ
チルアミノ−2−メチルフェニル)−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノフェニル)−3−(4−ジエ
チルアミノ−2−クロロフェニル)−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノフェニル)−3−(4−ジエ
チルアミノ−2−メトキシフェニル)−5−アザフタリ
ド 3−(4−ジメチルアミノ−2−メチルフェニル)−3
−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)−5−
アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)−3
−(4−ジ−n−ブチルアミノ−2−メチルフェニル)
−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジメチルアミノ−2−メトキシフェ
ニル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノ−2−メトキシフェ
ニル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェ
ニル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノ−2−n−プロポキ
シフェニル)−5−アザフタリド 3,3−ビス(4−ジエチルアミノ−2−n−ブトキシ
フェニル)−5−アザフタリド
【0024】3−(4−ジエチルアミノ−2−メトキシ
フェニル)−3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシ
フェニル)−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−
3−(4−ジエチルアミノ−2−n−プロポキシフェニ
ル)−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−
3−(4−ジエチルアミノ−2−n−ブトキシフェニ
ル)−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−
3−(4−ジ−n−ブチルアミノ−2−エトキシフェニ
ル)−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)−3
−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−5
−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−クロロフェニル)−3
−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−5
−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)−3
−(4−ジエチルアミノ−2−クロロフェニル)−5−
アザフタリド 3−(4−ジ−n−ブチルアミノ−2−メチルフェニ
ル)−3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニ
ル)−5−アザフタリド
フェニル)−3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシ
フェニル)−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−
3−(4−ジエチルアミノ−2−n−プロポキシフェニ
ル)−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−
3−(4−ジエチルアミノ−2−n−ブトキシフェニ
ル)−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−
3−(4−ジ−n−ブチルアミノ−2−エトキシフェニ
ル)−5−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)−3
−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−5
−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−クロロフェニル)−3
−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−5
−アザフタリド 3−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)−3
−(4−ジエチルアミノ−2−クロロフェニル)−5−
アザフタリド 3−(4−ジ−n−ブチルアミノ−2−メチルフェニ
ル)−3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニ
ル)−5−アザフタリド
【0025】以下に実施例を示し本発明を具体的に説明
するが、本発明は以下の実施例のみに限定されるもので
はない。
するが、本発明は以下の実施例のみに限定されるもので
はない。
【0026】
実施例1 3−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)−3
−(1−n−ペンチル−2−メチルインドール−3−イ
ル)−5−アザフタリドの合成 ピリジン−3,4−ジカルボン酸20gと無水酢酸25
gとを2時間130℃で加熱後室温まで冷却した。この
反応液にメタノール40mlを加え2時間攪拌し、析出
した結晶を取り出し4−メトキシカルボニル−3−ピリ
ジンカルボン酸16gを得た。 収率 74% 、 融点 168〜170℃1 H−NMR(DMSO-d6):δ 3.84(s,3H), 7.62(d,
1H), 8.87(d,1H), 9.02(s,1H) ついでこの化合物9gにトルエン20ml、塩化チオニ
ル8mlを加え4時間100℃で加熱後溶媒を減圧留去
し、4−メトキシカルボニル−3−ピリジンカルボン酸
の酸クロライドを得た。これに1−n−ペンチル−2−
メチルインドール10g、トルエン20mlを加え室温
で4時間攪拌した。この反応液を水にあけ有機層を濃縮
し、ヘキサン/酢酸エチル(1/1)の混合溶媒を用い
てカラムクロマトグラフィーによりオイル状の3−(1
−n−ペンチル−2−メチルインドール−3−イル)カ
ルボニル−4−ピリジンカルボン酸のメチルエステル8
gを得た。 収率 44%1 H−NMR(CDCl3 ):δ 0.93(t,3H), 1.36〜
1.46(m,4H), 1.77〜1.87(m,2H), 2.62(s,3H), 3.71(s,3
H), 4.15(t,2H), 7.00〜7.09(m,2H), 7.17〜7.23(m,1
H), 7.32(d,1H), 7.83(d,1H), 8.72(s,1H), 8.88(d,1H)
−(1−n−ペンチル−2−メチルインドール−3−イ
ル)−5−アザフタリドの合成 ピリジン−3,4−ジカルボン酸20gと無水酢酸25
gとを2時間130℃で加熱後室温まで冷却した。この
反応液にメタノール40mlを加え2時間攪拌し、析出
した結晶を取り出し4−メトキシカルボニル−3−ピリ
ジンカルボン酸16gを得た。 収率 74% 、 融点 168〜170℃1 H−NMR(DMSO-d6):δ 3.84(s,3H), 7.62(d,
1H), 8.87(d,1H), 9.02(s,1H) ついでこの化合物9gにトルエン20ml、塩化チオニ
ル8mlを加え4時間100℃で加熱後溶媒を減圧留去
し、4−メトキシカルボニル−3−ピリジンカルボン酸
の酸クロライドを得た。これに1−n−ペンチル−2−
メチルインドール10g、トルエン20mlを加え室温
で4時間攪拌した。この反応液を水にあけ有機層を濃縮
し、ヘキサン/酢酸エチル(1/1)の混合溶媒を用い
てカラムクロマトグラフィーによりオイル状の3−(1
−n−ペンチル−2−メチルインドール−3−イル)カ
ルボニル−4−ピリジンカルボン酸のメチルエステル8
gを得た。 収率 44%1 H−NMR(CDCl3 ):δ 0.93(t,3H), 1.36〜
1.46(m,4H), 1.77〜1.87(m,2H), 2.62(s,3H), 3.71(s,3
H), 4.15(t,2H), 7.00〜7.09(m,2H), 7.17〜7.23(m,1
H), 7.32(d,1H), 7.83(d,1H), 8.72(s,1H), 8.88(d,1H)
【0027】このケトカルボン酸メチルエステル8gに
5%水酸化ナトリウム水溶液40mlを加え30分間4
0℃で攪拌後、希塩酸で中和し析出した結晶をアセトニ
トリルで洗浄し、ケトカルボン酸7.3gを得た。つい
でこのケトカルボン酸7.3gとN,N−ジエチル−m
−トルイジン3.4g、酢酸20ml、無水酢酸30m
lとを80℃で4時間加熱後水にあけアルカリ水で中和
後、トルエンで抽出し水洗し濃縮した残留物をヘキサン
/酢酸エチル(2/1)の混合溶媒を用いてカラムクロ
マトグラフィーにより精製し、エタノールから再結晶し
て目的とする3−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフ
ェニル)−3−(1−n−ペンチル−2−メチルインド
ール−3−イル)−5−アザフタリド7.1gを得た。 収率 65% (総収率 21%) 融点 115〜
117℃ λmax :614nm(95%AcOH)1 H−NMR(CDCl3 ):δ 0.89(t,3H), 1.17(t,
6H), 1.24〜1.34(m,4H), 1.63〜1.72(m,2H), 2.17(s,6
H), 3.35(q,4H), 4.02(t,2H), 6.38(dd,1H),6.51(d,1
H), 6.88〜7.12(m,4H), 7.23(d,1H), 7.80(d,1H), 8.79
(d,1H), 8.92(s,1H)
5%水酸化ナトリウム水溶液40mlを加え30分間4
0℃で攪拌後、希塩酸で中和し析出した結晶をアセトニ
トリルで洗浄し、ケトカルボン酸7.3gを得た。つい
でこのケトカルボン酸7.3gとN,N−ジエチル−m
−トルイジン3.4g、酢酸20ml、無水酢酸30m
lとを80℃で4時間加熱後水にあけアルカリ水で中和
後、トルエンで抽出し水洗し濃縮した残留物をヘキサン
/酢酸エチル(2/1)の混合溶媒を用いてカラムクロ
マトグラフィーにより精製し、エタノールから再結晶し
て目的とする3−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフ
ェニル)−3−(1−n−ペンチル−2−メチルインド
ール−3−イル)−5−アザフタリド7.1gを得た。 収率 65% (総収率 21%) 融点 115〜
117℃ λmax :614nm(95%AcOH)1 H−NMR(CDCl3 ):δ 0.89(t,3H), 1.17(t,
6H), 1.24〜1.34(m,4H), 1.63〜1.72(m,2H), 2.17(s,6
H), 3.35(q,4H), 4.02(t,2H), 6.38(dd,1H),6.51(d,1
H), 6.88〜7.12(m,4H), 7.23(d,1H), 7.80(d,1H), 8.79
(d,1H), 8.92(s,1H)
【0028】実施例2 ピリジン−3,4−ジカルボン酸12gと無水酢酸20
gとを3時間125℃で加熱後室温まで冷却した。この
反応液にメタノール20mlを加え2時間攪拌後溶媒を
減圧留去し、4−メトキシカルボニル−3−ピリジンカ
ルボン酸と3−メトキシカルボニル−4−ピリジンカル
ボン酸の混合物(5/1)の結晶12gを得た。ついで
この混合物12gにトルエン20ml、塩化チオニル1
0ml、ピリジン0.1mlを加え、3時間80℃で加
熱後溶媒を減圧留去し、黒茶色オイル状の4−メトキシ
カルボニル−3−ピリジンカルボン酸の酸クロライドの
粗生成物14gを得た。これに1−n−ペンチル−2−
メチルインドール10g、トルエン20mlを加え室温
で5時間攪拌後溶媒を減圧留去し、黒茶色オイル状の3
−(1−n−ペンチル−2−メチルインドール−3−イ
ル)カルボニル−4−ピリジンカルボン酸メチルエステ
ルの粗生成物21gを得た。この粗生成物にエタノール
50ml、10%水酸化ナトリウム水溶液100mlを
加え40分間40℃で攪拌後、希塩酸で中和し析出した
結晶をアセトニトリルで洗浄し、ケトカルボン酸5.4
gを得た。これにN,N−ジエチル−m−トルイジン
2.7g、酢酸15ml、無水酢酸15mlを加え85
℃で3時間加熱した。この反応液を水にあけアルカリ水
で中和後析出した結晶を取り出し、エタノールに加熱溶
解し活性炭を加えてさらに30分間加熱後セライト濾過
を行ない、濾液を濃縮しエタノールから再結晶して目的
とする3−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニ
ル)−3−(1−n−ペンチル−2−メチルインドール
−3−イル)−5−アザフタリド5gを得た。 総収率
14% 融点 114〜116℃
gとを3時間125℃で加熱後室温まで冷却した。この
反応液にメタノール20mlを加え2時間攪拌後溶媒を
減圧留去し、4−メトキシカルボニル−3−ピリジンカ
ルボン酸と3−メトキシカルボニル−4−ピリジンカル
ボン酸の混合物(5/1)の結晶12gを得た。ついで
この混合物12gにトルエン20ml、塩化チオニル1
0ml、ピリジン0.1mlを加え、3時間80℃で加
熱後溶媒を減圧留去し、黒茶色オイル状の4−メトキシ
カルボニル−3−ピリジンカルボン酸の酸クロライドの
粗生成物14gを得た。これに1−n−ペンチル−2−
メチルインドール10g、トルエン20mlを加え室温
で5時間攪拌後溶媒を減圧留去し、黒茶色オイル状の3
−(1−n−ペンチル−2−メチルインドール−3−イ
ル)カルボニル−4−ピリジンカルボン酸メチルエステ
ルの粗生成物21gを得た。この粗生成物にエタノール
50ml、10%水酸化ナトリウム水溶液100mlを
加え40分間40℃で攪拌後、希塩酸で中和し析出した
結晶をアセトニトリルで洗浄し、ケトカルボン酸5.4
gを得た。これにN,N−ジエチル−m−トルイジン
2.7g、酢酸15ml、無水酢酸15mlを加え85
℃で3時間加熱した。この反応液を水にあけアルカリ水
で中和後析出した結晶を取り出し、エタノールに加熱溶
解し活性炭を加えてさらに30分間加熱後セライト濾過
を行ない、濾液を濃縮しエタノールから再結晶して目的
とする3−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニ
ル)−3−(1−n−ペンチル−2−メチルインドール
−3−イル)−5−アザフタリド5gを得た。 総収率
14% 融点 114〜116℃
【0029】実施例3 ピリジン−3,4−ジカルボン酸12gと無水酢酸30
gとを2時間125℃で加熱後室温まで冷却した。この
反応液にメタノール20mlを加え2時間攪拌後、析出
した結晶を取り出し4−メトキシカルボニル−3−ピリ
ジンカルボン酸の結晶9gを得た。ついでこの化合物9
gにアセトニトリル20ml、塩化チオニル10ml、
アニリン0.1mlを加え、3時間80℃で加熱後溶媒
を減圧留去し、4−メトキシカルボニル−3−ピリジン
カルボン酸の酸クロライドの固体12gを得た。これに
1−n−ペンチル−2−メチルインドール10g、無水
塩化亜鉛8g、アセトニトリル20mlを加え15〜2
5℃で4時間攪拌後溶媒を減圧留去し、茶色オイル状の
3−(1−n−ペンチル−2−メチルインドール−3−
イル)カルボニル−4−ピリジンカルボン酸メチルエス
テルの粗生成物18gを得た。この粗生成物にエタノー
ル20ml、10%水酸化ナトリウム水溶液90mlを
加え40分間40℃で攪拌後、希塩酸で中和し析出した
結晶をアセトニトリルで洗浄し、ケトカルボン酸6.5
gを得た。これにN,N−ジエチル−m−トルイジン3
g、酢酸5ml、無水酢酸20mlを加え85℃で4時
間加熱した。この反応液を水にあけアルカリ水で中和後
析出した結晶を取り出し、エタノールに加熱溶解し活性
炭を加えてさらに30分間加熱後セライト濾過を行な
い、濾液を濃縮しエタノールから再結晶して目的とする
3−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)−3
−(1−n−ペンチル−2−メチルインドール−3−イ
ル)−5−アザフタリド6gを得た。 総収率 17%
融点 114〜116℃
gとを2時間125℃で加熱後室温まで冷却した。この
反応液にメタノール20mlを加え2時間攪拌後、析出
した結晶を取り出し4−メトキシカルボニル−3−ピリ
ジンカルボン酸の結晶9gを得た。ついでこの化合物9
gにアセトニトリル20ml、塩化チオニル10ml、
アニリン0.1mlを加え、3時間80℃で加熱後溶媒
を減圧留去し、4−メトキシカルボニル−3−ピリジン
カルボン酸の酸クロライドの固体12gを得た。これに
1−n−ペンチル−2−メチルインドール10g、無水
塩化亜鉛8g、アセトニトリル20mlを加え15〜2
5℃で4時間攪拌後溶媒を減圧留去し、茶色オイル状の
3−(1−n−ペンチル−2−メチルインドール−3−
イル)カルボニル−4−ピリジンカルボン酸メチルエス
テルの粗生成物18gを得た。この粗生成物にエタノー
ル20ml、10%水酸化ナトリウム水溶液90mlを
加え40分間40℃で攪拌後、希塩酸で中和し析出した
結晶をアセトニトリルで洗浄し、ケトカルボン酸6.5
gを得た。これにN,N−ジエチル−m−トルイジン3
g、酢酸5ml、無水酢酸20mlを加え85℃で4時
間加熱した。この反応液を水にあけアルカリ水で中和後
析出した結晶を取り出し、エタノールに加熱溶解し活性
炭を加えてさらに30分間加熱後セライト濾過を行な
い、濾液を濃縮しエタノールから再結晶して目的とする
3−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)−3
−(1−n−ペンチル−2−メチルインドール−3−イ
ル)−5−アザフタリド6gを得た。 総収率 17%
融点 114〜116℃
【0030】
【発明の効果】以上の結果からわかるように、本発明の
製造方法により5−アザフタリド誘導体を選択的にかつ
従来法に比べて高収率で得ることが可能となった。
製造方法により5−アザフタリド誘導体を選択的にかつ
従来法に比べて高収率で得ることが可能となった。
Claims (1)
- 【請求項1】 一般式(1)で表されるピリジン−3,
4−ジカルボン酸無水物と一般式(2)で表されるアル
コールとを反応させて一般式(3)で表されるピリジン
モノカルボン酸を得て、次いで該ピリジンモノカルボン
酸を塩素化剤と反応させて一般式(4)で表される酸塩
化物とし、該酸塩化物を反応中間体とする5−アザフタ
リド誘導体の製造方法において、一般式(4)で表され
る酸塩化物と一般式(5)または(6)で表される化合
物とを反応させ一般式(7)または(8)で表されるケ
トカルボン酸エステルを得、該ケトカルボン酸エステル
をアルカリの存在下で加水分解したのち、さらに一般式
(9)または(10)で表される化合物とを反応させて
一般式(11)〜(14)で表される5−アザフタリド
誘導体を得ることを特徴とする5−アザフタリド誘導体
の製造方法。 【化1】 【化2】 一般式(1)、(3)、(4)、(7)、(8)、(1
1)、(12)、(13)および(14)において、X
は水素原子、低級アルキル基、低級アルコキシ基、また
はハロゲン原子を表す。一般式(2)、(3)、
(4)、(7)および(8)において、R1 は低級アル
キル基を表す。一般式(5)、(7)、(11)および
(12)において、R2およびR3 は、水素原子、アル
キル基、シクロアルキル基、アラルキル基またはアリー
ル基を表す。R4 は水素原子、ハロゲン原子、低級アル
キル基、低級アルコキシ基またはアシルアミノ基を表
す。一般式(6)、(8)、(13)および(14)に
おいて、R5 は水素原子、アルキル基またはアラルキル
基を表し、R 6 は水素原子、低級アルキル基またはアリ
ール基を、R7 は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキ
ル基または低級アルコキシ基を表す。一般式(9)、
(11)および(13)においてR8 およびR9 は、そ
れぞれR2 およびR3 で表される基と同じ基を表し、R
10はR4 で表される基と同じ基を表す。一般式(1
0)、(12)および(14)においてR11およびR12
は、それぞれR5 およびR6 で表される基と同じ基を表
し、R13はR7 で表される基と同じ基を表す。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6074642A JPH07278452A (ja) | 1994-04-13 | 1994-04-13 | 5−アザフタリド誘導体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6074642A JPH07278452A (ja) | 1994-04-13 | 1994-04-13 | 5−アザフタリド誘導体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07278452A true JPH07278452A (ja) | 1995-10-24 |
Family
ID=13553083
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6074642A Pending JPH07278452A (ja) | 1994-04-13 | 1994-04-13 | 5−アザフタリド誘導体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07278452A (ja) |
-
1994
- 1994-04-13 JP JP6074642A patent/JPH07278452A/ja active Pending
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